JP2009086231A - 利用者ごとのカラオケ採点成績に基づいて飲食物料金額の割勘表示を行うカラオケ客室用電子メニュー注文装置 - Google Patents

利用者ごとのカラオケ採点成績に基づいて飲食物料金額の割勘表示を行うカラオケ客室用電子メニュー注文装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラオケ採点結果により飲食代を割勘する電子メニュー注文装置を提供する。
【解決手段】制御手段の制御に従い利用者に情報を提示する表示手段と、利用者入力を受け付ける操作入力手段と、料金額を含む注文情報を記憶する記憶手段を備え、客室のカラオケ装置およびPOS店舗システムと通信可能であり、利用者入力に従ってメニューデータベースにアクセスし、メニューデータベースの各品目情報を表示させて注文入力を受け付け、メニュー表示中にて受付けた品目IDを含む注文電文をPOS店舗システムに送信するとともに、記憶手段の注文情報を更新し、カラオケ装置と通信して利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額を利用者ごとのカラオケ採点成績データに基づいて配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させるカラオケ客室用電子メニュー注文装置とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、たとえばカラオケボックスと称される多数の客室を有するカラオケ集合店舗に装備されるPOSシステムの電子メニュー注文装置に関し、とくに、各客室に配備され、1室での飲食代を各利用者のカラオケ歌唱採点の成績に基づいて割勘した金額を提示するカラオケ客室用電子メニュー注文装置に関する。
最近のカラオケ店では、分厚いカラオケ目次本に代わり、タブレットコンピュータにより構成された電子目次本装置(DAMステーション、デンモク、キョクNAVI、ナビカラなどの商品名)が普及している。タブレットコンピュータの持つ演算能力・記憶能力・通信能力はきわめて大きいので、この種の電子目次本装置をカラオケに関連したさまざまな用途に供する開発が進められている。とくに、特開2005−134570号公報、特開2005−134571号公報、特開2007−122620号公報などに詳しく開示されているように、このようなタブレットコンピュータを用いて利用者を識別することにより、利用者ごとの利用履歴に基づいてさまざまなサービスを提供できるようになっている。
たとえばカラオケ事業者が、会員として登録した利用者に対して、選曲履歴を記憶しておいたり、演奏時に周知の歌唱採点機能を利用したならばその採点結果を利用者の識別符号に対応付けして記憶しておいたりする。通信カラオケシステムは、そのインフラを利用して、ホスト装置に会員別の記憶領域を用意しておき、通信カラオケ端末が各会員のカラオケ利用履歴をホスト装置に送って該当する会員の領域に格納させる。会員が通信カラオケ端末を利用する際には、その格納情報をホスト装置からダウンロードし、そのダウンロード情報を使用して種々の会員サービスを提供する。例えば、特開2005−99288号公報に開示されているように、各地の通信カラオケ端末から集信した採点結果を定期的に集計して採点ランキングを作成したり、会員ごとに楽曲の予約回数に応じたポイントを付与したりする。そしてカラオケ事業者は、ホスト装置にて作成・集計されたランキングやポイントに応じて各種特典を会員に提供する。
一方、最近、レストランや居酒屋などにおいて、入店した客にタッチパネルディスプレイつきのタブレットコンピュータを預け、客がメニューを見て商品を選ぶ行為と、選んだ商品をお店に注文する行為とを、客自身が電子メニュー注文装置(客室端末とかオーダー端末などと呼ばれている)を操作して行う方式のセルフオーダーPOSシステムが実用化され、普及しつつある。
本出願人も、電子目次本装置を電子メニュー注文装置としても機能させるセルフオーダーPOSシステムを実用化する開発を行なっており、多数の特許出願も行なっている。例えば、特開2007−148780号公報には、利用時間が制限された状況下で、残り時間を考慮して注文を受け付けるシステムを開示している。また、特開2007−148998号公報には、数量無制限サービスの対象品目を提示して注文を受け付けるシステムを開示している。
特開2005−134570号公報 特開2005−134571号公報 特開2007−122620号公報 特開2005−99288号公報 特開2007−148780号公報 特開2007−148998号公報
この発明は、カラオケ集合店舗において、各客室に電子メニュー注文装置が備えられていて、利用客が電子メニュー注文装置の電子メニューを見ながら随時に自分で注文操作をする状況を前提とする。グループごとにカラオケボックスで数時間ほど、飲食しながらカラオケを楽しんでいる状況において、飲食は娯楽のメインにはなりづらい。歌唱したり選曲したりする合間に誰かが注文したり、飲食物が目の前にあれば飲食したり、といった程度になりやすい。せっかく便利で娯楽性のある電子メニュー注文装置があっても、カラオケがメインの娯楽であるカラオケ店においては、カラオケと切り離された娯楽は利用客にも受け入れられにくい。
そこで本出願人は、カラオケと飲食とを結びつけることができないかと考え、カラオケの利用履歴に基づいて飲食代を配分することを思いついた。そうすれば、飲食代の負担を軽くしようとしたり、他の人により多く負担させようとしたりして、カラオケ利用にもさらに熱が入って、双方の娯楽性・ゲーム性が増して楽しくなるだろうと考え、本発明を創作した。
この発明に係る電子メニュー注文装置は、つぎの事項(1)〜(8)により特定されるものである。
(1)表示手段と、操作入力手段と、記憶手段と、制御手段を備え、客室のカラオケ装置およびPOS店舗システムと通信可能なカラオケ客室用電子メニュー注文装置であること
(2)表示手段は、制御手段の制御に従い利用者に情報を提示すること
(3)操作入力手段は、利用者入力を受け付けること
(4)記憶手段は、料金額を含む注文情報を記憶すること
(5)制御手段は、メニュー処理と、注文受付処理と、割勘表示処理を行なうこと
(6)メニュー処理は、利用者入力に従ってメニューデータベースにアクセスし、メニューデータベースの各品目情報を表示させて注文入力を受け付けること
(7)注文受付処理は、メニュー表示中にて受付けた品目IDを含む注文電文をPOS店舗システムに送信するとともに、記憶手段の注文情報を更新すること
(8)割勘表示処理は、カラオケ装置と通信して利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額を利用者ごとのカラオケ採点成績データに基づいて配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させること
この発明において、次の事項(a)〜(c)のいずれかを選択的に備えることが望ましい。
(a)割勘表示処理は、カラオケ装置と通信してカラオケ採点の得点を含む利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、得点が高い利用者ほど金額が少なくなるように配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させること
(b)割勘表示処理は、カラオケ装置と通信してカラオケ採点のランキング順位を含む利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、順位が上位である利用者ほど金額が少なくなるように配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させること
(c)割勘表示処理は、カラオケ装置と通信して利用者別カラオケ採点成績データを取得し、利用者ごとのカラオケ採点成績データに基づいて客室内における相対順位を決定し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、あらかじめ相対順位別に規定された割合で配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させること
この発明の電子メニュー注文装置によれば、カラオケ採点ゲームで高得点をあげるほど、飲食代の負担率を下げることができるなど、カラオケと飲食が結びついて相乗的に双方の娯楽性が高まる。カラオケに熱が入るだけでなく、自分や他のメンバーの負担率を考慮して次は何をどのくらい注文しようかなどとあれこれ考えながら、飲食することも、電子メニュー注文装置を使用して注文することもゲーム感覚で楽しくなる。その結果、カラオケや飲食、電子メニュー注文装置の利用が増加する効果を期待できる。
===システム構成===
図1は、複数の客室を備えたカラオケ集合店舗に本発明を適用した場合のシステム構成を例示している。店舗100に1台設置されたPOSコンピュータ1と、POSレジ端末2と、厨房に設置された厨房端末3と、各客室120に設置されているタブレットコンピュータからなる客室端末4とを含み、各装置が店舗内LAN5に接続されて、飲食物の注文に関わる各種業務を担う周知のPOSシステムが構築されている。厨房端末3はプリンタを付帯している。
また各客室120にはカラオケ装置6が設置され、LAN5に接続されている。店舗100内には、各客室120のカラオケ装置6と客室端末4と外部のカラオケサーバー7により、周知の通信カラオケシステムが構築されている。
POSコンピュータ1は店舗内のPOSシステムを統括している。ハードディスク装置に店舗の客室情報や各種の管理情報を格納し、VPN8を介して外部サーバーなどと通信可能であるとともに、LAN5を介して店舗内100の各装置と通信可能に構成される。
客室端末4はこの発明に係る電子メニュー注文装置の核心である。加えて、客室端末4は、カラオケ楽曲を検索したり演奏予約したりする電子目次本装置としても機能するものであり、同室内のカラオケ装置6との通信やLAN5を介したカラオケサーバー7との通信が可能に構成される。
カラオケサーバー7は、通信カラオケシステムにおけるホスト装置なるコンピュータであり、カラオケ楽曲の起源となるカラオケデータを蓄積したカラオケデータベースのほか、会員として登録された利用者の情報を管理する会員情報データベースなどの各種データベースを備えている。そして、カラオケ装置6や客室端末4は、LAN5を介してカラオケサーバー7と通信し、カラオケデータの配信を受けたり、稼働ログを送信したりする。
カラオケサーバーの備える各種データベースのうち、会員情報データベースは、会員登録されている利用者が所持するICカードに固有のICカード番号とした個人IDをキーとして、個人情報や各種履歴情報を対応付けして格納・管理している。とくに本実施例において、履歴情報にはカラオケ装置6にてカラオケ採点ゲームを実施した歌唱者についての採点結果や歌唱曲・歌唱者や歌唱日時などの採点データが含まれ、カラオケ装置6から稼働ログに含めて集信され適宜更新されている。
===客室端末4の構成===
電子メニュー注文装置としての客室端末4は、周知のタブレットコンピュータの応用機器であって、図2にそのブロック構成を例示しているように、CPU・RAM・ROMを含む中央制御部11の他、ハードディスク装置12・タッチパネルディスプレイ13・通信インタフェース14を備えている。タッチパネルディスプレイ13の表示部は表示コントローラ15を介してCPUバスにつながり、操作入力部は入力検出回路16を介してCPUバスにつながっている。通信インタフェース14は無線アクセスポイントを介してLAN5に接続されており、POSレジ端末2や厨房端末3などPOSシステムの他の装置と通信する。
ハードディスク装置12にはメニューデータベースが格納されている。メニューデータベースには、品目IDに対応付けした飲食物の品目情報が集約されている。品目情報としては、品目名・料金・標準配膳時間・主原料・カロリー値・料理分類・画像データ所在などの各種属性を記述したテキスト主体のデータと、飲食物の精細なカラー画像データが含まれる。
なお、メニューデータベースは、POSコンピュータ1や他のサーバー装置に格納・管理して、適宜に客室端末4からLAN5を介してアクセスして利用する構成もとれる。
===電子メニュー注文装置の基本機能===
客室端末4の中央制御部11は、ROMやハードディスク装置12に格納されたプログラムを実行することで、タッチパネルディスプレイ13により客と対話形式の情報交換をし、メニューデータベースから利用者の希望する飲食物の品目情報を検索して提示したり、利用者の注文入力を受け付けたりする電子メニュー処理を行って、受け付けた注文内容を含む注文電文をPOSコンピュータ1や適宜なPOSシステムの装置に送信する、周知の電子メニュー注文装置として機能する。
この際に本実施例ではとくに、受付けた注文内容(品目と数量、金額)を適宜な記憶部に記憶している。入室してから受付けた注文内容を累積的に記憶しており、飲食代の総額がわかるように管理している。そして客室の退室処理がなされた際など、適宜な機会に消去している。
なお、客室端末4から出力された注文電文は、厨房端末3とPOSレジ端末2とPOSコンピュータ1に送信される。受信した注文電文に基づいて、厨房端末3では付帯するプリンタにより客室番号やその品目、個数などの情報を含む受注伝票が印刷出力される。その受注伝票に基づいて店員が料理や配膳の作業を行う。POSレジ端末2は、注文電文に基づいて所定形式の精算データにして、客室番号別に蓄積する。客の退室時などにこの蓄積データに基づいて請求伝票を印刷し、料金精算処理を行う。またPOSコンピュータ1は、客室別に受け取った注文電文に基づいて客室別に注文履歴として蓄積し管理する。
===電子目次本装置の基本機能===
客室端末4は、周知の電子目次本装置としても機能する。たとえば図3に例示したように、客室端末4のトップメニューで、電子メニュー装置として利用するか、電子目次本として利用するかを利用者が指示入力することにより、機能を切り分けることができる。
電子目次本として機能させるために、ハードディスク措置12には、演奏予約などの操作対象となる同室内のカラオケ装置6の所在情報(IPアドレスなど)や、カラオケ装置6に蓄積されているものと同様のカラオケ楽曲の目次情報が記憶され、カラオケ装置6とLAN5を介して通信可能に構成される。そして、中央制御部11がROMやハードディスク装置12に格納されたプログラムを実行することで、周知のとおり、タッチパネルディスプレイ13により客と対話形式の情報交換をし、蓄積された目次情報から利用者の希望する楽曲の目次情報を検索して提示したり、利用者の演奏予約する旨の指示入力を受け付けて演奏予約コマンドを生成しカラオケ装置6に転送したりする。その際にログインした会員による操作入力については、コマンドに会員IDを含めて転送する。
本実施例のシステムにおいて、カラオケ装置6は歌唱採点機能を備え、歌唱採点ゲームを実施できる。歌唱採点ゲームを利用しようとする利用者は、ログインした後、図4に例示した客室端末4の電子目次本としてのトップ画面にて、「歌唱採点」ボタン41を指示入力して歌唱採点対象とする楽曲を選曲する。そうすると、客室端末4は歌唱採点ゲーム実施の旨および利用者IDをともなった演奏予約コマンドをカラオケ装置6に転送する。
カラオケ装置6にて歌唱採点ゲームを実施した楽曲の演奏が終了してその歌唱採点結果の得点が出力されると、客室端末4はカラオケ装置6から採点結果を受け取って、会員IDに対応付けした採点成績データを適宜な記憶部に一時記憶している。採点成績データは、歌唱日時、歌唱曲の楽曲ID、採点結果の得点などを含むデータである。そして会員がログアウトした際など、適宜な機会に記憶部から消去する。
===割勘表示===
本実施例の電子メニュー注文装置は、先述した基本機能に加え、カラオケ装置6が出力したカラオケ採点結果に基づいて、飲食代を各利用者に配分した割勘金額を表示する機能に特徴があるものである。
電子メニュー注文装置として、客室端末4には、たとえば図5に例示したようにトップ画面に「割勘表示」ボタン51を配設しておき、これが利用者に指示入力されたときに、電子目次本装置としてカラオケ装置から通知され記憶部に記憶している採点成績データを参照するとともに、電子メニュー装置として記憶部に記憶している飲食代総額を参照し、飲食代総額を利用者ごとに配分した額を算出して、ディスプレイ13にその額を一覧的に表示させる。
以下に、具体的な割勘金額の算出方法を例示する。図6は下記<実施例1>における割勘額の一覧表示画面を例示したものである。
===採点成績データと割勘方法===
<実施例1>
カラオケ装置から通知される採点成績データには、最新の得点情報が含まれる。そして割勘表示処理においては、得点情報に基づいて(楽曲IDは同一でなくてよい)、各利用者の得点比に反比例する比率で飲食代総額を配分する。つまり、Aさん、Bさん、Cさんの得点がそれぞれa点、b点、c点であれば、それぞれの負担額が(1/a)対(1/b)対(1/c)になるように、飲食代総額W円を配分した額を算出する。この場合、Aさんの負担額は、
W×(1/a)÷{(1/a)+(1/b)+(1/c)}円
と、算出する。同様に、Bさんの負担額は
W×(1/b)÷{(1/a)+(1/b)+(1/c)}円
と、算出する。またCサンの負担額は
W×(1/c)÷{(1/a)+(1/b)+(1/c)}円
と、算出する。
<実施例2>
カラオケ装置から通知される採点成績データには、所定期間に全国で同じ曲を歌唱した人の間での採点成績のランキング順位情報が含まれている。割勘表示処理では、ランキング順位情報(楽曲IDは無関係として、同一でなくてもよい)に基づいて、上位順に負担額が減るように、順位比により飲食代総額を配分する。すなわち、Dさんのランキングがd位、Eさんがe位、Fさんがf位である場合に、Dさん、Eさん、Fさんの負担額がランキング順位比に反比例するように、つまり、d対e対fになるように飲食代総額Wを配分する。この場合、
Dさんの負担額は、W×d÷(d+e+f)円、
Eさんの負担額は、W×e÷(d+e+f)円、
Fさんの負担額は、W×f÷(d+e+f)円、
として算出できる。
<実施例3>
上記実施例2における配分額を算出する方式に他方式を適用するものである。Dさんのランキングがd位、Eさんがe位、Fさんがf位であって、d<e<fである場合に、3人の間での相対的な順位は、1位がDさん、2位がEさん、3位がFさんであることから、Dさん、Eさん、Fさんの配分を1対2対3になるように飲食代総額W円を配分した額を算出する。したがってDさんの負担額は、W×1÷(1+2+3)=(W/6)円、Eさんの負担額は同様の算出方法により、(W/3)円、Fさんの負担額は(W/2)となる。
<実施例4>
上記実施例2における配分方式に他方式を適用するものであり、順位ごとに飲食代総額に対する負担割合をあらかじめ規定しておく。POSコンピュータ1やLAN5に接続された店舗の管理コンピュータなどを使用してその規定値を記述したテーブルを作成し、適宜な記憶部に管理しておき、負担額を算出する際に客室端末4の中央制御部11がアクセスして参照できるように構成する。
テーブル内容は、メンバー総数と各順位の負担率とを対応付けして記述する。たとえば、メンバー総数が3人の場合には1位の負担率は25%、2位は30%、3位は45%とする。同様に、メンバー総数が4人の場合には、1位は10%、2位は20%、3位は30%、4位は40%、などとして規定しておく。
同一順位が複数人いた場合、たとえばメンバー4人のうち1位が同点で2人だった場合には、1位、2位の負担率合計(10%+20%)を2人で均等に、15%ずつ負担する。
なお、上記<実施例3><実施例4>のように、メンバー中の相対的な順位により配分する割勘方式であれば、仮に同一客室内に、ログインせずに利用したり歌唱採点ゲームに参加しなかったりして採点成績データが記録されていない利用者がメンバーに含まれている場合には、そのような利用者は最後尾の順位と位置づけて、負担額を算出できる。
<実施例5>
採点成績データの得点が0点の(または、採点ゲームに参加していない)利用者を基準として、得点した分だけ割安になるように飲食代総額W円を配分する。Aさんの得点がa点である場合に、得点0点の人がメンバーに含まれていると仮定した場合にその負担額と比較して、Aさんの負担額はa%割り引かれるように算出する。
同室内にはAさんの他には、得点b点のBさん、c点のCさんがいる場合に、Aさんの負担額は
W×(100−a)÷{(100−a)+(100−b)+(100−c)}
として算出される。同様にして
Bさんの負担額は、W×(100−b)÷{3×100−(a+b+c)}
Cさんの負担額は、W×(100−c)÷{3×100−(a+b+c)}
と算出される。
この<実施例5>においても、採点成績データが記録されていない利用者がメンバーに含まれている場合には、その得点を0点とみなして負担額を算出できる。
===他の実施形態===
割勘額を算出する際の基礎にする採点成績データは、上記例のような最新データに限定されない。同一利用者について、所定期間の平均値を採用してもよい。所定期間の最高値としてもよい。たとえば、カラオケ事業者による採点ゲームのランキング情報の集計期間中における最高得点や最高順位に基づいて割勘額を算出する。
客室端末4で入室時からの採点成績データを蓄積して利用者別に逐次集計して、各利用者の平均値や最高値を採用してもよい。
また、採点成績データを客室端末4で記憶せず、割勘表示の処理を開始した際にカラオケ装置から取り寄せる構成でもよい。
割勘表示をさせるタイミングは、上記例のような利用者の指示入力があった場合に限定されない。たとえば、利用者がカラオケ採点ゲームを実施した直後などに歌唱採点結果がカラオケ装置から出力され、客室端末4がその最新の採点結果を受信した際に、その時点での飲食代総額を割勘表示させてもよい。
または、いずれかの飲食物の注文電文を送信した際に、その時点の飲食代総額と採点成績データに基づいて割勘表示させてもよい。
なお、電子メニュー装置と電子目次本装置とを別体のハードウェアとする構成も可能であることはいうまでもない。
本実施例に係るシステム構成を例示している。 本実施例に係る客室端末のハードウェア構成を例示している。 本実施例に係る客室端末のトップ画面例である。 本実施例に係る客室端末の電子目次本装置としてのトップ画面例である。 本実施例に係る客室端末の電子メニュー注文装置としてのトップ画面を例示している。 本実施例に係る割勘表示の画面例である。
符号の説明
4 客室端末
11 中央制御部
13 ディスプレイ

Claims (4)

  1. 表示手段と、操作入力手段と、記憶手段と、制御手段を備え、客室のカラオケ装置およびPOS店舗システムと通信可能なカラオケ客室用電子メニュー注文装置であって、
    表示手段は、制御手段の制御に従い利用者に情報を提示し、
    操作入力手段は、利用者入力を受け付け、
    記憶手段は、料金額を含む注文情報を記憶し、
    制御手段は、メニュー処理と、注文受付処理と、割勘表示処理を行ない、
    メニュー処理は、利用者入力に従ってメニューデータベースにアクセスし、メニューデータベースの各品目情報を表示させて注文入力を受け付け、
    注文受付処理は、メニュー表示中にて受付けた品目IDを含む注文電文をPOS店舗システムに送信するとともに、記憶手段の注文情報を更新し、
    割勘表示処理は、カラオケ装置と通信して利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額を利用者ごとのカラオケ採点成績データに基づいて配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させる
    カラオケ客室用電子メニュー注文装置。
  2. 割勘表示処理は、カラオケ装置と通信してカラオケ採点の得点を含む利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、得点が高い利用者ほど金額が少なくなるように配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させる
    請求項1に記載のカラオケ客室用電子メニュー注文装置。
  3. 割勘表示処理は、カラオケ装置と通信してカラオケ採点のランキング順位を含む利用者別カラオケ採点成績データを取得し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、順位が上位である利用者ほど金額が少なくなるように配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させる
    請求項1に記載のカラオケ客室用電子メニュー注文装置。
  4. 割勘表示処理は、カラオケ装置と通信して利用者別カラオケ採点成績データを取得し、利用者ごとのカラオケ採点成績データに基づいて客室内における相対順位を決定し、記憶手段の注文情報に含まれる料金額の配分に際して、あらかじめ相対順位別に規定された割合で配分した利用者別の割勘金額を算出して表示させる
    請求項1に記載のカラオケ客室用電子メニュー注文装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015049798A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 ヤマハ株式会社 情報処理装置

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