JP2009077536A - 判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力量計を活用して、電力需要者が使用する電気機器に特定の電気機器が含まれないことを判定できる判定システムを提供する。
【解決手段】複数の電気機器11A〜11Cと、電気機器11A〜11Cの総消費電力量を測定する電力量計12と、電力量計12により測定された総消費電力量の情報を出力する第1出力手段13と、第1出力手段13から出力された総消費電力量の情報が入力される第1入力手段21と、第1入力手段21に入力された総消費電力量の情報を記憶する電力量情報記憶手段51と、電力量情報記憶手段51により記憶された総消費電力量の情報に基づいて複数の電気機器11A〜11Cの中に特定の電気機器が含まれていないことを判定する判定手段42とを備え、判定手段42は、電力量情報記憶手段51に記憶された総消費電力量の情報に含まれる所定時間帯における総消費電力量の変化に基づいて、複数の電気機器11A〜11Cの中に前記特定の電気機器が含まれていないことを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力需要者が使用する複数の電気機器に特定の電気機器が含まれていないことを判定する判定システムに関する。
近年、電化住宅が急速に普及してきている。電化住宅は、一般的に、電気エネルギーとは異なるエネルギー(例えばガスや石油)を用いずに、全てのエネルギーを電気で賄うようにした住宅のことであり、エネルギーコスト面や安全面に優れていることが認められている。電化住宅を構成するには、例えば、ガスレンジに代えて電気クッキングヒーター(特にIHクッキングヒーター)を用い、ガス湯沸かし器に代えて電気温水器を用いる必要がある。
尚、電気クッキングヒーター、電気温水器などの電化住宅を構成するのに必要な電気機器を、以下「電化住宅用電気機器」といい、ガスレンジ、ガス湯沸かし器などの電気エネルギーとは異なるエネルギーを用いる機器を、以下「非電気機器」という。また、電化住宅ではない住宅を以下「非電化住宅」という。
電力供給者(特に電力会社)等の電化住宅用電気機器を提案する者は、非電化住宅の電力需要者に対して、非電気機器から電化住宅用電気機器への置き換え(買い換え)を提案して、電化住宅用電気機器の販売を促進し、併せて電力消費の拡大を図ろうとしている。そのためには、電力需要者が電化住宅用電気機器を有していないこと(つまり、電力需要者の住宅が非電化住宅であること)を把握すると共に、非電化住宅の電力需要者に納得して非電気機器を電化住宅用電気機器に置き換えてもらうために、非電気機器を電化住宅用電気機器に置き換えた場合のエネルギーコストの差額(節約額)を把握する必要がある。
しかし、電力需要者が電化住宅用電気機器を有していないことを把握し、前述のエネルギーコストの差額を把握するためには、手間を要する。例えば、以下の方法を行うため、手間を要する。
まず、電力供給者が電力需要者に連絡を取り、電化住宅用電気機器の有無を確認する。次に、電力需要者が電化住宅用電気機器を有してしない場合に、電化住宅用電気機器に置き換え可能な非電気機器(例えばガスレンジ)に測定装置を取り付け、当該非電気機器の消費エネルギー量を測定し、非電気機器のエネルギーコストを算出する。また、その非電気機器に対応する機能を有する電化住宅用電気機器(例えば電気クッキングヒーター)のエネルギーコストを算出する。そして、非電気機器のエネルギーコストから電化住宅用電気機器のエネルギーコストを差し引いて差額(節約額)を算出する。
また、別の技術として、電力量計に、時間帯別の消費電力量を測定する測定装置を設置し、その測定結果を分析して、最適な電気契約メニューを提案する技術が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
特許文献1に記載された方法によれば、電力量計を活用して消費電力量の測定結果を分析して電気契約メニューを提案することができるが、非電化住宅の電力需要者に対して非電気機器から電化住宅用電気機器への置き換えを提案することはできない。
特開2003−259966号公報
従って、本発明の目的は、電力量計を活用して、電力需要者が使用する電気機器に電化住宅用電気機器などの特定の電気機器が含まれていないことを判定することができる判定システムを提供することにある。
(1)本発明の判定システムは、各電力需要者に使用される複数の電気機器と、各電力需要者における前記複数の電気機器の総消費電力量を測定する電力量計と、前記電力量計により測定された総消費電力量の情報を出力する第1出力手段と、前記第1出力手段から出力された総消費電力量の情報が入力される第1入力手段と、前記第1入力手段に入力された総消費電力量の情報を前記電力量計ごとに記憶する電力量情報記憶手段と、前記電力量情報記憶手段により記憶された前記電力量計ごとの総消費電力量の情報に基づいて、前記複数の電気機器に特定の電気機器が含まれていないことを判定する判定手段と、を備えた判定システムであって、前記電力量情報記憶手段は、少なくとも1日分の総消費電力量の情報を記憶し、前記判定手段は、前記電力量情報記憶手段に記憶された少なくとも1日分の総消費電力量の情報に含まれる前記特定の電気機器の使用が想定される所定時間帯における総消費電力量の変化に基づいて、前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれていないことを判定するものである。
(2) (1)の発明においては、前記電力量情報記憶手段に記憶された総消費電力量の情報に基づいて、総消費電力量における1日の変化を示す実測パターンを作成する実測パターン作成手段と、前記実測パターン作成手段により作成された前記実測パターンを記憶する実測パターン記憶手段と、前記特定の電気機器が消費すると予想される予想消費電力量における1日の変化を示す予想パターンを記憶する予想パターン記憶手段と、前記所定時間帯における前記実測パターンにおける変化の特徴と前記所定時間帯における前記予想パターンにおける変化の特徴とを比較すると共に、前記実測パターンにおける変化の特徴と前記予想パターンにおける変化の特徴とが異なるかを判定するパターン比較手段と、を更に備え、前記判定手段は、前記パターン比較手段により前記所定時間帯における前記実測パターンの変化の特徴と前記所定時間帯における前記予想パターンの変化の特徴とが異なると判定された場合に、前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれないと判定することが好ましい。
(3) (1)又は(2)の発明においては、前記判定手段により前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれないと判定された前記特定の電気機器である不存在電気機器に基づいて、前記不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器を認定する非電気機器認定手段と、前記非電気機器における所定時間内の消費エネルギー量に基づいて、前記非電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する第1コスト算出手段と、前記不存在電気機器における前記所定時間内の消費電力量に基づいて、前記不存在電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する第2コスト算出手段と、前記第1コスト算出手段により算出された前記非電気機器のエネルギーコストから前記第2コスト算出手段により算出された前記不存在電気機器のエネルギーコストを差し引いた差額を算出する差額算出手段と、を更に備えていることが好ましい。
(4) (3)の発明においては、前記差額算出手段により算出された前記差額が所定額よりも大きい場合に、前記差額及び前記不存在電気機器の情報を含む差額情報を作成する差額情報作成手段と、前記差額情報作成手段により作成された前記差額情報を出力する第2出力手段と、前記第2出力手段から出力された前記差額情報に基づいて、前記差額及び前記不存在電気機器の情報を表示する電力需要者側表示手段と、を更に備えていることが好ましい。
本発明によれば、電力量計を活用して、電力需要者が使用する電気機器に電化住宅用電気機器などの特定の電気機器が含まれていないことを判定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の判定システムの一実施形態の概要を示す概略図である。図2は、図1に示す判定システムにおける電力供給者用サーバを示す機能ブロック図である。
図3(a)は、電気クッキングヒーターを有しているが電気温水器を有していない電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフであり、図3(b)は、電気クッキングヒーター及び電気温水器を有している電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフであり、図3(c)は、電気クッキングヒーター及び電気温水器を有していない電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフである。
図4は、総消費電力量の情報テーブルの一例である。図5(a)は、電気クッキングヒーターの消費電力量の予想パターンの一例を示すグラフであり、図5(b)は、電気温水器の消費電力量の予想パターンの一例を示すグラフである。図6は、提案内容の情報テーブルの一例である。図7は、電化住宅用電気機器の有無を判定するまでの流れを示すフローチャートである。図8は、差額情報を表示するまでの流れを示すフローチャートである。
本実施形態の判定システムは、図1に示すように、電力需要者10と電力供給者20との間で構成されるシステムである。本実施形態の判定システムにおいては、電力需要者10は、複数の電気機器11A〜11Cと、電気機器11A〜11Cの総消費電力量を測定する電力量計12と、電力量計12により測定された総消費電力量の情報を出力する第1出力手段である送信機13と、電力需要者用端末70とを有している。
また、電力供給者20は、送信機13から出力された総消費電力量の情報が入力される第1入力手段である受信機21と、電力供給者用サーバ30と、電力供給者用端末60とを有している。電力供給者用サーバ30は、演算処理部であるサーバ側CPU40と、各種情報などを記憶するサーバ側記憶部50と、電力需要者用端末70との間で通信を行うサーバ側通信部31とを有している。
[1]電力需要者の説明
まず、電力需要者10について説明する。電力需要者10は、図1に示すように、各電力需要者10に使用される複数の電気機器11A〜11Cと、複数の電気機器11A〜11Cの総消費電力量(消費電力量の合計)を測定する電力量計12と、電力量計12により測定された総消費電力量の情報を出力する第1出力手段である送信機13とを有している。
電力需要者10は、例えば一般家庭の住宅である。電気機器11A〜11Cは、電力供給者20から供給される電力によって稼働する。尚、本明細書及び図面においては、説明の便宜上、電力需要者10が3個の電気機器11A〜11Cを有しているとして説明しているが、電力需要者10が有する電気機器の個数は、3個に制限されない。
電力量計12は、通常、各電力需要者10毎に1個設けられており、複数の電気機器11A〜11Cの総消費電力量を測定することができる。電力量計12は、消費電力量測定部(図示せず)と電力量計側CPU(図示せず)と電力量計側記憶部(図示せず)とを備えている。
消費電力量測定部は、公知の誘電式や電子式による測定器又は測定部品などから構成される。この消費電力量測定部により測定された総消費電力量の情報は、電力量計側記憶部に電子的又は機械的に記憶される。総消費電力量の情報とは、後述する実測パターンを作成する際に必要な情報であり、総消費電力量自体の他、例えば、電力量計12のID、総消費電力量の測定日、総消費電力量の測定時間などの情報が含まれる。
電力量計側CPUは、電力量計側記憶部に記憶された総消費電力量の情報を、所定間隔ごと(例えば30分ごと)に送信機13から出力(送信)する。
本実施形態においては、総消費電力量の情報は、送信機13から無線信号で出力される。尚、送信機13は、本発明における第1出力手段の一例であり、第1出力手段としては、電線又はネットワーク回線を利用した有線信号による出力手段を用いることができる。
また、本実施形態における電力需要者10は、電気エネルギーとは異なるエネルギーを用いる非電気機器14を有している。
電化住宅は、例えば、ガスレンジ、ガス湯沸かし器などの非電気機器14を備えておらず、その代わりに、対応する機能を有する電気クッキングヒーター、電気温水器などの電化住宅用電気機器を備えている。電化住宅用電気機器が本発明における「特定の電気機器」に該当する。
これに対し、本実施形態における電力需要者10は、電化住宅用電気機器である電気クッキングヒーターを有しているが、電気温水器を有しておらず、非電気機器14であるガス湯沸かし器を有している。従って、本実施形態における電力需要者10は、非電化住宅(電化住宅ではない住宅)である。
電力需要者10は、図1に示すように、更に、電力需要者用端末70を有している。
電力需要者用端末70は、図1に示すように、需要者用端末側CPU71と、需要者用端末側記憶部72と、需要者用端末側表示部73と、需要者用端末側入力部74と、需要者用端末側通信部75とを備える。電力需要者用端末70は、ネットワークNを介して電力供給者20の電力供給者用サーバ30(詳細は後述)に接続されている。
需要者用端末側CPU71は、電力需要者用端末70内の各処理動作や情報の通信を制御する。具体的には、電力供給者用サーバ30から出力された各種情報等の取得や、需要者用端末側入力部74により受け付けられた入力情報の出力等を制御する。
尚、本実施形態においては、電力需要者用端末70内の各処理動作や情報の通信を制御する手段としてCPUを例示しているが、かかる手段はCPUに限定されない。
需要者用端末側記憶部72は、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成されている。需要者用端末側記憶部72は、需要者用端末側CPU71の作業領域として利用される他、電力供給者用サーバ30から出力された各種情報を記憶し、各種プログラムを記憶することができる。
需要者用端末側表示部73は、モニタ装置やスピーカ等を含んでおり、特に、電力供給者用サーバ30から出力された差額情報(詳細は後述)に基づいて差額及び不存在電気機器の情報を表示する電力需要者側表示手段としても機能する。
需要者用端末側入力部74は、電力需要者用端末70に対する操作者からの入力を受け付けるものであり、一般的には、キーボード及びマウスを含んで構成されている。需要者用端末側入力部74は、例えば、メールソフトの操作に関する入力等が可能である。
需要者用端末側通信部75は、ネットワークNを介して電力需要者用端末70との通信を可能とする通信部である。需要者用端末側通信部75は、例えば、ネットワークがインターネットである場合には、TCP/IP等のプロトコルを利用した通信を行う機能を備えている。特に、需要者用端末側通信部75は、ネットワークNを介して電力供給者用サーバ30から出力された差額情報を取得する。つまり、需要者用端末側通信部75は、第2出力手段であるサーバ側通信部31から出力された差額情報が入力される第2入力手段としても機能する。
尚、需要者用端末側通信部75は、モデム、アンテナ等から構成することもできる。
[2]電力供給者の説明
次に、電力供給者20について説明する。電力供給者20は、例えば電力会社である。電力供給者20は、各電力需要者10が有する電力量計12により測定された総消費電力量に基づいて、電力エネルギーコスト、即ち電気料金を算出し、算出した電気料金を電力供給者20から徴収している。
電力供給者20は、図1に示すように、受信機21と電力供給者用サーバ30と電力供給者用端末60とを有している。また、電力供給者用サーバ30は、演算処理部であるサーバ側CPU40と、判定や差額に関する各種情報などを記憶するサーバ側記憶部50と、差額情報などを出力するためのサーバ側通信部31を備えている。
受信機21は、送信機13から所定間隔ごとに出力(送信)された総消費電力量の情報が入力(受信)される第1入力手段として機能する。また、受信機21は、受信機側CPU(図示せず)を備えており、受信機側CPUは、受信機21に所定間隔ごとに入力される総消費電力量の情報を、サーバ側記憶部50の電力量情報記憶部51(詳細は後述)に、電力量計12ごとに測定日及び測定時間の情報に関連付けて順次記憶する。
[2.1]電力供給者用サーバの説明
電力供給者用サーバ30は、サーバ側通信部31を介してネットワークNに接続されている。
サーバ側CPU40は、電力供給者用サーバ30内の各処理動作や情報の通信を制御する。具体的には、サーバ側CPU40は、図1及び図2に示すように、実測パターン作成部41A、パターン比較部41B、判定部42、非電気機器認定部43、第1コスト算出部44A、第2コスト算出部44B、差額算出部45A、差額判断部45B、差額情報作成部46及び差額情報出力部47として機能する。
また、サーバ側記憶部50は、揮発性又不揮発性の半導体記憶素子から構成されている。サーバ側記憶部50は、サーバ側CPU40の作業領域として利用される他、判定や差額に関する各種情報や、各種プログラムを記憶することができる。具体的には、サーバ側記憶部50は、図1及び図2に示すように、電力量情報記憶部51、実測パターン記憶部52A、予想パターンDB52B、非電気機器記憶部53、第1コスト記憶部54A、第2コスト記憶部54B、差額記憶部55、提案内容DB56及び差額情報記憶部57として機能する。
[2.1.1]サーバ側CPUの説明
実測パターン作成部41Aは、受信機21を介して入力され電力量情報記憶部51に記憶された総消費電力量の情報に基づいて、総消費電力量における1日の変化を示す実測パターンを作成する。電力需要者10が電気クッキングヒーターを有しているが電気温水器を有していない場合(本実施形態における電力需要者が該当する)の実測パターンの一例を図3(a)に示す。また、電力需要者10が電気クッキングヒーター及び電気温水器を有している場合(本実施形態における電力需要者は該当しない)の実測パターンの一例を図3(b)に示す。電力需要者10が電気クッキングヒーター及び電気温水器を有していない場合(本実施形態における電力需要者は該当しない)の実測パターンの一例を図3(c)に示す。
実測パターンをより正確に作成するには、総消費電力量の測定間隔が短いことが好ましいが、その一方で、総消費電力量の測定間隔が短過ぎると処理コストが高くなる。この観点から、総消費電力量の測定間隔は、例えば5〜10分間隔が好ましい。尚、測定された総消費電力量は、測定の度に送信機13から出力してもよく、複数回測定された総消費電力量の情報をまとめて送信機13から出力してもよい。
また、実測パターンをより正確に作成するには、総消費電力量の測定日数が多い方が好ましく、1年(四季)を通じて総消費電力量の情報が得られることが好ましい。
パターン比較部41Bは、電化住宅用電気機器の使用が想定される所定時間帯における前記実測パターンにおける変化の特徴と所定時間帯における予想パターン(後述)における変化の特徴とを比較すると共に、前記実測パターンにおける変化の特徴と予想パターンにおける変化の特徴とが異なるかを判定する。具体的には、両パターンの変化の特徴を比較して変化の特徴が同一又は類似しているとは認められないときに、両パターンの変化の特徴が異なると判定する。
予想パターンは、後述するように、電化住宅用電気機器が消費すると予想される予想消費電力量における1日の変化を示すもので、サーバ側記憶部50における予想パターンDB52Bに記憶されている。
所定時間帯は、非電気機器及び電化住宅用電気機器によって異なる。例えば、ガスレンジ及び電気クッキングヒーターは調理に用いられるものであるため、「所定時間帯」は調理の時間帯(食事の時間帯の少し前の時間帯)となる。また、ガス湯沸かし器及び電気温水器は主として入浴(シャワーを含む)に用いられるものであるため、「所定時間帯」は入浴の時間帯(一般的には夜遅く)となる。
本実施形態における電力需要者10は、前述したように、電気クッキングヒーターを有しているが、電気温水器を有していないため、その実測パターンは、図3(a)に示すように、朝食の調理の時間帯T1a、昼食の調理の時間帯T1b及び夕食の調理の時間帯T1cにそれぞれ、電気クッキングヒーターの使用に起因する総消費電力量のピークP1a、P1b及びP1cが発現する。
尚、仮に、電力需要者10が電気クッキングヒーター及び電気温水器の両方を有している場合(その電力需要者10は一般に電化住宅となる)、その実測パターンは、図3(b)に示すように、朝食の調理の時間帯T1a、昼食の調理の時間帯T1b及び夕食の調理の時間帯T1cにそれぞれ、電気クッキングヒーターの使用に起因する総消費電力量のピークP1a、P1b及びP1cが発現すると共に、入浴の時間帯T2に電気温水器の使用に起因する総消費電力量のピークP2が発現する。
また、仮に、電力需要者10が電気クッキングヒーター及び電気温水器の何れも有していない場合、その実測パターンは、図3(c)に示すように、朝食の調理の時間帯T1a、昼食の調理の時間帯T1b、夕食の調理の時間帯T1c及び入浴の時間帯T2の何れにも、電気クッキングヒーター又は電気温水器の使用に起因する総消費電力量のピークが発現しない。
このように、電力需要者10が電気クッキングヒーター及び/又は電気温水器を有しているか否かによって、実測パターンにおける総消費電力量のピークの発生の有無及びその発生時間帯が変化する。
尚、電力需要者10が電気クッキングヒーターを有しているが、電力需要者10が自炊をしない場合には、総消費電力量が格別には増大せず、実測パターンの変化の特徴が見出されにくいという欠点があるのに対し、入浴しない人はほとんどいないため、電気温水器の使用に起因する総消費電力量の増大、即ち実測パターンの変化の特徴が発現しやすいという利点がある。
判定部42は、少なくとも1日分の総消費電力量の情報に含まれる所定時間帯における総消費電力量の変化に基づいて、複数の電気機器11A〜11Cの中に電化住宅用電気機器が含まれていないことを判定する。詳細には、パターン比較部41Bにより所定時間帯における実測パターンの変化の特徴と所定時間帯における予想パターンの変化の特徴とが異なると判定された場合に、判定部42は、複数の電気機器11A〜11Cの中に電化住宅用電気機器が含まれないと判定する。
判定部42による具体的は判定方法については、後述の「[3]判定システムの機能の説明」において詳述する。
非電気機器認定部43は、判定部42により複数の電気機器11A〜11Cの中に電化住宅用電気機器が含まれないと判定された電化住宅用電気機器である不存在電気機器に基づいて、不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器を認定する。
例えば、非電気機器認定部43は、判定部42により、電気温水器が含まれないと判定された場合に、電気温水器に対応する機能を有する非電気機器として、ガス湯沸かし器を認定する(本実施形態が該当する)。また、非電気機器認定部43は、判定部42により、複数の電気機器11A〜11Cの中に、電気クッキングヒーターが含まれないと判定された場合に、電気クッキングヒーターに対応する機能を有する非電気機器として、ガスレンジを認定する(本実施形態は該当しない)。
つまり、不存在電気機器は、非電気機器認定部43により認定された非電気機器14の代替機器となる。
第1コスト算出部44Aは、非電気機器認定部43により認定された非電気機器14の消費エネルギー量に基づいて、非電気機器14における所定時間内のエネルギーコストを算出する。非電気機器14の消費エネルギー量は、直接測定することができないので、非電気機器14における標準的な消費エネルギーコストをモデル的に算出する。具体的には、電力需要者10が所定時間内に通常に使用した場合における非電気機器14の消費エネルギー量に基づいて、非電気機器14のエネルギーコストを算出する。
第2コスト算出部44Bは、非電気機器14を不存在電気機器に置き換えた場合における当該不存在電気機器の消費電力量に基づいて、不存在電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する。例えば、ガス湯沸かし器を電気温水器に置き換えた場合における電気温水器の消費電力量や、ガスレンジを電気クッキングヒーターに置き換えた場合における電気クッキングヒーターの消費電力量に基づいて、不存在電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する。
不存在電気機器の消費エネルギーは、直接測定することができないので、不存在電気機器(電化住宅用電気機器)における標準的な消費エネルギーコストをモデル的に算出する。具体的には、第1コスト算出部44Aでエネルギーコストが算出された非電気機器14と同等の機能を有する不存在電気機器を同等に使用したと仮定した場合における消費電力量に基づいて、不存在電気機器のエネルギーコストを算出する。
差額算出部45Aは、第1コスト算出部44Aにより算出された非電気機器のエネルギーコストから第2コスト算出部44Bにより算出された不存在電気機器のエネルギーコストを差し引いた差額を算出する。不存在電気機器のエネルギーコストが非電気機器のエネルギーコストよりも低ければ、差額はプラスとなる。
差額判断部45Bは、差額算出部45Aにより算出された差額に基づき、差額及び不存在電気機器の情報を含む差額情報を作成するか否かについて判断する。差額判断部45Bは、非電気機器14をそれに対応する機能を有する不存在電気機器に置き換える意義があるときに、差額情報を作成する。具体的には、差額がプラス(節約額有り)で、節約額が所定額(例えば、1月あたり100円)以上で十分に高い場合に差額情報を作成すると判断する。
差額情報作成部46は、差額算出部45Aにより算出された前記差額が所定額よりも大きい場合に、前記差額及び前記不存在電気機器の情報を含む差額情報を作成する。つまり、差額情報作成部46は、差額判断部45Bにより差額情報を作成すると判断された場合に、差額情報を作成する。差額情報を作成する際には、提案内容DB56に収納された各種情報、例えば、提案商品、提案メッセージ(詳細は後述)が参照される。
差額情報出力部47は、差額情報記憶部57に記憶された差額情報を、サーバ側通信部31を介してネットワークNに出力する。つまり、差額情報出力部47は、差額情報作成部46により作成された差額情報を出力する第2出力手段として機能する。
尚、本実施形態においては、電力供給者用サーバ30内の各処理動作や情報の通信を制御する手段としてCPUを例示しているが、かかる手段はCPUに限定されない。
[2.1.2]サーバ側記憶部の説明
電力量情報記憶部51は、図2に示すように、電力量情報DB51Aを備えている。電力量情報DB51Aは、受信機21に入力(受信)された少なくとも1日分の総消費電力量の情報を電力量計12ごとに記憶する。電力量情報記憶部51に記憶された総消費電力量の情報は、実測パターン作成部41Aに出力される。
図4は、図1及び図2に示す電力量情報DB51Aに含まれる総消費電力量の情報テーブルを示している。総消費電力量の情報テーブルは、図4に示すように、電力量計12のID51B(主キー)、総消費電力量の測定日51C、総消費電力量の測定時間51D、及び総消費電力量51Eを含んでいる。
ID51B、測定日51C及び測定時間51Dを特定することで、各電力量計12における各測定日51C及び測定時間51Dの総消費電力量51Eを特定することができる。
実測パターン記憶部52Aは、実測パターン作成部41Aにより作成された実測パターンを記憶する。実測パターン記憶部52Aに記憶された実測パターンは、パターン比較部41Bに出力される。
予想パターンDB52Bは予想パターンを記憶する。予想パターンは、電化住宅用電気機器が消費すると予想される予想消費電力量における1日の変化を示すものである。例えば、電気クッキングヒーターの予想パターンは、図5(a)に示すように、朝食の調理の時間帯T1a、昼食の調理の時間帯T1b及び夕食の調理の時間帯T1cそれぞれに、総消費電力量のピークP1a’、P1b’及びP1c’を発現する。また、電気温水器の予想パターンは、図5(b)に示すように、入浴の時間帯T2にピークP2’を発現する。
非電気機器記憶部53は、非電気機器認定部43により認定された、不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器の情報を記憶する。本実施形態においては、非電気機器記憶部53はガス湯沸かし器を記憶する。非電気機器記憶部53に記憶された非電気機器の情報は、第1コスト算出部44Aに出力される。
第1コスト記憶部54Aは、第1コスト算出部44Aにより算出された非電気機器のエネルギーコストを記憶する。第1コスト記憶部54Aに記憶された非電気機器のエネルギーコストは、差額算出部45Aに出力される。
第2コスト記憶部54Bは、第2コスト算出部44Bにより算出された不存在電気機器のエネルギーコストを記憶する。第2コスト記憶部54Bに記憶された不存在電気機器のエネルギーコストは、差額算出部45Aに出力される。
差額記憶部55は、差額算出部45Aにより算出された差額を記憶する。差額記憶部55に記憶された差額は、差額判断部45Bに出力される。
提案内容DB56は、提案内容に関する情報が収納されている。提案内容DB56に収納された提案内容に関する情報は、差額情報作成部46に出力される。
図6は、図1及び図2に示す提案内容DB56に含まれる電力需要者10の情報テーブルを示している。提案内容の情報テーブルは、図6に示すように、例えば、提案商品56A、提案商品の消費電力量56B、提案メッセージ56Cなどを含んでいる。
差額情報記憶部57は、差額情報作成部46により作成された差額情報を記憶する。差額情報記憶部57に記憶された差額情報は、差額情報出力部47に出力される。
[2.1.3]サーバ側通信部の説明
サーバ側通信部31は、図1に示すように、電力供給者用サーバ30とネットワークNとの通信を可能とする通信部であり、例えば、ネットワークがインターネットである場合には、TCP/IP等のプロトコルを利用した通信を行う機能を備えている。サーバ側通信部31は、ネットワークNを介して、電力需要者用端末70に対して各種情報を出力する。
[2.1.4]電力供給者用端末の説明
図1に示すように、電力供給者用サーバ30には電力供給者用端末60が接続されている。この電力供給者用端末60は、電力供給者側表示部61及び電力供給者側入力部62を備えている。電力供給者側表示部61は、モニタ装置やスピーカ等を含み、サーバ側記憶部50に記憶された所定情報等を電力供給者用サーバ30の操作者に表示する。電力供給者側入力部62は、電力供給者用サーバ30に対する操作者からの入力を受け付けるものであり、一般的には、キーボード及びマウスを含んで構成されている。
[3]判定システムの機能の説明
以下に、本実施形態の判定システムの機能について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、電力需要者10において、電力量計12の消費電力量測定部は、各電気機器11A〜11Cに使用された総消費電力量を測定する。電力量計12の電力量計側記憶部は、消費電力量測定部により測定された総消費電力量の情報を記憶する。電力計側CPUは、電力量計側記憶部に記憶された総消費電力量の情報を所定間隔ごと(例えば30分ごと)に送信機13から出力(送信)する。
図1及び図2に示すように、電力供給者20においては、受信機21には、送信機13から出力(送信)された総消費電力量の情報が入力(受信)される。
電力供給者用サーバ30のサーバ側記憶部50において、電力量情報記憶部51は、受信機21に入力された総消費電力量の情報を蓄積して記憶する。具体的には、電力量情報記憶部51は、電力量情報DB51Aに、所定間隔ごとに受信機21から出力された総消費電力量の情報を蓄積するように記憶する。更に詳細には、総消費電力量の情報は、電力量情報記憶部51に含まれる電力量情報DB51Aに、電力量計12のID情報、測定日、測定時間などと共に関連付けられて記憶される。
サーバ側CPU40の実測パターン作成部41Aは、電力量情報記憶部51に記憶された総消費電力量の情報に基づいて、実測パターンを作成する。本実施形態においては、図3(a)に示す実測パターンが作成される。サーバ側記憶部50の実測パターン記憶部52Aは、実測パターン作成部41Aにより作成された実測パターンを記憶する。
一方、サーバ側記憶部50の予想パターンDB52Bには、予め予想パターンが記憶されている。例えば、図5(a)に示す電気クッキングヒーターの予想パターンや、図5(b)に示す電気温水器の予想パターンが記憶されている。
パターン比較部41Bは、実測パターン記憶部52Aに記憶された実測パターンと、予想パターンDB52Bに記憶された予想パターンとを比較し、判定する。詳細には、パターン比較部41Bは、所定時間帯における実測パターンにおける変化の特徴(ピークの有無など)と所定時間帯における予想パターンにおける変化の特徴(ピークの有無など)とを比較すると共に、実測パターンにおける変化の特徴と予想パターンにおける変化の特徴とが異なるかを判定する。
図5(a)に示すように、電気クッキングヒーターの予想パターンには、調理の時間帯T1a、T1b及びT1cにおいて電気クッキングヒーターの使用に起因するピークP1a’、P1b’及びP1c’が発現している。また、図5(b)に示すように、電気温水器の予想パターンには、入浴の時間帯T2において電気温水器の使用に起因するピークP2’が発現している。
一方、本実施形態においては、電力需要者10が電気クッキングヒーターを有しているが、電気温水器を有しておらず、その代わりにガス湯沸かし器を有している。そのため、図3(a)に示すように、調理の時間帯T1a、T1b及びT1cにおいてはピークP1a’、P1b’及びP1c’が発現するが、入浴の時間帯T2においてはピークは特に発現しない。
このように、パターン比較部41Bは、調理の時間帯及び入浴の時間帯におけるピークの有無に基づいて、所定時間帯における実測パターンの変化の特徴と所定時間帯における予想パターンの変化の特徴とが異なると判定する。
そして、前述の通り、パターン比較部41Bにより所定時間帯における実測パターンの変化の特徴と所定時間帯における予想パターンの変化の特徴とが異なると判定されると、判定部42は、複数の電気機器11A〜11Cの中に、電化住宅用電気機器である電気温水器が含まれないと判定する。
また、前述の通り、判定部42により複数の電気機器11A〜11Cの中に電化住宅用電気機器が含まれないと判定された場合には、非電気機器認定部43は、含まれないと判定された電化住宅用電気機器である不存在電気機器に基づいて、前記不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器を認定する。例えば、電気温水器に対応する機能を有する非電気機器14としてガス湯沸かし器を認定する。
サーバ側記憶部50の非電気機器記憶部53は、非電気機器認定部43により認定された不存在電気機器(電気温水器)の情報を記憶する。
次に、第1コスト算出部44Aは、非電気機器記憶部53に記憶された非電気機器(ガス湯沸かし器)における所定時間内のエネルギーコストを、非電気機器の消費エネルギー量に基づいて算出する。
第1コスト記憶部54Aは、第1コスト算出部44Aにより算出された非電気機器のエネルギーコストを記憶する。
一方、第2コスト算出部44Bは、非電気機器(ガス湯沸かし器)を不存在電気機器(電気温水器)に置き換えた場合における不存在電気機器における所定時間内のエネルギーコストを、不存在電気機器の消費電力量に基づいて算出する。
第2コスト記憶部54Bは、第2コスト算出部44Bにより算出された不存在電気機器のエネルギーコストを記憶する。
差額算出部45Aは、第1コスト記憶部54Aにより記憶された非電気機器(ガス湯沸かし器)のエネルギーコストから第2コスト記憶部54Bより記憶された不存在電気機器(電気温水器)のエネルギーコストを差し引いた差額を算出する。
差額記憶部55は、差額算出部45Aにより算出された差額を記憶する。
差額記憶部55に記憶された前記差額が所定額(例えば、1月あたり100円)よりも大きい場合には、差額判断部45Bは、差額情報作成部46に差額情報を作成することを指示する。
差額情報作成部46は、前記差額及び不存在電気機器の情報を含む差額情報を作成する。具体的には、提案内容DB56から提案商品56A、提案商品の消費電力量56Bなどの提案内容の情報を取得し、差額、不存在電気機器の情報、提案メッセージを作成する。
例えば、「○○様、ご使用のガス湯沸かし器を電気温水器に置き換えますと、エネルギーコストを1月あたり約1000円節約できます。」というメッセージからなる差額情報を作成する。不存在電気機器としては複数機種を例示することができ、その場合には、機種ごとに節約額を変えることができる。
差額情報記憶部57は、差額情報作成部46により作成された前記差額情報を記憶する。
差額情報出力部47は、差額情報記憶部57に記憶された差額情報を電子メールの形でサーバ側通信部31から出力(送信)する。
サーバ側通信部31から出力(送信)された差額情報は、ネットワークNを介して電力需要者用端末70の需要者用端末側通信部75に入力(受信)される。
需要者用端末側記憶部72は、需要者用端末側通信部75に入力(受信)された差額情報を記憶する。需要者用端末側CPU71は、需要者用端末側記憶部72に記憶された差額情報を需要者用端末側表示部73に表示する。
[4]フローチャート
次に、図7に示すフローチャートに沿って、複数の電気機器に電化住宅用電気機器が含まれていないかどうかを判定する流れについて説明する。
複数の電気機器11A〜11Cにより消費された総消費電力量は、電力量計12により測定される(ST110)。総消費電力量の情報は、送信機13から出力される(ST120)。送信機13から出力された総消費電力量の情報は、受信機21に入力される(ST130)。受信機21に入力された総消費電力量の情報は、電力量情報記憶部51に記憶される(ST140)。受信機21から入力され電力量情報記憶部51に記憶された総消費電力量の情報に基づいて、実測パターン作成部41Aにより実測パターンが作成される(ST150)。また、予想パターンDB52Bから予想パターンが出力される(ST160)。
実測パターンと予想パターンとは、パターン比較部41Bにより比較される(ST170)。その結果から、判定部42により複数の電気機器に電化住宅用電気機器が含まれていないかどうかが判定される(ST180)。電化住宅用電気機器が含まれている(N)と判定された場合には、その旨を電力供給者用端末60に出力して処理を終了する。
一方、電化住宅用電気機器が含まれていない(Y)と判定された場合には、非電気機器認定部43により、当該電化住宅用電気機器(不存在電気機器)に対応する機能を有する非電気機器を認定する(ST190)。
次に、図8に示すフローチャートに沿って、電化住宅用電気機器が含まれていないと判定された場合に、当該電化住宅用電気機器に対応する非電気機器を当該電化住宅用電気機器に置き換えたときのエネルギーコストの差額を算出する流れ、及び前記差額を含む差額情報を電力需要者用端末に表示させる流れ等について説明する。
非電気機器認定部43により、不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器が認定された場合には、第1コスト算出部44Aにより非電気機器のエネルギーコストが算出される(ST210)。また、第2コスト算出部44Bにより不存在電気機器のエネルギーコストが算出される(ST220)。
差額算出部45Aにより非電気機器のエネルギーコストから不存在電気機器のエネルギーコストが差し引かれ、差額が算出される(ST230)。
差額判断部45Bにより差額と所定額(例えば1月あたり100円)とが比較される(ST240)。差額が所定額よりと同じか小さい(N)と判断された場合には、その旨を電力供給者用端末60に出力して処理を終了する。
一方、差額判断部45Bにより差額が所定額よりも大きい(Y)と判断された場合には、差額に基づいて差額情報作成部46により差額及び不存在電気機器の情報を含む差額情報が作成される(ST250)。
差額情報作成部46により作成された差額情報は、差額情報出力部47によりサーバ側通信部31から出力される(ST260)。
サーバ側通信部31から出力された差額情報は、ネットワークNを介して、需要者用端末側通信部75に入力される(ST270)。
需要者用端末側通信部75から入力された差額情報は、電力需要者用端末70の需要者用端末側表示部73に表示される(ST280)。
以上の説明の通り、本実施形態の判定システムによれば、電力需要者10が有する電力量計12を活用して、電力需要者10が使用する電気機器11A〜11Cに電化住宅用電気機器(電気温水器)が含まれていないことを判定することができる。
また、電力需要者10が使用する電気機器11A〜11Cに電化住宅用電気機器(電気温水器)が含まれていないと判定された場合に、当該電化住宅用電気機器(不存在電気機器)に対応する機能を有する非電気機器14(ガス湯沸かし器)を認定し、非電気機器14のエネルギーコストから不存在電気機器のエネルギーコストを差し引いた差額を容易に算出することができる。
更に、前記差額が所定額よりも大きい場合に、差額及び不存在電気機器の情報を含む差額情報を需要者用端末側表示部73に容易に表示させることができる。
本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。例えば、電気クッキングヒーター及び電気温水器を有していない電力需要者10に対して適用することができる。電化住宅用電気機器は、電気クッキングヒーター及び電気温水器に制限されず、例えば電気空調機でもよい。電気空調機に対応する非電気機器としてはガスストーブ、石油ストーブ等が挙げられる。「特定の電気機器」は電化住宅用電気機器に制限されない。
電力供給者20において作成された差額情報を電力需要者10に伝達する手段は、電子メールに制限されず、例えば電話、FAX、訪問などが挙げられる。
本発明の判定システムの一実施形態の概要を示す概略図である。 図1に示す判定システムにおける電力供給者用サーバを示す機能ブロック図である。 (a)は、電気クッキングヒーターを有しているが電気温水器を有していない電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフであり、(b)は、電気クッキングヒーター及び電気温水器を有している電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフであり、(c)は、電気クッキングヒーター及び電気温水器を有していない電力需要者における総消費電力量の実測パターンの一例を示すグラフである。 総消費電力量の情報テーブルの一例である。 (a)は、電気クッキングヒーターの消費電力量の予想パターンの一例を示すグラフであり、(b)は、電気温水器の消費電力量の予想パターンの一例を示すグラフである。 提案内容の情報テーブルの一例である。 電化住宅用電気機器の有無を判定するまでの流れを示すフローチャートである。 差額情報を表示するまでの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 電力需要者
11A、11B、11C 電気機器
12 電力量計
13 送信機(第1出力手段)
20 電力供給者
21 受信機(第1入力手段)
31 サーバ側通信部
40 サーバ側CPU
41A 実測パターン作成部(実測パターン作成手段)
41B パターン比較部(パターン比較手段)
42 判定部(判定手段)
43 非電気機器認定部(非電気機器認定手段)
44A 第1コスト算出部(第1コスト算出手段)
44B 第2コスト算出部(第2コスト算出手段)
45A 差額算出部(差額算出手段)
45B 差額判断部
46 差額情報作成部(差額情報作成手段)
47 差額情報出力部(第2出力手段)
50 サーバ側記憶部
51 電力量情報記憶部(電力量情報記憶手段)
52A 実測パターン記憶部(実測パターン記憶手段)
52B 予想パターンDB(予想パターン記憶手段)
70 電力需要者用端末
73 需要者用端末側表示部(電力需要者側表示手段)

Claims (4)

  1. 各電力需要者に使用される複数の電気機器と、
    各電力需要者における前記複数の電気機器の総消費電力量を測定する電力量計と、
    前記電力量計により測定された総消費電力量の情報を出力する第1出力手段と、
    前記第1出力手段から出力された総消費電力量の情報が入力される第1入力手段と、
    前記第1入力手段に入力された総消費電力量の情報を前記電力量計ごとに記憶する電力量情報記憶手段と、
    前記電力量情報記憶手段により記憶された前記電力量計ごとの総消費電力量の情報に基づいて、前記複数の電気機器に特定の電気機器が含まれていないことを判定する判定手段と、を備えた判定システムであって、
    前記電力量情報記憶手段は、少なくとも1日分の総消費電力量の情報を記憶し、
    前記判定手段は、前記電力量情報記憶手段に記憶された少なくとも1日分の総消費電力量の情報に含まれる前記特定の電気機器の使用が想定される所定時間帯における総消費電力量の変化に基づいて、前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれていないことを判定する判定システム。
  2. 前記電力量情報記憶手段に記憶された総消費電力量の情報に基づいて、総消費電力量における1日の変化を示す実測パターンを作成する実測パターン作成手段と、
    前記実測パターン作成手段により作成された前記実測パターンを記憶する実測パターン記憶手段と、
    前記特定の電気機器が消費すると予想される予想消費電力量における1日の変化を示す予想パターンを記憶する予想パターン記憶手段と、
    前記所定時間帯における前記実測パターンにおける変化の特徴と前記所定時間帯における前記予想パターンにおける変化の特徴とを比較すると共に、前記実測パターンにおける変化の特徴と前記予想パターンにおける変化の特徴とが異なるかを判定するパターン比較手段と、を更に備え、
    前記判定手段は、前記パターン比較手段により前記所定時間帯における前記実測パターンの変化の特徴と前記所定時間帯における前記予想パターンの変化の特徴とが異なると判定された場合に、前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれないと判定する請求項1記載の判定システム。
  3. 前記判定手段により前記複数の電気機器に前記特定の電気機器が含まれないと判定された前記特定の電気機器である不存在電気機器に基づいて、前記不存在電気機器に対応する機能を有する非電気機器を認定する非電気機器認定手段と、
    前記非電気機器における所定時間内の消費エネルギー量に基づいて、前記非電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する第1コスト算出手段と、
    前記不存在電気機器における前記所定時間内の消費電力量に基づいて、前記不存在電気機器における所定時間内のエネルギーコストを算出する第2コスト算出手段と、
    前記第1コスト算出手段により算出された前記非電気機器のエネルギーコストから前記第2コスト算出手段により算出された前記不存在電気機器のエネルギーコストを差し引いた差額を算出する差額算出手段と、を更に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の判定システム。
  4. 前記差額算出手段により算出された前記差額が所定額よりも大きい場合に、前記差額及び前記不存在電気機器の情報を含む差額情報を作成する差額情報作成手段と、
    前記差額情報作成手段により作成された前記差額情報を出力する第2出力手段と、
    前記第2出力手段から出力された前記差額情報に基づいて、前記差額及び前記不存在電気機器の情報を表示する電力需要者側表示手段と、を更に備えている請求項3に記載の判定システム。
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