JP2009081817A - 文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラム - Google Patents

文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書であっても、追跡情報の管理を可能とする文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラムを提供する。
【解決手段】
画像読取部202で紙文書の画像を読み取り、符号パターン検出部203と情報検出部204とで読み取った画像から座標情報と識別情報とを検出し、文書情報生成部206が文書の領域を判断して文書情報を生成し、制御部201が読み取った画像に対する制御を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラムに関する。
近年、オフィスでは、オフィス内で使用される文書の管理を行う文書管理システムが存在する。
印刷装置より出力される紙文書に識別情報が付与されることで、出力された紙文書が一意に区別されて、予め設定された文書管理ポリシに従って、識別情報が付与された紙文書の複写禁止、持ち出し禁止の処理の制限などの文書管理が行われる。
特許文献1では、画像読取手段より得られる文書IDマークをデコードして、その結果得られる文書IDコードに対応する文書に、予め管理された文書IDマークの位置データに基づいて、文書IDマークを合成して出力させるように構成される画像処理装置および複写方法が提案されている。 この技術により、文書IDマーク付文書画像の複写が重ねて行われても、文書IDマークが劣化して文書画像の特定ができなくなることなく、常に鮮明な文書IDマーク付の文書を得ることができる。
特許文献2では、文書に2次元コードのドットパターンが印刷されて、文書の印刷、複写等が繰り返される状況でも文書のセキュリティ状態を追跡維持することのできるセキュリティサーバ、文書セキュリティ管理システムおよび文書セキュリティ管理方法が提案されている。
特許文献3では、位置コーディングされたベースのオンデマンド印刷を可能とする装置を含む情報処理システムが提案されている。
特開2000−13584号公報 特開2005−259108号公報 特表2006−504181号公報
しかし、出力された紙文書が識別情報に基づいて管理されても、複数の出力された紙文書が切り貼りされて合成された紙文書の複写などは、どの紙文書に基づいて合成された紙文書の複写が行われたのかの追跡情報が生成されて管理されることはなかった。
そこで、この発明は、紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書であっても、追跡情報の管理を可能とする文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1の発明の文書処理装置は、紙文書の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づき前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段とを備えるように構成される。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記判断手段により前記文書領域に、切離し禁止に設定された切離し文書の一部が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止するように構成される。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記判断手段により前記文書領域に、切離し禁止に設定された文書の切離し禁止領域が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止するように構成される。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記判断手段により前記文書領域に、組み合わせ禁止に設定された文書の組み合わせ禁止領域が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止するように構成される。
また、請求項5の発明の文書処理装置は、紙文書の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して管理するように構成される。
また、請求項6の発明の文書処理システムは、文書を該文書の識別情報に対応して管理する文書管理装置と、前記文書管理装置で管理される文書の画像処理を行う画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、紙文書の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づき前記文書管理装置に問い合わせて前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段とを具備するように構成される。
また、請求項7の発明の文書処理システムは、文書を該文書の識別情報に対応して管理する文書管理装置と、前記文書管理装置で管理される文書の画像処理を行う画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、紙文書の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して前記文書管理装置に登録する登録手段とを具備するように構成される。
また、請求項8の発明の文書処理プログラムは、コンピュータを、紙文書の画像を読み取る読取手段、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段、前記判断手段による判断結果に基づき前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段として機能させるように構成される。
また、請求項9の発明の文書処理プログラムは、コンピュータを、紙文書の画像を読み取る読取手段、前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段、前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段、前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して管理する管理手段として機能させるように構成される。
請求項1の発明によれば、紙文書の領域を有する画像に対する処理が制御されるという効果を奏する。
請求項2の発明によれば、切り離し禁止の紙文書の一部を含む画像が出力禁止に制御されるという効果を奏する。
請求項3の発明によれば、切り離し禁止と設定された領域を含んだ紙文書の画像が出力禁止に制御されるという効果を奏する。
請求項4の発明によれば、組み合わせ禁止と設定された領域を含んだ紙文書の画像が出力禁止に制御さえるという効果を奏する。
請求項5の発明によれば、紙文書の領域情報が識別情報に対応して管理されるという効果を奏する。
請求項6の発明によれば、紙文書の領域を有する画像に対する処理が制御されるという効果を奏する。
請求項7の発明によれば、紙文書の領域情報が識別情報に対応して管理されるという効果を奏する。
請求項8の発明によれば、紙文書の領域を有する画像に対する処理が制御されるという効果を奏する。
請求項9の発明によれば、紙文書の領域情報が識別情報に対応して管理されるという効果を奏する。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明に係わる文書処理システム60について図1を参照して説明を行う。
図1は、文書処理システム60の構成を示す模式図である。
図1に示すように、文書処理システム60は、管理端末10、画像処理装置20、電子文書サーバ30、識別情報管理サーバ40が通信回線50によって接続されている。
管理端末10は、パーソナルコンピュータで構成され、文書処理システム60における管理端末としての機能を司り、電子文書サーバ30に記憶される電子文書を画像処理装置20より出力させる指示を送る処理を行う。 また、管理端末10では、識別情報管理サーバ40に記憶される追跡情報の閲覧などの処理が行われる。
画像処理装置20は、スキャナ機能、印刷機能を備えた複合機であり、文書処理システム60で管理される紙文書のスキャンや、文書処理システム60で管理される紙文書を出力する。 そして、画像処理装置20より出力される紙文書には、用紙中の位置を示す座標情報等が記録された符号パターンと電子文書の画像データとが重畳印刷される。 また、画像処理装置20では、紙文書がスキャニングされて、紙文書に重畳印刷されている符号パターンに記録される座標情報などの読み取りなどが行われる。
電子文書サーバ30は、文書処理システム60で管理される電子文書を記憶し、また、文書処理システム60で管理される電子文書或いは文書処理システム60で管理されて画像処理装置20より出力された紙文書の使用を制限する文書管理ポリシをも記憶する。
識別情報管理サーバ40には、画像処理装置20より出力された紙文書を追跡する追跡情報が記憶されている。 追跡情報には、紙文書の識別情報、印刷元の電子文書の識別情報、電子文書のどの領域が用紙のどの位置に配置されて印刷されたかを示す情報、更に、出力された紙文書が電子文書を元に印刷された紙文書でなく紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書が複写されて出力された場合に切り貼りされて合成される元の紙文書の識別情報と切り貼りされた紙文書のどの領域が用紙のどの位置に配置されて印刷されたかを示す情報などが含まれる。
このように構成される文書処理システム60では、画像処理装置20より出力される紙文書に、用紙中の位置が示される座標情報、紙文書に一意な識別情報などが記録され、出力される紙文書は識別情報管理サーバ40に追跡情報として記録される。
そして、文書処理システム60では、画像処理装置20より出力された紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書が画像処理装置20で複写されるときにも、合成される元となる紙文書と、複写されて出力される紙文書との関係が自動的に識別情報管理サーバ40に追跡情報として記録される。
その際、切り貼りされる紙文書は1枚ではなく複数の紙文書であってもよく、そして、複数の紙文書が切り貼りされて1枚の紙文書が合成されてもよい。
画像処理装置20より出力された紙文書は、紙文書に一意な識別情報に基づいて、電子文書サーバ30に記録される文書管理ポリシに基づいて、文書処理システム60内での使用が制限管理される。
次に、画像処理装置20の構成について図2を参照して説明する。
図2は、画像処理装置20の構成を示したブロック図である。
図2に示すように、画像処理装置20は、制御部201、画像読取部202、符号パターン検出部203、情報検出部204、識別情報生成部205、文書情報生成部206、通信I/F部207、符号パターン生成部208、印刷実行部209を備える。
制御部201は、画像処理装置20の統括的な制御を行う。
画像読取部202は、スキャナで構成され、セットされた原稿の画像データの読み取りを行う。
符号パターン検出部203は、画像読取部202より読み取られた画像データより、符号パターンを検出する。
情報検出部204は、符号パターン検出部203より検出された符号パターンより、符号パターンに記録された座標情報、識別情報などの情報を検出する。 情報検出部204が符号パターンに記録された座標情報、識別情報などを検出することにより、画像処理装置20より出力された紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書はどの識別情報の紙文書のどの部分が合成されて構成されるかが、文書情報生成部206によって判明される。
識別情報生成部205は、画像処理装置20より出力される紙文書に記録する識別情報を生成する。 画像処理装置20より出力される紙文書には、他の紙文書と一意に識別される識別情報が記録される。
文書情報生成部206は、画像処理装置20の画像読取部202に配置された紙文書の情報である文書情報を生成する。 文書情報生成部206が生成する文書情報には、画像読取部202に配置される紙文書がどの識別情報の紙文書のどの部分により成っているのかが判明する情報が記載されている。
通信I/F部207は、通信回線50と接続されており、管理端末10、電子文書サーバ30、識別情報管理サーバ40と情報の授受を行う。
符号パターン生成部208は、画像処理装置20より出力される紙文書に電子文書の画像データと重畳印刷される符号パターンを生成する。
印刷実行部209は、印刷される電子文書の画像データと、符号パターン生成部208で生成された符号パターンとを用紙に重畳印刷する。
次に、電子文書サーバ30と識別情報管理サーバ40の構成について図3を参照して説明を行う。
図3(a)は電子文書サーバ30の構成を示したブロック図であり、図3(b)は識別情報管理サーバ40の構成を示したブロック図である。
図3(a)に示すように、電子文書サーバ30は、制御部301、記憶部、通信I/F部303を備える。 そして、制御部301は更に処理許可判断部304を備え、記憶部302は更に電子文書記憶部305、ポリシ記憶部306を備える。
制御部301は、電子文書サーバ30の統括制御を行う。 そして、制御部301内の処理許可判断部304は、画像処理装置20より送られた文書情報の紙文書について指定の処理が行われてもよいか否かを、ポリシ記憶部306に記憶される文書管理ポリシに従って判断する。
記憶部302は、各種記憶装置で構成され、文書処理システム60で管理される電子文書や文書処理システム60で管理される文書の文書管理ポリシを記憶する。 記憶部302内の電子文書記憶部305は、文書処理システム60で管理される電子文書であって、画像処理装置20より出力された紙文書の印刷元の電子文書の記憶を行う。 記憶部302内のポリシ記憶部306は、文書処理システム60で管理される文書(電子文書と紙文書を含む)の使用を制限管理するために適用される文書管理ポリシを記憶する。 ポリシ記憶部306に記憶される文書管理ポリシについては、後で図14を参照して詳しく説明を行う。
通信I/F部303は、通信回線50と接続され、管理端末10、画像処理装置20、識別情報管理サーバ40と情報の授受を行う。
また、図3(b)に示すように、識別情報管理サーバ40は、制御部401、記憶部402、通信I/F部403、画像合成部404を備える。
制御部401は、識別情報管理サーバ40の統括制御を行う。
記憶部402は、画像処理装置20から出力された紙文書の追跡情報を記憶する。
通信I/F部403は、通信回線50と接続され、管理端末10、画像処理装置20、電子文書サーバ30と情報の授受を行う。
画像合成部404は、画像処理装置20より出力された紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書の複写が行われる際に、電子文書サーバ30より送られた電子文書より複写により出力する電子文書を合成する。
尚、画像合成部404は、識別情報管理サーバ40に備えられるのではなくて、画像処理装置20に備えるように文書処理システム60が構成されてもよい。
次に、画像処理装置20より出力される、電子文書の画像データと符号パターンとが重畳印刷された紙文書について図4を参照して説明する。
図4は、画像処理装置20より出力された紙文書を示す模式図である。
図4に示すように、画像処理装置20より重畳印刷されて出力された紙文書には、符号パターンが用紙に印刷されている。
符号パターンはドットによって構成されており、0.5076mmの正方形中に3個のドットが配置されるように細かく配置されるため、電子文書の画像データと重畳印刷されても、電子文書は用紙上で視認可能である。
次に、画像処理装置20より出力される紙文書に重畳印刷される符号パターンについて図5を参照して説明を行う。
図5は、符号パターンについて示した模式図である。 図5(a)はドットで構成される符号パターンの最小構成単位の単位符号について示した模式図であり、図3(b)は25個の単位符号で構成される符号ブロックについて示した模式図であり、図3(c)は紙文書上の符号パターンを示した模式図である。
図5(a)に示すように、1辺が0.5076mmの正方形が縦3つ横3つの合計9つに分割されて、分割されてできた9つの小さい正方形から3つの小さい正方形が選択されて、選択された小さな正方形内にドットが配置される。 9箇所中3箇所が選択されるので、単位符号の組み合わせは(9C3)となり84通りである。 ドットが3つ配置された1辺が0.5076mmの正方形が、符号パターンの最小構成単位となる単位符合である。
また、図5(b)に示すように、単位符号が縦5つ、横5つと正方形状に25個並べられて、符号ブロックが1つ形成される。 それで1つの符号ブロックの1辺の長さは、2.538mmとなる。
この1つの符号ブロックには、図5(b)に示すように、同期情報が記録される単位符号である同期符号が1個と、印刷される用紙上でのX座標が記録される単位符号が4個と、印刷される用紙上でのY座標が記録される単位符号が4個と、出力される紙文書の識別情報等が記録される単位符号が16個配置される。
そして、図5(c)に示すように、このような符号ブロックによって形成される符号パターンが、印刷される用紙上に電子文書の画像データと重畳印刷される。
次に、単位符号について図6を参照して説明を行う。
図6は、単位符号について示した模式図であり、図6(a)は1つの単位符号について示した模式図であり、図6(b)は種々の単位符号について示した模式図である。
図6(a)に示すように、単位符号は、1辺が0.5076mmの正方形が縦3つ横3つに分割されて、合計9個に分割された中から3個が選択されて、選択された3個の箇所にドットが配置される。
9個のうち3個が選択されて形成される単位符号の種類は、異なる9個の中から3個が選択される組み合わせであるので、(9C3)となり84通りである。(図6(b)参照)。
このように1つの単位符号には84通りの情報が記録されるが、本実施例では64通りの情報だけが記録される。 つまり、1つの単位符号につき6ビットの情報が記録可能である。 しかし、1つの単位符号に84通りの情報を記録するように構成しても、もちろんかまわない。
次に、25個の単位符号で構成される符号ブロックについて図7を参照して説明を行う。
図7は、符号ブロックについて示す模式図である。
図7に示すように、符号ブロックには、左上に同期符号として1つの単位符号が配置され(参照番号701)、最上段の右側4つには、印刷される用紙の中でのX座標を示すX座標符号として4つの単位符号が配置される(参照番号702)。
そして、符号ブロックの最左列の下側4つには、印刷される用紙の中でのY座標を示すY座標符号として4つの単位符号が配置される(参照番号703)。
また、符号ブロックの右下の4×4の16個の単位符号が配置される場所には、識別情報が記録される単位符号である識別符号が配置される(参照番号704)。
この識別符号は、画像処理装置20より出力される紙文書に一意に与えられる識別情報が記録された符号である。 識別情報は誤り訂正の機能を持つRS(Reed-Solomon Coding)符号化が行われて記録されるので、3つ分の単位符号(6bit×3=18bit)の訂正能力を持たせれば、16個の単位符号(6bit×16=96bit)の中に60bitの識別情報が記録される。
このように、符号ブロックには、同期符号とX座標符号とY座標符号と識別符号とが配置される。
次に、X座標符号とY座標符号とに記録される情報について図8を参照して説明する。
図8は、X座標符号とY座標符号に記録される情報について示した模式図である。
図8に示すように、印刷される用紙上の座標情報としてX座標とY座標とが設定され、その2つの座標によって用紙上での位置が特定される。 そして、切り貼りされて合成された1枚の紙文書について、合成元の紙文書のどの部分が使用されたかについても、このX座標とY座標との座標情報によって表現される。
座標はM系列で表される数字列が使用される。 P次のM系列では、そのM系列で表される数字列から連続するP個のビット列を取り出したとき、そのP個の並びがその数字列の他の部分に現れない性質を持っている。 そのM系列の性質を利用して、座標軸中での位置が特定される。
M系列について例えば、12次のM系列を利用すれば、M系列の系列長は4095(=2の12乗−1)となる。
座標の値としては、X方向、Y方向ともに、M系列の数値を4ビット毎のブロックに分割し、分割した各ブロックをそれぞれ同期符号に挟まれたX座標符号が示される位置に順番に配置する。 Y座標について同様にされて、X座標符号、Y座標符号が記録される単位符号中に、印刷される用紙上の位置を示す座標情報が記録される。 しかし、X座標符号とY座標符号は、1つの単位符号に4ビットの情報が記録されるのではなくて、6ビットの情報が記録されるように構成されてもよい。
このように、1つの単位符号に4ビットの座標情報が記録されるので、1つの符号ブロックに各座標共に16ビットの情報が記録される。 従って、系列長4095のM系列は、255個(=4095÷16)の符号ブロックに分割して記録され、1つの符号ブロックの大きさは、2.538mmなので連続する255個の符号ブロックの長さは647.19mmとなり、647.19mmの長さを符号化できる。 すなわち、A2サイズ(420mm×594mm)の用紙まで符号化できる。
なお、これは1つのM系列で位置を符号化した例であるが、複数のM系列を連結することで、符号化できる位置をさらに増加させることができる。 例えば、11次のM系列を使用した場合であっても、それを4つ連結することで、A0サイズの用紙を符号化できる。
次に、ユーザが切り貼りして合成した紙文書が画像処理装置20で複写されるときに、情報検出部204によって、紙文書に重畳印刷される符号パターンより情報が検出される様子について図9を参照して説明する。
図9は、画像処理装置20の情報検出部204によって、紙文書に重畳印刷される符号パターンから情報が検出される様子について示した模式図である。
図9に示すように、文書処理システム60では、画像処理装置20から出力された紙文書が切り貼りされて1枚の紙文書が合成される。 図9に示す例では、切り貼りされる複数の紙文書は、識別情報(pID)が1(pID=1)と2(pID=2)の紙文書である。
この識別情報が1と2の紙文書から、切り貼りされた結果、1枚の紙文書が合成される。 切り貼りとは、識別情報が1の紙文書の一部と識別情報が2の紙文書の一部が鋏などで切り取られて1枚の用紙に貼り付けられて合成されてもよいし、識別情報が1の紙文書の一部と識別情報が2の紙文書の一部がテープ等により接着されて1枚の紙文書として合成されてもよいし、一方の紙文書の一部が切り取られて、他方の紙文書に貼り付けられることで1枚の紙文書として合成されてもよい。
識別情報が1の紙文書には符号パターンとして識別情報が1と記録されているので、合成された1枚の紙文書の一部であって、元の紙文書が識別情報が1である部分にも、符号パターンとして識別情報が1と記録されている(参照番号901)。
また、識別情報が2の紙文書には符号パターンとして識別情報が2と記録されているので、合成された1枚の紙文書の一部であって、元の紙文書が識別情報が2である部分にも、符号パターンとして識別情報が2と記録されている(参照番号902)。
このようにして合成された1枚の紙文書が画像処理装置20で複写指示されると、画像処理装置20の符号パターン読取部203で、合成された1枚の紙文書の符号パターンが検出される(参照番号903)。
そして、検出された符号パターンに記録される情報を、情報検出部204が読み取る。
情報検出部204が読み取る情報は、紙文書の符号パターンに記録された、紙文書の識別情報と座標情報である。 そして、情報検出部204が読み取った識別情報と座標情報に基づいて、文書情報生成部206が、合成された紙文書の特定の一部(参照番号904の(A))には識別情報1の紙文書の特定の一部(参照番号905の(ア))が配置され、また、合成された紙文書の特定の一部(参照番号906の(B))には識別情報2の紙文書の特定の一部(参照番号907の(イ))が配置されていることを明らかにする。 このように、情報検出部204が符号パターンより紙文書の識別情報と座標情報とを検出することによって、文書情報生成部206が、合成された紙文書はどの紙文書のどの位置の文書により合成されているかの情報を文書情報として取得する。
次に、紙文書の領域の示し方と、文書情報とについて図10を参照して説明する。
図10(a)は座標情報が使用された紙文書の領域を示す示し方であり、図10(b)は合成された紙文書を示す模式図であり、図10(c)は文書情報を示した図である。
図10(a)に示すように、紙文書の4角形で囲われる領域は、その4角形の左上の座標と右下の座標とで表現される。 つまり、左上の座標が(X、Y)であり右下の座標が(X’、Y’)である場合には、その四角形の領域は(X、Y、X’、Y’)として表現される。 このようにして、紙文書上の領域が、座標情報が使用されて表現される。
そして、図10(b)に示すように、紙文書が切り貼りされて合成された紙文書があり、合成される元である切り貼りされた紙文書は識別情報が1と2と3の紙文書である。 この合成された紙文書の合成元となる紙文書の情報を示す文書情報は、図10(c)に示すように、合成された紙文書の領域(0,0,300,250)には識別情報が1の紙文書(pID=1)の領域(0,0,300,250)の文書が配置されており、また、合成された紙文書の領域(0,250,150,500)には識別情報が2の紙文書(pID=2)の領域(0,0,150,250)の文書が配置されており、また、合成された紙文書の領域(150,250,300,500)には識別情報が3の紙文書(pID=3)の領域(150,0,300,250)の文書が配置されている。
このように合成される紙文書が用紙上に配置される位置を示す配置領域と、合成される元となる紙文書の識別情報と、合成される元となる紙文書のどの領域の部分が合成に使用されたかを示す取得領域とが、文書情報とされる。
次に、文書処理システム60で、合成された紙文書が複写される処理について図11を参照して説明を行う。
図11は、文書処理システム60で、合成された紙文書が複写される処理について示した模式図である。
図11に示すように、画像処理装置20から識別情報が異なる紙文書が2枚出力される。 1つの紙文書の識別情報は1(pID=1)であり、もう1つの紙文書の識別情報は2(pID=2)である(参照番号1101)。
そして、この2枚の紙文書が切り貼りされて1枚の紙文書が合成される。 識別情報が1の紙文書の一部が切り取られ(参照番号1102)、また識別情報が2の紙文書が切り取られ(参照番号1103)、切り取られた識別情報が1の紙文書と2の紙文書とがセロテープ等で貼り付けられ、1枚の紙文書が合成される(参照番号1104)。
このようにして合成された1枚の紙文書が、画像処理装置20の画像読取部202に配置されて、複写指示されると、配置された紙文書の符号パターンが検出される。 そして、画像処理装置20の情報検出部204が検出された符号パターンに記録される識別情報と座標情報とを検出して、画像処理装置20の文書情報生成部206が画像読取部202に配置された紙文書の文書情報を取得する。
文書情報が取得されると、画像処理装置20は、取得した文書情報を電子文書サーバ30に送信する(参照番号1105)。
電子文書サーバ30では、取得した文書情報に記述された内容(紙文書の識別情報とその紙文書の取得領域)に基づいて、電子文書サーバ30に記憶される文書管理ポリシに沿って複写処理が許可されるか否かの判断が、処理許可判断部304で行われる。
電子文書サーバ30に記憶される文書管理ポリシには、紙文書毎に、許可される処理が設定されている。 許可される処理とは、例えば、複写、切断である。
また、紙文書の特定の領域が指定されて、その領域が切り離されることが禁止されるようにも設定可能である。
また、紙文書の特定の領域が指定されて、その領域が他の文書と組み合わされるのが禁止されるようにも設定可能である。
このような文書管理ポリシに沿って複写処理が許可されるか否かの判断が行われ、判断の結果、複写処理が許可される場合には、文書情報に記述された紙文書の印刷元となった電子文書が識別情報管理サーバ40に送られる。 画像読取部202に配置された紙文書が合成される元となった紙文書は識別情報が1と2の紙文書であり、そして、その識別情報が1と2の紙文書の印刷元の電子文書が何かという問合せが、電子文書サーバ30から識別情報管理サーバ40に対して送られる。
問合せを受けた識別情報管理サーバ40では、識別情報が1と2の紙文書の印刷元の電子文書が何かが、識別情報管理サーバ40内で記憶される追跡情報により検索される。
そして、識別情報管理サーバ40内で、印刷元の電子文書が検索されると、検索された電子文書の番号が、電子文書サーバ30に対して送られる。
電子文書の番号を受信した電子文書サーバ30では、受信した番号の電子文書を電子文書記憶部305から検索し、検索された電子文書と画像処理装置20から送られた文書情報とを識別情報管理サーバ40に送信する(参照番号1106)。 この例では、識別情報が1と2の紙文書の印刷元の電子文書は、それぞれ電子文書の識別情報が1(eID=1)と電子文書の識別情報が2(eID=2)として説明を行う。
識別情報が1の電子文書と2の電子文書と文書情報とを受信した識別情報管理サーバ40では、文書情報に記述された取得領域等の情報に基づいて、受信した電子文書が加工されて、画像処理装置20の画像読取部202に配置された紙文書と同じ画像データが合成される。 識別情報が1の紙文書の文書情報に記述されている取得領域の画像データと、識別情報が2の紙文書の文書情報に記述されている取得領域の画像データとが合成されて、1つの画像データが作成される。
このように合成された画像データは、識別情報管理サーバ40から画像処理装置20に送られ、画像処理装置20で新しく識別情報が記録された符号パターンと重畳印刷されて出力される(参照番号1107)。 例えば、新しい識別情報を3とするならば、画像処理装置20より出力される紙文書の識別情報は3(pID=3)とされる。
次に、文書処理システム60で、画像処理装置20から出力された紙文書が切り貼りされて合成された1枚の紙文書が、画像処理装置20で複写される際の処理について、図12のシーケンス図を参照して、更に説明を行う。
図12は、文書処理システム60で、合成された紙文書が画像処理装置20で複写される処理について示したシーケンス図である。
画像処理装置20から重畳印刷されて出力された用紙が切り貼りされて1枚の紙文書が合成されると(図11の参照番号1104)、その紙文書が画像処理装置20の画像読取部202に配置されて、複写指示が行われる。 複写指示が行われると、画像読取部202が配置された紙文書の読み取りを行い(参照番号1201)、読み取られた画像データより符号パターンが符号パターン検出部203で検出される(参照番号1202)。 符号パターン検出部203で検出された符号パターンは、情報検出部204より、紙文書の識別情報と座標情報の検出が行われる(参照番号1203)。 そして、紙文書の座標情報が検出されることによって、どの識別情報の紙文書のどの取得領域が合成される紙文書のどの配置領域に配置されて合成されたかを示す文書情報が、文書情報生成部206によって取得される(参照番号1204)。
そして、取得された文書情報は、画像処理装置20から電子文書サーバ30に送信される。
電子文書サーバ30では、処理許可判断部304によって、電子文書サーバ30内のポリシ記憶部306に記憶される文書管理ポリシに沿って、画像処理装置20から取得した文書情報に記載されている紙文書の取得領域が、その文書管理ポリシによって複写処理が許可されるか否かが判断される。
判断の結果、複写処理が許可されないのであれば(参照番号1205でNO)、電子文書サーバ30から画像処理装置20に、複写処理が許可されずに出力が禁止される旨が通知される。 出力が禁止される旨を受信した画像処理装置は、複写処理を中止する(参照番号1206)。
また、電子文書サーバ30の処理許可判断部304での判断の結果、複写処理が許可されるのであれば(参照番号1205でYES)、電子文書サーバ30が画像処理装置20から取得した文書情報に記述される紙文書の印刷元となる電子文書の識別情報の問合せが、電子文書サーバ30から識別情報管理サーバ40に行われる。 その問合せは、画像処理装置20から受信した文書情報に記述された紙文書の構成元となる紙文書の識別情報が、識別情報管理サーバ40に送信されて行われる。
問合せが行われた識別情報管理サーバ40では、電子文書サーバ30から送られた識別情報の紙文書がどの電子文書から印刷されたかを、記憶部402に記憶する追跡情報より検索し(参照番号1207)、検索結果となる印刷元の電子文書の識別情報を電子文書サーバ30に送信する。
印刷元の電子文書の識別情報が電子文書サーバ30に送られると、電子文書サーバは、送られた識別情報の電子文書を電子文書記憶部305から検索し、検索結果となる電子文書と、画像処理装置20から受信した文書情報とを識別情報管理サーバ40に送信する。
電子文書と文書情報とを受信した識別情報管理サーバ40では、受信した電子文書を文書情報に基づいて加工し、画像処理装置20の画像読取部202に配置された紙文書の画像データが生成される(参照番号1208)。
識別情報管理サーバ40で画像データが生成されると、生成された画像データは、画像処理装置20に送信される。
そして、画像処理装置20では、出力される紙文書に記録される新しい識別情報が、識別情報生成部205で生成される(参照番号1209)。
新しい識別情報が生成されると、画像処理装置20から識別情報管理サーバ40に、新しい識別情報と、文書情報生成部206で取得された文書情報(参照番号1204で取得された文書情報)とが送信される(参照番号1210)。
新しい識別情報と文書情報とが送信された識別情報管理サーバ40では、画像処理装置20から出力される紙文書についての追跡情報が生成される。 その追跡情報は、画像処理装置20から送信された(参照番号1210で送信)新しい識別情報の紙文書についての追跡情報であって、画像処理装置20から新たに出力される紙文書の画像データは、どの紙文書のどの部分がどの位置に配置されて構成されるかが明確になる情報である(追跡情報については、後で図15を参照して詳しく説明を行う)。
そして、画像処理装置20では、符号パターン生成部208で新しい識別情報が記録される符号パターンが生成され、その符号パターンと識別情報管理サーバ40から受信した画像データが印刷実行部209で重畳印刷され、紙文書が出力される(参照番号1211)。
次に、文書処理システム60で、合成された紙文書が画像処理装置20で複写される際に、電子文書サーバ30で複写処理が許可されるか否かが判断される処理について図13を参照して説明を行う。
図13は、電子文書サーバ30で、複写処理が許可されるか否かが判断される処理について示したフローチャートである。
この処理は、画像処理装置20で文書の複写が行われる際に、画像処理装置20から文書情報が送信されて行われる。
画像処理装置20から送信された文書情報を受信すると、電子文書サーバ30では、画像判断部304が、受信した文書情報の情報に基づいて複写処理が許可されるか否かの判断を行う。
まず、画像判断部304は、文書情報に記述されている紙文書は切り離し禁止文書か否かを判断する(ステップ1301)。 切り離し禁止文書か否かの判断は、文書情報に記述される識別情報の紙文書が、ポリシ記憶部306に記憶される文書管理ポリシに沿うと切り離しが禁止されている文書か否かで行われる。
ポリシ記憶部306に記憶される文書管理ポリシには、図14に示すように、紙文書毎に、許可される処理内容と、各種禁止領域と、処理が許可されるユーザとが記述される。 それで、文書情報に記述される識別情報の紙文書の文書管理ポリシがポリシ記憶部306から検索されて、その検索された文書管理ポリシに当該紙文書の切り離しが禁止されているか否かが判断される。
文書情報に記述されている紙文書が、文書管理ポリシに沿って切り離し禁止文書でない場合には(ステップ1301でNO)、文書情報に記述されている紙文書の取得領域が、文書管理ポリシに沿って切り離し禁止領域に該当していないかどうかが判断される(ステップ1302)。
切り離し禁止領域は、図14の参照番号1401に示すように、文書管理ポリシの各種禁止領域の欄に設定されており、その設定されている切り離し禁止領域の領域と文書情報に記述される紙文書の取得領域の領域とが重なっている場合には、複写される紙文書は切り離し禁止領域が含まれているとされる。
文書情報に記述されている紙文書の取得領域が切り離し禁止領域に該当していない場合には(ステップ1302でNO)、更に、文書情報に記述されている紙文書の取得領域が文書管理ポリシに沿って組み合わせ禁止領域に該当していないかどうか判断される(ステップ1303)。
組み合わせ禁止領域で指定された領域は、他の紙文書と組み合わされて1枚の紙文書に合成されることが禁止される。
組み合わせ禁止領域も、切り離し禁止領域と同様に、図14の参照番号1401に示すように、文書管理ポリシの各種禁止領域の欄に設定されており、その設定されている組み合わせ禁止領域の領域と文書情報に記述される紙文書の取得領域の領域とが重なっている場合には、複写される紙文書は組み合わせ禁止領域が含まれているとされる。
組み合わせ禁止領域に該当していない場合には(ステップ1303でNO)、更に、画像処理装置20の文書読取部202で読み取られた画像データに画像欠損がなかったか否かが判断される(ステップ1304)。 画像データの画像欠損は、文書情報に記述される配置領域(取得領域で現される紙文書の一部が、読み取られた紙文書上に配置された領域)に欠損があるか否かで判断される。 配置領域の欠損とは、例えば(0,0,300,500)の領域を持つ用紙が読み取られた場合に、文書情報の配置領域を合計すると用紙の領域である(0,0,300,500)とならずに欠損される領域が存在するか否かという問題である。 文書情報に記述される配置領域の合計が印刷される用紙の領域に満たない場合に、その欠損が、予め決められた領域の範囲を超えている場合に画像データの画像欠損が発生したと判断される。
そして、画像データの画像欠損が発生していない場合には(ステップ1304でNO)、判断結果は、複写処理が許可されたものとされる(ステップ1305)。
ところで、文書情報に記述されている紙文書や紙文書の取得領域が、切り離し禁止文書である場合(ステップ1301でYES)は、複写処理は制限される(ステップ1306)。 また、ステップ1302で切り離し禁止領域に該当していた場合(ステップ1302でYES)や、ステップ1303で組み合わせ禁止領域に該当していた場合(ステップ1303でYES)や、ステップ1304で画像欠損が発生していたとされた場合(ステップ1304でYES)にも、複写処理は制限される(ステップ1306)。
複写処理の制限は、図12を参照して説明したように、画像処理装置20へ複写処理禁止の通知が送られるだけでなく、文書処理システム60内の管理端末10に複写処理が禁止された旨の通知が通信I/F部303から送られるように構成されてもよい。 または、複写処理の制限は、当該複写処理を行っている画像処理装置20の操作者向けに画像処理装置20で警告表示が行われるように、電子文書サーバ30から画像処理装置20へ通知が行われてもよく、その警告表示と、上記の複写処理禁止通知や管理端末10への通知とが組み合わされてもよい。
次に、識別情報管理サーバ40の記憶部402に記憶される追跡情報について図15を参照して説明する。
図15は、識別情報管理サーバ40の記憶部402に記憶される追跡情報を示す表である。
図15に示すように、記憶部402には、画像処理装置20から出力された紙文書はどの電子文書が印刷元となって出力されたか、或いは画像処理装置20から出力された紙文書はどの紙文書が複写元となって出力されたか(切り貼りされて合成された1枚の紙文書から複写される場合)などについての情報が追跡情報として記憶される。
画像処理装置20から出力された紙文書が電子文書が印刷元となって出力された場合には、記憶部402に追跡情報として記憶される項目は、紙文書識別情報、出力日時、「印刷元の電子文書の識別情報」、取得領域、配置領域、回転方向である。
紙文書識別情報の項目では、画像処理装置20から出力された紙文書の識別情報が記憶される。
また、出力日時の項目では、画像処理装置20から出力された日時が記憶される。
また、「印刷元の電子文書の識別情報」の項目では、画像処理装置20から出力された紙文書の印刷元となった電子文書の識別情報が記憶される。
また、取得領域の項目では、印刷元の電子文書の印刷された領域が、取得領域として記憶される。
また、配置領域の項目では、取得領域で示される電子文書の画像データが紙文書のどの位置に配置されたかを示す配置領域が記憶される。
また、回転方向の項目では、取得領域で示される電子文書の画像データが配置領域で示される領域に0度回転されて配置されたか、90度回転されて配置されたか、180度回転されて配置されたか、それとも270度回転されて配置されたかが記憶される。
また、画像処理装置20から出力された紙文書は、切り貼りされて合成された1枚の紙文書から複写されて出力される場合には、記憶部402に追跡情報として記憶される項目は、紙文書識別情報、出力日時、「含まれる紙文書の識別情報」、取得領域、配置領域、回転方向である。
複写される場合の紙文書識別情報の項目では、画像処理装置20から出力された紙文書の識別情報が記憶される。
また、複写される場合の出力日時の項目では、画像処理装置20から出力された日時が記憶される。
また、「含まれる紙文書の識別情報」の項目では、複写元の1枚の紙文書を合成する紙文書の識別情報が記憶される。 例えば、図15に示すように、出力された紙文書の識別情報が5については、複写元の紙文書は4枚の紙文書(識別情報1、2、3、4)であり、その4枚の紙文書が切り貼りされて合成されたので、「含まれる紙文書の識別情報」の項目には紙文書の識別情報が4つ記録される。
また、複写される場合の取得領域の項目では、「含まれる紙文書の識別情報」の項目に記録された紙文書のどの部分が使用されて複写される1枚の紙文書が合成されたかを示す情報が取得領域として記憶される。
また、複写される場合の配置領域の項目では、取得領域で示される紙文書の文書が複写として出力される紙文書のどの領域に配置されたかが配置領域として記憶される。
また、複写される場合の回転方向の項目では、取得領域で示される紙文書の画像データが配置領域で示される領域に0度回転されて配置されたか、90度回転されて配置されたか、180度回転されて配置されたか、それとも270度回転されて配置されたかが記憶される。
尚、文書処理システム60は、電子文書サーバ30と識別情報管理サーバ40とが1つに合成されたサーバ(電子文書サーバ30の機能と識別情報管理サーバ40の機能とを有するサーバ)によって構成されてもよい。
尚、画像処理装置20が、電子文書サーバ30が備える記憶部302(電子文書記憶部305、ポリシ記憶部306)、処理許可判断部304と識別情報管理サーバ40が備える画像合成部404との機能を備える構成を有することで、画像処理装置20が、電子文書サーバ30、識別情報管理サーバ40の機能を担うようにも構成することができる。 そのように構成された画像処理装置を図16に示す。 図16は、電子文書サーバ30が備える記憶部302(電子文書記憶部305、ポリシ記憶部306)、処理許可判断部304と識別情報管理サーバ40が備える画像合成部404と画像処理装置20が備える制御部201、画像読取部202、符号パターン検出部203、情報検出部204、識別情報生成部205、文書情報生成部206、通信I/F部207、符号パターン生成部208、印刷実行部209との機能を備える構成を有する画像生成装置を示したブロック図である。 図16に示すように、この画像処理装置は、記憶部302の機能を有する記憶部、処理許可判断部304の機能を有する処理許可判断部、画像合成部404の機能を有する画像合成部404、制御部201の機能を有する制御部201、画像読取部202の機能を有する画像読取部202、符号パターン検出部203の機能を有する符号パターン検出部、情報検出部204の機能を有する情報検出部、識別情報生成部205の機能を有する識別情報生成部、文書情報生成部206の機能を有する文書情報生成部、通信I/F部207の機能を有する通信I/F部、符号パターン生成部208の機能を有する符号パターン生成部、印刷実行部209の機能を有する印刷実行部とを備える。
この発明は、文書処理装置、文書処理システムおよび文書処理プログラムにおいて利用可能である。
文書処理システム60の構成を示す模式図。 画像処理装置20の構成を示したブロック図。 電子文書サーバ30と識別情報管理サーバ40の構成を示したブロック図。 画像処理装置20より出力された紙文書を示す模式図。 符号パターンについて示した模式図。 単位符号について示した模式図。 符号ブロックについて示した模式図。 X座標符号、Y座標符号について示した模式図。 切り貼りされて合成された紙文書が複写処理される様子を示す模式図。 紙文書の領域について示す模式図と文書情報を示す表。 切り貼りされて合成された紙文書が複写処理される様子を示す模式図。 切り貼りされて合成された紙文書が複写処理される様子を示すシーケンス図。 複写処理の許可の判断について示したフローチャート。 電子文書サーバ30に記憶される文書管理ポリシを示した表。 識別情報管理サーバ40に記憶される追跡情報を示した表。 電子文書サーバ30、識別情報管理サーバ40の機能を備えた画像処理装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
10 管理端末
20 画像処理装置
30 電子文書サーバ
40 識別情報管理サーバ
60 文書処理システム
201 制御部
202 画像読取部
203 符号パターン検出部
204 情報検出部
205 識別情報生成部
206 文書情報生成部
207 通信I/F部
208 符号パターン
209 印刷実行部
301 制御部
302 記憶部
303 通信I/F部
304 処理許可判断部
305 電子文書記憶部
306 ポリシ記憶部
401 制御部
402 記憶部
403 通信I/F部
404 画像合成部

Claims (9)

  1. 紙文書の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づき前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段と
    を備える文書処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記判断手段により前記文書領域に、切離し禁止に設定された切離し文書の一部が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止する請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記判断手段により前記文書領域に、切離し禁止に設定された文書の切離し禁止領域が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止する請求項1記載の文書処理装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記判断手段により前記文書領域に、組み合わせ禁止に設定された文書の組み合わせ禁止領域が含まれていると判断された場合は、前記読取手段で読み取った画像の出力を禁止する請求項1記載の文書処理装置。
  5. 紙文書の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して管理する管理手段と
    を備える文書処理装置。
  6. 文書を該文書の識別情報に対応して管理する文書管理装置と、
    前記文書管理装置で管理される文書の画像処理を行う画像処理装置と
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    紙文書の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づき前記文書管理装置に問い合わせて前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段と
    を具備する文書処理システム。
  7. 文書を該文書の識別情報に対応して管理する文書管理装置と、
    前記文書管理装置で管理される文書の画像処理を行う画像処理装置と
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    紙文書の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して前記文書管理装置に登録する登録手段と
    を具備する文書処理システム。
  8. コンピュータを、
    紙文書の画像を読み取る読取手段、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段、
    前記判断手段による判断結果に基づき前記読取手段により読み取った画像に対する処理を制御する制御手段
    として機能させる文書処理プログラム。
  9. コンピュータを、
    紙文書の画像を読み取る読取手段、
    前記読取手段で読み取った画像に含まれる符号情報から前記紙文書を識別する識別情報および該紙文書の紙上の位置を示す座標情報を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段で取得した前記識別情報および前記座標情報に基づき前記識別情報で特定される文書の前記座標情報で特定される文書領域を判断する判断手段、
    前記判断手段により判断された前記文書領域を示す領域情報を前記抽出手段により抽出した前記識別情報に対応して管理する管理手段
    として機能させる文書処理プログラム。
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