JP2009053530A - レンズユニット、レンズモジュール及びカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコーン樹脂製のレンズとバレルとの間に生じるガタの影響を軽減させて、高い解像度を有するレンズユニット等を提供する。
【解決手段】レンズユニット2は、略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成される第1及び第2のレンズ4,6と、第1及び第2のレンズ4,6を構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、第1及び第2のレンズ4,6を収納する円筒形状のレンズ収納部2eを有するバレル2aと、第1のレンズ4の外縁とバレル2aのレンズ収納部2eの内壁面との間に配されるOリング11とを含み、Oリング11は、第1のレンズ4をバレル2aに対して調芯する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば携帯電話機等に搭載されるレンズユニット等に関する。
例えば、携帯電話機や監視用カメラ等に用いられる小型カメラモジュールのレンズユニットでは、レンズをバレルに収納して位置決めをしている。
レンズ等の光学素子を鏡筒等に収納して固定するものとして、例えば、光学素子を収納部材に収納し積層体押さえ部材を用いて背面から押さえる技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−157290号公報(段落〔0026〕、図1)
近年、撮像装置に用いるカメラモジュールの更なる小型化、生産効率の向上を目指して、電子部品を搭載した回路基板にカメラモジュールを実装した後に、回路基板をリフロー炉に入れて半田溶接するようになってきた。この製造方法では、すべての構成部品がリフロー温度に対して耐熱性を有している必要がある。
レンズの材料に着目したとき、可視光の透過に良好で耐熱性を有する材料として、例えば、シリコーン樹脂(シリコーンレジン)が挙げられる。また、レンズを収納するバレル(鏡筒)に採用される材料には、耐熱性を有する材料として、例えば、LCP(液晶ポリマー)が挙げられる。
ここで、シリコーン樹脂は、耐熱性を有する一般的な他の樹脂材料(LCPを含む)に比して、線膨張係数が大きいという特徴がある。それゆえに、仮に、シリコーン樹脂製のレンズをLCP製のバレルに収納し、内外径を接触させることでレンズの調芯を行うと、リフローの際にレンズがバレルの内壁を押し広げて膨張し、バレルが永久変形(元に戻らない)してしまう。その結果、常温に戻った際にレンズの外縁とバレルの内壁面との間にガタができ光軸ズレとなって、解像度が低下する恐れがあった。
本発明は、シリコーン樹脂製のレンズとバレルとの間に生じるガタの影響を軽減させて、高い解像度を有するレンズユニット等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるレンズユニットは、略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成されるレンズと、レンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、レンズを収納する円筒形状の収納部を有するバレルと、レンズの外縁とバレルの収納部の内壁面との間に配される弾性体とを含み、弾性体は、レンズをバレルに対して調芯することを特徴とする。
ここで、弾性体は、レンズの外縁に配される環状弾性体であることを特徴とすれば、レンズの光軸に対して中心対称に弾性体を簡易に配置することが可能となる。
また、レンズは、第1のレンズと第2のレンズとによって構成され、弾性体は、第1のレンズの外縁とバレルの収納部の内壁面との間に配されて第1のレンズをバレルに対して調芯し、第2のレンズは、第1のレンズに係合してバレルに対して調芯されることを特徴とすれば、弾性体によって第1のレンズが調芯されれば、それに係合する第2のレンズも調芯され、解像度の低下を抑えることが可能となる。
更に、レンズは、第1のレンズと第2のレンズとによって構成され、弾性体は、第1及び第2のレンズの各外縁とバレルの収納部の内壁面との間に配されて、第1及び第2のレンズをバレルに対して調芯することを特徴とすれば、弾性体によって第1及び第2のレンズがそれぞれ調芯され、解像度の低下を抑えることが可能となる。
更にまた、バレルの収納部に収納されたレンズを保持する後ろ押さえを更に有し、後ろ押さえは、レンズの径方向の膨張を阻害しない形状を有していることを特徴とすれば、レンズをバレルの収納部に収納・保持できる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるレンズモジュールは、レンズユニットと、レンズユニットが取り付けられる台座マウントとを含み、レンズユニットは、略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成される第1のレンズと、第1のレンズの外縁に配される環状弾性体と、略円板形状を有し、第1のレンズと同じシリコーン樹脂で構成され、第1のレンズに係合する第2のレンズと、第1及び第2のレンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、環状弾性体が配された第1のレンズと第2のレンズとを収納する円筒形状の収納部を有するバレルとを含み、環状弾性体は、第1のレンズをバレルに対して調芯し、第2のレンズは、第1のレンズに係合してバレルに対して調芯されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラモジュールは、レンズユニットと、レンズユニットにて結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、撮像素子を収納し、レンズユニットが取り付けられる台座マウントとを含み、レンズユニットは、略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成される第1のレンズと、第1のレンズの外縁に配される環状弾性体と、略円板形状を有し、第1のレンズと同じシリコーン樹脂で構成され、第1のレンズに係合する第2のレンズと、第1及び第2のレンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、環状弾性体が配された第1のレンズと第2のレンズとを収納する円筒形状の収納部を有するバレルとを含み、環状弾性体は、第1のレンズをバレルに対して調芯し、第2のレンズは、第1のレンズに係合してバレルに対して調芯されることを特徴とする。
本発明によれば、シリコーン樹脂製のレンズとバレルとの間に生じるガタの影響を軽減させることが可能となり、高い解像度を有するレンズユニット等を提供できる。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかるレンズモジュール1を示す外観斜視図であり、図2は、本実施形態にかかるレンズモジュール1の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、レンズモジュール1は、第1のレンズ4と第2のレンズ6とを保持し、センサ16(図6参照)の受光部(撮像エリア)16a上に入射光を結像するレンズユニット2と、レンズユニット2を保持する台座3とを備えている。
レンズユニット2は、レンズユニット2本体を構成する略円筒状のバレル2aと、バレル2a内で入射側に保持される第1のレンズ4及び出射側に保持される第2のレンズ6とを有する。また、第1のレンズ4の外縁には、第1のレンズ4を調芯するための弾性体の一例としてのO(オー)リング11が配されている。更に、第1及び第2のレンズ4,6の間に、中間環5が配されている。
第1及び第2のレンズ4,6は、外光を透過してセンサ16(図6参照)の受光部(撮像エリア)16aに結像させるための撮像素子である。即ち、開口部2bから入射した外光が、第1及び第2のレンズ4,6によってセンサ16の受光部16aに結像するように、第1及び第2のレンズ4,6は所定の光学系を形成している。尚、本実施の形態では、レンズユニット2は第1及び第2のレンズ4,6で構成されているが、レンズは1枚或いは3枚であっても構わない。所定の光学系は、単一のレンズ又は複数枚のレンズ群で構成される。
レンズユニット2は、台座3の円筒部3aにねじ込まれ、ねじ作用により結像調整が可能となる。尚、結像調整は、イメージセンサを接着した後、カメラモジュールになってから行われる。
バレル2a及び台座3は、例えば、黒色の液晶ポリマー(LCP)、ポリフタルアミド樹脂(PFA)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)等の遮光性を有し、且つ、リフロー温度に耐えられる耐熱性を有する合成樹脂により構成される。ここで、耐熱温度は200℃以上が望ましく、より好ましくは260〜300℃であることが望ましい。
バレル2aには、外光が入射するバレル2aの端面側に開口部2bが形成されている。また、バレル2aの外周面には、雄ねじ2cが形成されている。この点については後述する。
第1及び第2のレンズ4,6は、可視光を良好に透過する性質を有し、耐熱性を有する透明なシリコーン系樹脂材料(シリコーンレジン)で構成される。レンズモジュール1全体がリフロー炉に入れられることから、第1及び第2のレンズ4,6の耐熱温度も、バレル2aや台座3と同じ200℃以上が望ましく、より好ましくは260〜300℃であることが望ましい。
第1のレンズ4は、外光が入射する側の面の中央に凸状の光学機能面を有し、その反対側の面(第2のレンズ6側の面)に凹状の光学機能面を有している。また、第1のレンズ4は、光学機能面の周囲に環状にフランジ部が形成されている。更に、第1のレンズ4は、第2のレンズ6側のフランジ部の面に凸部4b(図3参照)が形成されている。凸部4bの外周面は、傾斜を有している。
第2のレンズ6も、第1のレンズ4側の面の中央に凹状の光学機能面を有し、その反対側の面(出射側の面)に凸状の光学機能面を有している。第2のレンズ6も、光学機能面の周囲に環状にフランジ部が形成されている。第2のレンズ6は、第1のレンズ4側のフランジ部の面に凹部6a(図3参照)が形成されている。凹部6aの内周面は、傾斜を有している。
Oリング11は、例えば、フッ素系ゴム等の耐熱性を有する材料で構成される。Oリング11の耐熱温度も、バレル2aや台座3と同じく200℃以上が望ましく、より好ましくは260〜300℃であることが望ましい。
中間環5は、薄板円環形状を有している。中間環5は、例えば、SUS304に黒色塗料を焼き付けたもので構成されている。中間環5は、厚みによって第1のレンズ4と第2のレンズ6との面間距離を一定に保つと共に、通過光量を制限する絞り機能を有している。即ち、中間環5は、光学系の開口径を決定する光学絞り、或いは、ゴースト、フレア等の不要光を遮光する遮光絞りとして使われる。
台座3は、レンズユニット2が取り付けられる円筒部3aと、フィルタ15やセンサ16、ガラスカバー17(いずれも図6参照)を収容保持する矩形部3bとが一体成形により構成されている。また、台座3は、円筒部3aの内部空間と矩形部3bの内部空間とが連続するように構成されている(図3参照)。
台座3の円筒部3aにおける内周面には雌ねじ3cが形成され、レンズユニット2の外周面に形成された雄ねじ2cに螺合する。これにより、レンズユニット2は、台座3の円筒部3aに取り付けられる。
図3は、本実施の形態にかかるレンズモジュール1の縦断面図である。
図3に示すように、レンズユニット2は、レンズユニット2本体を構成するバレル2aの略円筒状のレンズ収納部2eに、外縁にOリング11を配した第1のレンズ4と第2のレンズ6とを保持し収容している。第1のレンズ4の凸部4bが第2のレンズ6の凹部6aに入り込んで、凸部4bの外周面と凹部6aの内周面とが接触して、第1のレンズ4と第2のレンズ6とが係合している。第2のレンズ6は、接着剤8でバレル2aに接着されている。ここで、接着剤8は、例えば、シリコーン系接着剤など、リフロー温度における第2のレンズ6とバレル2aとの膨張差を吸収できる程度の弾性を有する接着剤が好ましい。
(クリアランス)
バレル2aのレンズ収納部2eの内径は、第1のレンズ4の外径より大きく形成されている。バレル2aの内周壁と第1のレンズ4のフランジ部の外縁とは離間し、クリアランス7aが設けられている。このクリアランス7aにOリング11が配されている。ここで、Oリング11は、常温において、第1のレンズ4のフランジ部の外縁とバレル2aの内周壁との間に挟まれた状態で、所定の圧力を受けていることが望ましいが、圧力がゼロとなるように設定されても良い。
バレル2aの内周壁と第2のレンズ6のフランジ部の外縁との間に、クリアランス7bが形成されている。このクリアランス7bは、リフロー温度(約260℃以上)におけるバレル2aと第2のレンズ6との膨張差によって、第2のレンズ6の外縁がバレル2aの内周壁に接触しない大きさに設定されている。
第2のレンズ6の図3の右側には、成形時の湯口跡であるゲート部6cが形成されている。尚、第1のレンズ4もゲート部を有しているが、図3では図示を省略した。
(調芯)
レンズモジュール1がリフロー温度に昇温されたとき、材料の線膨張係数の相違によって、第1のレンズ4はバレル2aよりも膨張する。このとき、Oリング11は圧縮される。リフロー炉から取り出され降温されて第1のレンズ4とバレル2aとが収縮したとき、Oリング11の反発力で、第1のレンズ4はバレル2aに対して調芯され所定位置に配置される。
第2のレンズ6もリフロー時に膨張するが、第1のレンズ4との間に凸部4bと凹部6aとが形成されて係合しているので、第1のレンズ4がバレル2aに対して所定位置に配されると、第2のレンズ6も所定位置に配置される。バレル2aと第1及び第2のレンズ4,6との材料の線膨張係数の相違によって昇温時に生じる光軸方向のズレは、降温時に凸部4bと凹部6aとの係合部分の傾斜に沿って第2のレンズ6が移動して所定位置に戻るので、吸収される。
尚、第1のレンズ4と第2のレンズ6との係合部分は、第1のレンズ4に形成された凸部4bと第2のレンズ6に形成された凹部6aとが係合すると説明したが、本発明はこれに限定されない。第1のレンズ4の凹部と第2のレンズ6の凸部とが係合部分を構成するようにしても良い。
このように、本実施の形態にかかるレンズモジュール1によれば、第1のレンズ4とバレル2aとの間に、Oリング11を配した。よって、レンズモジュール1がリフロー温度に昇温されても、第1のレンズ4とバレル2aとの膨張差は、Oリング11の圧縮によって吸収される。バレル2aに永久変形は生じない。また、降温されたとき、Oリング11の反発力によって、第1のレンズ4はバレル2aに対して調芯される。よって、第1のレンズ4は所定位置に配置されるので、良好な解像度を実現することができる。
(他の実施形態)
図4は、本発明の他の実施形態にかかるレンズユニット10,20,30を示す図である。
図4(a)に示すレンズユニット10は、環状弾性体11aの断面形状が図3に示したOリング11の断面形状(円)と異なっている点が、図3に示したレンズユニット2と相違する。第1のレンズ4の外縁の厚さや外縁の形状に応じた環状弾性体を採用することができる。
図4(b)に示すレンズユニット20は、第2のレンズ6の下面(第1のレンズ4の側とは反対の面)にレンズ押さえ9が配されている点が、図3に示したレンズユニット2と相違する。リフロー温度における第2のレンズ6の径方向の膨張及び収縮を阻害しない形状となっている。よって、第1及び第2のレンズ4,6をバレル2aのレンズ収納部2eに収納保持できる。これにより、光軸方向のズレを抑制できる。尚、レンズ押さえ9は、バレル2aと同一の材料が好ましい。
図4(c)に示すレンズユニット30は、第1及び第2のレンズ4,6のいずれの外縁にもOリング11が配されている点が、図3に示したレンズユニット2と相違する。よって、第1及び第2のレンズ4,6は、Oリング11によってそれぞれが独立して調芯される。よって、Oリング11に必要とされる復元力は少なくて済む。また、第1のレンズ4と第2のレンズ6との間の係合部を省くことができ、レンズユニット30の組立作業を容易にできる。
図5は、本発明の他の実施形態にかかるレンズユニット40(図5(a))と上記レンズユニット2(図5(b))の断面図である。断面の位置は、図3において、破線X−X’で示した。
図5(b)に示すレンズユニット2では第1のレンズ4の外縁にOリング11が配されている。これに対して、図5(a)に示すレンズユニット40では、弾性体11bが第1のレンズ4とバレル2aとの間に、第1のレンズ4の光軸を中心としての対称に配されている。弾性体11bが中心対称に配されているので、降温時に弾性体11bの反発力によって、第1のレンズ4はバレル2aに対して調芯される。
(カメラモジュール)
図6は、本実施の形態にかかるカメラモジュール50の分解斜視図である。
赤外線をカットするための多層膜が蒸着されたフィルタ15が、台座3の矩形部3b(図3参照)に収納され、接着される。センサ16の周辺部16bには半田ボール16cが配され、受光部16aがガラスカバー17と向き合う方向で、CSP(Chip Size Package)と呼ばれる技術を使ってガラスカバー17に取り付けられている。
ガラスカバー17のセンサ16側の面には半田バンプ22が形成され、半田バンプ22とセンサ16とはガラスカバー17上に形成された電気回路(図示省略)で電気的に導通している。また、ガラスカバー17はセンサ16の受光部16aを覆っており、受光部16aに異物が進入することを防ぐ役割を担っている。センサ16が取り付けられたガラスカバー17は、フィルタ15と同様に台座3の矩形部3b(図3参照)に収納され、接着される。
ガラスカバー17と台座3が接着固定された後、ねじ作用によりレンズユニット2の結像調整を行い、レンズユニット2が台座3に対して動かないよう接着固定し、カメラモジュール50が完成する。
回路基板21は、携帯電話機などの情報通信端末に使われる電子部品が搭載された実装基板である。ここで、回路基板21上の他の電子部品や回路パターンは省略して図示してある。回路基板21上の半田付け部(図示省略)に半田ペーストをスクリーン印刷機等を使って塗布し、カメラモジュール50を他の電子部品と共に回路基板21上の指定位置に搭載する。次いで、回路基板21をリフロー炉に入れることによってガラスカバー17に形成した半田バンプ22が溶融し、回路基板21の回路パターン(図示省略)と電気的に導通する。
本実施の形態によれば、他の電子部品とは別にカメラモジュール50単体を回路基板21に搭載する作業、カメラモジュール50を単体で回路基板21に接合する作業を省くことができ、作業性を向上させることができる。
また、カメラモジュール50の回路基板21への搭載をマウンタに行わせることができる。よって、搭載の作業性を向上させることができる。
マウンタによる自動実装をすることで実装領域の縮小化を実現できる。よって、カメラモジュール50の小型化が実現できる。電子部品を回路基板21に実装した後に、カメラモジュールが搭載されたFPC基板をコネクタ接続する従来品に比べて、部品の実装面積比を従来の約50%に削減できた。
本実施の形態にかかるレンズモジュールの外観斜視図である。 図1に示すレンズモジュールの分解斜視図である。 図1に示すレンズモジュールの縦断面図である。 他の実施形態にかかるレンズユニットの縦断面図である。 他の実施形態にかかるレンズユニットの断面図である。 図1に示すレンズモジュールを採用したカメラモジュールの分解斜視図である。
符号の説明
1…レンズモジュール、2,10,20,30,40…レンズユニット、2a…バレル、2e…レンズ収納部(収納部)、3…台座(台座マウント)、3a…円筒部、3b…矩形部、4…第1のレンズ、4b…凸部、5…中間環、6…第2のレンズ、6a…凹部、9…レンズ押さえ、11…Oリング(弾性体)、11a…環状弾性体(弾性体)、11b…弾性体、15…フィルタ、16…センサ(撮像素子)、16a…受光部、16b…周辺部、17…ガラスカバー、21…回路基板、22…半田バンプ、50…カメラモジュール

Claims (7)

  1. 略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成されるレンズと、
    前記レンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、当該レンズを収納する円筒形状の収納部を有するバレルと、
    前記レンズの外縁と前記バレルの前記収納部の内壁面との間に配される弾性体と
    を含み、
    前記弾性体は、前記レンズを前記バレルに対して調芯することを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記弾性体は、前記レンズの外縁に配される環状弾性体であることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記レンズは、第1のレンズと第2のレンズとによって構成され、
    前記弾性体は、前記第1のレンズの前記外縁と前記バレルの前記収納部の前記内壁面との間に配されて当該第1のレンズを当該バレルに対して調芯し、
    前記第2のレンズは、前記第1のレンズに係合して前記バレルに対して調芯されることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  4. 前記レンズは、第1のレンズと第2のレンズとによって構成され、
    前記弾性体は、前記第1及び第2のレンズの前記各外縁と前記バレルの前記収納部の前記内壁面との間に配されて、当該第1及び第2のレンズを当該バレルに対して調芯することを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  5. 前記バレルの前記収納部に収納された前記レンズを保持する後ろ押さえを更に有し、
    前記後ろ押さえは、前記レンズの径方向の膨張を阻害しない形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  6. レンズユニットと、
    前記レンズユニットが取り付けられる台座マウントと
    を含み、
    前記レンズユニットは、
    略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成される第1のレンズと、
    前記第1のレンズの外縁に配される環状弾性体と、
    略円板形状を有し、前記第1のレンズと同じシリコーン樹脂で構成され、当該第1のレンズに係合する第2のレンズと、
    前記第1及び第2のレンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、前記環状弾性体が配された当該第1のレンズと当該第2のレンズとを収納する円筒形状の収納部を有するバレルと
    を含み、
    前記環状弾性体は、前記第1のレンズを前記バレルに対して調芯し、
    前記第2のレンズは、前記第1のレンズに係合して前記バレルに対して調芯されることを特徴とするレンズモジュール。
  7. レンズユニットと、
    前記レンズユニットにて結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子を収納し、前記レンズユニットが取り付けられる台座マウントと
    を含み、
    前記レンズユニットは、
    略円板形状を有し、可視光の透過に良好なシリコーン樹脂で構成される第1のレンズと、
    前記第1のレンズの外縁に配される環状弾性体と、
    略円板形状を有し、前記第1のレンズと同じシリコーン樹脂で構成され、当該第1のレンズに係合する第2のレンズと、
    前記第1及び第2のレンズを構成するシリコーン樹脂よりも線膨張係数が小さい材料で構成され、前記環状弾性体が配された当該第1のレンズと当該第2のレンズとを収納する円筒形状の収納部を有するバレルと
    を含み、
    前記環状弾性体は、前記第1のレンズを前記バレルに対して調芯し、
    前記第2のレンズは、前記第1のレンズに係合して前記バレルに対して調芯されることを特徴とするカメラモジュール。
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