JP2009076424A - 負荷制御装置および照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成を簡略化しつつ点灯回路の適切な制御を可能とした点灯制御装置を提供する。
【解決手段】A/D変換器27を共用して、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態の動作状態を検出する状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値をA/D変換する。状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれのA/D変換専用のA/D変換器などを別個に備える必要がなく、構成を簡略化できる。熱画像センサ26からの検出結果と連動させて点灯回路16を適切に制御できる。
【選択図】図1
【解決手段】A/D変換器27を共用して、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態の動作状態を検出する状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値をA/D変換する。状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれのA/D変換専用のA/D変換器などを別個に備える必要がなく、構成を簡略化できる。熱画像センサ26からの検出結果と連動させて点灯回路16を適切に制御できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、負荷を作動させる作動回路の動作を制御する負荷制御装置およびこれを備えた照明装置に関する。
従来、焦電型の人感センサにより人体の動きを検出することで、その検出に対応して負荷である光源を点灯制御する照明装置がある。このような照明装置では、例えば人感センサにより人体を検出した場合には、その位置に対応する光源を点灯させ、人体を検出しない場合には、光源を消灯させるように制御する。
しかしながら、焦電型の人感センサは、対象物の動きを検出するに過ぎず、動きに拘らず生体を検出することができない。このため、人感センサとして、遠赤外の輻射エネルギ強度を検出するセンサをアレイ状に配設した熱画像センサを用いることで、検出領域内の生体の存否を検出し、この検出に対応して光源を点灯制御する構成が知られている。このような熱画像センサは、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの固体撮像素子である撮像手段、A/D変換器などの画像入力手段、デジタル信号処理回路である輪郭抽出手段、RAMなどの輪郭画像記憶手段を備えた記憶部、および、移動輪郭抽出手段、移動領域検出手段、停止領域抽出手段、あるいは領域特徴量検出手段などを実装したマイコンなどを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−172023号公報(第6−13頁、図1)
しかしながら、上述の照明装置では、熱画像センサの適用に際して、専用のマイコンや点灯回路、および、点灯制御回路などが必要となり、構成が複雑化するという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、構成を簡略化しつつ作動回路の適切な制御を可能とした負荷制御装置およびこれを備えた照明装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の負荷制御装置は、負荷に給電してこの負荷を作動させる作動回路と;前記作動回路と前記負荷との少なくともいずれか一方の動作状態を検出して出力する動作状態検出手段と;赤外線を検出する複数の素子を備え、これら素子での検出値を読み出して出力する熱画像センサと;前記動作状態検出手段と前記熱画像センサとのそれぞれの検出値のA/D変換に共用されるA/D変換器と;このA/D変換器により変換された出力結果に応じて前記作動回路と前記熱画像センサとのそれぞれの動作条件を制御する制御手段と;を具備しているものである。
負荷は、例えば照明の光源、空調の空調機器、あるいは防犯システムの防犯装置などが用いられる。
作動回路は、例えば所定の高周波でPWM制御される高周波インバータ回路などを備えたパワー回路である。
動作状態検出手段は、例えば作動回路に接続した負荷に流れる電流値あるいは電圧値、作動回路に流れている電流値や回路の駆動周波数などを検出することで、作動回路と負荷との少なくともいずれか一方の動作状態を検出するものである。
熱画像センサは、例えば赤外線検出素子をアレイ状に配設するとともに、これら赤外線検出素子を順次走査することで、各赤外線検出素子での検出値を読み出してアナログのデータとして出力可能なものである。
A/D変換器は、動作状態検出手段、あるいは熱画像センサから入力されたアナログのデータをA/D変換して制御手段側へと入力するものである。
制御手段は、例えばROMなどに格納された所定のプログラムを実行することで、作動回路の動作を制御するものである。
そして、A/D変換器を共用して、作動回路と負荷との少なくともいずれか一方の動作状態を検出する動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出値をA/D変換することで、動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれのA/D変換専用のA/D変換器などを別個に備える必要がなく、構成が簡略化され、かつ、熱画像センサからの検出結果と連動させて作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項2記載の負荷制御装置は、請求項1記載の負荷制御装置において、動作状態検出手段からの検出値の変換と熱画像センサからの検出値の変換とが同時に要求された場合に、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器で処理させる入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、動作状態検出手段からの検出値の変換と熱画像センサからの検出値の変換とが同時に要求された場合に、入力信号判別手段が、動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器に処理させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出し、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項3記載の負荷制御装置は、請求項1または2記載の負荷制御装置において、熱画像センサからの検出値の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記熱画像センサからの検出値の変換を中断し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器で処理させる入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、熱画像センサからの検出値の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、入力信号判別手段が、熱画像センサからの検出値の変換を中断し、動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器に処理させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出し、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項4記載の負荷制御装置は、請求項3記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、検出値の出力中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、この検出値の前記A/D変換器への出力を停止し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記熱画像センサからの検出値の前記A/D変換器への出力を再開するものである。
そして、熱画像センサからの検出値の出力中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、熱画像センサが検出値のA/D変換器への出力を停止し、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に検出値のA/D変換器への出力を再開することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出して、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項5記載の負荷制御装置は、請求項4記載の負荷制御装置において、制御手段は、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力の停止によりA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合に、この欠損した出力データに対応する素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとするものである。
そして、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力が停止してA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合には、この欠損した出力データに対応する素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態が精度よく検出され、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項6記載の負荷制御装置は、請求項4記載の負荷制御装置において、制御手段は、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力の停止によりA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合に、この欠損した出力データに対応する素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとするものである。
そして、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力が停止してA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合には、この欠損した出力データに対応する素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態が精度よく検出され、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項7記載の負荷制御装置は、請求項6記載の負荷制御装置において、制御手段は、過去の所定数のフレーム全てにおいて同一の素子の出力データが欠損している場合に、現在のフレームの前記素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとするものである。
そして、同一の素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの全てが欠損している場合には、現在のフレームの素子の近傍の素子に対応する出力データ平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態が精度よく検出され、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項8記載の負荷制御装置は、請求項3記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、検出値の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、この検出値の読み出しおよび前記A/D変換器への出力を停止し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記検出値の読み出しおよび前記A/D変換器への出力を再開するものである。
そして、検出値の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、熱画像センサが検出値の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止し、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に検出値の読み出しおよびA/D変換器への出力を再開することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出するとともに、変換した出力データの欠損を防止して、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項9記載の負荷制御装置は、請求項1ないし8いずれか記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、前記背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合と、前記背景画像信号の変換と前記動作状態検出手段からの検出値の変換とが同時に要求された場合とのいずれか一方の場合に、前記動作状態検出手段からの検出値の変換要求を無視してA/D変換器に前記背景画像信号を変換させ、前記動作状態検出手段からの検出値の変換結果を、前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合、あるいは背景画像信号の変換と動作状態検出手段からの検出値の変換とが同時に要求された場合には、入力信号判別手段が動作状態検出手段からの検出値の変換要求を無視してA/D変換器に背景画像信号を変換させることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出することが可能になるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果を、前回の変換結果とすることで、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項10記載の負荷制御装置は、請求項1ないし9いずれか記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得するとともに、この背景画像信号の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記背景画像信号の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止し、このA/D変換器により前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記A/D変換器への出力を再開するものである。
そして、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の読み出し中に、動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合には、熱画像センサが背景画像信号の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出し、作動回路の適切な制御が可能になるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後にA/D変換器への出力を再開することで、背景画像信号も確実に取得して熱源を確実に検出することが可能になる。
請求項11記載の負荷制御装置は、請求項1ないし10いずれか記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、動作状態検出手段からの検出値の変換中に前記背景画像信号の変換が要求された場合に、A/D変換器に前記動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換の後、A/D変換器に前記背景画像信号の変換を開始させる入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、動作状態検出手段からの検出値の変換中に、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の変換が要求された場合には、入力信号判別手段がA/D変換器に動作状態検出手段からの検出値を変換させた後、背景画像信号を変換させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出し、作動回路の適切な制御が可能になるとともに、背景画像信号も確実に取得して熱源を確実に検出することが可能になる。
請求項12記載の負荷制御装置は、請求項1ないし11いずれか記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、制御手段は、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングし、前記動作状態検出手段からの検出値の変換と前記背景画像信号の変換とが同時に要求された場合に、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、前記A/D変換器に前記動作状態検出手段からの検出値を変換させて前記背景画像信号の変換を無視し、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、前記A/D変換器に前記背景画像信号を変換させて前記動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、動作状態検出手段からの検出値の変換と背景画像信号の変換とが同時に要求された場合に、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、作動回路や負荷の動作状態が過渡的に変化していると判断して入力信号判別手段がA/D変換器に動作状態検出手段からの検出値を変換させ背景画像信号の変換を無視することで、制御応答遅れが防止されるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、作動回路や負荷の動作状態が安定していると判断してA/D変換器に背景画像信号を変換させ動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とすることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出することが可能になり、かつ、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項13記載の負荷制御装置は、請求項1ないし12いずれか記載の負荷制御装置において、熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、制御手段は、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングし、前記背景画像信号の変換中に前記動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、前記A/D変換器による前記背景画像信号の変換を中断させて前記動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換が終了した後に、前記背景画像信号の変換を再開させ、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、前記A/D変換器による前記背景画像信号の変換を継続させ、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備しているものである。
そして、背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、作動回路や負荷の動作状態が過渡的に変化していると判断して入力信号判別手段がA/D変換器による背景画像信号の変換を停止させて動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換が終了した後に背景画像信号の変換を再開させることで、背景画像信号の変換中でも制御応答遅れが防止されるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、作動回路や負荷の動作状態が安定していると判断してA/D変換器による背景画像信号の変換を継続させて動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とすることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出することが可能になり、かつ、作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項14記載の負荷制御装置は、請求項1ないし13いずれか記載の負荷制御装置において、動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出結果の格納に共用するメモリを具備しているものである。
そして、動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出結果の格納にメモリを共用することで、構成がより簡略化される。
請求項15記載の照明装置は、請求項1ないし14いずれか記載の負荷制御装置と;この負荷制御装置の作動回路と接続されて前記負荷制御装置により点灯制御される負荷としての光源と;を具備しているものである。
光源は、例えば放電ランプ、あるいは半導体発光素子などが用いられる。
そして、請求項1ないし14いずれか記載の負荷制御装置に負荷としての光源を接続して点灯制御することで、構成が簡略化され、かつ、作動回路を熱画像センサからの検出結果と連動させて作動回路の適切な制御が可能になる。
請求項1記載の負荷制御装置によれば、A/D変換器を共用して、作動回路と負荷との少なくともいずれか一方の動作状態を検出する動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出値をA/D変換することで、動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれのA/D変換専用のA/D変換器などを別個に備える必要がなく、構成を簡略化でき、かつ、熱画像センサからの検出結果と連動させて作動回路を適切に制御できる。
請求項2記載の負荷制御装置によれば、請求項1記載の負荷制御装置の効果に加えて、動作状態検出手段からの検出値の変換と熱画像センサからの検出値の変換とが同時に要求された場合に、入力信号判別手段が、動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器に処理させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項3記載の負荷制御装置によれば、請求項1または2記載の負荷制御装置の効果に加えて、熱画像センサからの検出値の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、入力信号判別手段が、熱画像センサからの検出値の変換を中断し、動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器に処理させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項4記載の負荷制御装置によれば、請求項3記載の負荷制御装置の効果に加えて、熱画像センサからの検出値の出力中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、熱画像センサが検出値のA/D変換器への出力を停止し、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に検出値のA/D変換器への出力を再開することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項5記載の負荷制御装置によれば、請求項4記載の負荷制御装置の効果に加えて、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力が停止してA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合には、この欠損した出力データに対応する素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態を精度よく検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項6記載の負荷制御装置によれば、請求項4記載の負荷制御装置の効果に加えて、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力が停止してA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合には、この欠損した出力データに対応する素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態を精度よく検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項7記載の負荷制御装置によれば、請求項6記載の負荷制御装置の効果に加えて、同一の素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの全てが欠損している場合には、現在のフレームの素子の近傍の素子に対応する出力データ平均値をその素子に対応する出力データとすることで、被撮像対象の温度分布状態を精度よく検出でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項8記載の負荷制御装置によれば、請求項3記載の負荷制御装置の効果に加えて、検出値の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、熱画像センサが検出値の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止し、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に検出値の読み出しおよびA/D変換器への出力を再開することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出するとともに、変換した出力データの欠損を防止でき、作動回路を適切に制御できる。
請求項9記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし8いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合、あるいは背景画像信号の変換と動作状態検出手段からの検出値の変換とが同時に要求された場合には、入力信号判別手段が動作状態検出手段からの検出値の変換要求を無視してA/D変換器に背景画像信号を変換させることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出できるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果を、前回の変換結果とすることで、作動回路を適切に制御できる。
請求項10記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし9いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の読み出し中に、動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合には、熱画像センサが背景画像信号の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止することで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出でき、作動回路を適切に制御できるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後にA/D変換器への出力を再開することで、背景画像信号も確実に取得して熱源を確実に検出できる。
請求項11記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし10いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、動作状態検出手段からの検出値の変換中に、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号の変換が要求された場合には、入力信号判別手段がA/D変換器に動作状態検出手段からの検出値を変換させた後、背景画像信号を変換させることで、作動回路や負荷の動作状態を確実に検出でき、作動回路を適切に制御できるとともに、背景画像信号も確実に取得して熱源を確実に検出できる。
請求項12記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし11いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、動作状態検出手段からの検出値の変換と背景画像信号の変換とが同時に要求された場合に、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、作動回路や負荷の動作状態が過渡的に変化していると判断して入力信号判別手段がA/D変換器に動作状態検出手段からの検出値を変換させ背景画像信号の変換を無視することで、制御応答遅れを防止できるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、作動回路や負荷の動作状態が安定していると判断してA/D変換器に背景画像信号を変換させ動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とすることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出でき、かつ、作動回路を適切に制御できる。
請求項13記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし12いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、作動回路や負荷の動作状態が過渡的に変化していると判断して入力信号判別手段がA/D変換器による背景画像信号の変換を停止させて動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換が終了した後に背景画像信号の変換を再開させることで、背景画像信号の変換中でも制御応答遅れを防止できるとともに、動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、作動回路や負荷の動作状態が安定していると判断してA/D変換器による背景画像信号の変換を継続させて動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とすることで、背景画像信号を確実に取得して熱源を確実に検出でき、かつ、作動回路を適切に制御できる。
請求項14記載の負荷制御装置によれば、請求項1ないし13いずれか記載の負荷制御装置の効果に加えて、動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出結果の格納にメモリを共用することで、構成をより簡略化できる。
請求項15記載の照明装置によれば、請求項1ないし14いずれか記載の負荷制御装置に負荷としての光源を接続して点灯制御することで、構成を簡略化でき、かつ、作動回路を熱画像センサからの検出結果と連動させて作動回路を適切に制御できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に第1の実施の形態を示し、図1は負荷制御装置を備えた照明装置の回路図、図2は負荷制御装置の熱画像センサの説明図である。
図1に示すように、照明装置11は、商用交流電源eを整流平滑する整流平滑部12に、ハーフブリッジ型のインバータ回路13が接続されている。このインバータ回路13は、整流平滑部12に対して、スイッチング素子としてのFETQ1,Q2が直列に接続されている。
また、インバータ回路13の出力端となるFETQ2の両端間には、直流成分を遮断するコンデンサC1と、共振用巻線(共振用インダクタ)Lと、負荷としての光源である放電灯、すなわち蛍光ランプ14のフィラメントFLa,FLbとの直列回路が接続され、これらフィラメントFLa,FLbの他端間には、フィラメント予熱としても機能する共振用コンデンサC2が接続されている。この結果、商用交流電源e、整流平滑部12、インバータ回路13、コンデンサC1、共振用巻線Lおよび共振用コンデンサC2などにより作動回路としての点灯回路16が構成されているとともに、この点灯回路16と蛍光ランプ14とが接続されることにより、主回路17が構成されている。
さらに、FETQ1,Q2の制御端子であるゲートには、これらFETQ1,Q2のオンオフを切り換える制御部であるドライバ21が接続されている。このドライバ21は、制御回路としての負荷制御回路である点灯制御回路22により動作が制御されている。
また、点灯制御回路22は、動作状態検出手段である状態センサ25および熱画像センサ26と接続されるA/D変換器27と、このA/D変換器27およびドライバ21と接続される制御手段であるマイコン28とを有している。そして、上記点灯回路16、ドライバ21、点灯制御回路22、状態センサ25、熱画像センサ26、A/D変換器27およびマイコン28により、負荷制御装置としての点灯制御装置29が構成されている。
状態センサ25は、蛍光ランプ14の電流値を検出する電流検出手段である電流センサ31と、蛍光ランプ14の電圧値を検出する電圧検出手段である電圧センサ32とを備え、これら検出した電流値および電圧値を検出値、すなわちアナログのデータ(シリアルデータ)としてA/D変換器27に出力可能に構成されている。したがって、この状態センサ25は、点灯回路16および蛍光ランプ14の動作状態(主回路17の動作状態)を検出可能となっている。
また、熱画像センサ26は、遠赤外の輻射エネルギIRの強度を検出するもので、図2に示すように、複数の素子すなわち赤外線センサ素子である画素35をアレイ状に備えるとともに、これら画素35に接続された水平方向レジスタ36と垂直方向レジスタ37とを備え、かつ、各レジスタ36,37を介して走査した画素35での検出値を読み出すための読み出し回路38を備えている。なお、画素35は、任意の個数をアレイ状に配設することが可能であるが、図2中では便宜的に10画素×10画素のアレイ状とする。そして、画素35が、所定の単位時間毎、例えば1/30秒毎などに遠赤外の輻射エネルギを検出して1フレーム分の検出値とすることで、これら検出値をアレイ状に配列した熱画像データが熱画像センサ26からの検出値(電圧値)、すなわちアナログのデータ(シリアルデータ)として図1に示すA/D変換器27に出力可能に構成されている。
A/D変換器27は、状態センサ25、あるいは熱画像センサ26から入力されたアナログのデータ(シリアルデータ)をA/D変換してマイコン28へと出力するものである。なお、このA/D変換器27は、マイコン28内部に搭載されていてもよい。
そして、マイコン28は、入力信号判別手段の機能を有する中央演算処理装置であるCPU41、A/D変換器27に接続されたI/Oポート42、CPU41などが参照するためのROM43、メモリであるRAM44、および、ドライバ21をPWM制御するPWM制御部45などを備えている。
ROM43は、CPU41により実行される点灯制御プログラムおよび熱画像センサ26からの熱画像データを解析する熱画像解析プログラムを少なくとも含む各種プログラムが予め格納されている。
RAM44は、A/D変換器27によりA/D変換された状態センサ25および熱画像センサ26の出力結果のそれぞれの格納に共用されるもので、所定のビット幅を有し、状態センサ25からの出力結果を格納する動作状態領域と、熱画像センサ26からの出力結果を格納する赤外線検出信号領域とに分割されている。
動作状態領域には、各タイミングでの状態センサ25からの出力結果が順次格納されて、所定の個数分のアドレス領域を占めている。そして、これらアドレス全てに出力結果が格納された状態で新たな出力結果が入力される場合には、最も古い出力結果を順次破棄することで、格納する出力結果の最大個数が一定となるようにしている。
また、赤外線検出信号領域には、画素35(図2)の座標毎の検出値が順次格納されて、画素35の個数分のアドレス領域を占めている。さらに、この赤外線検出信号領域には、所定の複数のフレーム分の検出値が格納可能である。そして、アドレス全てに検出値が格納された状態で新たな検出値を格納する場合には、最も古いフレームの検出値を順次破棄することで、格納するフレームの最大数が一定となるようにしている。
PWM制御部45は、数十kHz〜200kHz程度の周波数でドライバ21によりFETQ1,Q2を交互にオンオフすることで、FETQ2のドレイン−ソース間に所定の高周波交流を発生させるものである。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
商用交流電源eは、整流平滑部12により整流平滑され、点灯制御回路22のPWM制御部45で生成したPWM信号をドライバ21に供給し、FETQ1,Q2を交互にオンオフすることで、FETQ2のドレイン−ソース間に高周波交流が発生し、共振用巻線Lと共振用コンデンサC2により蛍光ランプ14のフィラメントFLa,FLbの予熱制御および始動電圧印加制御が行われ、蛍光ランプ14が点灯する。
同時に、状態センサ25の電流センサ31および電圧センサ32により、蛍光ランプ14の電流値および電圧値を検出する。
このとき、マイコン28は、所定の動作クロックで状態センサ25の電流センサ31および電圧センサ32の検出値の変換要求をCPU41に出力する。この変換要求は、例えばインバータ回路13のスイッチング周期毎に1回発生させることが考えられる。この場合には、スイッチング周期の1度の取り込みのため、そのスイッチング周期の代表値を取る必要があるから、スイッチングの決められた位相で変換要求を発生させる必要がある。
なお、入力信号判別手段は、マイコン28のCPU41としたが、例えばA/D変換器27自体が入力信号判別手段の機能を有するように構成してもよく、また、入力信号判別手段は、必ずしもマイコン28の内部に設けられているものではない。
また、熱画像センサ26は、各レジスタ36,37により走査した画素35によって遠赤外の輻射エネルギを検出し、例えば1行分の検出値が揃ったときにA/D変換要求をCPU41に出力する。
そして、CPU41がこの要求に基づいてA/D変換器27を動作させることで、A/D変換器27が上記要求に応じて信号をそれぞれ変換し、I/Oポート42に出力する。
このI/Oポート42に出力された出力結果は、RAM44の各領域に格納される。
さらに、CPU41は、ROM43に格納された点灯制御プログラムを実行する。このとき、CPU41は、RAM44の動作状態領域に格納された出力結果を読み出し、設定された制御目標値との差分が小さくなるように、例えばPWM制御部45での点灯周波数データを変更する。
そして、この変更された点灯周波数データがPWM制御部45に渡されると、この点灯周波数データに応じてFETQ1,Q2を駆動するための信号をドライバ21に出力し、ドライバ21によりインバータ回路13の動作を制御する。
また、CPU41は、ROM43に格納された熱画像解析プログラムに従ってRAM44の赤外線検出信号領域に格納された出力結果を解析し、蛍光ランプ14の電流値などの制御目標値を変更する。
この結果、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態と、熱画像センサ26により取得した熱画像とに応じて、蛍光ランプ14が点灯制御される。
このように、上記第1の実施の形態によれば、A/D変換器27を共用して、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を検出する状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値をA/D変換することで、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれのA/D変換専用のA/D変換器やドライバなどを別個に備える必要がなく、構成を簡略化できる。
また、検出領域内の生体の存否を検出可能な熱画像センサ26からの検出結果と連動させて点灯回路16を制御できるため、対象物の動きを検出する焦電型の人感センサを用いる従来の場合と比較して、例えば人などが動かずに1箇所に留まっている場合などでも点灯回路16を誤って制御することがなく、点灯回路16を適切に制御できる。
さらに、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出結果の格納にRAM44を共用することで、別個にメモリを備える必要がなく、構成をより簡略化できる。
次に、図3に第2の実施の形態を示し、図3は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれからの検出値を変換する際の変換要求のタイミングが重なった場合にA/D変換器27の動作を制御するものである。
本実施の形態では、図3に示すように、状態センサ25からの変換と熱画像センサ26からの変換とが同時に要求された場合に、A/D変換器27が状態センサ25からの検出値の変換を優先し、この状態センサ25の変換が終了した後、熱画像センサ26からの検出値を変換する。
具体的に、状態センサ25の検出値のA/D変換要求がCPU41に入力されると、この変換要求に伴って、マイコン28がI/Oポート42を介してフラグ信号を熱画像センサ26に設けられた所定の取り込みポートに出力する。このとき、このフラグ信号が熱画像センサ26に入力されたタイミングが、画素35が遠赤外輻射エネルギIRの強度を検出している期間である場合には、A/D変換器27を熱画像センサ26に対応させて動作させる必要がないため、熱画像センサ26はこのフラグ信号を無視し、フラグ信号が熱画像センサ26に入力されたタイミングが、画素35により検出した検出値を読み出し始めるタイミングである場合には、熱画像センサ26は、検出値の出力を停止させる。これは、例えば検出値出力回路の最終段出力を接地電位などに固定することで実現可能である。
したがって、状態センサ25の変換中には、熱画像センサ26では、検出値の読み出しのみが行われ、検出値の出力が行われない。
このように、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値の変換にA/D変換器27を共用したり、変換したデータの格納にRAM44を共用したりすることで、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるだけでなく、状態センサ25からの検出値の変換と熱画像センサ26からの検出値の変換とが同時に要求された場合に、状態センサ25からの検出値の変換を優先することで、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を確実に検出し、点灯回路16を適切に制御できる。
また、熱画像センサ26からの検出値の変換を優先すると、状態センサ25での検出値の取り込み位相がずれてしまい、インバータ回路13のスイッチング周期毎の代表値を取ることができなくなってしまうことから、上記のように状態センサ25からの検出値の変換を優先することで、所望の条件で点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を精度よく検出でき、点灯制御に反映させることができる。
さらに、状態センサ25からの検出値を優先して変換した後には、熱画像センサ26からの検出値を変換することで、RAM44に格納する熱画像センサ26からの検出値の出力結果の出力データの欠損(歯抜け)を抑制できる。
次に、図4に第3の実施の形態を示し、図4は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記各実施の形態において、図4に示すように、熱画像センサ26からの検出値を変換中に状態センサ25からの検出値の変換要求があった場合に、A/D変換器27が熱画像センサ26からの検出値の変換を中断し、状態センサ25からの検出値を優先して変換した後、熱画像センサ26からの検出値の変換を再開するものである。
具体的に、上記第2の実施の形態と同様に、状態センサ25の検出値の変換要求がCPU41に入力されると、マイコン28が、この変換要求に伴うフラグ信号を、I/Oポート42を介して熱画像センサ26に設けられた所定の取り込みポートに入力する。そして、このフラグ信号のタイミングが、画素35が遠赤外輻射強度を検出している期間、すなわち熱画像センサ26が検出値を検出中である場合には、熱画像センサ26がこのフラグ信号を無視し、画素35により検出した検出値を読み出して出力する期間である場合には、熱画像センサ26が検出値の出力を停止させる。
すなわち、状態センサ25からの検出値の変換が熱画像センサ26からの検出値の変換中に割り込んだ場合には、熱画像センサ26では検出値の読み出しのみが行われ、検出値の出力が行われない。
このように、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値の変換にA/D変換器27を共用したり、変換したデータの格納にRAM44を共用したりすることで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができるだけでなく、熱画像センサ26からの検出値の変換中に状態センサ25からの検出値の変換が要求された場合には、熱画像センサ26からの検出値の変換を停止して状態センサ25からの検出値を優先して変換することで、所望の条件で点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を精度よく検出でき、点灯制御に反映させることができる。
また、上記第2の実施の形態と同様に、熱画像センサ26からの検出値の変換を優先すると、状態センサ25での検出値の取り込み位相がずれてしまい、インバータ回路13のスイッチング周期毎の代表値を取ることができなくなってしまうことから、上記のように状態センサ25からの検出値の変換を優先することで、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を適切に検出できる。
さらに、状態センサ25からの検出値を優先して変換した後には、停止した熱画像センサ26からの検出値の変換を再開することで、変換してRAM44に格納する熱画像センサ26からの検出値の出力結果の出力データの欠損(歯抜け)を抑制でき、熱画像センサ26により取得した熱画像に精度よく対応して点灯制御できる。
そして、状態センサ25からの検出値を優先して変換する場合に、熱画像センサ26が検出値の出力のみを停止することにより、この停止の際の熱画像センサ26の動作制御が容易になる。
次に、図5に第4の実施の形態を示し、図5は負荷制御装置の熱画像センサからの出力結果を示す説明図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記第2の実施の形態、あるいは上記第3の実施の形態において、状態センサ25からの検出値の変換要求を熱画像センサ26からの検出値の変換要求よりも優先することで生じる出力データの欠損を補充するものである。
図5に、RAM44に格納された熱画像センサ26からの出力結果の説明図を示す。この図5においては、例えば階調が温度を示し、白いほど温度が高くなるものとする。状態センサ25からの検出値の変換要求が熱画像センサ26からの検出値の変換要求と重なることで、図5(a)に示すように、出力データの欠損LOが発生しているため、検出領域の中央付近に温度が高い被撮像対象が存在することは分かるものの、その輪郭などを知ることはできない。
そこで、本実施の形態では、欠損LOの近傍の出力データ、この場合は、例えば周囲8方向に隣接する出力データの平均値を、この欠損LOの代わりの出力データとすることで、図5(b)に示すように補正された出力データを得る。なお、画素群の縁部、あるいは角部に位置する出力データを補正する場合には、隣接する出力データは8方向ではなく、5方向、あるいは3方向などとなることは言うまでもない。
この結果、被撮像対象の温度分布状態を精度よく検出でき、点灯回路16を適切に制御できる。
また、例えば隣接する出力データの少なくともいずれかが同様に欠損している場合には、その出力データを除く他の隣接出力データでの平均値を取ることで、欠損LOが生じた出力データを確実に補正できる。
次に、図6に第5の実施の形態を示し、図6は負荷制御装置の熱画像センサからの出力結果を示す説明図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第5の実施の形態は、上記第2の実施の形態、あるいは上記第3の実施の形態において、状態センサ25からの検出値の変換要求を熱画像センサ26からの検出値の変換要求よりも優先することで生じる出力データの欠損を補正するものである。
図6に、RAM44に格納された熱画像センサ26からの出力結果の説明図を示す。この図6においては、例えば階調が温度を示し、白いほど温度が高くなるものとする。状態センサ25からの検出値の変換要求が熱画像センサ26からの検出値の変換要求と重なることで、図6(c)に示すように、現在のフレームの出力データには欠損LOが発生しているため、検出領域の中央付近に温度が高い被撮像対象が存在することは分かるものの、その輪郭などを知ることはできない。
そこで、本実施の形態では、欠損LOを有する現在のフレームの出力データの予め設定した所定数分の過去のフレームの出力データ、ここでは図6(a)に示す2単位時間前のフレームの出力データと、図6(b)に示す1単位時間前のフレームの出力データとの2フレーム分の出力データにおける同一画素の出力データの平均値を欠損LOの代わりの出力データとすることで、図6(d)に示すように欠損を補正された出力データを得る。
この結果、被撮像対象の温度分布状態を精度よく検出でき、点灯回路17を適切に制御できる。
また、例えば同一画素について上記所定数分の過去のフレームの出力データが全て欠損している場合には、上記第5の実施の形態と同様に、対象画素に隣接する出力データの平均値を、その出力データとする。このとき、隣接する出力データの少なくともいずれかが同様に欠損している場合には、その出力データを除く他の隣接する出力データでの平均値を取る。この結果、欠損LOが生じた出力データを確実に補正できる。
なお、上記第5の実施の形態において、同一の画素の過去の所定数のフレーム分の出力データの全てが欠損している場合には、さらに前のフレーム分の出力データの平均値を取るなど、任意の方法で出力データを補正する構成としたり、被撮像対象の輪郭などの抽出にその画素のデータが必要ないと判断される場合などには、補正しない構成としたりしてもよい。
次に、図7および図8に第6の実施の形態を示し、図7は負荷制御装置の制御のタイミングチャート、図8は負荷制御装置の熱画像センサからの出力結果を示す説明図である。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第6の実施の形態は、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態において、図5に示すように、熱画像センサ26にて画素35で検出した出力データの読み出し中に変換要求に伴うフラグ信号が入力された際に、熱画像センサ26が読み出しを中断し、フラグ信号の解除後に読み出しを再開するものである。
具体的に、上記第2の実施の形態と同様に、状態センサ25の検出値の変換要求がCPU41に入力されると、マイコン28が、この変換要求に伴って、マイコン28がI/Oポート42を介してフラグ信号を熱画像センサ26の所定の取り込みポートに出力し、図7に示すように、このフラグ信号のタイミングが、画素35が遠赤外輻射強度を検出している期間である場合には、熱画像センサ26がこのフラグ信号を無視し、画素35により検出した出力データを読み出す期間である場合には、熱画像センサ26が出力データの読み出しおよび出力を停止させる。
このため、状態センサ25と熱画像センサ26とのそれぞれの検出値の変換にA/D変換器27を共用したり、変換したデータの格納にRAM44を共用したりすることで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができるだけでなく、画素35により検出した検出値の読み出し中にマイコン28からフラグ信号が入力された場合には、熱画像センサ26が検出値の読み出しを中断して、フラグ信号の解除後に検出値の読み出しを再開することで、状態センサ25からの検出値の変換が熱画像センサ26からの検出値の変換中に割り込んだ場合でも、RAM44に記憶された熱画像センサ26からの検出値の出力結果の出力データの欠損を防止でき、点灯回路16を適切に制御できる。
次に、図9ないし図11に第7の実施の形態を示し、図9は負荷制御装置を備えた照明装置の回路図、図10は負荷制御装置の一部を示すブロック図、図11は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第7の実施の形態は、上記各実施の形態において、図9に示すように、熱画像センサ26に対して遠赤外の輻射エネルギIRを遮断する遮蔽装置47を備えているものである。
この遮蔽装置47は、例えば絞り(シャッタ)などであり、熱画像センサ26の画素35のアレイの前面に設けられ、例えばマイコン28によりその動作が制御されている。なお、この遮蔽装置47は、遠赤外の輻射エネルギIRを遮断するものであれば、任意の構成とすることができる。
そして、熱画像センサ26は、図10に示すように、例えばマイコン28(図8)からのトリガ信号Tにより、遮蔽装置47(図8)が開いた状態での熱画像データD1と、遮蔽装置47により遠赤外の輻射エネルギIRを遮断した状態での背景画像信号D2とを選択的に取得することが可能となっている。この背景画像信号D2は、例えばマイコン28において、RAM44の赤外線検出信号領域に格納された出力データとの差分により熱源を検出するためのものである。
したがって、熱画像センサ26は、背景画像信号D2に対する相対的な温度変化を検出するように構成されている。
また、RAM44には、動作状態領域および赤外線検出信号領域の他に、背景画像信号D2を格納する背景信号用領域と、赤外線検出信号領域に格納された熱画像データD1と背景信号用領域に格納された背景信号画像との差分値を格納する差分結果領域とが設けられている。
そして、照明装置11では、上記各実施の形態と同様に、状態センサ25により検出した電流値あるいは電圧値、および、熱画像センサ26により取得した熱画像データD1の解析結果などに基づいて、点灯制御回路22によって蛍光ランプ14が点灯制御されている。
ここで、背景画像信号D2は、蛍光ランプ14の点灯中に周期的に繰り返し取得する。この場合には、点灯回路16のスイッチング周期に対して充分長い周期、例えば1時間に1回程度取得すればよい。
具体的に、マイコン28などから周期的に出力されたトリガ信号Tにより、遮蔽装置47を閉じて熱画像センサ26にて背景画像信号D2を取得すると、遮蔽装置47を開いて通常の撮像状態に切り換え、熱画像データD1を取得する。
そして、例えば図11に示すように、状態センサ25からの検出値の変換と背景画像信号D2の変換とが同時に要求された場合には、A/D変換器27が、状態センサ25からの検出値の変換要求を無視し、背景画像信号D2の変換を優先する。このとき、状態センサ25の変換結果は、前回の変換結果を用いるものとする。
マイコン28では、RAM44の赤外線検出信号領域に格納された熱画像データD1から背景信号用領域に格納された背景画像信号D2を減じた値がRAM44の差分結果領域に格納され、この差分計算結果を元に種々の判定を行い、この判定に基づいて蛍光ランプ14を点灯制御する。
このように、背景画像信号D2の変換と状態センサ25からの検出値の変換とが同時に要求された場合には、A/D変換器27が状態センサ25からの検出値の変換要求を無視して背景画像信号D2を変換することで、背景画像信号D2を確実に取得でき、この背景画像信号D2と熱画像データD1との差分を取ることで熱源を確実に検出できる。
すなわち、状態センサ25からの検出値の変換を優先すると、検出領域の熱分布を得るための基準値となる背景画像信号D2に欠損(歯抜け)が生じてしまい、その欠損に対応する箇所の熱分布状態を知ることができないおそれがあるから、上記のように背景画像信号D2の変換を状態センサ25からの検出値の変換よりも優先することで、全ての画素35について欠損がない背景画像信号D2を確実に取得できる。
また、上記のように背景画像信号D2の変換とタイミングが重なった場合には、状態センサ25からの検出値はA/D変換器27により変換されないものの、この場合には、前回の変換結果を用いて点灯制御プログラムで演算することで、点灯回路16を適切に制御できる。
次に、図12に第8の実施の形態を示し、図12は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第8の実施の形態は、上記各実施の形態において、照明装置11が上記第7の実施の形態と同様の遮蔽装置47を備えているとともに、A/D変換器27が、背景画像信号D2の変換中に状態センサ25からの検出値の変換が要求された場合に、この要求を無視して背景画像信号D2の変換を継続するものである。
すなわち、図12に示すように、熱画像センサ26が背景画像信号D2を検出している期間などに状態センサ25からの検出値の変換要求が入力されると、この変換要求がCPU41に受理され、状態センサ25からの検出値がA/D変換器27によって変換される。このとき、マイコン28からは、この状態センサ25からの検出値の変換開始から終了までの間、フラグ信号が熱画像センサ26に入力される。熱画像センサ26は、背景画像信号D2の検出中であるため、このフラグ信号を無視する。
そして、熱画像センサ26が背景画像信号D2を読み出している(出力している)期間、すなわちA/D変換器27が背景画像信号D2を変換している期間に、状態センサ25からの検出値の変換要求がCPU41に入力され、この変換要求に伴い熱画像センサ26にマイコン28からフラグ信号が入力されると、変換要求はCPU41により拒否され、マイコン28から熱画像センサ26へフラグ信号も入力されなくなる。
このため、背景画像信号D2は中断されることなく熱画像センサ26から読み出しおよび出力されてA/D変換器27での変換が継続され、この変換されたデータがRAM44の背景信号用領域に格納され、この格納された背景画像信号D2と格納された熱画像データD1との差分値に基づいて、点灯制御回路22が蛍光ランプ14を点灯制御する。
この結果、背景画像信号D2を確実に取得して熱源を確実に検出して点灯制御に反映させることができる。
また、状態センサ25からの検出値の変換は、無視されるものの、前回の変換結果を用いて点灯制御回路22が蛍光ランプ14を点灯制御することで、点灯回路16を適切に制御できる。
次に、図13に第9の実施の形態を示し、図13は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第9の実施の形態は、上記各実施の形態において、照明装置11が上記第7の実施の形態と同様の遮蔽装置47を備えているとともに、A/D変換器27が、状態センサ25からの検出値の変換中に背景画像信号D2の変換が要求された場合に、この要求を保留し、状態センサ25からの検出値の変換が終了した後、背景画像信号D2を変換するものである。
すなわち、図13に示すように、熱画像センサ26が背景画像信号D2を検出している期間などに状態センサ25からの検出値の変換要求がCPU41に入力されると、この変換要求がCPU41に受理され、状態センサ25からの検出値がA/D変換器27により変換される。このとき、マイコン28からは、この状態センサ25からの検出値の変換開始から終了までの間、フラグ信号が熱画像センサ26に入力される。
また、熱画像センサ26での背景画像信号D2の検出が終了すると、熱画像センサ26からの背景画像信号D2の変換要求がCPU41に入力される。
このとき、例えば熱画像センサ26にフラグ信号が入力されている期間に背景画像信号D2の変換要求が入力された場合には、この変換要求は保留されていわゆる「待ち」の状態となる。そして、状態センサ25からの検出値の変換が終了してマイコン28からの熱画像センサ26へのフラグ信号の入力が終了すると、CPU41は、「待ち」の状態であった背景画像信号D2の変換要求を受理し、A/D変換器27がこの背景画像信号D2の変換を実行する。
この結果、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を確実に検出でき、点灯回路16を適切に制御できるとともに、背景画像信号D2も確実に取得でき、熱源を確実に検出して点灯制御に反映させることができる。
次に、図14に第10の実施の形態を示し、図14は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第10の実施の形態は、上記第1の実施の形態ないし第7の実施の形態において、照明装置11が上記第7の実施の形態と同様の遮蔽装置47を備えているとともに、A/D変換器27が、背景画像信号D2の読み出し中に状態センサ25からの検出値の変換が要求された場合に、背景画像信号D2の読み出しおよびA/D変換器27への出力を停止し、状態センサ25からの検出値の変換が終了した後に、背景画像信号D2の読み出しおよびA/D変換器27への出力を再開するものである。
すなわち、図14に示すように、熱画像センサ26が背景画像信号D2を検出している期間などに状態センサ25からの検出値の変換要求がCPU41に入力されると、この変換要求がCPU41に受理され、A/D変換器27により状態センサ25からの検出値が変換される。このとき、マイコン28からは、この状態センサ25からの検出値の変換開始から終了までの間、フラグ信号が熱画像センサ26に入力される。
また、熱画像センサ26での背景画像信号D2の検出が終了すると、熱画像センサ26からの背景画像信号D2の変換要求がCPU41に入力される。
このとき、例えば熱画像センサ26にフラグ信号が入力されている期間に背景画像信号D2の変換要求がCPU41に入力された場合には、この変換要求は保留されていわゆる「待ち」の状態となる。そして、状態センサ25からの検出値の変換が終了してマイコン28からの熱画像センサ26へのフラグ信号の入力が終了すると、CPU41は、「待ち」の状態であった背景画像信号D2の変換要求を受理し、A/D変換器27は、この背景画像信号D2の変換を実行する。
また、熱画像センサ26が背景画像信号D2を読み出している(出力している)期間、すなわちA/D変換器27が背景画像信号D2を変換している期間に、状態センサ25からの検出値の変換要求がCPU41に入力され、この変換要求に伴い熱画像センサ26にマイコン28からフラグ信号が入力されると、熱画像センサ26は、背景画像信号D2の読み出しおよび出力を停止し、この停止に伴いCPU41は上記変換要求を受理して、状態センサ25からの検出値の変換要求を優先してA/D変換器27に変換させる。
この結果、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を確実に検出し、点灯回路16を適切に制御できる。
すなわち、状態センサ25からの検出値の変換よりも背景画像信号D2の変換を優先すると、主回路17の状態が状態センサ25からの検出値の前回の変換時から変化した場合に、この変化が点灯制御プログラムの演算に即座に反応されず、背景画像信号D2の取得後の最初の状態センサ25からの検出値の変換タイミングで取得された状態が点灯制御プログラムに反映されるおそれ、すなわち制御応答遅れが生じるおそれがあり、点灯回路16などが異常発振などの好ましくない状態に陥るおそれがある。このため、状態センサ25からの検出値の変換を背景画像信号D2の変換よりも優先することで、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を迅速に検出して制御応答遅れを防止し、点灯回路16を適切に制御できる。
さらに、この変換が終了してマイコン28から熱画像センサ26へフラグ信号の入力も終了、すなわちフラグ信号が解除すると、熱画像センサ26が背景画像信号D2の読み出しおよび出力を再開し、A/D変換器27がこの背景画像信号D2を変換することで、背景画像信号D2も確実に取得でき、熱源を確実に検出できる。
次に、図15に第11の実施の形態を示し、図15は負荷制御装置の制御のタイミングチャートである。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第11の実施の形態は、上記各実施の形態において、照明装置11が上記第7の実施の形態と同様の遮蔽装置47を備えているとともに、マイコン28が、A/D変換器27での状態センサ25からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングし、このモニタリングした差分値に基づいて、A/D変換器27が状態センサ25からの検出値の変換と背景画像信号D2の変換とを選択するものである。
具体的に、図15に示すように、動作状態として、状態センサ25の電流センサ31により定期的に検出されA/D変換器27により変換された蛍光ランプ14の電流実効値などの推移を示し、この出力結果は、マイコン28にて、前回の変換結果との差分値がモニタリングされている。例えば、図15において、動作状態はタイミングt1から所定値である0以外の値を取り始める。そして、この0以外の値を所定回数、例えば2回以上連続して取る場合に、差分値変化フラグ信号が立つ(例えば、タイミングt2)。図15においては、このタイミングt2以降、タイミングt3まで差分値が0以外の値を2回以上連続して取り続けるので、差分値変化フラグ信号が立った状態が維持され、タイミングt4において、0以外の値を2回以上連続して取るという条件から外れるので、差分値変化フラグ信号がリセットされる。
そして、背景画像信号D2の変換が各タイミングT1〜T3で要求されたとする。ここでは、各タイミングT1〜T3が、状態センサ25からの検出値の変換要求のタイミングと同時であるとする。また、状態センサ25からの検出値の変換要求の頻度と、背景画像信号D2の変換要求の頻度とは、説明の便宜上、図15に示すようにしたが、必ずしも図15に示す通りでないことは言うまでもない。
まず、タイミングT1では、差分値変化フラグ信号が立っていないので、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が安定しているものと判断して、CPU41が背景画像信号D2の変換を選択し、状態センサ25からの検出値の変換要求を無視する。このとき、状態センサ25からの検出値の変換結果は、前回の変換結果、すなわち1つ前のタイミングで取得した出力結果とし、この出力結果に基づいて点灯制御する。
次いで、タイミングT2では、差分値変化フラグが立っているため、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が過渡的に変化しているものと判断して、CPU41が背景画像信号D2の変換を無視(拒否)し、状態センサ25からの検出値の変換を選択する。
さらに、タイミングT3では、タイミングT1と同様に、差分値変化フラグ信号が立っていないので、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が安定しているものと判断して、CPU41が背景画像信号D2の変換を選択し、状態センサ25からの検出値の変換要求を無視し、状態センサ25からの検出値の変換結果を、前回の変換結果とする。
このように、状態センサ25からの検出値の変換と背景画像信号D2の変換とが同時に要求された場合に、A/D変換器27での状態センサ25からの検出値の変換結果の差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が過渡的に変化していると判断してCPU41が状態センサ25からの検出値の変換を選択し背景画像信号D2の変換を無視することで、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が不安定な状態での制御応答遅れを防止できるとともに、上記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が安定していると判断して背景画像信号D2の変換を選択し状態センサ25からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とすることで、背景画像信号D2を確実に取得して熱源を確実に検出して点灯制御に反映させながら、点灯回路17を適切に制御できる。
すなわち、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が不安定な状態で状態センサ25からの検出値の変換よりも背景画像信号D2の変換を優先すると、背景画像信号D2の取得後の最初の状態センサ25からの検出値の変換タイミングで取得された状態が点灯制御プログラムに反映されるなどの制御応答遅れが生じることで、点灯回路16などが異常発振などの好ましくない状態に陥るおそれがある。このため、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が不安定な状態では、状態センサ25からの検出値の変換を背景画像信号D2の変換よりも優先することで、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を迅速に検出して制御応答遅れを防止できる。
一方で、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が安定している状態では、状態センサ25からの検出値の変換よりも背景画像信号D2の変換を優先し、背景画像信号D2の取得後の最初の状態センサ25からの検出値の変換タイミングで取得された状態が点灯制御プログラムに反映されて制御応答遅れが生じても、主回路17の点灯制御に好ましくない影響を与えるおそれが殆どないため、背景画像信号D2を確実に取得して熱源を確実に検出して点灯制御に反映させることができる。
なお、上記第11の実施の形態のように、マイコン28がA/D変換器27での状態センサ25からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングする構成において、A/D変換器27が、背景画像信号D2の変換中、すなわち熱画像センサ26が背景画像信号D2の検出値の読み出している期間(出力期間)に状態センサ25からの検出値の変換が要求された場合に、差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、背景画像信号D2の変換(熱画像センサ26からの検出値の読み出し(出力))を中断し、状態センサ25からの検出値を変換し、この変換が終了した後に、背景画像信号D2の変換(熱画像センサ26からの検出値の読み出し(出力))を再開し、差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、背景画像信号D2の変換を継続し、状態センサ25からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とするように構成してもよい。この場合にも上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができるだけでなく、主回路17の動作が過渡的に変化している状態と判断される場合では、状態センサ25からの検出値の変換を優先して、背景画像信号D2の変換中でも点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態を迅速に検出して制御応答遅れを防止できるとともに、点灯回路16や蛍光ランプ14の動作状態が安定している状態と判断される場合には、背景画像信号D2の変換を優先して背景画像信号D2を確実に取得して熱源を確実に検出しつつ、点灯回路16を適切に制御できる。
また、上記各実施の形態において、点灯回路16の構成の細部などは、上記に限定されるものではない。
さらに、上記各実施の形態の各構成を、動作が互いに相反しない範囲で任意に組み合わせた構成としてもよい。
そして、上記各実施の形態は、負荷を蛍光ランプ14としたが、例えばLEDなどの半導体発光素子などでも同様に用いることができる。
また、状態センサ25では、点灯回路16および蛍光ランプ14の動作状態を検出したが、例えば点灯回路16の動作状態、あるいは蛍光ランプ14の動作状態(例えば点灯状態、消灯状態、ちらつき状態、寿命である状態)などを電流値や駆動周波数などにより検出することで、作動回路と負荷とのいずれか一方の動作状態を検出するものでもよい。
さらに、負荷を光源とし、作動回路を点灯回路16とし、負荷制御装置を点灯制御装置29として説明したが、例えば負荷として、空調の空調機器、防犯システムの防犯装置などとしてもよく、それら負荷に対応して作動回路および負荷制御装置を上記各実施の形態と同様に構成すれば、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能である。
そして、上記各実施の形態のそれぞれの入力信号判別手段の機能は、全て共通のCPU41に持たせる構成だけでなく、それぞれ別個のCPUなどに機能を持たせるようにしてもよい。
11 照明装置
14 負荷としての光源である蛍光ランプ
16 作動回路としての点灯回路
25 動作状態検出手段である状態センサ
26 熱画像センサ
27 A/D変換器
28 制御手段であるマイコン
29 負荷制御装置としての点灯制御装置
35 素子である画素
41 入力信号判別手段の機能を有するCPU
44 メモリであるRAM
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26 熱画像センサ
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35 素子である画素
41 入力信号判別手段の機能を有するCPU
44 メモリであるRAM
Claims (15)
- 負荷に給電してこの負荷を作動させる作動回路と;
前記作動回路と前記負荷との少なくともいずれか一方の動作状態を検出して出力する動作状態検出手段と;
赤外線を検出する複数の素子を備え、これら素子での検出値を読み出して出力する熱画像センサと;
前記動作状態検出手段と前記熱画像センサとのそれぞれの検出値のA/D変換に共用されるA/D変換器と;
このA/D変換器により変換された出力結果に応じて前記作動回路と前記熱画像センサとのそれぞれの動作条件を制御する制御手段と;
を具備していることを特徴とする負荷制御装置。 - 動作状態検出手段からの検出値の変換と熱画像センサからの検出値の変換とが同時に要求された場合に、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器で処理させる入力信号判別手段
を具備していることを特徴とする請求項1記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサからの検出値の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記熱画像センサからの検出値の変換を中断し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を優先してA/D変換器で処理させる入力信号判別手段
を具備していることを特徴とした請求項1または2記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、検出値の出力中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、この検出値の前記A/D変換器への出力を停止し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記熱画像センサからの検出値の前記A/D変換器への出力を再開する
ことを特徴とする請求項3記載の負荷制御装置。 - 制御手段は、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力の停止によりA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合に、この欠損した出力データに対応する素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとする
ことを特徴とする請求項4記載の負荷制御装置。 - 制御手段は、熱画像センサからのA/D変換器への検出値の出力の停止によりA/D変換後の出力データに欠損が生じた場合に、この欠損した出力データに対応する素子の過去の所定数のフレーム分の出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとする
ことを特徴とする請求項4記載の負荷制御装置。 - 制御手段は、過去の所定数のフレーム全てにおいて同一の素子の出力データが欠損している場合に、現在のフレームの前記素子の近傍の素子に対応する出力データの平均値を、その素子に対応する出力データとする
ことを特徴とする請求項6記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、検出値の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換がA/D変換器に要求された場合に、この検出値の読み出しおよび前記A/D変換器への出力を停止し、前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記検出値の読み出しおよび前記A/D変換器への出力を再開する
ことを特徴とする請求項3記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、
前記背景画像信号の変換中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合と、前記背景画像信号の変換と前記動作状態検出手段からの検出値の変換とが同時に要求された場合とのいずれか一方の場合に、前記動作状態検出手段からの検出値の変換要求を無視してA/D変換器に前記背景画像信号を変換させ、前記動作状態検出手段からの検出値の変換結果を、前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備している
ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得するとともに、この背景画像信号の読み出し中に動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記背景画像信号の読み出しおよびA/D変換器への出力を停止し、このA/D変換器により前記動作状態検出手段からの検出値の変換が終了した後に前記A/D変換器への出力を再開する
ことを特徴とする請求項1ないし9いずれか記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、
動作状態検出手段からの検出値の変換中に前記背景画像信号の変換が要求された場合に、A/D変換器に前記動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換の後、A/D変換器に前記背景画像信号の変換を開始させる入力信号判別手段を具備している
ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、
制御手段は、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングし、
前記動作状態検出手段からの検出値の変換と前記背景画像信号の変換とが同時に要求された場合に、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、前記A/D変換器に前記動作状態検出手段からの検出値を変換させて前記背景画像信号の変換を無視し、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、前記A/D変換器に前記背景画像信号を変換させて前記動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備している
ことを特徴とする請求項1ないし11いずれか記載の負荷制御装置。 - 熱画像センサは、各素子での検出値との差分により熱源を検出するための背景画像信号を定期的に取得し、
制御手段は、A/D変換器での動作状態検出手段からの検出値の変換結果の差分値をモニタリングし、
前記背景画像信号の変換中に前記動作状態検出手段からの検出値の変換が要求された場合に、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けている状態では、前記A/D変換器による前記背景画像信号の変換を中断させて前記動作状態検出手段からの検出値を変換させ、この変換が終了した後に、前記背景画像信号の変換を再開させ、前記差分値が所定回数に亘って所定値以上変化し続けていない状態では、前記A/D変換器による前記背景画像信号の変換を継続させ、前記動作状態検出手段からの検出値の変換を無視してこの検出値の変換結果を前回の変換結果とする入力信号判別手段を具備している
ことを特徴とする請求項1ないし12いずれか記載の負荷制御装置。 - 動作状態検出手段と熱画像センサとのそれぞれの検出結果の格納に共用するメモリ
を具備していることを特徴とする請求項1ないし13いずれか記載の負荷制御装置。 - 請求項1ないし14いずれか記載の負荷制御装置と;
この負荷制御装置の作動回路と接続されて前記負荷制御装置により点灯制御される負荷としての光源と;
を具備していることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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