JP2007114906A - 測定情報送受信装置および測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業範囲が拡大可能で、かつ作業効率を向上させることができ、親送受信機側において、通信エラーを確認できる測定情報送受信装置および測定システムを提供する。
【解決手段】親送受信機40からの着信確認信号を、測定器10に接続された子送受信機30で受信し、子送受信機30のランプ35やブザーで着信結果を告知することで、作業者が測定作業位置において通信状況を確認することができる。また、測定データに連続する測定データ番号を付加して送信し、親送受信機40において、測定データの連続性を判別するようにしたので、親送受信機40側において通信エラーを確認できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定情報送受信装置および測定システムに関する。詳しくは、測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデータ処理装置との間において、相互に情報を送受信させる測定情報送受信装置や、測定器とデータ処理装置と測定器およびデータ処理装置に接続された送受信機とを備えた測定システムに関する。
従来、送信機や、送信ボタン、RAM等を有した測定器(ノギス)と、この測定器の送信機から無線送信された測定データを受信する受信機と、受信機で受信された送信データを収集して解析するコンピュータとを備えた測定データ収集システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この測定データ収集システムには、測定器から送信された測定データが不正であった場合に測定エラーとして作業者に警告するブザーやランプが、受信機に付随して設けられている。
特公平8−21154号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような従来の測定データ収集システムにおける通信は、測定器の送信機から受信機に向かって測定データを送信する単方向のものであるため、以下のような問題がある。すなわち、測定エラーを作業者に警告するブザーやランプが受信機に付随して設けられているため、作業者は受信機を確認可能な範囲でしか作業できない。つまり受信機ごとに受け持ち可能な作業範囲および測定器の数が限定され、無線通信のメリットが発揮されにくくなるとともに、受信機が多数必要になってしまうという問題がある。
そこで、本出願人は、先に、これらを解消できる「測定情報送受信装置、測定システム、測定方法および測定器」を提案した(特願2004−115967号参照)。
この測定システムは、測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデータ処理装置と、前記複数の測定器の各々に接続された子送受信機と、前記データ処理装置に接続された親送受信機とを備えた測定システムであって、前記子送受信機は、前記複数の測定器ごとに固有のID番号を保持するID番号保持手段と、前記測定データを送信するための操作手段と、前記親送受信機からの確認信号の受信を告知する告知手段とを有し、前記操作手段の操作により前記ID番号保持手段で保持したID番号を前記測定データとともに無線送信し、前記親送受信機は、前記各子送受信機から送信された測定データを受信するとともに、受信した測定データに応じて前記確認信号を無線送信し、前記子送受信機は、前記親送受信機からの確認信号を受信した場合には、前記告知手段に当該確認信号の受信を告知させることを特徴とする。
これによれば、例えば、図8に示すように、ノギスなどの測定器を作業者が操作して測定を行い、その測定データを子送受信機から親送受信機へ無線送信すると、親送受信機から応答(着信確認信号)が子送受信機へ送信されるため、子送受信機側で着信確認が行える。つまり、作業者は、子送受信機側で着信確認ができる。
従って、親送受信機と子送受信機との無線送受信が可能な範囲内であれば、作業者は親送受信機が見えない位置にいても測定データの送受信状況や測定エラー等が確認できるため、作業範囲を拡大させることができるとともに、無理な作業姿勢を強いられることなく作業効率を向上させることができる。
ところで、この測定システムを被測定物の自動計測ラインなどに適用して、測定データを自動計測、収集しようとすると、次のような不具合が考えられる。
通常、自動計測ラインでは、測定器を備え付け治具に固定し、被測定物が測定器位置に搬送されてきたとき、自動的に測定が行われるため、作業者は、測定器の近くで待機していることは少なく、データ処理装置側で集中監視していることが多い。
このような作業環境の中では、測定データが子送受信機から正常に送信されたとしても、障害物などにより、親送受信機側で測定データが受信できない状態になった場合、親送受信機側では通信エラーを確認できない。例えば、図9に示すように、自動計測のためにダイヤルゲージなどの測定器を自動計測ラインに設置して自動計測を行うと、その測定データが子送受信機から正常に無線送信されても、障害物などにより、親送受信機で送信データ(測定データなど)を受信できない場合、親送受信機側では通信エラーを確認できない。
本発明の目的は、このような点に鑑みて、作業範囲が拡大可能で、かつ作業効率を向上させることができるとともに、作業者の位置に拘わらず通信エラーをも同時に確認できる測定情報送受信装置および測定システムを提供することにある。
本発明の測定情報送受信装置は、測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデータ処理装置との間において、相互に情報を送受信させる測定情報送受信装置であって、前記複数の測定器の各々に接続され、前記測定データを無線送信する子送受信機と、前記データ処理装置に接続され、前記各子送受信機から送信された測定データを受信し、その受信した測定データを前記データ処理装置へ送信する親送受信機とを備え、前記親送受信機は、前記各子送受信機から送信された測定データを受信した際、着信確認信号を無線送信し、前記各子送受信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知することを特徴とする。
ここで、測定器としては、測定データをデジタル値として出力可能なものが好適であり、ノギス(デジマチックキャリパ)や高さ測定器(デジマチックハイトゲージ)、深さ測定器(デジマチックデプスゲージ)、マイクロメータ(デジマチックマイクロメータ)、内径測定器(デジマチックホールテスト)、ダイヤルゲージ(デジマチックインジケータ)、各種の形状測定機(表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機、表面性状測定機等)、座標測定器機、圧力測定器等が例示できる。また、データ処理装置としては、各測定器専用のデータ収集処理装置や、測定データ処理用のプログラムが実行可能なパソコン(PC)等が利用可能である。
また、親送受信機およびデータ処理装置は、それぞれ単数でもよく、複数でもよい。さらに、告知手段としては、警告音を発するブザーや、発光あるいは発光色が変化するランプ(LED)等が採用可能である。
また、着信確認信号は、データ処理装置や親送受信機が測定データを単に受信したことを通知するものでもよく、また測定データが適正に測定されていないこと示す測定エラー情報を含んだものでもよい。測定データ送信開始条件とは、送信ボタンなどが操作されたこと、あるいは、測定器において表示値が変化したことをもって、開始条件としてもよい。
このような構成によれば、子送受信機から測定データおよびID番号が送信されると、これが親送受信機で受信されると、親送受信機から確認信号が子送受信機に無線送信される。すると、子送受信機は、着信確認信号の受信を告知するので、作業者が測定作業位置において通信状況を確認することができる。従って、親送受信機と子送受信機との無線送受信が可能な範囲内であれば、作業者は親送受信機が見えない位置にいても測定データの送受信状況や測定エラー等が確認できるため、作業範囲を拡大させることができるとともに、無理な作業姿勢を強いられることなく作業効率を向上させることができる。
さらに、送信される測定データには測定器ごとのID番号が付与されるため、複数の測定器から測定データが送信された場合でも、測定器ごとの測定データをデータ処理装置にて判別することができ、測定データの処理が円滑に実施できる。
以上の測定情報送受信装置において、前記各子送受信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知する第1の送信モードと、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データに、連続する測定データ番号を順番に付しかつ測定器固有のID番号を付して無線送信する第2の送信モードとを有し、前記親送受信機は、前記第1の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、着信確認信号を前記子送受信機へ無線送信する第1の受信モードと、前記第2の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、前記測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する第2の受信モードとを備えていることを特徴とする。
具体的には、前記各子送受信機は、前記測定データ送信開始条件を満たすための操作手段と、前記測定器固有のID番号を保持するID番号保持手段と、前記着信確認信号の受信を告知する告知手段と、前記連続する測定データ番号を順次更新記憶する測定データ番号記憶手段と、これらを前記第1の送信モードおよび第2の送信モードに応じて制御する制御部とを有する。
このような構成によれば、第1の送信モードが選択された状態では、子送受信機は、親送受信機からの着信確認信号を受信すると、受信を告知するので、上記と同様に、作業者が測定作業位置において通信状況を確認することができる。
第2の送信モードが選択された状態では、子送受信機において、測定データ送信開始条件が満たされると、測定器で測定された測定データに、連続する測定データ番号が順番に付されかつ測定器固有のID番号が付されて無線送信される。親送受信機では、各子送受信機から送信された送信データを受信すると、測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する。従って、親送受信機側において、通信エラーを確認することができるから、作業者の位置に拘わらず通信エラーをも同時に確認できる。
また、本発明の測定情報送受信装置において、前記各子送受信機は、前記測定器の表示状態を監視し表示状態が変化したことをもって測定データ送信開始条件を満たす表示監視手段を備えていることが好ましい。
このような構成によれば、測定器の表示状態が変化すると、測定データ送信開始条件が満たされるから、これを条件として測定データが無線送信される。従って、作業者が測定器の測定データを送信する操作をしなくてもよいから、自動計測システムへの適用に好適である。
また、本発明の測定情報送受信装置において、前記親送受信機と各子送受信機との間には、中継機が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、中継機を介して親送受信機と各子送受信機とが無線通信を行うことで、送信範囲をさらに拡大させることができ、作業範囲をより一層拡大させることができるとともに、測定器の台数に対する親送受信機の数を少なくすることができるので、送受信装置全体の設置コストを低減させることができる。
また、本発明の測定情報送受信装置では、前記データ処理装置または親送受信機は、前記各測定器のID番号を設定するID番号設定手段を有し、前記子送受信機は、前記親送受信機から無線送信されたID番号を受信した場合には、このID番号を前記ID番号保持手段に更新させることが好ましい。
すなわち、従来の測定器では、単方向通信であったため、測定器ごとに自己のID番号を設定するためのディップスイッチが設けられ、このディップスイッチでID番号を設定するようになっており、ID番号の設定や変更の際には、作業者が測定器ごとにディップスイッチを操作しなければならず、設定や変更に多大な手間を要するとともに、設定ミス等も起こりやすくなってしまうという問題があった。
これに対して本発明のような構成によれば、親送受信機から測定器ごとに設定したID番号が無線送信され、これを受信した子送受信機のID番号保持手段にID番号が自動的に保持されるので、作業者が個々の測定器ごとにID番号を設定する必要がなく、設定や変更にかかる手間が軽減されるとともに、設定ミスや変更ミスも防止することができ、一層作業効率を向上させることができる。
また、本発明の測定情報送受信装置では、前記データ処理装置または親送受信機は、前記複数の測定器を所定の台数ごとにグループ化し、各グループごとのグループ番号を設定するグループ番号設定手段を有していることが好ましい。
このような構成によれば、測定器をグループごとに管理することができるので、所定の作業単位(測定対象や部位、作業員のシフト)ごとに適宜測定器グループ番号を設定することにより、測定データの処理を効率よく実施できるとともに、作業単位の変更にも柔軟に対応することができる。
本発明の測定システムは、測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデータ処理装置と、前記複数の測定器の各々に接続された子送受信機と、前記データ処理装置に接続された親送受信機とを備えた測定システムであって、前記各子送信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知する第1の送信モードと、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データに、連続する測定データ番号を順番に付しかつ測定器固有のID番号を付して無線送信する第2の送信モードとを有し、前記親送受信機は、前記第1の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、着信確認信号を前記子送受信機へ無線送信する第1の受信モードと、前記第2の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、前記測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する第2の受信モードとを備えていることを特徴とする。
以上の測定システムにおいて、前記各子送受信機は、前記測定データ送信開始条件を満たすための操作手段と、前記測定器固有のID番号を保持するID番号保持手段と、前記着信確認信号の受信を告知する告知手段と、前記連続する測定データ番号を順次更新記憶する測定データ番号記憶手段と、これらを前記第1の送信モードおよび第2の送信モードに応じて制御する制御部とを有することが好ましい。
また、前記各子送受信機は、前記測定器の表示状態を監視し表示状態が変化したことをもって測定データ送信開始条件を満たす表示監視手段を備えていることが好ましい。
この測定システムによっても、測定情報送受信装置と同様に、作業範囲が拡大可能で、かつ作業効率を向上させることができるとともに、作業者の位置に拘わらず通信エラーをも同時に確認できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3には、本発明の一実施形態に係る測定情報送受信装置、および、測定システムが示されている。図1は、第1の送信・受信モード時の状態を、図2は、第2の送信・受信モード時の状態を、図3は、ID設定モード時の状態をそれぞれ示している。
これら図1〜3において、本測定システムは、例えばノギス(作業者が手でもって測定する測定器)やダイヤルゲージ(治具などに取り付けて自動測定するための測定器)等の測定器10と、これら測定器10の測定データを処理するデータ処理装置であるコンピュータ20と、測定器10に接続されて測定データを無線送信する子送受信機30と、コンピュータ20に接続されて子送受信機30から送信された測定データを受信し、その受信した測定データをコンピュータ20へ送信する親送受信機40とを備えて構成されている。
測定器10は、被測定物を測定した測定データをデジタル値として出力し、子送受信機30に送信するものである。なお、この測定器10および子送受信機30は、複数台から構成されているが、説明の簡略化のために1台のみを図示している。そして、複数台の測定器10には、各々固有のID番号と、所定台数ごとにグループ化されたグループ番号とが付与されており、これらのID番号およびグループ番号は、子送受信機30に記録されている。
コンピュータ20は、図示しないCPU(中央処理装置)や、メモリ(記憶装置)、外部記憶装置、モニタ(表示装置)21、キーボード(入力装置)等を備え、メモリや外部記憶装置に所定のプログラムやデータが組み込まれたもので、第1の送信・受信モード、第2の送信・受信モード、ID設定モードにおいて次のように動作する。
第1の送信・受信モードでは、親送受信機40から自動的に送信される測定データおよびID番号を受信すると、複数の測定器10をID番号に基づいて管理する。
第2の送信・受信モードでは、一定時間毎に親送受信機40へデータ要求信号を送信し、これに応答して親送受信機40から送信される測定データ、測定データ番号およびID番号を受信すると、複数の測定器10をID番号に基づいて管理する。
ID設定モードでは、各測定器10のID番号を設定あるいは変更するためのID番号設定(変更)命令を親送受信機40を介して送信する。ここに、コンピュータ20のプログラムによってID番号設定手段が構成されている。
子送受信機30は、図4に示すように、送受信機本体31と、測定器10に接続するための接続ケーブル32と、接続部33とを備えている。
接続ケーブル32の両端部には、測定データを送信するための操作手段としての送信ボタン34が押下げ可能に設けられている。本実施形態では、この送信ボタン34が押し下げられたことをもって、測定データ送信開始条件が満たされたこととしている。
送受信機本体31には、図示しない送信部および受信部としてのアンテナや、測定器10の表示状態を監視する表示状態監視手段、子送受信機30の各部を制御する制御部(制御手段)、制御プログラムを記録したROM、測定データを一時記録するRAM等が内蔵されているとともに、表面に告知手段としてのランプ(LED)35およびブザー(不図示)等が設けられている。RAMには、測定器10ごとに固有のID番号およびグループ番号を保持するID番号保持手段、測定データを送信する際にその測定データに付加する測定データ番号を順次更新(カウントアップして)記憶する測定データ番号記憶手段がそれぞれ設けられている。ランプ35は、例えば親送受信機40からの着信確認信号を受信したことを作業者に告知する。また、ブザーも同様に、警告音を発して作業者に測定データの送受信状況を知らせる。
制御部は、第1の送信モードおよび第2の送信モードによって、次のように制御動作する。
第1の送信モードが選択された状態では、送信ボタン34が押し下げられた際(測定データ送信開始条件が満たされた際)、測定器10で測定された測定データにID番号を付して無線送信するとともに、親送受信機40から着信信号を受信したときランプ35を点灯させて着信を告知する。
第2の送信モードが選択された状態では、測定器10の表示が変化したことを認識した際(測定データ送信開始条件が満たされた際)、測定器10で測定された測定データに、連続する測定データ番号を順番に付しかつ測定器固有のID番号を付して無線送信する。
親送受信機40は、子送受信機30との間で無線送受信するための受信部および送信部であるアンテナ(不図示)を備え、コンピュータ20と接続ケーブル41で接続され、受信したデータをコンピュータ20へ送信する。親送受信機40は、第1の受信モード、第2の受信モードおよびID番号設定モードによって、次のように制御動作を行うとともに、これらのモードの選択および子送受信機30におけるモード選択も親送受信機40において行えるようになっている。
第1の受信モードに選択された状態では、第1の送信モードによって各子送受信機30から送信された送信データを受信した際、着信確認信号を子送受信機30へ無線送信するとともに、受信したデータをコンピュータ20へ自動的に送信する。
第2の受信モードが選択された状態では、第2の送信モードによって各子送受信機30から送信された送信データを受信した際、そのデータに含まれる測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する。具体的には、コンピュータ20のモニタ(表示装置)21に通信エラーである旨を表示する。ここに、モニタ(表示装置)21によって通信エラー告知手段が構成されている。
ID番号設定モードが選択された状態では、コンピュータ20からの指令によって、測定器10のID番号を設定(変更)するID番号設定(変更)命令を無線送信する。このID番号設定(変更)命令を受信した子送受信機30では、RAMに記録されたID番号が制御部によって更新される。
なお、親送受信機40は、コンピュータ20に接続されるものに限らず、専用のデータ処理装置に接続されるものでもよく、この場合には、親送受信機40に、測定器10のID番号を設定するID番号設定手段を設けておけばよい。このようなID番号設定手段は、各種のスライドスイッチやローターリースイッチ、ディップスイッチ等で構成してもよい。また、親送受信機40は、コンピュータ20および専用のデータ処理装置の両方に接続可能に構成されていてもよく、この場合には、接続する機器に応じた切換えスイッチや接続ポート等を有していればよい。
次に、本実施形態の測定システムの動作を説明する。
<第1の送信・受信モード(図1参照)>
測定器10によって被測定物を測定した後、子送受信機30の送信ボタン34を押下げる。送信ボタン34の押し下げが2秒以下であれば、子送受信機30から測定器10に測定データの要求命令が送信される。この際、ランプ35は、緑色点滅を開始し、後述の確認信号を受信するまで点滅し続け、このランプ35が緑色点滅している間は送信ボタン34の操作が無効になる。
子送受信機30が測定器10からの測定データを受信すれば、この測定データに測定器10のID番号を付加して、これらを親送受信機40へ無線送信する。ここで、約2秒の間に測定器10から測定データを受信できなければ、エラーとして処理を終了する。送信後2秒以内に、子送受信機30が親送受信機40からの着信確認信号を受信すれば、ランプ35の点滅を停止し、さらに2秒経過後に、ブザーを短く2回鳴らす。親送受信機40からの着信確認信号を受信できなければ、エラーとして処理を終了する。
親送受信機40において、子送受信機30からの測定データおよびID番号を受信すると、着信確認信号を子送受信機30に送信するとともに、受信した測定データおよびID番号をコンピュータ20に送信する。コンピュータ20では、受信した測定データをID番号に基づいて管理する。
<第2の送信・受信モード(図2参照)>
測定器10によって被測定物を測定し、測定器10の表示値が変化すると、子送受信機30は、これを測定データ送信開始条件が満たされたことと認識し、送信を行う。つまり、測定器10で測定された測定データにID番号を付して無線送信する。
これが親送受信機40で受信されると、親送受信機40では、受信したデータに含まれる測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する。具体的には、コンピュータ20のモニタ(表示装置)21に通信エラーである旨を表示する。
いま、図5(A)において、第1回目の測定が行われ、この測定データに測定データ番号「1」およびID番号が付加され、これらのデータが子送受信機30から親送受信機40へ送信される。このとき、通信状態が正常で、これらのデータが親送受信機40で受信された場合、親送受信機40において、受信した測定データ、測定データ番号「1」およびID番号から、測定データ番号が連続番号であるか否かが判別される。この場合は、最初の「1」であるから、連続番号として認識され、これらのデータがコンピュータ20へ送信され、コンピュータ20においてID番号を基に測定データが処理される。
次に、図5(B)において、第2回目の測定が行われ、この測定データに測定データ番号「2」およびID番号が付加され、これらのデータが子送受信機30から親送受信機40へ送信される。このとき、通信状態に異常が発生し、これらのデータが親送受信機40で受信されなかった場合、親送受信機40においては、通信状態のエラーを確認できない。
次に、図5(C)において、第3回目の測定が行われ、この測定データに測定データ番号「3」およびID番号を付加され、これらのデータが子送受信機30から親送受信機40へ送信される。このとき、通信状態が正常で、これらのデータが親送受信機40で受信された場合、親送受信機40において、受信した測定データ、測定データ番号「3」およびID番号から、測定データ番号が連続番号であるか否かが判別される。この場合は、今回受信した測定データ番号が「3」であるから、その前に受信した測定データ番号「1」に対して連続番号でないため、連続番号ではないとして認識される。その結果、コンピュータ20のモニタ21には通信エラーが発生した旨が表示される。これにより、作業者が、コンピュータ20側にいた場合でも、通信エラーを確認できる。なお、親送受信機40が通信エラーを認識した場合、親送受信機40から通信エラー信号を子送受信機30へ送信し、子送受信機30において通信エラーを告知(例えば、ランプ35を点灯或いは点滅)させるようにしてもよい。
<ID番号設定モード>
図6は、測定器10のID番号設定工程を説明する図である。
図6において、各3台の測定器10(10A〜10C)および子送受信機30(30A〜30C)と、各2台の親送受信機40(40A,40B)およびコンピュータ20(20A,20B)により測定システムが構成されている。3台の測定器10A〜10Bおよび子送受信機30A〜30Cには、それぞれ固有のID番号(#00,#01,#02)が付与され、子送受信機30A〜30CのRAMに記録されている。そして、図中、左側および中央の2台の測定器10A,10Bおよび子送受信機30A,30Bは、グループ番号#00として、図中、左側の親送受信機40Aおよびコンピュータ20Aによって測定データが収集されるようになっている。また、図中、右側の測定器10Cおよび子送受信機30Cは、図中、右側の親送受信機40Bおよびコンピュータ20Bによって測定データが収集されるようになっている。
以上のような状態でグループ番号#00のコンピュータ20Aにおいて、全ての測定器10A〜10Cの接続情報を取得するプログラムを実行すると、この命令が親送受信機40Aから子送受信機30A〜30Cに送信され、各子送受信機30A〜30Cからの応答がコンピュータ20Aに送信される。そして、コンピュータ20Aのモニタ21Aに全ての測定器10A〜10CのID番号(#00,#01,#02)およびグループ番号(#00,#01)が表示される。この際、コンピュータ20Aによって管理されていない測定器10Cおよび子送受信機30Cについては、「未接続」であることが表示されるようになっている。
次に、図中、右側の測定器10Cおよび子送受信機30Cのグループ番号を#01から#00に変更するグループ変更方法について説明する。
先ず、図中、右側の親送受信機40Bの電源を切った後に、コンピュータ20Aにおいて、親送受信機40Aのグループ番号を#00から#01に変更するプログラムを実行する。この状態で、親送受信機40Aに接続されている測定器の接続情報を取得するプログラムを実行すると、測定器10C(ID番号#02、グループ番号#01)がモニタ21Aに表示される。
その後、コンピュータ20Aにおいて、測定器10Cのグループ番号を#01から#00に変更するプログラムを実行する。これにより、測定器10C(ID番号#02、グループ番号#00)がモニタ21Aから消えることになる。
次に、上述と同様にコンピュータ20Aにおいて、親送受信機40Aのグループ番号を#01から#00に変更する(戻す)プログラムを実行する。そして、親送受信機40Aに接続されている測定器の接続情報を取得するプログラムを実行すると、全ての測定器10A〜10C(ID番号#00〜#02)が、同一のグループ番号#00としてモニタ21Aに表示される。
以上のようにして測定器10A〜10Cおよび子送受信機30A〜30Cのグループ番号が変更され、子送受信機30A〜30CのRAMの記録が制御部により更新される。
また、測定器10A〜10Cおよび子送受信機30A〜30CごとのID番号についても、上述のグループ番号の変更と同様の方法で変更可能である(ID番号設定工程)。
すなわち、上述のように全ての測定器10A〜10Cの接続情報を一度取得し、空いているID番号を確認しておく。そして、コンピュータ20および親送受信機40に接続された測定器10A〜10Cについて、ID番号を変更するプログラムを実行することで、任意の測定器10に対して任意のID番号を設定(変更)することができるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)第1の送信・受信モードでは、親送受信機40からの着信確認信号に基づいて、子送受信機30のランプ35を点灯または点滅させたり、ブザーを鳴らしたりすることにより、作業者が測定作業位置において測定データの通信状況を確認することができる。従って、親送受信機40と子送受信機30との無線送受信が可能な範囲内であれば、作業者は親送受信機が見えない位置にいても測定データの送受信状況や測定エラー等が確認できるため、作業範囲を拡大させることができるとともに、無理な作業姿勢を強いられることなく作業効率を向上させることができる。
(2)第2の送信・受信モードでは、子送受信機30から、測定器10によって測定された測定データに連続する測定データ番号が順番に付して無線送信される一方、親送受信機40は、子送受信機30から送信された測定データおよび測定データ番号を受信した際に測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないときモニタ(表示装置)21に通信エラーを表示させるため、親送受信機40側において、通信エラーを確認することができる。従って、作業者の位置に拘わらず通信エラーをも同時に確認できる。
(3) とくに、第2の送信・受信モードでは、子送受信機30は、測定器10の表示状態を監視し表示状態が変化したことをもって測定データ送信開始条件を満たすと認識するから、つまり、測定器10の表示状態が変化すると、測定データ送信開始条件が満たされるから、これを条件として測定データが無線送信される。従って、作業者が測定器10側に常駐しない自動計測システムへの適用に好適である。
(4)ID番号設定モードにおいて、測定器10ごとにコンピュータ20で設定したID番号が親送受信機40から子送受信機30に無線送信され、これを受信した子送受信機30のRAMにID番号が自動的に保持されるので、作業者が個々の測定器10ごとにID番号を設定する必要がなく、設定や変更にかかる手間が軽減されるとともに、コンピュータ20のモニタ21で確認しながら設定できるので、設定ミスや変更ミスも防止することができ、一層作業効率を向上させることができる。
(5) 測定器10がグループ化されており、各グループにグループ番号が付与されているので、複数の測定器10をグループごとに管理することができる。そして、所定の作業単位(測定対象や部位、作業員のシフト)ごとに適宜測定器10のグループ番号を設定(変更)することにより、測定データの処理を効率よく実施できるとともに、作業単位の変更にも柔軟に対応することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
測定情報送受信装置としては、前述のように親送受信機40および子送受信機30で構成されたものの他に、図7に示すように、親送受信機40と子送受信機30との間に中継機50が設けられた構成が採用可能である。
図7は、本実施形態の変形例に係る測定システムの全体構成を示す図である。図7において、親送受信機40と子送受信機30との間に設けられた中継機50は、子送受信機30から無線送信された測定器10の測定データおよびID番号を受信するとともに、これらを親送受信機40に向かって無線送信する。また、中継機50は、親送受信機40から無線送信された確認信号およびID番号設定命令を受信するとともに、これらを子送受信機30に向かって無線送信する。このような中継機50は、例えば、親送受信機40と子送受信機30との距離が約20mを超える場合に設置するもので、1台の中継機50で親送受信機40と子送受信機30とを中継してもよく、また2台以上の中継機50を介して中継してもよい。
本発明の測定器は、ノギスに限らず、高さ測定器や、深さ測定器、マイクロメータ、内径測定器、ダイヤルゲージ、表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機、表面性状測定機等、座標測定器機、圧力測定器等のいずれの測定器であってもよい。
前記実施形態において、複数の子送受信機30が異なる送信モードであってもよく、つまり、複数の子送受信機30において第1の送信モードと第2の送信モードとが混在していてもよい。この場合、親送受信機40において、子送受信機30からの送信データを受信した際、受信データの送信モードを識別し、第1の送信モードの場合には、着信確認信号を子送受信機30へ無線送信し、第2の送信モードの場合には、受信データ中の測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知するようにすればよい。
また、前記実施形態では、データ処理装置としてコンピュータ20を用いたが、これに限らず、専用のデータ処理装置を用いてもよい。
また、前記実施形態における子送受信機30と親送受信機40との間、子送受信機30および親送受信機40と中継機50との間の無線通信方式としては、一般的な各種無線通信方式が採用可能である。
また、前記実施形態において、子送受信機30は、測定器(ノギス)10と別体に構成され、測定器10に接続される構成としたが、これに限らず、測定器と一体に送信部や受信部、制御部、操作手段、告知手段、ID番号保持手段等の少なくとも1つが設けられていてもよい。これと同様に、親送受信機の各部の少なくとも1つがデータ処理装置に一体に設けられていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
本発明は、各種の測定器を用いて測定データを収集する測定情報送受信装置および測定システムに利用することができる。
本発明の一実施形態に係る測定システムにおいて、第1の送信・受信モード時の状態を示す図。 前記測定システムにおいて、第2の送信・受信モード時の状態を示す図。 前記測定システムにおいて、ID番号設定モード時の状態を示す図。 前記測定システムにおける子送受信機を示す斜視図。 前記測定システムにおいて、第2の送信・受信モード時の通信エラーを説明するための図。 前記測定システムにおいて、ID設定モード時の設定時の様子を示す図。 本実施形態の変形例に係る測定システムの全体図。 従来の測定システムにおいて、通信状態を説明するための図。 従来の測定システムにおいて、通信エラー発生時の状況を説明するための図。
符号の説明
10…測定器
20…コンピュータ(データ処理装置)
21…モニタ(告知手段)
30…子送受信機
31…送受信機本体
32…接続ケーブル
33…接続部
34…送信ボタン(操作手段)
35…ランプ(告知手段)
40…親送受信機
41…接続ケーブル
50…中継機。

Claims (10)

  1. 測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデータ処理装置との間において、相互に情報を送受信させる測定情報送受信装置であって、
    前記複数の測定器の各々に接続され、前記測定データを無線送信する子送受信機と、前記データ処理装置に接続され、前記各子送受信機から送信された測定データを受信し、その受信した測定データを前記データ処理装置へ送信する親送受信機とを備え、
    前記親送受信機は、前記各子送受信機から送信された測定データを受信した際、着信確認信号を無線送信し、
    前記各子送受信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知することを特徴とする測定情報送受信装置。
  2. 請求項1に記載の測定情報送受信装置において、
    前記各子送受信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知する第1の送信モードと、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データに、連続する測定データ番号を順番に付しかつ測定器固有のID番号を付して無線送信する第2の送信モードとを有し、
    前記親送受信機は、前記第1の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、着信確認信号を前記子送受信機へ無線送信する第1の受信モードと、前記第2の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、前記測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する第2の受信モードとを備えていることを特徴とする測定情報送受信装置。
  3. 請求項2に記載の測定情報送受信装置において、
    前記各子送受信機は、前記測定データ送信開始条件を満たすための操作手段と、前記測定器固有のID番号を保持するID番号保持手段と、前記着信確認信号の受信を告知する告知手段と、前記連続する測定データ番号を順次更新記憶する測定データ番号記憶手段と、これらを前記第1の送信モードおよび第2の送信モードに応じて制御する制御部とを有することを特徴とする測定情報送受信装置。
  4. 請求項3に記載の測定情報送受信装置において、
    前記各子送受信機は、前記測定器の表示状態を監視し表示状態が変化したことをもって測定データ送信開始条件を満たす表示監視手段を備えていることを特徴とする測定情報送受信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定情報送受信装置において、
    前記親送受信機と各子送受信機との間には、中継機が設けられていることを特徴とする測定情報送受信装置。
  6. 請求項3に記載の測定情報送受信装置において、
    前記データ処理装置または親送受信機は、前記各測定器のID番号を設定するID番号設定手段を有し、
    前記子送受信機は、前記親送受信機から無線送信されたID番号を受信した場合には、このID番号を前記ID番号保持手段に更新させることを特徴とする測定情報送受信装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の測定情報送受信装置において、
    前記データ処理装置または親送受信機は、前記複数の測定器を所定の台数ごとにグループ化し、各グループごとのグループ番号を設定するグループ番号設定手段を有していることを特徴とする測定情報送受信装置。
  8. 測定データを出力する複数の測定器と、これら複数の測定器の測定データを処理するデ
    ータ処理装置と、前記複数の測定器の各々に接続された子送受信機と、前記データ処理装
    置に接続された親送受信機とを備えた測定システムであって、
    前記各子送信機は、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データにその測定器固有のID番号を付して無線送信するとともに、前記親送受信機から着信確認信号を受信したとき着信を告知する第1の送信モードと、測定データ送信開始条件が満たされた際、前記測定器で測定された測定データに、連続する測定データ番号を順番に付しかつ測定器固有のID番号を付して無線送信する第2の送信モードとを有し、
    前記親送受信機は、前記第1の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、着信確認信号を前記子送受信機へ無線送信する第1の受信モードと、前記第2の送信モードによって前記各子送受信機から送信された送信データを受信した際、前記測定データ番号が連続番号であるか否かを判別し、連続番号でないとき通信エラーを告知する第2の受信モードとを備えていることを特徴とする測定システム。
  9. 請求項8に記載の測定システムにおいて、
    前記各子送受信機は、前記測定データ送信開始条件を満たすための操作手段と、前記測定器固有のID番号を保持するID番号保持手段と、前記着信確認信号の受信を告知する告知手段と、前記連続する測定データ番号を順次更新記憶する測定データ番号記憶手段と、これらを前記第1の送信モードおよび第2の送信モードに応じて制御する制御部とを有することを特徴とする測定システム。
  10. 請求項8または請求項9に記載の測定システムにおいて、
    前記各子送受信機は、前記測定器の表示状態を監視し表示状態が変化したことをもって測定データ送信開始条件を満たす表示監視手段を備えていることを特徴とする測定システム。
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