JP2009089101A - 放送パケットを再送信する再送信装置、設備システム、プログラム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再送信装置は、受信した放送波に基づくTS(Transport Stream)パケットを、ネットワークを介して、受信装置へ再送信する。再送信装置は、TSパケットに含まれるTSPカウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続したか否かを判定し、連続したと判定された場合、それらTSパケットを再送信し、連続していないと判定された場合、それらTSパケットを破棄するTSパケット判定手段を有する。TSパケット判定手段は、TSPカウンタ値が、第2の所定閾値数T以上連続していないか否かを更に判定し、連続していないと判定された場合、停波信号を受信装置へ送信する。
【選択図】図2
Description
TSパケットに含まれる循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続したか否かを判定し、連続したと判定された場合、それらTSパケットを再送信し、連続していないと判定された場合、それらTSパケットを破棄するTSパケット判定手段を有することを特徴とする。
現TSパケットを保留蓄積し、
連続正常受信数n=n+1とし、
連続破棄受信数t=t+1とし、
連続正常受信数nが、第1の所定閾値数N以上(n≧N)であると判定された際に、バッファに保留蓄積されているTSパケットを全て送信し、且つ、t=0とする
ことも好ましい。
保留蓄積しているTSパケットを全て破棄し、
現TSパケットをバッファに保留蓄積し、
連続正常受信数n=0とし、
連続破棄受信数t=t+1とし、
連続破棄受信数tが、第2の所定閾値数Tと等しい(t=T)と判定された際に、停波信号を送信する
ことも好ましい。
TSパケットは、ARIB STD−B31規格に基づくものであり、
循環カウンタ値は、TSPカウンタ値(TSP_counter)である
ことも好ましい。
TSパケット判定手段から出力されたTSパケットを、ペイロードに形成するペイロード形成手段と、
ペイロードからRTP(Realtime Transport Protocol)パケットを生成するRTP処理手段と、
RTPパケットを、IP(Internet Protocol)パケットに構成し、複数の受信装置へマルチキャストで送信するIPマルチキャスト送信手段と
を更に有することも好ましい。
放送局からデジタル放送波を受信するアンテナと、
アンテナに接続される、チャネル毎の複数のチューナと、
チューナ毎に接続される、請求項1から6のいずれか1項に記載の複数の再送信装置とを有し、
IPネットワークを介して複数の受信装置へ、TSパケット含むIPパケットを送信することを特徴とする。
TSパケットが入力される毎に、そのTSパケットに含まれる循環カウンタ値を取得し、該循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続であるか否かを判定し、連続であると判定された場合、それらTSパケットを再送信し、連続でないと判定された場合、それらTSパケットを破棄するTSパケット判定手段として機能するようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
TSパケットが入力される毎に、そのTSパケットに含まれる循環カウンタ値を取得する第1のステップと、
循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続であるか否かを判定する第2のステップと、
連続であると判定された場合、それらTSパケットを再送信する第3のステップと、
連続でないと判定された場合、それらTSパケットを破棄する第4のステップと
を有することを特徴とする。
n:TSPカウンタ値が連続している連続正常受信数
N:「有効」と判定するための連続正常受信数の閾値(例えばN=4)
t:連続破棄受信数
T:停波信号を送信するための連続破棄受信数の閾値(例えばT=5)
NS:受信したTSパケットの現TSPカウンタ値
BS:直前に受信したTSパケットの直前TSPカウンタ値
連続破棄受信数t=
(直前までに破棄された受信パケット数)+
(今後、破棄される可能性のある受信パケット数)
「今後、破棄される可能性のある受信パケット数」は、TSPカウンタ値の連続/不連続に関わらない。即ち、TSPカウンタ値の連続時においても「t=t+1」をする。TSPカウンタ値が連続していても、連続正常受信数nが閾値N以上とならない限り、それらTSパケットは破棄される可能性があることを意味する。
(S501)現TSPカウンタ値[99]を受信した場合、直前TSPカウンタ値[0]と不連続であるので、TSパケット[99]を保留蓄積し、連続破棄受信数t=1(連続正常受信数n=0)とする。
(S602)現に受信したTSパケットの現TSPカウンタ値が、先に記憶された直前TSPカウンタ値に連続しているか否かを判定する。
(S604)現に受信したTSパケットを、バッファに保留蓄積する。連続正常受信数nが閾値Nよりも小さい(n<N)限り、複数のTSパケットが、バッファに保留蓄積される。
(S606)連続破棄受信数tが、t=t+1にされる。TSPカウンタ値が連続していても、連続正常受信数nが閾値N以上とならない限り、それらTSパケットは破棄される可能性があることを意味する。
(S608)連続正常受信数nが閾値N以上(n≧N)である場合、保留蓄積されている複数のTSパケットは全て連続であって、且つ有効とみなされる。そして、保留蓄積されている全てのTSパケットは、ペイロード形成部103へ出力され、受信装置2へ送信される。
(S609)このとき、連続破棄受信数t=0にリセットされる。
(S614)次に、直前TSPカウンタ値に、現TSPカウンタ値を代入する。
(S615)現に受信したTSパケットを、バッファに保留蓄積する。そのTSパケットを最初として、その後、連続した正常なTSパケットが受信される可能性があるからである。
(S617)連続破棄受信数tが、t=t+1にされる。
(S619)連続破棄受信数tが、閾値Tと一致した場合、放送波が正常に受信されていないと判定される。このとき、「停波信号」がペイロード形成部103へ出力され、受信装置2へ送信される。
10 再送信装置
101 TSパケット受信部
102 TSパケット判定部
103 ペイロード形成部
104 RTP処理部
105 IPマルチキャスト送信部
11 チューナ
12 アンテナ
2 受信装置
21 IPパケット受信部
22 RTP処理部
23 RF信号生成部
3 IPネットワーク
4 放送局
5 再生装置
Claims (9)
- 受信した放送波に基づくTS(Transport Stream)パケットを、ネットワークを介して、受信装置へ再送信する再送信装置であって、
前記TSパケットに含まれる循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続したか否かを判定し、連続したと判定された場合、それらTSパケットを再送信し、連続していないと判定された場合、それらTSパケットを破棄するTSパケット判定手段を有することを特徴とする再送信装置。 - 前記TSパケット判定手段は、前記循環カウンタ値が、第2の所定閾値数T以上連続していないか否かを更に判定し、連続していないと判定された場合、停波信号を前記受信装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の再送信装置。
- 前記TSパケット判定手段について、現TSパケットの循環カウンタ値(現循環カウンタ値)が、直前TSパケットの循環カウンタ値(直前循環カウンタ値)に連続している場合、
現TSパケットを保留蓄積し、
連続正常受信数n=n+1とし、
連続破棄受信数t=t+1とし、
連続正常受信数nが、第1の所定閾値数N以上(n≧N)であると判定された際に、前記バッファに保留蓄積されているTSパケットを全て送信し、且つ、t=0とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の再送信装置。 - 前記TSパケット判定手段について、現循環カウンタ値が、直前循環カウンタ値に連続していない場合、
保留蓄積しているTSパケットを全て破棄し、
現TSパケットを前記バッファに保留蓄積し、
連続正常受信数n=0とし、
連続破棄受信数t=t+1とし、
連続破棄受信数tが、第2の所定閾値数Tと等しい(t=T)と判定された際に、前記停波信号を送信する
ことを特徴とする請求項3に記載の再送信装置。 - 前記TSパケットは、ARIB STD−B31規格に基づくものであり、
前記循環カウンタ値は、TSPカウンタ値(TSP_counter)である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の再送信装置。 - 前記TSパケット判定手段から出力されたTSパケットを、ペイロードに形成するペイロード形成手段と、
前記ペイロードからRTP(Realtime Transport Protocol)パケットを生成するRTP処理手段と、
前記RTPパケットを、IP(Internet Protocol)パケットに構成し、複数の受信装置へマルチキャストで送信するIPマルチキャスト送信手段と
を更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の再送信装置。 - 放送局からデジタル放送波を受信するアンテナと、
前記アンテナに接続される、チャネル毎の複数のチューナと、
前記チューナ毎に接続される、請求項1から6のいずれか1項に記載の複数の再送信装置とを有し、
IPネットワークを介して複数の受信装置へ、前記TSパケット含むIPパケットを送信することを特徴とする再送信設備システム。 - 放送波に基づくTSパケットを受信することができる装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、前記TSパケットを、ネットワークを介して、受信装置へ再送信するようにコンピュータを機能させる再送信プログラムであって、
前記TSパケットが入力される毎に、そのTSパケットに含まれる循環カウンタ値を取得し、該循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続であるか否かを判定し、連続であると判定された場合、それらTSパケットを再送信し、連続でないと判定された場合、それらTSパケットを破棄するTSパケット判定手段として機能するようにコンピュータを機能させることを特徴とする再送信プログラム。 - 放送波に基づくTSパケットを受信することができる装置について、前記TSパケットを、ネットワークを介して、受信装置へ再送信する再送信方法であって、
前記TSパケットが入力される毎に、そのTSパケットに含まれる循環カウンタ値を取得する第1のステップと、
前記循環カウンタ値が、第1の所定閾値数N以上連続であるか否かを判定する第2のステップと、
前記連続であると判定された場合、それらTSパケットを再送信する第3のステップと、
前記連続でないと判定された場合、それらTSパケットを破棄する第4のステップと
を有することを特徴とする再送信方法。
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