JP2009075306A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタは、使用時のレンズカバーの取り外し忘れや、持ち運ぶ際の専用ケースへの収納など、色々な不便さを有している。この課題の少なくとも一部を解決するためになされたものである。
【解決手段】プロジェクタ1は、カバー部10を備え、カバー部10は、第1カバー部20と第2カバー部30と固定部40と、を有し、カバー部10は、第1カバー部20が投写レンズ60の先端部を閉塞し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を本体1Aと固定することにより、プロジェクタ1のカバー機構として機能し、また、カバー部10は、第1カバー部20が投写レンズ60の先端部を開放し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を第1カバー部20の所定の位置に固定することにより、プロジェクタ1の脚および投写角度調整機構として機能する。
【選択図】図4
【解決手段】プロジェクタ1は、カバー部10を備え、カバー部10は、第1カバー部20と第2カバー部30と固定部40と、を有し、カバー部10は、第1カバー部20が投写レンズ60の先端部を閉塞し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を本体1Aと固定することにより、プロジェクタ1のカバー機構として機能し、また、カバー部10は、第1カバー部20が投写レンズ60の先端部を開放し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を第1カバー部20の所定の位置に固定することにより、プロジェクタ1の脚および投写角度調整機構として機能する。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、プロジェクタは、光源から射出された光束を画像情報に基づいて変調し、変調された光学像を投写レンズを介して、投写対象面(例えば、スクリーン)に投写している。また、プロジェクタは、投写レンズの先端部を覆うレンズカバーを有し、プロジェクタを使用しない場合には、レンズカバーを先端部に取り付けて(閉塞して)投写レンズを保護(レンズ面への塵埃の付着防止、レンズ面への物の接触による傷付き防止や破損防止など)している。なお、プロジェクタを使用する際には、レンズカバーを先端部から取り外して(開放して)使用する。また、プロジェクタには、本体の底面(プロジェクタを机上面などに載置する場合の机上面側となる面)に高さ(底面からの突出量)が調整できる脚が設置されており、ユーザは、脚の高さを調整(投写角度を調整)して、プロジェクタが画像を投写する際に、投写対象面内の所望する位置に画像を投写させている。
なお、特許文献1には、プロジェクタの本体に回動自在に軸支されて投写レンズの先端部に対して開放閉塞を行なうカバー部材を有し、カバー部材が、投写レンズの先端部を開放し所定の位置に位置することで、プロジェクタの脚およびチルト機構として機能するプロジェクタが開示されている。
従来のプロジェクタにおいて、プロジェクタを使用する際に、ユーザは、レンズカバーを取り外すことを忘れることがある。また、プロジェクタを持ち運ぶ際には、プロジェクタを保護するための専用ケースに収納する必要がある。このように従来のプロジェクタは、色々な不便さを有している。従って、このような不便さを改善してプロジェクタの利便性の向上を図ることが課題となっている。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)本適用例に係るプロジェクタは、投写レンズを介して画像を投写するプロジェクタであって、投写レンズの先端部を開放または閉塞するカバー部を備え、カバー部は、プロジェクタの本体に回動自在に軸支されて投写レンズの先端部を開放または閉塞する第1カバー部と、第1カバー部に回動自在に軸支される第2カバー部と、第2カバー部と本体との固定および第1カバー部と第2カバー部との固定を行なう固定部と、を有し、カバー部は、第1カバー部が投写レンズの先端部を閉塞し、固定部で第1カバー部に対して回動した第2カバー部を本体と固定することにより、プロジェクタのカバー機構として機能し、また、カバー部は、第1カバー部が投写レンズの先端部を開放し、固定部で第1カバー部に対して回動した第2カバー部を第1カバー部の所定の位置に固定することにより、プロジェクタの脚および投写角度調整機構として機能することを特徴とする。
このようなプロジェクタによると、カバー部を用いて、第1カバー部で投写レンズの先端部を閉塞し、固定部で第1カバー部に対して回動した第2カバー部を本体と固定することにより、カバー機構(投写レンズの保護)として機能するため、この状態で、プロジェクタを持ち運ぶことができる。従って、プロジェクタを持ち運ぶ際、従来の専用ケースと略同様にプロジェクタを保護することができるため、プロジェクタの利便性の向上を図ることができる。また、カバー部を用いて、第1カバー部が投写レンズの先端部を開放し、固定部で第1カバー部に対して回動した第2カバー部を第1カバー部と所定の位置に固定することにより、脚および投写角度調整機構として機能する。これにより、プロジェクタが画像を投写する際に、カバー部により、投写レンズの先端部を開放するため、従来の課題であったレンズカバーの取り外し忘れを防止できると共に、脚として機能してプロジェクタを載置面に安定して載置でき、また、投写角度調整機構として機能して投写角度の調整を行ない、ユーザの所望する位置に安定して画像を投写することができる。従って、プロジェクタの利便性の向上を図ることができる。
(適用例2)上記のプロジェクタであって、カバー部が、プロジェクタのカバー機構として機能する場合は、第2カバー部は、プロジェクタの本体の対応する領域を閉塞し、カバー部が、プロジェクタの脚および投写角度調整機構として機能する場合は、第2カバー部は、プロジェクタの本体の対応する領域を開放することが好ましい。
このようなプロジェクタによると、カバー部が、プロジェクタのカバー機構として機能する場合は、第2カバー部は、プロジェクタの本体の対応する領域を閉塞するため、第2カバー部により、プロジェクタの本体の対応する領域を保護するカバー機構として機能させることができる。また、カバー部が、プロジェクタの脚および投写角度調整機構として機能する場合は、第2カバー部は、プロジェクタの本体の対応する領域を開放することにより、プロジェクタの本体の対応する領域を使用することができる。従って、プロジェクタの利便性の向上を更に図ることができる。
(適用例3)上記のプロジェクタであって、固定部は、第2カバー部と第1カバー部との固定において、スライドさせて所定の位置に固定することが好ましい。
このようなプロジェクタによると、スライドさせて所定の位置に固定するため、投写角度を調整することが簡易となり、また、脚として、安定してプロジェクタを載置面(例えば、机上面など)に載置することができる。
(適用例4)上記のプロジェクタであって、カバー部は、プロジェクタの本体を所定の位置に固定する際、所定の位置に対応した投写角度を表示する投写角度表示部を有することが好ましい。
このようなプロジェクタによると、カバー部によりプロジェクタの本体を所定の位置に固定する際に、カバー部の有する投写角度表示部が表示する投写角度により、所定の位置に対応した投写角度を知ることができ、所定の位置を投写角度と関連付けて固定することができる。これにより、例えば、ユーザは、投写対象面に合わせてユーザの所望する所定の位置で固定部を固定(プロジェクタの本体を所定の位置で固定)した場合、その固定した所定の位置に対応する投写角度を投写角度表示部により知ることができる。また、例えば、前もって合わせたい投写角度がわかっている場合、投写角度表示部によりその投写角度に対応するように固定部を固定することで、ユーザの所望する投写角度でプロジェクタの本体を固定することができる。従って、ユーザがプロジェクタの本体の投写角度を調整する際、投写角度表示部に表示する投写角度を目安とすることができ、投写角度調整の簡易性を向上できる。
(適用例5)上記のプロジェクタであって、投写角度表示部に表示される角度情報を入力する入力部と、入力部に入力された角度情報に基づいて投写される画像の歪補正を行なう画像処理部と、を有することが好ましい。
このようなプロジェクタによると、ユーザは、投写角度を調整した後、投写角度表示部に表示される角度情報を入力部に入力することにより、画像処理部が入力された角度情報に基づいて投写する画像の歪補正を行なう。これにより、プロジェクタが投写した画像に対して、ユーザは、台形歪が低減された投写画像として視認することができる。これにより、プロジェクタの利便性の向上を図ることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタのカバー部をカバー機構として機能させた状態の説明図であり、図1(a)は斜視図であり、図1(b)は側面図である。図2は、プロジェクタのカバー部をカバー機構として機能させた状態での要部断面図であり、図2(a)は図1(a)のA部の断面図であり、図2(b)は図1(a)のB部の断面図である。図3は、投写角度表示部の説明図である。図1〜図3を参照して、プロジェクタ1の構成と動作を説明する。
図1に示すように、プロジェクタ1の本体1Aは、装置ケース2により外装が構成されている。そして、プロジェクタ1は、プロジェクタ1の本体1Aの前面部1aに、投写光学系(図5参照)を構成する投写レンズ60が突設されている。また、前面部1aには、本体1A内部の温まった空気を本体1A外部に排気する排気口3が設置されている。
また、本体1Aの上面部1bには、投写レンズ60の投写倍率調整を行なうズームレンズ調整レバー65(図4参照)や焦点調整を行なうフォーカスレンズ調整レバー66(図4参照)が開口部4の内部で投写レンズ60の筐体側面に突設されている。また、上面部1bには、開口部4に隣接して、入力部80(図5参照)を構成する入力キー81が設置されている。入力キー81は、入力キー81の頂点の高さが上面部1bから突出しない高さとなるように、上面部1bから一段下がった領域に設置されている。
なお、プロジェクタ1の本体1Aの背面部1cには、図示は省略するが、外部入力端子や、電源コネクタなどが設置されている。また、本体1Aの右側面部1dには、後述する固定部材41の係合突起412(図2参照)を係合して固定する固定孔5(図2、図4参照)が設置されている。また、本体1Aの左側面部1eには、図示は省略するが、本体1A内部の温まった構成各部を冷却するための外気を供給する吸気口や、プロジェクタ1を持ち運ぶための取っ手などが設置されている。また、本体1Aの底面部1fには、前面部1a側に2つおよび背面部1c側に1つの固定された固定脚90が各々設置されている。また、底面部1fには、図示は省略するが、本体1A内部の温まった構成各部を冷却するための外気を供給する吸気口や、光源ランプの交換時に開閉するランプ蓋なども設置されている。
次に、本実施形態の特徴となるカバー部10の構成を説明する。
カバー部10は、第1カバー部20と第2カバー部30と固定部40とを有して構成されている。第1カバー部20は、略長方形形状で板状に形成された第1カバー部材21を有して構成されている。そして、第1カバー部材21は、プロジェクタ1の本体1Aの前面部1a全体を略覆う面積を有している。
カバー部10は、第1カバー部20と第2カバー部30と固定部40とを有して構成されている。第1カバー部20は、略長方形形状で板状に形成された第1カバー部材21を有して構成されている。そして、第1カバー部材21は、プロジェクタ1の本体1Aの前面部1a全体を略覆う面積を有している。
また、本体1Aの前面部1aには、底面部1fと右側面部1dとの境界近傍に第1カバー軸支突起6が、また、底面部1fと左側面部1eとの境界近傍に第1カバー軸支突起7が、突設して形成されている。そして、この2つの第1カバー軸支突起6,7に第1カバー部材21の右側面部21dおよび左側面部21eの各々の一方の端部が挟まれる形態となる。そして、軸支ピン8が、第1カバー軸支突起6と右側面部21d、および、第1カバー軸支突起7と左側面部21eに各々圧入されている。これにより、第1カバー部材21は、本体1Aの第1カバー軸支突起6,7(軸支ピン8)を中心に回動自在に軸支されることになる。また、第1カバー部材21の右側面部21dの略中央部には、後述する固定部材41の係合突起412を係合して固定する固定孔211が設置されている。
第2カバー部30は、略長方形形状で板状に形成された第2カバー部材31を有して構成されている。そして、第2カバー部材31は、右側面部31dおよび左側面部31eの相対する一方の端部から軸支突起32,33が延設されている。この軸支突起32,33に、第1カバー部材21の右側面部21dおよび左側面部21eの各々の他方の端部が挟まれる形態となる。そして、軸支ピン9が、軸支突起32と右側面部21d、および、軸支突起33と左側面部21eに各々圧入されている。これにより、第1カバー部材21は、第2カバー部材31の軸支突起32,33(軸支ピン9)を中心に回動自在に軸支されることになる。逆に、第2カバー部材31は、第1カバー部材21に(第1カバー部材21に圧入された軸支ピン9を中心に)回動自在に軸支されることになる。また、第2カバー部材31の幅(右側面部31dから左側面部31eまでの長さ)は、本体1Aの幅(右側面部1dから左側面部1eまでの長さ)と略同一としている。
第2カバー部30には、本体1Aの固定孔5が設置される本体1Aの右側面部1dに対応する側となる右側面部31dに沿って、第2カバー部材31の上面部31bに凸形状を有し、後述する固定部40を移動可能に案内する固定案内部35が形成されている。この固定案内部35は、図2に示すように、右側面部31dに沿って長孔となる案内孔351が固定案内部35を貫通して形成されている。また、固定案内部35には、凸形状部において、右側面部31dの逆側の面部35eに、案内孔351を中心として一段窪んだ凹形状をなす案内溝352が形成されている。
また、固定案内部35の上面部35bには、プロジェクタ1の投写角度A(図4参照)を表示する投写角度表示部50が構成されている。なお、投写角度表示部50に関しては後述する。
次に、図2を参照(適宜、図1も参照)して、固定部40の構成を説明する。なお、図2(a)、図2(b)は、図1で示す状態(カバー部10をカバー機構として機能させた状態)において、A部とB部とを前面部1aに対して平行に切断して前面部1a側から視認した状態を示す断面図である。そして、図2(a)は、A部として、第2カバー部材31に形成した固定案内部35と、固定部40との固定構造を示し、図2(b)は、B部として、本体1Aに形成した固定孔5と、固定部40との固定構造を示している。
図1、図2に示すように、固定部40は、固定部材41と、固定ネジ42および固定ナット43とを有して構成されている。固定部材41は、略長板形状に形成され、図2(a)に示すように、一方の端部に、円形の挿通孔411が形成されている。この挿通孔411は、固定案内部35の案内孔351に対して固定ネジ42を通し、案内孔351から突出した固定ネジ42のネジ部422が挿通する孔となる。なお、挿通孔411を挿通したネジ部422は、固定ナット43と螺合することにより、固定部40が、固定案内部35に固定される。
また、固定部材41は、図2(b)に示すように、他方の端部に、固定孔5に挿し込まれて固定孔5と回動自在に係合する係合突起412を有して構成されている。
この係合突起412は、固定部材41の裏面から略紡錘形状で軸方向の中心部がえぐられた形状を有して突設されて形成されている。この係合突起412を固定孔5に挿し込むことにより、紡錘形状部分が、えぐられた中心部の方向に撓むことで固定孔5の内部に挿入される。これにより、固定部材41は、固定孔5に回動自在に固定される。なお、固定孔5から係合突起412を取り外す場合にも、紡錘形状部分が、えぐられた中心部の方向に撓むことで行なわれる。なお、固定孔5は、装置ケース2に形成されており、装置ケース2内側には、固定孔5と同心円で、紡錘形状部分を遊嵌する孔部51が形成されている。
また、固定部材41には、係合突起412の形成される部位に相対する表面に、略半円の板形状を有する把持部413が突設して形成されている。この把持部413を把持して係合突起412を固定孔5に挿し込んだり取り外したりする(着脱する)ことができる。
固定ネジ42は、矩形状のネジ頭421と、雄ネジが形成されたネジ部422とを有して構成されている。また、固定ナット43は、略円柱形状を有しており、一端部に固定ネジ42のネジ部422と螺合する雌ネジが形成されたネジ部431を有している。なお、固定ナット43の円柱側面は、凹凸形状(図示は省略)に加工されて、ユーザが指先で把持し易くさせている。ユーザは、この固定ナット43の円柱側面を把持して回転させることで、固定ネジ42と螺合させて固定部材41を固定案内部35に固定し、また逆に、固定ネジ42との螺合を若干解除させて固定部材41を固定案内部35に対して移動可能とさせることができる。
なお、図2(a)に示すように、固定案内部35での固定部40の固定は、固定案内部35の面部35e側から、固定ネジ42を案内孔351に挿入して、矩形状のネジ頭421を案内溝352内に位置させる。この案内溝352の溝幅は、ネジ頭421の矩形状の一辺の長さと略同一に設定している。ネジ頭421は、この状態で、案内溝352に沿って移動(スライド)可能となる。しかし、ネジ頭421は、案内溝352内では回転は不可能となる。
この状態で、固定部材41の挿通孔411を、ネジ部422を挿通させるように右側面部31d側から設置する。その後、固定ナット43のネジ部431を、固定部材41の挿通孔411を挿通したネジ部422に螺合させる。このようにして、固定部材41が、固定案内部35の右側面部31dと固定ナット43に挟まれ、固定案内部35に固定される。
なお、固定ネジ42は、ネジ頭421が案内溝352により回転不可となるため、固定ナット43を回動することで、固定部材41を固定したり、固定を緩めたりすることができる。
次に、図1を参照して、カバー部10をカバー機構として機能させる場合の、カバー部10のプロジェクタ1の本体1Aに対する位置関係を、カバー部10の操作手順を含めて説明する。なお、その場合、カバー部10の初期状態として、固定部材41の係合突起412は、フリー(どこにも固定されない)状態であり、また、固定部材41は固定案内部35の案内孔351に沿って移動(スライド)自在の状態とする。当然、固定ネジ42および固定ナット43も固定部材41の移動に伴って移動可能となる状態である。
最初に、第2カバー部材31を把持して、軸支突起32,33に軸支される第1カバー部材21を、第1カバー軸支突起6,7を中心に回動させることにより、第1カバー部材21が本体1Aの前面部1aを略覆う位置に位置させる。続いて、第2カバー部材31を本体1Aの上面部1bに載置する。その後、固定案内部35に移動可能に固定される固定部材41を移動させて、固定部材41の係合突起412を固定孔5に挿し込む。
その後、固定ナット43または固定部材41を把持して、固定案内部35の案内孔351に沿って移動させ、固定ナット43の略中心部が固定案内部35の上面部35bに形成した投写角度表示部50に表示される所定の位置に位置させる。本実施形態では、図3に示す投写角度表示部50において、投写角度表示部50の「S」の位置に対して、固定ナット43の略中心部を位置させる。この状態で、固定ナット43を回転することにより固定部材41を固定案内部35に固定する。
以上の動作により、カバー部10をカバー機構として機能させる場合の、カバー部10のプロジェクタ1の本体1Aに対する位置に固定することができる。
以上の動作により、カバー部10をカバー機構として機能させる場合の、カバー部10のプロジェクタ1の本体1Aに対する位置に固定することができる。
この状態により、カバー部10はカバー機構として機能し、図1(a)に示すように、第1カバー部材21は、前面部1aに突設される投写レンズ60の先端部や排気口3などを覆う(閉塞する)形態となる。また、図1(b)に示すように、第2カバー部材31は、上面部1bに載置される形態となり、本実施形態では、本体1Aの第2カバー部材31に対応する領域となる開口部4や入力キー81を覆う(閉塞する)形態となる。
なお、この状態において、図1(b)に示すように、第1カバー部材21の本体1A側に対向する面と投写レンズ60の先端部とは若干の隙間を有している。また、この状態では、図1(b)に示すように、第2カバー部材31と固定部材41とは略直角の位置となるように設定されている。また、図1(b)に示すように、カバー部10をカバー機構として機能させた状態で、プロジェクタ1を載置面Mなどに載置する場合、本体1Aの底面部1fに設置した固定脚90が載置面Mと接触し、プロジェクタ1の本体1Aを支えることになる。
図3を参照して、投写角度表示部50に関して説明する。
投写角度表示部50は、固定案内部35の上面部35bに形成されている。本実施形態では、投写角度表示部50として、固定案内部35の上面部35bに印刷手段により印刷されて形成されている。また、投写角度表示部50は、カバー部10を投写角度調整機構として機能させる場合の投写角度A(図4参照)を印刷して表示している。ユーザは、所望する投写角度Aに設定した場合、固定ナット43の中心部が、投写角度表示部50の示す数値のどの位置に位置しているかを確認することで、設定した投写角度Aを知ることができる。また、逆に、ユーザは、所望する投写角度Aとなるように、投写角度表示部50の示す投写角度Aを視認しながら固定ナット43の中心部を合わせることで設定することもできる。
投写角度表示部50は、固定案内部35の上面部35bに形成されている。本実施形態では、投写角度表示部50として、固定案内部35の上面部35bに印刷手段により印刷されて形成されている。また、投写角度表示部50は、カバー部10を投写角度調整機構として機能させる場合の投写角度A(図4参照)を印刷して表示している。ユーザは、所望する投写角度Aに設定した場合、固定ナット43の中心部が、投写角度表示部50の示す数値のどの位置に位置しているかを確認することで、設定した投写角度Aを知ることができる。また、逆に、ユーザは、所望する投写角度Aとなるように、投写角度表示部50の示す投写角度Aを視認しながら固定ナット43の中心部を合わせることで設定することもできる。
図4は、本実施形態に係るプロジェクタのカバー部を脚および投写角度調整機構として機能させた状態の説明図であり、図4(a)は斜視図であり、図4(b)は側面図である。図4を参照して、カバー部10を脚および投写角度調整機構として機能させる場合の、カバー部10のプロジェクタ1の本体1Aに対する位置関係を、カバー部10の操作手順を含めて説明する。なお、その場合、カバー部10の初期状態として、図1に示した、カバー部10がカバー機構として機能している状態とする。
最初に、固定部材41の把持部413を把持して引っ張ることにより、固定孔5から係合突起412(図2参照)を引き抜く。次に、固定ナット43を把持して回転させ、固定ネジ42(図2参照)との固定を緩める。これにより、固定部材41(固定ネジ42、固定ナット43を含む)は、固定案内部35の案内孔351に沿って移動自在の状態となる。
次に、本体1Aの上面部1bを覆っていた第2カバー部材31を把持して持上げ、第2カバー部材31が、本体1Aの底面部1f側にくるように回転させる。この第2カバー部材31の回転(移動)に伴い、第2カバー部材31を回動自在に軸支する第1カバー部材21が、第1カバー軸支突起6,7(軸支ピン8)を中心に回転する。これにより、第2カバー部材31が第1カバー部材21に対して折り返された形態となる。また、これにより、第2カバー部材31は、開口部4や入力キー81を開放する状態となる。また、第1カバー部材21は、投写レンズ60の先端部や排気口3などを開放する状態となる。
この状態で、固定部材41の把持部413を把持して、第1カバー部材21の右側面部21dに形成された固定孔211に、係合突起412を挿し込む。これにより、固定部材41は、固定孔211と回動自在に固定される。次に、プロジェクタ1の電源を投入し、プロジェクタ1を起動させ、投写レンズ60から投写画像を投写させる。この投写画像を投写対象面(例えば、スクリーン)に投写させながら、固定ナット43を把持し、ユーザの所望する位置に投写画像が投写されるように、固定ナット43を案内孔351に沿って移動させる。この移動に伴い、固定部材41および固定ネジ42が移動する。
なお、固定ナット43を移動する際は、第2カバー部材31の裏面部31fが載置面M(本実施形態では机上面)に接触するように、また、本体1Aの底面部1fに設置される背面部1c側の固定脚90を支点として、固定ナット43を載置面Mに押し付けるように移動することが必要である。以上の操作により投写角度Aが決まった場合、固定ナット43を回転させて、固定ネジ42および固定部材41を、固定案内部35に固定することで、投写角度調整が完了する。
なお、図4(b)に示すように、投写角度Aは、プロジェクタ1の光軸Lと載置面Mとのなす角度である。また、この時、上述したように、プロジェクタ1は、底面部1fの背面部1c側に設置した固定脚90と第2カバー部材31の裏面部31fが載置面Mに接して、プロジェクタ1の本体1Aが固定され、カバー部10がプロジェクタ1の本体1Aを支える脚として機能する。これにより、投写角度調整が完了した後の投写画像は、ユーザの所望する位置に安定して投写される。
図4に示すように、ユーザが、投写角度調整を行なって、カバー部10をプロジェクタ1の本体1Aに固定した状態(投写角度調整を完了させた状態)での、投写角度表示部50と固定ナット43との状態が図3に示される状態である。図3に示すように、本実施形態では、固定ナット43の中心位置は、投写角度表示部50に示す数値「15」の位置となっている。これは、投写角度Aは、約15°であることを示している。
なお、本実施形態では、プロジェクタ1の投写角度Aの範囲を、5°から25°の範囲として設定可能としており、投写角度Aに対応する位置を、図3に示すように、投写角度表示部50に表示している。しかし、この投写角度範囲に限定されることはなく、適宜、投写角度範囲を狭めたり広げたりすることができる。その場合、カバー部10を構成する各部材の形状や位置関係を適宜変更することで対応できる。
図5は、プロジェクタ1の回路系および光学系の概略構成図である。図6は、投写対象面に投写された画像の説明図であり、図6(a)は歪補正されていない状態の図であり、図6(b)は歪補正された状態の図である。図5、図6を参照して、回路系および光学系の構成および動作を説明する。また、本実施形態での特徴となる歪補正に関して説明する。
図5に示すように、プロジェクタ1は、入力された画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部100と、光変調素子としての液晶パネル140の仕様に合わせてデジタル信号を縮小や拡大(スケーリング)処理する画像処理部110と、を備えている。また、プロジェクタ1は、液晶パネル140に表示するために画像処理されたデジタル信号を変換する液晶パネル駆動部120とを備えている。また、プロジェクタ1は、ユーザがプロジェクタ1の操作を行なうための入力部80を備えている。
そして、光束を射出する光源(光源ランプ)や射出された光束を偏光変換および色分離する光学素子を有する照明光学系130と、光変調を行なう液晶パネル140と、液晶パネル140からの透過光を色合成し、その合成光を拡大投写する投写光学系としての投写レンズ60とを備えている。また、これらの動作のタイミングなどを含め、動作全体を制御する制御部70を備えている。
投写光学系としての投写レンズ60は、投写対象面(例えば、スクリーン)に投写された画像に対して、その画像サイズを拡大・縮小(投写倍率調整)するためのズームレンズ61と、投写された画像の焦点調整を行なうフォーカスレンズ62とを有して構成されている。なお、ズームレンズ61およびフォーカスレンズ62は、それぞれ複数枚のレンズにより構成されている。そして、ズームレンズ61は、本実施形態では、ズームレンズ調整レバー65(図4参照)を手動で回動させることにより投写倍率調整を行なう。また、フォーカスレンズ62は、本実施形態では、フォーカスレンズ調整レバー66(図4参照)を手動で回動させることにより焦点調整を行なう。
制御部70は、各種制御プログラムに基づいて演算処理およびシステム全体を制御するCPU71と、予めCPU71の制御プログラムや、各種テーブルを記憶しているROM72と、ROM72などから読み出したデータやCPU71の演算過程で必要な演算結果を記憶するRAM73などで構成されている。また、これらは、データを転送するための信号線であるバスにより、相互にデータ授受可能に接続されている。
ここで、歪補正に関して説明する。
本実施形態では、カバー部10によりプロジェクタ1の投写角度調整を行なった場合、投写角度表示部50に表示される角度情報を入力部80に入力することにより、プロジェクタ1は歪補正を行なうことができる。
本実施形態では、カバー部10によりプロジェクタ1の投写角度調整を行なった場合、投写角度表示部50に表示される角度情報を入力部80に入力することにより、プロジェクタ1は歪補正を行なうことができる。
入力部80への角度情報の入力は、本実施形態の場合、角度情報として投写角度Aを数値で入力する。詳細には、図3に示すように、投写角度Aが約15°であるため、角度情報として数値「15」を入力キー81を用いて入力部80へ入力する。
入力部80に入力された角度情報に基づいて、制御部70のCPU71は、ROM72内に記憶する投写角度Aと歪補正量との関係を示すテーブルを読み込む。そして、CPU71は取得した投写角度Aと比較して対応する歪補正量を決定する。そして、CPU71は、決定した歪補正量に対応した信号を画像処理部110に出力する。画像処理部110は、CPU71から出力された信号に基づいて投写する画像データに対して歪補正を実行する。このような動作により、投写対象面に投写される画像は、ユーザが入力した投写角度Aに応じて歪補正された略矩形形状の投写画像とすることができる。
本実施形態では、カバー部10を用いてプロジェクタ1の投写角度調整を行なった場合、その時点での投写対象面に投写された画像は、図6(a)に示すように、画像の両サイドに投写角度Aによる歪(本実施形態では、上側が広く、下側が狭くなる台形歪)を有した画像G1となる。しかし、上述したように、ユーザが、プロジェクタ1の投写角度調整を行なった後、本実施形態では、投写角度Aの角度情報として入力部80に数値「15」を入力する。これにより、図6(b)に示すように、プロジェクタ1は、投写角度A(15°)に対応した歪補正がなされた矩形状の画像G2として投写を行なうため、ユーザは、正常な画像として視認することができる。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1は、カバー部10を用いて、第1カバー部20(第1カバー部材21)で投写レンズ60の先端部を閉塞し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を本体1Aと固定する。これにより、カバー部10が、カバー機構として機能するため、本実施形態では、投写レンズ60の先端部や排気口3に塵埃が付着することを低減することができ、また、耐磨耗性や耐擦傷性を向上させることができる。また、カバー部10でプロジェクタ1の本体1Aをカバーすることにより、従来の専用ケースと略同様にプロジェクタ1を保護することができるため、プロジェクタ1の保管や、プロジェクタ1の持ち運びを行なうことができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を図ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1は、カバー部10を用いて、第1カバー部20(第1カバー部材21)で投写レンズ60の先端部を閉塞し、固定部40で第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を本体1Aと固定する。これにより、カバー部10が、カバー機構として機能するため、本実施形態では、投写レンズ60の先端部や排気口3に塵埃が付着することを低減することができ、また、耐磨耗性や耐擦傷性を向上させることができる。また、カバー部10でプロジェクタ1の本体1Aをカバーすることにより、従来の専用ケースと略同様にプロジェクタ1を保護することができるため、プロジェクタ1の保管や、プロジェクタ1の持ち運びを行なうことができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を図ることができる。
(2)本実施形態のプロジェクタ1は、カバー部10が、プロジェクタ1のカバー機構として機能する場合、第2カバー部30(第2カバー部材31)は、プロジェクタ1の本体1Aの対応する領域となる入力部80や開口部4を閉塞する。そのため、第2カバー部30は、プロジェクタ1の本体1Aの対応する領域(入力部80や開口部4)を保護するカバー機構として機能させることができ、従来の専用ケースと略同様にプロジェクタ1を保護することができるため、プロジェクタ1の保管や、プロジェクタ1の持ち運びを行なうことができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を図ることができる。
また、カバー部10が、プロジェクタ1の脚および投写角度調整機構として機能する場合、第2カバー部30は、プロジェクタ1の本体1Aの対応する領域(入力部80や開口部4)を開放することにより、プロジェクタ1の入力部80や開口部4を使用することができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を更に図ることができる。
また、カバー部10が、プロジェクタ1の脚および投写角度調整機構として機能する場合、第2カバー部30は、プロジェクタ1の本体1Aの対応する領域(入力部80や開口部4)を開放することにより、プロジェクタ1の入力部80や開口部4を使用することができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を更に図ることができる。
(3)本実施形態のプロジェクタ1は、カバー部10を用いて、第1カバー部20が投写レンズ60の先端部を開放し、ユーザが設定した所望の位置(所定の位置)となるように、第1カバー部20に対して回動した第2カバー部30を、第1カバー部20に、固定部40で固定することにより、脚および投写角度調整機構として機能する。これにより、プロジェクタ1が画像を投写する際に、カバー部10により、投写レンズ60の先端部を開放するため、従来の課題であったレンズカバーの取り外し忘れを防止できる。また併せて、脚として機能してプロジェクタ1を載置面Mに安定して載置でき、また、投写角度調整機構として機能して投写角度Aの調整を行ない、ユーザの所望する位置に安定して画像を投写することができる。従って、プロジェクタ1の利便性の向上を図ることができる。
(4)本実施形態のプロジェクタ1は、第2カバー部30と第1カバー部20との固定において、固定部40により、スライドさせて所定の位置に固定できるため、投写角度Aを調整することが簡易となり、また、脚として、安定してプロジェクタ1を載置面Mなどに載置することができる。
(5)本実施形態のプロジェクタ1において、カバー部10(第2カバー部材31)は、プロジェクタ1の投写角度Aを表示する投写角度表示部50を有している。そして、固定部40の固定ナット43の中心位置により、固定した場合の投写角度Aを知ることができる。そのため、ユーザがプロジェクタ1の投写角度Aを調整する際の目安とすることができ、投写角度調整の簡易性を向上できる。なお、本実施形態では、カバー部10を固定することにより、プロジェクタ1の本体1Aを固定した際、固定ナット43の中心位置により、投写角度Aを確認して入力部80に角度情報として入力することができる。
(6)本実施形態のプロジェクタ1は、投写角度表示部50に表示される角度情報を入力する入力部80と、入力部80に入力された角度情報に基づいて投写される画像の歪補正を行なう画像処理部110と、を有する。そして、ユーザは、投写角度Aを調整した後、投写角度表示部50に表示される角度情報として投写角度Aを入力部80に入力することにより、画像処理部110が入力された角度情報に基づいて投写する画像の歪補正を行なう。これにより、プロジェクタ1が投写した画像に対して、ユーザは、台形歪が低減された画像G2として視認することができる。これにより、プロジェクタ1の利便性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態のプロジェクタ1において、第2カバー部30(第2カバー部材31)は、プロジェクタ1の入力部80や開口部4に対してカバー機能を有している。しかし、これに限らず、第2カバー部材31は、第1カバー部20に回動自在に軸支される軸支突起32,33や固定案内部35が構成されていれば良く、入力部80や開口部4に対してカバー機能を有さなくても良い。
(変形例2)前記実施形態のプロジェクタ1において、カバー部10を構成する固定部40は、固定ナット43を完全に固定ネジ42から外すことができる(固定部材41、固定ネジ42および固定ナット43が分離できる)構造となっている。しかし、固定ナット43は、固定部材41が案内孔351に沿って移動可能となる程度は緩めることができ、完全に固定ネジ42から外すことができない構造とすることで、固定部40の移動や固定における作業性の向上を更に図ることができる。
(変形例3)前記実施形態のプロジェクタ1において、カバー部10の一般的な操作の例(前もって投写角度Aがわかっていない場合の例)を示している。しかし、前もって所定の位置となる投写角度Aがわかっている場合には、その投写角度Aとなるように、固定ナット43の中心位置を、投写角度表示部50に表示される所定の位置に固定ナット43を案内孔351に沿って移動する。そして、固定ナット43を所望する位置に合わせた後、固定ナット43を回転させて、固定ネジ42および固定部材41を、固定案内部35に固定することでも良い。これにより、所望する所定の位置(投写角度A)に簡単に合わせ込むことができる。従って、投写角度表示部50により、ユーザがプロジェクタ1の投写角度Aを調整する際の目安とすることができ、投写角度調整の簡易性を向上できる。
(変形例4)前記実施形態のプロジェクタ1において、プロジェクタ1とは別体で、プロジェクタ1の操作を行なうためのリモコン装置(リモートコントローラ)を設け、そのリモコン装置からの信号を受信して制御部70に信号を送るリモコン制御部とをプロジェクタ1の本体1Aに備えても良い。これにより、ユーザは入力部80から角度情報を入力できるばかりでなく、リモコン装置からも角度情報を入力することができ、プロジェクタ1の操作性の向上を図ることができる。
(変形例5)前記実施形態のプロジェクタ1において、投写角度表示部50に表示される投写角度A(角度情報)として、投写角度Aを数値で示している。しかし、数値ではなく、角度のレベルを示しても良い。そして、入力部80に角度情報を入力するには、そのレベルを示す文字を入力することで、歪補正を行なわせても良い。その際、ROM72に記憶するテーブルは、レベルを示す文字と補正量との対応を示すテーブルに適宜変更する。
(変形例6)前記実施形態のプロジェクタ1において、第1カバー部材21や第2カバー部材31は、プラスチック材料で成形されている。しかし、これに限らず、第1カバー部材21および第2カバー部材31がカバー機構として機能する領域は、別の材質(例えば、金属材料、紙材料、革(本革・合成皮革)材料、木材など)で構成することにより、カバー部10のデザインの自由度を向上させることができる。
(変形例7)前記実施形態のプロジェクタ1において、固定案内部35および固定部40は、第2カバー部材31の右側面部1d側に1つ設置している。しかし、これに限らず、第2カバー部材31の左側面部1e側にも設置しても良い。このような構成にすることにより、カバー部をカバー機構や脚機構として更に安定して機能させることができる。
(変形例8)前記実施形態のプロジェクタ1の光学系において、光変調素子としての液晶パネル140は、透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルなど、反射型の光変調素子を用いることも可能である。
(変形例9)前記実施形態のプロジェクタ1の光学系において、光変調素子としての液晶パネル140を用いている。しかし、これに限らず、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調素子などを用いても良い。なお、マイクロミラー型光変調素子としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を用いることができる。
(変形例10)前記実施形態のプロジェクタ1の光学系において、光変調素子としての液晶パネル140は、説明を省略したが3つの液晶パネルを用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用しても良い。また、コントラストを向上するための液晶パネルを追加して採用しても良い。
(変形例11)前記実施形態のプロジェクタ1は、フロントタイプのプロジェクタとして本発明を適用しているが、投写対象面としてのスクリーンを一体で有するリアタイプのプロジェクタにも適用できる。
(変形例12)前記実施形態のプロジェクタ1の光学系において、照明光学系130を構成する光源は、放電式ランプ、LED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)などを用いることができる。
なお、本発明を実施するための最良の形態を、上記記載で開示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示し、かつ、説明しているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に対し、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形(変更ならびに改良)を加えることができるものである。従って、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形を加えることにより実施する場合も本発明に含まれるものである。
1…プロジェクタ、1A…本体、1a…前面部、1b…上面部、2…装置ケース、3…排気口、4…開口部、5…固定孔、6,7…第1カバー軸支突起、8,9…軸支ピン、10…カバー部、21…第1カバー部材、30…第2カバー部、31…第2カバー部材、32,33…軸支突起、35…固定案内部、40…固定部、41…固定部材、42…固定ネジ、43…固定ナット、50…投写角度表示部、60…投写レンズ、70…制御部、71…CPU、72…ROM、80…入力部、110…画像処理部、211…固定孔、351…案内孔、352…案内溝、411…挿通孔、412…係合突起、413…把持部。
Claims (5)
- 投写レンズを介して画像を投写するプロジェクタであって、
前記投写レンズの先端部を開放または閉塞するカバー部を備え、
前記カバー部は、前記プロジェクタの本体に回動自在に軸支されて前記投写レンズの前記先端部を開放または閉塞する第1カバー部と、当該第1カバー部に回動自在に軸支される第2カバー部と、当該第2カバー部と前記本体との固定および前記第1カバー部と前記第2カバー部との固定を行なう固定部と、を有し、
前記カバー部は、前記第1カバー部が前記投写レンズの前記先端部を閉塞し、前記固定部で前記第1カバー部に対して回動した前記第2カバー部を前記本体と固定することにより、前記プロジェクタのカバー機構として機能し、
また、前記カバー部は、前記第1カバー部が前記投写レンズの前記先端部を開放し、前記固定部で前記第1カバー部に対して回動した前記第2カバー部を前記第1カバー部の所定の位置に固定することにより、前記プロジェクタの脚および投写角度調整機構として機能することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記カバー部が、前記プロジェクタの前記カバー機構として機能する場合は、前記第2カバー部は、前記プロジェクタの前記本体の対応する領域を閉塞し、
前記カバー部が、前記プロジェクタの前記脚および前記投写角度調整機構として機能する場合は、前記第2カバー部は、前記プロジェクタの前記本体の対応する前記領域を開放することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタであって、
前記固定部は、前記第2カバー部と前記第1カバー部との固定において、スライドさせて前記所定の位置に固定することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
前記カバー部は、前記プロジェクタの前記本体を前記所定の位置に固定する際、前記所定の位置に対応した投写角度を表示する投写角度表示部を有することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
前記投写角度表示部に表示される角度情報を入力する入力部と、
前記入力部に入力された前記角度情報に基づいて前記投写される画像の歪補正を行なう画像処理部と、を有することを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
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JP2007243449A JP2009075306A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007243449A Withdrawn JP2009075306A (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | プロジェクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011022552A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-02-03 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 投写型映像表示装置 |
CN108540617A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-09-14 | 河南首弘电子科技有限公司 | 一种便携式智能手机投影仪 |
-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007243449A patent/JP2009075306A/ja not_active Withdrawn
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