JP2009072863A - ダウンカット式クロップシャーおよび上刃材 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚鋼板の切断に好適なダウンカット式クロップシャーおよび上刃材を提供する。
【解決手段】上刃を有する上刃材を取り付けた上刃ホルダーと下刃を有する下刃材を取り付けた下刃ホルダーを有し、上刃ホルダーを鉛直方向に下降させ、下刃ホルダーは固定して厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーにおいて、上刃材は刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に上刃を有し、上刃ホルダーに取り付けた際、剪断に使用する側の刃元側のレーキ角が刃先側のレーキ角より大きく、上刃ホルダーと上刃材は、上刃材の2本の稜に設けられた刃が順次使用可能なようにボルト結合されている。また、刃の形状を、刃幅方向に屈折点を挟んで連続する複数の直刃からなるものとし、上刃ホルダーに取り付けた際、刃元側から刃先側に逐次直刃のレーキ角が小さくなる上刃材を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダウンカット式クロップシャーおよび上刃材に関し、特に厚鋼板の切断に好適なものに関する。
厚板工場では、鋼板の長手方向の両端部をダウンカット式クロップシャーで切り落とした後、幅方向の両端部をサイドシャーで切断し、さらに長手方向の両端部をエンドシャーで切り落として矩形とする。
図13はダウンカット式クロップシャーの構造を模式的に示し、門型ハウジング(図では省略)の内部で、上方に吊り上げた、レーキ角θを有する上刃の形成された上刃材1と下刃の形成された下刃材3の間に載置した鋼板2に、上刃材1を落下(落下方向:矢印5)させて剪断する。鋼板用ダウンカット式クロップシャーのレーキ角θは一般に0.5〜5°のものが使用されている。
ダウンカット式クロップシャーでは、上方に吊り上げた上刃材1と下刃材3の間隔は、鋼板2の全厚tを剪断するのに十分なストローク4が得られるように設定される。
ダウンカット式クロップシャーの切断力は、上刃材1の被切断材への押し付け力と上刃材1のレーキ角θに依存し、硬くて厚い等の難切断材料を切断する場合は、押し付け力を増大させるか、レーキ角θを大きくする。
押し付け力の増大は上刃材の駆動装置の増強や門型フレームの補強が必要で大掛かりな設備工事となるため容易に実施できない。
レーキ角を大きくする場合、1.上刃材自体の大きさ(刃元での刃先高さ)は従来のままとし、レーキ角のみを大きくする、2.上刃材もレーキ角も大きくすることによる。
しかし、既設の装置において、上刃材の大きさを変えずにレーキ角のみを大きくする方法は、図14に示すように鋼板の板厚tによっては、刃先においてストローク4が不足して切り残し部21が発生する。
また、上刃材もレーキ角も大きくする方法は図15に示すように、鋼板2の板厚tによっては、上刃材1を吊り上げた状態においても、刃元に接触する部分22が発生し、切断のため、鋼板2を上刃の下に移動させることができない。
特許文献1は、レーキ角を大きくして、切断力を向上させた厚鋼板用剪断機に関し、ダウンカット式クロップシャーにおいて上刃のレーキ角を、中央部は一定で、両端部にかけて大きくし刃先の幅方向の形状を略鍋底状とする、切断時の門型フレームへの負荷を減少させる厚鋼板用剪断機が記載されている。
実開平2−7911号公報
ところで、ダウンカット式クロップシャーにおいて上刃は消耗品で、適宜新品と交換される。例えば、鉄鋼メーカーの厚鋼板製造分野では約4週間に1回の頻度で実施され、交換頻度の低減が要望されている。
一方、厚板需要分野では、ラインパイプ材でAPI規格X120鋼の商用試作生産も開始される等、鋼材の高強度化が進展し、剪断作業への負荷は増大する傾向で、剪断能力の向上が要望されている。
従って、既設のダウンカット式クロップシャーの押し付け力を増強せずに切断能力を向上させ、且つ交換頻度が少ない上刃への要望は強いところ、特許文献1記載の厚鋼板用剪断機に用いられる上刃は形状が複雑で生産性に劣ること、及び複雑な形状のため、既存の設備で、切断できる鋼板寸法への影響が懸念される。
そこで、本発明は、切断力に優れ、交換頻度が少ない上刃材、およびそれを用いたダウンカット式クロップシャーを提供することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段で達成可能である。上刃材・下刃材とは、それぞれ、上刃ホルダー・下刃ホルダーに取り付けられる刃素材を指し、上刃・下刃とは、上刃材・下刃材の稜部に形成される刃そのものを指すものとする。
1.上刃を有する上刃材を取り付けた上刃ホルダーと下刃を有する下刃材を取り付けた下刃ホルダーを有し、前記上刃ホルダーを鉛直方向に下降させ、前記下刃ホルダーは固定して前記上刃と前記下刃間で厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、
前記上刃は刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃からなり、前記上刃材は刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に上刃を有し、前記上刃材を前記上刃ホルダーに取り付けた際、剪断に使用する側となる刃の、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きく、前記上刃ホルダーと前記上刃材とは、前記上刃材の刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に設けられた刃が順次使用可能なように、ボルト結合されていることを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
2.上刃を有する上刃材を取り付けた上刃ホルダーと下刃を有する下刃材を取り付けた下刃ホルダーを有し、前記上刃ホルダーを鉛直方向に下降させ、前記下刃ホルダーは固定して前記上刃と前記下刃間で厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、
前記上刃は刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃からなり、前記上刃材は刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に上刃を有し、前記上刃材を前記上刃ホルダーに取り付けた際、剪断に使用する側となる刃の、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きく、前記上刃ホルダーと前記上刃材とは、前記上刃材の刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に設けられた刃が順次使用可能なように、ボルト結合されていることを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
3.剪断時における刃先形状が、以下の手順で求めたものとなることを特徴とする1または2記載のダウンカット式クロップシャー。
1)予め、前記剪断時における刃先形状で刃先側となる直刃のレーキ角を有する単一の直刃からなる上刃で切断した際の尖頭荷重が発生する食い込み量を求める。
2)前記上刃の平面形状において前記食い込み量と前記レーキ角の関係から求めた屈折点を前記上刃の直刃上に設ける。
3)前記屈折点から刃元側には、前記レーキ角より大きい角度のレーキ角を有する直刃を設ける。
4.上刃の刃先形状における屈曲点を以下の手順で求めたことを特徴とする1または2記載のダウンカット式クロップシャー。但し、屈折点から、刃元側の直刃はレーキ角θ、刃先側の直刃はレーキ角θとし、上刃ホルダーに取り付けた状態で得られる値とする。
手順1:レーキ角θの直刃からなる上刃で、上刃の食い込み量と切断荷重の関係を求め、尖頭荷重経過後、該尖頭荷重の80〜45%となる切断荷重が得られる上刃の食い込み量dを求める。
手順2:XY座標上に、レーキ角θの直刃からなる上刃形状を、刃元側端部をY軸、その先端部を原点としてプロットし、前記上刃形状の刃上でd/tanθがX座標となる点を屈折点とする。
手順3:手順2で求めた屈折点からレーキ角θの直線を引き、Y軸との交点を、新たな刃元側端部の先端部とする。
手順4:手順3で求めた刃元側先端部と屈折点を結ぶ直線を刃元側の直刃、屈折点から刃先先端部を結ぶ直線を刃先側の直刃とする。
5.鉛直方向に移動する上刃ホルダーに取り付けた上刃材に設けた上刃と下刃ホルダーに取り付けた下刃材に設けた下刃を有し、前記上刃ホルダーを下降させ、前記下刃ホルダーは固定して厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、上刃が刃幅方向に少なくとも一つの屈折点を挟んで連続する直刃からなり、前記上刃材は、刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に、上刃を有し、上刃ホルダーに取り付けた際、各直刃のレーキ角が、刃元側の直刃から刃先側の直刃にかけて逐次増加することを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
6.刃幅方向に屈折点を挟んで連続する複数の直刃からなる上刃を刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に有し、上刃ホルダーに取り付けた際、刃元側から刃先側に、逐次直刃のレーキ角が小さくなることを特徴とするダウンカット式クロップシャー用上刃材。
本発明によれば、切断力に優れ、且つ交換頻度が少ない上刃材およびそれを用いたダウンカット式クロップシャーが得られ産業上極めて有用である。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るダウンカット式クロップシャーの構造を説明する模式図で、図において、21はダウンカット式クロップシャー、22は上刃ホルダー、24は下刃材、25は下刃ホルダー、26は上刃ホルダー22を鉛直方向に移動させる切断用シリンダー装置、27は厚鋼板、28はハウジング、33は上刃材、aは対称軸,bは上刃ホルダー22に上刃33を取り付けるボルト結合部を示す。
なお、本発明で上刃材33とは略直方体である前記上刃材の長手方向すなわち刃幅方向となる稜に刃が加工されたものを指し、図1は長手方向すなわち刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に上刃を有する上刃材を上刃材の長手方向すなわち刃幅方向の中心線である対称軸aを水平として上刃ホルダーに取り付けた場合のダウンカット式クロップシャーを示す。
ダウンカット式クロップシャー21は、厚鋼板27の搬送ラインを跨ぐ門型のハウジング28と切断機構で構成される。切断機構は門型のハウジング28に取り付けた切断用シリンダー装置26と、上刃材33を固定した上刃ホルダー22と下刃24を固定した下刃ホルダー25を有し、上刃材33を固定した上刃ホルダー22は、切断用シリンダー装置26の先端に取り付けられて鉛直方向に上下する。
下刃ホルダー25は、上刃材33と下刃材24の間で厚鋼板27を剪断するように、前記搬送ラインの下方で、下刃材24を固定する。上刃ホルダー22と上刃材33、下刃ホルダー25と下刃材24は、それぞれ、ボルト結合で固定し、交換可能とする。
本発明に係るダウンカット式クロップシャーで、上刃材33は略直方体で、長手方向すなわち刃幅方向となる稜に刃を有するものであり、具体的には、前記上刃材は刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に、刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つ以上の直刃からなる刃を有し、この刃は、上刃ホルダーに取り付けた場合、刃元側からは刃先側に逐次直刃のレーキ角が小さくなることを特徴とする。
図2は、本発明の一実施例に係るダウンカット式クロップシャーに用いる上刃材33を説明する斜視外観図で、上刃33には略直方体で刃幅方向の稜で互いに隣接しない稜34および稜35に、刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃がそれぞれ加工されている。
連続する二つの直刃は、上刃ホルダーに上刃材33を上刃材の長手方向すなわち刃幅方向の中心線である対称軸aが水平軸となるように取り付けた際、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きくなるように加工する。
図3は、本発明の他の実施例に係るダウンカット式クロップシャーに用いる上刃40を説明する斜視外観図で、上刃材40は略直方体で、中心軸aの刃幅方向の中心点bに対して点対称となる、互いに隣接する2本の稜41および稜42に、刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃がそれぞれ加工されている。連続する二つの直刃は、上刃ホルダーに上刃材33を上刃材の長手方向すなわち刃幅方向の中心線である対称軸aが水平となるように取り付けた際、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きくなるように加工する。
なお、被剪断材の板厚が厚いなど剪断条件が厳しい場合、上刃ホルダー22に上刃材33を取り付けるボルトにのみ剪断荷重が作用すると破損するので、上刃33の刃先形状の全長に沿って上刃ホルダー22が接触するように同一形状の切り込み部を設けることが望ましい。
例えば、図2に示すように刃幅方向の稜で互いに隣接しない2本の稜に刃を加工する場合は、稜36に設けられた刃材形状に沿う切り込み部を設け、図3に示すように、刃幅方向の中心点bを通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる刃幅方向の互いに隣接する2本の稜に刃を加工する場合は稜42に設けられた刃先形状に沿う切り込み部を設ける。
図10に上刃材33の刃幅方向の稜で互いに隣接しない2本の稜である稜34と稜35に、レーキ角θ、θを有する刃先を設けた場合に上刃ホルダー22に対称軸aが水平方向となるように上刃材33を取り付けた状態を示す。この図において、刃の形成された稜34は刃材の影となり見えないが、稜34の形状に応じて適宜形状が決定される稜36が見えており、上刃ホルダー22には、稜36の刃材形状に沿って切り込み部23を設けている。
本発明では上刃材33の刃先形状を、上刃ホルダーに取り付けた際、刃幅方向に屈折点を挟んで、連続する二つの直刃の、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きくなる形状とすることを特徴とする。以下に、上刃材33の刃先形状について説明する。
図7は、ダウンカット式クロップシャーの切断における、鋼材への食い込み量と切断荷重の関係を模式的に示す図で、ダウンカット式クロップシャーの切断荷重は、切断の初期において、最初のピーク値(以下、尖頭荷重)に達した後、次第に安定して定常最大荷重となる。図9は尖頭荷重/定常最大荷重比と切断荷重の関係を示す図で、図より、定常最大荷重は、尖頭荷重の約80〜45%である。
図8は尖頭荷重が発生する際の食い込み量と材料板厚の関係を示す図で、食い込み量が板厚の約30〜80%となると尖頭荷重が発生する。
本発明では、尖頭荷重を低減するように、切断初期に、材料に食い込む刃のレーキ角を、尖頭荷重が生じた後に材料に新たに食い込みはじめる刃のレーキ角より大きくすることを特徴とする。
図4は、本発明に係る上刃の形状を模式的に説明する上面図で、図において1は上刃材、11、12は直刃、13は背、14は刃元、15は刃先、hは刃元における刃面高さ、hは刃先における刃面高さ、hは屈折点における刃面高さを示す。
上刃材1は刃幅Wの方向に屈折点cを挟んで、連続する二つの直刃11、12を有する刃を有し、刃元側の直刃11のレーキ角θが刃先側の直刃12のレーキ角θより大きい。
切断初期は、刃元側の直刃11が受けもつので、刃先側の直刃12と同じレーキ角θの直刃からなる上刃で切断する場合と比較して、尖頭荷重が減少する。以下、図4に示す上刃形状を決定する手順について、図6を用いて具体的に説明する。
図6はレーキ角θの単一の直刃からなる上刃(以下、レーキ角θの直刃からなる上刃)にレーキ角θ1の直刃を付加した外観形状をXY座標軸上において示す図で、図において1´はレーキ角θの直刃12からなる上刃を有する上刃材で、四周部をA,B,C,Dとする。
手順1:レーキ角θの直刃からなる上刃材1´で、図7に一例を示した上刃の食い込み量と切断荷重の関係を求め、尖頭荷重経過後、切断荷重が当該尖頭荷重の80〜45%となる上刃の食い込み量dを求める。
次に、尖頭荷重を当該尖頭荷重の80〜45%の大きさの切断荷重まで低減させるため、直刃12において、切断開始から尖頭荷重が発生するまでの切断を受け持つ部分のレーキ角をレーキ角θより大きくする。
レーキ角θの直刃からなる上刃1´で尖頭荷重が発生する際の食い込み量をdとすると、鋼板表面における、鋼板端部からの切断長さはd/tanθとなるので、図6に示す幾何学的関係を用いて屈折点Eの位置が特定される。
手順2:XY座標上に、レーキ角θの直刃12からなる上刃材1´の形状を、刃元側の端部14´をY軸、その先端部Bを原点としてプロットし、前記直刃12の刃上においてd/tanθがX座標となる点を屈折点Eとする。
手順3:手順2で得られた屈折点Eからレーキ角θの直線を引き、Y軸との交点を、刃元側の端部14´の新たな先端部B´とする。
手順4:手順3で求めた先端部B´と屈折点Eを結んだ直線を刃元側の直刃11、屈折点Eから刃先先端部Cを結んだ直線を刃先側の直刃12とする。
なお、屈折点から刃元側の直刃のレーキ角θは刃先側の直刃のレーキ角θより大きければ良く特に規定しない。但し、レーキ角θが大きすぎると、鋼材に未切断領域が発生するので、切断する鋼材寸法に応じて適宜決定することが必要である。
図8に示すように食い込み量が板厚の約30〜80%となると尖頭荷重が発生するので、屈折点cにおける刃面高さhは、幾何学的関係より求まる下式を満たすように設定することも可能である。但しθは、刃先側の直刃のレーキ角をθとする。
(刃先での刃面高さh+刃幅W×tanθ)−0.8×切断する鋼材の板厚t≦h≦(刃先での刃面高さh+刃幅W×tanθ)−0.3×切断する鋼材の板厚t
上刃材の幅が切断する鋼材の幅Wより広い場合は、鋼材の幅Wの部分について刃先形状を求めた後、幅方向にレーキ角に沿って延長する。
また本発明に係る上刃の形状は、既存設備で用いる直刃からなる上刃を有する上刃材より特定することも可能である。
図5は、本発明に係る上刃の形状を特定するため、既存設備で用いる直刃からなる上刃材の平面図に上述したレーキ角と食い込み量dとの関係を満たす新たな刃先形状を記載した図で、以下の説明を容易とするため、XY座標のY軸を刃元とし、原点を上刃材1の刃元先端部aとする。
図において、直線abが既存設備の直刃からなる上刃材1の刃、θが既存設備の上刃材1の刃のレーキ角、cは屈折点、c´は仮屈折点、dは尖頭荷重後、最初に該尖頭荷重の80〜45%となる切断荷重が得られる時の上刃の食い込み量、直線acは本発明に係る上刃でレーキ角θの直刃、直線bcは本発明に係る上刃でレーキ角θの直刃を示し、θ>θとする。
図5より、屈折点cのxy座標値を、仮屈折点c´のxy座標値を求めた後、特定値xを、仮屈折点c´のy座標値に加算して求め、直線acを直刃11、直線bcを直刃12とする。
仮屈折点c´は、x座標値:l=d/tanθ、y座標値:dで、特定値xは幅W,板厚Dの鋼材を本発明に係る上刃と既存設備の直刃からなる上刃で切断する場合の切断荷重の関係を用いて求める。
まず、幅W,板厚Dの鋼材を本発明に係る上刃で切断する場合、レーキ角θの直刃11で、食い込み量dまで切断するので、tanθ=(d+x)/lが成立し、残りの板厚分であるD−d−xの切断では、レーキ角θの直刃12を用いることより、tanθ=(D−d−x)/(W−l)が成立する。
一方、既存の直刃からなる上刃による尖頭荷重Fmax(測定値)、本発明に係る直刃11による尖頭荷重Fmax´と、これらのレーキ角との間には、切断荷重はtanθに反比例する関係より、Fmax´=Fmax×tanθ/tanθ=Fmax×(d/l)/(d+x)/l=Fmax×d/(d+x)が成立する。
同様に、既存の直刃からなる上刃による定常最大荷重F(測定値)、本発明に係る直刃12による定常最大荷重F´と、これらのレーキ角との間にも、切断荷重はtanθに反比例する関係より、F´=F×tanθ/tanθ=F×((D−d)/(W−l))/((D−d−x)/(W−l))=F×(D−d)/(D−d−x)が成立する。
本発明では、尖頭荷重を定常最大荷重と等しくするので、Fmax´=F´とすることにより、特定値xが定まり、屈折点cをxy座標上で定めることが可能となる。既存の上刃による尖頭荷重Fmax、定常最大荷重F、および鋼材寸法(幅W,板厚D)は測定値で、xが未知数である。鋼材寸法(幅W,板厚D)は、既存設備での最大寸法とする。
上刃の幅が切断する鋼材の幅Wより広い場合は、鋼材の幅Wの部分について刃先形状を求めた後、幅方向にレーキ角に沿って延長する。
なお、本発明に係るダウンカット式クロップシャーでは、図11に示すように上刃ホルダー22に上刃材33を斜め(水平方向から角度θだけ上方に)に取り付けた場合、刃元側の直刃のレーキ角θが刃先側の直刃のレーキ角θより大きくなるように上刃を加工することも可能である。
図12は、上刃ホルダー22に上刃材33を斜めに取り付ける場合の上刃材33の形状を模式的に示す図で、上刃材33の刃幅方向の稜で互いに隣接しない2本の稜34および35に刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃を有する刃を設けた場合を示す。対称軸aは上刃材の長手方向すなわち刃幅方向の中心線である。
刃元側の直刃の角度θと刃先側の直刃の角度θは、上刃ホルダー22に上刃材33を角度θyだけ斜めに取り付けて剪断する際に所望のレーキ角となるように設定する。
上刃材33が上刃ホルダーに角度θで取り付けられている場合、剪断時、刃元側の直刃のレーキ角θは角度(θ+θ),刃先側の直刃のレーキ角θは角度(θ−θ)となる。なお、レーキ角θ、θは、前述した図5または図6の手順に従い求める。
以上の説明では、屈折点が一つの場合について述べたが、更に刃元側の直刃に屈折点を設け、刃元側から刃先側にかけて逐次レーキ角が小さくなるようにすると、切断初期における切断荷重の上昇がなだらかとなり、表面性状に優れる切断面が得られ好ましい。
本発明の一実施例に係るダウンカット式クロップシャーの構造を説明する図。 本発明の一実施例に係るダウンカット式クロップシャー用の上刃の斜視外観図。 本発明の他の実施例に係るダウンカット式クロップシャー用の上刃の斜視外観図。 本発明の一実施例に係る上刃の形状を説明する図。 本発明の一実施例に係る上刃の形状を求める手順を説明する図。 本発明の一実施例に係る上刃の形状を求める他の手順を説明する図 切断荷重と食い込み量の関係を示す図。 尖頭荷重が発生する際の食い込み量と切断材の板厚の関係を示す図。 切断荷重における尖頭荷重と定常最大荷重の関係を示す図。 本発明の一実施例に係るダウンカット式クロップシャーの上刃ホルダーの構造を説明する図。 本発明の他の実施例。 本発明の他の実施例。 従来例。 従来例。 従来例。
符号の説明
1 上刃材(の平面形状)
11、12 直刃
13 背
14 刃元
15 刃先
2 被切断材(鋼材)
21 未切断部
22 接触部
3 下刃材
4 ストローク
5 圧下方向
21 ダウンカット式クロップシャー
22 上刃ホルダー
23 切り込み部
24 下刃材
25 下刃ホルダー
26 切断用シリンダー装置
27 厚鋼板
28 ハウジング
33 上刃材
34,35 稜
刃元高さ
刃先高さ
屈折点における刃の高さ
θ、θ、θ レーキ角
θ 取り付け角度

Claims (6)

  1. 上刃を有する上刃材を取り付けた上刃ホルダーと下刃を有する下刃材を取り付けた下刃ホルダーを有し、前記上刃ホルダーを鉛直方向に下降させ、前記下刃ホルダーは固定して前記上刃と前記下刃間で厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、
    前記上刃は刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃からなり、前記上刃材は刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に上刃を有し、前記上刃材を前記上刃ホルダーに取り付けた際、剪断に使用する側となる刃の、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きく、前記上刃ホルダーと前記上刃材とは、前記上刃材の刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜に設けられた刃が順次使用可能なように、ボルト結合されていることを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
  2. 上刃を有する上刃材を取り付けた上刃ホルダーと下刃を有する下刃材を取り付けた下刃ホルダーを有し、前記上刃ホルダーを鉛直方向に下降させ、前記下刃ホルダーは固定して前記上刃と前記下刃間で厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、
    前記上刃は刃幅方向に屈折点を挟んで連続する二つの直刃からなり、前記上刃材は刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に上刃を有し、前記上刃材を前記上刃ホルダーに取り付けた際、剪断に使用する側となる刃の、刃元側の直刃のレーキ角が刃先側の直刃のレーキ角より大きく、前記上刃ホルダーと前記上刃材とは、前記上刃材の刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に設けられた刃が順次使用可能なように、ボルト結合されていることを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
  3. 剪断時における刃先形状が、以下の手順で求めたものとなることを特徴とする請求項1または2記載のダウンカット式クロップシャー。
    1.予め、前記剪断時における刃先形状で刃先側となる直刃のレーキ角を有する単一の直刃からなる上刃で切断した際の尖頭荷重が発生する食い込み量を求める。
    2.前記上刃の平面形状において前記食い込み量と前記レーキ角の関係から求めた屈折点を前記上刃の直刃上に設ける。
    3.前記屈折点から刃元側には、前記レーキ角より大きい角度のレーキ角を有する直刃を設ける。
  4. 上刃の刃先形状における屈曲点を以下の手順で求めたことを特徴とする請求項1または2記載のダウンカット式クロップシャー。但し、屈折点から、刃元側の直刃はレーキ角θ、刃先側の直刃はレーキ角θとし、上刃ホルダーに取り付けた状態で得られる値とする。
    手順1:レーキ角θの直刃からなる上刃で、上刃の食い込み量と切断荷重の関係を求め、尖頭荷重経過後、該尖頭荷重の80〜45%となる切断荷重が得られる上刃の食い込み量dを求める。
    手順2:XY座標上に、レーキ角θの直刃からなる上刃形状を、刃元側端部をY軸、その先端部を原点としてプロットし、前記上刃形状の刃上でd/tanθがX座標となる点を屈折点とする。
    手順3:手順2で求めた屈折点からレーキ角θの直線を引き、Y軸との交点を、新たな刃元側端部の先端部とする。
    手順4:手順3で求めた刃元側先端部と屈折点を結ぶ直線を刃元側の直刃、屈折点から刃先先端部を結ぶ直線を刃先側の直刃とする。
  5. 鉛直方向に移動する上刃ホルダーに取り付けた上刃材に設けた上刃と下刃ホルダーに取り付けた下刃材に設けた下刃を有し、前記上刃ホルダーを下降させ、前記下刃ホルダーは固定して厚鋼板を剪断するダウンカット式クロップシャーであって、上刃が刃幅方向に少なくとも一つの屈折点を挟んで連続する直刃からなり、前記上刃材は、刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に、上刃を有し、上刃ホルダーに取り付けた際、各直刃のレーキ角が、刃元側の直刃から刃先側の直刃にかけて逐次増加することを特徴とするダウンカット式クロップシャー。
  6. 刃幅方向に屈折点を挟んで連続する複数の直刃からなる上刃を刃幅方向の互いに隣接しない2本の稜、または、刃幅方向の中心を通り切断面に垂直な直線を軸として点対称となる2本の稜に有し、上刃ホルダーに取り付けた際、刃元側から刃先側に、逐次直刃のレーキ角が小さくなることを特徴とするダウンカット式クロップシャー用上刃材。
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