JP2009073284A - 車両用照明制御システム及び車両用照明制御方法 - Google Patents

車両用照明制御システム及び車両用照明制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走行中における運転者の視認性向上を図れ、走行に関係のない無用な照明の防止を期待できるシステムを提供する。
【解決手段】顔向角度検出部301は、撮像装置によって撮像された運転者の顔部の画像を基に、運転者の正面からの顔向き方向及び顔向き角度を検出する。誘導情報入力部302は、地図情報と、車両の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力する。到達距離取得部303は、入力された誘導情報を基に、現在の車両位置から誘導経路上における直近の交差点位置又はカーブ入り口位置までの到達距離を取得する。照明制御部305は、検出した顔向き方向及び顔向き角度と、取得した到達距離とに基づき、車外の照明を行う照明手段(ヘッドランプ、ベンディングランプ等)の照明制御を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の前照灯やベンディングランプ等による照明を制御するシステム及び方法に関する。
近年、運転者の視認性向上を図り、自動車の走行の安全性を高める観点から、前照灯(ヘッドランプ)やベンディングランプ等の照射方向等を制御する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1、2等)。
特許文献1には、運転者の顔に配設した受光素子(又は発光素子)と、車室内の複数箇所に設けた発光素子(又は受光素子)とにより、運転者の顔の向きを検出し、その顔の向きに基づいて、ヘッドランプの照射方向を制御する技術が提案されている。
また、特許文献2には、運転者の顔画像から視線方向を検出し、その視線方向の時間的な変化量に応じて、補助前照灯等を制御する技術が提案されている。
特開2001−347881号公報 特許第3203951号公報
しかしながら、特許文献1の提案技術では、顔方向を検出するため、運転者の顔部に器具(発光素子等を備えたメガネ等)を配設する必要がある。したがって、運転者にとっては、煩わしく、利便性に乏しいといえる。
また、特許文献2の提案技術では、運転者の視線方向に基づき照射方向を制御するため、信号待ちで運転者が周辺の景色や看板、歩道を歩く人等を眺めているような非運転時であっても、視線の向きに合わせてライトが点灯してしまうことになる。このような点灯は電力の無駄であり好ましくなく、また、不必要に照らされた歩行者等を不愉快にさせるおそれもある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、走行中における運転者の視認性向上を図れると共に、走行に関係のない無用な照明を防止できる車両用照明制御システム及び車両用照明制御方法を提供することを目的とする。
本発明の車両用照明制御システムは、車両の運転シートに着座した運転者の顔部を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像によって得られた画像に基づいて、前記運転者の正面からの顔向き方向及び顔向き角度を検出する顔向角度検出手段と、車外の照明を行う照明手段と、地図情報と、前記車両の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力する誘導情報入力手段と、入力された前記誘導情報を基に、現在の車両位置から誘導経路上における所定ポイントまでの到達距離を取得する到達距離取得手段と、検出した前記顔向き方向及び顔向き角度と、取得した前記到達距離とに基づき、前記照明手段の照明制御を行う照明制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成の車両用照明制御システムにおいて、前記所定ポイントが、直近の交差点位置であってもよい。
前記所定ポイントが、直近の交差点位置である場合、入力された前記誘導情報を基に、直近の交差点の形状に関する交差点形状情報を取得する交差点形状取得手段をさらに備え、前記照明制御手段は、前記交差点形状情報も加味して前記照明手段の照明制御を行う、という構成にしてもよい。
また、前記所定ポイントが、直近のカーブの入り口位置であってもよい。
前記所定ポイントが、直近のカーブの入り口位置である場合、入力された前記誘導情報を基に、直近のカーブの形状に関するカーブ形状情報を取得するカーブ形状取得手段をさらに備え、前記照明制御手段は、前記カーブ形状情報も加味して前記照明手段の照明制御を行う、という構成にしてもよい。
また、車両の状態に関する車両情報を取得する車両情報取得手段をさらに備え、前記照明制御手段は、前記車両情報も加味して前記照明手段の照明制御を行ってもよい。
前記車両情報に車両の速度が含まれていてもよい。
また、前記車両情報に方向指示器の動作状態が含まれていてもよい。
また、前記車両情報に積算走行距離が含まれていてもよい。
本発明の車両用照明制御方法は、車両の運転シートに着座した運転者の顔部を撮像するステップと、撮像によって得られた画像に基づいて、前記運転者の正面からの顔向き方向及び顔向き角度を検出するステップと、地図情報と、前記車両の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力するステップと、入力された前記誘導情報を基に、現在の車両位置から誘導経路上における所定ポイントまでの到達距離を取得するステップと、検出した前記顔向き方向及び顔向き角度と、取得した前記到達距離とに基づき、車外の照明を行う照明手段の照明制御を行うステップと、を有することを特徴とする。
以上の如く、本発明によれば、走行中における運転者の視認性向上を図れると共に、走行に関係のない無用な照明を防止できる。
以下、本発明に係る車両用照明制御システムの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る車両用照明制御システム1の構成を図1に示す。車両用照明制御システム1は、撮像装置2と、ECU3と、ヘッドランプユニット4と、ベンディングランプ5Lと、ベンディングランプ5Rと、を備える。また、ECU3は、ナビゲーション装置7、車速センサ8、ウィンカスイッチ9、ヘッドランプスイッチ10等と接続し、これらの機器等からの信号又はデータを入力できる構成となっている。
撮像装置2は、図2に示すように、運転シート21に着座した運転者22の顔を正面から撮像できる位置(例えば、本実施形態の如くステアリングコラム上や、インスツルメントパネルの上面等)に設置される。撮像装置2は、例えば、CCDカメラモジュールやCMOSカメラモジュール等で構成され、所定時間(例えば、1/30秒)毎に撮像した画像をECU3に出力する。
ECU(Electronic Control Unit)3は、車両用照明制御システム1全体を制御するための電子制御装置である。ECU3は、CPU30、画像メモリ31、ROM32、RAM33、ヘッドランプ用ドライバ34、ベンディングランプ用ドライバ35、I/F部36等を備える。
画像メモリ31は、撮像装置2から送られてきた画像を記憶するフラッシュメモリ等の半導体メモリである。ROM32は、当該制御、演算の主体であるCPU30が実行するプログラムや各種マップ等を記憶する。RAM33は、CPU30によりプログラムが実行される際の作業用領域等として使用される。ヘッドランプ用ドライバ34は、CPU30からの制御信号に基づき、ヘッドランプユニット4を制御する。ベンディングランプ用ドライバ35は、CPU30からの制御信号に基づき、ベンディングランプ5L及び5Rを制御する。I/F部36は、ECU3に接続する各機器等とのI/F(インタフェース)処理を行う。
ヘッドランプユニット4は、図3に示すように、車両23の前部の両サイドに設けられ、車両23の前方の照明を行う。ヘッドランプユニット4は、ビーム照射を行うランプ部と、ランプ部の照射方向(即ち、光軸)を変化させるためのモータ(何れも図示せず)とを備える。図4に示すように、ヘッドランプユニット4は、ECU3からの制御信号により、照射方向(換言すれば、照明範囲)を変化させることができる(いわゆるスイブル機能)。
ベンディングランプ5L及びベンディングランプ5Rは、LED等で構成される灯具であり、図3に示すように、それぞれ、車両23の前部の左サイド及び右サイドに設置されている。ベンディングランプ5L及びベンディングランプ5Rは、ECU3からの制御信号により、それぞれ、運転者22から見て車両23の左方向及び右方向を照射する(図5参照)。
図1に戻り、ナビゲーション装置7は、現在地(出発地)から運転者22が指定した目的地までの経路の探索(ルート探索)を行い、その探索結果に従い、運転者22に対して、目的地までの経路誘導を音声や映像により行なう電子機器である。また、ナビゲーション装置7は、所定時間(例えば、1秒)毎に後述する誘導情報をECU3に出力する。
また、ECU3には、車速センサ8、ウィンカスイッチ9、ヘッドランプスイッチ10からの車両情報が入力される。具体的には、車速センサ8からの車両情報は、検出した車両23の車速を示し、ウィンカスイッチ9からの車両情報は、方向指示器の動作状態、即ち、図3に示す左右のウィンカ(24L、24R)の点滅状態を示し、ヘッドランプスイッチ10からの車両情報は、ヘッドランプ4の点灯・消灯状態を示す。尚、図示はしないが、ウィンカ24L、24Rは、車両23のリア部にも設けられている。
ECU3は、機能的には、図6に示すように、顔向角度検出部301と、誘導情報入力部302と、到達距離取得部303と、車両情報取得部304と、照明制御部305と、を備える。顔向角度検出部301は、撮像装置2から所定時間毎に送信される撮像画像を解析して、運転者22の正面からの左右方向の顔向き方向及び顔向き角度を検出する。顔向き方向及び顔向き角度の検出については、公知技術が使用でき、その手法に限定はない。以下、顔向角度検出部301による顔向き方向及び顔向き角度の検出手法の一例を説明する。
顔向角度検出部301は、画像メモリ31から撮像装置2が撮像した運転者22の顔画像を取得する。顔向角度検出部301は、取得した顔画像に対してソーベルフィルタ処理を施し、横エッジ(顔の上下両側端)及び縦エッジ(顔の左右両側端)を検出して、図7(a)に示すような、運転者22の顔のエッジ画像70を取得する。顔向角度検出部301は、このエッジ画像70を基に、顔の構成部分の特徴点、例えば、図7(b)に示すような両眼球の中心点71L、71Rを取得する。顔の構成部分の対象性から、この取得した両眼球の中心点71L、71Rにより、運転者22の顔中心が得られる。
顔向角度検出部301は、図8に示すように、顔の中心線と顔の幅方向両端との間隔u1、u2に基づいて、運転者22の顔向き角度を取得する。この場合、顔向角度検出部301の処理において、u1=u2であれば、運転者22は、車両23の左右方向における正面を向いていると判断され、u1>u2ならば左方向、u1<u2ならば右方向を向いていると判断される。このようにして、顔向角度検出部301は、運転者22の正面からの顔向き方向を検出する。そして、顔向角度検出部301は、取得したu1、u2を基に、間隔u1とu2の差と顔向き角度θとの関係を示す顔向き角度マップを参照することで運転者22の正面からの顔向き角度を取得する。顔向き角度マップは、実験等に基づき作成され、ROM32等に予め記憶されている。
誘導情報入力部302は、地図情報と、車両23の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力する。本実施形態では、誘導情報入力部302は、ナビゲーション装置7から所定時間毎に出力される誘導情報を入力し、該誘導情報をRAM33等に保存する。誘導情報は、車両23を目的地まで誘導するための経路計算結果から得られる情報であり、例えば、現在位置、直近の交差点情報(退出方向、交差点位置を含む)、直近のカーブ情報(カーブ方向、カーブ入り口位置を含む)等が含まれる。
到達距離取得部303は、誘導情報入力部302が入力した誘導情報を基に、所定ポイントまでの距離を取得する。より詳細には、到達距離取得部303は、直近の交差点(交差点中心位置)までの距離(交差点到達距離)又は直近のカーブ入り口位置までの距離(カーブ到達距離)を取得する。
車両情報取得部304は、車速センサ8、ウィンカスイッチ9、ヘッドランプスイッチ10からの前述した車両情報を入力し、該車両情報をRAM33等に保存する。照明制御部305は、顔向角度検出部301により検出された顔向き方向及び顔向き角度と、到達距離取得部303により取得された交差点到達距離又はカーブ到達距離と、車両情報取得部304により入力された車両情報と、を基にして、ヘッドランプユニット4と、ベンディングランプ5L、5Rの制御を行う。
照明制御部305は、ヘッドランプユニット4の制御を行うヘッドランプ制御部310と、ベンディングランプ5L、5Rの制御を行うベンディングランプ制御部311を備える。ヘッドランプ制御部310は、ヘッドランプスイッチ10がON(即ち、ヘッドランプユニット4のランプ部が点灯状態)であることを条件に、ランプ部の照射方向の制御(即ち、スイブル制御)を行う。以下、ヘッドランプ制御部310が実行するスイブル制御について具体的に説明する。
ヘッドランプ制御部310は、車両23が、交差点又はカーブ入り口に接近し、且つ、運転者22の顔向き角度が所定角度を超えた場合に、ヘッドランプユニット4のランプ部が当該顔向き方向を照射するよう、スイブル角度を調整する。交差点又はカーブ入り口に接近しているか否かの判断は、到達距離取得部303により取得された交差点到達距離(LC1)又はカーブ到達距離(LC2)と予め設定されたそれぞれの基準到達距離(L又はL)を比較することで行う。つまり、LC1<Lならば、直近の交差点に接近していると判断され、LC2<Lならば、直近のカーブの入り口に接近していると判断される。
顔向き角度が所定角度を超えたか否かの判断とスイブル角度の決定は、図9(a)に示すような角度制御マップに従って行う。角度制御マップは、実験等に基づき作成され、ROM32等に予め記憶されている。ヘッドランプ制御部310は、顔向角度検出部301により検出された顔向き角度(θ)と角度制御マップに設定された顔向き角度の閾値(θ(左方向)、θ(右方向))を比較することで、顔向き角度が所定角度を超えたか否かの判断を行う。顔向き角度(θ)が、顔向き角度の閾値(θ又はθ)を超えていると、ヘッドランプ制御部310は、顔向き角度(θ)の大きさに応じてヘッドランプユニット4のランプ部のスイブル角度を決定する。
角度制御マップは、所定ポイント(交差点、カーブ入り口等)における車両23の進行方向に対応して複数用意されている。例えば、直近の交差点で右折する場合や直近のカーブが右カーブの場合、図9(b)に示すように、θ>θに設定された角度制御マップを使用し、直近の交差点で左折する場合や直近のカーブが左カーブの場合、図9(c)に示すように、θ<θに設定された角度制御マップを使用する。これにより、運転者22が所定ポイント(交差点、カーブ入り口等)における車両23の進行方向に顔を向けることで、当該進行方向の路面を即座に照明でき、また、進行方向でない方向の無用な照明を極力防止できる。
以上のヘッドランプ制御部310によるスイブル制御について、具体例を挙げて説明する。先ず、所定ポイントが交差点である場合について説明する。図10は、交差点に進入しようとする車両23が、交差点中心からLC1の地点まで到達した時、運転者22が左方向にθだけ顔を向けた状況を示している。尚、図10の状況において、車両23のヘッドランプスイッチ10はONであるものとする。
この場合、先ず、ヘッドランプ制御部310は、直近の交差点への接近条件を満たしているか否かを判定する。ここで、LC1<Lとすると、接近条件を満たしていることになる。次に、ヘッドランプ制御部310は、車両23の交差点における進行方向(交差点進行方向)を取得する。交差点進行方向は、車両情報取得部304が入力したウィンカスイッチ9からの車両情報(ウィンカ24L、24Rの点滅状態)から得られる。あるいは、誘導情報入力部302が入力したナビゲーション装置7からの誘導情報(交差点退出方向)から取得してもよい。
次に、ヘッドランプ制御部310は、取得した交差点進行方向に対応した角度制御マップを取得する。図10の状況において、車両23が左折しようとしている場合(即ち、ウィンカ24Lが点滅状態)では、ヘッドランプ制御部310は、図9(c)に示す左折用の角度制御マップを選択する。そして、ヘッドランプ制御部310は、取得した角度制御マップから運転者22の顔向き方向(本例では、左方向)に対応する顔向き角度の閾値、即ち、左方向の閾値(θ)を取得し、この閾値(θ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。ここで、θ>θとすると、ヘッドランプ制御部310は、当該角度制御マップを参照し、顔向き角度(θ)の大きさに対応したスイブル角度を取得する。そして、この取得したスイブル角度に従い、ヘッドランプユニット4のモータを制御してランプ部の照射方向を変更する。
以上のようにしてヘッドランプユニット4の照射方向を制御すると、交差点手前において、図11(a)のような直進方向の照射を図11(b)のように交差点進行方向側(即ち、交差点進入方向に対して左方向側)の照射に変化させることができる。したがって、交差点における車両23の進行方向の路面を的確に照明でき、運転者22の視認性が向上し、走行の安全性を高めることができる。
続いて、所定ポイントがカーブ入り口である場合について説明する。図12は、カーブ入り口に突入しようとする車両23が、カーブ入り口からLC2の地点まで到達した時、運転者22が右方向にθだけ顔を向けた状況を示している。尚、図12の状況において、車両23のヘッドランプスイッチ10はONであるものとする。
ヘッドランプ制御部310は、上記交差点の場合と同様、直近のカーブ入り口への接近条件を満たしているか否かを判定する。ここで、LC2<Lとすると、接近条件を満たしていることになる。次に、ヘッドランプ制御部310は、誘導情報入力部302が入力したナビゲーション装置7からの誘導情報からカーブ方向を取得する。
次に、ヘッドランプ制御部310は、取得したカーブ方向に対応した角度制御マップを取得する。図12の状況では、カーブ方向は車両23の進入方向に対して右方向であるので、ヘッドランプ制御部310は、図9(b)に示す右カーブ用の角度制御マップを選択する。そして、ヘッドランプ制御部310は、取得した角度制御マップから運転者22の顔向き方向(本例では、右方向)に対応する顔向き角度の閾値、即ち、右方向の閾値(θ)を取得し、この閾値(θ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。ここで、θ>θとすると、ヘッドランプ制御部310は、当該角度制御マップを参照し、顔向き角度(θ)の大きさに対応したスイブル角度を取得する。そして、この取得したスイブル角度に従い、ヘッドランプユニット4のモータを制御してランプ部の照射方向を変更する。
以上のように制御することで、カーブ入り口手前において、図13(a)のような車両23の前方方向の照射を図13(b)のようにカーブ方向側(即ち、進入方向に対して右方向側)の照射に変化させることができる。したがって、カーブにおける車両23の進行方向の路面を的確に照明でき、運転者22の視認性が向上し、走行の安全性を高めることができる。
続いて、ベンディングランプ制御部311が実行するベンディングランプ5L、5Rの制御について具体的に説明する。
ベンディングランプ制御部311は、車両23が、交差点又はカーブ入り口に接近し、且つ、運転者22の顔向き角度が所定角度を超えた場合に、当該顔向き方向に対応するベンディングランプ5L又は5Rの点灯制御を行う。交差点又はカーブ入り口に接近しているか否かの判断は、前述したヘッドランプ制御部310の制御と同様、到達距離取得部303により取得された交差点到達距離(LC1)又はカーブ到達距離(LC2)とそれぞれの基準到達距離(L又はL)を比較することで行う。つまり、LC1<Lならば、直近の交差点に接近していると判断され、LC2<Lならば、直近のカーブの入り口に接近していると判断される。
顔向き角度が所定角度を超えたか否かの判断は、図14(a)に示すような点灯制御マップに従って行う。点灯制御マップは、実験等に基づき作成され、ROM32等に予め記憶されている。ベンディングランプ制御部311は、顔向角度検出部301により検出された顔向き角度(θ)と点灯制御マップに設定された顔向き角度の閾値(θ(左方向)、θ(右方向))を比較することで、顔向き角度が所定角度を超えたか否かの判断を行う。顔向き角度(θ)が、顔向き角度の閾値(θ又はθ)を超えていると、ベンディングランプ制御部311は、当該顔向き方向に対応するベンディングランプ5L又は5Rを点灯させる。
点灯制御マップは、角度制御マップと同様、所定ポイント(交差点、カーブ入り口等)における車両23の進行方向に対応して複数用意されている。例えば、直近の交差点で右折する場合や直近のカーブが右カーブの場合、図14(b)に示すように、θ>θに設定された点灯制御マップを使用し、直近の交差点で左折する場合や直近のカーブが左カーブの場合、図14(c)に示すように、θ<θに設定された角度制御マップを使用する。これにより、運転者22が所定ポイント(交差点、カーブ入り口等)における車両23の進行方向に顔を向けることで、当該進行方向の路面を即座に照明でき、また、進行方向でない方向の無用な照明を極力防止できる。
以上のベンディングランプ制御部311によるベンディングランプ5L及び5Rの点灯制御について、具体例を挙げて説明する。先ず、所定ポイントが交差点である場合について説明する。例えば、車両23の交差点への進入状況が、前述した図10に示す状況である場合、先ず、ベンディングランプ制御部311は、直近の交差点への接近条件を満たしているか否かを判定する。ここで、LC1<Lとすると、接近条件を満たしていることになる。次に、ベンディングランプ制御部311は、車両23の交差点における進行方向(交差点進行方向)を取得する。交差点進行方向は、ウィンカスイッチ9からの車両情報(ウィンカ24L、24Rの点滅状態)から取得してもよいし、ナビゲーション装置7からの誘導情報から取得してもよい。
次に、ベンディングランプ制御部311は、取得した交差点進行方向に対応した点灯制御マップを取得する。図10の状況において、車両23が左折しようとしている場合(即ち、ウィンカ24Lが点滅状態)では、ベンディングランプ制御部311は、図14(c)に示す左折用の点灯制御マップを選択する。そして、ベンディングランプ制御部311は、取得した点灯制御マップから運転者22の顔向き方向(本例では、左方向)に対応する顔向き角度の閾値、即ち、左方向の閾値(θ)を取得し、この閾値(θ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。ここで、θ>θとすると、ベンディングランプ制御部311は、当該顔向き方向(即ち、左方向)に対応するベンディングランプ5Lを点灯させる(図15参照)。
直近の交差点進入の際、このように制御することで、交差点における車両23の進行方向の路面を的確に照明でき、運転者22の視認性が向上し、走行の安全性を高めることができる。
続いて、所定ポイントがカーブ入り口である場合について説明する。例えば、車両23のカーブ入り口への進入状況が、前述した図12に示す状況である場合、ベンディングランプ制御部311は、上記交差点の場合と同様、直近のカーブ入り口への接近条件を満たしているか否かを判定する。ここで、LC2<Lとすると、接近条件を満たしていることになる。次に、ベンディングランプ制御部311は、誘導情報入力部302が入力したナビゲーション装置7からの誘導情報からカーブ方向を取得する。
次に、ベンディングランプ制御部311は、取得したカーブ方向に対応した点灯制御マップを取得する。図12の状況では、カーブ方向は車両23の進入方向に対して右方向であるので、ベンディングランプ制御部311は、図14(b)に示す右カーブ用の点灯制御マップを選択する。そして、ベンディングランプ制御部311は、取得した点灯制御マップから運転者22の顔向き方向(本例では、右方向)に対応する顔向き角度の閾値、即ち、右方向の閾値(θ)を取得し、この閾値(θ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。ここで、θ>θとすると、ベンディングランプ制御部311は、当該顔向き方向(即ち、右方向)に対応するベンディングランプ5Rを点灯させる(図16参照)。
直近のカーブ進入の際、このように制御することで、カーブにおける車両23の進行方向の路面を的確に照明でき、運転者22の視認性が向上し、走行の安全性を高めることができる。
続いて、本実施形態の車両用照明制御システムによる照明制御処理の手順を図17のフローチャートに沿って説明する。照明制御処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。
撮像装置2からECU3に送信された運転者22の顔画像は、画像メモリ31に保存される(ステップS101)。顔向角度検出部301は、画像メモリ31から運転者22の顔画像を取得し、該顔画像を基に、運転者22の顔向き角度を取得する(ステップS102)。誘導情報入力部302は、ナビゲーション装置7から送信された誘導情報を入力し、該誘導情報をRAM33等に保存する(ステップS103)。車両情報取得部304は、車速センサ8、ウィンカスイッチ9、ヘッドランプスイッチ10から送信された車両情報を入力し、各車両情報をRAM33等に保存する(ステップS104)。到達距離取得部303は、誘導情報入力部302が入力した誘導情報を基に、直近の所定ポイント(交差点又はカーブ入り口)までの距離(交差点到達距離又はカーブ到達距離)を取得する(ステップS105)。
ヘッドランプ制御部310及びベンディングランプ制御部311は、車両23が、交差点又はカーブ入り口に接近しているか否かをチェックする(ステップS106)。ここで、直近の所定ポイントが、交差点の場合は、交差点到達距離(LC1)と基準到達距離(L)が比較され、カーブの場合は、カーブ到達距離(LC2)と基準到達距離(L)が比較される。尚、この比較において、車両23の車速に応じて補正した基準到達距離(L、L)を使用してもよい。例えば、車速が所定速度より大きい場合(換言すれば、交差点又はカーブ入り口への進入速度が速い場合)には、交差点又はカーブ入り口に到達する時間が短くなるため、基準到達距離(L、L)を長めに補正し、一方、車速が所定速度より小さい場合には、基準到達距離(L、L)を短めに補正してもよい。
車両23が、交差点又はカーブ入り口に接近している場合(ステップS106でYES)は、ヘッドランプ制御部310及びベンディングランプ制御部311は、車両23の交差点又はカーブ入り口における進行方向を取得する(ステップS107)。ヘッドランプ制御部310は、取得した車両23の進行方向に対応した角度制御マップ(図9参照)を取得する(ステップS108)。ベンディングランプ制御部311は、取得した車両23の進行方向に対応した点灯制御マップ(図14参照)を取得する(ステップS109)。
ヘッドランプ制御部310及びベンディングランプ制御部311は、運転者22の顔向き角度が所定角度を超えたか否かをチェックする(ステップS110)。具体的には、ヘッドランプ制御部310は、取得した角度制御マップの当該顔向き方向に対応した顔向き角度の閾値(θ又はθ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。また、ベンディングランプ制御部311は、取得した点灯制御マップの当該顔向き方向に対応した顔向き角度の閾値(θ又はθ)と当該顔向き角度(θ)を比較する。
上記各々の比較において、運転者22の顔向き角度が所定角度を超えている場合(ステップS110でYES)、ヘッドランプ制御部310及びベンディングランプ制御部311は、各々の照明制御を行う。具体的には、ヘッドランプ制御部310は、取得した角度制御マップから当該顔向き角度(θ)の大きさに対応したスイブル角度を取得する。そして、取得したスイブル角度に従い、ヘッドランプユニット4のモータを制御してランプ部の照射方向を変更する(ステップS111)。また、ベンディングランプ制御部311は、当該顔向き方向に対応するベンディングランプ(5L又は5R)を点灯させる(ステップS112)。
以上説明したように、本実施形態の車両用照明制御システムによれば、車両23が、交差点又はカーブ入り口に接近し、且つ、運転者22の顔向き角度が所定角度を超えた場合に、当該顔向き方向に合わせるようにして、ヘッドランプユニット4の照射方向を変更し、ベンディングランプ(5L又は5R)を点灯させる。したがって、車両23の走行時において注視すべき方向を的確に照明できるので、走行の安全性が高まり、また、走行に関係のない無用な照明を極力防止できる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ECU3は、ヘッドランプユニット4のスイブル制御及びベンディングランプ5L、5Rの点灯制御の両者を行う構成となっているが、何れか一方の制御のみを行う構成でもよい。かかる構成においても本発明の目的を達成し得る。
また、基準到達距離(L、L)は、ヘッドランプ制御部310及びベンディングランプ制御部311で同一である必要はなく、それぞれの制御において、実験等により導出した好適値を採用することができる。さらに、基準到達距離(L、L)は、前述した車速の他にも様々な車両情報を用いて適宜補正することができる。例えば、ECU3が、走行距離計やワイパースイッチからの車両情報を入力できる構成にし、これらからの車両情報(積算走行距離やワイパーの動作状態)に基づいて、基準到達距離(L、L)を補正してもよい。また、交差点の場合においては、車両23の進行方向(右左折、直進等)により基準到達距離(L)を補正してもよい。
また、上記実施形態では、角度制御マップ(図9参照)及び点灯制御マップ(図14参照)は、それぞれ3パターン用意されていたが、より多くのパターン(例えば、車両情報に対応させたパターン)が用意されていてもよい。さらには、用意されている角度制御マップ又は点灯制御マップを車両情報等に応じて補正したものを使用して、ヘッドランプユニット4又はベンディングランプ5L、5Rを制御してもよい。
また、ECU3が、直近の交差点の形状に関する交差点形状情報を取得する交差点形状取得部を備え、ヘッドランプ制御部310又はベンディングランプ制御部311は、かかる交差点形状情報も加味して、ヘッドランプユニット4又はベンディングランプ5L、5Rを制御する構成にしてもよい。具体的には、ヘッドランプ制御部310又はベンディングランプ制御部311は、直近の交差点形状(例えば、分岐路数や分岐角度等)に応じた基準到達距離(L)の補正、角度制御マップ又は点灯制御マップの選択や補正を行う。
また、ECU3が、直近のカーブの形状に関するカーブ形状情報を取得するカーブ形状取得部を備え、ヘッドランプ制御部310又はベンディングランプ制御部311は、かかるカーブ形状情報(例えば、カーブの曲率等)も加味して、ヘッドランプユニット4又はベンディングランプ5L、5Rを制御する構成にしてもよい。
また、ベンディングランプ制御部311が、ベンディングランプ5L、5Rの照度レベルを制御できる構成にしてもよい。かかる構成の場合、例えば、図18に示すような点灯制御マップを使って、顔向き角度に応じた照度レベルに調整することができる。また、車両情報(車速、ワイパーの動作状態)、交差点形状情報、カーブ形状情報を基に、照度レベルを調整するようにしてもよい。さらには、車両23の周辺照度を検出する照度センサとECU3を接続し、照度センサからの照度情報を加味して、ベンディングランプ5L、5Rの照度レベルを調整してもよい。
また、ベンディングランプ制御部311が、ベンディングランプ5L、5Rを構成する複数のLEDの各々を選択して点灯制御できる構成にしてもよい。かかる構成を採用することで、例えば、顔向き角度の大きさ、車両情報、交差点・カーブ形状情報等に基づいて、ベンディングランプ5L、5Rの照射幅を調整することが可能となる。
また、所定ポイントにおける、運転者22の顔向き角度やヘッドランプ制御部310又はベンディングランプ制御部311による制御状況等をデータ化して蓄積保存できる構成にし、かかるデータを基に、基準到達距離(L、L)の補正や角度制御マップ又は点灯制御マップの選択若しくは補正等を行えるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用照明制御システムの構成を示すブロック図である。 撮像装置の設置態様を示す図である。 ヘッドランプユニット、ベンディングランプ、ウィンカの取り付け位置の一例を示す図である。 ヘッドランプユニットの照明領域を示す図である。 ベンディングランプの照明領域を示す図である。 図1に示すECUの機能的な構成を示す図である。 運転者の顔画像を示す図であり、(a)はエッジ画像を示し、(b)はエッジ画像の特徴点を示す。 図7のエッジ画像において、顔の中心線と顔の幅方向両端との間隔を示す図である。 角度制御マップを示す図であり、(a)は直進用、(b)は右方向用、(c)は左方向用を示す。 交差点進入時の照明制御を説明するための状況例を示す図である。 交差点進入時において、ヘッドランプユニットの制御による効果を説明するための図であり、(a)は制御をしない場合、(b)は制御した場合を示す。 カーブ進入時の照明制御を説明するための状況例を示す図である。 カーブ進入時において、ヘッドランプユニットの制御による効果を説明するための図であり、(a)は制御をしない場合、(b)は制御した場合を示す。 点灯制御マップを示す図であり、(a)は直進用、(b)は右方向用、(c)は左方向用を示す。 交差点進入時において、ベンディングランプの制御による効果を説明するための図である。 カーブ進入時において、ベンディングランプの制御による効果を説明するための図である。 照明制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態における点灯制御マップの一例を示す図である。
符号の説明
1 車両用照明制御システム
2 撮像装置(撮像手段)
4 ヘッドランプユニット(照明手段)
5L、5R ベンディングランプ(照明手段)
21 運転シート
22 運転者
24L、24R ウィンカ(方向指示器)
34 ヘッドランプ用ドライバ(照明制御手段)
35 ベンディングランプ用ドライバ(照明制御手段)
301 顔向角度検出部(顔向角度検出手段)
302 誘導情報入力部(誘導情報入力手段)
303 到達距離取得部(到達距離取得手段)
304 車両情報取得部(車両情報取得手段)
305 照明制御部(照明制御手段)

Claims (10)

  1. 車両の運転シートに着座した運転者の顔部を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段の撮像によって得られた画像に基づいて、前記運転者の正面からの顔向き方向及び顔向き角度を検出する顔向角度検出手段と、
    車外の照明を行う照明手段と、
    地図情報と、前記車両の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力する誘導情報入力手段と、
    入力された前記誘導情報を基に、現在の車両位置から誘導経路上における所定ポイントまでの到達距離を取得する到達距離取得手段と、
    検出した前記顔向き方向及び顔向き角度と、取得した前記到達距離とに基づき、前記照明手段の照明制御を行う照明制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする車両用照明制御システム。
  2. 前記所定ポイントが、直近の交差点位置であることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明制御システム。
  3. 入力された前記誘導情報を基に、直近の交差点の形状に関する交差点形状情報を取得する交差点形状取得手段をさらに備え、
    前記照明制御手段は、前記交差点形状情報も加味して前記照明手段の照明制御を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用照明制御システム。
  4. 前記所定ポイントが、直近のカーブの入り口位置であることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明制御システム。
  5. 入力された前記誘導情報を基に、直近のカーブの形状に関するカーブ形状情報を取得するカーブ形状取得手段をさらに備え、
    前記照明制御手段は、前記カーブ形状情報も加味して前記照明手段の照明制御を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用照明制御システム。
  6. 車両の状態に関する車両情報を取得する車両情報取得手段をさらに備え、
    前記照明制御手段は、前記車両情報も加味して前記照明手段の照明制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明制御システム。
  7. 前記車両情報には、車両の速度が含まれることを特徴とする請求項6に記載の車両用照明制御システム。
  8. 前記車両情報には、方向指示器の動作状態が含まれることを特徴とする請求項6に記載の車両用照明制御システム。
  9. 前記車両情報には、積算走行距離が含まれることを特徴とする請求項6に記載の車両用照明制御システム。
  10. 車両の運転シートに着座した運転者の顔部を撮像するステップと、
    撮像によって得られた画像に基づいて、前記運転者の正面からの顔向き方向及び顔向き角度を検出するステップと、
    地図情報と、前記車両の位置情報とに基づいて得られた誘導情報を入力するステップと、
    入力された前記誘導情報を基に、現在の車両位置から誘導経路上における所定ポイントまでの到達距離を取得するステップと、
    検出した前記顔向き方向及び顔向き角度と、取得した前記到達距離とに基づき、車外の照明を行う照明手段の照明制御を行うステップと、を有する、
    ことを特徴とする車両用照明制御方法。
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