JP2009086011A - 光モジュール及び光モジュールの製造方法 - Google Patents

光モジュール及び光モジュールの製造方法 Download PDF

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麻紀 池知
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裕美 中西
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Abstract

【課題】樹脂を用いて固定されると共にその固定強度を強化した光モジュール提供する。
【解決手段】光モジュール1は、ジョイントスリーブ11、光ファイバ3、スリーブ13、スリーブカバー15、XY軸固定用樹脂17、Z軸固定用樹脂19を備える。ジョイントスリーブ11は、LD5、PD7、及びレンズ25が内部に収容されている。スリーブ13には、光ファイバ3の端部3aが内部に固定されている。スリーブカバー15は、スリーブ13の外周面13aと貫通孔の内周面15bとの間にギャップ31が形成され、端面15aがジョイントスリーブ11の天面11aの外表面11cにXY軸固定用樹脂17によって固定されている。Z軸固定用樹脂19は、ギャップ31に位置し、スリーブ13をスリーブカバー15に固定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、光信号及び電気信号の間の変換を行う光デバイスと光信号を伝送する光ファイバとを備える光モジュール、及びその製造方法に関する。
この種の光モジュールの製造方法として、YAGレーザ溶接等の溶接を用いる方法がある。例えば、下記特許文献1には、光ファイバの端部が内部に固定されたフェルールを、このフェルールを挿通したスリーブに固定する際に、溶接を用いる技術が記載されている。また、光デバイス及びレンズが内部に固定された有底筒状のホルダの開口面とフェルールが固定されたスリーブの端面とを固定する際に、溶接を用いる技術が記載されている。
特開2004−297051号公報
ところで、近年の光通信ネットワークの普及に伴い、光モジュールの低価格化の要求が高まっている。低価格化に関して、上記特許文献1に記載されたように溶接を用いて光モジュールを製造する場合、設備投資等の製造コストが高いために問題がある。そこで、本発明者らによって、溶接に替えてより安価な樹脂による接合方法を適用することが提案された。しかしながら、上記特許文献1に記載された溶接による接合箇所を樹脂による接合に替えると、製造された光モジュールにおいて強度を確保しつつ位置精度よく接着することが困難である。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、樹脂を用いて固定されると共にその接着強度を確保することと位置精度よく接着することが両立される光モジュール及び光モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の光モジュールは、光信号と電気信号との間の変換を行う光デバイスと、光信号を透光するレンズと、光信号が通過する貫通孔が形成された天面を有してキャップ状に形成され、光デバイス及びレンズが内部に固定されたジョイントスリーブと、光信号を入力又は出力する端部を有する光ファイバであって、光信号の光路において光デバイスと端部との間にレンズが位置するように配置された光ファイバと、光ファイバの端部が挿入されたスリーブと、スリーブが挿入された貫通孔が形成され、スリーブの長手方向に沿ってスリーブの外周面と貫通孔の内周面との間にギャップが形成され、貫通孔の一方の開口部側の端面がジョイントスリーブの天面の外表面に固定されたスリーブカバーと、スリーブカバーの端面をジョイントスリーブの天面に固定する第1の固定樹脂と、ギャップ内に位置し、スリーブをスリーブカバーに固定する第2の固定樹脂と、を備えることを特徴とする。
本発明の光モジュールでは、光デバイス及びレンズが内部に固定されたジョイントスリーブと光ファイバの端部を挿通したスリーブとが、スリーブカバーと第1及び第2の固定樹脂とを介して固定されている。溶接に替えて樹脂によりスリーブをジョイントスリーブに固定できるので、より安価な光モジュールを提供することができる。そして、第1の固定樹脂によってスリーブカバーの端面とジョイントスリーブの天面とが互いに固定されている。且つ、第2の固定樹脂がスリーブの長手方向に沿ってスリーブの外周面と貫通孔の内周面との間に形成されたギャップ内に位置して、この第2の固定樹脂によってスリーブがスリーブカバーに固定されている。このような構成となっているので、製造工程において、調芯した後に、ジョイントスリーブとスリーブカバーとを互いに固定する第1の固定樹脂を付与し、ギャップに第2の固定樹脂を付与することができる。よって、第1及び第2の固定樹脂を付与した後にスリーブカバーをスリーブやジョイントスリーブに対して動かして第1及び第2の固定樹脂を変形させる必要がないので、第1及び第2の固定樹脂に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。従って、第1及び第2の固定樹脂による固定強度を強化することができる。また、位置精度よく接着することができる。
好ましくは、第1の固定樹脂は、ガラス転移温度が90〜120℃、ヤング率が250〜500Kg/mm2、熱膨張係数が2〜8×10−5/℃である。このような物性値を有する第1の固定樹脂を用いることにより、樹脂を硬化するときや出来上がった光モジュールを使用する時に熱等が加わった場合も接着剤部分の膨張または収縮をごく少量に抑えることができ、光軸のずれを抑えて、光ファイバの端部から入力又は出力される光の光軸(Z軸)と垂直なX軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
好ましくは、第1の固定樹脂は、硬化収縮率が0.5〜2%である。このような物性値を有する第1の固定樹脂を用いることにより、接着剤部分の膨張または収縮をさらに少量に抑えて、X軸及びY軸方向について更に位置精度よく固定することができる。
本実施形態に係る光モジュールの製造方法は、光信号が通過する貫通孔が形成された天面を有してキャップ状に形成され、光信号と電気信号との間の変換を行う光デバイス及び光信号を透光するレンズが内部に固定されたジョイントスリーブと、光信号を伝送する光ファイバの一方の端部が挿入されたスリーブと、を準備する準備工程と、光信号の光路において光ファイバの端部と光デバイスとの間にレンズが位置し、光ファイバと光デバイスとの間の光結合が大きくなるように、光デバイスに対してスリーブを動かして光軸調芯を行う調芯工程と、スリーブを挿入する貫通孔が形成されたスリーブカバーの貫通孔の一方の開口部側の端面とジョイントスリーブの天面の外表面とを固定するために第1の固定樹脂を付与する第1の付与工程と、貫通孔にスリーブが挿入されたスリーブカバーの端面とジョイントスリーブの外表面とを接触させる当接工程と、スリーブの長手方向に沿ってスリーブの外周面と貫通孔の内周面との間に形成されたギャップに第2の固定樹脂を付与する第2の付与工程と、第1の固定樹脂と第2の固定樹脂とを硬化させる硬化工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の光モジュールの製造方法では、調芯工程において光軸調芯を行った後に、第1の付与工程において第1の固定樹脂を付与し、当接工程において貫通孔にスリーブが挿入されたスリーブカバーの端面とジョイントスリーブの外表面とを接触させ、硬化工程において第1の固定樹脂を硬化させる。これにより、第1の固定樹脂を塗布した状態でジョイントスリーブに対してスリーブカバーを動かして塗布した第1の固定樹脂を変形させる必要がないので、第1の固定樹脂内に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。また、調芯工程において光軸調芯を行い、当接工程においてスリーブカバーとジョイントスリーブとを接触させたした後に、第2の付与工程においてスリーブの長手方向に沿ってスリーブの外周面と貫通孔の内周面との間に形成されたギャップに第2の固定樹脂を付与し、硬化工程において第2の固定樹脂を硬化させる。これにより、第2の固定樹脂を付与した状態でスリーブカバーに対してスリーブを動かして塗布した第2の固定樹脂を変形させる必要がないので、第2の固定樹脂内に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。以上により、第1及び第2の固定樹脂による固定強度を強化することができ、また、位置精度よく接着することができる。
好ましくは、第1の固定樹脂は、ガラス転移温度が90〜120℃、硬化後のヤング率が250〜500Kg/mm2、硬化後の熱膨張係数が2〜8×10−5/℃である。このような物性値を有する第1の固定樹脂を用いることにより、樹脂を硬化するときや出来上がった光モジュールを使用する時に熱等が加わった場合も接着剤部分の膨張または収縮をごく少量に抑えることができ、光軸のずれを抑えて、光ファイバの端部から入力又は出力される光の光軸(Z軸)と垂直なX軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
好ましくは、第1の固定樹脂は、硬化工程における硬化収縮率が0.5〜2%である。このような物性値を有する第1の固定樹脂を用いることにより、接着剤部分の膨張または収縮をさらに少量に抑えて、X軸及びY軸方向について更に位置精度よく固定することができる。
好ましくは、第1の固定樹脂は、第1の付与工程における粘度が36000〜45000cpsである。このような物性値を有する第1の固定樹脂を用いることにより、X軸及びY軸方向について精度よく固定できると共に、作業性を向上させることができる。
好ましくは、第1の付与工程では、紫外線及び熱により硬化する第1の固定樹脂をスリーブカバーの端面とジョイントスリーブの外表面との少なくとも一方に付与し、当接工程では、第1の固定樹脂のうちスリーブカバーの端面とジョイントスリーブの外表面との間に位置する薄膜部と、第1の固定樹脂のうち薄膜部の外周に位置し外表面においてスリーブカバーの端面から露出したフィレット部と、を形成し、第2の付与工程では、紫外線及び熱により硬化する第2の固定樹脂を付与し、第2の固定樹脂のうちギャップ内に位置する薄膜部と、第2の固定樹脂のうち薄膜部及びスリーブの外周面に接してスリーブカバーから露出したフィレット部と、を形成し、硬化工程は、第1の固定樹脂のフィレット部及び第2の固定樹脂のフィレット部に紫外線を照射して硬化させるUV硬化工程と、第1の固定樹脂の薄膜部及び第2の固定樹脂の薄膜部に熱を加えて硬化させる熱硬化工程と、を含む。この場合、第1の固定樹脂の薄膜部及びフィレット部によってより強固にジョイントスリーブとスリーブカバーとを互いに固定することができる。そして、第2の固定樹脂の薄膜部及びフィレット部によってより強固にスリーブカバーとスリーブとを互いに固定することができる。
好ましくは、UV硬化工程において、固定樹脂の周囲の複数の位置に配置された光源から紫外線を照射する。このようにすることにより、第1の固定樹脂のフィレット部及び第2の固定樹脂のフィレット部の外周に亘って比較的均一に紫外線を照射することができるので、中心軸に対して比較的対称に硬化が進むこととなる。よって、X軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
好ましくは、第1の付与工程の前に、第1の固定樹脂を付与する面について表面改質処理を行う。このように表面改質処理を行うことにより、第1の固定樹脂を付与する面と第1の固定樹脂との親和性が高まるので、接着強度を向上させることができる。また、長期信頼性を確保することができる。
本発明によれば、樹脂を用いて固定され、接着強度を確保することと位置精度よく接着することが両立される光モジュール及び光モジュールの製造方法を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光モジュールの構成図である。本実施形態に係る光モジュール1は、PON(Passive Optical Network)システムに用いられる一芯双方向(Bi-D : Bi-directional module)モジュールである。PONシステムとは、例えば、互いに異なる波長帯の送信用光信号と受信用光信号とを1本の光ファイバで伝送する波長多重方式を採用したシステムである。
そこで、光モジュール1は、送信用光信号と受信用光信号とを伝送する光ファイバ3を備えている。光モジュール1は、光ファイバ3へ送信用光信号を出力するために、電気信号を光信号に変換するLD(laser diode)5を備え、光ファイバ3から出力される受信用光信号を電気信号に変換するPD(photo diode)7を備える。この光モジュール1の構成について詳細に説明する。
光モジュール1は、LD5及びPD7を内蔵するCANパッケージ9、CANパッケージ9を覆うジョイントスリーブ11、光ファイバ3の端部3aが内部に固定されたスリーブ13、及び、ジョイントスリーブ11にスリーブ13を固定するための部材を備える。この部材は、スリーブカバー15、XY軸固定用樹脂17、及びZ軸固定用樹脂19である。
CANパッケージ9は、LD5及びPD7が実装された基板21と、基板21上のLD5及びPD7を覆うキャップ状のCAN23と、CAN23に固定されたレンズ25とを備える。基板21は、円板状に形成され、その主面に、LD5及びPD7を含む光学部品が実装されている。その光学部品には、WDMフィルタ27が含まれる。
CAN23は、基板21に実装された光学部品を覆い、開口部側の端面が基板21の主面に接着固定されている。CAN23の上面23aは円形状に形成され、その上面23aの中央部には貫通孔23bが形成されている。この貫通孔23bを塞ぐようにレンズ25が固定されている。レンズ25は、ボールレンズであり、樹脂によりCAN23に固定されている。
このレンズ25を介して、受信用光信号がCANパッケージ9に入力される。レンズ25を透過してCANパッケージ9に入力された受信用光信号は、WDMフィルタ27を透過してPD7に入力される。一方、LD5から出力された送信用光信号は、WDMフィルタ27に反射されてレンズ25を透過し、CANパッケージ9から出力される。
ジョイントスリーブ11は、円筒状の部分と円板状の天面11aとを有してキャップ状に形成されている。このジョイントスリーブ11は、CAN23を覆うと共に開口部側の端面が基板21の主面に接着固定されている。すなわち、ジョイントスリーブ11の内部には、LD5、PD7、及びレンズ25が固定されている。
ジョイントスリーブ11の天面11aには、送信用光信号及び受信用光信号が通過するための貫通孔11bが形成されている。この貫通孔11bの中心軸が送信用光信号及び受信用光信号の光軸(Z軸)となる。貫通孔11bからZ軸方向には、レンズ25が位置し、貫通孔11bの開口部とレンズ25とが互いに対向している。天面11aの外表面11cは、平面状に形成され、その表面粗さRaは、0.6〜0.7μm程度である。また、ジョイントスリーブ11は、ステンレス製で、例えば、SUS303製である。ジョイントスリーブは、ガラス製、セラミクス製、樹脂製であってもよい。ガラス製であれば、例えばホウケイ酸ガラスを使用できる。従来の光モジュールの製造方法では、YAGレーザ溶接等の溶接をするために、ジョイントスリーブおよびスリーブカバーを金属としていたが、本発明ではそれらの材質の選択について自由度が増す。
光ファイバ3の端部3aは、ジョイントスリーブ11の貫通孔11bの上方に位置し、Z軸上に固定されている。すなわち、送信用光信号及び受信用光信号の光路において、LD5及びPD7と光ファイバ3の端部3aとの間に、レンズ25が位置している。よって、光ファイバ3の端部3aから出力された受信用光信号が、ジョイントスリーブ11の貫通孔11b内を通過し、レンズ25からCANパッケージ9に入力される。
レンズ25を介してCANパッケージ9から出力された送信用光信号は、ジョイントスリーブ11の貫通孔11b内を通過し、光ファイバ3の端部3aに入力される。この送信用光信号のLD5と光ファイバ3の端部3aとの間の結合効率を0.5以上にするために、光ファイバ3の端部3aについてZ軸に垂直なX軸及びY軸方向のトレランスは、1μm以下に設定されている。なお、光ファイバ3は、例えば、SMF(single mode fiber)である。
光ファイバ3の端部は、筒状のフェルール29に挿通され、フェルール29内に固定されている。そして、このフェルール29は、筒状のスリーブ13に挿通され、スリーブ13に固定されている。これにより、光ファイバ3の端部3aは、スリーブ13に挿通され、フェルール29を介してスリーブ13の内部に固定されている。このスリーブ13の外周面における長手方向に垂直な断面は円形である。また、スリーブ13は、ステンレス製であり、例えば、SUS303製である。
スリーブカバー15は、筒状に形成され、一方の開口部側の端面15aは、平面状に形成されている。スリーブカバー15は、ステンレス製で、例えば、SUS303製である。スリーブカバーは、ガラス製、セラミクス製、樹脂製であってもよい。ガラス製であれば、例えばホウケイ酸ガラスを使用できる。このスリーブカバー15の端面15aは、スリーブカバー15の開口とジョイントスリーブ11の貫通孔11bの開口とが重なるように、ジョイントスリーブ11の天面11aの外表面11cにXY軸固定用樹脂17を介して接着固定されている。
このXY軸固定用樹脂17は、紫外線及び熱により硬化したエポキシ系の接着剤である。XY軸固定用樹脂17は、固定強度及び精密固定性を確保するために、ガラス転移温度が90〜120℃、ヤング率が250〜500Kg/mm2、熱膨張係数が2〜8×10−5/℃である。また、XY軸固定用樹脂17は、硬化収縮率が0.5〜2%である。ヤング率が350〜450Kg/mm2、熱膨張係数が6〜8×10−5/℃、硬化収縮率が1〜2%であるとさらに好ましい。更に、XY軸固定用樹脂17は、85℃、85%RHの環境における吸湿率が1.5%以下であることが好ましい。
XY軸固定用樹脂17は、薄膜部17aとフィレット部17bとを含む。薄膜部17aは、スリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとに挟まれた部分である。すなわち、薄膜部17aは、厚み及び幅が一定で、Z軸に関して対称なドーナツ状に形成されている。
フィレット部17bは、薄膜部17aの外周に位置し、外表面11cにおいてスリーブカバー15の端面15aから露出した部分である。このフィレット部17bは、Z軸を含む任意の平面においてほぼ同形の例えば三角形状の断面を有している。フィレット部17bの形状は樹脂と基材との濡れ性や樹脂のチクソ指数により変わる。樹脂のチクソ指数が大きければ、フィレット部17bの断面は釣鐘状に盛り上がった形状となる。フィレット部17bは、Z軸に関して対称に形成されている。フィレット部17bが形成されることにより、ジョイントスリーブ11とスリーブカバー15とをより強固に接着固定することができる。フィレット部17bの高さは薄膜部の厚さに比べて10倍以上の高さであり、接着力の向上に寄与している。
スリーブカバー15は、内周面15bと外周面15cとにおいて長手方向に垂直な断面が同心円である。このスリーブカバー15には、スリーブ13が挿通されて、Z軸固定用樹脂19によってスリーブ13がスリーブカバー15に接着固定されている。このZ軸固定用樹脂19は、紫外線及び熱により硬化したエポキシ系の接着剤である。
Z軸固定用樹脂19は、薄膜部19aとフィレット部19bとを含む。薄膜部19aは、スリーブカバー15の内周面15bとスリーブ13の外周面13aとに挟まれた部分である。スリーブカバー15の内周面15bにおいてスリーブ13の外周面13aと対向する部分は、削られて、スリーブカバー15の内周面15bとスリーブ13の外周面13aとの間には、ギャップ31が形成されている。このギャップ31にZ軸固定用樹脂19が充填されて、薄膜部19aを成している。ギャップ31の寸法(対向するスリーブカバー15の内周面15bとスリーブ13の外周面13aとの間の距離)は、10μm程度である。
スリーブカバー15の端面15aと対向する端面側の開口部には、その内周に沿って面取り加工が施されている。この面取り加工により形成された空間にもZ軸固定用樹脂19が充填され、薄膜部19aを構成している。この薄膜部19aは、Z軸に関して対称に形成されている。
フィレット部19bは、薄膜部19aに接すると共にスリーブ13の外周面13aに接して、スリーブカバー15から露出した部分である。このフィレット部19bは、Z軸を含む任意の平面においてほぼ同形の例えば三角形状の断面を有している。フィレット部19bの形状は樹脂と基材との濡れ性や樹脂のチクソ指数により変わる。樹脂のチクソ指数が大きければ、フィレット19bの断面は釣鐘状に盛り上がった形状となる。また、フィレット部19bは、Z軸に関して対称に形成されている。フィレット部19bが形成されることにより、ジョイントスリーブ11とスリーブカバー15とを互いにより強固に接着固定することができる。このように互いに固定されたスリーブカバー15、スリーブ13、フェルール29、及び光ファイバ3の端部3aのそれぞれの中心軸は、Z軸上に重なっている。
以上説明した本実施形態に係る光モジュール1は、LD5、PD7、及びレンズ25が内部に固定されたジョイントスリーブ11と光ファイバ3の端部3aが内部に固定されたスリーブ13とが、スリーブカバー15、XY軸固定用樹脂17、及びZ軸固定用樹脂19を介して固定されている。よって、溶接に替えて樹脂によりスリーブ13をジョイントスリーブ11に固定できるので、より安価な光モジュール1を提供することができる。
そして、XY軸固定用樹脂17によって、スリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとが互いに固定されている。且つ、Z軸固定用樹脂19がスリーブ13のZ軸に沿ってスリーブ13の外周面13aと貫通孔の内周面15bとの間に形成されたギャップ31内に位置し、このZ軸固定用樹脂19によって、スリーブ13がスリーブカバー15に固定されている。このような構成となっているので、製造工程において、調芯した後にXY軸固定用樹脂17を付与し、ジョイントスリーブ11とスリーブカバー15とを接触させ、ギャップ31にZ軸固定用樹脂19を付与することができる。よって、XY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19を付与した後にスリーブカバー15をスリーブ13やジョイントスリーブ11に対して動かしてXY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19を変形させる必要がないので、XY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。従って、XY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19による固定強度を強化することができる。
また、光モジュール1のXY軸固定用樹脂17は、ガラス転移温度が90〜120℃、ヤング率が250〜500Kg/mm2、熱膨張係数が2〜8×10−5/℃である。このような物性値を有するXY軸固定用樹脂17を用いることにより、光軸(Z軸)と垂直なX軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
また、光モジュール1のXY軸固定用樹脂17は、硬化収縮率が0.5〜2%である。このような物性値を有するXY軸固定用樹脂17を用いることにより、X軸及びY軸方向について更に精度よく固定することができる。
引き続いて、図2〜図4を参照して、本実施形態に係る光モジュールの製造方法について説明する。図2は、本実施形態に係る光モジュールの製造方法を示すフロー図である。図3及び図4は、本実施形態に係る光モジュールの製造方法を示す模式図である。図2に示すように、本実施形態に係る光モジュールの製造方法は、準備工程S1、改質工程S2、調芯工程S3、XY軸固定用樹脂17の塗布工程(第1の付与工程)S4、当接工程S5、Z軸固定用樹脂19の注入工程(第2の付与工程)S6、UV硬化工程S7、及び熱硬化工程S8を含む。以下、各工程について詳細に説明する。
準備工程S1では、図3(a)に示すように、デバイスアッセンブリ33A、ファイバアッセンブリ35A、及びスリーブカバー15を準備する。デバイスアッセンブリ33Aは、CANパッケージ9にジョイントスリーブ11が固定された部品である。すなわち、ジョイントスリーブ11の内部には、LD5、PD7及びレンズ25が固定されている。ファイバアッセンブリ35Aは、光ファイバ3、フェルール29、及びスリーブ13が、互いに同軸上に固定された部品である。すなわち、ファイバアッセンブリ35Aは、スリーブ13の内部には、光ファイバ3の端部3aが挿入されて固定されている。準備した各部品の表面、特に、接着面は、接着強度を向上させるために、有機洗浄が行われる。
改質工程S2では、スリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとの少なくとも一方の面について表面改質処理を行う。両方とも表面改質処理をすることが好ましい。表面改質処理には、例えば、UVオゾン処理、又は、プラズマ処理を用いる。これにより、スリーブカバー15やジョイントスリーブ11の外表面11cが無機物である場合は、その表面にOH基が析出し、スリーブカバー15やジョイントスリーブ11の外表面11cが有機物である場合は、その表面に極性基が析出してXY軸固定用樹脂17との親和性が高まり、スリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとの間における接着強度の安定性を向上させることができる。
調芯工程S3では、図3(b)に示すように、光ファイバ3とLD5との間の光結合が大きくなるように、デバイスアッセンブリ33Aに対してファイバアッセンブリ35AをZ軸、X軸、及びY軸方向に動かして、光軸調芯を行う。すなわち、Z軸、X軸、及びY軸の3軸について同時に調芯を行う。これにより、製造工程を簡易化することができる。調芯後、デバイスアッセンブリ33Aに対してファイバアッセンブリ35Aの位置を保持する。この状態で、スリーブカバー15は、ファイバアッセンブリ35Aを挿通しているものの未接着の状態で、上方に待避させておく。
XY軸固定用樹脂37の塗布工程S4では、図3(c)に示すように、XY軸固定用樹脂37をジョイントスリーブ11の外表面11c上に塗布する。XY軸固定用樹脂37は、Z軸に対して対称となるように、所定位置に所定量を塗布する。XY軸固定用樹脂37は、硬化後に、上述したXY軸固定用樹脂17となる接着剤である。すなわち、XY軸固定用樹脂37は、紫外線及び熱で硬化するエポキシ系接着剤である。なお、XY軸固定用樹脂37をスリーブカバー15の下面に塗ることがより好ましい。この場合、XY軸固定用樹脂37を塗布した箇所と、ジョイントスリーブ11とのXY方向のずれを抑制することができる。スリーブカバー15の下面にXY軸固定用樹脂37を塗布すれば、スリーブカバー15とジョイントスリーブ11との間に確実にXY軸固定用樹脂37の薄膜部37aを形成できる。塗布するXY軸固定用樹脂37の量は、塗布面積、薄膜部の厚さの設定値、フィレット部37bの高さ、幅の設定値により決定し、決定した量をディスペンサ等で塗布する。
ジョイントスリーブ11の外表面11cとスリーブカバー15の端面15aとを互いに固定するXY軸固定用樹脂37は、接着強度と共に精密固定性が要求される。精密固定性とは、樹脂の硬化前後及び硬化後におけるずれを抑制して精度よく固定することである。そこで、XY軸固定用樹脂37は、硬化前後の体積変化及び内部残留応力を抑制するために、ガラス転移温度が90〜120℃、硬化後のヤング率が250〜500Kg/mm2、硬化後の熱膨張係数が2〜8×10−5/℃であるものを用いる。また、XY軸固定用樹脂37は、硬化収縮率が0.5〜2%である。更に、XY軸固定用樹脂37は、塗布時の粘度が36000〜45000cpsである。
当接工程S5では、図4(a)に示すように、スリーブカバー15の端面15aをジョイントスリーブ11の外表面11cにXY軸固定用樹脂37を介して突き当てて接触させる。まず、ファイバアッセンブリ35Aが挿入されたスリーブカバー15の端面15aをジョイントスリーブ11の外表面11cに近づけた後、自然落下させる。その後、スリーブカバー15を下方に加圧し、XY軸固定用樹脂37を薄膜均等化すると共にフィレット部37bを形成する。すなわち、この手順により、XY軸固定用樹脂37の薄膜部37aとフィレット部37bとを形成する。
薄膜部37は、硬化後に薄膜部17aとなる部分で、スリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとに挟まれた部分である。フィレット部37bは、硬化後にフィレット部17bとなる部分で、薄膜部37aの外周に位置し、外表面11cにおいてスリーブカバー15の端面15aから露出した部分である。Z軸に対して対称にXY軸固定用樹脂37を塗布し、Z軸に対して対称なスリーブカバー15の端面15aによって加圧することにより、XY軸固定用樹脂37は、Z軸に関して対称に形成される。XY軸固定用樹脂37の量と加重により膜厚とフィレット部37bの形状が決定される。設定通りの膜厚およびフィレット部37bの形状とするためには、XY軸固定用樹脂37の塗布量とともに加圧する力を所定の力とすることが必要である。加圧力は、接着剤の量、塗布面積、薄膜部の厚さの設定値、フィレット部37bの高さ、幅の設定値により決定される。XY軸固定用樹脂37の量と加圧力を管理することで、薄膜部37aの形状、厚さ、フィレット部37bの形状を設定に従ったものとし、十分な接着力を得ることができる。
一般的に接着剤で接着し、溶接なみの強度を出すには、接着面積を確保する必要がある。フィレット部37bの形成はそのために有効である。特に、スリーブカバー15やジョイントスリーブ11の外表面11cが金属など紫外線を遮光する場合は、フィレット部37bが初期の接着力を担保する。しかし、一般的に接着剤の量が多くなると、接着剤が硬化するときに収縮量が増えて位置がずれたり、使用時の温度変化により接着剤が膨張または収縮する量が増えて位置がずれることがある。そこで上記の特性を有するXY軸固定用樹脂37を使用することで、接着強度を確保すると共に位置精度もよくすることができる。
Z軸固定用樹脂39の注入工程S6では、図3(b)に示すように、ギャップ31にZ軸固定用樹脂39を注入する。Z軸固定用樹脂39は、硬化後にZ軸固定用樹脂19となる接着剤であり、紫外線及び熱により硬化する接着剤である。また、Z軸固定用樹脂39をギャップ寸法が10μ程度のギャップ31に容易に注入するために、作業安定性の観点から、Z軸固定用樹脂39の粘度は、500〜3000cps程度である。
注入工程S6では、ギャップ31にZ軸固定用樹脂39を充填し、さらに、フィレット部39bを形成する。すなわち、この手順により、Z軸固定用樹脂39の薄膜部39aとフィレット部39bとを形成する。薄膜部39aは、硬化後に薄膜部19aとなる部分で、スリーブカバー15の内周面15bとスリーブ13の外周面13aとに挟まれた部分である。スリーブカバー15の面取り加工により形成された空間にもZ軸固定用樹脂39が充填され、薄膜部39aを構成している。
フィレット部39bは、硬化後にフィレット部19bとなる部分で、薄膜部39aに接すると共にスリーブ13の外周面13aに接して、スリーブカバー15から露出した部分である。Z軸に対して対称に形成されたギャップ31にZ軸固定用樹脂39を充填し、更に、Z軸に対称となるようにフィレット部39bを形成するので、Z軸固定用樹脂39を、Z軸に関して対称に付与することができる。
UV硬化工程S7では、紫外線を照射してXY軸固定用樹脂37のフィレット部37b及びZ軸固定用樹脂39のフィレット部39bを主に硬化させる。UV硬化工程S7では、調芯工程S3から保持していたファイバアッセンブリ35Aを保持して所定の力でスリーブカバー15をジョイントスリーブ11に押しつけて、紫外線を照射してフィレット部37b,39bを硬化させる。これにより、スリーブカバー15とジョイントスリーブ11とが仮固定される。
また、紫外線は、Z軸の周囲の複数点から照射するのが好ましい。これにより照射される紫外線のパワー分岐を均一な状態に近づけることができる。XY軸固定用樹脂に照射される紫外線のパワー分布が20%以内になれば特に好ましい。例えば、Z軸に関して90度点対称な箇所に配置された4つの光源から照射することが好ましい。この場合、フィレット部37b,39bに対して紫外線がZ軸に関して比較的対称に照射されるので、フィレット部37b,39bの硬化をZ軸に関して対称的に進行させることができる。よって、精度よく固定することができる。更に、紫外線の照射は、照射パワーを200〜2500mW/cm2、好ましくは200〜1000mW/cm2、さらに好ましくは400〜600mW/cm2程度に設定することにより、剪断接着強度のばらつきを抑制することができる。なお、この照射パワーの数値は、浜松ホトニクス製の光パワーメータ(型番:C6080−13)で照射した場合の数値である。
熱硬化工程S8では、UV硬化工程S7において仮固定がなされたデバイスアッセンブリ33A、ファイバアッセンブリ35A、及びスリーブカバー15に熱を加えて、XY軸固定用樹脂37の薄膜部37a及びZ軸固定用樹脂39の薄膜部39aを硬化させる。この熱硬化時の温度は、100〜130℃程度である。UV硬化工程S7及び熱硬化工程S8を経て、XY軸固定用樹脂37及びZ軸固定用樹脂39が硬化し、それぞれXY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19となる(図4(c))。
以上説明した本発明の光モジュールの製造方法では、調芯工程S3において光軸調芯を行った後に、XY軸固定用樹脂37の塗布工程S4においてXY軸固定用樹脂37を付与し、貫通孔にスリーブ13が挿入されたスリーブカバー15の端面15aとジョイントスリーブ11の外表面11cとを突き当てて接触させる。これにより、XY軸固定用樹脂37を塗布した状態でジョイントスリーブ11に対してスリーブカバー15を動かしてXY軸固定用樹脂37を変形させる必要がないので、XY軸固定用樹脂17に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。また、調芯工程S3において光軸調芯を行い、スリーブカバー15とジョイントスリーブ11とを接触させた後に、スリーブ13の長手方向に沿ってスリーブ13の外周面13aと貫通孔の内周面15bとの間に形成されたギャップ31にZ軸固定用樹脂39を付与する。これにより、Z軸固定用樹脂39を付与した状態でスリーブカバーに対してスリーブを動かしてZ軸固定用樹脂39を変形させる必要がないので、Z軸固定用樹脂19に気泡が内包されて接着性が低下することを防止することができる。以上により、XY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19による固定強度を強化することができる。
また、XY軸固定用樹脂17(37)は、ガラス転移温度が90〜120℃、硬化後のヤング率が250〜500Kg/mm2、硬化後の熱膨張係数が2〜8×10−5/℃である。好ましくは、硬化後のヤング率が350〜450Kg/mm2、硬化後の熱膨張係数が6〜8×10−5/℃である。このような物性値を有するXY軸固定用樹脂17(37)を用いることにより、光軸(Z軸)と垂直なX軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
また、XY軸固定用樹脂17(37)は、硬化収縮率が0.5〜2%、好ましくは1〜2%である。このような物性値を有するXY軸固定用樹脂17(37)を用いることにより、X軸及びY軸方向についての更に精度よく固定することができる。
また、XY軸固定用樹脂17(37)は、塗布工程S3における粘度が36000〜45000cpsである。このような物性値を有するXY軸固定用樹脂17(37)を用いることにより、X軸及びY軸方向について精度よく固定することができると共に、塗布作業性を向上させることができる。
また、XY軸固定用樹脂37によって薄膜部37aとフィレット部37bとを形成し、露出したフィレット部37bを紫外線により硬化し、薄膜部37aを熱により硬化するので、より強固且つより精度よく、ジョイントスリーブ11とスリーブカバー15とを固定することができる。また、Z軸固定用樹脂39によって薄膜部39aとフィレット部39bとを形成し、露出したフィレット部39bを紫外線により硬化し、薄膜部39aを熱により硬化するので、より強固且つより精度よく、スリーブカバー15とスリーブ13とを固定することができる。
また、UV硬化工程S7において、複数の箇所から紫外線を照射するのが好ましい。XY軸固定用樹脂に照射される紫外線の強度を均一にすれば樹脂の各点で硬化が均一に進み、位置ずれがなく接着の位置精度が向上する。接着剤の各点に照射される紫外線の強度のばらつきが20%以内であるのが特に好ましい。例えば、Z軸に関して90度点対称な4つの点から紫外線を照射する。このようにすることにより、XY軸固定用樹脂37のフィレット部37b及びZ軸固定用樹脂39のフィレット部39bの外周に亘って比較的均一に紫外線を照射することができるので、Z軸に対して比較的対称に硬化が進むこととなる。よって、X軸及びY軸方向について精度よく固定することができる。
また、XY軸固定用樹脂37の塗布工程S4の前に、ジョイントスリーブ11の外表面11cについて表面改質処理を行う。このように表面改質処理を行うことにより、XY軸固定用樹脂37を付与する面とXY軸固定用樹脂37との親和性が高まるので、接着強度を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、光デバイスとして、LD5及びPD7の双方を備えることとしたが、いずれか一方でもよい。
ところで、XY軸固定用樹脂によってジョイントスリーブ11の外表面11cとスリーブカバー15の端面15aとを接着固定し、Z軸固定用樹脂によってスリーブ13の外周面13aとスリーブカバー15の内周面15bと接着固定するに当たって、XY軸固定用樹脂及びZ軸固定用樹脂に要求される特性がある。図5は、XY軸固定用樹脂及びZ軸固定用樹脂に要求される特性を示す表である。
XY軸固定用樹脂は、高い精度の固定性が要求される。すなわち、上述したようにX軸及びY軸方向のトレランスは1μm以下にする必要があるため、実装前後及び実装後の温度変動における光軸の変動を抑制する必要がある。このため、XY軸固定用樹脂は、硬化収縮率及び熱膨張係数が比較的低いことが求められる。また、XY軸固定用樹脂は、YAG溶接と同等以上の接着特性が要求される。具体的には、初期接着強度及び接着耐久性が比較的高いことが求められる。更に、XY軸固定用樹脂は、フィレット部をZ軸に関して対称に形成するために、高チクソ性も要求される。
Z軸固定用樹脂もXY軸固定用樹脂と同様に、YAG溶接と同等以上の接着特性が要求される。具体的には、初期接着強度及び接着耐久性が比較的高いことが求められる。また、作業性の観点から、Z軸固定用樹脂は、10μm程度のギャップに容易に充填できるように、低粘度であることが要求される。
上述したXY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19を用いて各工程を実施することにより、図5に示す性能を得ることができた。以下、XY軸固定用樹脂17及びZ軸固定用樹脂19の性能及び製造条件について説明する。
まず、XY軸固定用樹脂の接着強度について説明する。図6は、本実施形態に係るXY軸固定用樹脂の物性値を示す表である。XY軸固定用樹脂Aは、硬化前の粘度が41000cps、ガラス転移温度が95℃、硬化収縮率1.4%、硬化後の熱膨張係数6.5×10−5/Kである。また、XY軸固定用樹脂Aは、硬化後のヤング率が412Kg/mm2である。XY軸固定用樹脂Bは、硬化前の粘度が58000cps、ガラス転移温度が176℃、硬化収縮率0.7%、硬化後の熱膨張係数5.7×10−5/Kである。また、XY軸固定用樹脂Bは、硬化後のヤング率が663Kg/mm2である。
XY軸固定用樹脂Aを用いた5種のサンプルとXY軸固定用樹脂Bを用いた4種のサンプルとについて、UV硬化工程S7における紫外線の照射条件をそれぞれ変えて評価を行った。図7は、XY軸固定用樹脂AのUV硬化工程における紫外線の照射条件を示す表である。図8は、XY軸固定用樹脂BのUV硬化工程における紫外線の照射条件を示す表である。図7,8における照射強度の強とは照射パワー2500mW/cm2、中とは1500mW/cm2、弱とは500mW/cm2程度である。なお、この照射パワーの数値は、浜松ホトニクス製の光パワーメータ(型番:C6080−13)で照射した場合の数値である。また、ライト分岐2とは、Z軸に関して180度対称な箇所に配置された2つの光源から紫外線を照射した場合、ライト分岐4とは、Z軸に関して90度対称な箇所に配置された4つの光源から紫外線を照射した場合を示す。
図9〜図11を参照して、XY軸固定用樹脂Aを用いた5種のサンプルとXY軸固定用樹脂Bを用いた4種のサンプルとの評価結果について説明する。評価は、平均接着強度とCV値とについて行った。平均接着強度とは、平均の剪断接着強度である。CV値とは、剪断接着強度の標準偏差を平均値で割った値であり、ばらつきを示す。図9は、XY軸固定用樹脂A,Bの初期(硬化直後)の平均接着強度とCV値とを示すグラフである。図9(a)のグラフがXY軸固定用樹脂Aについての結果を示し、図9(b)のグラフがXY軸固定用樹脂Bについての結果を示す。
図10は、XY軸固定用樹脂A,BのPCT後の平均接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。PCT(プレッシャークッカー試験)は、110℃、100%RHの環境で336時間行った。図10には、硬化直後(0時間後)の接着強度及びCV値、336時間後の接着強度及びCV値を示し、更に、強度維持率を示す。強度維持率とは、0時間後の接着強度に対する336時間後の接着強度の割合である。図10(a)のグラフがXY軸固定用樹脂Aについての結果を示し、図10(b)のグラフがXY軸固定用樹脂Bについての結果を示す。
図11は、XY軸固定用樹脂A,BのHC試験後の平均接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。HC(ヒートサイクル)は、−40℃30分間保持する工程、5分間で85℃まで昇温する工程、85℃30分間保持する工程、更に5分間で−40℃まで降温する工程を1サイクルとして500サイクル行った。図11には、硬化直後(0サイクル後)の接着強度及びCV値、500サイクル後の接着強度及びCV値を示し、更に、強度維持率を示す。強度維持率とは、0サイクル後の接着強度に対する500サイクル後の接着強度の割合である。図11(a)のグラフがXY軸固定用樹脂Aについての結果を示し、図11(b)のグラフがXY軸固定用樹脂Bについての結果を示す。
図9〜図11に示すように、XY軸固定用樹脂A,BのどのサンプルについてもYAGレーザ溶接による接着強度(50Kgf程度)より高い接着強度を得ることができた。PCT及びHC試験後の強度維持率及びCV値について、XY軸固定用樹脂AはXY軸固定用樹脂Bより高い。特に、XY軸固定用樹脂Aの条件A5により得たサンプルが、総合的に最も高い性能を示した。以上のことから、XY軸固定用樹脂Aを用いて条件A5により紫外線照射を行うことが好ましい。
次に、Z軸固定用樹脂の接着強度について説明する。図12は、本実施形態に係るZ軸固定用樹脂の物性値を示す表である。Z軸固定用樹脂C、Dは双方が本実施形態に係るZ軸固定用樹脂19である。Z軸固定用樹脂Cは、硬化前の粘度が1260cps、ガラス転移温度が165℃、硬化収縮率1.4%、硬化後の熱膨張係数6.0×10−5/Kである。また、Z軸固定用樹脂Dは、硬化前の粘度が284cps、ガラス転移温度が233℃、硬化収縮率4.0%、硬化後の熱膨張係数7.0×10−5/Kである。
Z軸固定用樹脂Cを用いたサンプルとZ軸固定用樹脂Dを用いたサンプルとについて、評価を行った。図13を参照して、この評価結果について説明する。評価は、接着強度及びCV値について行った。接着強度とは、押込接着強度である。図13は、Z軸固定用樹脂C,Dの接着強度とCV値とを示すグラフである。
図13(a)は、Z軸固定用樹脂C,DのHC試験後の接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。HCは、上述した条件と同様である。図13(a)には、硬化直後(0サイクル後)の接着強度及びCV値、500サイクル後の接着強度及びCV値を示し、更に、強度維持率を示す。図13(b)は、Z軸固定用樹脂C,DのPCT後の接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。PCTは、上述した条件と同様である。図13(b)には、硬化直後(0時間後)の接着強度及びCV値、336時間後の接着強度及びCV値を示し、更に、強度維持率を示す。図12に示すように、Z軸固定用樹脂C,Dの双方のサンプルについてYAGレーザ溶接による接着強度(50Kgf程度)より高い接着強度を得ることができた。
引き続いて、XY軸固定用樹脂及びZ軸固定用樹脂を用いて組み立てた光モジュールの信頼性の評価結果について説明する。光モジュールの各サンプルは、XY軸固定用樹脂A,BとZ軸固定用樹脂C,Dを組み合わせ、それぞれ最適条件で各製造工程を経て組み立てた。最適条件とは、XY軸固定用樹脂Aについては条件A5、XY軸固定用樹脂Bについては条件B4である。
図14は、光モジュールの製造過程における光出力変動を示すグラフである。図14のグラフは、各サンプルについての調芯直後の紫外線照射前の光出力値を0とし、UV硬化後、スリーブチャックの解放後、及び熱硬化(アニール)後の光出力変動を示す。スリーブチャックとは、(ご記入下さい)スリーブカバーをチャックする治具である。図14に示すように、各製造過程における光出力変動が±0.5dB以下と良好な結果を得ることができた。
図15は、LDの動作環境におけるトラッキングエラー特性を示すグラフである。図15のグラフは、25℃におけるトラッキングエラー値を0とし、各温度におけるトラッキングエラー値を示す。図15に示すように、各温度におけるトラッキングエラー値が±1dB以下と良好な結果を得ることができた。
図16は、HCによる光出力変動を示すグラフである。HCの条件は上述した条件と同様である。図16のグラフは、0サイクル後における光出力を0とし、各サイクルにおける光出力変動を示す。図16に示すように、1000サイクルにおける光出力変動が±0.5dB以下と良好な結果を得ることができた。
更に、上述した条件と同様な条件によるPCTを行い、180時間後の光出力変動が0.5dB以内と良好な結果が得られた。以上説明したように、本実施形態に係るXY軸固定用樹脂及びZ軸固定用樹脂は、良好な接着特性及び精密固定性を有することが確認できた。
本実施形態に係る光モジュールの構成図である。 本実施形態に係る光モジュールの製造方法を示すフロー図である。 本実施形態に係る光モジュールの製造方法を示す模式図である。 本実施形態に係る光モジュールの製造方法を示す模式図である。 XY軸固定用樹脂及びZ軸固定用樹脂に要求される特性を示す表である。 本実施形態に係るXY軸固定用樹脂の物性値を示す表である。 XY軸固定用樹脂AのUV硬化工程における紫外線の照射条件を示す表である。 XY軸固定用樹脂BのUV硬化工程における紫外線の照射条件を示す表である。 XY軸固定用樹脂A,Bの初期の平均接着強度とCV値とを示すグラフである。 XY軸固定用樹脂A,BのPCT後の平均接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。 XY軸固定用樹脂A,BのHC試験後の平均接着強度、CV値、及び強度維持率を示すグラフである。 本実施形態に係るZ軸固定用樹脂の物性値を示す表である。 Z軸固定用樹脂C,Dの接着強度とCV値とを示すグラフである。 本実施形態に係る各製造工程における光出力変動を示すグラフである。 LDの動作環境におけるトラッキングエラー特性を示すグラフである。 HCによる光出力変動を示すグラフである。
符号の説明
1…光モジュール、3…光ファイバ、3a…端部、5…LD(光デバイス)、7…PD(光デバイス)、11…ジョイントスリーブ、11a…天面、11b…貫通孔、11b…開口部、11c…外表面、13…スリーブ、13a…外周面、15…スリーブカバー、15a…端面、15b…内周面、17,37…XY軸固定用樹脂、17a…薄膜部、17b…フィレット部、19,39…Z軸固定用樹脂、19a…薄膜部、19b…フィレット部、25…レンズ、31…ギャップ。

Claims (10)

  1. 光信号と電気信号との間の変換を行う光デバイスと、
    前記光信号を透光するレンズと、
    前記光信号が通過する貫通孔が形成された天面を有してキャップ状に形成され、前記光デバイス及び前記レンズが内部に固定されたジョイントスリーブと、
    前記光信号を入力又は出力する端部を有する光ファイバであって、前記光信号の光路において前記光デバイスと前記端部との間に前記レンズが位置するように配置された光ファイバと、
    前記光ファイバの前記端部が挿入されたスリーブと、
    前記スリーブが挿入された貫通孔が形成され、前記スリーブの長手方向に沿って前記スリーブの外周面と前記貫通孔の内周面との間にギャップが形成され、前記貫通孔の一方の開口部側の端面が前記ジョイントスリーブの前記天面の外表面に固定されたスリーブカバーと、
    前記スリーブカバーの前記端面を前記ジョイントスリーブの前記天面に固定する第1の固定樹脂と、
    前記ギャップ内に位置し、前記スリーブを前記スリーブカバーに固定する第2の固定樹脂と、
    を備えることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記第1の固定樹脂は、ガラス転移温度が90〜120℃、ヤング率が250〜500Kg/mm2、熱膨張係数が2〜8×10−5/℃であることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記第1の固定樹脂は、硬化収縮率が0.5〜2%であることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  4. 光信号が通過する貫通孔が形成された天面を有してキャップ状に形成され、前記光信号と電気信号との間の変換を行う光デバイス及び前記光信号を透光するレンズが内部に固定されたジョイントスリーブと、前記光信号を伝送する光ファイバの一方の端部が挿入されたスリーブと、を準備する準備工程と、
    前記光信号の光路において前記光ファイバの前記端部と前記光デバイスとの間に前記レンズが位置し、前記光ファイバと前記光デバイスとの間の光結合が大きくなるように、前記光デバイスに対して前記スリーブを動かして光軸調芯を行う調芯工程と、
    前記スリーブを挿入する貫通孔が形成されたスリーブカバーの前記貫通孔の一方の開口部側の端面と前記ジョイントスリーブの前記天面の外表面とを固定するために第1の固定樹脂を付与する第1の付与工程と、
    前記貫通孔に前記スリーブが挿入された前記スリーブカバーの前記端面と前記ジョイントスリーブの前記外表面とを接触させる当接工程と、
    前記スリーブの長手方向に沿って前記スリーブの外周面と前記貫通孔の内周面との間に形成されたギャップに第2の固定樹脂を付与する第2の付与工程と、
    前記第1の固定樹脂と前記第2の固定樹脂とを硬化させる硬化工程と、
    を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  5. 前記第1の固定樹脂は、ガラス転移温度が90〜120℃、硬化後のヤング率が250〜500Kg/mm2、硬化後の熱膨張係数が2〜8×10−5/℃であることを特徴とする請求項4に記載の光モジュールの製造方法。
  6. 前記第1の固定樹脂は、前記硬化工程における硬化収縮率が1〜2%であることを特徴とする請求項4又は5に記載の光モジュールの製造方法。
  7. 前記第1の固定樹脂は、前記第1の付与工程における粘度が36000〜45000cpsであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
  8. 前記第1の付与工程では、紫外線及び熱により硬化する前記第1の固定樹脂を前記スリーブカバーの前記端面と前記ジョイントスリーブの前記外表面との少なくとも一方に付与し、
    前記当接工程では、前記第1の固定樹脂のうち前記スリーブカバーの前記端面と前記ジョイントスリーブの前記外表面との間に位置する薄膜部と、前記第1の固定樹脂のうち前記薄膜部の外周に位置し前記外表面において前記スリーブカバーの前記端面から露出したフィレット部と、を形成し、
    前記第2の付与工程では、紫外線及び熱により硬化する前記第2の固定樹脂を付与し、前記第2の固定樹脂のうち前記ギャップ内に位置する薄膜部と、前記第2の固定樹脂のうち前記薄膜部及び前記スリーブの外周面に接して前記スリーブカバーから露出したフィレット部と、を形成し、
    前記硬化工程は、
    前記第1の固定樹脂の前記フィレット部及び前記第2の固定樹脂の前記フィレット部に紫外線を照射して硬化させるUV硬化工程と、
    前記第1の固定樹脂の前記薄膜部及び前記第2の固定樹脂の前記薄膜部に熱を加えて硬化させる熱硬化工程と、
    を含むことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
  9. 前記UV硬化工程において、前記固定樹脂の周囲の複数点から紫外線を照射することを特徴とする請求項8に記載の光モジュールの製造方法。
  10. 前記第1の付与工程の前に、前記第1の固定樹脂を付与する面について表面改質処理を行うことを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
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