JP2009083068A - コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法 - Google Patents

コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009083068A
JP2009083068A JP2007258230A JP2007258230A JP2009083068A JP 2009083068 A JP2009083068 A JP 2009083068A JP 2007258230 A JP2007258230 A JP 2007258230A JP 2007258230 A JP2007258230 A JP 2007258230A JP 2009083068 A JP2009083068 A JP 2009083068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
lathe
coil
work
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007258230A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Sato
国夫 佐藤
Ryugo Shindo
龍吾 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EGURO Ltd
PLAN CO Ltd S
S-PLAN CO Ltd
Eguro Ltd
Original Assignee
EGURO Ltd
PLAN CO Ltd S
S-PLAN CO Ltd
Eguro Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EGURO Ltd, PLAN CO Ltd S, S-PLAN CO Ltd, Eguro Ltd filed Critical EGURO Ltd
Priority to JP2007258230A priority Critical patent/JP2009083068A/ja
Publication of JP2009083068A publication Critical patent/JP2009083068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Turning (AREA)

Abstract

【課題】コイル状ワークを連続供給するコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムと、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を提供する。
【解決手段】コイル状に巻き回されたコイル状ワークWを回転自在に載置するコイルスタンド30と、コイルスタンド30から供給され、カールしたコイル状ワークWを直線状に形を整え、直線状のバー材Wにする直線機40と、この直線機40から供給され、そのバー材Wを完成ワークW長さ寸法に合わせた短尺材Wに切断する切断装置41と、短尺材WをNC旋盤10に搬送する搬送手段49と、この短尺材Wを機内に取り込み、加工するNC旋盤10と、を構えたコイル状ワークWを使用したNC旋盤加工システム50である。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法に関する。
図12は、従来のバー材加工システムであるバーフィーダ装置とNC旋盤の構成を示し、(a)はNC旋盤を複数台配置した平面図、(b)はその正面図である。
図12の(a)に示すように、従来のバー材加工は、市場に流通している長尺材(例えば、3m,4m,5m)を購入し、NC旋盤28に隣接して設置したバーフィーダ装置27に長尺材のバー材を供給し、1個加工毎に長尺材を回転させ、短尺材に切り分けている(例えば、特許文献1参照)。このようなバー材加工用のNC旋盤28の主軸には、例えば、シャープペンシルの芯を固定するのと同じ機構の、コレットチャックが装着されており、バー材をクランプしてからバー材も一緒に回転させて主に外径バイトによって旋削加工する。また、バー材加工は、例えば、ベアリングを挿入するための外径軸部と端面を仕上げ、最後に突切りバイトで切断する。
このバーフィーダ装置27の機能は、バー材を支持して、バー材がねじれないように、主軸の回転に追従してバー材を回転させる。そして、加工終了後にバー材が切断された後、その都度、ワーク長さ分だけ送り出し、または、引き出して、NC旋盤で加工が開始できるようにする。したがって、バーフィーダ装置27は一種のワークストッカでもあり、バーフィーダ装置75にバー材を供給した後は、その長さ分だけ無人運転、自動運転ができるようになっている。
特開2002−307205号(図1)
しかしながら、このようなバーフィーダ装置27を使用したNC旋盤28では、例えば、シャープペンシルの場合、最後に使えない芯が残るのと同様に、バー材の残材(長さが不足して加工できない端材)が出るため、ムダが多く、不経済であるという問題があった。例えば、ワーク長さが264mm、その突切りバイトのチップ幅を2mmとすると、1個当たり266mm必要である。5mの長尺材一本では18個の材料取りができて、212mmの材料が残材になる。この5mの長尺材200本では、3,600個の製品が完成し、212mmの残材が200個残る勘定になる。この残材は比率にして約4.2%に相当する。
また、5mの長尺材をその都度、回転させなければならないというエネルギーの無駄、省エネ、環境の面に問題があった。
また、曲がり取りがされた長尺材は安価でないなめ、加工単価に占める材料費の比率が高いという問題があった。
さらに、従来のNC旋盤1台にバーフィーダ装置1台の組み合わせでは、NC旋盤を複数台とした場合、スペースを広く確保しなければならないという問題があった。例えば、バーフィーダ装置27の全長を5m、NC旋盤28の全長を3mとすれば、4台分のスペースは、8m×8.4mとなり、67.2m必要である。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するために創案されたものであり、長尺材の残材がほとんど残らない、加工時に長尺材の回転が不要で、材料費の安いコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を提供することを課題とする。さらに、NC旋盤を複数台とした場合、スペースに無駄がない、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、コイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(50)であって、コイル状に巻き回されたコイル状ワーク(W)を回転自在に載置するコイルスタンド(30)と、前記コイルスタンド(30)から供給され、カールした前記コイル状ワーク(W)を直線状に形を整え、直線状のバー材(W)にする直線機(40)と、前記直線機(40)から供給され、そのバー材(W)を完成ワーク(W)長さ寸法に合わせた短尺材(W)に切断する切断装置(41)と、前記短尺材(W)をNC旋盤(10)に搬送する搬送手段(49)と、前記短尺材(W)を機内に取り込み、加工する前記NC旋盤(10)とを構えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(51)であって、前記直線機(40)に対しては複数の前記NC旋盤(10a,…)で対応し、その複数の前記NC旋盤(10a,…)の配置は、前記直線機(40)のバー材(W)排出側に、かつ、排出方向に対して並列配置としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(52)であって、前記直線機(40)に対しては複数の前記NC旋盤(10a,…)で対応し、その複数の前記NC旋盤(10a,…)の配置は、直線機(40)のバー材(W)排出側に、かつ、排出方向に対して直列配置としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工方法であって、コイルスタンド(30)に載置されたコイル状ワーク(W)を巻き戻す第1工程と、前記コイルスタンド(30)から供給され、前記コイル状ワーク(W)を直線機(40)により直線状に形を整え、直線状のバー材(W)にする第2工程と、前記直線機(40)から供給され、直線状のバー材(W)を切断装置(41)により、完成ワーク(W)長さ寸法に合わせた短尺材(W)に切断する第3工程と、前記切断装置(41)より切断された前記短尺材(W)をワーク搬送手段(49)によってNC旋盤(10)に搬送する第4工程と、NC旋盤(10)が短尺材(W)を取り込み、加工する第5工程と、を含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、直線機から供給され、直線状のバー材を完成ワーク長さ寸法(両端面の仕上げ代2mmを含む)に合わせた短尺材に切断する切断装置から直接、搬送手段により搬送され、供給されるため、残材が残らない。従来、5mの長尺材200本では、完成ワーク長さ266mmでは212mmの残材が200本(4.2%)残るのに対し、このコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムでは、バー材ワークの残材を少なくでき、経済的であり、かつ、大幅なコスト低減ができる。また、完成ワーク長さ寸法(両端面の仕上げ代2mmを含む)に合わせた短尺材に切断してNC旋盤に供給するため、従来のような5mの長尺材を回転させる必要がなく、無駄がなく、省エネ、環境面に対しても良い。さらに、素材を安価なコイル状ワークにすることによって、加工単価に占める材料費の比率を低減させ、低コストで量産可能なNC旋盤加工システムの提供ができる。
請求項2に係る発明によれば、一台の直線機に対して、複数のNC旋盤で対応することにより、直線機のフル稼動が可能になる。また、複数のNC旋盤の配置を、直線機のバー材排出側に、かつ、排出方向に対して並列配置としたことにより、ワークの流れに逆らわない切断装置によって短尺材に切断されたバー材が、各NC旋盤に取り込まれ、加工するスムーズな流れのNC旋盤加工システムの提供ができる。さらに、バーフィード装置とNC旋盤とを複数台ずつ構成した従来のバー材加工システムと比較して、本発明は、設置スペースを大幅に削減できる。
請求項3に係る発明によれば、一台の直線機に対して、複数のNC旋盤で対応することにより、直線機のフル稼動が可能になる。また、複数のNC旋盤の配置を、直線機のバー材排出側に、かつ、排出方向に対して直列配置としたことにより、ワークの搬送装置を簡素化できる。また、バーフィード装置とNC旋盤とを複数台によって構成した従来のバー材加工システムと比較して、本発明は、設置スペースを大幅に削減できる。
請求項4に係る発明によれば、第1工程から第5工程を含む加工方法により、長尺材を使用した従来のバーフィード装置のように残材がその都度残らず、素材形状がコイル状ワークであっても対応可能なコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法の提供ができる。また、素材を安価なコイル状ワークにすることによって、加工単価に占める材料費の比率を低減させ、低コストで量産可能なコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法の提供ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るNC旋盤のバー材加工システムの基本形を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図1の(a)に示すように、左側から順に、コイルスタンド30と、直線機40および切断装置41、そして、NC旋盤10が配置されている。また、直線機40と切断装置41とNC旋盤10との間にはワーク搬送手段49が設けられている。
このようなNC旋盤10と直線機40は、これまでない組み合わせである。その理由は、それぞれの機械の生産性に大きな隔たりがあったためである。つまり、直線機40と切断装置41により直線状に形を整え、所定の長さに切断する本数は、毎分30本であり、1日10時間稼動として直線機40の生産能力は、一日18,000本生産が可能であるのに対し、NC旋盤10のローディングと加工時間の合計は、一本20秒であるから、毎分3本である。1日10時間稼動としてNC旋盤10の生産能力は、一日1,800本であるから、ちょうど1/10の生産能力の違いがある。この差はいかんともしがたく、これまで、直線機40を組み込んだコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムが実用化されることはなかった。これは、コイル状ワークを連続供給して旋削加工するNC旋盤加工システムである。
図1の(a)に示すように、直線機40が一台に対してNC旋盤10が一台の構成では、直線機40を10分稼動させて300本生産し、ワーク搬送手段49によってワークストッカ25に搬送する。そして、直線機40は100分休止する。その間、NC旋盤10は100分間で300本を加工する。短尺材Wが残り少なくなってきたところで、直線機40を再度稼動させ、短尺材Wを生産し、ワークストッカ25に搬送する。このようにして、NC旋盤10に待ち時間が発生しないようにスケジューリングをする。したがって、NC旋盤10の前面(作業者側)には、300本収容可能なワークストッカ25と回収ストッカ26を設けている。その結果、たとえNC旋盤10が一台であっても直線機40に対応できるようになっている。したがって、これが、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム50の基本形である。
コイルスタンド30は、回転自在にコイル状ワークWを載置している。このコイル状ワークWは、鉄鋼メーカ、または、アルミメーカが工場から出荷する姿が、このコイル状で筒状に形成されている。この筒状の穴をコイルスタンド30の芯に挿入する。
例えば、コイル状ワークWの線径をφ13の中実丸棒とすれば、コイル状ワークWの筒状の外径は1m、内径は600mmになるため、コイルスタンド30の直径は1.1mほどになる。また、コイル状ワークWの材質を、例えば、アルミ材とすれば、質量は約350kg、鋼材であれば約1,000kgになるが、それでも十分に支持できて軽く旋回できるようにコイルスタンド30にはスラストベアリングによって軸支されている。
図1の(b)に示すように、コイルスタンド30の右側には直線機40が配置されている。図2はその覆い(カバー)を外した直線機を示す正面図である。
図2に示すように、直線機40は、カールしたコイル状ワークWを徐々に直線状に形を整えて、直線状のバー材Wにする装置である。回転体40a内の複数個から構成される独立した調整自在な偏心ガイド40b,40b…の中をコイル状ワークWが通過することにより直線状に形を整えることができる(特開2000−158072公報参照)。
図2に示すように、コイル状ワークWを矢印A方向から上下一対の送りロール40cに送り出し、回転体40a内の調整済みの前記した偏心ガイド40b,40b…を通過させることにより、曲がりを徐々に修正し、直線状に形を整える。また、偏心ガイド40b,40b…の調整は偏心アジャストボルト40d,40d…で行う。そして、直線状のバー材Wは、もう一方に設けられた上下一対の送りロール40cの矢印B方向から排出され、切断装置41に搬送される。なお、この直線機40の加工精度は長さ300mm当たり、中央部の振れが0.05mmまで可能である。
切断装置41は、直線機40から直線状のバー材Wが供給されると、切断する短尺材Wの長さはつぎのようにして決めるとよい。例えば、完成ワークW長さが264.0mmであれば、両端面の加工代1mm+1mmの計2mmを加算して、短尺材Wの長さは、266mmとする。ワーク定寸装置であるセンサ付きのワークストッパ41aをセットする。そのワークストッパ41aにバー材Wの先端部が当接すると、図示しないセンサがONし、図示しないエアークラッチがONして、駆動体の回転力が切刃41bに伝達されて、切刃41bは瞬時に、266mmの長さの短尺材Wに切断する。このエアークラッチ切断の特徴は、応答性に優れ、安定した作動が可能であり、丸棒のせん断加工には好適である。切断装置41は、毎分60回のせん断加工ができるが、モータの減速可変調整により毎分30回のせん断加工とする。この切断に要する時間は一瞬であるが、この時、直線状のバー材Wは一瞬止まり、送りロール40cはスリップするが全く支障はない。なお、この切断装置41による切断の加工精度は、約±0.5mmである。
このように、切断装置41にて切断され、266mmの短尺材WがNC旋盤へ搬送され、供給される。このように、ワーク搬送経路に無駄がなく、材料自体に対してもまったく無駄がなく、残材ができない。また、ロット番号の変更に伴い、完成ワークW長さが変更された場合であっても、柔軟(フレキシブル)に対応が可能である。つまり、ワークストッパ41aを再セットするだけであり、短尺材Wの長さは、完成ワークW長さL+2mmの長さで供給すればよく、フレキシブルなシステムとなっている。
ワーク搬送手段49は、切断装置41から延設されたワーク搬送装置43と、ワークストッカ25と、短尺材Wをワークストッカ25に落とし込むワークプッシャ47と、ワークストッカ25にストックされた短尺材Wを第1傾斜板23に供給する図示しないワーク供給装置等から構成されている。
ワーク搬送装置43は、切断装置41から延設された、例えば、ベルトコンベアであるが、これに代わるワーク搬送装置であっても構わない。
ワークプッシャ47は、例えば、エアシリンダであり、エアシリンダの先端部が固定されている。これは一種のワーク移動手段であるが、これに代わるワーク移動手段であっても構わない。このワーク移動手段によって、短尺材Wをワークストッカ25に落とし込む。
図示しないワーク供給装置は、ワークストッカ25の機械本体側の内側に設けられており、短尺材Wを一本一本持ち上げては、第1傾斜板23に載せるワーク供給装置である。このワーク供給装置によって、第1傾斜板23に載置された短尺材Wは、第1傾斜板23の傾斜によって機内へ転がり、第1傾斜板23の先端部のストッパ部23aで止まって待機するようになっている(図3(a)、図5参照)。
NC旋盤10について、説明する。図3はNC旋盤とそのローダの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、図4はその左側面図である。
図3、図4に示すように、このNC旋盤10は、例えば、両端加工機仕様の主軸台2になっている。しかし、その他のいかなる仕様のNC旋盤10であっても構わない。
このNC旋盤10の構成は、ベッド1上の中央に主軸台2が固定されており、左右の両サイドに第1櫛刃形刃物台6と、第2櫛刃形刃物台16が配置されている(図3(b)参照)。主軸台2の主軸2aには貫通穴が設けられ、貫通穴の両端部にはコレットチャック2bと、コレットチャック2cが装着されている。
NC旋盤10の左側は、第1櫛刃形刃物台6が配置され、この移動を可能にするZ軸、X軸、Y軸の3軸を有している。つまり、主軸台2のワーク供給側(図の左側)には、第1櫛刃形刃物台6が移動可能なZ軸(主軸の軸方向と同じ左右方向)、X軸(Zに直交する前後方向の水平軸)、Y軸(Z,Xに直交した上下方向軸)の3軸が設けられており、この3軸の動作により旋削加工および複合加工を可能にしている。ベッド1上面にはZ軸方向へ移動自在の第1サドル3と、X軸方向へ移動自在の第1クロススライド4と、Y軸方向へ移動自在の第1立クロススライド5および第1櫛刃形刃物台6が配置されている。
また、第1傾斜板23はワークストッカ25から短尺材Wが随時供給され、下端部に短尺材Wを保持する。この第1傾斜板23の角度は、約2〜5度が好適である。
NC旋盤10に右側は、前記した第1櫛刃形刃物台6と左右対称に、第2櫛刃形刃物台16が配置され、この移動を可能にするZ軸、X軸、Y軸の3軸を有しており、この3軸の動作により旋削加工および複合加工を可能にしている。ベッド1上面にはZ軸方向へ移動自在の第2サドル13と、X軸方向へ移動自在の第2クロススライド14と、Y軸方向へ移動自在の第2立クロススライド15および第2櫛刃形刃物台16が配置されている。
また、第2傾斜板24は主軸台2から完成ワークWを受け取り、機外へ搬出する。この第2傾斜板24の角度は、前記した第1傾斜板23の角度とは反対であり約−2〜−5度が好適である。
図4に示すように、切断装置41によって切断された短尺材Wは、延設されたワーク搬送手段49(図1参照)により、ワークストッカ25に投入されると、ワークストッカ25内に設けられた図示しないワーク供給装置によって、1個ずつ持ち上げられ、第1傾斜板(第1保持部材)23に供給される。そうすると、短尺材Wがこの第1傾斜面23を転がり落ちて、先端のストッパ部23aによって停止され、待機する(図5参照)。
ここで、NC旋盤10のバー材加工システム50の、NC旋盤10へのワーク投入方法と、NC旋盤10のワーク投入方法について、詳細に説明する。
図5の(a)は、図4に示す第1立クロススライドの拡大図であり、ローダ装置の説明図、(b)は第1ステーと第1傾斜板との関係を示す平面図である。
図5の(a)に示すように、このローダ装置11は、ワークハンド装置を有する従来のローダ装置とは大きく異なり、機械本体の2軸の動作を利用して行うため、ワークハンド装置は不要になっている。このワークハンド装置の代わりとなるのが第1ステー21である。
第1ステー21は、図5の(a)に示すように、第1立クロススライド5の正面にプレート5aが固定され、このプレート5aの正面の下部に固定されている。第1ステー21は、ローダ装置11の本体に相当する。第1ステー21は第1傾斜板23の近傍にあり、ワークを把持するハンド機能はなく、板状に形成され、第1ステー21の上面には、溝21aが形成されている。
図5の(b)に示すように、第1ステー21には、2つの逃がし溝21bが形成され、第1傾斜板23との干渉を防止している。また、X軸とY軸のストロークによるループした動作a〜eによって、短尺材Wの取り込みを可能にしている。
図5の(a)に示すように、ローダ装置11の第1工程は、第1ステー21の動きが、a〜eの連続動作となる。
a)第1ステー21は、Y軸により下降する。
b)第1ステー21は、X軸により前進して短尺材Wの下部に溝21aが移動する(図5の(b)参照)。
c)第1ステー21は、Y軸により上昇してV溝21aがストッパ部23aの短尺材Wを受け取る。
d)第1ステー21は、X軸により後退する。
e)第1ステー21は、Y軸により下降し、前記主軸台2の芯と短尺材Wとの芯を合わせる。
第2工程は、プッシャ21f(図3(b)参照)がアクチュエータ21cの起動により、Z軸方向へ移動し、第1ステー21の溝21a保持された短尺材Wを主軸2a内へ挿入する。つまり、短尺材Wをプッシャ21fによって押すことによって、主軸2a内の完成ワークWを第2ステー22へ押し出すとともに、主軸2a内へ短尺材Wを挿入する。そして、元の位置に戻る。
その後は、主軸2aの両端部に装着されたコレットチャック2b,2cが短尺材Wをクランプすると、事前に用意されたNC加工プログラムにより、主軸2aが回転し、第1櫛刃形刃物台6と第2櫛刃形刃物台16に固定されたバイト6b(図4参照)によって外径削り、面取り、丈決め等が行われて停止する。短尺材Wは加工済みの完成ワークWとなる。そして、主軸2aのコレットチャック2b,2cが完成ワークWをアンクランプする。
つづいて、完成ワークの機外への搬出方法について、説明する。
図6の(a)は、図3の(b)に示す右側面図であり、第2立クロススライドの拡大図でアンローダ装置の説明図、図6の(b)は第2ステーと第2傾斜板との関係を示す平面図である。
アンローダ装置12は、前記したローダ装置11と同様に、第2櫛刃形刃物台16のバイトの動作を可能にするZ軸、X軸、Y軸の3軸のうち、X軸、Y軸の2軸を利用する。図6に示すように、第2傾斜板(第2保持部材)24は、機械の正面の右側に固定されている。第2傾斜板24の傾斜方向は第1傾斜板23とは反対に傾斜し、完成ワークWは第2傾斜板24の傾斜面をころがり、機内から機外へ排出される。なお、第2傾斜板24は、機械本体に固定してもよいし、回収ストッカ26から延設してもよい。
図6に示すように、NC旋盤10からのワーク搬出方法は、第2立クロススライド15に固定され、完成ワークWを保持する第2ステー22と、第2傾斜板24とを備えたアンローダ装置12から構成されている。このアンローダ装置12は、従来のアンローダ装置とは大きく異なり、機械本体の2軸を利用して行うため、従来のワークハンド装置は不要である。ワークハンド装置の代わりとなるのがこの第2ステー22である。第2ステー22は第2傾斜板24の近傍にあり、Y軸とX軸のストロークによるループした動作g〜jによって、ワークの排出を可能にする。
第2ステー22は、図6の(a)に示すように、第2立クロススライド15の正面にはプレート15aが固定され、このプレート15aの正面の下部にアンローダ装置12の本体である第2ステー22が固定されている。第2ステー22には、ワークを把持するハンド機能はなく、板状に形成され、第2ステー22の上面には、図6の(a)に示す溝22aと、図6の(b)に示す2つの逃がし溝22bが形成されている。
図6の(a)に示すように、加工済みの完成ワークWが主軸2aから押し出されると、第2ステー22がその完成ワークWを保持した後、
第1工程は、第2ステー22の動きが、g〜jの連続動作となる。
g)第2ステー22が、X軸により前進する。
h)第2ステー22が、Y軸により下降して完成ワークWを第2保持部材24上に載せる。
i)第2ステー22が、X軸により後退する。
j)第2ステー22が、Y軸により上昇して主軸台2の芯に合わせて待機する。
第2保持部材24上に載せられた完成ワークWは、第2保持部材24の機外側への傾斜によって回収ストッカ26に回収される。
ここで、NC旋盤加工システム50全体のバー材供給方法について整理する。
図7はコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示すブロック図である。
図1、図7に示すように、第1工程は、コイルスタンド30に載置されたコイル状ワークWを巻き戻す工程である。
第2工程は、コイルスタンド(30)から供給され、コイル状ワークWを直線機40により直線状に形を整え、直線状のバー材Wにする工程である。
第3工程は、直線機40から供給され、直線状に形が整えられたバー材Wを切断装置41にワーク丈決め装置により丈決めし、完成ワーク(W)長さ寸法に合わせた短尺材Wに切断する工程である。
第4工程は、切断装置41より切断された短尺材Wをワーク搬送手段49によってNC旋盤10に搬送する工程である。
第5工程は、NC旋盤10が短尺材Wを取り込み、加工する工程である。
このような工程を含むことを特徴とするコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法によって、カールしたコイル状ワークWを直線状に修正したバー材Wにし、所要の長さに切断して短尺材Wの長さにし、機械本体のX軸とY軸の2軸の動きを利用して、NC旋盤へ短尺材Wを取り込み、NC旋盤で加工し、この完成ワークWを、機械本体のX軸、Y軸の2軸を利用して機外に搬出し、回収ストッカ26に回収する。
このように、例えば、φ13のコイル状ワークWの塊の場合、一巻き1000m分であるから、これ一本でコイル状ワークWに巻き回されていることになる。また、これは5mの長尺材が200本分に相当することから、コイル状ワークWの塊からダイレクトにNC旋盤に供給するこのワーク供給方法では、短尺材Wの一本当たり長さを266mmとすれば、両者を比較した表1に示すように、完成品の数は、従来のバーフィーダ装置を使用した方法では3600個に対し、本願発明のコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムでは3750個が製品として完成できる。つまり、従来のバーフィーダ装置を使用した方法に比べて、150個多く製品ができて、かつ、コイル状ワークの残材は、最後の2.5mのみで、しかも1本の端材しか残らないため、経済的である。つまり、バーフィーダ装置で残材になった材料から、さらに150個の製品を作ることができることを意味する。この残材の占める割合は、従来の4.2%に対して、0.25%であり、従来の約1/16である。かつ、従来の5m、4m、3mの長尺材では材料の価格が高く、加工単価に占める材料費の比率が高かったが、これに比べて、コイル状ワークは安価なため、加工単価に占める材料費の比率を大幅に下げることができることから、大幅なコスト低減ができる。このコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム、および、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法は、NC旋盤を核とした量産加工において、材料の無駄を限りなくゼロに近づけた究極のNC旋盤加工システムであり、究極のNC旋盤加工方法である。
Figure 2009083068
つぎに、本発明のコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム51について、詳細に説明する。図8は本発明に係るコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム、および、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示し、直線機に対して複数台のNC旋盤を並列配置した平面図である(請求項2参照)。
図1の(a)のNC旋盤加工システム50との相違点を説明する。図8に示すように、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム51は、複数のNC旋盤10a…が配置されている。従来のバーフィード装置の代わりに、コイルスタンド30と、直線機40および切断装置41がそれぞれ1つずつ配置され、複数台のNC旋盤10a,10b,10c…が、直線機40のバー材W排出側に、かつ、排出方向に対して並列に配置されている。また、切断装置41とNC旋盤10a,10b,10c…との間にはワーク搬送手段49が配置されている。
このワーク搬送手段49は、ワーク搬送装置42と、複数のワーク搬送装置43a、43b、43c…と、複数の長尺のワークプッシャ44a、44b、44c…と、複数の短尺のワークプッシャ47a、47b、47c…と、ワークストッカ25、第1傾斜板23等から構成されている。
ワーク搬送装置42は、直線機40のバー材W排出側に、つまり、詳細には、切断装置41の短尺材Wの排出側に、切断装置41とNC旋盤10aの間に、直線機40のバー材Wの排出方向と直角方向に配置されている。
図8に示すように、このワーク搬送装置42の右側には、所定の間隔で複数のNC旋盤10a,10b…が配置されている。
ワーク搬送装置43a、43b、43c…は、ワーク搬送装置42によって搬送された短尺材Wをさらに複数のNC旋盤10a,10b…へ搬送する搬送装置である。
複数の長尺のワークプッシャ44a、44b、44c…は、前記したワーク搬送装置42に固定され、ワーク搬送装置43a、43b、43c…の配置間隔に合わせ、対向させて配置されている。
複数の短尺のワークプッシャ47a、47b、47c…は、ワーク搬送装置43a、43b、43c…に固定され、それぞれのワークストッカ25a、25b、25c…に対向させて配置されている。
センサ45…は、ワーク搬送装置42およびワーク搬送装置43a…に設けられ、短尺材Wの有無を検知し、その信号を制御装置へ送信する。
短尺材Wは、図示しない配送システムの自動運転管理ソフトによって制御され、その指令に従いそれぞれのNC旋盤10a,10b,10c…に搬送される。つまり、切断装置41によって切断された例えば、長さ300mmの短尺材Wは、ワーク搬送装置42によって搬送される。また、各分岐点には、ワーク搬送装置43a,43b,43c…が配設され、それぞれのワークプッシャ44a,44b,44c…が配置されている。ワーク搬送装置42によって搬送されてきた短尺材Wは、各ルートへの分岐点に設けられた複数のセンサ45…によって、短尺材Wの有無が検知され、制御装置にフィードバックされる。そして、制御装置から作動信号を受けて、それぞれのワークプッシャ44a…が作動し、それぞれのワーク搬送装置43a、43b、43c…へ搬送する。
つづいて、センサ45…によって短尺材Wの有無が検知され、そして、制御装置から作動信号を受けて、それぞれのワークプッシャ47a…が作動して短尺材Wをそれぞれのワークストッカ25a、25b…に順番に落とし込み、配送される。
したがって、このような複数のNC旋盤10による加工システム51では、直線機40をフル稼働させることが可能であり、休止させる必要がない。直線機40の生産能力に合わせて複数のNC旋盤10a,10b,10c…を並列式に配置している。なお、この並列配置は、従来のバー材加工システムとのフロアスペースの比較のために、ここでは直線機40のワーク搬送装置42の右側としたが、これに限定せず、ワーク搬送装置42の右側と左側の両方に配置しても構わない。
複数のNC旋盤10a,10b,10c…の台数は、どのようにして決めればよいか。
例えば、直線機40の生産能力を毎分30本とすると、一本当たり2秒となる。
NC旋盤10の旋削加工が13秒、ワークのローディグに7秒、とすれば、1個当たり20秒かかる。NC旋盤10の台数は、20÷2となり、10台あればよい。したがって、NC旋盤10a,10b,10c…10jを配置する。
なお、図8に示すように、前記した図12のように、それぞれのNC旋盤28…にバーフィード装置27…を配置した従来の構成のフロアスペースと比較した場合、全体のスペース横8m×縦8.4mと、省スペースエリア分(横3.7m×縦6.6m)の比較から、24.4/68mとなり、35%の省スペースであることが判る。
つぎに、コイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム52について、詳細に説明する。図9は本発明に係るコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示し、NC旋盤を直線機に対して直列配置した平面図である(請求項3参照)。図9に示すように、直線機40に対して直列配置にしたメリットは、このような直列配置であっても、このような直列配置であっても、図12に示すように、それぞれのNC旋盤28にバーフィード装置27を配置した従来の構成よりも30%の省スペースにできる点にある。
図8との相違点を説明する。このような複数のNC旋盤10a,10b,10c…によるコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム52は、ワーク搬送装置46が直線機40のバー材W排出側に、延設されている。そして、このワーク搬送装置46にはそれぞれのNC旋盤10a,10b,10c…に設けられたワークストッカ25a,25b,25c…に対向してワークプッシャ47a,47b,47c…が設けられている。
複数台のNC旋盤10a,10b,10c…によるコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システム52は、直線機40を休止させることがないように、10台のNC旋盤10a,10b,10c…10jを直線機40の排出方向に対して直列配置にしている。詳細には、ワーク搬送装置46に向き合わせて、2列の直列式にして配置している。また、ワーク搬送装置46が1本しか必要がないため、ワーク搬送装置46のシンプル構成が実現できる点が、図8にない大きな特徴である。
図10は、図3の(a)に示した平面図の変形例であり、図11は図4に示した左側面図の変形例である。図10、図11に示すように、ここでは、ワークストッカ25を廃止して、ワーク搬送手段49により短尺材WをダイレクトにNC旋盤10に供給してもよい。ワーク搬送手段49は、ワーク搬送装置46と、ワークプッシャ47と、第1傾斜板23によって構成されている。図10に示すように、第1傾斜板23の形状を変形させて、一種のシュートのようにして、図11に示すように、ワーク搬送装置46に設けられたワークプッシャ47により、第1傾斜板23を転がって、先端部のストッパ部23aに待機するようにしてもよい。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。例えば、切断装置41は直線機40に設けたが、NC旋盤10に他の手段による切断装置、例えば、のこ盤装置、または、メタルソー装置を設けてもよい。また、図8、図9において、直線機の能力を毎分60本に上げ、NC旋盤10の台数(20÷1)を20台に増やしてもよい。また、NC旋盤10の代わりに、その他の工作機械、例えば、円筒研削盤であってもよい。さらに、コイル状ワークWは中実丸棒としたが、パイプ材であっても構わない。
本発明に係るNC旋盤のバー材加工システムの基本形を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 直線機を示す正面図である。 NC旋盤とそのローダの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図3(b)の側面図である。 (a)は図4に示す第1立クロススライドの拡大図であり、ローダ装置の説明図、(b)は第1ステーと第1傾斜板との関係を示す平面図である。 (a)は図3の(b)に示す右側面図であり、第2立クロススライドの拡大図でアンローダ装置の説明図、(b)は第2ステーと第2傾斜板との関係を示す平面図である。 コイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示すブロック図である。 本発明に係るコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示し、直線機に対して複数のNC旋盤を並列配置した平面図である。 本発明に係るコイル状ワークを使用したNC旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したNC旋盤加工方法を示し、直線機に対して複数のNC旋盤を直列配置した平面図である。 図3の(a)に示した平面図の変形例である。 図4に示した左側面図の変形例である。 従来のバー材加工システムであるバーフィーダ装置とNC旋盤の構成を示し、(a)はNC旋盤を複数台配置した平面図、(b)はその正面図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10d… NC旋盤
26,26a,26b,26c,26d… ワークストッカ
30 コイルスタンド
40 直線機
40a 回転体
40b 偏心ガイド
40c 送りロール
40d 偏心アジャストボルト
41 切断装置
42,43,46 ワーク搬送装置
44,47,48 ワークプッシャ
45 センサ
49 ワーク搬送手段
50,51,52 バー材加工システム
コイル状ワーク
バー材
短尺材
W 完成ワーク

Claims (4)

  1. コイル状に巻き回されたコイル状ワーク(W)を回転自在に載置するコイルスタンド(30)と、
    前記コイルスタンド(30)から供給され、カールした前記コイル状ワーク(W)を直線状に形を整え、直線状のバー材(W)にする直線機(40)と、
    前記直線機(40)から供給され、そのバー材(W)を完成ワーク(W)長さ寸法に合わせた短尺材(W)に切断する切断装置(41)と、
    前記短尺材(W)をNC旋盤(10)に搬送する搬送手段(49)と、
    前記短尺材(W)を機内に取り込み、加工する前記NC旋盤(10)と、
    を構えたことを特徴とするコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(50)。
  2. 前記直線機(40)に対しては複数の前記NC旋盤(10a,…)で対応し、その複数の前記NC旋盤(10a,…)の配置は、前記直線機(40)のバー材(W)排出側に、かつ、排出方向に対して並列配置としたことを特徴とする請求項1に記載のコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(51)。
  3. 前記直線機(40)に対しては複数の前記NC旋盤(10a,…)で対応し、その複数の前記NC旋盤(10a,…)の配置は、前記直線機(40)のバー材(W)排出側に、かつ、排出方向に対して直列配置としたことを特徴とする請求項1に記載のコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工システム(52)。
  4. コイルスタンド(30)に載置されたコイル状ワーク(W)を巻き戻す第1工程と、
    前記コイルスタンド(30)から供給され、前記コイル状ワーク(W)を直線機(40)により直線状に形を整え、直線状のバー材(W)にする第2工程と、
    前記直線機(40)から供給され、直線状のバー材(W)を切断装置(41)により、完成ワーク(W)長さ寸法に合わせた短尺材(W)に切断する第3工程と、
    前記切断装置(41)より切断された前記短尺材(W)をワーク搬送手段(49)によってNC旋盤(10)に搬送する第4工程と、
    NC旋盤(10)がこの短尺材(W)を取り込み、加工する第5工程と、
    を含むことを特徴とするコイル状ワーク(W)を使用したNC旋盤加工方法。
JP2007258230A 2007-10-02 2007-10-02 コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法 Pending JP2009083068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258230A JP2009083068A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258230A JP2009083068A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009083068A true JP2009083068A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40657198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007258230A Pending JP2009083068A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009083068A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127641A (ja) * 1985-06-26 1986-02-07 Hitachi Ltd 集積回路装置の製造方法
JPH06238502A (ja) * 1993-02-17 1994-08-30 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 旋盤のワーク供給装置
JPH0825159A (ja) * 1994-12-02 1996-01-30 Hitachi Seiki Co Ltd 素材切断および供給装置を備えた旋削工作機械
JPH08300044A (ja) * 1995-04-27 1996-11-19 Nippon Steel Corp 棒線材連続矯正装置
JP2001138183A (ja) * 1999-11-08 2001-05-22 Fuji Oozx Inc 2工程連続加工装置
JP2004160473A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 金属ワイヤの真直加工装置および真直加工方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127641A (ja) * 1985-06-26 1986-02-07 Hitachi Ltd 集積回路装置の製造方法
JPH06238502A (ja) * 1993-02-17 1994-08-30 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 旋盤のワーク供給装置
JPH0825159A (ja) * 1994-12-02 1996-01-30 Hitachi Seiki Co Ltd 素材切断および供給装置を備えた旋削工作機械
JPH08300044A (ja) * 1995-04-27 1996-11-19 Nippon Steel Corp 棒線材連続矯正装置
JP2001138183A (ja) * 1999-11-08 2001-05-22 Fuji Oozx Inc 2工程連続加工装置
JP2004160473A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 金属ワイヤの真直加工装置および真直加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101502639B1 (ko) 워크 공급 반출 장치 및 이 워크 공급 반출 장치를 갖춘 공작기계
KR101839878B1 (ko) 공작 기계 및 절삭 방법
KR100941334B1 (ko) 터릿 툴 및 기계가공 툴
JP5372320B2 (ja) ワーク加工機の制御プログラム及びこの制御プログラムを実行するワーク加工機の制御装置
EP0827807A1 (en) Long bar member machining apparatus and method
JPH11179637A (ja) フレキシブル生産システム及びその制御方法
CN109862992B (zh) 用于呈现为片和/或卷形式的材料加工的激光切割机器
KR20100014597A (ko) 가이드부시를 구비한 수치제어선반 및 이 수치제어선반을 이용한 공작물의 가공방법
JP2000225502A (ja) 数値制御による旋盤と旋盤加工プロセス
CN102665974A (zh) 材料供给装置
US20070084319A1 (en) Lathe
WO2009111509A2 (en) Apparatus and method for processing coiled sheet-like material
JP4939674B2 (ja) ワーク加工機、このワーク加工機を用いたワーク加工システム及びワーク加工方法
JP2007508144A (ja) 加工部材の曲げ加工方法
JP2009083068A (ja) コイル状ワークを使用したnc旋盤加工システムおよびコイル状ワークを使用したnc旋盤加工方法
US6302005B1 (en) Pneumatic bar feeding apparatus for automatically feeding a plurality of bar stocks to a lathe or the like device
CN107614145B (zh) 螺旋弹簧制造装置和螺旋弹簧制造方法
KR101516334B1 (ko) 복수대의 cnc선반에 자동으로 소재를 로딩 및 언로딩 시키는 장치
CN102365151B (zh) 工件供给装置和具备该工件供给装置的机床
JP4330413B2 (ja) 自動工具交換装置
JP3978223B1 (ja) 両端加工機のローダ装置、アンローダ装置およびそのワーク投入方法、ワーク排出方法
KR101071238B1 (ko) 인풋샤프트의 가공방법
KR102632289B1 (ko) 공작기계 및 가공방법
KR20140031619A (ko) 컴퓨터 수치제어 선반의 소재 로딩 및 언로딩 장치
JP6959889B2 (ja) ワーク整列装置及び工作機械

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329