JP2009080330A - レンズユニット、レンズモジュール、カメラモジュール及びレンズユニットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バレル内にレンズを収納する際に、レンズの光学機能面や他の部品への影響を軽減する方法でレンズを固定して、撮像品質の高いレンズユニット等を提供する。
【解決手段】レンズユニット2は、入射された光を集光して出射する光学機能面4aと、光学機能面4aの外周に形成されるフランジ部4bとを有する第1のレンズ4と、第1のレンズ4から出射される光を集光する光学機能面6aと、光学機能面6aの外周に形成されるフランジ部6bとを有する第2のレンズ6と、第1のレンズ4を収納し、収納された第1のレンズ4のフランジ部4bに第2のレンズ6のフランジ部6bを重ねて収納する収納部2eを有し、第2のレンズ6のフランジ部6bをレーザー溶着して第2のレンズ6を収納部2eに固定するバレル2aとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば携帯電話機等に搭載されるレンズユニット等に関する。
携帯電話や監視用カメラ等に用いられる小型カメラモジュールのレンズユニットでは、レンズをバレルに収納して位置決めをしている。
レンズ等の光学素子を鏡筒等に収納して固定するものとして、例えば、光学素子を収納部材に収納し積層体押さえ部材を用いて背面から押さえる技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−157290号公報(段落〔0026〕、図1)
ところで、レンズをバレルに収納する場合、バレル内でレンズが動くと光軸ずれの原因となって撮像品質に大きく影響を与える。よって、バレル内に収納された際には、レンズはバレル内に固定されることが望ましい。
これに対して、接着剤によってレンズをバレルに接着することも従来から行われてきたが、接着剤による固定では余剰の接着剤が撮像領域に染み出して撮像に悪影響を与えたり、或いは、未硬化の接着剤に起因するレンズ表面の曇り等の問題が起きる恐れがあった。
本発明は、バレル内にレンズを収納する際に、レンズの光学機能面や他の部品への影響を軽減する方法でレンズを固定して、撮像品質の高いレンズユニット等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるレンズユニットは、入射された光を集光して出射する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、第1のレンズを収納し、収納された第1のレンズのフランジ部に第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有し、第2のレンズのフランジ部をレーザー溶着して第2のレンズを収納部に固定するバレルとを有することを特徴とする。
ここで、第2のレンズは、第2のレンズの光軸が第1のレンズの光軸に合致するように調芯されてレーザー溶着されることを特徴とすれば、光軸が合致した第1及び第2のレンズを通して撮影されるので、撮像品質の高いレンズユニットが提供できる。
また、第1のレンズは、バレルの収納部に圧入されて保持されることを特徴とすれば、圧入された第1のレンズは収納部内で動かないので、撮像品質の高いレンズユニットが提供できる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるレンズモジュールは、レンズユニットと、レンズユニットが取り付けられる台座マウントとを含み、レンズユニットは、入射された光を集光して出射する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、第1のレンズを収納し、収納された第1のレンズのフランジ部に第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有するバレルとを含み、第2のレンズは、第2のレンズの光軸が第1のレンズの光軸に合致するように調芯され、収納部は、第2のレンズのフランジ部をレーザー溶着して第2のレンズを収納部に固定することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、レンズユニットと、レンズユニットにて結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子を収納し、レンズユニットが取り付けられる台座マウントとを含み、レンズユニットは、入射された光を集光して出射する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、第1のレンズを収納し、収納された第1のレンズのフランジ部に第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有するバレルとを含み、第2のレンズは、第2のレンズの光軸が第1のレンズの光軸に合致するように調芯され、収納部は、第2のレンズのフランジ部をレーザー溶着して第2のレンズを収納部に固定することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるレンズユニットの製造方法は、入射された光を集光して出射する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズを、バレルが有する収納部に圧入して収納する工程と、第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズのフランジ部を、第1のレンズのフランジ部に重ねて収納部に収納する工程と、第2のレンズの光軸を第1のレンズの光軸に合致するように第2のレンズを調芯する工程と、第2のレンズのフランジ部を収納部にレーザー溶着して第2のレンズを収納部に固定する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、バレル内にレンズを収納する際に、レンズの光学機能面や他の部品への影響を軽減する方法でレンズを固定して、撮像品質の高いレンズユニット等を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかるレンズモジュール1を示す外観斜視図であり、図2は、本実施形態にかかるレンズモジュール1の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、レンズモジュール1は、レンズユニット2と、レンズユニット2を保持する台座マウントの一例としての台座3とを有する。レンズユニット2は、複数枚のレンズ4,6,7と中間環5a,5bと、レンズ押え8とを保持している。
図2に示すように、レンズユニット2は、レンズユニット2本体を構成するバレル(鏡筒)2aと、バレル2aに保持される第1のレンズ4、第2のレンズ6、第3のレンズ7とを有する。また、レンズユニット2は、第1及び第2のレンズ4,6の間に中間環5aを、第2及び第3のレンズ6,7の間に中間環5bを保持している。更に、レンズユニット2は、第3のレンズ7を押さえるレンズ押え8を保持している。
台座3は、レンズユニット2が取り付けられる円筒部3aと、フィルタ15やセンサ16、カバーガラス17(いずれも図7参照)を収容保持する矩形部3bとが一体に構成されている。台座3の円筒部3aには、内周面に雌ねじ3cが形成されている。
バレル2aは、内部に円筒形状の凹部が形成され、第1、第2、第3のレンズ4,6,7と中間環5a,5bと、レンズ押え8とを収納する収納部2e(図3参照)を構成している。また、バレル2aは、外光が入射する端面側に開口部2bが形成されている。更に、バレル2aには、外周面に雄ねじ2cが形成されている。
バレル2aは、例えば、黒色のポリカーボネート(PC)樹脂等の遮光性を有する合成樹脂により構成される。バレル2aは、第2のレンズ6とのレーザー溶着(後述)の適合性を考慮して、材料が選択される。
第1、第2、第3のレンズ4,6,7は、外光を透過してセンサ16(図7参照)の受光領域(撮像エリア)に結像させるための光学素子である。即ち、開口部2bから入射した外光がセンサ16の受光領域に結像するように、第1、第2、第3のレンズ4,6,7は所定の光学系を形成する。尚、本実施形態では、レンズユニット2は3枚のレンズで構成されるが、レンズは2枚であっても構わない。
第1及び第3のレンズ4,7は、例えば、外光(自然光、可視光)に対して透明な、例えば、ゼオネックス(登録商標)等の非晶質ポリオレフィン樹脂で構成される。
第1のレンズ4は、外部から入射される光を集光して出射する光学機能面4aを中央に有し、その外周に環状に平坦面が形成されたフランジ部4bを有する(図3参照)。
第2のレンズ6は、可視光及びレーザー溶着に使用されるレーザーに対して透明な、例えば、ポリカーボネート(PC)樹脂で構成される。第2のレンズ6は、バレル2aとのレーザー溶着(後述)の適合性を考慮して、材料が選択される。
第2のレンズ6は、中央に第1のレンズ4から出射される光を集光する光学機能面6aを有し、その外周に環状に平坦面が形成されたフランジ部6bを有する(図3参照)。
中間環5a,5bは、例えば、カーボンブラックを練り込んだ延伸ポリエステル(PET)樹脂等の合成樹脂フィルムで構成されている。中間環5a,5bは、第1のレンズ4と第2のレンズ6の面間距離や第2のレンズ6と第3のレンズ7の面間距離を一定に保つと共に、通過光量を制限する絞り機能を有している。中間環5a,5bは、光学系の開口径を決定する光学絞り、或いは、ゴースト、フレア等の不要光を遮光する遮光絞りとして使われる。
レンズ押え8及び台座3は、例えば、黒色のポリカーボネート(PC)、液晶ポリマー(LCP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフタルアミド樹脂(PFA)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂等の遮光性を有し、且つ、耐熱性を有する合成樹脂により構成される。
図3は、本実施形態にかかるレンズモジュール1の縦断面図である。
図3に示すように、レンズユニット2は、レンズユニット2本体を構成するバレル2aの収納部2eに、第1、第2、第3のレンズ4,6,7を保持し収容している。
バレル2aの収納部2eに第1のレンズ4が圧入される。その後に中間環5aが収納される。そして、第1のレンズ4のフランジ部4bに第2のレンズ6のフランジ部6bを重ねて、第2のレンズ6が収納部2eに収納される。このとき、第1のレンズ4と第2のレンズ6との間に中間環5aが挟み込まれる。
第2のレンズ6が第1のレンズ4の光軸と光軸調整(調芯)がなされた後、第2のレンズ6のフランジ部6bにレーザーが照射されて、第2のレンズ6のフランジ部6bはバレル2aに固着される。
(レーザー溶着)
バレル2aは、上述したように、遮光性を有する合成樹脂により構成される。これに対して、第2のレンズ6はレーザーに対して透光性を有する合成樹脂により構成される。第2のレンズ6の側からレーザーが照射されたとき、レーザーは第2のレンズ6を透過してバレル2aに当たり、その部分(レーザー照射部)9を溶融して、第2のレンズ6をバレル2aに固着する。ここで、レーザーは、YAGレーザーやレーザーダイオードが使われ、例えば、波長が810nmのレーザーが好ましく採用される。本実施形態では、レーザー出力20W、ビームスポット径φ0.5mm、ビーム走査速度15mm/秒で照射を行った。また、レーザー照射部9は、第2のレンズ6の全周で3〜4箇所あれば足りる。尚、バレル2aは、収納部2eの内壁面にレーザー吸収体を塗布することで、レーザーの透過を防止しても良い。
レーザー溶着がされた後、バレル2aの収納部2eに、中間環5b、第3のレンズ7、レンズ押え8をこの順に挿入し、次いで、UV接着剤(図示省略)でレンズ押え8をバレル2aに固着させる。こうしてレンズユニット2が完成するが、更に、レンズユニット2は台座3の円筒部3aにねじ込まれ、ねじ作用により結像調整が行われる。
(調芯)
次に、第2のレンズ6の光軸調整(調芯)について説明する。ここで、調芯とは、第2のレンズ6の光軸を第1のレンズ4の光軸に合致させることをいう。具体的には、第2のレンズ6をバレル2aの収納部2e内で動かして得られる画像データ情報に基づいて、第2のレンズ6の光軸が第1のレンズ4の光軸に合致する位置を特定して、第2のレンズ6のフランジ部6bを収納部2eで固定(レーザー溶着)する。これにより、撮影品質の高いレンズユニット2を容易に製造することができる。
第2のレンズ6を第1のレンズ4に調芯する調芯方法には、公知の技術として、例えば、反射偏心を使った球芯測定による調芯と、得られた像からMTF(Modulation Transfer Function:変調度伝達関数)を求める方式による調芯とがある。
(反射偏心による球心測定)
図4は、反射偏心によるレンズの球心測定を説明する図である。
図4に示すように、図3に示したレンズユニット2のバレル2aに対して第1のレンズ4が圧入され、中間環5aと第2のレンズ6が収納された状態で、球心が測定される。
市販の反射偏心測定装置を用いて、バレル2aに収納された第1又は第2のレンズ4,6に対物レンズ(図示省略)を通して測定用の球面波の光束を与える。光束は各レンズの表面で反射し、夫々のレンズ面の曲率中心に集光される。この集光はキャッツアイと呼ばれ、夫々の集光中心をカメラで撮影することによって画像データとして球心位置を取得することができる。
ここで、図4(a)は、レンズの球心測定の一例として、第1のレンズ4の物体側面と第2のレンズ6の像側面の偏心感度が厳しい場合、第1のレンズ4の物体側面の曲率中心4cと第2のレンズ6の像側面の曲率中心6dとを求め、第2のレンズ6を調整(XY移動)して双方の曲率中心を一致させたものである。
また、図4(b)は、レンズの球心測定の他の例として、第1のレンズ4の物体側面及び像側面、第2のレンズ6の物体側面及び像側面の4面の中心、即ち、第1のレンズ4の物体側面の曲率中心4c、第1のレンズ4の像側面の曲率中心4d、第2のレンズ6の物体側面の曲率中心6c、第2のレンズ6の像側面の曲率中心6dを求め、夫々の曲率中心を一致させたものである。この場合は対象となる面が4面存在するため、一つのレンズにおいて物体側面の曲率中心と像側面の曲率中心が偏心すれば、第2のレンズ6を調整(XY移動)しても球心を一致させることはできない。このような場合は夫々の偏心量が最小自乗法により最小になるように第2のレンズ6を調整(XY移動)して最適軸を求めることができる。
(MTF方式による調芯)
反射偏心を使った球芯測定による調芯を説明したが、次いで、他の調芯方法であるMTF方式を説明する。
図5は、第1及び第2のレンズ4,6の結像面を見たMTFの測定位置を示す図である。
図5に示すように、MTFの測定は、第1のレンズ4の中心位置と、周方向90度毎に4箇所の像高70%位置の計5箇所で行う。ここで、像高とは、レンズユニット2の撮像円径を像高100%として、中心からの距離の比で示される割合である。
被写体距離1mとし、光源にハロゲン白色光、被写体に30mm角の穴あきスクエアチャートを用いて、公知のMTF測定技術により、画像データ情報の一例としてのMTFを測定する。例えば、スクエアチャートのエッジ像からステップ応答を求め、これを微分してインパルス応答を求め、更にこれをフーリエ変換して、周波数応答成分であるMTFを求める。スクエアチャートは直交する2方向をそれぞれサジタル(sagittal)成分(同心円方向成分)、メリジオナル(meridional)成分(放射方向成分)とし、対向する2辺についてそれぞれ平均化する。
図6は、図5に示す測定位置における空間周波数とMTFとの関係の一例を示す図である。図6において、横軸は空間周波数を示し、縦軸はMTFを示す。
像高70%位置、周方向90度毎に4点のコントラスト値をリアルタイムで演算してMTFを取得する。空間周波数が、例えば、120本/mmのライン&スペース(白黒)チャートの位置に着目して、第2のレンズ6をバレル2a内でXY移動し、4点のサジタル方向、メリジオナル方向を含めたMTFが近似となる位置を第2のレンズ6の固定位置として調芯する。
このように、本実施形態にかかるレンズモジュール1によれば、第1のレンズ4のフランジ部4bに第2のレンズ6のフランジ部6bを重ねた状態で収納部2eに収納され、第2のレンズ6のフランジ部6bが収納部2eにレーザー溶着されるので、第1及び第2のレンズ4,6は収納部2eに固定される。よって、レンズモジュール1は、高い撮影品質を実現できる。
また、レンズモジュール1では、第1のレンズ4の光軸と第2のレンズ6の光軸とが合致した状態で、第2のレンズ6はレーザー溶着されるので、光軸が合致した第1及び第2のレンズ4,6を通して撮影がされる。よって、レンズモジュール1は、高い撮影品質を実現できる。
更に、レンズモジュール1では、第1のレンズ4は収納部2eに圧入されて収納される。よって、第1のレンズ4は収納部2e内で動かないので、レンズモジュール1は、高い撮影品質を実現できる。
更にまた、レンズモジュール1では、画像データ情報に基づいて第2のレンズ6を収納部2e内で移動させながら、第1のレンズ4に対して第2のレンズ6は調芯される。よって、レンズモジュール1は、簡易な方法で高い撮影品質を実現できる。
更にまた、第2のレンズ6の最適位置の決定を第2のレンズ6のXY移動のみで行っているため、所要時間も短くできる。そのため、簡便な手段で高い撮影品質を実現できる。
(カメラモジュール)
図7は、本実施形態にかかるカメラモジュール50の分解斜視図である。
フィルタ15が台座3に収納され、接着される。ガラスカバー17に取り付けられた撮像素子の一例としてのセンサ16はフレキシブル(FPC:Flexible Printed Circuit)基板21に取り付けられる。
ここで、フレキシブル基板21は、柔軟性、屈曲性及び少スペース性を有する回路基板であり、一般的に、ポリイミドフィルム上に印刷又はエッチング等により回路が形成されている。そして、フレキシブル基板21の一端に台座3が配置され、フレキシブル基板21の他端にコネクタ21aが配置されている。このコネクタ21aは、フレキシブル基板21によってセンサ16と接続されており、図示しない外部機器と電気的に接続する機能を有する。
センサ16が取り付けられたフレキシブル基板21を覆うように、フィルタ15が取り付けられたレンズモジュール1がフレキシブル基板21に接着される。そして、ねじ作用によりレンズユニット2の結像調整が行われ接着されて、カメラモジュール50が完成する。
本実施形態にかかるカメラモジュール50によれば、他の電子部品が搭載されたフレキシブル基板21にレンズモジュール1を接着できる。レンズモジュール1では、収納部2e内に第1及び第2のレンズ4,6が固定されている(図3参照)。レンズモジュール1がフレキシブル基板21に接着されるときに、第1及び第2のレンズ4,6は動かない。よって、フレキシブル基板21に接着された後に第1及び第2のレンズ4,6の光軸合わせを再度行う必要はなく、カメラモジュール50は高い撮影品質を実現できる。
本実施形態にかかるレンズモジュールの外観斜視図である。 図1に示すレンズモジュールの分解斜視図である。 図1に示すレンズモジュールの縦断面図である。 反射偏心によるレンズの球芯測定を説明する図である。 第1及び第2のレンズの光軸方向から見たMTF曲線の測定位置を示す図である。 図5に示す測定位置における空間周波数とMTFとの関係の一例を示す図である。 図1に示すレンズモジュールを採用したカメラモジュールの分解斜視図である。
符号の説明
1…レンズモジュール、2…レンズユニット、2a…バレル、2e…収納部、3…台座(台座マウント)、4…第1のレンズ、4a…光学機能面、4b…フランジ部、4c…第1のレンズ4の物体側面の曲率中心、4d…第1のレンズ4の像側面の曲率中心、6…第2のレンズ、6a…光学機能面、6b…フランジ部、6c…第2のレンズ6の物体側面の曲率中心、6d…第2のレンズ6の像側面の曲率中心、16…センサ(撮像素子)、50…カメラモジュール

Claims (6)

  1. 入射された光を集光して出射する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、
    前記第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、
    前記第1のレンズを収納し、収納された当該第1のレンズのフランジ部に前記第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有し、当該第2のレンズのフランジ部をレーザー溶着して当該第2のレンズを当該収納部に固定するバレルと
    を有することを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記第2のレンズは、当該第2のレンズの光軸が前記第1のレンズの光軸に合致するように調芯されてレーザー溶着されることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記第1のレンズは、前記バレルの前記収納部に圧入されて保持されることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  4. レンズユニットと、
    前記レンズユニットが取り付けられる台座マウントと
    を含み、
    前記レンズユニットは、
    入射された光を集光して出射する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、
    前記第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、
    前記第1のレンズを収納し、収納された当該第1のレンズのフランジ部に前記第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有するバレルと
    を含み、
    前記第2のレンズは、当該第2のレンズの光軸が前記第1のレンズの光軸に合致するように調芯され、
    前記収納部は、前記第2のレンズの前記フランジ部をレーザー溶着して当該第2のレンズを当該収納部に固定することを特徴とするレンズモジュール。
  5. レンズユニットと、
    前記レンズユニットにて結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子を収納し、前記レンズユニットが取り付けられる台座マウントと
    を含み、
    前記レンズユニットは、
    入射された光を集光して出射する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズと、
    前記第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズと、
    前記第1のレンズを収納し、収納された当該第1のレンズのフランジ部に前記第2のレンズのフランジ部を重ねて収納する収納部を有するバレルと
    を含み、
    前記第2のレンズは、当該第2のレンズの光軸が前記第1のレンズの光軸に合致するように調芯され、
    前記収納部は、前記第2のレンズの前記フランジ部をレーザー溶着して当該第2のレンズを当該収納部に固定することを特徴とするカメラモジュール。
  6. 入射された光を集光して出射する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第1のレンズを、バレルが有する収納部に圧入して収納する工程と、
    前記第1のレンズから出射される光を集光する光学機能面と、当該光学機能面の外周に形成されるフランジ部とを有する第2のレンズの当該フランジ部を、当該第1のレンズのフランジ部に重ねて前記収納部に収納する工程と、
    前記第2のレンズの光軸を前記第1のレンズの光軸に合致するように当該第2のレンズを調芯する工程と、
    前記第2のレンズのフランジ部を前記収納部にレーザー溶着して当該第2のレンズを当該収納部に固定する工程と
    を含むことを特徴とするレンズユニットの製造方法。
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