JP2009085716A - 速度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコーダの出力パルスが粗となる低速域における検出精度を悪化させずに、高速域でも高精度に速度を検出可能とした、汎用性の高い、安価な速度検出装置を提供する。
【解決手段】エンコーダの出力パルスのエッジを検出するラッチ信号作成部21と、検出されたエッジに基づいて回転方向を検出する回転方向検出部32、回転方向保持部33と、速度演算周期に同期して時間を計測する時間カウンタ23と、ラッチ信号作成部21の出力により時間計測値を保持するデータラッチ25−1〜25−4と、速度演算周期間におけるエッジの変化状態を検出しエッジ変化情報として保持するエッジ変化情報保持部29と、速度演算周期毎に保持された回転方向保持部33内の回転方向、データラッチ28−1〜28−4内の時間計測値、及びエッジ変化情報保持部29内のエッジ変化検出信号を用いて回転速度を演算するCPU30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電動機を可変速駆動する電動機駆動装置において、電動機に取り付けたエンコーダの出力パルスを用いて電動機速度を検出する速度検出装置に関するものである。
電動機を可変速駆動する装置として、インバータが知られている。インバータの機能の中で、電動機の速度を高精度に制御するために、電動機に取り付けたエンコーダの出力パルス信号に基づいて電動機速度を検出し、速度指令値との偏差をゼロにする速度調節機能を用いて制御を行うものがある。
しかし、エンコーダの出力パルスは通常、1回転あたりのパルス数が決められており、パルスは回転速度によって粗密が発生する。パルスが粗となる低速領域では、検出精度が悪化して速度検出値に誤差が生じるため、速度制御性能を悪化させる原因となる。速度制御性能が悪化すると、例えばクレーンなどでは、速度制御誤差がトルクのリプルとなり、積荷に振動が伝わって問題になる。あるいは速度制御誤差により、自動運転中に積荷の停止位置に誤差が生じ、他の機器に影響を及ぼす等の問題が生じる。
また、エンコーダの取り付け方により、出力パルスの位相誤差が発生し、この出力パルスに基づく検出方法では、速度検出値に位相誤差の影響が現れ、上述したようなトルクリプル等の問題を引き起こす。
そこで、上述の問題を解決するため、特許文献1には、エンコーダの出力パルスの立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを利用して速度を検出する方法が開示されている。以下、この従来技術について簡単に説明する。
図10は、特許文献1に記載された従来技術の構成図である。
図10において、ラッチ信号作成部21は、エンコーダから出力されるA相、B相という位相の異なった2種類のパルスからそれぞれの立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、合計4種類のラッチ信号ED0〜ED3を作成する。角度計測カウンタ22は、ラッチ信号(4F)と電動機の回転方向を示すUP/DOWN信号を用いてカウンタのUP,DOWNを行う。
時間計測カウンタ23は、速度演算周期に同期してゼロになるダウンカウンタである。4種類のラッチ信号ED0〜ED3のそれぞれに対応させて、角度計測カウンタ22の値をラッチして保存する第1データラッチ24−1〜24−4と、時間計測カウンタ23の値をラッチして保存する第2データラッチ25−1〜25−4とを設け、更に、速度演算周期毎に入力データをラッチする角度データラッチ27−1〜27−4,時間データラッチ28−1〜28−4を設ける。
なお、CPU30では、速度演算周期毎に角度計測値(データラッチ27−1〜27−4の値)と時間計測値(データラッチ28−1〜28−4の値)とを読み込み、検出フローチャートに従って電動機の速度を検出する。
なお、26は、ラッチ信号ED0〜ED3からA相パルス、B相パルスのエッジ変化を検出して保持するエッジ保持部、29は、エッジ保持部26の出力信号FIL0〜FIL3から、エッジの変化が1回でもあれば「1」を、変化が1回もなければ「0」を設定して保持することによりエッジの変化情報を保持するエッジ変化情報保持部、31はコントローラ、32は第3データラッチを示す。
図11は、上記従来技術による速度検出動作を示すフローチャートである。
速度演算周期毎にエッジの変化の有無を図10のエッジ保持部26により検出し、速度演算周期毎にラッチしたエッジ変化情報保持部29の出力値F0〜F3をCPU30が読み込む。速度演算周期において一度でもエッジを検出していたら、カウント値の大小から最新のエッジを検索し、最新エッジに対応するデータラッチ27−1〜27−4の角度計測値とデータラッチ28−1〜28−4の時間計測値とを用いて、数式1に基づき速度ωを演算する。
Figure 2009085716
ただし、θNewは今回のサンプルタイミングで読み込んだ角度計測値、θOLDは前回のサンプルタイミングで読み込んだ角度計測値、Tはサンプリング周期、TNewは今回のサンプルタイミングで読み込んだ時間計測値、TOLDは前回のサンプルタイミングで読み込んだ時間計測値である。
また、速度演算周期内にパルスが一度も存在しなかった場合は、TOLDにサンプリング周期Tを加えて速度ωを推定する。
特開平6−118090号公報([0024]〜[0043]、図2,図14)
上述した従来技術における速度検出方法には、以下のような問題がある。
(1)角度計測カウンタ22によりエンコーダの出力パルスの数を計測しているので、速度演算周期毎にパルスが多数存在するような高速域では、角度計測カウンタ22がオーバーフローして速度を検出できないことがある。
(2)(1)の問題に対して、角度計測カウンタ22のオーバーフローを防止するために、角度計測カウンタ22の測定可能な範囲に余裕をもたせると記憶容量が大きくなり、制御装置のコストが増大する。
(3)電動機に設置されるエンコーダのパルス数は数百から数十万まで様々であるため、上記(1)や(2)に記載した角度計測カウンタ22の制約から、エンコーダによっては使用できないものもある。すなわち、従来技術では汎用性に限界がある。
そこで、本発明の解決課題は、上述した(1)〜(3)の問題を克服し、エンコーダの出力パルスが粗となる低速域での検出精度を悪化させずに、高速域でも高精度に速度を検出可能とした、汎用性の高い、安価な速度検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1,2の発明では、エンコーダの出力パルスの各エッジ情報を記憶し、速度演算のためのサンプルタイミングの直前の時間計測値とエッジ変化情報とに基づき、回転方向が変化しない限り各エッジの発生順序は一定であることに着目して速度を検出する。
すなわち、請求項1に係る発明は、速度検出対象としての回転体に取り付けられたエンコーダの出力パルスから、前記回転体の回転速度を検出する速度検出装置において、
前記出力パルスのエッジを検出するエッジ検出手段と、検出されたエッジに基づいて回転体の回転方向を検出する回転方向検出手段と、速度演算周期に同期した時間を計測する時間計測手段と、前記エッジ検出手段の出力により前記時間計測手段の時間計測値を保持する時間記憶手段と、速度演算周期内の前記エッジの変化状態を検出しエッジ変化情報として保持するエッジ変化情報保持手段と、速度演算周期毎に保持された回転方向、時間計測値、及び前記エッジ変化情報を用いて回転体の回転速度を演算する演算手段と、を備えたものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載した速度検出装置において、
前記エッジ検出手段は、位相が異なる複数の前記出力パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジそれぞれを検出し、前記時間記憶手段は、各エッジに対応する時間計測値をそれぞれ保持し、前記エッジ変化情報保持手段は、各エッジに対応するエッジ変化情報をそれぞれ記憶し、前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、速度演算のためのサンプルタイミングを基準とした最新のエッジに対応する時間計測値、及び前記エッジ変化情報を用いて、回転体の速度を演算するものである。
請求項3に係る発明は、速度演算周期内で回転方向が変化した場合にも対応可能としたものであり、請求項1または2に記載した速度検出装置において、
速度演算周期内で回転方向の変化を検出したときに、その変化の検出要因となったエッジを回転方向変化エッジ情報として記憶する回転方向変化エッジ記憶手段を備え、前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、時間計測値、前記エッジ変化情報、及び前記回転方向変化エッジ情報を用いて、回転体の速度を演算するものである。
請求項4,5に係る発明は、高速域における高精度な速度検出も可能にしたものである。
すなわち、請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載した速度検出装置において、
前記時間記憶手段は、各エッジにつき時間計測値を記憶する記憶位置を複数備え、対応したエッジを検出するたびに前記記憶位置を切り替えると共に現在の記憶位置を保持しておき、前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、制御サンプルタイミングから最も近いエッジに対応する時間計測値、前記記憶位置情報、及び前記エッジ変化情報を用いて、回転体の速度を演算するものである。
また、請求項5に係る発明は、請求項3に記載した速度検出装置において、演算手段が、更に前記回転方向変化エッジ情報も用いて回転体の速度を演算するものである。
本発明によれば、角度計測カウンタを不要として低速域、高速域を問わず速度検出を行うことができると共に、エンコーダの1回転あたりの出力パルス数の制限もなく、高精度かつ汎用性の高い速度検出が可能である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。ここで、本実施形態の特徴は、従来技術における角度計測カウンタ22と、その値をラッチして保持する第1データラッチ24−1〜24−4及び角度データラッチ27−1〜27−4を用いずに速度検出を行う点にある。
図1は、本発明の第1実施形態を示す構成図であり、請求項1,2に係る発明に相当する。なお、図10の従来技術と同一の部分には同一の参照符号を付してある。
図1において、21はエッジ検出手段としてのラッチ信号作成部であり、エンコーダ(図示せず)から出力される位相の異なったA相パルス、B相パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを検出し、ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3を作成する。上記エンコーダは、例えば速度を検出するべき回転体である電動機回転軸に連結されて、その回転速度に比例した数のA相パルス、B相パルスを出力する。
ここで、エンコーダはA相,B相の2相に限定されず、3相以上であっても良いが、本実施形態では、2相エンコーダから出力されるA相パルス、B相パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの4種類のエッジを用いて速度を検出する場合について説明する。
上記A相パルス、B相パルスは、回転方向検出部32にも入力されている。この回転方向検出部32は、後述するように、A相パルス、B相パルス及びラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3から、電動機の回転方向(CW:正転,CCW:逆転)を検出するものである。
回転方向検出部32から出力される信号CW/CCWは、回転方向保持部33に入力され、速度演算周期信号(サンプリング信号)SMPLによりラッチされて回転方向検出信号CWDETとして出力される。
前記ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3は、時間記憶手段としてのデータラッチ25−1〜25−4に入力されていると共に、エッジ保持部26にも入力されている。
データラッチ25−1〜25−4には、図10と同様に時間計測カウンタ23から出力された時間計測値(時間カウント値)TDE0EN〜TDE3ENが入力されており、ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3によってこれらの時間計測値TDE0EN〜TDE3ENを記憶し、次段のデータラッチ28−1〜28−4に送るように構成されている。上記時間計測カウンタ23は、速度演算周期に同期してゼロになるダウンカウンタである。
データラッチ28−1〜28−4では、速度演算周期信号SMPLによりラッチした時間計測値TDE0EN〜TDE3ENを、時間計測値T0EN〜T3ENとしてCPU30に送出する。
ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3は、J−Kフリップフロップ等からなるエッジ保持部26に入力され、速度演算周期における各エッジの変化の有無が検出される。エッジ保持部26では、各ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3について、エッジの変化が1回でもあれば「1」を設定して保持し、変化が1回もなければ「0」を設定して保持する。これらの保持データは、エッジ変化情報保持部29に送られ、速度演算周期信号SMPLによりラッチされてエッジ変化検出信号EDF0〜EDF3としてCPU30に送出される。
図2は、前記回転方向検出部32の動作を示すタイミングチャートである。
回転方向検出部32は、ラッチ信号ED0,ED1,ED2,ED3が発生した際の、A相パルス,B相パルスの状態から回転方向を検出する。
図2において、例えば時点(3)でA相パルスの立ち上がりエッジを信号ED0により検出したときに(ED0が「1」)、B相パルスが検出されない場合(B相パルスが「0」)は、正回転と判断して信号CW(=「1」)を出力する。一方、時点(4)においてB相パルスの立ち下がりエッジを信号ED3により検出したときに(ED3が「1」)、A相パルスが検出された場合(A相パルスが「1」)には、逆回転と判断して信号CCW(=「0」)を出力する。
こうして得られた回転方向検出信号は、回転方向保持部33において速度演算周期信号SMPLによりラッチされ、回転方向検出信号CWDETとしてCPU30に送られる。
なお、図2において、TCHNGは回転方向が変化した時点を示している。
CPU30では、速度演算周期毎に、データラッチ28−1〜28−4からの時間計測値T0EN〜T3ENと、回転方向保持部33からの回転方向検出信号CWDETと、エッジ変化情報保持部29からのエッジ変化検出信号EDF0〜EDF3とを用いて、電動機の速度を検出する。
図3は、速度検出動作を示すタイミングチャートである。ここでは、一例として、図3における時点(1)のサンプルタイミング(速度演算周期信号SMPLのタイミング)で速度を検出するものとして説明する。
図3の時点(1)において、図示するサンプルタイミングによれば、最新のエッジは信号ED0によるA相パルスの立ち上がりエッジである。これは、エッジ変化検出信号EDF0〜EDF3から、EDF0が「1」であり、その他のEDF1〜EDF3が「0」であることから判断する。ここで、図3ではEDF0の値のみを図示し、EDF1〜EDF3を省略してある。
なお、エッジ変化検出信号EDF0〜EDF3のうち複数が「1」になった場合は、対応する時間計測値が最小になるものを最新のエッジとみなす。これは、時間計測カウンタ23が、サンプルタイミングでゼロとなるダウンカウンタであり、最新エッジに対応する時間計測値がゼロに近いからである。勿論、時間計測カウンタ23としてアップカウンタを使用しても良く、その場合には、対応する時間計測値が最大になるものを最新のエッジとみなせば良い。
このため、信号ED0によりラッチした時間計測値TDE0EN=T0EN1が最新の時間計測値(今回値)であり、前回の信号ED0が発生した時の時間計測値TDE0EN=T0EN0を前回値として使用する。このT0EN0の値は、時点(1)でデータラッチ28−1から読み込むことはできないが、前回のエッジ変化検出信号EDF0が「1」であった時点(1)’でCPU30内のメモリに保存しておくことにより使用可能である。
また、速度演算周期に対応する時間計測カウンタ23の最大値をTmaxとし、前回値T0EN0から今回値T0EN1までの間にEDF0がゼロであったサンプリング回数をNとして、これらをCPU30のメモリに記憶しておき、数式2に基づいて速度nを演算する。
Figure 2009085716
なお、数式2において、CWsignは回転方向を示し、正回転(CW)を「1」、逆回転(CCW)を「−1」とする。また、Kはエンコーダの1回転あたりの出力パルス数に関係する定数である。
ここで、本実施形態において、図10の従来技術における角度計測カウンタ22及びデータラッチ24−1〜24−4,27−1〜27−4を用いずに速度検出が可能になる理由を説明する。
回転方向が変化していない場合には、A相パルス、B相パルスは順序通り発生する。例えば、図3より、A相パルスの立ち上がり→B相パルスの立ち上がり→A相パルスの立ち下がり→B相パルスの立ち下がりという順序は不変である。このため、図3の時点(1)のサンプルタイミングで速度検出を行う場合、回転方向が変化していなければ、前回のA相パルスの立ち上がりから今回のA相パルスの立ち上がりまでに計4回のエッジが発生したことがわかる。
従って、角度計測カウンタ等を用いてパルス数を計測することなく、数式2の分子を、A相パルス1周期内に存在するA相,B相パルスのエッジ数とおいて速度nを検出することができる。なお、数式2における分子の4は、本実施形態のように、A相パルス,B相パルスを出力する2相エンコーダの場合に、A相パルス(またはB相パルス)の1周期内に存在する全相(つまりA相,B相)パルスのエッジ数であり、エンコーダの相数によって異なるのは明らかである。
また、数式2における定数Kは、前述した如く、使用するエンコーダの1回転あたりの出力パルス数によって変わるものである。
従って、エンコーダの相数や出力パルス数に応じて上記エッジ数(数式2における分子の数値)や定数KをCPU30が変更すれば、数式2により、エンコーダの相数や出力パルス数に関係なく速度を検出することができる。また、低速域において、速度演算周期内にエンコーダの出力パルスのエッジが存在しない場合は、数式2におけるNの値に1を加えれば、低速域でも簡単に速度を検出可能である。
次いで、図4は本発明の第2実施形態を示す構成図であり、請求項3に係る発明に相当する。この第2実施形態では、速度演算周期内で回転方向が変化した場合においても、第1実施形態と同様に角度計測カウンタを用いることなく速度の検出を可能にしている。
第1実施形態と異なる点を中心に説明すると、図4において、回転方向検出部32からは回転方向変化検出信号CHNGが出力され、この信号CHNGは、回転方向変化エッジ記憶部34に入力されている。回転方向変化エッジ記憶部34は、回転方向が変化した際のエッジ情報を保持し、回転方向変化エッジ信号CHNGEDとしてCPU30に出力する。
次に、この実施形態の動作を説明する。
前述した図2の時点TCHNGにおいて回転方向が変化すると、第1実施形態で説明した各相パルスのエッジが出現する順序が崩れる。例えば、時点TCHNGより後で今回のラッチ信号ED3の後にサンプルタイミングが発生した際に、今回のラッチ信号ED3によりラッチした時間計測値T3EN1と前回のラッチ信号ED3によりラッチした時間計測値T3EN0とを使用しても、B相パルスの立ち下がりエッジに対応する前回及び今回のラッチ信号ED3の間に発生したエッジは、ラッチ信号ED0,ED1に対応するエッジ(A相パルスの立ち上がりエッジ,B相パルスの立ち上がりエッジ)と、今回のラッチ信号ED3に対応するB相パルスの立ち下がりエッジだけであるから、合計3個である。つまり、A相パルスの立ち下がりエッジに対応するラッチ信号ED2が、前回及び今回のラッチ信号ED3の間に存在しない。
すなわち、回転方向に変化がない場合には、前回及び今回のラッチ信号の間に4個のエッジが存在するため数式2の分子の値は4で良いが、回転方向が変化した場合には、数式2の分子の値を3にする必要があり、数式2をそのまま使用すると速度演算値に誤差が生じる。
そこで、第2実施形態では、回転方向が変化した場合に回転方向検出部32から回転方向変化検出信号CHNGを出力させると共に、回転方向の変化検出要因となったエッジ情報を記憶する回転方向変化エッジ記憶部34を設け、この記憶部34のエッジ情報を加味してCPU30が速度を演算することとした。
図5は、回転方向変化エッジ記憶部34の動作を示すタイミングチャートである。時点TCHNGにおいて、回転方向が正転(CW)から逆転(CCW)に変化したとする。なお、サンプルタイミングは、図5に▽で示したタイミングであるとする。
回転方向が変化したことをCPU30が知り得るのは、時点TCHNGの直後のサンプルタイミングの時点(2)である。このとき、エンコーダパルスのエッジの最新情報はラッチ信号ED3から取得される。また、回転方向に変化がなく正転のままであれば、ラッチ信号ED1の次に信号ED2が検出されるが、図5の例では信号ED1の次に信号ED3が検出されるので、回転方向が変化したこともラッチ信号ED3から検出される。
そこで、回転方向の変化検出要因となったエッジ(ラッチ信号)を回転方向変化エッジ信号CHNGEDとして回転方向変化エッジ記憶部34が保存し、CPU30による速度検出に使用する。なお、上述したようにエッジの最新情報を与えるラッチ信号と回転方向の変化を検出した(変化検出要因となった)ラッチ信号とが常に同一とは限らないため、回転方向変化エッジ信号CHNGEDを用いる必要がある。
図6は、回転方向が変化した場合も含む速度検出のフローチャートである。
回転方向の変化の有無(ステップS1)は、信号CWDETの前回値と今回値とが一致しているか否かによって判断する。信号CWDETの今回値と前回値とが一致していれば(S1 NO)、第1実施形態と同様に、ステップS5,S6を経て数式2により速度nを演算する(S7)。
信号CWDETの今回値と前回値とが一致していない場合は(S1 YES)、速度演算周期の間で回転方向が変化しているとみなす。そして、回転方向変化エッジ信号CHNGEDを読み込み、回転方向が変化した際のエッジ(ラッチ信号)の情報を検索する(S2)。ここで、図5の例では、回転方向変化エッジ信号CHNGEDとして「3」が保持されている。この信号CHNGEDの「3」はラッチ信号ED3を意味しており、B相パルスの立ち下がりエッジによって回転方向に変化が起きたことがわかる。
次に、上記信号CHNGED(B相パルスの立ち下がりに対応する)に応じた時間計測値T3ENを用いて、速度nを演算する。すなわち、回転方向が変化している場合は、回転方向変化を検出した際のエッジ情報に応じた時間計測値と、前回の時間計測値とからエッジ間隔を求め、その間に発生するエッジの数は4ではなく3であるとして、数式3により速度nを演算する(S3,S4)。
Figure 2009085716
なお、数式3以外にも、回転方向の変化を検出したエッジがわかっていれば、回転方向が変化する直前のエッジに対応する時間計測値(図5の例ではED1に対応するT1ENの値)を用いて、エッジ数を2として計算しても良い。また、時間計測値に補正時間を加算して得た値を用いることもできる。いずれにしても、速度演算式は数式3に限定されるものではない。
次に、図7は本発明の第3実施形態を示す構成図であり、請求項5に係る発明に対応している。この実施形態は、エンコーダの出力パルスが速度演算周期内に複数存在するような高速域においても、従来技術のような角度計測カウンタを用いることなく速度検出を可能にしたものである。
以下、第1,第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図7において、36−1〜36−4は時間記憶部であり、A相パルス,B相パルスの各エッジにそれぞれ対応させて時間計測値TDENnENX,TDENnENY(nは0〜3の値)を記憶する2つの領域を備えている。また、これらの領域へは、対応するエッジが発生するたびに、セレクタSEL0〜SEL3によりスイッチ35を切り換えて時間計測カウンタ23からの時間計測値TDENnENX,TDENnENYが入力されるようになっている。
時間記憶部36−1〜36−4の後段には、時間/位置記憶部37−1〜37−4が設けられており、時間記憶部36−1〜36−4の時間計測値及び記憶位置を速度演算周期毎にラッチし、時間計測値TnENX,TnENY、位置記憶値EDnSELとしてCPU30に送るようになっている。また、エッジ変化情報保持部29におけるエッジ変化検出信号EDF0〜EDF3は、速度演算周期毎に、対応するエッジ変化が無い場合を「0」、1度ある場合を「1」、2度以上ある場合を「2」とする3つのパターンを記憶する。
図8は、この実施形態の動作を示すタイミングチャートであり、速度演算周期内に複数のパルスによるエッジを検出した場合を示している。
ここでは、時点(5)のサンプルタイミングで速度を検出するものとする。この実施形態では、速度演算周期内のパルス数を計測していないので、複数のエッジが存在する場合には、最新のエッジの時間計測値(今回値)のみならず、その時間計測値の1つ前に発生した同一エッジの時間計測値(前回値)が必要である。
例えば図8では、時点(5)の直前に存在するA相パルスの立ち上がりエッジが最新エッジであり、時間/位置記憶部37−1に保存されている時間計測値T0ENX,T0ENY(これらをT0X,T0Yとする)を用いる。また、これらの時間計測値T0X,T0Yのどちらが最新に更新されたかを判断するために、時間/位置記憶部37−1に保存されている記憶位置信号ED0SELを用いる。記憶位置信号ED0SELは、時間計測値T0Xが最新に更新された場合を「0」、時間計測値T0Yが最新に更新された場合を「1」とすると、この場合には、時間計測値T0Xが最新であるため、記憶位置信号ED0SELは「0」となる。
以上より、A相パルスの立ち上がりエッジの時間間隔と、その間に発生するエッジは4個であるという前提とに基づき、数式4によって速度nを演算する。
なお、以下の数式4では、図8の例をもとに、A相パルスの立ち上がりエッジに対応する時間計測値を用いている。
Figure 2009085716
図9は、この実施形態における速度検出動作を示すフローチャートである。
ここでは、エッジ変化検出信号EDF0〜EDF3の値によって速度検出方法が異なる(S11)。
EDF0〜EDF3が全て「0」、すなわち速度演算周期間にどのエッジも検出しなかった場合は、最新のエッジから速度を検出するものとし、数式2のNに1を加えて速度を検出する(S12)。
EDF0〜EDF3のうちに一つでも「1」があり、かつ「2」がない場合、つまり速度演算周期間にエッジが1個以上2個未満の場合は、第1,第2実施形態で説明した方法により最新のエッジを検索して図6と同様のフローチャートにより速度を検出する(S13)。
EDF0〜EDF3のうちに一つでも「2」がある場合には、最新のエッジを検索し(S14)、この最新のエッジで現在の記憶位置における時間計測値をTNEWとし(S15)、現在の記憶位置でない時間計測値をTOLDとして(S16)、前述した数式4により速度nを演算する(S17)。
本実施形態では、EDF0〜EDF3のうちに一つでも「2」があるか否かを判別すればよいので、厳密なエッジの数を計測する必要はなく、記憶容量も3パターンが判別できればよいため記憶容量の増大を招くことはない。また、記憶位置信号もX側,Y側のどちらであるかを判別すればよいので、エンコーダの出力パルス数とは無関係である。
従って、高速域においてエンコーダの出力パルス数が多くなっても、構成を変更することなく、低速域から高速域に至るまで同一の方法によって高精度に速度を検出することができる。
なお、図7に示したように、時間記憶部36−1〜36−4及び時間/位置記憶部37−1〜37−4を設け、対応するエッジを検出するたびにセレクタにより時間計測値の記憶位置を切り替えて速度の演算に用いる着想は、請求項4に記載するように、図1の第1実施形態にも適用可能である。
本発明の第1実施形態を示す構成図である。 第1実施形態における回転方向検出部の動作を示すタイミングチャートである。 第1実施形態における速度検出動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態を示す構成図である。 第2実施形態における回転方向変化エッジ記憶部の動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における速度検出動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態を示す構成図である。 第3実施形態における時間/位置記憶部等の動作を示すタイミングチャートである。 第3実施形態における速度検出動作を示すフローチャートである。 従来技術を示す構成図である。 従来技術による速度検出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
21:ラッチ信号作成部
23:時間計測カウンタ
25−1〜25−4:データラッチ
26:エッジ保持部
28−1〜28−4:データラッチ
29:エッジ変化情報保持部
30:CPU
31:コントローラ
32:回転方向検出部
33:回転方向保持部
34:回転方向変化エッジ記憶部
35:スイッチ
36−1〜36−4:時間記憶部
37−1〜37−4:時間/位置記憶部

Claims (5)

  1. 速度検出対象としての回転体に取り付けられたエンコーダの出力パルスから、回転体の回転速度を検出する速度検出装置において、
    前記出力パルスのエッジを検出するエッジ検出手段と、
    検出されたエッジに基づいて回転体の回転方向を検出する回転方向検出手段と、
    速度演算周期に同期した時間を計測する時間計測手段と、
    前記エッジ検出手段の出力により前記時間計測手段の時間計測値を保持する時間記憶手段と、
    速度演算周期内の前記エッジの変化状態を検出しエッジ変化情報として保持するエッジ変化情報保持手段と、
    速度演算周期毎に保持された回転方向、時間計測値、及び前記エッジ変化情報を用いて回転体の回転速度を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする速度検出装置。
  2. 請求項1に記載した速度検出装置において、
    前記エッジ検出手段は、位相が異なる複数の前記出力パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジそれぞれを検出し、
    前記時間記憶手段は、各エッジに対応する時間計測値をそれぞれ保持し、
    前記エッジ変化情報保持手段は、各エッジに対応するエッジ変化情報をそれぞれ記憶し、
    前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、速度演算のためのサンプルタイミングを基準とした最新のエッジに対応する時間計測値、及び前記エッジ変化情報を用いて、回転体の速度を演算することを特徴とする速度検出装置。
  3. 請求項1または2に記載した速度検出装置において、
    速度演算周期内で回転方向の変化を検出したときに、その変化の検出要因となったエッジを回転方向変化エッジ情報として記憶する回転方向変化エッジ記憶手段を備え、
    前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、時間計測値、前記エッジ変化情報、及び前記回転方向変化エッジ情報を用いて、回転体の速度を演算することを特徴とする速度検出装置。
  4. 請求項1または2に記載した速度検出装置において、
    前記時間記憶手段は、各エッジにつき時間計測値を記憶する記憶位置を複数備え、対応したエッジを検出するたびに前記記憶位置を切り替えると共に現在の記憶位置を保持しておき、
    前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、制御サンプルタイミングから最も近いエッジに対応する時間計測値、前記記憶位置情報、及び前記エッジ変化情報を用いて、回転体の速度を演算することを特徴とする速度検出装置。
  5. 請求項3に記載した速度検出装置において、
    前記時間記憶手段は、各エッジにつき時間計測値を記憶する記憶位置を複数備え、対応したエッジを検出するたびに前記記憶位置を切り替えると共に現在の記憶位置を保持しておき、
    前記演算手段は、速度演算周期毎に保持された回転方向、制御サンプルタイミングから最も近いエッジに対応する時間計測値、前記記憶位置情報、前記エッジ変化情報、及び前記回転方向変化エッジ情報を用いて、回転体の速度を演算することを特徴とする速度検出装置。
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