JP2009078481A - 樹脂の糸曳切断方法、樹脂の糸曳切断装置及び樹脂の成形方法 - Google Patents

樹脂の糸曳切断方法、樹脂の糸曳切断装置及び樹脂の成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶融樹脂を金型表面に塗布した後、塗布した樹脂を加圧して成形する溶融樹脂の微細転写プロセスにおいて、塗布した溶融樹脂と樹脂を塗布する装置との間に形成される樹脂残留物を良好な状態で切断する技術を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂を溶融し、該溶融樹脂2をダイ開口部4から吐出しながら下金型表面5に塗布し、前記塗布した溶融樹脂を上金型18で加圧転写する成形方法において、前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吸引を行いながら、前記ダイ開口部を前記下金型表面から解離移動することにより、塗布を完了した位置で前記ダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂6との間に連続して形成される樹脂残留物7を延伸して薄い固体のフィルム状に変形させ、その後前記フィルム状に延伸された樹脂10をダイの幅方向にカッター14で切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融樹脂を金型表面に塗布した後、塗布した樹脂を加圧して成形する溶融樹脂の微細転写プロセスにおいて、塗布した溶融樹脂と樹脂を塗布する装置との間に形成される樹脂残留物を切断する方法及び装置ならびに樹脂の成形方法に関する。なお、微細転写プロセスについては、特開2006−56107号公報に記載されている。
押出機で熱可塑性樹脂を加熱溶融し、溶融樹脂を射出装置の先端に取り付けたTダイ等からシート状に押出して金型内に供給し、圧縮成形等によって所望形状の製品を製造する方法が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。また、溶融樹脂を押出した後のTダイ開口部からの糸曳や汚染を防止すると同時に、金型内に供給される樹脂の量を一定にするため、Tダイ開口部付近に残留した糸、シートあるいはフィルム状の樹脂をカッターで切断除去する方法が種々報告されている。
また、Tダイから樹脂をシート状に押出した後、Tダイ出口からはみ出している余分の樹脂をカッターで切断する方法が知られている(例えば、下記特許文献2参照)。
さらに、特許文献3には、Tダイから押出された溶融または半溶融状態の単層シートを重ね合わせた多層のシート中間体を押出機の下方で切断するカッターを有する切断手段が種々開示されている。Tダイ押出口からシートを押出し、Tダイの押出口より下流の位置でシートを所定の長さに切断する方法として、シートを一対のパッド部材で挟持し、シートの挟持した部分を水冷したパッドからの伝熱により冷却し、冷却した部分でシートを切断する方法が示されている。
ここでは、Tダイ押出口元の開口面と接触するようにカッターをシートと交差させて配置し、カッターをTダイ押出口の開口面に沿って接触を保ちながらシート幅方向に往復移動させてシートを切断する方法が示されている。切断手段は、Tダイおよび樹脂を溶融し吐出する装置と一体的に設けられている。
また、さらにTダイの吐出口に接する断面で溶融樹脂を切断するようにカッターを配置し、カッターの刃をTダイの吐出口に密着させる押付け機構を備え、しかも溶融樹脂を切断する時を除いてTダイの吐出口にカッターが接触しない樹脂成形装置が知られている(例えば下記特許文献4参照)。
特公平5−2491号公報 特開平11−333902号公報 特開平11−198159号公報 特開2007−111953号公報
しかし、上述した従来の樹脂の切断方法には以下のような問題があった。
(1)まず、第1の問題としては以下のような問題があげられる。
上記いずれの方法においても、極めて切断機構が複雑であり、切断装置は200℃以上の高温のTダイに常に近接しているためカッターが高温になる。カッターが高温になると切断する樹脂と付着して切断が困難となるばかりか、各部材に耐熱性が要求され、コストアップとなり耐久性にも問題を生じ易い。
また、部品点数が多くなり金型その他の各部との干渉を生じる。溶融樹脂を金型表面に塗布した後、加圧して成形する溶融微細転写プロセスにおいては、Tダイ開口部と下金型表面との間隙が数十μm〜数mmであるので、従来の切断方法及び装置のように、Tダイ押出口に常にカッターを配置することはできない。
特許文献2においては、高温のTダイと一体的に2本の揺動杆、ニクロム線、エアシリンダ、くの字形レバー、スプリング、ナット等が設けられている。これらを駆動するためには、エアシリンダを動かすための空圧配管、ピン等が必要となる。これらはTダイを含めて前後運動をする可動部の重量を増す上に、移動時に金型上の樹脂にコンタミを落下する可能性が高くなる。さらに、Tダイから各部への放熱により、Tダイ内の樹脂温度分布が不均一になりやすい。
特許文献3では、樹脂シートの切断装置は、樹脂を溶融する装置、複式Tダイおよびシート積層手段と一体的に取り付けられ(特許文献3の図1、図5、図6参照)、これらは一体で金型上を進退移動するように構成されている。
これら一体で構成された切断装置は、シート積層手段の下流側に配置され、シート中間成形品をその両側面から狭持する一対の分割パッド部材、流体圧シリンダからなるパッドの駆動手段、パッドで溶融樹脂と接触した部分を冷却するための冷却水路、パッドから樹脂シートを剥離するためのエアブロー手段、分割パッドの間隙部において中間成形品に向かって突出可能に収容されたカッター、カッター移動手段、冷却水配管部材および流体圧配管部材などから構成されている(特許文献3の図13、図14、図17、図18、図19、図28)。
さらには、溶融樹脂とパッドとの融着を防止するためのパッド上への非粘着性の被覆層コーティングも必要となる。このような装置では、Tダイ開口部と下金型表面との間隙を数十μm〜数百mmに制御しながら溶融樹脂を下金型表面に塗布することは構造上不可能である。
特許文献4では、Tダイは溶融樹脂の射出装置あるいは押出装置の先に接続され、このTダイに対して切断装置は一体に形成される。切断装置は、空圧シリンダ、サポート、カッター、支持部材、軸受、板バネ、ヒータ、ボルト、押付シリンダから構成されており(特許文献4の図1〜図3)、Tダイリップ開口部と下金型表面との間隙を数十μm〜数mmにして溶融樹脂を開口部から吐出して下金型表面に塗布することは構造上できない。
(2)次に第2の問題として以下のような問題があげられる。
Tダイ開口部とカッターとが接触すると、Tダイ開口部にキズや磨耗が発生し、溶融樹脂を下金型表面に塗布する時、樹脂表面にダイラインや汚れが発生する。
特許文献2及び特許文献4のいずれの場合にも、樹脂を切断するときはカッターがTダイ開口部と接触する方式が記載されている。しかし、Tダイ開口部とカッターとが接触および摺動すると、Tダイ開口部にキズや磨耗を生じる。
そうすると、Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出して下金型表面に塗布する場合、塗布された溶融樹脂層の表面には傷跡やダイラインを生じ、塗布された溶融樹脂層の性状を劣化させる。従って、カッターとTダイ開口部とが接触することは避けなければならない。
特許文献2では、Tダイ開口部から樹脂シートを引き取るようにしてカッターを使用せずに切断する方式が記載されている(特許文献2の図26)。しかし、フィルムの厚さによっては、引き取るだけでは長大な糸曳きが残り、金型に残存して成形品に混入する可能性がある。また、どこで糸が切れるかは樹脂の厚さや粘性および固化状態に依存して不定となるために、成形品の性状が不安定になるばかりか、溶融樹脂フィルムが切断できない場合も発生する。
(3)第3の問題としては、以下のような問題があげられる。
Tダイから吐出される溶融樹脂の厚みが厚くなるほど、カッターでこれを切断することは困難となり、しかも、これを冷却して切れ易くするためには、溶融樹脂の厚みが増すほど、冷却に時間を要し、成形サイクルが長くなって生産性が損なわれる。また、溶融樹脂を冷却するための特別な冷却手段を設けなければならない。さらに、厚さの大きい溶融樹脂を切断しようとすれば、カッターの温度が上昇して、切断した樹脂がカッターに付着し、カッターを汚染するという問題があった。
特許文献2〜4のいずれにおいても、Tダイ開口部に残留する溶融樹脂あるいはそれより下流の溶融樹脂の厚さと切断しやすさとの関係は考慮されず、溶融樹脂を切断に適した性状に形成する効率的な方法は設けられていない。
一般に、溶融樹脂が厚くなるほど切断は困難となり、カッターの前進により樹脂が偏ったカーテン状になったり、切断できても、カッターが前進した先で団子状の樹脂が残存しやすくなる。したがって、樹脂の厚さに応じた適切な切断条件、あるいは切断に適した性状に樹脂を調整する必要があるが、これらの調整手段は何等示されていない。
(4)第4の問題としては以下のような問題があげられる。
上記いずれの従来の技術でも、Tダイ押出口から出てくる溶融樹脂をカッターで切断すると、溶融樹脂には必ずカッターの汚れが付着するか、切口の形状が平滑でなくなるが、そこの部分をも最終的に製品の一部として使用するためには、カッターの清浄度や樹脂の剥離性を向上させる上で多大のコストを要し、工業的に実用性が無くなる。
また、従来の多くの切断装置の目的は、金型に吐出する溶融樹脂の量あるいは成形品の形状を安定にすることであり、明らかに切断部分を製品の一部として使用するものであるが、切断部分を良好な性状に制御することはきわめて困難である。このため、たとえTダイ押出口から出てくる樹脂を切断しても、その切断した部分は製品からは除外できる柔軟性のある成形方法であることが必要である。
本発明は、以上の従来の樹脂切断方法及び装置の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、以下に示される技術を提供することにある。
(1)Tダイ、金型など加熱して100℃以上の高温になる部材と常時接触あるいは常時近接することがなく、Tダイ、金型と切断装置とは、カッターを含めた切断装置の部品が熱的な影響を受けず常に良好な樹脂の切断が可能な低温に保たれるように、ごく短時間で且つごく小面積を除いては、非接触の状態を保つことができる。
(2)Tダイ開口部とカッターとは樹脂を切断する場合においても常に非接触であり、切断時にカッターがTダイ開口部をキズつけたり磨耗させたりしない。
(3)Tダイ開口部とカッターとの間隙は、樹脂の切断時にカッターが前進しても、切断した樹脂がカーテン状に偏ったり、樹脂が団子状にならない適正な間隙に制御できる。
(4)Tダイ開口部で切断する樹脂の厚さは、樹脂の切断時にカッターが前進しても、切断した樹脂がカーテン状に偏ったり、樹脂が団子状になることがないように、薄い固体フィルム状に延伸変形させて、切断に好適な薄さに形成することができる。
(5)Tダイ開口部で切断する樹脂の温度は、樹脂の切断時にカッターと接触しても、切断した樹脂がカッターに付着したり、カーテン状に偏ったり、団子状になることがないように、薄い固体フィルム状に延伸変形される際に冷却され、切断に好適な温度まで低下させることができる。
(6)Tダイ開口部で切断する樹脂は、樹脂の切断時にカッターの前進により押圧されてカーテン状に偏ったり、団子状にかためられることがないように、薄い固体フィルム状に延伸変形される際に切断に好適な張力を維持した状態に固定される。
(7)溶融樹脂を下金型表面に塗布した後、加圧して成形する溶融微細転写プロセスにおいては、Tダイ開口部と下金型表面との間隙が数十μm〜数mmであるので、このような場合においても、下金型その他の部品と干渉、接触したり、Tダイが前後進動作をしても金型表面上にコンタミを落とすことが無い。
(8)下金型表面上に塗布した溶融樹脂とTダイ開口部に貯留した溶融樹脂との間で形成される樹脂残留物を切断した切断部が、上金型で加圧転写して形成する成形体の一部を形成することが無い。
(9)複雑な機構を要さずとも簡素な機構でカッターの前進のみで円滑な樹脂切断ができる。
(10)溶融樹脂をTダイ開口部から吐出しながら下金型表面に塗布した後、加圧して成形する溶融微細転写プロセスにおいて、塗布する際に溶融樹脂と接触するTダイ開口部の性状が良好に維持され、平滑で清浄な溶融樹脂層を形成できる。
(11)カッターの温度上昇、カッターへの溶融樹脂の粘着や汚染が殆どない。
上述した課題を解決するため、本発明の樹脂の糸曳断方法は、熱可塑性樹脂を溶融し、該溶融樹脂をダイ開口部から吐出しながら下金型表面に塗布し、前記塗布した溶融樹脂を上金型で加圧転写する成形方法において、前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吸引を行いながら、前記ダイ開口部を前記下金型表面から解離移動することにより、塗布を完了した位置で前記ダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂との間に連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体のフィルム状に変形させ、その後前記フィルム状に延伸された樹脂をダイの幅方向にカッターで切断することを特徴とするものである。
また、本発明に係る樹脂の糸曳切断方法は、Tダイ開口部と下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンを前進させて前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、その後、前記拡大したTダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、Tダイ開口部と一定の間隙を維持しながら、前記下金型および前記Tダイとは接触しないで独立に設けられたカッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、その後、前記カッターを元の位置まで後退させ、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得ることを特徴とするものである。
また、本発明の樹脂の糸曳切断装置は、先端に刃を有するカッターと、前記カッターの側壁に設けられ前記カッター前進時にTダイ開口部よりも高い位置に形成されたTダイ底部と転動接触するローラガイドと、前記カッターを揺動可能に支持しながら前記Tダイ開口部の幅よりも長い距離を前後進できる前後進アクチュエータと、前記カッターが前後進する時に前記ローラガイドを前記Tダイ底部に押し当てながら前記Tダイ開口部は前記カッターと接触せず所定の間隙を維持するように前記カッターを上昇させる上下動アクチュエータと、前記カッターが後退した時に前記カッターを収納すると同時に、金型から受ける輻射熱、前記カッターが樹脂と接触することによって伝わる熱に対して温度上昇を防止するために水冷回路を設けたブラケットと、前記カッター、前記前後進アクチュエータ、前記上下動アクチュエータ、前記ブラケットを取り付けると共に、下金型を取り付けるのと同じプレス盤面に固定するベースと、前記カッターが前記ブラケットに収納された時点で、前記カッターに樹脂が付着した場合に前記付着樹脂をかきとるためのカキトリアクチュエータとから形成され、前記Tダイおよび前記下金型とは所定の位置関係を保ちながら互いに接触せずに分離して形成される樹脂の糸曳切断装置であって、前記Tダイ開口部と前記下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンを前進させて前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部から溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、その後、前記拡大したTダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、前記Tダイ開口部と一定の間隙を維持するために前記ローラガイドを前記上下動アクチュエータを上昇させて前記Tダイ底部に押付けながら前記前後進アクチュエータを前進させて、前記下金型および前記Tダイとは接触しないで分離して設けられた前記カッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、その後、前記カッターを元の位置まで下降および後退させて前記カキトリアクチュエータで前記カッターの先端に付着した場合の樹脂付着物をかきとり、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得ることを特徴とするものである。
また、本発明の樹脂の成形方法は、Tダイ開口部と下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンの前進により前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残存物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、その後、前記拡大した前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、前記Tダイ開口部と一定の間隙を維持しながら、前記下金型および前記Tダイとは接触せず分離して設けられたカッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、その後、前記カッターを元の位置まで後退させ、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得た後、前記塗布された溶融樹脂層の幅と長さよりも各々小さな幅と長さを有する上金型を下降させ、前記塗布された溶融樹脂層の切断部を除く領域を加圧転写して前記上金型と同じ幅と長さの成形体を附形した後、前記上金型と前記下金型とを解離させ、成形体を取出すことを特徴とするものである。
ここで、前記延伸して薄い固体状のフィルムに変形させたフィルムの厚さは、500μm以下、好ましくは100μm以下が好ましい。
また、前記樹脂が熱可塑性樹脂であることが好ましい。
本発明の樹脂の糸曳切断方法、装置及び樹脂成形方法では、溶融樹脂を下金型表面上に塗布した後、ダイ内部の溶融樹脂と下金型表面に塗布した樹脂層との間に連続して形成される樹脂残留物を、厚さ100〜500μmの薄いフィルム状に延伸変形させると同時に、薄く延伸変形させる過程で大気による冷却固化を急速に進行させる。その結果薄い固体のフィルムが形成され、しかも張力を生じているので、カッターによる切断が極めて容易かつ確実に行われ、しかも固体樹脂であるので、切断によるカッターへの樹脂の付着やカッターの汚染が殆どない。
また、樹脂から熱を受けることによるカッターの温度上昇も殆ど無いので、カッターへの樹脂の付着や汚染をさらに防止できるという、従来の樹脂切断方法および装置に比べて格段に優れた効果がある。
また、カッターを含む本発明の糸曳樹脂切断装置は、射出装置、ダイ、金型とは接触しないよう分離して設けられているので、カッターを含む本発明の糸曳切断装置は、200℃以上の高温になる射出装置、ダイ、100℃以上の高温になる下金型および上金型から殆ど熱の影響を受けない。
この結果、カッターの温度上昇による樹脂の付着やカッターの切れ味が低下する問題が生じない。また、ダイが下金型の上を前後移動しても、本発明の糸曳切断装置は、下金型より上には配置されてないので、下金型の上にコンタミを落とすようなことはない。
また、ダイや下金型と干渉することも無い。さらには、複雑な機構を要さずとも、下金型、ダイとの間にカッターを挿入するだけですみ、簡素で信頼性の高い構成にすることができる。
さらに、カッターは、Tダイ開口部よりも高い位置に形成されたTダイ底部と接するローラガイドなどを介して、Tダイ開口部と互いに所定の間隙を保つ非接触の状態にある。このため、カッターとTダイ開口部とが接触してダイ開口部にキズを付けたり、磨耗させることが無い。この結果、溶融樹脂をTダイ開口部から吐出しながら下金型表面に塗布した後、上金型で加圧して転写する溶融微細転写プロセスにおいて、塗布する際に溶融樹脂と接触するTダイ開口部の性状が良好に維持され、平滑で清浄な塗布された樹脂層を形成できる。
さらに、下金型表面に塗布した樹脂層の長さおよび幅よりも、長さと幅が小さく、なおかつ塗布した樹脂の切断部を加圧範囲から外す寸法の上金型とすることにより、切断部が汚れていても切断断面の形状が如何なるものであっても、最終的な成形品の品質には影響を及ぼさない。このため、寸法が上金型の形状で規定され、なお且つコンタミの無い成形品を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態における概要を図1を用いて説明する。
図1(a)に示すように、溶融樹脂2を射出装置1内の樹脂吐出ピストン3の前進によりTダイ開口部4に吐出しながら下金型表面5上に塗布した場合、塗布を終了した時点で樹脂吐出ピストン3を停止して溶融樹脂2をTダイ開口部4に供給するのを停止する。
この状態でTダイ9内部の溶融樹脂2と下金型表面5に塗布した樹脂層6とは連続している。その間に形成された樹脂を樹脂残留物7と呼ぶ。
溶融樹脂2は高温のダイ開口部内壁面8とは粘着しており、比較的に低温の下金型表面5とは固着または粘着している。
この状態で、図1(b)に示すように、Tダイ開口部4が下金型表面5から離れるようにTダイ9を上方に移動させると、樹脂残留物7はダイ内壁面8との粘着力と下金型表面5との固着力または粘着力とに拘束されて延伸作用を受け、厚みが薄くなると同時に、薄くなればなるほど大気による冷却固化が急速に進行する。
そうすると、薄い固体のフィルム10が形成され、しかも張力を生じている。その厚さは、塗布された樹脂の厚さ11とダイの上昇量12に依存するが、塗布樹脂層の厚み11が500μmの場合はフィルムの厚さTは100μm以下、塗布樹脂の厚み11が100μmの場合はフィルムの厚さTは50μm以下に形成される。
延伸作用による薄いフィルムの形成と、冷却固化を促進するためには、図1(b)に図示したように、樹脂吐出ピストン3を停止して溶融樹脂2をTダイ開口部4に供給するのを停止するのみならず、Tダイ9を上方に移動させると同時に樹脂吐出ピストン3を後退させることにより、樹脂残留物7をダイ内部に吸引するように作用させる。
そうすると、ダイの上昇量12がより小さくできより短時間で延伸(長さM:延伸作用、薄膜フィルム化、冷却固化促進、引張力維持が図れる)による薄い固体状フィルム10を形成できる。こうして形成された薄い固体状フィルム10は、図1(c)に示すように、ダイ内の溶融樹脂2と金型表面に塗布された樹脂層6との間で引張られて張力が作用しており、カッター14による切断が極めて容易であり、しかも固体樹脂であるので、カッター14への樹脂の付着が殆どなく、樹脂から熱を受けることによるカッター14の温度上昇も殆ど無く、カッター14への樹脂の付着や汚染を防止できるという、従来の樹脂切断方法および装置に比べて格段に優れた効果がある。
カッター14を含む本発明の糸曳切断装置は、射出装置1、Tダイ9、下金型13とは接触しないよう分離して設けられているので、カッター14を含む本発明の糸曳切断装置は、200℃以上の高温になる射出装置1、Tダイ9、100℃以上の高温になる下金型13および上金型18から殆ど熱の影響を受けないので、カッター14の温度上昇による樹脂の付着やカッター14の切れ味が低下する問題が生じない。
また、Tダイ9が下金型13の上を前後移動しても、本発明の糸曳切断装置は、下金型13より上にはないので、下金型13の上にコンタミを落とすようなことはない。また、Tダイ9や下金型13と干渉することも無い。また、複雑な機構を要さずとも、下金型13、Tダイ9との間にカッター14を挿入するだけですみ、簡素な構成にすることができる。
さらに、カッター14は、Tダイ開口部4よりも高い位置に形成されたTダイ底部15と接するローラガイド16などを介して、Tダイ開口部4とカッター14とは互いに所定の間隙(Δz)を保つ非接触の状態にある。
このため、カッター14とTダイ開口部4とが接触してTダイ開口部4にキズをつけたり、磨耗させることが無い。この結果、溶融樹脂2をTダイ開口部4から吐出しながら下金型表面5に塗布した後、上金型18で加圧して転写する溶融微細転写プロセスにおいて、塗布する際に溶融樹脂と接触するTダイ開口部4の性状が良好に維持され、平滑で清浄な塗布された樹脂層6を形成できる。
さらに、下金型表面5に塗布した樹脂層6の長さおよび幅よりも、長さと幅が小さく、なおかつ塗布した樹脂の切断部17を加圧範囲から外す寸法の上金型18とすれば、切断部17が汚れていても切断断面の形状が如何なるものであっても、最終的な成形品の品質には影響を及ぼさない。このため、寸法が上金型18の形状で規定され、なおかつコンタミの無い成形品を得ることができる。
以下に、本発明の樹脂の糸曳切断方法、装置及び樹脂成形方法について説明した上記概要における作用を図2を用いて説明する。
図2(a)において、熱可塑性樹脂は図示しない押出機で溶融され、該溶融樹脂は射出装置1の先端側およびTダイ9内に貯留されている。該射出装置1と該Tダイ9とは一体的に形成され、図2(b)に示すように、これらは下金型13の右方向に移動して溶融樹脂2の塗布を開始する水平位置20に位置づけられる。
下金型表面5には、数十μm〜数mmの厚さに応じて設定される塗布樹脂層の厚さ11となるように、Tダイ9を下降させ、停止する。
ここから、図2(c)に示すように、樹脂吐出ピストン3を前進させて溶融樹脂2をTダイ開口部4から吐出しながら、Tダイ9と射出装置1とを所定の位置(水平位置)21まで一体として移動させて下金型表面5に溶融樹脂2を塗布する。
塗布した樹脂層6の幅はTダイ開口部4の幅で決まる。図2(d)に示すように、位置(水平位置)21では、塗布した樹脂層6の長さが決まる。塗布を完了した位置(水平位置)21では、樹脂吐出ピストン3が後退して、Tダイ9内の溶融樹脂2を吸引すると同時にTダイ9が所定の上昇量12だけ塗布した樹脂層6から解離する。
この結果、前記Tダイ開口部4と下金型表面5上に塗布した樹脂層6との間に連続して形成される樹脂残留物7は、Tダイ開口部4からの溶融樹脂2の吐出の停止と、さらにはTダイ開口部4からの溶融樹脂2の吸引と、Tダイ開口部4の下金型表面5からの解離移動とにより、延伸され、薄くなって大気による冷却作用を受けて迅速に固化し、連続した薄い固体状のフィルム10に変形させられる。
その後、図3(a)に示すように、前記フィルム状に延伸された固体樹脂10をフィルム幅方向にカッター14が前進して切断する。カッター14はTダイ開口部4とは、上述した所定の間隙Δzで非接触状態を保つように形成されている。そのために、ローラガイド16はTダイ底部15と転動接触しながらカッター14がTダイ開口部4の終端を超えるまで前進する。
次に、図3(b)に示すように、カッター14は下金型表面5上から退避して元の位置に後退し、射出装置1とTダイ9とは一体として下金型表面5上から退避する。その後、図3(c)に示すように、前記の塗布した樹脂層6の長さよりも短く、なおかつ切断部17を加圧しない長さと、塗布した樹脂層6の幅よりも小さい幅の上金型18が、前記塗布した樹脂層6を加圧し、これによって成形品を成形し、しかる後、図3(d)に示すように、上金型18を開いて成形品22を取出す。
図4(a)(b)は、塗布した樹脂層6の幅と長さ、上金型18の加圧附形部の幅と長さ、及び樹脂切断部17の幅との関連を示す。
図5(a)〜(d)は図2(a)〜(d)に示したTダイ9を正面から示した図、図6(a−1)〜(a−3)は図3(a)に示したTダイ9を正面から示した図、図7(b)〜(d)は図3(b)〜(d)に示したTダイ9を正面から見た図である。
図8は、カッター14、ローラガイド16、Tダイ底部15およびTダイ開口部4との関連を示す。カッター14の側壁に設けられたローラガイド16は、カッター14が前進するときに上方に押し上げられて、Tダイ底部15に転動可能に接触する。
この状態で、Tダイ開口部4とカッター14先端の鋭利なカッター刃14−aとの間隙(Δz)は0.1〜0.5mmの間に設計された一定値に制御される。この結果、カッター14がTダイ開口部4に接触してこれを傷つけたり、磨耗させることが無い。
また、200〜350℃の高温に温度制御されているTダイ9と、ローラガイド16とは、カッター14が前進する行程だけでわずかに線接触するだけである。また、これらが接触する時間は、Tダイリップ9−aの幅L(図5(b)参照)及びカッター14の前進速度に依存するが、Tダイリップ9−aの幅Lは概ね数cm〜百cmの範囲内に有り、カッター14を10cm/sで前進させることは容易であるため、ローラガイド16がTダイ底部15に接触する時間は1成形サイクルの中で数秒から十秒以下に押えられる。
しかも、カッター14が元の位置に後退すると、常に冷却されているブラケットで冷却されるので、温度上昇は容易に抑えられる。カッター刃14−a自身はローラガイド16の上記作用によって、Tダイ9とは常に非接触であり、しかも切断時に接触する樹脂は500μm以下に延伸された薄いフィルム状の固体樹脂10(図1参照)であるため、カッター14の温度を上昇させるだけの熱容量を持っていない。
このため、樹脂を切断する過程でカッター刃14−aの温度は殆ど上昇しない。すなわち、特別な機構を設けなくとも、カッター刃14−aの温度が上昇して樹脂残留物7の切れ味が低下したり、樹脂残留物7が溶着してしまうような不具合を生じない。
Tダイ開口部4とカッター刃14−aとの間隙Δzは、大き過ぎると切断すべき樹脂が切断されずにカーテン状の塊が形成され、これが下金型表面5上に残留し、成形を困難にする。このため、Tダイ開口部4とカッター刃14−aとが非接触を維持する範囲で、これらの間隙Δzは小さいことが望ましい。そして、その範囲が0.1〜0.5mmであることを発明者らは見い出した。なお、カッター刃14−aは出来る限り鋭利であることが望ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明に基づく樹脂の糸曳切断方法及び装置の実施の形態を図9(a)(b)、図10(a)(b)、及び図11を用いて説明する。
本発明の樹脂の糸曳切断装置は、上述した先端に鋭利な刃部14−aを有するカッター14と、カッター14の側壁に設けられカッター前進時にTダイ開口部4よりも高い位置に形成されたTダイ底部15と転動接触するローラガイド16と、カッター14を揺動可能に支持しながらTダイ開口部4の幅Lよりも長い距離を前後進できる前後進アクチュエータ23と、カッター14が前後進する時にローラガイド16をTダイ底部15に押し当てながらTダイ開口部4はカッター14と接触せず所定の間隙を維持するようにカッター14を上昇させる上下動アクチュエータ24と、カッター14が後退した時にカッター14を収納すると同時に、下金型13から受ける輻射熱、カッター14が樹脂と接触することによって微小に伝わる熱に対して温度上昇を防止するために水冷回路25を設けたブラケット26と、カッター14、前後進アクチュエータ23、上下動アクチュエータ24、ブラケット26を取り付けるとともに、下金型13を取り付けるのと同じプレス盤面27に固定するベース28と、カッター14がブラケット26に収納された時点で、カッター14に樹脂が付着した場合に付着樹脂をかきとるためのカキトリアクチュエータ29とから形成されている。
このように本発明の樹脂の糸曳切断装置と、Tダイ9と、下金型13とは所定の位置関係を保ちながら互いに接触せずに分離して形成されている。Tダイ9は下金型13に対して前後進および上下動が可能に形成されている。Tダイ9の前後進と直交するTダイ幅方向にカッター14は前後進可能に形成されている。
図11に示すように、下金型表面5上の塗布開始水平位置20から塗布終了水平位置21まで、Tダイ開口部4は前後進及び上下動しながら溶融樹脂2を樹脂吐出ピストン3の前進により吐出することで、溶融樹脂2を下金型表面5上に塗布する。
塗布を終了すると、Tダイ9は、Tダイ開口部4と下金型表面5との間隙を所定の量12だけ上昇して停止する。塗布終了水平位置21では、Tダイ開口部4から溶融樹脂2を吐出するのを停止し、Tダイ開口部4から出ている樹脂残留物7を前記樹脂吐出ピストン3を後退させることで吸引すると同時に、Tダイ開口部4が下金型表面5から解離するようにTダイ9を上昇させるので、下金型表面5に塗布された樹脂層6とTダイ開口部4内部に貯留する溶融樹脂2との間で連続して形成される樹脂残留物7を延伸して薄い固体状の樹脂フィルム10に変形させる。
この状態で、図10に示すように、カッター14がTダイ開口部4の幅Lを超えて右側まで前進する。Tダイ開口部4と下金型表面5に塗布された樹脂層6の表面との間に、Tダイ開口部4、塗布された樹脂層6および下金型表面5と接触しないように、Tダイ開口部4と一定の間隙Δzを維持するためにローラガイド16を上下動アクチュエータ24を上昇させてTダイ底部15に押付けながら前後進アクチュエータ23を前進させて、下金型13およびTダイ9とは接触しないで分離して設けられたカッター14をTダイ開口部4の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物10を切断し、その後カッター14を元の位置まで下降および後退させてカキトリアクチュエータ29でカッター14の先端に付着した場合の樹脂付着物をかきとり、Tダイ9を下金型表面5上から退避移動させることにより、下金型表面5上に糸を曳いた樹脂が残らない樹脂層6を得る。
カッター14が元の位置まで後退した後、Tダイ9はプレス盤面27の外に退避する。次に、上金型18を閉じて塗布された樹脂層6を加圧附形し、これを冷却、固化した後、型を開いて離型し、成形を完了する。
カッターの形状は、図8に示したものでも良いし、図12に示すような鋭利な板状のカッター刃14−bを設けたものでもよい。対象とする熱可塑性樹脂は、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィン樹脂、PET樹脂、PEN樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂など熱可塑性樹脂であれば殆どどの樹脂でも適用できる。また、Tダイ、射出装置の設定温度および溶融樹脂の温度は200〜350℃、溶融樹脂を塗布する時の金型温度は概ね100〜200℃である。
本発明の樹脂の糸曳切断方法、装置及び樹脂成形方法の基本的な構成と作用を説明する図である。 本発明の樹脂の糸曳切断方法、装置及び樹脂成形方法の工程を説明する図である。 本発明の樹脂の糸曳切断方法、装置及び樹脂成形方法の工程を説明する図である。 下金型表面上で樹脂を塗布する領域と、これを上金型で加圧転写する領域とを示す図である。 図2(a)〜(d)に示したTダイ9を正面から示した図である。 図3(a)に示したTダイ9を正面から示した図である。 図3(b)〜(d)に示したTダイ9を正面から見た図である。 カッターの構造及び樹脂切断部の詳細を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図である。 樹脂を下金型表面に塗布する時のダイの動作を示す図である。 カッター形状の別の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 射出装置、2 溶融樹脂、3 樹脂吐出ピストン、4 ダイ開口部、5 下金型表面、6 塗布した樹脂層、7 樹脂残留物、8 ダイ内壁面、9 Tダイ、10 薄い固体状フィルム、11 塗布した樹脂の厚さ、12 ダイの上昇量、13 下金型、14 カッター、15 Tダイ底部、16 ローラガイド、17 樹脂の切断部、18 上金型、20 塗布開始水平位置、21 塗布終了水平位置、22 成形品、23 前後進アクチュエータ、24 上下動アクチュエータ、25 水冷回路、26 ブラケット、27 プレス盤面、28 ベース、29 カキトリアクチュエータ、Δz 糸曳樹脂切断時におけるダイ開口部とカッターとの間の間隙、9−a ダイのリップ、L ダイ開口部の幅、14−a カッター刃、M 延伸長さ。

Claims (10)

  1. 熱可塑性樹脂を溶融し、該溶融樹脂をダイ開口部から吐出しながら下金型表面に塗布し、前記塗布した溶融樹脂を上金型で加圧転写する成形方法において、
    前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記ダイ開口部からの溶融樹脂の吸引を行いながら、前記ダイ開口部を前記下金型表面から解離移動することにより、塗布を完了した位置で前記ダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂との間に連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体のフィルム状に変形させ、
    その後前記フィルム状に延伸された樹脂をダイの幅方向にカッターで切断することを特徴とする樹脂の糸曳切断方法。
  2. Tダイ開口部と下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンを前進させて前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、
    前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、
    その後、前記拡大したTダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、Tダイ開口部と一定の間隙を維持しながら、前記下金型および前記Tダイとは接触しないで独立に設けられたカッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、
    その後、前記カッターを元の位置まで後退させ、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得ることを特徴とする樹脂の糸曳切断方法。
  3. 前記延伸して薄い固体状のフィルムに変形させたフィルムの厚さが500μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂の糸曳切断方法。
  4. 前記樹脂が熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂の糸曳切断方法。
  5. 先端に刃を有するカッターと、前記カッターの側壁に設けられ前記カッター前進時にTダイ開口部よりも高い位置に形成されたTダイ底部と転動接触するローラガイドと、前記カッターを揺動可能に支持しながら前記Tダイ開口部の幅よりも長い距離を前後進できる前後進アクチュエータと、前記カッターが前後進する時に前記ローラガイドを前記Tダイ底部に押し当てながら前記Tダイ開口部は前記カッターと接触せず所定の間隙を維持するように前記カッターを上昇させる上下動アクチュエータと、前記カッターが後退した時に前記カッターを収納すると同時に、金型から受ける輻射熱、前記カッターが樹脂と接触することによって伝わる熱に対して温度上昇を防止するために水冷回路を設けたブラケットと、前記カッター、前記前後進アクチュエータ、前記上下動アクチュエータ、前記ブラケットを取り付けると共に、下金型を取り付けるのと同じプレス盤面に固定するベースと、前記カッターが前記ブラケットに収納された時点で、前記カッターに樹脂が付着した場合に前記付着樹脂をかきとるためのカキトリアクチュエータとから形成され、前記Tダイおよび前記下金型とは所定の位置関係を保ちながら互いに接触せずに分離して形成される樹脂の糸曳切断装置であって、
    前記Tダイ開口部と前記下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンを前進させて前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部から溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残留物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、その後、前記拡大したTダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、前記Tダイ開口部と一定の間隙を維持するために前記ローラガイドを前記上下動アクチュエータを上昇させて前記Tダイ底部に押付けながら前記前後進アクチュエータを前進させて、前記下金型および前記Tダイとは接触しないで分離して設けられた前記カッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、その後、前記カッターを元の位置まで下降および後退させて前記カキトリアクチュエータで前記カッターの先端に付着した場合の樹脂付着物をかきとり、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得ることを特徴とする樹脂の糸曳切断装置。
  6. 前記延伸して薄い固体状のフィルムに変形させたフィルムの厚さが500μm以下であることを特徴とする請求項5に記載の樹脂の糸曳切断装置。
  7. 前記樹脂が熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の樹脂の糸曳切断装置。
  8. Tダイ開口部と下金型表面との間を所定の間隙に維持しながら、前記Tダイ開口部を前記下金型表面上の塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで、前記Tダイ開口部の幅方向と直交する水平方向に移動させながら、前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置まで樹脂吐出ピストンの前進により前記Tダイ開口部から溶融樹脂を吐出することにより、前記下金型表面に前記間隙で決まる厚さ、前記Tダイ開口部の幅で決まる幅および前記塗布を開始する位置から塗布を完了する位置までの距離で決まる長さの溶融樹脂層を塗布し、前記塗布を完了した位置で前記Tダイ開口部からの溶融樹脂の吐出を停止後、前記Tダイ開口部から出ている溶融樹脂を前記樹脂吐出ピストンを後退させることで吸引すると同時に、前記Tダイ開口部が前記下金型表面から解離するように前記Tダイを上昇させて前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布した溶融樹脂層の表面との間隙を拡大することにより、前記下金型表面に塗布された溶融樹脂層と前記Tダイ開口部内部に貯留する溶融樹脂との間で連続して形成される樹脂残存物を延伸して薄い固体状の樹脂フィルムに変形させ、その後、前記拡大した前記Tダイ開口部と前記下金型表面上に塗布された溶融樹脂層の表面との間に、前記Tダイ開口部、前記塗布された溶融樹脂層および前記下金型表面と接触しないように、前記Tダイ開口部と一定の間隙を維持しながら、前記下金型および前記Tダイとは接触せず分離して設けられたカッターを前記Tダイ開口部の幅方向の一端から終端まで前進させることにより、前記薄い固体のフィルム状に延伸された樹脂残留物を切断し、その後、前記カッターを元の位置まで後退させ、前記Tダイを前記下金型表面上から退避移動させることにより、前記下金型表面上に糸を曳いた樹脂が残らない前記塗布された溶融樹脂層を得た後、前記塗布された溶融樹脂層の幅と長さよりも各々小さな幅と長さを有する上金型を下降させ、前記塗布された溶融樹脂層の切断部を除く領域を加圧転写して前記上金型と同じ幅と長さの成形体を附形した後、前記上金型と前記下金型とを解離させ、成形体を取出すことを特徴とする樹脂の成形方法。
  9. 前記延伸して薄い固体状のフィルムに変形させたフィルムの厚さが500μm以下であることを特徴とする請求項8に記載の樹脂の成形方法。
  10. 前記樹脂が熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の樹脂の成形方法。
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