JP2009085063A - エンジンの電子ガバナ - Google Patents
エンジンの電子ガバナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009085063A JP2009085063A JP2007254473A JP2007254473A JP2009085063A JP 2009085063 A JP2009085063 A JP 2009085063A JP 2007254473 A JP2007254473 A JP 2007254473A JP 2007254473 A JP2007254473 A JP 2007254473A JP 2009085063 A JP2009085063 A JP 2009085063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dither
- actuator
- engine
- disturbance
- rotation speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 ディザが制御の外乱となっていることを判別する外乱判別手段8を備え、外乱判別手段8を回転数検出手段3とディザ電流重畳手段6とに連携させ、外乱判別手段8がエンジン回転数変動の隣合うピーク間の時間差Δtと回転数差ΔRとを演算し、時間差Δtが所定の時間差t未満で、回転数差ΔRが所定の回転数差R以上となる回数が所定回数n以上連続した場合には、外乱判別手段8が、ディザが制御の外乱となっていることを判別し、この判別に基づいてディザ電流重畳手段6がディザ電流のディザ幅を小さくするようにした。
【選択図】 図1
Description
エンジンの回転数を検出する回転数検出手段(3)と、目標回転数を設定する目標回転数設定手段(4)と、エンジンの回転数を目標回転数に近づけるようにアクチュエータ駆動電流を制御する駆動電流制御手段(5)と、アクチュエータ駆動電流にディザ電流を重畳させるディザ電流重畳手段(6)と、ディザ電流を重畳させたアクチュエータ駆動電流をアクチュエータ(2)に出力する駆動手段(7)を備えたエンジンの電子ガバナにおいて、
ディザが制御の外乱となっていることを判別する外乱判別手段(8)を設け、外乱判別手段(8)を回転数検出手段(3)とディザ電流重畳手段(6)とに連携させ、
外乱判別手段(8)がエンジン回転数変動の隣合うピーク間の時間差Δtと回転数差ΔRとを演算し、時間差Δtが所定の時間差t未満で、回転数差ΔRが所定の回転数差R以上となる回数が所定回数n以上連続した場合には、外乱判別手段(8)が、ディザが制御の外乱となっていることを判別し、この判別に基づいてディザ電流重畳手段(6)がディザ電流のディザ幅を小さくするようにした、ことを特徴とするエンジンの電子ガバナ。
ディザが制御の外乱となる直前までディザ幅を大きくすることができるので、アクチュエータ及び燃料調量手段(調量ラック等)の微小振動が適正に行われ、アクチュエータの応答性を高く維持することができる。
ディザが制御の外乱となっていることを判別すると、ディザ電流のディザ幅を小さくするため、制御の安定性を高く維持することができる。
外乱判別手段(8)はエンジン回転数変動の隣合うピーク間の時間差Δtと回転数差ΔRとを演算し、時間差Δtが所定の時間差t未満で、回転数差ΔRが所定の回転数差R以上となる回数が所定回数n以上連続した場合には、外乱判別手段(8)が、ディザが制御の外乱となっていることを判別するので、エンジン回転変動が外部負荷等の変動に基づくものか、ディザの外乱に基づくものかを明確に判別することができ、ディザの外乱に基づくエンジン回転変動を効率的に抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るディーゼルエンジンの電子ガバナ1の一例を示したブロック図である。このエンジンは発電機に用いる。
本発明の実施形態に係る電子ガバナ1は、アクチュエータ2を駆動するアクチュエータ駆動電流を制御する。制御されたアクチュエータ駆動電流がアクチュエータ2に出力されると、アクチュエータ2は、燃料供給量を調節する燃料供給調節手段(図示せず)を操作することにより、エンジンの回転数が目標回転数に近づくように燃料供給量を調節する。アクチュエータ2はソレノイドであり、アクチュエータ駆動電流は励磁電流である。燃料供給調節手段は、例えば燃料噴射ポンプに設けられた燃料調量ラックであり、エンジンへの燃料供給量を調節する。
本実施形態の電子ガバナ1は、回転数検出手段3と、目標回転数設定手段4と、駆動電流制御手段5と、ディザ電流重畳手段6と、駆動手段7と、ディザが制御の外乱となっていることを判別する外乱判別手段8とを備える。
目標回転数設定手段4は目標回転数を設定する。目標回転数設定手段4は例えば調速レバーである。
回転数偏差演算手段51は、エンジンの回転数と目標回転数との回転数偏差を演算する。目標電流値演算手段52は、演算された回転数偏差を許容範囲内にするようにアクチュエータ駆動電流値を設定する。電流検出手段53は、シャント抵抗(図示せず)によってアクチュエータから検出された電流をA/D変換し、A/D変換した後の値からアクチュエータの検出電流値を算出する。電流偏差演算手段54は、設定されたアクチュエータ駆動電流値とアクチュエータの検出電流値との電流値偏差を演算する。PWM信号演算手段55は、演算された電流値偏差を許容範囲内にするPWM信号のデューティ比をPID制御に基いて演算する。
図2(A)(B)に示すように、外乱判別手段(8)は、エンジン回転数変動の隣合うピーク間の時間差Δtと回転数差ΔRとを演算し、時間差Δtが所定の時間差t未満で、回転数差ΔRが所定の回転数差R以上となる回数が所定回数n以上連続した場合には、外乱判別手段(8)が、ディザが制御の外乱となっていることを判別し、この判別に基づいてディザ電流重畳手段(6)がディザ電流のディザ幅を小さくする。時間差tは100ms(ミリ秒)、回転数差Rは10rpm、回数nは10回とする。一般に負荷変動に伴う時間差は600〜1000ms、回転数差は100rpm程度であるため、負荷変動に伴う回転変動とディザによる回転変動とは明確に識別することができる。
図2(B)には、ディザが制御の外乱となっている場合のエンジン回転数変動の連続するピークの発生時間to〜t7での各エンジン回転数R0〜R7、時間差Δt0〜Δt7、回転数差ΔR1〜R7を示している。
2…アクチュエータ
3…回転数検出手段
4…目標回転数設定手段
5…駆動電流制御手段
6…ディザ電流重畳手段
7…駆動手段
8…外乱判別手段
Claims (1)
- アクチュエータ(2)を駆動するアクチュエータ駆動電流を制御することによってアクチュエータ(2)に燃料調量手段を操作させ、燃料調量手段にエンジンの回転数が目標回転数に近づくように燃料供給量を調節させ、
エンジンの回転数を検出する回転数検出手段(3)と、目標回転数を設定する目標回転数設定手段(4)と、エンジンの回転数を目標回転数に近づけるようにアクチュエータ駆動電流を制御する駆動電流制御手段(5)と、アクチュエータ駆動電流にディザ電流を重畳させるディザ電流重畳手段(6)と、ディザ電流を重畳させたアクチュエータ駆動電流をアクチュエータ(2)に出力する駆動手段(7)を備えたエンジンの電子ガバナにおいて、
ディザが制御の外乱となっていることを判別する外乱判別手段(8)を設け、外乱判別手段(8)を回転数検出手段(3)とディザ電流重畳手段(6)とに連携させ、
外乱判別手段(8)がエンジン回転数変動の隣合うピーク間の時間差Δtと回転数差ΔRとを演算し、時間差Δtが所定の時間差t未満で、回転数差ΔRが所定の回転数差R以上となる回数が所定回数n以上連続した場合には、外乱判別手段(8)が、ディザが制御の外乱となっていることを判別し、この判別に基づいてディザ電流重畳手段(6)がディザ電流のディザ幅を小さくするようにした、ことを特徴とするエンジンの電子ガバナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254473A JP4659803B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | エンジンの電子ガバナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254473A JP4659803B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | エンジンの電子ガバナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009085063A true JP2009085063A (ja) | 2009-04-23 |
JP4659803B2 JP4659803B2 (ja) | 2011-03-30 |
Family
ID=40658803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254473A Expired - Fee Related JP4659803B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | エンジンの電子ガバナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4659803B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017061473A1 (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001020789A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Kokusan Denki Co Ltd | 内燃機関用速度制御装置 |
JP2007162616A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Kubota Corp | 電子ガバナ |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254473A patent/JP4659803B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001020789A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-23 | Kokusan Denki Co Ltd | 内燃機関用速度制御装置 |
JP2007162616A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Kubota Corp | 電子ガバナ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017061473A1 (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
JP2017072075A (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
CN108138680A (zh) * | 2015-10-07 | 2018-06-08 | 洋马株式会社 | 发动机 |
EP3361076A4 (en) * | 2015-10-07 | 2019-06-19 | Yanmar Co., Ltd. | ENGINE |
US10655544B2 (en) | 2015-10-07 | 2020-05-19 | Yanmar Co., Ltd. | Engine |
CN108138680B (zh) * | 2015-10-07 | 2021-05-11 | 洋马动力科技有限公司 | 发动机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4659803B2 (ja) | 2011-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4837558B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2009036180A (ja) | エンジン回転数制御装置 | |
JP4261024B2 (ja) | シルティング防止制御装置 | |
JPH04505791A (ja) | 自動車の内燃機関の運転パラメータ制御装置 | |
JP4659803B2 (ja) | エンジンの電子ガバナ | |
CN101369800B (zh) | 电动机控制装置 | |
JP2007336669A (ja) | 電源系統安定化方法及びその方法を用いた電源系統安定化システム | |
JP4339489B2 (ja) | エンジン発電機の電圧制御装置及びその制御方法 | |
JP4759548B2 (ja) | エンジンの電子ガバナ | |
JP2007162617A (ja) | 電子ガバナ | |
JP2008190389A (ja) | 電子制御装置 | |
JP2009085062A (ja) | エンジンの電子ガバナ | |
JP2006077580A (ja) | 電子ガバナ | |
JP5090957B2 (ja) | 舶用機関の制御方法及びその制御装置 | |
JP2007162616A (ja) | 電子ガバナ | |
JP2006077581A (ja) | 電子ガバナ | |
US9932979B2 (en) | Oil pressure control device | |
JP2004293364A (ja) | エンジンの電子ガバナ用アクチュエータの電流制御装置および電流制御方法 | |
JP5280553B2 (ja) | 舶用機関の制御方法及びその制御装置 | |
JPH04246262A (ja) | 自己着火式内燃機関の制御装置 | |
JP2008121432A (ja) | ガスエンジンの制御装置 | |
JP2008215145A (ja) | 電子制御ガバナ | |
JP2006220054A (ja) | 電子ガバナの調整方法 | |
JP2006207376A (ja) | 電子ガバナ | |
JP2008286055A (ja) | アクチュエータの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101227 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4659803 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |