JP2009078281A - 加工機の運転装置及びその方法 - Google Patents
加工機の運転装置及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009078281A JP2009078281A JP2007248397A JP2007248397A JP2009078281A JP 2009078281 A JP2009078281 A JP 2009078281A JP 2007248397 A JP2007248397 A JP 2007248397A JP 2007248397 A JP2007248397 A JP 2007248397A JP 2009078281 A JP2009078281 A JP 2009078281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machining
- noise
- program
- mold
- time zone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Abstract
【課題】加工機において、夜間は騒音を小さくし、昼間は通常の騒音で加工を行う。
【解決手段】加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにするタレットパンチプレス1の運転装置61は、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラム73を記憶するメモリ69と、閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定するテーブル81と、加工が行われる時刻を計時する時計機能77と、この時刻が低騒音加工時間帯に属する場合は低騒音加工プログラム73を選択する選択部75と、選択部75の選択に基づきタレットパンチプレス1の制御を行う実行プログラムエリア79とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにするタレットパンチプレス1の運転装置61は、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラム73を記憶するメモリ69と、閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定するテーブル81と、加工が行われる時刻を計時する時計機能77と、この時刻が低騒音加工時間帯に属する場合は低騒音加工プログラム73を選択する選択部75と、選択部75の選択に基づきタレットパンチプレス1の制御を行う実行プログラムエリア79とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、加工機の運転装置及びその方法に係り、加工機の夜間運転に際し静かな運転を実行する加工機の運転装置及びその方法に関する。
従来、加工機(タレットパンチプレス)で夜間運転を行うと、金型での打抜き騒音等が大きい。このため住宅街に隣接する工場では騒音規制等を遵守するため加工機の運転ができないケースが多い。
一方、タレットパンチプレスにおいては、パンチのラム速度を小さくして、騒音を下げることができる。
また、タレットパンチプレス本体を防音ボックスの入れて金型での打ち抜き騒音等の省音化が実行されている。
また、特許文献1を参照。
特許第3175668号
このような、タレットパンチプレスのパンチのラム速度を小さくして騒音を下げる方法では、一般に騒音は金型の大きさにより大きく影響されため、一定以下に騒音を下げることは困難である。
一方、防音ボックスは、高価であるとともに、広い設置場所も必要とするため、加工者側の負担が大きいという問題があった。
本発明は、タレットパンチプレス本体からワークの打ち抜き加工する際に発生する打ち抜き音を小さくし、夜間運転を行うことを目的にする。
請求項1に係る発明は、加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転装置において、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段とを備える。
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段とを備える。
請求項2に係る発明は、ワークの加工形状に割り当てた低騒音金型情報から、低騒音加工プログラムを作成するとともに、同じワークの加工形状に割り当てた閾値を越える加工音を発生させる金型に係る騒音金型情報から、騒音加工プログラムを作成するプログラム作成手段を備え、
前記加工プログラム記憶手段は、前記低騒音加工プログラムを記憶するとともに、前記騒音加工プログラムを記憶し、
前記選択手段は、前記時刻が前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音加工プログラムを選択し、前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する請求項1記載の加工機の運転装置である。
前記加工プログラム記憶手段は、前記低騒音加工プログラムを記憶するとともに、前記騒音加工プログラムを記憶し、
前記選択手段は、前記時刻が前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音加工プログラムを選択し、前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する請求項1記載の加工機の運転装置である。
請求項3に係る発明は、前記加工プログラム記憶手段は、主加工プログラムを記憶し、
前記主加工プログラムは、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音副加工プログラムを含むとともに、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する騒音副加工プログラムを含み、
前記主加工プログラムは、前記加工時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音副加工プログラムを実行させ、前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音副加工プログラムを実行させる加工機の運転装置である。
前記主加工プログラムは、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音副加工プログラムを含むとともに、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する騒音副加工プログラムを含み、
前記主加工プログラムは、前記加工時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音副加工プログラムを実行させ、前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音副加工プログラムを実行させる加工機の運転装置である。
請求項4に係る発明は、前記加工時間帯設定手段は、前記低騒音加工時間帯を夜間に設定する上記加工機の運転装置である。
請求項5に係る発明は、前記低騒音金型を小口径の金型とし、前記低騒音金型でない金型を大口径の金型として金型情報を記憶する金型情報記憶手段を有する上記加工機の運転装置である。
請求項6に係る発明は、加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転方法において、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを生成する加工プログラム生成工程と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定工程と、
加工が行われる時刻を計時する計時工程と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択工程と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御工程とを含む。
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを生成する加工プログラム生成工程と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定工程と、
加工が行われる時刻を計時する計時工程と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択工程と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御工程とを含む。
本発明によれば、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶し、閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定し、加工開始時刻が低騒音加工時間帯に属する場合は低騒音加工プログラムを選択するので、例えば、夜間に低騒音の運転を行い、昼間の通常の運転を行うことが可能となる効果がある。
図1には、この発明に係る加工機の例としてのタレットパンチプレス1の一実施の形態が示されている。このタレットパンチプレス1では、フレーム3の中央にギャップ部5を有しており、このギャップ部5において上部フレーム3Uに上部タレット7Uが回転割出し自在に支持されている。また、この上部タレット7Uに対向して、下部フレーム3Lに下部タレット7Lが回転割出し自在に支持されている。なお、上部フレーム3Uの加工位置に対応する場所には、ラムシリンダ9が設けられており、ラム11を下降させて加工を行う。
上部タレット7Uの径は下部タレット7Lの径に比べて小さく、下部タレット7Lの図1中、右側端部は上部タレット7Uからはみ出している。上部タレット7Uには複数のパンチPが交換自在に設けられており、下部タレット7Lには複数のダイDが交換自在に設けられている。なお、下部タレット7Lの金型交換位置下方には、金型交換時にダイDを持ち上げるためのダイ持ち上げシリンダ13が設けられている。
ここで、金型(本例では一対のパンチP、ダイD)に関しては、後に説明するように、閾値を越える加工音を発生させるか否かにより騒音金型、低騒音金型とに分けることができる。ここで閾値とは、タレットパンチプレス1のユーザが自由に設定できる値で特定の値に限定するものではない。すなわち、騒音金型及び低騒音金型とは騒音の大きさに応じて相対的に決定されるものでよい。
また。閾値とは単なる数値に限定されるものではなく、金型の大きさ等の金型の特性によるものも含むものである。
例えば、騒音金型、及び低騒音金型として区分する基準(閾値)として望ましいものに、例えば金型の大きさが挙げられる。すなわち、金型によるワークの打ち抜きに際し、一般に大口径の金型は打ち抜き面積が大きく、剪断抵抗も大きいので騒音が大きいのに対し、小口径の金型は打ち抜き面積が小さく、剪断抵抗も小さいので騒音が小さい。
また、ギャップ部5には、ワークテーブル15が設けられており、このワークテーブル15の上側にはY軸モータ17およびY軸ボールネジ19によりY軸方向に移動位置決め自在のキャレッジベース21が設けられている。このキャレッジベース21には、ワークWをクランパ23によりクランプして図示しないX軸移動機構によりX軸方向に移動位置決め自在のXキャレッジ25が設けられている。
従って、クランパ23によりクランプされたワークWはワークテーブル15に支持され、Xキャレッジ25によりX軸方向に位置決めされ、Y軸モータ17がY軸ボールネジ19を回転させてキャレッジベース21をY軸方向に移動させて位置決めされる。そして、上部タレット7Uおよび下部タレット7Lを回転させて加工に用いるパンチPおよびダイDを加工位置に割り出し、ラムシリンダ9によりラム11を下降させてワークWを加工する。この際、後述するように、加工時間帯に応じて、上記騒音金型、上記低騒音金型を使い分ける。
一方、図1中タレットパンチプレス1の金型交換位置に隣接して、ツールチェンジャー31およびツールマガジン33を備えたATC装置35が設けられている。
ツールチェンジャー31には、上部にパンチP交換用のパンチ用アーム37が設けられており、パンチ用アーム37の先端にはパンチPを把持するためのパンチグリッパ39を備えている。このパンチ用アーム37の下側にはダイD交換用のダイ用アーム41が設けられており、ダイ用アーム41の先端にはダイDを把持するためのダイグリッパ43を備えている。これらパンチ用アーム37およびダイ用アーム41は、モータ45によりネジ部材47を回転させて上下移動され、また、回転される。
ツールマガジン33には、複数のパンチPやダイDを収納する収納アーム49が複数段設けられており、モータ51により回転して交換するパンチPおよびダイDを交換位置に割出し可能となっている。
上記構成により、パンチPおよびダイDを交換する場合には、上部タレット7Uおよび下部タレット7Lにおける交換前のパンチPおよびダイDを金型交換位置に割り出し、ダイ持ち上げシリンダ13によりエジェクターパイプ(図示しない)を下部タレット7Lの上面まで押し上げておき、それぞれパンチ用アーム37のパンチグリッパ39により上部タレット7UからパンチPを取り出し、ダイ用アーム41のダイグリッパ43により下部タレット7LからダイDを取り出す。
そして、パンチ用アーム37およびダイ用アーム41を180度回転させ、必要な場合には上下移動して、ツールマガジン33の所定位置に旧パンチPおよびダイDを収納する。
また、逆に、パンチ用アーム37およびダイ用アーム41をツールマガジン33側に移動させると共に必要な場合には上下移動させ、パンチグリッパ39およびダイグリッパ43によりツールマガジン33に収納されているパンチPおよびダイDを取り出し、パンチ用アーム37およびダイ用アーム41を180度回転させてパンチPおよびダイDの装着を行う。
一方、タレットパンチプレス1には、加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする運転装置61が、通信ケーブル59を介して前記タレットパンチプレス1に接続されている。
タレットパンチプレス1の運転装置61は、表示部63と、入力部65と、制御部67とを備えている。表示部63は、タレットパンチプレス1の運転状況、実行中の加工プログラム等の表示を行う。入力部65は、タッチパネルとして機能し、タレットパンチプレス1の操作機能をメニュー表示する。制御部67は、読み込んだ加工プログラムに従いワークWを加工すべくタレットパンチプレス1を制御する。
図2を参照する。タレットパンチプレス1に接続された運転装置61の制御部67は、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する昼プログラム(騒音加工プログラム)71、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する夜プログラム(低騒音加工プログラム)73を記憶するメモリ(加工プログラム記憶手段)69と、閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯、閾値を越える加工音の発生を許可する時間帯である騒音加工時間帯を設定するテーブル(加工時間帯設定手段)81と、加工が行われる時刻を計時する時計機能(計時手段)77と、この時刻が低騒音加工時間帯に属する場合は低騒音加工プログラムを選択し、騒音加工時間帯に属する場合は騒音加工プログラムを選択する選択部(選択手段)75と、選択部75の選択に基づきタレットパンチプレス1の制御を行う実行プログラムエリア(加工制御手段)79とを備える。
上記時刻は、制御部67が実際に加工プログラムにより、加工を開始する時刻でもよいし、加工スケジュールで加工を開始する時刻を予め設定されている時刻でもよい。
一方、夜プログラムを機能させることのボタンを押下することを条件に昼、夜プログラムを使い分けることを機能させてもよい。
上記閾値は、環境基準等の範囲内に設定することが望ましい。そして、実際に実験を行い設定することが望ましい。例えば、夜運転のときは、騒音が40デシベル未満、昼運転の場合は騒音が40デシベル以上〜規定値以下というように閾値を設定することが望ましい。
上述のように、前記メモリ(加工プログラム記憶手段)69は、前記低騒音加工プログラム73を記憶するとともに、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する騒音加工プログラム71を記憶している。
この際、プログラム作成部95(図7、図8参照)が、ワークの加工形状に割り当てた低騒音金型情報から、低騒音加工プログラムを作成するとともに、同じワークの加工形状に割り当てた閾値を越える加工音を発生させる金型に係る騒音金型情報から、騒音加工プログラムを作成する。
換言すれば、低騒音加工プログラム73と、騒音加工プログラム71とは、ワークWを加工する際には異なる金型を使用するものの、ワークWの加工が終了して時点では同じ加工形状であるような加工プログラムである。これにより、予め昼用、夜用の両方の加工プログラムが作成されているので、選択部75が各時間帯に応じて、各加工プログラムを選択するだけで加工が実行され迅速な加工を行うことができる。
前記選択部(選択手段)75は、時刻(例えば、加工開始時刻)が騒音加工時間帯に属する場合は騒音加工プログラムを選択し、低騒音加工時間帯に属する場合は低騒音加工プログラムを選択する。この際に、予めワークWの加工に要する加工時間を計算し、加工の終了時刻が夜間時間帯に属する場合は低騒音加工プログラムを選択するようにしてもよい。
本例では上述のように、テーブル(加工時間帯設定手段)81は、低騒音加工時間帯を夜間の時間帯を例えば、[20時:00分〜8時:00分]に設定し、昼間の時間帯を[8時:00分〜20時:00分]に設定することが望ましい。
また、時間帯を当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設、等が集合して設置される地域など特に静穏を要する地域、もっぱら住居の用に供される地域、主として住居の用に供される地域、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域というように分けて時間帯を設定してもよい。
タレットパンチプレス1が発生させる騒音は、金型の大きさに起因することが大きいため、前記低騒音金型を小口径の金型とし、前記低騒音金型でない金型を大口径の金型として金型情報を記憶する金型情報記憶手段を有することが望ましい。具体的には、小口径の金型として、金型の最大径が[1/2インチ]、[1+1/4インチ]、[2インチ]のものを設定することが望ましい。一方、大口径の金型として、金型の最大径が[3+1/2インチ]、[4+1/2インチ]のものを設定することが望ましい。
例えば、図3(a)(b)に示すように、上部タレット7Uにおいて、アドレス(ディスクに形成された孔の番地)T1には小口径のパンチP1が装着され、アドレスT2には小口径のパンチP2が装着され、アドレスT3には小口径のパンチP3が装着される。また、アドレスT4には大口径のパンチP4が装着され、アドレスT5には小口径パンチのP5が装着され、アドレスT6には大口径のパンチP6が装着され、アドレスT7には小口径のパンチP7が装着される。
下部タレット7Lにおいて、アドレスT1には小口径のダイD1(以下、ダイの切断形状は図示していない。)が装着され、アドレスT2には小口径のダイD2が装着され、アドレスT3には小口径のダイD3が装着される。また、アドレスT4には大口径のダイD4が装着され、アドレスT5には小口径のダイD5が装着され、アドレスT6には大口径のダイD6が装着され、アドレスT7には小口径のダイD7が装着される。
そして、これらの騒音金型情報、低騒音金型情報のアドレスデータ101は、メモリに記憶され、昼用、夜用の加工プログラムを作成する場合に参照される(図7、図8参照)。
なお、一対の金型(パンチP及びダイD)の最大径DMは同一である。また、この最大径DMとディスクに形成された孔の径も同じである。
図4を参照する。上述したタレットパンチプレス1の運転装置61の動作を示す。
初めに、ステップS401では、制御部67が、「夜間運転入」か否かの判断を行う。「夜間運転入」である場合に処理はステップS403に進む。「夜間運転入」でない場合に処理はステップS405に進む。
ステップS403では、選択部75が、時計機能77により計時された現在の時刻は昼の時間帯(例えば、8時:00分〜20時:00分)に属するか否かの判断を行う。昼の時間帯に属していると判断したとき、処理はステップS405に進む。昼の時間帯に属していないと判断したとき処理はステップS407に進む。
この際に、予めワークWの加工に要する加工時間を計算し、加工の終了時刻が夜間時間帯に属する場合は低騒音加工プログラムを選択するようにしてもよい。
ステップS405では、選択部75が、昼プログラムを実行プログラムエリア79にロードする。ステップS407では、夜間プログラムを実行プログラムエリア79にロードする。
ステップS409では、加工プログラム実行エリア79により加工プログラムが実行され、タレットパンチプレス1によるワークWへの加工が行われる。
ここで、制御部67は夜間は金型によるワークWへの加工速度を下げて、かつ、小口径の金型を使用し運転し、昼間は通常の速度で大口径を使用し運転するようにしてもよい。
ステップS411では、制御部67が、他に加工プログラムを実行するためのスケジュールが有るか否かの判断を行う。他に加工プログラムを実行するスケジュールが有ると判断したとき処理はステップS401に戻る。加工プログラムを実行するスケジュールが無い場合に処理は終了する。
図5、図6は他の実施例を示す。メモリ(加工プログラム記憶手段)69は、主加工プログラム(メインプログラム)83を記憶し、前記主加工プログラム83は、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する夜プログラム(低騒音副加工プログラム)87を含むとともに、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する昼プログラム(騒音副加工プログラム)85を含み、前記主加工プログラム83は、加工時刻が低騒音加工時間帯に属する場合(フラグが夜フラグの場合)は低騒音副加工プログラム87を実行させ、騒音加工時間帯に属する場合(フラグが昼フラグの場合)は騒音副加工プログラム85を実行させる。
この実行は、選択部75が、計時手段77と、昼夜の各加工時間帯を設定したテーブル81に基づき昼フラグ又は夜フラグを発生させ、主加工プログラム(メインプログラム)83がフラグが夜の場合に夜プログラムを実行プログラムエリア79にロードし、フラグが昼の場合に昼プログラムを実行プログラムエリア79にロードする。これにより、一本のプログラムで夜昼兼用のプログラムを管理できる。
ここで、上述のように、夜プログラム87と、昼プログラム85とは、ワークWを加工する際には異なる金型を使用するものの、ワークWの加工が終了して時点では同じ加工形状であるような加工プログラムである。
また、図6に示すように、主加工プログラムをメインプログラム89として、副加工プログラムを昼プログラム(サブルーチンプログラム)91、夜プログラム(サブルーチンプログラム)93として呼び出し、加工プロクラムを実行することもできるように構成することもできる。すなわち、低騒音加工時間帯のときメインプログラム89が夜プログラム93をコールし、騒音加工時間帯のときメインプログラム89が昼プログラム91をコールするように構成する。
上述のような方法により、複数の加工時間帯(例えば、昼の時間でも低騒音で加工しなければならない場合)と、それに対応した加工プログラムがある場合でも簡単に実行プログラムを管理できる。
図7及び図8を参照する。大口径の金型情報と、小口径の金型情報とを登録したテーブルを参照し、CAD/CAMシステムにより加工プログラムを作成する構成を示す。
図7に示すように、金型選択部97は、昼金型テーブル103、夜金型テーブル105を選択する。そして、プログラム作成部95は、夜プログラム(低騒音加工プログラム)の場合には、夜金型テーブル105より低騒音金型情報を取得し、昼プログラム(騒音加工プログラム)の場合には、昼金型テーブル103より騒音金型情報を取得し加工プログラムを作成する。続いて、出力部99を介してタレットパンチプレス1の運転装置61の制御部67に出力するように構成されている。
図8を参照する。上述のように、金型選択部97は、昼金型テーブル103、夜金型テーブル105を選択する。そして、プログラム作成部95は、夜プログラム(低騒音加工プログラム)の場合には夜金型テーブル105より低騒音金型情報を取得し、昼プログラム(騒音加工プログラム)の場合には、昼金型テーブル103より、騒音金型情報を取得し加工プログラムを作成する。
さらに、代替金型データテーブル101を参照し、昼プログラム(騒音加工プログラム)を夜プログラム(低騒音加工プログラム)に変更してもよいし、夜プログラムを昼プログラムに変更してもよい。例えば、代替金型テーブル101には、昼用の大口径金型と、これに対応する加工が可能な小口径金型が登録されている。これにより、プログラム作成部95は、大口径金型(例えば50角の金型)を小口径金型(例えば、10角の金型、20角の金型)に、また、小口径金型(例えば、10角の金型、20角の金型)を大口径金型(例えば、50角の金型)に変更できる。そして、出力部99を介して運転装置61の制御部67に出力する。
なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
[システムの場合]
加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転システムにおいて、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段と、
を備えることを特徴とする加工機の運転システム。
加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転システムにおいて、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段と、
を備えることを特徴とする加工機の運転システム。
[コンピュータプログラムの場合]
例えば、コンピュータプログラムとして、以下のように実現できる。
例えば、コンピュータプログラムとして、以下のように実現できる。
加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転コンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段としての機能を実行させるための加工機の運転コンピュータプログラム。
コンピュータに、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段としての機能を実行させるための加工機の運転コンピュータプログラム。
[コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体の場合]
コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体として、以下のように実現できる。
コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体として、以下のように実現できる。
加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、
コンピュータに、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段としての機能を実行させるための加工機の運転コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体。
コンピュータに、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段としての機能を実行させるための加工機の運転コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体。
1 タレットパンチプレス
3 フレーム
3U 上部フレーム
3L 下部フレーム
5 ギャップ部
7U 上部タレット
7L 下部タレット
11 ラム
13 シリンダ
15 ワークテーブル
17 Y軸モータ
19 Y軸ボールネジ
21 キャレッジベース
23 クランパ
25 Xキャレッジ
27 ポジションシリンダ
29 フォーミングシリンダ
31 ツールチェンジャ
33 ツールマガジン
35 ATC装置
37 パンチ用アーム
41 ダイ用アーム
43 ダイグリッパ
45 モータ
47 ネジ部材
49 収納アーム
51 モータ
61 制御装置
63 表示部
65 入力部
67 制御部
P パンチ
D ダイ
W ワーク
3 フレーム
3U 上部フレーム
3L 下部フレーム
5 ギャップ部
7U 上部タレット
7L 下部タレット
11 ラム
13 シリンダ
15 ワークテーブル
17 Y軸モータ
19 Y軸ボールネジ
21 キャレッジベース
23 クランパ
25 Xキャレッジ
27 ポジションシリンダ
29 フォーミングシリンダ
31 ツールチェンジャ
33 ツールマガジン
35 ATC装置
37 パンチ用アーム
41 ダイ用アーム
43 ダイグリッパ
45 モータ
47 ネジ部材
49 収納アーム
51 モータ
61 制御装置
63 表示部
65 入力部
67 制御部
P パンチ
D ダイ
W ワーク
Claims (6)
- 加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転装置において、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定手段と、
加工が行われる時刻を計時する計時手段と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御手段と、
を備えることを特徴とする加工機の運転装置。 - ワークの加工形状に割り当てた低騒音金型情報から、低騒音加工プログラムを作成するとともに、同じワークの加工形状に割り当てた閾値を越える加工音を発生させる金型に係る騒音金型情報から、騒音加工プログラムを作成するプログラム作成手段を備え、
前記加工プログラム記憶手段は、前記低騒音加工プログラムを記憶するとともに、前記騒音加工プログラムを記憶し、
前記選択手段は、前記時刻が前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音加工プログラムを選択し、前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択することを特徴とする請求項1記載の加工機の運転装置。 - 前記加工プログラム記憶手段は、主加工プログラムを記憶し、
前記主加工プログラムは、閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音副加工プログラムを含むとともに、閾値を越える加工音を発生させる騒音金型を含む加工を制御する騒音副加工プログラムを含み、
前記主加工プログラムは、前記加工時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音副加工プログラムを実行させ、前記騒音加工時間帯に属する場合は前記騒音副加工プログラムを実行させることを特徴とする請求項1記載の加工機の運転装置。 - 前記加工時間帯設定手段は、前記低騒音加工時間帯を夜間に設定することを特徴とする請求項1、2又は3記載の加工機の運転装置。
- 前記低騒音金型を小口径の金型とし、前記低騒音金型でない金型を大口径の金型として金型情報を記憶する金型情報記憶手段を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の加工機の運転装置。
- 加工時間帯に応じて、加工音を異なるものにする加工機の運転方法において、
閾値を越える加工音を発生させない低騒音金型での加工を制御する低騒音加工プログラムを生成する加工プログラム生成工程と、
閾値を越える加工音の発生を許可しない時間帯である低騒音加工時間帯を設定する加工時間帯設定工程と、
加工が行われる時刻を計時する計時工程と、
前記時刻が前記低騒音加工時間帯に属する場合は前記低騒音加工プログラムを選択する選択工程と、
前記選択手段の選択に基づき前記加工機の制御を行う加工制御工程と、
を含むことを特徴とする加工機の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007248397A JP2009078281A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 加工機の運転装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007248397A JP2009078281A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 加工機の運転装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009078281A true JP2009078281A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40653435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007248397A Pending JP2009078281A (ja) | 2007-09-26 | 2007-09-26 | 加工機の運転装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009078281A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103870655A (zh) * | 2014-03-27 | 2014-06-18 | 南京埃斯顿自动化股份有限公司 | 一种适用于伺服转塔冲床的静音加工控制方法 |
WO2017203813A1 (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | ユニバーサル製缶株式会社 | スピンドル回転ユニットおよび缶製造装置の加工テーブル構造 |
-
2007
- 2007-09-26 JP JP2007248397A patent/JP2009078281A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103870655A (zh) * | 2014-03-27 | 2014-06-18 | 南京埃斯顿自动化股份有限公司 | 一种适用于伺服转塔冲床的静音加工控制方法 |
WO2017203813A1 (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | ユニバーサル製缶株式会社 | スピンドル回転ユニットおよび缶製造装置の加工テーブル構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2189860B1 (en) | Nc program generating device and nc program generating method | |
JP5355356B2 (ja) | 部品プログラムの作成のための方法 | |
CN104375456B (zh) | 干涉确认装置 | |
JP2010123122A6 (ja) | 部品プログラムの作成のための方法 | |
JP2007290113A (ja) | 数値制御装置付き工作機械の自動工具交換方法及び自動工具交換装置 | |
US10824136B2 (en) | Setting device and computer readable medium | |
JP2009078281A (ja) | 加工機の運転装置及びその方法 | |
CN100445908C (zh) | 钣金整板下料系统及方法 | |
JPH07314290A (ja) | 多刃工具の寿命管理装置 | |
EP1229413A1 (en) | Multipurpose processing program and nc processing machine using the same | |
KR101078800B1 (ko) | 외장형 파트프로그램 작성장치 | |
JP2009288998A (ja) | チェンジャー付き加工機制御装置 | |
JP2003091307A (ja) | Nc工作機における金型段取り効率化方法及びそのシステム | |
JP2008269501A (ja) | 加工支援システム、それに適用する統合サーバおよび統合サーバプログラム | |
CN210348266U (zh) | Cnc工具机的断电保护系统 | |
JP6622603B2 (ja) | プログラム作成装置及び加工順変更方法 | |
JP5281325B2 (ja) | 加工機の制御装置及び加工機の制御方法 | |
JP3405176B2 (ja) | 板材加工機の自動プログラミング装置 | |
JP5140360B2 (ja) | 成形パラメータ管理装置及びその方法 | |
JP4415754B2 (ja) | 板材加工機用工具配置装置 | |
CN109015035B (zh) | 手机壳出音孔高速加工方法 | |
JP2007196235A (ja) | 板材加工機 | |
JP2008149382A (ja) | 穴加工のためのncデータを生成する方法およびシステム | |
JP4691928B2 (ja) | パンチプレスの工具使用順決定装置 | |
JPH05337564A (ja) | パンチプレスにおける金型選択方法とその制御装置 |