JP2009075028A - レーザビーム安定特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光源の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間などを測定する。
【解決手段】受光形状の変化を検知しうる受光センサ(1)と、受光センサ(1)により検知した受光形状の変化のデータを取得しうるデータ取得部(2)と、得られたデータを基にレーザ光源(L)の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム径を求める解析部(3)と、安定時間および安定後ビーム径を求めた後に安定確認信号Cを出力するか又はレーザ光源(L)の立上り後の安定時間経過後であって且つビーム径が安定後ビーム径から許容範囲内に収まっている時に安定確認信号(C)を出力する安定確認信号出力部(4)とを具備する。
【効果】安定確認信号(C)が出力された後、レーザビーム(B)を実用に供すれば、レーザビーム(B)を適正に利用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザビーム安定特性測定装置に関し、さらに詳しくは、レーザ光源の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間などを測定することが出来るレーザビーム安定特性測定装置に関する。
従来、レーザ光源の立上り時のレーザビームを外部へ出力せずにパワーの立上り波形を測定し、立上り波形がしきい閾を越えた時に、レーザビームを外部へ出力し、加工に供するレーザ加工制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−53564号公報
レーザ光源の立上り時には、パワーが不安定(パワーが変動する)であるだけでなく、ビーム形状も不安定(ビーム形状が変動する)である。そして、例えばAPC(Auto Power Control)によってパワーが速やかに安定になっても、まだビーム形状が不安定であることがある。
しかし、上記従来のレーザ加工制御装置では、パワーの安定性について考慮されているだけで、ビーム形状の安定性については考慮されていなかった。
そこで、本発明の目的は、レーザ光源の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間などを測定することが出来るレーザビーム安定特性測定装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、レーザ光源(L)から出射されたレーザビーム(B)の受光形状の変化を検知しうる受光センサ(1)と、前記受光センサ(1)により検知した受光形状の変化のデータをレーザ光源(L)の立上り後の測定時間継続的に取得しうるデータ取得手段(2)と、得られたデータを基にレーザ光源(L)の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム形状パラメータを求める解析手段(3)とを具備したことを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置を提供する。
上記第1の観点によるレーザビーム安定特性測定装置では、ビーム形状が不安定状態から安定状態に移行する期間を含むように設定した測定時間中にビーム形状の変化のデータを収集し、そのデータを解析するので、レーザ光源(L)の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム形状パラメータを求めることが出来る。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点によるレーザビーム安定特性測定装置において、レーザ光源(L)の立上り後の安定時間経過後であって且つビーム形状パラメータが前記安定後ビーム形状パラメータから許容範囲内に収まっている時に安定確認信号を出力する安定確認信号出力手段(4)を具備したことを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置を提供する。
レーザ光源(L)の立上り後の安定時間経過後に直ちに安定確認信号を出力すると、安定時間経過後でもまだビーム形状が安定してない場合に支障を生じる。また、単にビーム形状パラメータが安定後ビーム形状パラメータから許容範囲内に収まっている時に安定確認信号を出力すると、不安定期間中にたまたまビーム形状パラメータが安定後ビーム形状パラメータから許容範囲内に入った時に安定確認信号を出力してしまうことになる。
そこで、上記第2の観点によるレーザビーム安定特性測定装置では、レーザ光源(L)の立上り後の安定時間経過後であって且つビーム形状パラメータが前記安定後ビーム形状パラメータから許容範囲内に収まっている時に安定確認信号を出力する。このように2重にチェックしているので、安定確認信号を出力する信頼性を高めることが出来る。なお、安定確認信号が出力された後にレーザビームを実用に供するようにすれば、レーザビームを適正に利用できる。
第3の観点では、本発明は、前記第1または第2の観点によるレーザビーム安定特性測定装置において、前記解析手段(3)は、前記ビーム形状パラメータを更新しないでレーザ光源(L)の稼働時間が更新時間を経過したときはビーム形状パラメータを新たに求めて更新することを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置(100)を提供する。
上記第3の観点によるレーザビーム安定特性測定装置(100)では、レーザ光源(L)を立ち上げてからビーム形状パラメータを更新しないままで連続稼働時間(電源のオフを挟んでは稼働時間を合算しない)または累積稼働時間(電源のオフを挟んでも稼働時間を合算する)が更新時間になると、ビーム形状パラメータを再測定し、それを新たな安定後ビーム形状パラメータとする。これにより、安定後ビーム形状パラメータを自動的に更新できる。
第4の観点では、本発明は、前記第1から前記第3のいずれかの観点によるレーザビーム安定特性測定装置において、前記ビーム形状パラメータが、ビーム径であることを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置を提供する。
上記第4の観点によるレーザビーム安定特性測定装置では、ビーム径の変動をもってビーム形状の安定性の指標とする。
第5の観点では、本発明は、前記第1から前記第3のいずれかの観点によるレーザビーム安定特性測定装置において、前記ビーム形状パラメータが、ビーム形状を分割した各部分の受光パワーであることを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置を提供する。
上記第5の観点によるレーザビーム安定特性測定装置では、ビーム形状を分割した各部分の受光パワーの変動をもってビーム形状の安定性の指標とする。
本発明のレーザビーム安定特性測定装置によれば、レーザ光源(L)の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間などを求めることが出来る。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るレーザビーム特性測定装置100を示す説明図である。
このレーザビーム特性測定装置100は、受光形状の変化を検知しうる受光センサ1と、受光センサ1により検知した受光形状の変化のデータをレーザ光源Lの立上り後の測定時間継続的に取得しうるデータ取得部2と、得られたデータを基にレーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム径を求める解析部3と、測定時間経過時に安定確認信号Cを出力するか又はレーザ光源Lの立上り後の安定時間経過後であって且つビーム径が安定後ビーム径から許容範囲内に収まっている時に安定確認信号Cを出力する安定確認信号出力部4と、測定時間経過時に安定確認信号Cを出力する通常モードとレーザ光源Lの立上り後の安定時間経過後であって且つビーム径が安定後ビーム径から許容範囲内に収まっている時に安定確認信号Cを出力する測定モードの切り替えを行うためのモード切替スイッチ5と、測定対象のレーザ光源Lから出射されたレーザビームBの一部を受光センサ1へ導くスプリッタ6とを具備する。
図2の(a)に示すように、受光センサ1は、例えば1万画素の1/3インチCCDであり、受光パワーが変化しなくても受光形状の変化を検知しうる。
図2の(b)〜(d)に示すように、ビーム形状Pは「v方向に長い楕円形」「円形」「h方向に長い楕円形」のように変化する。
ビーム形状Pのh方向の直径をh方向ビーム径φh(t)とし、v方向の直径をv方向ビーム径φv(t)とする。
図3は、レーザ光源Lの立上り(時刻t0)からのh方向ビーム径φh(t)およびv方向ビーム径φv(t)の変動を例示するグラフである。
ビーム径φh(t)およびφv(t)は、時刻t2になると安定するので、時刻t0から時刻t2までを「安定時間」とすればよい。
また、時刻t2を挟む時刻t1から時刻t3までの期間のデータがあれば時刻t2を求められるので、時刻t1から時刻t3までの期間を含むように「測定時間」を設定すればよい。
図4は、実施例1に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。
ステップS1では、解析部3は、レーザ光源Lから立上り信号Rが来るまで待機し、立上り信号Rが来たらステップS2へ進む。なお、レーザ光源Lからの立上り信号Rによりレーザ光源Lの立上りを判定するのではなく、受光センサ1でレーザビームBを受光したか否かによってレーザ光源Lの立上りを判定してもよい。
ステップS2では、解析部3は、内蔵するタイマーをリセット&スタートする。タイマー値は、図3における時刻t0からの経過時間である。
ステップS3では、解析部3は、モード切替スイッチ5の状態からモードを判定し、測定モードならステップS4へ進み、通常モードならステップS22へ進む。
ステップS4,S5では、解析部3は、タイマー値が測定時間内の間、例えば1秒間隔で継続的にビーム形状データを取得するように、データ取得部2に指令する。指令に従って、データ取得部2はビーム形状データを取得する。
ステップS6では、解析部3は、得られたデータを基にレーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定する(ビーム径φh(t),φv(t)の変動が閾値以下になる)までの安定時間Twおよび安定後ビーム径Φh,Φv(安定時間Tw時のビーム径φh(t),φv(t))を算出し、記録する。例えば図3においては、時刻t0から時刻t2までを安定時間Twとする。また、時刻t2におけるh方向ビーム径φh(t2)を安定後h方向ビーム径Φhとし、v方向ビーム径φv(t2)を安定後v方向ビーム径Φvとする。
ステップS7では、解析部3は、安定確認信号Cを出力するように、安定確認信号出力部4に指令する。指令に従って、安定確認信号出力部4は安定確認信号Cを出力する。
ステップS9では、解析部3は、タイマー値が更新時間(例えば24時間)の倍数になるまで待機し、更新時間の倍数になったらステップS11へ進む。
ステップS11では、解析部3は、ビーム形状データを取得するように、データ取得部2に指令する。指令に従って、データ取得部2はビーム形状データを取得する。
ステップS12では、解析部3は、得られたデータからビーム径φh(t),φv(t)を求め、それらにより安定後ビーム径Φh,Φvを更新する。そして、ステップS9に戻る。
ステップS22では、解析部3は、記録していた安定時間Twおよび安定後ビーム径Φh,Φvを読み出す。
ステップS23では、解析部3は、タイマー値が安定時間Twになるまで待機し、安定時間TwになったらステップS24へ進む。
ステップS24では、解析部3は、ビーム形状データを取得するようにデータ取得部2に指令する。指令に従って、データ取得部2はビーム形状データを取得する。
ステップS25では、解析部3は、得られたデータを基に現在のビーム径φh(t),φv(t)を算出する。
ステップS26では、h方向ビーム径φh(t)が安定後h方向ビーム径Φhから許容範囲内であり且つv方向ビーム径φv(t)が安定後v方向ビーム径Φvから許容範囲内であればステップS7へ進み、そうでなければステップS24に戻る。
実施例1のレーザビーム安定特性測定装置100によれば次の効果が得られる。
(1)測定モードで起動すれば、レーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間Twおよび安定後ビーム径Φh,Φvを求めることが出来る。そして、測定時間後に安定確認信号Cを出力するので、その安定確認信号Cが出力された後、レーザビームBを実用に供すれば、レーザビームBを適正に利用できる。
(2)通常モードで起動すれば、測定時間よりも短い安定時間後に安定確認信号Cを出力するので、その安定確認信号Cが出力された後、レーザビームBを実用に供すれば、レーザビームBを早く適正に利用できる。
(3)通常モードで起動したとき、安定時間Twの経過だけでなく、ビーム径φh(t),φv(t)が安定後ビーム径Φh,Φvから許容範囲内に収まっているかをチェックするので、安定確認信号Cを出力する信頼性を高めることが出来る。
(4)安定後ビーム径Φh,Φvを自動的に更新できるので、レーザ光源Lの経時変化に自動的に対応できる。
図5の(a)に示すように、正方形の4つの光検出器を配列した受光センサ1を用いてもよい。受光センサ1は、その中心がビーム形状Pの中心に合致し、その外辺がビーム形状Pの直径が伸縮する方向(h方向およびv方向)に対して45度になるように設置されている。
図5の(b)〜(d)に示すように、ビーム形状Pが変化すると、4つの光検出器の受光割合が変化する。よって、4つの光検出器で検出されるパワーψ1(t),ψ2(t),ψ3(t),ψ4(t)の変化を基にビーム形状Pの変化を検知することが出来る。
図6は、実施例2に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。
ステップS1〜S5は、実施例1と同様である。
ステップS6’では、解析部3は、得られたデータを基にレーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定する(パワーψ1(t),ψ2(t),ψ3(t),ψ4(t)の変動が閾値以下になる)までの安定時間Twおよび安定後パワーΨ1,Ψ2,Ψ3,Ψ4(安定時間Tw時のパワーψ1(t),ψ2(t),ψ3(t),ψ4(t))を算出し、記録する。
ステップS7〜S11は、実施例1と同様である。
ステップS12’では、解析部3は、得られたデータからパワーψ1(t),ψ2(t),ψ3(t),ψ4(t)を求め、それらにより安定後Ψ1,Ψ2,Ψ3,Ψ4を更新する。そして、ステップS9に戻る。
ステップS22’では、解析部3は、記録していた安定時間Twおよび安定後パワーΨ1,Ψ2,Ψ3,Ψ4を読み出す。
ステップS23では、解析部3は、タイマー値が安定時間Twになるまで待機し、安定時間TwになったらステップS24へ進む。
ステップS24では、解析部3は、ビーム形状データを取得するようにデータ取得部2に指令する。指令に従って、データ取得部2はビーム形状データを取得する。
ステップS25’では、解析部3は、得られたデータを基に現在のパワーψ1(t),ψ2(t),ψ3(t),ψ4(t)を算出する。
ステップS26’では、パワーψ1(t)が安定後パワーΨ1から許容範囲内であり且つパワーψ2(t)が安定後パワーΨ2から許容範囲内であり且つパワーψ3(t)が安定後パワーΨ3から許容範囲内であり且つパワーψ4(t)が安定後パワーΨ4から許容範囲内であればステップS7へ進み、そうでなければステップS24に戻る。
実施例2のレーザビーム安定特性測定装置によれば、受光センサ1のコストを低減できる。
なお、受光センサ1の中心がビーム形状Pの中心に合致せず、受光センサ1の外辺がビーム形状Pの直径が伸縮する方向(h方向およびv方向)に対して平行になるように受光センサ1を設置してもよい。
図7は、実施例3に係るレーザビーム特性測定装置200を示す説明図である。
このレーザビーム特性測定装置200は、受光形状の変化を検知しうる受光センサ1と、受光センサ1により検知した受光形状の変化のデータをレーザ光源Lの立上り後の測定時間継続的に取得しうるデータ取得部2と、得られたデータを基にレーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム径を求める解析部3と、測定時間経過時に安定確認信号Cを出力するか又はレーザ光源Lの立上り後の安定時間経過後であって且つビーム径が安定後ビーム径から許容範囲内に収まっている時に安定確認信号Cを出力する安定確認信号出力部4と、測定時間経過時に安定確認信号Cを出力する通常モードとレーザ光源Lの立上り後の安定時間経過後であって且つビーム径が安定後ビーム径から許容範囲内に収まっている時に安定確認信号Cを出力する測定モードの切り替えを行うためのモード切替スイッチ5と、測定対象のレーザ光源Lから出射されたレーザビームBの光路へ入ってレーザビームBを受光センサ1へ反射するためのミラー7と、レーザ光源Lの立上り前から安定確認信号Cが出力されるまでの間はミラー7をレーザビームBの光路へ入れると共に安定確認信号Cが出力された後はミラー7をレーザビームBの光路から外すようにミラー7を移動する自動ステージ8とを具備する。
図8は、ミラー7をレーザビームBの光路から外した状態のレーザビーム特性測定装置200であり、レーザビームBは外部へ出力されている。
図9は、実施例3に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。
ステップS1〜S7は、実施例1と同様である。
なお、ステップS7で、安定確認信号Cを出力すると、自動ステージ8は、ミラー7をレーザビームBの光路から外すようにミラー7を移動する。
ステップS8では、稼働時間が更新時間を経過したか否かを区別するために、測定実行フラグをクリアする。測定実行フラグは、解析部3に内蔵され、電源オフでも状態を保持する。
ステップS9では、解析部3は、タイマー値が更新時間(例えば24時間)になるまで待機し、更新時間になったらステップS10へ進む。
ステップS10では、測定実行フラグを立てる。そして、処理を終了する。
ステップS21では、測定実行フラグが立っていればステップS4へ進み、測定実行フラグがクリアされていればステップS22へ進む。
つまり、前回の稼働時間(連続稼働時間)が更新時間より長いなら、通常モードであっても、強制的に測定モードの処理が実施される。
ステップS22〜S26は、実施例1と同様である。
実施例3のレーザビーム安定特性測定装置200によれば次の効果が得られる。
(1)測定モードで起動すれば、レーザ光源Lの立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間Twおよび安定後ビーム径Φh,Φvを求めることが出来る。そして、測定時間後にレーザビームBが外部へ出力されるので、レーザビームBを適正に利用できる。
(2)通常モードで起動すれば、測定時間よりも短い安定時間後にレーザビームBが外部へ出力されるので、レーザビームBを早く適正に利用できる。
(3)通常モードで起動したとき、安定時間Twの経過だけでなく、ビーム径φh(t),φv(t)が安定後ビーム径Φh,Φvから許容範囲内に収まっているかをチェックするので、レーザビームBが外部へ出力される信頼性を高めることが出来る。
(4)安定後ビーム径Φh,Φvを自動的に更新できるので、レーザ光源Lの経時変化に自動的に対応できる。
図9の代わりに、図10のレーザビーム安定特性測定処理としてもよい。
図10のステップS1は、実施例1と同様である。
ステップS2’では、解析部3は、内蔵するタイマーをリセット&スタートする。タイマー値は、図3における時刻t0からの経過時間である。また、内蔵する累積稼働時間タイマーをリスタートする(保持値をリセットせず、保持値からの計時をスタートする)。なお、累積稼働時間タイマーは、電源オフでも計時値を保持する。
ステップS4〜S6は、実施例1と同様である。
ステップS6’では、累積稼働時間タイマーをクリアし、0から計時をスタートする。
ステップS7は、実施例1と同様である。そして、処理を終了する。
なお、ステップS7で、安定確認信号Cを出力すると、自動ステージ8は、ミラー7をレーザビームBの光路から外すようにミラー7を移動する。
ステップS21’では、累積稼働時間タイマーが更新時間以上であればステップS4へ進み、そうでなければステップS22へ進む。
つまり、累積稼働時間が更新時間以上になると、通常モードであっても、強制的に測定モードの処理が実施される。
ステップS22〜S26は、実施例1と同様である。
実施例2と実施例3とを組合せてもよい。また、実施例2と実施例4とを組合せてもよい。
本発明のレーザビーム安定特性測定装置は、レーザ装置に組み込んで利用できる。また、レーザ装置とは独立の装置としても利用できる。
実施例1に係るレーザビーム安定特性測定装置を示すブロック図である。 実施例1に係る受光センサを示す正面図である。 レーザ光源の立上り時のビーム径の変動を示すグラフである。 実施例1に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。 実施例2に係る受光センサを示す正面図である。 実施例2に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。 実施例3に係るレーザビーム安定特性測定装置を示すブロック図である。 実施例3に係るレーザビーム安定特性測定装置を示す別のブロック図である。 実施例3に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。 実施例4に係るレーザビーム安定特性測定処理を示すフロー図である。
符号の説明
1 受光センサ
2 データ取得部
3 解析部
4 安定確認信号出力部
5 モード切替スイッチ
6 スプリッタ
7 ミラー
8 自動ステージ
100,200 レーザビーム安定特性測定装置
L レーザ光源
B レーザビーム

Claims (5)

  1. レーザ光源(L)から出射されたレーザビーム(B)の受光形状の変化を検知しうる受光センサ(1)と、前記受光センサ(1)により検知した受光形状の変化のデータをレーザ光源(L)の立上り後の測定時間継続的に取得しうるデータ取得手段(2)と、得られたデータを基にレーザ光源(L)の立上りからビーム形状が安定するまでの安定時間および安定後ビーム形状パラメータを求める解析手段(3)とを具備したことを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置。
  2. 請求項1に記載のレーザビーム安定特性測定装置において、レーザ光源(L)の立上り後の安定時間経過後であって且つビーム形状パラメータが前記安定後ビーム形状パラメータから許容範囲内に収まっている時に安定確認信号を出力する安定確認信号出力手段(4)を具備したことを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザビーム安定特性測定装置において、前記解析手段(3)は、前記ビーム形状パラメータを更新しないでレーザ光源(L)の稼働時間が更新時間を経過したときはビーム形状パラメータを新たに求めて更新することを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置(100)。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザビーム安定特性測定装置において、前記ビーム形状パラメータが、ビーム径であることを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザビーム安定特性測定装置において、前記ビーム形状パラメータが、ビーム形状を分割した各部分の受光パワーであることを特徴とするレーザビーム安定特性測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104792496A (zh) * 2014-09-11 2015-07-22 上海鉴谱光电科技有限公司 嵌入式半导体拉曼激光器测试装置及测试方法

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