JP2009089040A - 無線通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、中継段数の確認作業を迅速に行うことができる無線通信端末装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】登録ルートの確認処理が子機において選択されると、親機を介してセンタ装置20に対し登録されたルート情報を要求し、その子機に関するルート情報を取得する(S200)。次に、取得されたルート情報のうちルート数及び中継段数に関するデータに基づいて表示部の表示制御を行う(S201)。表示部としてLEDを用いる場合には、中継段数に対応して異なる色により点灯処理することで中継段数を表示し、ルート数に対応した数だけ点滅処理を行うことでルート数の表示を行うようにする。
【選択図】図4
【解決手段】登録ルートの確認処理が子機において選択されると、親機を介してセンタ装置20に対し登録されたルート情報を要求し、その子機に関するルート情報を取得する(S200)。次に、取得されたルート情報のうちルート数及び中継段数に関するデータに基づいて表示部の表示制御を行う(S201)。表示部としてLEDを用いる場合には、中継段数に対応して異なる色により点灯処理することで中継段数を表示し、ルート数に対応した数だけ点滅処理を行うことでルート数の表示を行うようにする。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えばビニールハウスの温度データや湿度データの自動収集、火災や異常事態の監視といった遠隔管理システムにおいて使用可能な無線通信端末装置に関する。
従来から、ビニールハウスの温度データや湿度データの自動収集、或いは火災や異常の遠隔監視等のシステムが知られているが、このシステムでは、例えば、センタ装置から親機に対して各種要求信号の送信を行い、親機は、各無線通信端末装置(子機ともいう)に対してセンタ装置からの要求信号を送信し、子機は温度や湿度の計測器、異常検知センサ等に接続されて、要求信号に応じてその計測データや検知データを親機に送信し、親機は各子機の計測データや検知データをセンタ装置に送信し、センタ装置で監視やシステムの集中管理を行っている。
具体的には、例えば、ビニールハウスの温度データや湿度データの自動収集では、ビニールハウスに設置された計測器の近傍に子機を配置し、子機側で取得した計測データを親機に送信し、親機は例えば電話回線網を経由してセンタ装置に送信する。センタ装置では、送信された計測データに基づきビニールハウスの管理などを行う。
このような遠隔管理システムでは、親機と子機の設置時に、子機と親機間で通信が適正になされるかどうかのテストを行っている。そのテストは、例えば、子機と親機を実装位置に設置した状態で、子機に付設した電波試験ボタンを押して試験電波(テスト信号)を送信し、これを親機側で受けると、親機から子機に電波を送信し、子機側ではその電波の電界強度の強弱を、例えば3個のLEDのうちの点滅するLEDの数により、強、中、弱で表示し、オペレータがこれを確認して親機と当該子機間の無線通信が正常に行われるか否かのチェックを行うというものである(特許文献1参照)。
このシステムは、親機と子機の設定をその両者の間の通信が適正に行われるか否かの観点から、両者間における通信時の電界強度の強弱を検出するものであるが、テストの結果、親機と子機間で適正な電界強度が確保できない場合は、中継機を設置するなどの措置を行って子機と親機との間の通信を行うための中継ルートを確保する必要がある。
特許文献2では、予め親機と接続登録された中継機及び子機を設置場所に設置し、親機と通信できない子機に対して中継機から接続確認を行い、通信可能な中継機がある場合には最も通信状態の良好な中継機を登録して中継ルートを設定し、中継機とも通信できない子機がある場合には、追加の中継機を登録して設置するようにした点が記載されている。
特開2004−341648号公報
特開2006−74281号公報
こうした遠隔管理システムでは、親機と子機との間の通信をどの中継機を介して行うかという中継ルートの設定が行われると、そのルート情報はセンタ装置に登録される。ルート情報は、複数の中継ルートに関する情報を登録しておき、通常使用する中継ルートに不具合が発生した場合には、別の中継ルートに切り換えて通信が行われる。
中継ルートは、直接親機に接続される場合以外に親機から複数の中継機を介して接続される場合があり、通信を中継する中継機の数に応じて0段、1段、2段・・・といったように中継段数がカウントされる。
このようにカウントされる中継段数は、無線通信端末装置を設置する際に確認作業を行なう必要があるが、上述したように、無線通信端末装置の設置時にセンタ装置との間で自動的に中継ルートの登録処理が行われるため、センタ装置において登録されたルート情報をセンタ装置側に問い合わせなければならなかった。そのため、端末設置作業において確認に要する時間がかかり、迅速な設置作業を行うことができず、また設置計画を急遽変更する場合にも臨機応変に対応することが困難で、作業スケジュールの遅延を招く要因ともなっている。
そこで、本発明は、中継段数の確認作業を迅速に行うことができる無線通信端末装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る無線通信端末装置は、複数の無線通信端末装置と、該無線通信端末装置と通信可能に接続された親機と、該親機と通信可能に接続されたセンタ装置からなる遠隔管理システムにおいて使用可能な無線通信端末装置であって、前記センタ装置との間で通信する際の中継段数を含むルート情報を前記センタ装置から取得する取得手段と、前記ルート情報を表示するための表示手段と、前記ルート情報を表示する際に前記中継段数を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴とする。さらに、前記表示制御手段は、前記ルート情報の前記中継段数を異なる色により表示するように制御することを特徴とする。さらに、前記表示制御手段は、前記ルート情報の中継ルート数を表示手段の点滅により表示するように制御することを特徴とする。
上記のような構成を有することで、中継段数を含むルート情報をセンタ装置から取得して表示手段により中継段数を表示するように制御するので、無線通信端末装置の設置作業の際にセンタに問い合わせることなく中継段数を確認することができ、装置の交換等の際の設置作業を迅速に行うことが可能となる。
そして、設置計画が急遽変更された場合でも中継段数を即座に確認して変更に合せて臨機応変に対応することができ、設置作業の効率化を向上させることが可能となる。
また、ルート情報の中継段数を異なる色により表示するように制御することで、中継段数の確認作業を簡単かつ確実に行うことができる。そして、中継ルートが複数登録されている場合には、表示手段の点滅により中継ルート数を表示するようにすれば、例えばLED等の簡単な表示手段でもルート情報を正確に表示することができる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態である無線通信端末装置を子機として用いる遠隔管理システムを概略的に示すブロック図である。遠隔管理システムは、例えば、ビニールハウスの温度や湿度を計測する計測器、或いは火災や異常を検知するセンサのそれぞれに対応して無線通信端末装置である子機3a、3b、3c、3d、・・・を設け、子機から送信される計測データや検知データは複数の中継機2a、2b、・・・を介して親機1に送信される。親機1は、例えば携帯電話回線などの無線通信網Nを介してセンタ装置20と接続され、こうした通信網により子機からの計測データや検知データがセンタ装置20に伝送されて収集されるようになっている。
センタ装置20には、別の親機1’から中継機2a’、2b’、・・・を介して子機3a’、3b’、3c’、3d’、・・・が無線接続されており、複数の親機が接続されて広範囲に設置された子機から計測データや検知データが自動的に伝送されて収集されるようになっている。なお、中継機は子機と兼用のものを使用することもでき、その場合には他の子機の中継処理とともに計測データや検知データの送信処理も行う。
親機1には、中継ルートを設定する際に用いられる設定装置10が接続される。設定装置10は、装置全体を制御する制御部11、親機1と制御部11との間で情報を送受信する送受信部12、設定処理のためのプログラムや制御処理に必要なデータを記憶する記憶部13、中継ルートの設定に必要なデータを記憶する記憶部14、設定に関する処理結果を表示する表示部15を備えている。
図2は、中継ルートを設定するための処理フローを示している。まず、親機1と子機3a、3b、3c、3d、・・・との間で接続登録を行う(S100)。接続登録は、親機及び子機の周波数チャンネルを設定し、それぞれ登録モードに設定して子機の登録を開始する。子機の通信状態を確認して接続登録が完了する。次に、親機1と中継機2a、2b、・・・との間で接続登録を行う(S101)。子機の場合と同様に、親機及び中継機の周波数チャンネルを設定し、それぞれ登録モードに設定して中継機の登録を開始する。中継機の通信状態を確認して接続登録が完了する。中継機の数は、子機の分布状態をみて概算で決めておくとよい。以上の接続登録により、親機1には、中継機及び子機が登録されて識別可能となっている。
次に、親機、中継機及び子機を予め決められた場所に設置する(S102)。この時点では中継ルートは設定されていない。そこで、親機1に図1に示す設定装置10を接続し、中継ルートの設定処理を開始する。
まず、親機1と子機3a、3b、3c、3d、・・・のすべてとの間で接続を確認するため、親機1から各子機に向けて接続確認ための信号が送信される(S103)。親機1からの通信可能エリアに設置された子機は通信可能となり、中継段数が0段の中継ルートが設定される。
次に、通信できない子機に対して各中継機から接続確認のための信号を送信するように親機1から各中継機に対して指示信号が送信され、通信できない子機との間で通信可能となるか接続確認される(S104)。通信できない子機といずれかの中継機と間が通信可能である場合には、親機からの中継機の数に応じて中継段数が1段、2段、・・・の中継ルートが設定される。
すべての子機が中継機との間で通信可能であるか否かチェックされ(S105)、中継機でも通信できない子機が存在する場合には、追加の中継機を親機に登録して通信できない子機と通信可能な位置に設置する(S109)。この場合、他の中継機や子機については登録を再度行う必要はない。そして、ステップS103に戻り、再度親機と子機との間の接続を確認する。通信できない子機を判定して通信できない子機については中継機との接続を確認して中継ルートを設定する。したがって、中継機を追加する前に通信できない状態の子機についても追加した中継機により通信状態を確保でき、中継ルートが設定される。
すべての子機について中継ルートが設定されると、設定された中継ルートに関する中継段数を含むルート情報を登録する(S106)。ルート情報には、その中継ルートの通信状態の良否に関するデータも含まれており、こうしたデータに基づいて最も通信状態の良好な中継ルートを判定する(S107)。そして、その判定結果に基づいて最も通信状態のよい中継ルートの中継機を通常使用する中継機として登録する(S108)。
以上のように設定登録された各子機の中継ルートに関するルート情報は、親機からセンタ装置20に送信されてルート情報DB21に登録される。
図3は、各子機3に関する概略ブロック図である。制御部30は、装置全体の制御を行うとともに、後述するセンタ装置からのルート情報の取得処理及び表示部の表示制御処理を行う。アンテナ31及び送受信部32は、親機や中継機等の外部装置と無線による送受信を行う。操作部33は、各種の動作モードの設定やデータ入力等の操作を行う。こうした操作は、キー入力やスイッチによる入力で行われる。表示部34は、設定された動作モードの表示を行うための液晶パネルや点灯表示を行うLEDを備えている。記憶部35は、制御部30の制御処理に必要なプログラムやデータが記憶されており、後述するように表示制御のためのルート情報も記憶部35に記憶される。外部I/F36及び37は、温度データや湿度データのなど計測器、或いは火災や異常を検知するセンサとの間でデータの送受信を行うインターフェースであり、電源部38は、各部に電源を供給している。
図4は、子機3において登録ルート確認処理を行う場合のフローである。登録ルートの確認処理が子機において選択されると、親機を介してセンタ装置20に対し登録されたルート情報を要求し、その子機に関するルート情報を取得する(S200)。ルート情報は、その子機の通信可能な中継ルートに関する情報で、中継ルートで使用する中継機や中継段数といった情報が含まれている。そして、通信可能な複数の中継ルートがある場合には、その中で最も通信状態か良好なものを通常使用ルートとして登録している。センタ装置20からのルート情報の取得は、確認処理の際に毎回取得するようにしてもよいし、取得したルート情報を記憶部35に保存しておくようにしてもよい。
次に、取得されたルート情報のうちルート数及び中継段数に関するデータに基づいて表示部34の表示制御を行う(S201)。図5は、LEDを用いて表示制御を行う場合の例を示している。この例では、中継段数の表示を異なる色により表示するように処理される。例えば、中継段数が0段の場合には緑色に点灯し、1段の場合にはオレンジ色に点灯し、2段の場合には赤色に点灯するように設定する。そして、LEDの最初の点灯時間が長く設定されており、その点灯時間において通常使用ルートの中継段数に対応して色で表示処理が行われる。その後、ルート数に応じた短い周期の点滅処理が行われることでルート数の表示処理が行われる。
図5において、Aの表示処理では、オレンジ色の点灯が行われることで通常使用ルートの中継段数が1段であることが表示される。また、短周期の点滅処理が5回行われることから登録された中継ルートが5通りあることが表示される。Bの表示処理では、緑色の点灯が行われて中継ルートが0段であることが表示され、短周期の点滅処理が3回行われて中継ルートが3通りであることが表示される。また、Cの表示処理では、赤色の点灯が行われて中継ルートが2段であることが表示され、短周期の点滅処理が1回行われて中継ルートが1通りであることが表示される。
こうした表示処理により1つのLEDで子機のルート数及び通常使用ルートの中継段数を確認することができ、子機の設置の際に設置業者がセンタ側に問い合わせることなく中継段数を正確に確認することが可能となる。そのため、設置作業を迅速的確に行うことができ、作業の効率化を図ることが可能となる。
なお、LEDで中継段数を表示する色は、段数により異なる色であればどの色を用いてもよく特に限定されない。また、LEDの表示周期や表示時間は確認しやすいように適宜設定すればよい。
また、LEDによる光を用いた表示以外にもスピーカを用いた音による表示でルート数や中継段数を表示するようにしてもよい。
以上説明した例では、1個のLEDにより表示処理するようにしているが、複数のLEDにより表示する場合には、登録された中継ルートに対応してLED表示を行うようにしてもよい。例えば、登録可能なルート数が最大5個となっている場合には、5個のLEDを設け、取得したルート情報に基づいて登録された中継ルートに対応してLEDを点灯表示すればよい。その際に各中継ルートの中継段数に対応して点灯する色を異なるように表示処理すれば、一目でルート数と各中継ルートの中継段数を確認することができる。
また、操作部にディップスイッチ等の選択スイッチを設けておき、中継ルートをスイッチにより順次選択し、選択された中継ルートの中継段数を点灯するLEDの色により表示するようにしてもよい。この場合には、選択された中継ルートの中継段数を1個のLEDにより表示されるので、簡単な構成でわかりやすく中継段数を表示することができる。
1・・・親機、2・・・中継機、3・・・子機、10・・・設定装置、20・・・センタ装置。
Claims (3)
- 複数の無線通信端末装置と、該無線通信端末装置と通信可能に接続された親機と、該親機と通信可能に接続されたセンタ装置からなる遠隔管理システムにおいて使用可能な無線通信端末装置であって、
前記センタ装置との間で通信する際の中継段数を含むルート情報を前記センタ装置から取得する取得手段と、前記ルート情報を表示するための表示手段と、前記ルート情報を表示する際に前記中継段数を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを備えていることを特徴とする無線通信端末装置。 - 前記表示制御手段は、前記ルート情報の前記中継段数を異なる色により表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
- 前記表示制御手段は、前記ルート情報の中継ルート数を表示手段の点滅により表示するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007256309A JP2009089040A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 無線通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007256309A JP2009089040A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 無線通信端末装置 |
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JP2009089040A true JP2009089040A (ja) | 2009-04-23 |
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JP (1) | JP2009089040A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023002336A1 (en) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | Rudders RLS Pty Ltd | Sensing system |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007256309A patent/JP2009089040A/ja active Pending
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WO2023002336A1 (en) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | Rudders RLS Pty Ltd | Sensing system |
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