JP2009074998A - 車両診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時計機能を持たない車載機器においても、故障発生時期を推定することが可能な車両診断装置を提供する。
【解決手段】故障特定機器の動作に関連した信号の入力回数を累積カウントして記憶する信号カウンタと、予め定められた時期に信号カウンタの初期化を行う信号カウンタ初期化手段と、故障特定機器の故障を検出する故障検出手段と、故障特定機器の故障を検出した場合に、故障検出時の信号カウンタの値と車両の故障発生状況とを関連付けて記憶する故障検出履歴記憶手段と、信号カウンタの初期化時期と故障検出履歴に含まれる信号カウンタの値とに基づいて、該故障の発生時期の推定を支援する故障発生時期推定支援手段と、を備えることを特徴とする車両診断装置として提供可能である。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両診断装置に関するものである。
従来、車両診断装置において、故障発生時の車両情報と合わせて、発生時刻を記憶する技術がある。これは、ユーザが苦情などを連絡した場合、ユーザの苦情内容に対応した故障発生時期を特定するなどにおいて有効である(特許文献1,2参照)。
特開2007−106164号公報 特開平10−160642号公報
特許文献1および2の例は、診断装置に時計機能を有するか、外部の時計機能を有する機器と通信するなどの機能が必要になる。この場合、車両用ナビゲーション装置など従来から時計機能を有する機器では追加規模は小さいが、電話機と接続されて受話器を持たない状態での通話を可能にするハンズフリー装置等、その他の機器では追加の規模が大きくなる問題があった。
上記問題を背景として、本発明の課題は、時計機能を持たない車載機器においても、故障発生時期を推定することが可能な車両診断装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両診断装置は、故障特定機器の動作に関連した信号の入力回数を累積カウントして記憶する信号カウンタと、予め定められた時期に信号カウンタの初期化を行う信号カウンタ初期化手段と、故障特定機器の故障を検出する故障検出手段と、故障特定機器の故障を検出した場合に、故障検出時の信号カウンタの値と車両の故障発生状況とを関連付けて記憶する故障検出履歴記憶手段と、信号カウンタの初期化時期と故障検出履歴に含まれる信号カウンタの値とに基づいて、該故障の発生時期の推定を支援する故障発生時期推定支援手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、時計機能を有しない車載機器においても、故障発生時期を推定することが可能となる。
また、本発明の車両診断装置における信号カウンタ初期化手段は、車両の登録時に信号カウンタの初期化を行うように構成することもできる。
上記構成によって、ユーザは信号カウンタの初期化を行う必要がないので、ユーザの操作負荷は増大しない。また、車両登録時期(すなわち信号カウンタの初期化時期)は、例えば車検証等の公的文書に記録されていることが常であるため、ユーザが特に覚えておく必要もない。
また、本発明の車両診断装置における信号カウンタは、電源が遮断状態から通電状態に遷移したときに更新されるように構成することもできる。
上記構成によって、新たな装置や回路を追加することなく、本発明の構成を実現できる。
また、本発明の車両診断装置は、車両の車輪の回転部が出力する車輪回転信号を検出する車輪回転検出手段を備え、信号カウンタは車輪回転信号の検出回数を累積カウントするように構成することもできる。
車輪回転信号は車両の速度を検出するために用いられる、いわゆる車速センサが出力する信号である。車速センサは、アンチロックブレーキシステムの動作制御や車両用ナビゲーション装置の位置検出等に幅広く用いられているため、殆どの車両に取り付けられている。上記構成によっても、新たな装置や回路を追加することなく、本発明の構成を実現できる。
また、本発明の車両診断装置は、車両のエンジンの回転部が出力するエンジン回転信号を検出するエンジン回転検出手段を備え、信号カウンタはエンジン回転信号の検出回数を累積カウントするように構成することもできる。
近年ではエンジン回転制御は電子制御化されており、エンジン回転信号はエンジン回転制御に必須のものとなっている。また、エンジン回転信号はタコメータ表示にも用いられている。上記構成によっても、新たな装置や回路を追加することなく、本発明の構成を実現できる。
また、本発明の車両診断装置における故障発生時期推定支援手段は、予め定められた信号カウンタの基準値,故障の発生時に記憶された信号カウンタの値,および車両が入庫時の信号カウンタの値に基づいて該故障の発生時期の推定を支援するように構成することもできる。
上記構成によって、信号カウンタのみを用いることで、複雑な処理を用いることなく故障の発生時期の推定を支援することが可能となる。
また、本発明の車両診断装置は、電話機の送受話器とのインターフェースを有し、電話機を介したハンズフリー通話を可能にするハンズフリー装置に適用されるように構成することもできる。
上記構成によって、時計機能を有しないハンズフリー装置においても、新たな装置や回路を追加することなく、故障発生時期を推定することが可能となる。
また、本発明の車両診断装置は、車両のエンジン回転制御を行うエンジン制御装置に適用されるように構成することもできる。
上記構成によって、時計機能を有しないエンジン制御装置においても、新たな装置や回路を追加することなく、故障発生時期を推定することが可能となる。
以下、本発明に係る車両診断装置を、ハンズフリー装置に適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。ハンズフリー装置は、例えば自動車に搭載される車載用のハンズフリー装置として構成される。図1に示すように、ハンズフリー装置1は、ハンズフリー通話のための種々の処理を行うハンズフリーユニット100と、携帯電話機等の電話機200とを含んで構成される。
ハンズフリーユニット100は、周知のスイッチ等を含むスイッチ入力装置101,スイッチ入力装置101からの入力信号を処理するスイッチ回路102,LCD等の表示装置103,表示装置103の表示駆動を行う表示回路104,マイク105,スピーカ106,電話機200とハンズフリーユニット100とを接続するBluetooth(登録商標) IF(インターフェース)回路107,フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体を含む記憶装置108,通話音声処理部109,これらが接続された制御回路110,前述の各部に電源を供給する電源回路111,LAN/IF112,およびハンズフリーユニット100への入出力信号に対して各部で処理可能とするための信号処理を行う入出力回路114を含んで構成される。なお、スイッチ入力装置101が本発明の信号カウンタ初期化手段に相当する。また、記憶装置108が本発明の故障検出履歴記憶手段に相当する。
図2のように、制御回路110の実体は、周知のCPU110a,ROM110b,RAM110cおよびこれらの周辺回路を含むコンピュータハードウェアである。CPU110aがROM110bに記憶された制御プログラム110pを実行することによって、ハンズフリー通話のための種々の処理が行われる。また、制御回路110には、ハンズフリーユニット100の各部の故障を検出する故障検出部110dが含まれている。故障検出部110dには、周知のA/D変換回路あるいは電流検出回路が含まれる。なお、制御回路110が本発明の故障発生時期推定支援手段に相当する。また、故障検出部110dが本発明の故障検出手段に相当する。
図1に戻り、LAN I/F112は車内LAN113を介して他の車載機器やセンサとのデータの遣り取りを行うためのネットワークインターフェース回路である。
電話機200を通じて通話相手先から受信した受信音声信号は、Bluetooth IF回路107を介して通話音声処理部109に入力されるようになっている。通話音声処理部109は、Bluetooth IF回路107側から入力された受信音声信号に対して、例えば、音量調整やラウドネス補償処理等の通話音声処理を適宜施すとともに、この受信音声信号をスピーカ106に出力するようになっている。これにより、通話相手先から受信した受信(受話)音声を、スピーカ106を介して聴取することができる。
一方、電話機200を通じて相手先に送信する送信音声信号をマイク105を介して入力すると、この送信音声信号は、通話音声処理部109に入力されるようになっている。通話音声処理部109は、マイク105側から入力された送信音声信号に対して、例えば、スピーカ106からマイク105へ回り込んだ音声成分を除去するエコーキャンセル処理等の通話音声処理を適宜施すとともに、この送信音声信号をBluetooth IF回路107に出力するようになっている。そして、送信音声信号がBluetooth IF回路107から電話機200に出力される。これにより、電話機200を通じて相手先に送信音声信号を送信することができる。
このようにして、電話機200を通じて相手先との間でのハンズフリー通話を行うことが可能とされている。また、ハンズフリーユニット100と電話機200との間の通信方式は、Bluetooth以外の規格・方式を用いてもよいし、クレードルあるいはケーブル,コネクタを用いて直接接続してもよい。
制御回路110は、電話機200が接続された際に、電話機200に記憶された電話帳データを読込んで記憶装置108に記憶させることによって、電話帳データをハンズフリーユニット100側で使用可能な状態にするようになっている。そして、制御回路110は、記憶装置108に記憶させた電話帳データを表示装置103の表示画面上に表示し、表示された電話帳データの中から、ユーザによるスイッチ入力装置101の操作によって選択された特定の電話番号の相手先に対する呼を発する発呼動作を行うようになっている。
また、制御回路110は、電話機200を通じて受信音声信号が受信された場合には、ユーザに着呼がなされた旨を通知する着呼応答動作を行うようになっている。この着呼応答動作として、制御回路110は、スピーカ106を通じて呼出音を出力するとともに、表示装置103の表示画面上に、相手先の情報(電話番号、氏名等)を、記憶装置108に記憶させた電話帳データを用いて表示するようになっている。
車速センサ115は周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として出力するものである。このパルス信号を、入出力回路114において、制御回路110で入力可能となるように信号処理を行って制御回路110に送る。なお、車速センサ115が本発明の車輪回転検出手段に相当する。
図3を用いて、制御プログラム110pの基本構成について説明する。図1のACCスイッチ(ACC)がオン状態となってバッテリ電圧+Bが供給されると、ハンズフリーユニット110が起動されて、CPU110aが制御プログラム110pを実行する。制御プログラム110pでは、まず、ハンズフリーユニット110の各部の初期設定を行うイニシャル処理が実行される(S11)。続いて、上述のハンズフリーユニット110としての動作を行うためのメイン処理が繰り返し実行される(S12)。
(信号カウンタ更新処理1)
図4を用いて、信号カウンタ更新処理について説明する。なお、本処理はイニシャル処理(図3のS11)において実行される。すなわち、ハンズフリーユニット110が起動されてイニシャル処理が実行されると、記憶装置108に領域が確保される信号カウンタの値が更新(インクリメント)される(S31)。この場合、ハンズフリーユニット110が起動される度に、信号カウンタの値が1増加する。
(信号カウンタ更新処理2)
図5を用いて、信号カウンタ更新処理の別例について説明する。なお、本処理はメイン処理(図3のS12)において実行される。まず、車速センサ115からのパルス信号(車速信号)を取得し、立ち上がりエッジの有無を検出する(S51)。立ち下がりエッジの有無を検出してもよい。また、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方の有無を検出してもよい。
立ち上がりエッジを検出しない場合(S52:No)、RAM110cに領域が確保されるサブカウンタの値を参照し、サブカウンタの値がカウンタのリセット値に相当する0の場合(S57:No)、ステップS51へ戻り、車速信号の立ち上がりエッジの有無を検出する。一方、サブカウンタの値がゼロでない場合(S57:No)、ステップS55以降の処理を順次実行する(後述)。
一方、立ち上がりエッジを検出した場合(S52:Yes)、サブカウンタの値を更新(インクリメント)する(S53)。そして、サブカウンタの値が予め定められた閾値を下回る場合(S54:No)、ステップS51へ戻り、車速信号の立ち上がりエッジの有無を検出する。
サブカウンタの値が予め定められた閾値を上回る場合(S54:Yes)、サブカウンタの値をリセット(ゼロクリア)し(S55)、信号カウンタの値を更新(インクリメント)する(S56)。
車速信号は、車両が走行中の間は常時発生しているので、これを1つずつカウントしていると、信号カウンタのサイズを十分大きなものにしておかなければならないので、記憶装置108の記憶容量を圧迫してしまう。一方、上述のような構成として、サブカウンタの閾値を例えば1000とすれば、信号カウンタのサイズを1000分の1とすることができる。また、サブカウンタ値が閾値を上回る前に車速信号を検出できなくなった場合、すなわち車両が停車あるいは停止した場合(S57:Yes)にも、信号カウンタは更新されるので、カウント抜けを防止することができる。
一方、信号カウンタのサイズを十分大きなものにすることができる場合は、パルス信号である車速信号の立ち上がりエッジの数を1つずつカウントしてもよい。この場合、図5におけるステップS53〜S55およびステップS57は実行されない。つまり、ステップS52で”Yes”と判定された場合はステップS56の処理を実行し、”No”と判定された場合は、ステップS51へ戻る。
(信号カウンタ更新処理3)
図6を用いて、信号カウンタ更新処理の別例について説明する。なお、本処理はメイン処理(図3のS12)において実行される。また、本処理は図5の変形例で、車速信号の代わりにエンジン回転信号を用いるものであるため、図5と異なる部分のみを説明する。
まず、エンジン回転信号を取得する(S71)。エンジン回転信号は、車内LAN113を介してエンジンECU401(図12参照)から取得する。また、エンジン回転信号を、ロータリーエンコーダ等の回転検出部を含む周知のエンジン回転センサから直接取得してもよい。そして、エンジン回転信号の立ち上がりエッジの有無を検出する。
エンジン回転信号の立ち上がりエッジの有無の検出判定(S72)以降の処理(ステップS73〜S77)は、図5のステップS53〜S57と同様である。また、信号カウンタのサイズを十分大きなものにすることができる場合は、エンジン回転信号の立ち上がりエッジの数を1つずつカウントしてもよい。この場合、図6におけるステップS73〜S75およびステップS77は実行されない。つまり、ステップS72で”Yes”と判定された場合はステップS76の処理を実行し、”No”と判定された場合は、ステップS71へ戻る。
図7を用いて、故障検出履歴記憶処理について説明する。なお、本処理はメイン処理(図3のS12)において実行される。まず、ハンズフリー装置100の各部の動作情報を取得する(S91)。次に、取得した各部の情報に基づいて、例えば故障検出部110dにおいて、故障が発生しているか否かを判定する。故障が発生したことを検出した場合(S92:Yes)、そのときの信号カウンタ値を取得する(S93)。最後に、取得した信号カウンタ値と、検出した故障の内容とを、記憶装置108の故障検出履歴記憶領域に記憶する(S94)。
ハンズフリー装置100における故障の例を以下に示す。異常コードの番号は故障の内容毎に割り付けられている。
・ 異常コード1:発信操作をしたが相手に繋がらない。
ユーザがダイアル発信操作を行ってから、予め定められた時間を経過しても、呼出音あるいは話中音を検出しない。呼出音および話中音は、その周波数および送出パターンが国あるいは電話会社によって決まっているので、例えば通話音声処理部109で検出が可能である。
・ 異常コード2:電話帳が読み出せない。
接続された電話機200に電話帳データ送信要求を送出して、予め定められた時間を経過しても、電話帳データを受信できない。
・ 異常コード3:電話機との接続が切断された。
ユーザあるいはハンズフリー装置100が切断操作を行っていないのに、電話機200との通信が途絶したもので、Bluetooth IF回路107で検出可能である。
・ 異常コード4:マイク出力電圧異常。
音声入力がマイク105において電圧に変換され出力される際、その出力電圧を、故障検出部110dに含まれるA/D変換回路においてA/D変換し、その値が予め定められた範囲内にない場合、マイク出力電圧異常と判定する。
・ 異常コード5:スピーカ駆動電流異常。
スピーカ106の駆動電流、すなわち通話音声処理部109に含まれる増幅回路(図示せず)の出力電流(具体的にはその電流により電流検出抵抗が発生する電圧)を、故障検出部110dに含まれる電流検出回路において計測し、その出力電流が予め定められた範囲内にない場合、スピーカ駆動電流異常と判定する。
図8に、故障検出履歴の記憶内容の一例を示す。記憶内容は、上述の異常内容に対応した異常コードと、信号カウンタ値の他に以下のものも記憶される。なお、図8の例では、信号カウンタ源としてアクセサリスイッチ(ACC)の状態を用いているので(図4参照)、ACCカウンタと表記してある。
・ 接続電話機名:デバイス名ともいう。ハンズフリー装置100と電話機200との接続が確立した際に、電話機200から取得する自機名称。例えば携帯電話機においては、自機名称(「デバイス名称」)を任意に設定可能なものがある(非特許文献1参照)。
東芝製 W44T 取扱説明書(329頁)
・ 電話帳転送結果:接続された電話機200に電話帳データ送信要求を送出したときに、電話機200から電話帳データを取得できたか否かの結果。
・ 電界強度:電話機200からの電波の感度。Bluetooth IF回路107において計測可能であり、計測結果を制御回路110に送る。
・ BT(Bluetooth)接続強度:電界強度とは別にBluetoothとしての通信が正常に行うことができるか否かの指標となるもの。例えば、通信エラーの発生頻度が低いほど、接続強度が高いといえる。
図9を用いて、故障発生時期推定支援処理について説明する。なお、本処理はメイン処理(図3のS12)において実行される。まず、ハンズフリー装置100のスイッチ入力装置101の操作により、図10のような操作メニューから「故障検出履歴表示」ボタンを押下する。「故障検出履歴表示」ボタンが押下された場合(S111:Yes)、図11のように、記憶装置108から故障検出履歴の記憶内容を読み出して、表示装置103に表示する(S112)。
信号カウンタの値をゼロとした初期化時期を車両登録時期とすると、故障を解析する際には、車両が入庫時に現在の信号カウンタの累積回数値と比較し、車両登録時期と入庫時期の期間に換算することにより、おおよその故障発生時期を推定することができる。例えば、1月1日に車両を登録し、同年の7月1日に車両が入庫した場合、入庫時点での累積回数値が1000、故障発生時に記録されていた累積回数値が500であった場合、おおよそ4月1日頃に発生したと推定することができる。図11の例では、4月1日頃にエラーコード2の電話帳が読み出せない現象が発生したことが推定される。
また、ディーラ等に設置されている周知の故障診断装置300(図1参照)を、例えば車内LAN113を介して接続し、故障診断装置300から故障検出履歴取得要求コマンドをハンズフリー装置100に送り、ハンズフリー装置100から取得した故障検出履歴を、故障診断装置300の表示器(図示せず)に表示してもよい。
以下に、本発明の構成をエンジン制御装置に適用した例を示す。図12に、エンジン装置400の構成の概略を示す。エンジン制御装置400は、エンジンECU401,センサ群410,アクチュエータ群411等を含んで構成される。
センサ群410には、エンジン制御に必要な、エンジン回転数,車速,水温,吸入空気量等を検出するためのセンサが含まれている。また、アクチュエータ群411には、インジェクタ,点火時期調整部,VSV(バキュームスイッチングバルブ:負圧切替電磁弁)等のエンジン各部を駆動するためのアクチュエータが含まれる。なお、センサ群410が本発明のエンジン回転検出手段に相当する。
エンジンECU401は、CPU(ROM,RAM等の周辺回路を含む)402,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ403,外部との信号の遣り取りを行うためのインターフェース回路である入出力回路404,エンジン制御装置400の各部に電源を供給する電源回路405,図1のLAN I/F112と同様のLAN I/F406等を含んで構成される。なお、CPU402が本発明の故障発生時期推定支援手段に相当する。また、不揮発性メモリ403が本発明の故障検出履歴記憶手段に相当する。
エンジンECU401は、CPU402がROM(図示せず)あるいは不揮発性メモリ403に記憶された制御プログラム(図示せず)を実行することにより、センサ群410から取得したエンジン各部の状態に基づいて、最適な燃料噴射量および点火時期を演算して、アクチュエータ群411の駆動制御を行う。
エンジンECU401では、エンジン制御装置400のシステム異常故障、アクチュエータ異常故障、センサ等の特性異常が生じた場合、異常箇所を内蔵のCPU402で診断して記憶・表示を行い、エンジン制御装置400のシステム異常故障、アクチュエータ異常故障、センサ等の特性異常の故障診断を容易にするようになっている。これは、エンジンECU401への入力信号が通常状態ではない場合、あるいは各種センサの信号の組み合わせから異常な入力データとなる場合、CPU402が異常を判断し、エンジン制御装置400のシステム異常故障、アクチュエータ異常故障、センサ等の特性異常の故障と診断して、異常警告ランプを点灯して運転者に知らせるようにするものである。
そして、上述の各処理を実行し、異常内容とともに異常検出時の信号カウンタの値を、不揮発性メモリ403に記憶する。図13に、その記憶内容の一例を示す。異常コードは、その故障に対応する番号である。このとき、異常と診断されたセンサ,アクチュエータ以外の、異常のないセンサ,アクチュエータの検出値も含めて全て記憶しておく。図13の場合は、信号カウンタ源としてエンジン回転信号を用いているので(図6参照)、エンジン回転カウンタと表記してある。
エンジン制御装置400には操作入力手段が含まれていないことが多いので、信号カウンタの初期化、および不揮発性メモリ403からの故障検出履歴の読み出しは、車内LAN113に接続された故障診断装置300を用いて行う。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
ハンズフリー装置の構成を示すブロック図。 ハンズフリー装置の制御回路の構成を示す図。 制御プログラムの基本構成を説明するフロー図。 信号カウンタ更新処理を説明するフロー図(信号カウンタ更新処理1)。 信号カウンタ更新処理を説明するフロー図(信号カウンタ更新処理2)。 信号カウンタ更新処理を説明するフロー図(信号カウンタ更新処理3)。 故障検出履歴記憶処理を説明するフロー図。 ハンズフリー装置の故障検出履歴の記憶内容の一例を示す図。 故障発生時期推定支援処理を説明するフロー図。 故障発生時期推定支援処理実行時の表示画面例を示す図。 図10に続く、故障発生時期推定支援処理実行時の表示画面例を示す図。 エンジン制御装置の構成を示すブロック図。 エンジン制御装置の故障検出履歴の記憶内容の一例を示す図。
符号の説明
1 ハンズフリー装置
100 ハンズフリーユニット
101 スイッチ入力装置(信号カウンタ初期化手段)
102 スイッチ回路
103 表示装置
104 表示回路
105 マイク
106 スピーカ
107 Bluetooth IF回路
108 記憶装置(故障検出履歴記憶手段)
109 通話音声処理部
110 制御回路(故障発生時期推定支援手段)
110d 故障検出部(故障検出手段)
115 車速センサ(車輪回転検出手段)
200 電話機
300 故障診断装置
400 エンジン制御装置
402 CPU(故障検出手段,故障発生時期推定支援手段)
403 不揮発性メモリ(故障検出履歴記憶手段)
410 センサ群(エンジン回転検出手段)

Claims (8)

  1. 故障特定機器の動作に関連した信号の入力回数を累積カウントして記憶する信号カウンタと、
    予め定められた時期に前記信号カウンタの初期化を行う信号カウンタ初期化手段と、
    前記故障特定機器の故障を検出する故障検出手段と、
    前記故障特定機器の故障を検出した場合に、故障検出時の前記信号カウンタの値と前記車両の故障発生状況とを関連付けて記憶する故障検出履歴記憶手段と、
    前記信号カウンタの初期化時期と前記故障検出履歴に含まれる前記信号カウンタの値とに基づいて、該故障の発生時期の推定を支援する故障発生時期推定支援手段と、
    を備えることを特徴とする車両診断装置。
  2. 前記信号カウンタ初期化手段は、前記車両の登録時に前記信号カウンタの初期化を行う請求項1に記載の車両診断装置。
  3. 前記カウンタは、電源が遮断状態から通電状態に遷移したときに更新される請求項1または請求項2に記載の車両診断装置。
  4. 前記車両の車輪の回転部が出力する車輪回転信号を検出する車輪回転検出手段を備え、
    前記信号カウンタは前記車輪回転信号の検出回数を累積カウントする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両診断装置。
  5. 前記車両のエンジンの回転部が出力するエンジン回転信号を検出するエンジン回転検出手段を備え、
    前記信号カウンタは前記エンジン回転信号の検出回数を累積カウントする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両診断装置。
  6. 前記故障発生時期推定支援手段は、予め定められた前記信号カウンタの基準値,前記故障の発生時に記憶された前記信号カウンタの値,および前記車両が入庫時の前記信号カウンタの値に基づいて該故障の発生時期の推定を支援する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両診断装置。
  7. 前記車両診断装置は、電話機の送受話器とのインターフェースを有し、前記電話機を介したハンズフリー通話を可能にするハンズフリー装置に適用される請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両診断装置。
  8. 前記車両診断装置は、前記車両のエンジン回転制御を行うエンジン制御装置に適用される請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両診断装置。
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