JP2009076008A - 通信料返還システム、電子マネー管理装置、通信料返還方法および通信料返還プログラム - Google Patents

通信料返還システム、電子マネー管理装置、通信料返還方法および通信料返還プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信料に含まれる無料通信分の未使用分を、ユーザが有効利用できるようにする。
【解決手段】通信料管理装置2は、通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額を記憶する繰越額記憶手段25と、繰越額記憶手段25を参照して所定の期間の繰越金額を算出する繰越額算出手段22と、電子マネー管理装置3から受信した請求額に基づいて繰越額記憶手段25を更新する繰越額更新手段23とを有し、電子マネー管理装置3は、電子マネーの利用履歴を記憶する利用履歴記憶手段37と、利用履歴記憶手段37の利用履歴の中から所定の商品の利用履歴を抽出して利用金額合計を算出する利用額算出手段32と、利用金額合計と繰越金額とを用いて通信料管理装置2への請求額を決定する請求額決定手段33と、利用履歴記憶手段37の電子マネーの残高に請求額を加算する残高更新手段34と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ端末の通信料のうち未使用通信分を、電子マネーとしてユーザに返還する通信料返還技術に関する。
携帯電話の料金プランとして、基本使用料の中に所定の無料通信分が含まれているものがある。そして、当月中に使い切れなかった未使用の無料通信分を、自動的に翌月以降に繰り越す繰り越しサービスがある(例えば、非特許文献1参照)。
"無期限くりこし"、[online]、[平成19年2月16日検索]、インターネット<URL:http://www.au.kddi.com/ryokin_waribiki/waribiki/kurikoshi.html>
繰り越しサービスには、繰り越せる期間や繰り越せる上限金額などの制限がある。そのため、繰り越しサービスにより、余った無料通信分を翌月以降に繰り越したとしても、ユーザは、繰り越した無料通信分を全て使い切ることができない場合がある。すなわち、繰り越せる期間が限られている場合は過去の無料通信分が期限切れとなったり、繰り越せる上限金額が設定されている場合は上限金額を超える部分はカットされるなど、無料通信分を有効利用できない場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、基本使用料に含まれる未使用の無料通信分を、ユーザが有効利用できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムであって、前記通信料管理装置は、通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額を記憶する繰越額記憶手段と、前記繰越額記憶手段を参照して所定の期間の繰越金額を算出し、算出した繰越金額を前記電子マネー管理装置に送信する繰越額算出手段と、前記電子マネー管理装置から受信した請求額に基づいて、前記繰越額記憶手段の繰越金額を更新する繰越額更新手段と、を有し、前記電子マネー管理装置は、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴記憶手段に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出手段と、前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定手段と、前記利用履歴記憶手段の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新手段と、を有する。
また、本発明は、ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムにおける電子マネー管理装置であって、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶手段と、前記利用履歴記憶手段に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出手段と、前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定手段と、前記利用履歴記憶手段の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新手段と、を有する。
また、本発明は、ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムが行う通信料返還方法であって、前記通信料管理装置は、通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額を記憶する繰越額記憶部と、処理部とを有し、前記処理部は、前記繰越額記憶部を参照して所定の期間の繰越金額を算出し、算出した繰越金額を前記電子マネー管理装置に送信する繰越額算出ステップと、前記電子マネー管理装置から受信した請求額に基づいて、前記繰越額記憶部の繰越金額を更新する繰越額更新ステップとを行い、前記電子マネー管理装置は、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶部と、処理部とを有し、前記利用履歴記憶部に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出ステップと、前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定ステップと、前記利用履歴記憶部の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新ステップとを行う。
また、本発明は、ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムにおける電子マネー管理装置が実行する通信料返還プログラムであって、前記電子マネー管理装置は、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶部と、処理部とを有し、前記処理部に、前記利用履歴記憶部に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出ステップと、前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定ステップと、前記利用履歴記憶部の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新ステップと、を実行させる。
本発明では、基本使用料に含まれる無料通信分を、電子マネーとしてユーザに返還することにより、未使用の無料通信分を無駄にすることなく有効利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された通信料返還システムの全体構成図である。図示する通信料返還システムは、ユーザが使用するユーザ端末1と、各ユーザ端末1の通信料を管理する通信料管理サーバ2と、各ユーザ端末1に入金(チャージ)された電子マネーを管理する電子マネー管理サーバ3とを有する。本実施形態のユーザ端末1には、電子マネーによる決済が可能な携帯電話を用いるものとする。
通信料管理サーバ2は、ユーザ端末1に対して通信サービスを提供する通信事業者のサーバであって、各ユーザ端末1の通信料金を管理する。なお、本実施形態の通信料金は、無料通信分を含む基本使用料(通信料)と、無料通信分を超えて利用した場合に発生する従量制の超過通信料との合計であるものとする。また、本実施形態では、基本使用料に含まれる無料通信分を当月中に使い切れなかった場合、未使用の無料通信分を所定の期間繰り越せるものとする。
図示する通信料管理サーバ2は、通信料管理部21と、繰越額算出部22と、繰越額更新部23と、通知部24と、繰越額DB25と、を有する。通信料管理部21は、各ユーザ端末1の通信時間を取得し、各ユーザ端末1の通信料金を算出する。また、通信料管理部21は、ユーザ端末1毎に、基本使用料に含まれる無料通信分のうち当月中に使いきれなかった未使用の無料通信分を繰越金額として所定のレートで換算し、当該繰越金額を繰越額DB25に設定する。
繰越額算出部22は、繰越額DB25を参照し、ユーザ端末1毎に所定の期間の繰越金額の合計を算出する。繰越額更新部23は、電子マネー管理サーバ3から受信した各ユーザ端末1の請求額に基づいて、繰越額DB25を更新する。通知部24は、電子マネー管理サーバ3から受信した電子マネーの残高と、繰越額DB25に記憶された繰越金額の合計とを、対応するユーザ端末1に通知する。繰越額DB25には、基本使用料に含まれる無料通信分のうち、未使用の無料通信分に相当する繰越金額が、ユーザ端末1毎に記憶される。なお、繰越額DB25については後述する。
電子マネー管理サーバ3は、電子マネー運営会社のサーバであって、ユーザ端末1にチャージ(入金)された電子マネーを管理する。図示する電子マネー管理サーバ3は、利用履歴登録部31と、利用額算出部32と、請求額決定部33と、残高更新部34と、残高送信部35と、キックバック算出部36と、利用履歴DB37と、利用額レートテーブル38と、キックバックレートテーブル39と、を有する。
利用履歴登録部31は、各加盟店端末4から送信される電子マネーの利用履歴データを、利用履歴DB37に登録する。利用額算出部32は、利用額レートテーブル38を用いて、利用履歴DB37に記憶された電子マネーの利用履歴の中から所定の商品の利用金額合計を算出する。請求額決定部33は、利用額算出部32が算出した利用金額合計と通信料管理サーバ2から受信した繰越金額の合計とに基づいて、通信料管理サーバ2への請求額を決定する。
残高更新部34は、請求額決定部33が算出した請求額に基づいて、利用履歴DB37の残高を更新する。残高送信部35は、利用履歴DB37の更新後の残高を通信料管理サーバ2に送信する。キックバック算出部36は、キックバックレートテーブル39を用いて、通信料管理サーバ2(通信事業者)にキックバックする手数料を算出する。
利用履歴DB37には、ユーザ端末1毎に、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高が記憶される。利用額レートテーブル38には、ユーザ端末1の基本使用料の繰越金額を使用可能な(充当可能な)商品と変換レートとが記憶されている。キックバックレートテーブル39には、通信事業者へのキックバック対象の商品と変換レートとが記憶されている。利用履歴DB37、利用額レートテーブル38およびキックバックレートテーブル39については後述する。
なお、本実施形態では、利用額レートテーブル38およびキックバックレートテーブル39は、電子マネー管理サーバ3が備えることとしたが、通信料管理サーバ2がこれらのテーブル38、39を備えることとしてもよい。また、電子マネー管理サーバ3および通信料管理サーバ2以外の外部サーバ(不図示)が、これらのテーブル38、39を備えることとしてもよい。
加盟店端末4は、電子マネー運営会社の電子マネーが利用可能な加盟店に設置された端末である。ユーザは、加盟店端末4にユーザ端末1を接触することにより、ユーザ端末1にチャージされた電子マネーを用いて商品やサービスを購入し、あるいはユーザ端末1に電子マネーをチャージすることができる。加盟店端末4は、電子マネーの利用履歴データ(日付、加盟店コード、商品コード、金額など)を電子マネー管理サーバ3に送信する。
なお、本実施形態の加盟店は、商品として物品だけでなくサービスもユーザに提供・販売するものとする。
次に、通信料管理サーバ2の繰越額DB25について説明する。
図2は、繰越額DB25の一例を示す図である。
図示する繰越額DB25は、ユーザ端末1の携帯電話番号201と、電子マネーID202と、繰越金額203と、繰越額合計204と、を有する。電子マネーID202は、各ユーザ端末1に一意に設定される電子マネーの識別情報である。繰越金額203には、各月ごとの繰越金額が設定される。本実施形態では3ヶ月繰越できるものとし、繰越金額203には、前月分、前々月分および前々々月分の繰越金額が設定されるものとする。繰越額合計204には、各繰越金額203の合計が設定される。
次に、電子マネー管理サーバ3の利用履歴DB37、利用額レートテーブル38およびキックバックレートテーブル39について説明する。
図3は、利用履歴DB37の各テーブルの一例を示す図である。
図示する利用履歴DB37は、図3(a)の利用履歴テーブルと、図3(b)の残高テーブルとを有する。利用履歴テーブルには、電子マネーID毎に、電子マネーの利用履歴データ(レコード)が記憶されている。利用履歴データとしては、日付、加盟店コード、商品コード、金額などが考えられる。残高テーブルには、電子マネーID毎に、電子マネーの残高が記憶されている。
加盟店端末4は、ユーザ端末1の電子マネーで決済またはチャージされた場合、図示する利用履歴データと、使用されたユーザ端末1の記憶部に記憶された電子マネーIDとを電子マネー管理サーバ3に送信する。電子マネー管理サーバ3の利用履歴登録部31は、各加盟店端末4から電子マネーIDと利用履歴データを受信し、利用履歴テーブルに記憶するとともに、残高テーブルの当該電子マネーIDの残高を更新する。
図4は、利用額レートテーブル38の一例を示す図である。
図示する利用額レートテーブル38は、加盟店コード401と、商品コード402と、上限金額403と、変換レート404とを有する。通信料返還システムの管理者は、ユーザ端末1の基本使用料の繰越金額を使用可能な(充当可能な)商品コード402およびその変換レート404などをあらかじめ利用額レートテーブル38に設定するものとする。商品コード402および変換レート404は必須項目である。
なお、加盟店コード401に、所定の加盟店コードが設定されている場合には、当該加盟店コードの加盟店で購入した商品コード402の商品のみに限定される。また、上限金額403に所定の上限金額が設定されている場合には、当該上限金額までが後述する利用金額の算出対象となる。
キックバックレートテーブル39は、図4に示す利用額レートテーブル38と同様のテーブルを用いることが考えられる。通信料返還システムの管理者は、通信料管理サーバ2(通信事業者)へキックバックする手数料の対象となる商品コード402およびその変換レート404などをあらかじめキックバックレートテーブル39に設定するものとする。
上記説明した、ユーザ端末1、通信料管理サーバ2、電子マネー管理サーバ3および加盟店端末4は、いずれも、例えば図5に示すようなCPU901と、メモリ902と、HDD等の外部記憶装置903と、キーボードやマウスなどの入力装置904と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置905と、ネットワーク接続するための通信制御装置906と、を備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。
例えば、ユーザ端末1、通信料管理サーバ2および電子マネー管理サーバ3の各機能は、ユーザ端末1用のプログラムの場合はユーザ端末1のCPU901が、通信料管理サーバ2用のプログラムの場合は通信料管理サーバ2のCPU901が、そして、電子マネー管理サーバ3用のプログラムの場合は電子マネー管理サーバ3のCPU901が、それぞれ実行することにより実現される。なお、通信料管理サーバ2の繰越額DB25には通信料管理サーバ2のメモリ902または外部記憶装置903が用いられる。また、電子マネー管理サーバ3の利用履歴DB37、利用額レートテーブル38およびキックバックレートテーブル39には電子マネー管理サーバ3のメモリ902または外部記憶装置903が用いられる。
次に、ユーザ端末1の繰越金額を、電子マネーとして返還する処理について説明する。
図6は、返還処理のフローチャートである。本実施形態では、1ケ月に1度、月次で図6に示す返還処理を行うものとする。なお、以下に示す返還処理では、2月初旬(または中旬)に処理を行った場合を例として説明する。
まず、通信料管理サーバ2の通信料管理部21は、ユーザ端末1毎に、基本使用料に含まれる無料通信分のうち前月中(1月中)に使い切れなかった未使用の無料通信分を、所定のレートで繰越金額に換算し、当該繰越金額を繰越額DB25に設定する。
そして、繰越額算出部22は、繰越額DB25を参照し、電子マネーID毎または携帯電話番号毎(ユーザ毎)に繰越金額の合計を算出し、繰越額DB25の繰越額合計204に設定する(S11)。本実施形態では3ヶ月繰り越せるため、繰越額算出部22は、過去3ケ月分(1月分、12月分、11月分)の繰越金額の合計を算出する。そして、繰越額算出部22は、繰越金額の合計がプラスとなっている各電子マネーIDおよび繰越金額の合計を、電子マネー管理サーバ3に送信する(S12)。
電子マネー管理サーバ3の利用額算出部32は、通信料管理サーバ2から受信した電子マネーID毎に、所定の商品の利用金額合計を算出する(S13)。すなわち、利用額算出部32は、対象となる電子マネーIDの前月分(1月分)の利用履歴を、利用履歴DB37の中から抽出し、利用額レートテーブル38に設定された商品コード各々の金額の合計を算出する。そして、利用額算出部32は、算出した各商品コードの合計金額に、利用額レートテーブル38に設定された対応する変換レートをそれぞれ乗算し、乗算後の各金額を加算して利用金額合計を算出する。
例えば、図4に示す利用額レートテーブル38の場合、商品コードがコードXの交換レートは100%で、商品コードがコードAの交換レートは10%である。そして、コードXの合計金額が3000円で、コードAの商品の合計金額が1000円の場合、利用額算出部32は、以下の式により利用金額合計を算出する。
(3000円×1)+(1000円×0.1)=3100円
なお、図4に示す利用額レートテーブル38のコードXの場合、加盟店コード401および上限金額403はともに未設定である。そのため、利用額算出部32は、コードXについて、どの加盟店コードであっても、またコードXの合計金額がいくらであっても、コードXの合計金額に変換レートを乗算し、コードXの利用金額合計を算出する。
また、コードAについては、上限金額403に5000円が設定されているため、利用額算出部32は、当該商品の合計金額が5000円を超えていた場合、5000円分に変換レートを乗算しコードAの利用金額合計を算出する。
そして、請求額決定部33は、電子マネーID毎に、S13で算出した利用金額合計とS12で通信料管理サーバ2が送信した繰越金額合計とを比較し、利用金額合計が繰越金額合計未満の場合は利用金額合計を、利用金額合計が繰越金額合計以上の場合は繰越金額合計を、請求額として決定する(S14)。そして、請求額決定部33は、決定した各請求額を電子マネーIDとともに通信料管理サーバ2に送信する。
通信料管理サーバ2の繰越額更新部23は、電子マネー管理サーバ3から受信した各電子マネーIDについて繰越額DB25を更新する。すなわち、繰越額更新部23は、繰越額DB25(図2参照)の対象となる電子マネーIDの繰越額合計204に設定された金額から対応する請求額を減算し、繰越額合計を更新する。その際に、繰越額更新部23は、古い月(前々々月:11月)の繰越金額から順に請求額を減算するものとする。例えば、図2の符号205の場合において、請求額が3100円の場合、繰越額更新部23は、繰越額合計を1900円にするとともに、11月および12月の繰越金額を0円および900円に更新する。
そして、繰越額更新部23は、繰越額DB25の更新処理が終了したこと電子マネー管理サーバ3に通知する。なお、通信料管理サーバ2の送金処理部(不図示)は、各請求額の合計金額を、電子マネー管理サーバ3(電子マネー運営会社)の口座に振り込むものとする。
そして、電子マネー管理サーバ3の残高更新部34は、S14で決定した各請求額に基づいて、利用履歴DB37の対応する電子マネーIDの残高を更新する(S16)。すなわち、残高更新部34は、利用履歴DB37(図3参照)の残高テーブルの残高に対応する請求額を加算するとともに、利用履歴テーブルに請求額が返還(チャージ)されたことを示すレコード301を追加する。そして、残高送信部35は、更新した各残高および対応する各電子マネーIDを通信料管理サーバ2に送信する(S17)。
通信料管理サーバ2の通知部24は、送信された電子マネーIDに対応するユーザ端末1各々に対し、送信された電子マネーの残高と、繰越額DB25に記憶された繰越金額の合計とを通知する(S18)。なお、通知部24は、メールやSMS(Short Message Service)などにより、ユーザ端末1に通知することが考えられる。メールで通知する場合、通信料管理サーバ2は、各ユーザ端末1のメールアドレスをメモリまたは外部記憶装置に記憶しているものとする。
次に、電子マネー管理サーバ3が、通信料管理サーバ2(通信事業者)に対して、所定の手数料をキックバックする処理を説明する。
電子マネー管理サーバ3のキックバック算出部36は、図6で説明した返還処理の後に、通信事業者への手数料を算出し、算出した手数料を通信料管理サーバ2(通信事業者)の口座に振り込む。すなわち、キックバック算出部36は、キックバックレートテーブル39を参照し、キックバックする手数料を算出する。
キックバックレートテーブル39は前述したとおり例えば図4に示す利用額レートテーブル38と同様のデータ構造であって、キックバックレートテーブル39にはキックバック対象の商品コード、キックバックの変換レートなどが設定されている。キックバック算出部36は、前述した利用金額合計処理(図6:S13)と同様に、通信料管理サーバ2から受信した電子マネーID毎に、キックバックレートテーブル39に設定された商品コード各々の合計金額を算出し、算出した合計金額にキックバックの変換レートを乗算し、乗算後の各合計金額を加算して手数料を算出する。そして、キックバック算出部36は、電子マネーID毎に算出した各手数料を合計し、通信事業者にキックバックする手数料を算出する。なお、電子マネー管理サーバ3の送金処理部(不図示)は、キックバック算出部36が算出した手数料を通信料管理サーバ2(通信事業者)の口座に振り込むものとする。
以上説明した本実施形態では、ユーザ端末1の通信サービスの基本使用料に含まれる無料通信分のうち未使用の無料通信分を、電子マネーとしてユーザに返還する。これにより、ユーザは、未使用の無料通信分を無駄にすることなく、有効に利用することができる。
また、本実施形態の電子マネー管理サーバ3は、各ユーザ(各電子マネーID)の電子マネーの利用履歴を管理し、過去に利用した所定の商品に対する電子マネーの利用金額に繰越金額を充当し、充当した分の金額を電子マネーとしてユーザに返還する。これにより、ユーザは、高額の基本使用料を毎月支払い未使用の無料通信分が毎月発生する場合であっても、所定の商品に電子マネーを利用する限り、未使用の無料通信分を無駄にすることなく有効に利用することができる。
また、本実施形態では、未使用の無料通信分の繰越金額を使用可能な(充当可能な)商品と変換レートとが記憶された利用額レートテーブル38を有する。これにより、電子マネー運営会社または通信事業者は、経営戦略に応じて柔軟に繰越金額に使用可能な商品や変換レートを設定することができる。例えば、電子マネー運営会社は、利用者の数が増えてもランニングコストがあまり増加しないようなサービスや商品については変換レートを100%にし、一方、製造原価の比率が高い物品(商品)については低い変換レートとすることで、資金の流出を抑えることが考えられる。
また、本実施形態では、ユーザ端末1に電子マネーの残高と繰越金額とを通知する。これにより、ユーザへのサービスを向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記実施形態のユーザ端末1は、電子マネーの利用が可能な携帯電話であるものとした。しかしながら、ユーザ端末1は、電子マネーの機能を持たない携帯電話であってもよい。この場合、ユーザは、携帯電話のほかに、プリペイド型電子マネー(ICカード)などを所有し、当該プリペイド型電子マネーを用いて加盟店で商品を購入する。
また、ユーザ端末1は、IP(Internet Protocol)電話サービスなどに使用されるPC(Personal Computer)を用いることとしてもよい。
本発明の一実施形態が適用された通信料返還システムの全体構成図である。 繰越額DBの一例を示す図である。 利用履歴DBの一例を示す図である。 利用額レートテーブルの一例を示す図である。 各装置のハードウェア構成例を示す図である。 通信料返還処理のフローチャートである。
符号の説明
1:ユーザ端末、2:通信料管理サーバ、21:通信料管理部、22:繰越額算出部、23:繰越額更新部、24:通知部、25:繰越額DB、3:電子マネー管理サーバ、31:利用履歴登録部、32:利用額算出部、33:請求額決定部、34:残高更新部、35:残高送信部、36:キックバック算出部、37:利用履歴DB、38:利用額レートテーブル、39:キックバックレートテーブル、4:加盟店端末

Claims (7)

  1. ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムであって、
    前記通信料管理装置は、
    通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額を記憶する繰越額記憶手段と、
    前記繰越額記憶手段を参照して所定の期間の繰越金額を算出し、算出した繰越金額を前記電子マネー管理装置に送信する繰越額算出手段と、
    前記電子マネー管理装置から受信した請求額に基づいて、前記繰越額記憶手段の繰越金額を更新する繰越額更新手段と、を有し、
    前記電子マネー管理装置は、
    電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶手段と、
    前記利用履歴記憶手段に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出手段と、
    前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定手段と、
    前記利用履歴記憶手段の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新手段と、を有すること
    を特徴とする通信料返還システム。
  2. 請求項1記載の通信料返還システムであって、
    前記通信料管理装置の繰越額更新手段は、前記電子マネー管理装置から受信した請求額を前記繰越額記憶部の繰越金額から減算して繰越金額を更新し、
    前記電子マネー管理装置の請求額決定部は、前記利用金額合計が前記通信料管理装置から送信された繰越金額未満の場合は前記利用金額合計を、前記利用金額合計が前記通信料管理装置から送信された繰越金額以上の場合は当該繰越金額を、請求額として決定すること
    を特徴とする通信料返還システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信料返還システムであって、
    前記電子マネー管理装置は、
    前記残高更新手段が前記請求額を加算後の電子マネーの残高を、前記通信料管理装置に送信する残高送信手段を、さらに有し、
    前記通信料管理装置は、
    前記残高送信手段が送信した電子マネーの残高と、前記繰越額記憶手段に記憶された更新後の繰越金額とを、前記ユーザ端末に通知する通知手段を、さらに有すること
    を特徴とする通信料返還システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信料返還システムであって、
    所定の商品と当該商品の変換レートとが設定されたレート記憶手段を、さらに有し、
    前記電子マネー管理装置の利用額算出手段は、前記利用履歴記憶手段に記憶された利用履歴の中から、前記レート記憶手段に記憶された商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計に前記変換レートを乗算し、乗算後の金額を利用金額合計とすること
    を特徴とする通信料返還システム。
  5. ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムにおける電子マネー管理装置であって、
    電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶手段と、
    前記利用履歴記憶手段に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出手段と、
    前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定手段と、
    前記利用履歴記憶手段の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新手段と、を有すること
    を特徴とする電子マネー管理装置。
  6. ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムが行う通信料返還方法であって、
    前記通信料管理装置は、通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額を記憶する繰越額記憶部と、処理部とを有し、
    前記処理部は、
    前記繰越額記憶部を参照して所定の期間の繰越金額を算出し、算出した繰越金額を前記電子マネー管理装置に送信する繰越額算出ステップと、
    前記電子マネー管理装置から受信した請求額に基づいて、前記繰越額記憶部の繰越金額を更新する繰越額更新ステップと、を行い、
    前記電子マネー管理装置は、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶部と、処理部とを有し、
    前記利用履歴記憶部に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出ステップと、
    前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定ステップと、
    前記利用履歴記憶部の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新ステップと、を行うこと
    を特徴とする通信料返還方法。
  7. ユーザ端末の通信料を管理する通信料管理装置と、電子マネー管理装置とを有する通信料返還システムにおける電子マネー管理装置が実行する通信料返還プログラムであって、
    前記電子マネー管理装置は、電子マネーの利用履歴および電子マネーの残高を記憶する利用履歴記憶部と、処理部とを有し、
    前記処理部に、
    前記利用履歴記憶部に記憶された利用履歴の中から、所定の商品の利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴の利用金額合計を算出する利用額算出ステップと、
    前記利用金額合計と、前記通信料管理装置が送信した通信料に含まれる無料通信分の未使用分に相当する繰越金額とを用いて、前記通信料管理装置への請求額を決定する請求額決定ステップと、
    前記利用履歴記憶部の電子マネーの残高に前記請求額を加算する残高更新ステップと、を実行させること
    を特徴とする通信料返還プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011186660A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Yasushi Sato 電子商取引システム、決済サーバ、およびプログラム

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