JP2009085455A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜水の蒸発能力を増大させると共に、消費電力を改善した冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】この発明に係る冷蔵庫は、圧縮機、冷却器を含む冷凍サイクルと、冷却器に付着した霜を溶かす除霜装置と、圧縮機、除霜装置で溶かした除霜水を溜める蒸発皿及び主に圧縮機に送風を行う機械室ファンと、圧縮機、除霜装置及び機械室ファン等の制御を行う制御装置を実装した制御基板とを備え、制御装置は、除霜装置の行う霜取り時間の積算を行い、積算した霜取り時間が所定時間を超える場合、次回霜取りまでの圧縮機の運転中の機械室ファンの回転数を通常設定値S2よりも高いS1に設定し、機械室ファンの回転数をS1にして圧縮機を運転した後の圧縮機停止中も、機械室ファンを通常設定値S2よりも低いS3で回転させる制御を行うことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、背面底部に位置し、圧縮機を設置した機械室に除霜水を蒸発させる蒸発皿を設けた冷蔵庫に関するものである。
除霜時間を計測する手段を有し、その時間の長短に基づき、除霜水の蒸発促進時間を設定し、その時間内は機械室ファンの回転数を通常よりも高く設定する制御を行う冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、除霜水が多いとき(霜取時間が長いとき)や除霜水が蒸発しにくいときに、霜取り終了後の圧縮機が起動してから次に停止するまで機械室ファンの回転数を通常よりも高く設定する制御を行う冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1、2は、機械室ファンの運転を圧縮機運転と同期させており、圧縮機停止中は機械室ファンの運転を停止させている。
特開平10−332253号公報 特開2000−121234号公報
特許文献1、2は、圧縮機の運転と同期して機械室ファンの運転を行っているが、これは圧縮機運転中の高い熱を利用して蒸発皿に溜まった除霜水の蒸発を効率的に行うためである。
しかし、圧縮機は停止直後もまだ高温であり、特許文献1、2では機械室ファンは圧縮機と同期運転であるため圧縮機停止中に機械室ファンは運転していない。
除霜水の量は庫内負荷、例えば庫内食品量や扉開閉回数などにより一定でなく、また外気温度が低い場合には除霜水の蒸発量も低いものとなる。
蒸発皿での水分の蒸発量が少ないとオーバーフローし、機械室内の電気部品のショートや、床へ水がこぼれるなどの不具合が生じてしまう。これを回避するために、蒸発皿の容量拡大または除霜水の蒸発能力増大が課題となる。
また、外気温度の低い状況では圧縮機の停止時間も長く、特許文献1、2のように機械室ファンの運転を圧縮機と同期させると除霜水の蒸発能力不足に陥ることも考えられる。
また、特許文献1、2では、機械室ファンの回転数を高くする時間を決めているが、その時間が短いと上記のような不具合が生じてしまうため必ずしも蒸発能力が良いものとは言えない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、除霜水の蒸発能力を増大させると共に、消費電力を改善した冷蔵庫を提供することを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、圧縮機、冷却器を含む冷凍サイクルと、冷却器に付着した霜を溶かす除霜装置と、圧縮機、除霜装置で溶かした除霜水を溜める蒸発皿及び主に圧縮機に送風を行う機械室ファンと、圧縮機、除霜装置及び機械室ファン等の制御を行う制御装置を実装した制御基板とを備え、
制御装置は、
除霜装置の行う霜取り時間の積算を行い、積算した霜取り時間が所定時間を超える場合、次回霜取りまでの圧縮機の運転中の機械室ファンの回転数を通常設定値S2よりも高いS1に設定し、
機械室ファンの回転数をS1にして圧縮機を運転した後の圧縮機停止中も、機械室ファンを通常設定値S2よりも低いS3で回転させる制御を行うことを特徴とする。
この発明に係る冷蔵庫は、次回霜取りまで、圧縮機運転中は機械室ファンの回転数を高く、また圧縮機停止中も機械室ファンを運転させるので、除霜水の蒸発能力を向上させることができる。また停止中に圧縮機をより冷却させるため次回圧縮機運転時の消費電力の改善という効果も有する。
実施の形態1.
図1乃至図9は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫100の縦断面図、図2は機械室12の配置図、図3は蒸発皿2が冷蔵庫100の下面に設置された場合の平面図、図4は制御フローチャート図、図5は制御タイムチャート図、図6は制御タイムチャート図、図7は制御フローチャート図、図8は冷蔵庫100の機械室12の配置図、図9は制御フローチャート図である。
図1を参照しながら冷蔵庫100の全体構成を説明する。尚、本実施の形態は、機械室12に設置される機械室ファン14の制御に特徴があり、他の部分については公知の冷蔵庫と同様である。従って、機械室12以外についての説明は簡単に行う。
冷蔵庫100の内部は、断熱仕切り壁によって複数の部屋に仕切られている。最上部が冷蔵室11、冷蔵室11の下が上部冷凍室10、上部冷凍室10の下が野菜室9、野菜室9の下が冷凍室8である。尚、上記は一例であり、冷蔵庫100の形態は任意である。
各部屋の前面には開閉自在の扉が取り付けられる。冷蔵室11の扉は、ヒンジ装置により回動する扉である。他の上部冷凍室10、野菜室9及び冷凍室8の扉は、引出し式の扉である。
冷蔵庫100の外郭を構成する断熱箱体の断熱材の内部で背面上部に制御基板6が設置されている。制御基板6には、マイコン(マイクロコンピュータ)、記憶装置、入出力ポート等で構成される制御装置が実装されている。そして、制御装置は、冷蔵庫100の各部屋の温度調節、除霜装置13(後述)の動作、自動製氷機(図示せず)の動作等の制御を行う。
冷蔵庫100の各部屋の温度の設定は、冷蔵室11の扉に設けられた温度操作パネル7でユーザ等が行うことができる。上記制御装置は、冷蔵庫100の各部屋の温度がその設定値になるように冷凍サイクルの圧縮機1(後述)、ダンパーサーモ5(後述)等を制御する。
断熱箱体を構成する樹脂製の内箱の庫内側で、略野菜室9の背面に冷却器室18が設けられている。冷却器室18には、冷凍サイクルを構成する冷却器3が設置される。冷却器3は、低圧・低温の気液二相冷媒を蒸発させて、庫内を循環する空気と熱交換を行い冷気を生成する蒸発器として作用する。また、冷却器3で生成された冷気を庫内へ循環させる庫内ファン4が冷却器室18に設置されている。さらに、冷却器3には循環する空気中の水分が結露し凍結した霜が付着する。この霜を除くための除霜装置13が、冷却器3の下に設置される。除霜装置13は、例えば、電気ヒータが使用される。
ダンパーサーモ5は、冷蔵室11等への冷気の循環量を制御する。
断熱箱体の外部で、背面下部に機械室12が設けられる。機械室12には、冷凍サイクルを構成し、低圧・低温の冷媒を圧縮して高圧・高温の冷媒を吐出する圧縮機1が設置される。圧縮機1は、例えば、低圧シェルレシプロ圧縮機である。また、冷却器3に付着した霜を溶かした除霜水を蒸発させる蒸発皿2が機械室12に設けられる。さらに、機械室ファン14(図2参照)が設けられる。機械室12の背面には、機械室カバー15が設置される。
機械室12のレイアウトを説明する。図2(a)は好ましい例である。図2(a)では、機械室ファン14の下流側に、圧縮機1と蒸発皿2が設置される。蒸発皿2は圧縮機1の上に設置される。蒸発皿2を圧縮機1の上に設置することにより、高温となる圧縮機1の熱を利用して蒸発皿2内の除霜水を蒸発させることができる。
図2(a)で、機械室ファン14の風の向きを反対にしてもよい。即ち、圧縮機1と蒸発皿2とを機械室ファン14の上流側に設置する。機械室ファン14による空気流れの方向は、基本的には圧縮機1に空気を当てる方向に設置し圧縮機1の放熱を促進させるものであるが、機械室カバー15にあける穴の配置により圧縮機温度が下がるものであれば機械室ファン14の向きを逆向きとしてもよい。
図2(a)の構成、即ち、蒸発皿2を圧縮機1の上に設置する場合は、機械室12の高さが高くなる。そのため、冷蔵庫100の高さを同一とした場合は、庫内容積が減少する。
図2(b)は、冷蔵庫100の庫内容積の減少を抑制する機械室12のレイアウトの一例である。図2(b)では、機械室ファン14の下流側に、蒸発皿2、圧縮機1の順に横に並べて配置している。蒸発皿2、圧縮機1を横に並べて配置することにより、機械室12の高さを低くできる。そのため、庫内容積の減少を抑制することができる。図2(b)でも、機械室ファン14の風の流れを反対にしてもよい。
図2(c)は、冷蔵庫100の庫内容積の減少を抑制する機械室12のレイアウトの他の例である。図2(c)では、機械室ファン14の下流側に、圧縮機1、蒸発皿2の順に横に並べて配置している。圧縮機1、蒸発皿2を横に並べて配置することにより、機械室12の高さを低くできる。そのため、庫内容積の減少を抑制することができる。図2(c)でも、機械室ファン14の風の流れを反対にしてもよい。
図2(d)は、冷蔵庫100の庫内容積の減少を抑制する機械室12のレイアウトのさらに他の例である。図2(d)では、機械室ファン14の下流側に圧縮機1を配置し、機械室ファン14の上流側に蒸発皿2を配置している。このような配置でも、機械室12の高さを低くできる。そのため、庫内容積の減少を抑制することができる。図2(d)でも、機械室ファン14の風の流れを反対にしてもよい。
図3に示すように、機械室12には圧縮機1と機械室ファン14とを設け、蒸発皿2は冷蔵庫100の底部の外側(下側)に設けるようにしてもよい。この場合、機械室12へは空気が冷蔵庫100の背面から流入し、機械室ファン14、圧縮機1を通過し、蒸発皿2の周囲に設けられた整流ガイド16内に空気が流入する。整流ガイド16内に設置された蒸発皿2を通過した空気は、冷蔵庫100の前面から冷蔵庫100の外へ排出される。
既に述べたように、冷蔵庫100の外郭を構成する断熱箱体の断熱材の内部で背面上部に制御基板6が設置されている。制御基板6には、マイコン(マイクロコンピュータ)、記憶装置、入出力ポート等で構成される制御装置が実装されている。そして、制御装置は、冷蔵庫100の各アクチュエータ(庫内ファン4、機械室ファン14、ダンパーサーモ5、除霜装置13、圧縮機1等)の制御を行っている。
圧縮機1の運転は、各部屋に設置されたサーミスタ(図示せず)により庫内温度を測定し、庫内温度が設定温度になるように圧縮機1の断続運転を行っている。
制御基板6に実装される制御装置は、マイコン、記憶装置(EEPROMなどのROM、RAM等)、各アクチュエータの入出力ポート等で構成される。
マイコンはプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えている。CPUはバスを介してROM、RAM、入出力ポート等に接続されている。RAMは、揮発性メモリの一例である。ROMは不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
ROMには、以下に述べる動作フローチャートの各ステップにおける機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPUにより読み出され実行される。
また、以下に述べる動作フローチャートの各ステップの機能として説明するものは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組合せ、さらには、ファームウェアとの組合せで実施されても構わない。
以下、冷蔵庫100の霜取り前後の機械室ファン14の制御を図4、図5を参照しながら説明する。尚、動作フローチャートの各ステップにおける動作は、ROMに記憶されている動作フローチャートの各ステップにおける機能を実行するプログラムをCPUにより読み出され実行されるものである。よって、各ステップでは、一々CPUあるいは制御装置が実行するとは述べない。また、設定、判定、判断等もROMに記憶されているプログラムをCPUにより読み出され実行される。従って、設定、判定、判断等を行う「〜手段」という表現も行わない。
図4、図5により、冷蔵庫100の霜取り前後の機械室ファンの制御について説明する。先ず、冷蔵庫100は、通常冷却運転を行う(S10)。
圧縮機1及び庫内ファン4が運転し、庫内へ冷気が循環されると、その冷気に含まれる水分は冷却器3に徐々に付着していく。このとき庫内負荷量や扉開閉回数等により冷却器3への着霜量は変化する。着霜量が多くなると、冷却器3が閉塞する恐れがある。そこで、所定の時間間隔で除霜装置13に通電し除霜する(S11)。
ここで所定の時間間隔を、圧縮機1の運転積算時間や、扉開閉回数、扉開時間の積算により段階的に設定している。
除霜装置13に通電し除霜する霜取り時間を積算する(S12)。尚、初めに言及したように、この機能は、ROMに記憶されているプログラムをCPUにより読み出されて実行され、結果が記憶装置に記憶されるものである。以降の各ステップでの機能も同様に処理される。
除霜制御は、先ず冷却器3に取り付けられた霜取りサーミスタ(図示せず)の温度が所定の温度Tdを超えたかを判定する(S13)。S13で霜取りサーミスタ温度が、所定の温度Tdを超えた場合(YESの場合)は、霜取り終了とする。その後圧縮機が運転し通常の冷却運転を再開する(S14)。S13で霜取りサーミスタ温度が、所定の温度Tdを超えない場合(NOの場合)は、S12に戻る。
霜取り時に除霜水は、機械室12に設置された蒸発皿2に出てくる。S12で積算した霜取り時の除霜装置13への通電時間(霜取り時間)が、所定時間、例えば60分を越えたかを判定する(S15)。
S15で霜取り時間が、所定時間、例えば60分を超えた場合(YESの場合)は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2よりも高くS1に設定する(S16及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS1にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中も、機械室ファン14を通常設定値S2よりも低いS3で回転させ次回霜取りまでの蒸発能力を高める(S16及び図5参照)。
このように、霜取り時間が所定の時間を超えた場合は、機械室12内の風速が増大するため蒸発皿2内の除霜水の蒸発が促進される。
S15で霜取り時間が、例えば60分を超えない場合は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2とする(S17及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS2にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中は、機械室ファン14を停止する(S17及び図5参照)。
また、S16では、機械室ファン14の回転数をS1にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中、機械室ファン14を通常設定値S2よりも低いS3で回転させたが、図6に示すように、圧縮機停止直後からの時間で制御してもよい。例えば、所定時間機械室ファン14をS3で回転させ、その後の所定時間は機械室ファン14を停止する。これは機械室ファン14の形状や、回転数が各冷蔵庫100で異なり、圧縮機1停止中には機械室ファン14の音が目立つことがあるため、ある程度の時間だけ機械室ファン14を回転させるものである。
また、図示はしないが、霜取り後の冷却負荷を減らすため、霜取り中に圧縮機1を冷却する目的で、霜取り時に機械室ファン14を回転させても良い。
また、圧縮機1停止中の騒音が気になる場合のために、冷蔵室扉に取り付けられた操作パネル7に静音スイッチ(図示せず)を設け、圧縮機1停止中の機械室ファン14の運転を停止させてもよい。
また、機械室ファン14の停止までに、機械室ファン14の回転数を段階的に下げてもよい。この場合の制御を図7により説明する。図7におけるS20〜S27までは、図4のS10〜S17と全く同じである。
S28で操作パネル7の静音スイッチが押されたか判定する。S28で静音スイッチが押されない場合は、機械室ファン14をS3で回転させる(S31)。その場合は、操作パネル7には表示はしない(S34)。
S28で操作パネル7の静音スイッチが押された場合は、S29で操作パネル7の静音スイッチがさらに押されたかを判定する。S29で操作パネル7の静音スイッチがさらに押されない場合(静音スイッチが一回押される場合)、機械室ファン14をS3より小さい回転数S4(図6参照)で回転させる(S32)。そして操作パネル7に「ファン低」と表示する(S35)。
S29で操作パネル7の静音スイッチがさらに押される場合、S30で操作パネル7の静音スイッチがさらに押されたかを判定する。S30で操作パネル7の静音スイッチがさらに押されない場合(静音スイッチが二回押される場合)、機械室ファン14を停止する(S33)。そして、操作パネル7に「ファン停止」と表示する(S36)。
S30で操作パネル7の静音スイッチがさらに押された場合(静音スイッチが三回押される場合)は、静音スイッチの押された回数はリセットされてS28に戻る。つまり、静音スイッチが三回押される場合は、機械室ファン14は元のS3で回転する(S31)。そして、操作パネル7には、表示はされない(S34)。
図4、図7の制御では、霜取り時間の長短により機械室ファン14の回転数設定を変更しているが、図8に示すように、蒸発皿2上に設置された水量センサ17を用いて検出する水量で機械室ファン14の回転数設定を変更するようにしてもよい。
図8に示すように、水量センサ17は圧縮機1の上に設置される蒸発皿2の中に設けられる2本の水位検知針17bと、センサ本体17aとからなる。水量センサ17は、水位検知針17bの測定抵抗値の変化により、霜取りにより排出される除霜水がある水位以上であるか、または以下であることを検知するものである。
水量センサ17を使用した場合の制御のフローチャートを図9に示す。S40〜S42までは、途中を省略しているが、図4のS10〜S14と同様である。S43で水量センサ17により蒸発皿2の水量を検出する。S44で蒸発皿2の水量がある設定値以上か判定する。S44で蒸発皿2の水量がある設定値以上の場合は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2よりも高くS1に設定する(S45及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS1にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中も、機械室ファン14を通常設定値S2よりも低いS3で回転させ次回霜取りまでの蒸発能力を高める(S45及び図5参照)。
S44で蒸発皿2の水量がある設定値未満の場合は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2とする(S46及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS2にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中は、機械室ファン14を停止する(S46及び図5参照)。
以上のように、この実施の形態によれば、積算の霜取時間が所定時間(60分)を超えた場合又は蒸発皿2の水量がある設定値以上の場合は、次回霜取りまで、圧縮機1運転中は機械室ファン14の回転数を高く、また圧縮機1停止中も機械室ファン14を運転させるので、除霜水の蒸発能力を向上させることができる。また停止中に圧縮機1をより冷却させるため次回圧縮機1運転時の消費電力の改善という効果も有する。
実施の形態2.
図10乃至図13は実施の形態2を示す図で、図10は制御フローチャート図、図11は冷蔵庫100の外気温度別の圧縮機1の運転状況を示す図、図12は機械室ファン14の外気別回転数設定図、図13は制御フローチャート図である。
外気温度が低くなってくると、外気と庫内温度差が縮まり庫外への熱漏洩量が減少するため図11に示すように圧縮機1の運転時間は短くなり、また圧縮機1の停止時間は高外気時に比較し長くなる。機械室ファン14を圧縮機1と同期して制御していると霜取り間の機械室ファン14の総運転時間は、外気温度が高いときに比較して半分程度となることもあり、蒸発皿2表面の空気の流動時間が半減し、蒸発皿2に溜まった除霜水を蒸発させる能力が不足する可能性がある。
外気温度測定用サーミスタ(図示せず、外気温度測定装置の一例)で計測された外気温度により機械室ファン14を制御するフローチャートを図10に示す。S51〜S55までは、図4のS10〜S14と同様である。S56で外気温度測定用サーミスタで計測された外気温度が、所定温度、例えば15℃以下かを判定する。
S56で外気温度測定用サーミスタで計測された外気温度が、例えば15℃以下の場合は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2よりも高くS1に設定する(S57及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS1にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中も、機械室ファン14を通常設定値S2よりも低いS3で回転させ次回霜取りまでの蒸発能力を高める(S57及び図5参照)。
S56で外気温度測定用サーミスタで計測された外気温度が15℃を超える場合は、次回霜取りまでの圧縮機1運転中の機械室ファン14の回転数を通常設定値S2とする(S58及び図5参照)。
また、機械室ファン14の回転数をS2にして圧縮機1を運転した後の圧縮機1停止中は、機械室ファン14を停止する(S58及び図5参照)。
また、所定の温度を複数段階設定し、図12のように外気温度に対して通常時の機械室ファン14の回転数を、圧縮機1運転中/停止中に複数段階設定しておいてもよい。実施の形態1で説明した図7の制御(S28〜S36)と同様である。
図13は実施の形態1の霜取り時間による制御に加え、本実施の形態の外気温度による制御を併せて行う場合の制御フローチャートである。
図13のS60〜S65は、図4のS10〜S15と同様である。また、S65で霜取り時間が60分以上の場合の制御(S68)は、図4のS16の制御と同じである。
S65で霜取り時間が60分未満の場合は、S66に進み、以下図10と同様の制御を行う。
以上のように、この実施の形態によれば、外気温度測定用サーミスタで計測された外気温度が15℃を超える場合は、次回霜取りまで、圧縮機1運転中は機械室ファン14の回転数を高く、また圧縮機1停止中も機械室ファン14を運転させるので、除霜水の蒸発能力を向上させることができる。また停止中に圧縮機1をより冷却させるため次回圧縮機1運転時の消費電力の改善という効果も有する。
実施の形態1を示す図で、冷蔵庫100の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、機械室12の配置図。 実施の形態1を示す図で、蒸発皿2が冷蔵庫100の下面に設置された場合の平面図。 実施の形態1を示す図で、制御フローチャート図。 実施の形態1を示す図で、制御タイムチャート図。 実施の形態1を示す図で、制御タイムチャート図。 実施の形態1を示す図で、制御フローチャート図。 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫100の機械室12の配置図。 実施の形態1を示す図で、制御フローチャート図。 実施の形態2を示す図で、制御フローチャート図。 実施の形態2を示す図で、冷蔵庫100の外気温度別の圧縮機1の運転状況を示す図。 実施の形態2を示す図で、機械室ファン14の外気別回転数設定図。 実施の形態2を示す図で、制御フローチャート図。
符号の説明
1 圧縮機、2 蒸発皿、3 冷却器、4 庫内ファン、5 ダンパーサーモ、6 制御基板、7 操作パネル、8 冷凍室、9 野菜室、10 上部冷凍室、11 冷蔵室、12 機械室、13 除霜装置、14 機械室ファン、15 機械室カバー、16 整流ガイド、17 水量センサ、17a センサ本体、17b 水位検知針、18 冷却器室、100 冷蔵庫。

Claims (4)

  1. 圧縮機、冷却器を含む冷凍サイクルと、前記冷却器に付着した霜を溶かす除霜装置と、前記圧縮機、前記除霜装置で溶かした除霜水を溜める蒸発皿及び主に前記圧縮機に送風を行う機械室ファンと、前記圧縮機、前記除霜装置及び前記機械室ファン等の制御を行う制御装置を実装した制御基板とを備え、
    前記制御装置は、
    前記除霜装置の行う霜取り時間の積算を行い、積算した霜取り時間が所定時間を超える場合、次回霜取りまでの前記圧縮機の運転中の前記機械室ファンの回転数を通常設定値S2よりも高いS1に設定し、
    前記機械室ファンの回転数をS1にして前記圧縮機を運転した後の前記圧縮機停止中も、前記機械室ファンを通常設定値S2よりも低いS3で回転させる制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 圧縮機、冷却器を含む冷凍サイクルと、前記冷却器に付着した霜を溶かす除霜装置と、前記圧縮機、前記除霜装置で溶かした除霜水を溜める蒸発皿及び主に前記圧縮機に送風を行う機械室ファンと、前記蒸発皿の水量を検出する水量センサと、前記圧縮機、前記除霜装置及び前記機械室ファン等の制御を行い、前記水量センサからの前記水量に係る信号が入力される制御装置を実装した制御基板とを備え、
    前記制御装置は、
    前記水量センサで検出した前記水量が所定値を超える場合、次回霜取りまでの前記圧縮機の運転中の前記機械室ファンの回転数を通常設定値S2よりも高いS1に設定し、
    前記機械室ファンの回転数をS1にして前記圧縮機を運転した後の前記圧縮機停止中も、前記機械室ファンを通常設定値S2よりも低いS3で回転させる制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 圧縮機、冷却器を含む冷凍サイクルと、前記冷却器に付着した霜を溶かす除霜装置と、前記圧縮機、前記除霜装置で溶かした除霜水を溜める蒸発皿及び主に前記圧縮機に送風を行う機械室ファンと、外気温度を検出する外気温度検出装置と、前記圧縮機、前記除霜装置及び前記機械室ファン等の制御を行い、前記外気温度検出装置からの信号が入力される制御装置を実装した制御基板とを備え、
    前記制御装置は、
    前記外気温度検出装置の検出する前記外気温度が所定値以下の場合、次回霜取りまでの前記圧縮機の運転中の前記機械室ファンの回転数を通常設定値S2よりも高いS1に設定し、
    前記機械室ファンの回転数をS1にして前記圧縮機を運転した後の前記圧縮機停止中も、前記機械室ファンを通常設定値S2よりも低いS3で回転させる制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記機械室ファンの回転数をS1にして前記圧縮機を運転した後の前記圧縮機停止中、所定時間前記機械室ファンをS3で回転させ、その後は機械室ファンを停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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