JP2009075445A - 表示パネルの製造装置及び表示パネルの製造方法 - Google Patents

表示パネルの製造装置及び表示パネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】点灯検査の効率を高めつつ、端材の貼合せ基板母材への落下を防止して、表示パネルの品質向上を図る。
【解決手段】貼合せ基板母材20を、点灯検査した後に各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する表示パネルの製造装置であって、第2基板母材22における第1基板母材21とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持機構27と、保持機構27に保持された貼合せ基板母材20の第2基板母材22における端子部14に対向する領域を分断し、端材28として除去する端材除去手段30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルの製造装置及び表示パネルの製造方法に関するものである。
例えば液晶表示パネルは、2枚のガラス基板をシール材を介して貼り合わせ、貼り合わせた内部に液晶を封入して構成されている。一方のガラス基板である素子基板には回路素子が形成されたパターンを、他方のガラス基板である対向基板にはカラーフィルタパターンが形成されている。
液晶表示装置の製作においては、一般に多数個取り、すなわち1枚のマザーガラス基板(以下、基板母材と称する)に複数パネル分の回路パターンを形成し、複数パネル分のカラーフィルタパターンが形成されたもう1枚の基板母材を、個々のパネル毎に形成したシール材を介して重ね合わせ、複数の液晶表示パネルが形成された貼り合わせマザーガラス基板(以下、貼合せ基板母材と称する)として構成される。
その後、貼合せ基板母材から1つ1つの液晶表示パネルに分割するセル切断工程を経て、個々の液晶表示パネルに形成した後、個々の液晶表示パネルの表示が正常に動作するかを検査する点灯検査を行う。このセル切断工程では、液晶表示を制御するための端子部を露出する必要から、複数の対向基板を含むガラス基板において、端子部に対向する領域を切断する。この切断には、特許文献1に開示されているように、カッターホイールを用いることが知られている。
点灯検査では、露出された端子部に検査装置に繋がっているプローブを接触させて信号の送受信を行い、液晶表示の正常動作確認を行う。このため、点灯検査では製造された液晶表示パネル一つ一つを検査装置に取り付けて検査している。
ところで、近年、液晶表示パネルの需要が多くなり、生産量の向上に合わせて基板母材が大形化している。それに伴って、貼合せ基板母材に形成される液晶表示パネルの数が多くなっている。特に、携帯電話等の小形液晶表示電子機器の普及に伴い、小形・中形サイズの液晶表示パネルの需要も増え、貼合せ基板母材に形成される液晶表示パネルの数も増大する傾向にある。したがって、貼合せ基板母材から個々の液晶表示パネルに切り出した後に点灯検査を行う従来の場合では、一度に切り出される液晶表示パネルの数が増えるために、点灯検査に至るまでのライン構成が複雑になっている。その結果、点灯検査に至るまでのハンドリングが頻雑になり、検査装置に至る装置コストの増大、又は人手の増員等が生じ、液晶表示パネルの製造コストを低下させることが難しくなっている。
そこで、特許文献2に記載されているように、貼合せ基板母材の状態で点灯検査することが知られている。すなわち、基板母材を互いに貼り合わせて貼合せ基板母材を形成した後に、一方の基板母材を部分的に切断除去して、点灯検査に必要な端子部を露出させる。その後、複数の端子部を一括してプローブに接触させて、貼合せ基板母材の状態で点灯検査を行うようにしている。
特開2000−219527号公報 特開2004−118135号公報
しかし、上記特許文献2の製造方法では、端子部を覆っていた基板母材の一部である端材を当該基板母材から吸着板等によって機械的に取り除くようにしているが、上記端材を確実に吸着して除去することは難しく、端材が吸着版から外れて上記基板母材の表面に落下してしまう虞れがある。その結果、貼合せ基板母材の表面が、落下した端材によって傷が付いてしまい、製品である液晶表示パネルの品質を低下させる問題がある。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、点灯検査の効率を高めつつ、端材の貼合せ基板母材への落下を防止して、表示パネルの品質向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、表面が鉛直下方に向けて保持された基板母材から、端材を分断して除去するようにした。
具体的に、本発明に係る表示パネルの製造装置は、複数の素子と該素子に接続された端子部とが複数のパネル形成領域毎にそれぞれ形成された第1基板母材と、該第1基板母材に貼り合わされた第2基板母材とを有する貼合せ基板母材を、点灯検査した後に各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する表示パネルの製造装置であって、上記第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持機構と、上記保持機構に保持された貼合せ基板母材の第2基板母材における上記端子部に対向する領域を、端材として除去する端材除去手段とを備えている。
上記端材除去手段は、上記第2基板母材に衝撃を与えることにより、上記端材を第2基板母材から離脱させて除去するように構成されていてもよい。
上記端材除去手段は、スクレーパーによって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去するように構成されていてもよい。
上記端材除去手段は、吸引機構によって、上記端材を第2基板母材から除去するように構成されていてもよい。
上記端材除去手段は、粘着部材によって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去するように構成されていてもよい。
また、本発明に係る表示パネルの製造方法は、複数の素子と該素子に接続された端子部とが複数のパネル形成領域毎にそれぞれ形成された第1基板母材と、該第1基板母材に貼り合わされた第2基板母材とを有する貼合せ基板母材を、点灯検査した後に各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する表示パネルの製造方法であって、上記第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持工程と、上記保持機構に保持された貼合せ基板母材の第2基板母材における上記端子部に対向する領域を、端材として除去する端材除工程とを備えている。
上記端材除去工程では、上記第2基板母材に衝撃を与えることにより、上記端材を第2基板母材から離脱させて除去してもよい。
上記端材除去工程では、スクレーパーによって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去してもよい。
上記端材除去工程では、吸引機構によって、上記端材を第2基板母材から除去してもよい。
上記端材除去工程では、粘着部材によって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去してもよい。
次に、本発明の作用について説明する。
貼合せ基板母材は、保持機構によって、第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面が鉛直下方を向いた状態で保持される。分断機構は、上記保持機構に保持された貼合せ基板母材の第2基板母材における上記端子部に対向する領域を、端材として除去する。そうして、露出した複数の端子部に検査信号を供給することによって、複数のパネル領域について一括して点灯検査を行う。その後、上記貼合せ基板母材を各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する。
端材は、第2基板母材に衝撃を与えることによっても、その第2基板母材から除去される。また、スクレーパー、吸引機構及び粘着部材の何れかによって除去することも可能である。
このように、第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面を鉛直下方に向けた状態で、端材を除去することにより、一端除去された端材は、重力によって第2基板母材から離れていくので、貼合せ基板母材の表面が落下する端材によって傷つくようなことはない。
本発明によれば、表面が鉛直下方に向けて保持された第2基板母材から、端材を分断して除去するようにしたので、一括して点灯検査を可能として、その検査の効率を高めることができると共に、端材の貼合せ基板母材への落下を防止して、表示パネルの品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図11は、本発明の実施形態1を示している。
図1は、端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。図2は、液晶表示パネルの概略構成を示す平面図である。図3は、液晶表示パネルの概略構成を示す断面図である。
図4は、貼合せ基板母材の外観を示す平面図である。図5は、図4におけるV−V線断面図である。図6及び図7は、貼合せ基板母材の分断ラインを示す説明図である。
また、図8は、吸着ステージ上に貼合せ基板母材が吸着された状態を示す断面図である。図9は、吸着ステージが反転した状態を示す断面図である。図10は、端材が除去された後にさらに反転した吸着ステージを示す断面図である。図11は、点灯検査工程におけるプローブと貼合せ基板母材を示す斜視図である。
まず、製造対象の表示パネルである液晶表示パネル5について、図2及び3を参照して説明する。液晶表示パネル5は、TFT基板10と、TFT基板10に対向して配置された対向基板11と、上記対向基板11及び上記TFT基板10の間に設けられた液晶層12とを備えている。対向基板11は、ガラス基板上に図示省略のカラーフィルタ、共通電極及びブラックマトリクス等が形成されて構成されている。また、液晶層12は、シール部材13によって上記各基板10,11の間に封止されている。
一方、TFT基板10は、ガラス基板上に複数の素子が形成された所謂アクティブマトリクス基板に構成されている。TFT基板には、図示を省略するが、表示の単位領域である画素が複数マトリクス状に配置されている。TFT基板10には、複数のゲート配線(図示省略)が互いに平行に延びて形成されている。また、TFT基板10には、複数のソース配線(図示省略)が互いに平行に形成されており、上記ゲート配線と直交するように配置されている。そのことにより、TFT基板10には、ゲート配線及びソース配線からなる配線が格子状にパターン形成されている。
各画素は、例えば、上記ゲート配線とソース配線とによって区画される矩形状の領域により形成されている。各画素には、液晶層を駆動するための画素電極(図示省略)が形成されている。また、各画素には、画素電極をスイッチング駆動する素子であるTFT(薄膜トランジスタ)がそれぞれ設けられている。TFTは、図示を省略するが、ゲート配線に接続されたゲート電極と、ソース配線に接続されたソース電極と、画素電極に接続されたドレイン電極とを備えている。
また、TFT基板10の一辺は、対向基板11から側方に延出した領域を有しており、この領域に上記ゲート配線及びソース配線から引き出された複数の端子からなる端子部14が形成されている。端子部には、FPC(フレキシブルプリント基板)等の駆動回路が実装され、上記端子部を介して各画素のTFTに制御信号を供給するようになっている。
次に、図4及び図5を参照して、貼合せ基板母材20について説明する。
貼合せ基板母材20は、互いに貼り合わされた一対のマザーガラスである第1基板母材21及び第2基板母材22を有している。第1基板母材21は複数のTFT基板10の集合体であり、第2基板母材22は複数の対向基板11の集合体である。
第1基板母材21及び第2基板母材22は、後に分断されることにより1つの液晶表示パネル5を構成するパネル形成領域25を複数有すると共に、これらのパネル形成領域25がマトリクス状に配置されている。すなわち、各パネル形成領域25には、複数の素子であるTFTと、TFTに接続された上記端子部14とがそれぞれ形成されている。また、第1基板母材21と第2基板母材22との間には、パネル形成領域25毎に、シール部材13によって封入された液晶層12が設けられている。
次に、上記液晶表示パネル5の製造装置1について説明する。
製造装置1は、貼合せ基板母材20を、点灯検査した後に各パネル形成領域25毎に個別に分断することにより、複数の液晶表示パネル5を製造するように構成されている。例えば図8〜図11に示すように、製造装置1は、第2基板母材22における第1基板母材21とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持機構である吸着ステージ27と、この吸着ステージ27に保持された貼合せ基板母材20の第2基板母材22における端子部14に対向する領域を、端材28として除去する端材除去手段30とを備えている。
吸着ステージ27は、図8及び図9に示すように、水平方向に延びる回転軸26を有している。そして、吸着ステージ27は、図8に示すように吸着面27aが上方を向いた正向き状態から、図9に示すように吸着面27aが鉛直下方を向いた逆向き状態に回動するように構成されている。吸着ステージ27の下方には、端材28を受け取るための端材容器29が配置されている。
端材除去手段30は、第2基板母材22に衝撃を与えることにより、端材28を第2基板母材22から離脱させて除去するように構成されている。本実施形態1における端材除去手段30は、空気を圧縮して吹き出すエアブロー部31と、吸引機構であるバキューム部32とにより構成されている。そうして、エアブロー部31から吹き出された空気流によって第2基板母材22に衝撃を与えて端材28を離脱させ、その端材28をバキューム部32によって吸引して保持するようになっている。その結果、端材28は第2基板母材22から除去されることとなる。
−製造方法−
上記液晶表示パネル5を製造する場合には、貼合せ基板母材20の形成工程と、貼合せ基板母材20を保持する保持工程と、端材除去工程と、点灯検査工程と、分断工程とを行う。
貼合せ基板母材20の形成工程では、マザーガラス基板にTFT等の素子や配線等を形成することによって第1基板母材21を製造する。一方、マザーガラス基板にカラーフィルタや共通電極等を形成することによって第2基板母材22を製造する。そうして、これら第1基板母材21又は第2基板母材22をパネル形成領域25毎にシール部材13を枠状に形成した後に液晶を滴下する。次に、これら第1基板母材21と第2基板母材22とを互いに貼り合わせることによって、各パネル形成領域25に液晶を封入し、貼合せ基板母材20を製造する。
次に、保持工程では、図8に示すように、製造装置1の吸着ステージ27の上面に貼合せ基板母材20を載置し、真空力によってこれを吸着保持する。このとき、吸着ステージ27は、正向き状態にあって吸着面27aが上方を向いている。続いて、図9に示すように、貼合せ基板母材20を吸着保持した状態で、吸着ステージ27を回転軸26周りに回動させて、その吸着面27aを鉛直下方に向けた逆向き状態にする。その結果、第2基板母材22における第1基板母材21とは反対側の表面が、鉛直下方に向いた状態で、貼合せ基板母材20が吸着ステージ27によって保持されることとなる。
その後、端材除去工程では、図6又は図7に示すように、第2基板母材22にカッターホイール等によって分断ライン(スクライブライン)36を形成し、第2基板母材22における端子部14に対向する領域を分断し、端材28として除去する。
端材28は、図6に示すように、各パネル形成領域25毎にそれぞれ除去してもよく、図7に示すように、一方向に並ぶ端材28同士を一体とし、1つの短冊状の端材として除去するようにしてもよい。本実施形態1では、図11に示すように、例えば、貼合せ基板母材20の幅と同じ幅を有する短冊状の端材28としてこれを除去する。
そして、図1に示すように、エアブロー部31によって第2基板母材22に衝撃を与え、バキューム部32によって端材28を除去する。すなわち、エアブロー部31によって端材28が形成されている領域に空気流を吹き付ける。さらに、バキューム部32をその端材28に近付けた状態で吸引させる。
そうすると、その空気流の衝撃によって端材28が第2基板母材22から離脱し、離脱した端材28がバキューム部32によって吸引して保持される。バキューム部32に保持されなかった端材28は、鉛直下方に落下して端材容器29に収容される。こうして、端材28を第2基板母材22から除去する。
次に、点灯検査工程では、図10に示すように、吸着ステージ27を回転軸26周りに回動させて逆向き状態から正向き状態に移動させる。そうして、横一列に露出した複数の端子部14に検査用のプローブ35を一括して接触させる。そうして、各端子部14に一括して検査用信号を供給し、各パネル形成領域25における表示状態を確認して点灯検査する。
次に、分断工程では、貼合せ基板母材20(つまり、第1基板母材21及び第2基板母材22)にカッターホイール等により分断ライン36を形成し、衝撃を与えることによって、複数の液晶表示パネル5をそれぞれ製造する。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、複数のパネル形成領域25を一括して点灯検査することができるため、その点灯検査の効率を高めることができる。そのことに加え、第1基板母材21とは反対側の表面が鉛直下方に向けて第2基板母材22を保持し、その保持状態の第2基板母材22から、端材28を分断して除去するようにしたので、端材28の貼合せ基板母材20への落下を防止して、液晶表示パネル5の品質を向上させることができる。
すなわち、第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面が鉛直下方に向いているので、第2基板母材22から離脱して除去された端材は、重力によって第2基板母材22から下方へ離れていく結果、貼合せ基板母材20の表面が落下する端材28によって傷つくことを防止できる。
したがって、バキューム部32によって、端材28が確実に保持されなかったとしても、貼合せ基板母材20の表面を傷つけることなく、その保持されなかった端材28を下方へ落下させて端材容器29に収容することができる。
《発明の実施形態2》
図12及び図13は、本発明の実施形態2を示している。
図12及び図13は、本実施形態2の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。尚、以降の各実施形態では、図1〜図11と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態1では、端材除去手段30として、エアブロー部31及びバキューム部32を適用したのに対し、本実施形態2ではスクレーパー38を適用したものである。
すなわち、製造装置1はスクレーパー38を備え、端材除去工程において、逆向き状態に吸着ステージ27によって保持された第2基板母材22から、端材28をスクレーパー38により引き剥がして除去する。このとき、図12及び図13で白矢印で示すように、スクレーパー38を第2基板母材22の表面に沿った水平方向に移動させる。尚、端材の除去を容易にする観点から、端材28は図7に示すように短冊状であることが好ましい。
したがって、この実施形態2によっても、第2基板母材22における第1基板母材21とは反対側の表面を鉛直下方に向けて端材28を除去できるため、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
《発明の実施形態3》
図14は、本発明の実施形態3を示している。
図14は、本実施形態3の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。
本実施形態3は、端材除去手段30として、流体噴射部39を適用したものである。流体噴射部39は、例えば、空気等の気体や、アルコール類や純水等の液体を噴射させることが可能である。特に、プロパノール等の揮発性を有するアルコール類を適用すれば、噴射後に貼合せ基板母材20に流体が残らない点で好ましい。
このように、本実施形態3によっても、流体噴射部39から噴射した流体によって端材28を第2基板母材22から除去させることができ、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
《発明の実施形態4》
図15は、本発明の実施形態4を示している。
図15は、本実施形態3の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。
本実施形態4は、端材除去手段30として、粘着ローラ機構41を適用したものである。粘着ローラ機構41は、支持部42と、支持部42に回転軸43によって軸支された粘着ローラ44とを備えている。粘着ローラ44の表面には、粘着部材である粘着材が設けられており、図15に示すように、逆向き状態に保持された第2基板母材22の表面に沿って、転動するようになっている。したがって、粘着ローラ機構41は、粘着ローラ44が第2基板母材22の表面を転動することにより、端材28を第2基板母材22から引き剥がして除去するように構成されている。
さらに、上記支持部42には、粘着ローラ44の表面に付着した端材28を除去するための爪部42aが形成されている。粘着ローラ44の表面に付着した端材28は、粘着ローラ44の回転により爪部42aに達した際に、この爪部42aによって粘着ローラ44の表面から引き剥がされる。引き剥がされた端材28は、下方へ落下して図示省略の端材容器に収容される。
したがって、本実施形態4によっても、粘着ローラ機構41によって端材28を第2基板母材22から除去することができ、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
尚、上記爪部42aの代わりに、より強力な粘着力を有する粘着材によって、上記粘着ローラ44から端材28を除去するようにしてもよい。
《発明の実施形態5》
図16及び図17は、本発明の実施形態5を示している。
図16は、粘着シートが貼り付けられた第2基板母材を示す断面図である。図17は、端材が粘着シートと共に引き剥がされた状態を示す第2基板母材の断面図である。
本実施形態5は、端材除去手段30として、粘着部材である粘着シート40を適用したものである。すなわち、図16に示すように、第2基板母材22における第1基板母材21とは反対側の表面に、粘着シート40を貼り付ける。その後、図17に示すように、粘着シート40を第2基板母材22の表面から引き剥がす。そのことにより、端材28は、粘着シート40と共に第2基板母材22から引き剥がされて除去される。
尚、粘着シート40を第2基板母材22の前面に貼り付けるようにすれば、各端材を一括して除去することが可能になる点で好ましい。
このとき、仮に、図17に示すように、端材28が確実に粘着シート40に付着せずに外れてしまったとしても、端材28は、下方に落下して端材容器に収容されることとなる。
このように、本実施形態5によっても、粘着シート40によって端材28を第2基板母材22から除去することができ、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
《発明の実施形態6》
図18及び図19は、本発明の実施形態6を示している。
図18は、分断ラインが形成されない状態で吸着ステージに保持された第2基板母材を示す断面図である。図19は、逆向き状態に保持された第2基板母材に対し、分断ラインを形成する工程を示す製造装置の断面図である。
上記実施形態1では、正向き状態の第2基板母材22に分断ラインを形成したのに対し、本実施形態6では、逆向き状態の第2基板母材22に分断ライン36を形成するようにしたものである。
本実施形態6における液晶表示パネルの製造装置1は、逆向き状態に保持された第2基板母材22に分断ライン36を形成するための分断ライン形成機構45を備えている。
分断ライン形成機構45は、図19に示すように、逆向き状態の第2基板母材22の表面に平行に移動する移動軸46と、移動軸46に対してその軸方向に移動可能に設けられたカッターホイール部47とを備えている。
そうして、カッターホイール部47の刃先が第2基板母材22の表面に接触した状態で移動軸46を移動させることにより、第2基板母材22に端材28を形成するための分断ライン36を形成するようになっている。そうして、分断ライン36を形成した後に、第2基板母材22に衝撃を加えることにより、第2基板母材22から端材28を除去する。
したがって、本実施形態6によると、上記実施形態1と同様の効果が得られることに加え、貼合せ基板母材20の反転時において、分断された端材28や基板表面上に残ったガラスカレット等が落下することを防止することができる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態では、貼合せ基板母材20の保持機構として、吸着ステージ27を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、貼合せ基板母材20の端辺を狭持する保持機構や、静電気力によって保持するステージ等の他の保持機構を適用することが可能である。
また、端材除去手段30について上述のように種々説明したが、本発明はこれらに限らず、その他に例えば、逆向き状態の第2基板母材22をゴム製のバー等により叩いて衝撃を与えることも可能である。
また、上記各実施形態では、表示パネルとして液晶表示パネルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば有機EL表示パネル等の他の表示パネルについても、同様に適用することができる。
以上説明したように、本発明は、表示パネルの製造装置及び製造方法について有用であり、特に、点灯検査の効率を高めつつ、端材の貼合せ基板母材への落下を防止して、表示パネルの品質向上を図る場合に適している。
図1は、本実施形態1の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。 図2は、液晶表示パネルの概略構成を示す平面図である。 図3は、液晶表示パネルの概略構成を示す断面図である。 図4は、貼合せ基板母材の外観を示す平面図である。 図5は、図4におけるV−V線断面図である。 図6は、貼合せ基板母材の分断ラインを示す説明図である。 図7は、貼合せ基板母材の分断ラインを示す説明図である。 図8は、吸着ステージ上に貼合せ基板母材が吸着された状態を示す断面図である。 図9は、吸着ステージが反転した状態を示す断面図である。 図10は、端材が除去された後にさらに反転した吸着ステージを示す断面図である。 図11は、点灯検査工程におけるプローブと貼合せ基板母材を示す斜視図である。 図12は、本実施形態2の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。 図13は、本実施形態2の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。 図14は、本実施形態3の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。 図15は、本実施形態4の端材を除去する工程を模式的に示す断面図である。 。図16は、粘着シートが貼り付けられた第2基板母材を示す断面図である。 図17は、端材が粘着シートと共に引き剥がされた状態を示す第2基板母材の断面図である。 図18は、分断ラインが形成されない状態で吸着ステージに保持された第2基板母材を示す断面図である。 図19は、逆向き状態に保持された第2基板母材に対し、分断ラインを形成する工程を示す製造装置の断面図である。
符号の説明
1 製造装置
5 液晶表示パネル
10 TFT基板
11 対向基板
14 端子部
20 基板母材
21 第1基板母材
22 第2基板母材
25 パネル形成領域
26 回転軸
27 吸着ステージ(保持機構)
28 端材
30 端材除去手段
31 エアブロー部(端材除去手段)
32 バキューム部(端材除去手段)
35 プローブ
36 分断ライン
38 スクレーパー(端材除去手段)
39 流体噴射部(端材除去手段)
40 粘着シート(端材除去手段)
41 粘着ローラ機構(端材除去手段)
44 粘着ローラ

Claims (10)

  1. 複数の素子と該素子に接続された端子部とが複数のパネル形成領域毎にそれぞれ形成された第1基板母材と、該第1基板母材に貼り合わされた第2基板母材とを有する貼合せ基板母材を、点灯検査した後に各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する表示パネルの製造装置であって、
    上記第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持機構と、
    上記保持機構に保持された貼合せ基板母材の第2基板母材における上記端子部に対向する領域を、端材として除去する端材除去手段とを備えている
    ことを特徴とする表示パネルの製造装置。
  2. 請求項1に記載された表示パネルの製造装置において、
    上記端材除去手段は、上記第2基板母材に衝撃を与えることにより、上記端材を第2基板母材から離脱させて除去するように構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造装置。
  3. 請求項1に記載された表示パネルの製造装置において、
    上記端材除去手段は、スクレーパーによって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去するように構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造装置。
  4. 請求項1に記載された表示パネルの製造装置において、
    上記端材除去手段は、吸引機構によって、上記端材を第2基板母材から除去するように構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造装置。
  5. 請求項1に記載された表示パネルの製造装置において、
    上記端材除去手段は、粘着部材によって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去するように構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造装置。
  6. 複数の素子と該素子に接続された端子部とが複数のパネル形成領域毎にそれぞれ形成された第1基板母材と、該第1基板母材に貼り合わされた第2基板母材とを有する貼合せ基板母材を、点灯検査した後に各パネル形成領域毎に個別に分断することにより、複数の表示パネルを製造する表示パネルの製造方法であって、
    上記第2基板母材における第1基板母材とは反対側の表面を、鉛直下方に向けた状態で保持する保持工程と、
    上記保持機構に保持された貼合せ基板母材の第2基板母材における上記端子部に対向する領域を、端材として除去する端材除工程とを備えている
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  7. 請求項6に記載された表示パネルの製造方法において、
    上記端材除去工程では、上記第2基板母材に衝撃を与えることにより、上記端材を第2基板母材から離脱させて除去する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  8. 請求項6に記載された表示パネルの製造方法において、
    上記端材除去工程では、スクレーパーによって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  9. 請求項6に記載された表示パネルの製造方法において、
    上記端材除去工程では、吸引機構によって、上記端材を第2基板母材から除去する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  10. 請求項6に記載された表示パネルの製造方法において、
    上記端材除去工程では、粘着部材によって、上記端材を第2基板母材から引き剥がして除去する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013189099A1 (zh) * 2012-06-20 2013-12-27 深圳市华星光电技术有限公司 液晶面板的制作装置及方法
CN114130914A (zh) * 2021-10-28 2022-03-04 桂林航天工业学院 一种单臂机器人冲压搬运设备

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