JP2009072316A - 生体内画像取得装置、生体内画像受信装置および生体内画像取得システム - Google Patents

生体内画像取得装置、生体内画像受信装置および生体内画像取得システム Download PDF

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Abstract

【課題】生体内画像取得装置と該生体内画像取得装置が取得する画像情報の被写体である臓器壁面との距離を推定可能な情報を、簡単に取得すること。
【解決手段】調光制御部173は、平均輝度値測定部132から入力される平均値と基準輝度値とを比較し、取得された画像情報の明るさを判定する。そして、照明部120の発光時間を比較結果に基づいて算出し、算出した発光時間に基づいて照明部120の調光制御を行う。またこのとき、算出した発光時間を発光時間191としてレジスタ190に格納しておく。一方、送信信号生成部131は、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成する。そして、発光時間付加部133は、制御部170を介してレジスタ190から発光時間191を読み出し、送信信号生成部131によって生成される送信信号に付加させる。送信処理部140は、この送信信号を無線送信する処理を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検体内部に導入されてこの被検体内部の画像情報を取得する生体内画像取得装置、生体内画像取得装置によって取得された画像情報を受信する生体内画像受信装置および生体内画像取得システムに関する。
近年、内視鏡の分野において、被検体内部の画像情報を取得する撮像部や、撮像部による撮像部位を照明する照明部、撮像部によって取得された画像情報を無線送信する送信部等がカプセル形状のケース内に収容されて構成された、飲込み型のカプセル型内視鏡が提案されている。このカプセル型内視鏡は、検査のため被検体である患者の口から飲込まれて被検体内部に導入される。そして、自然排出されるまでの間、体腔内の例えば食道や胃、小腸、大腸等の臓器内部をその蠕動運動に従って移動しながら体腔内の画像を順次撮像し、取得した画像情報を体外に無線送信する。また、このカプセル型内視鏡に関して、様々な技術が開示されている。例えば、照明部によって照射された照明光の反射光の量に従って照明の強度や時間を変化させることにより、装置のダイナミックレンジを拡大させたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−288191号公報
カプセル型内視鏡は、臓器の壁面に近接したり離れたりしながら体腔内を移動する。臓器壁面に近接した状態では、この壁面の狭い範囲を撮像した画像情報が得られ、離れた状態では、臓器内部の広い範囲を撮像した画像情報が得られる。ところで、精密な検査を行う前段階で行われるスクリーニング検査等のように、病変部位や出血部位等が存在するかどうかの観察が重要な検査では、臓器壁面の限られた狭い範囲を撮像したものよりも、臓器内部の広い範囲を撮像したものに注目する必要がある。しかしながら、このような注目すべき画像情報を自動的に抽出するためには、カプセル型内視鏡が臓器壁面に近接した状態なのか、臓器壁面から離れた状態なのかを検出する必要があるが、この場合には、カプセル型内視鏡と臓器壁面との距離を測定するための構成を追加する必要があった。現状では、医師等の観察者は、膨大な枚数の画像情報の中から検査に有用な注目すべき画像情報を視認によって分別しながら診断を行わなければならず、多大な時間と労力を要するという問題があった。
また、上記した課題とは別に、被検体の体外に排出されたカプセル型内視鏡をどのように回収したらよいかという問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑み為されたものであり、生体内画像取得装置と該生体内画像取得装置が取得する画像情報の被写体である臓器壁面との距離を推定可能な情報を、簡単に取得することができる生体内画像取得装置および生体内画像取得システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、被検体から体外に排出されたカプセル型医療装置を容易に回収することができる回収具およびカプセル型医療装置の回収方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る生体内画像取得装置は、被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、該調光量情報を用いて前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段を備え、前記送信処理手段は、前記撮像手段によって取得された画像情報を、前記調光制御に用いた調光量情報とともに無線送信する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像取得装置は、被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、該調光量情報を用いて前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段と、前記調光制御に用いた調光量情報に基づいて、前記撮像手段によって取得された画像情報の送信処理を行うか否かを判定する送信判定手段と、を備え、前記送信処理手段は、前記送信判定手段によって送信処理を行うと判定された画像情報を無線送信する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像取得装置は、被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段と、前記調光制御に用いた調光量情報に基づいて、前記撮像手段によって取得された画像情報に所定の画像処理を施す画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像取得装置は、上記の発明において、前記画像処理手段は、前記調光量情報に基づいて前記画像情報を圧縮するか否かを判定し、圧縮すると判定された画像情報に圧縮処理を施すことを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像取得装置は、上記の発明において、前記画像処理手段は、前記調光量情報に基づいて圧縮率を設定し、設定した圧縮率に従って前記画像情報に圧縮処理を施すことを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像受信装置は、被検体外部に配置され、上記構成の生体内画像取得装置から無線送信される画像情報を受信する生体内画像受信装置であって、前記被検体外部に配置され、前記生体内画像取得装置から無線送信される画像情報および調光量情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報を表示する処理を行う表示処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像受信装置は、上記の発明において、前記表示処理手段は、前記受信手段によって受信された画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて前記画像情報を表示するか否かを判定し、表示すると判定した画像情報を表示する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像受信装置は、上記の発明において、前記表示処理手段は、前記受信手段によって受信された画像情報を順次切り替えて連続表示する処理を行い、前記画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報の表示時間を可変することを特徴とする。
また、本発明に係る生体内画像取得システムは、上記構成の生体内画像取得装置と、被検体外部に配置され、前記生体内画像取得装置から無線送信される画像情報および調光量情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報を表示する処理を行う表示処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、取得された画像情報の明るさに基づいて定めた調光制御用の調光量情報を、生体内画像取得装置と該生体内画像取得装置が取得する画像情報の被写体である臓器壁面との距離を推定可能な情報として簡単に取得することができる。そして、この調光量情報を、撮像手段によって取得された画像情報とともに無線送信することができる。これによれば、例えば外部装置において、この調光量情報をもとに、取得された画像情報を、生体内画像取得装置と臓器壁面とが近接した状態で取得された画像情報と、生体内画像取得装置と臓器壁面とが離れた状態で撮像された画像情報とに分別することができる。そして、分別結果に基づいて、例えば臓器壁面と近接した状態で撮像された画像情報のみを画面表示し、離れた状態で撮像された画像情報は表示しないといった制御が実現できる。したがって、スクリーニング検査等において注目すべき画像情報を自動的に抽出することができ、観察者による観察時間を短縮し、観察者の視認による分別の手間を省くことができる。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における生体内画像取得システムの全体構成を示す概略模式図である。図1に示すように、生体内画像取得システムは、被検体1内部の画像情報を取得する生体内画像取得装置であるカプセル型内視鏡10と、カプセル型内視鏡10から無線送信される画像情報を受信する受信装置30と、受信装置30により受信される画像情報に基づいて、カプセル型内視鏡10によって取得された画像情報を表示する表示装置70とを備える。受信装置30と表示装置70との間の画像情報の受け渡しには、例えば可搬型の記録媒体(可搬型記録媒体)50が使用される。
カプセル型内視鏡10は、撮像機能、照明機能、および無線機能を具備するものであって、被検体1の口から飲み込まれて被検体1内部に導入され、体腔内を移動しながら逐次体腔内の画像情報を取得する。そして、取得した画像情報を体外に無線送信する。
受信装置30は、複数の受信用アンテナA1〜Anを備え、各受信用アンテナA1〜Anを介してカプセル型内視鏡10から無線送信される画像情報を受信する。この受信装置30は、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の記録メディアである可搬型記録媒体50の着脱が自在に構成されており、受信した画像情報を可搬型記録媒体50に逐次保存する。このようにして、受信装置30は、カプセル型内視鏡10が取得した被検体1内部の画像情報を時系列順に可搬型記録媒体50に蓄積する。
受信アンテナA1〜Anは、例えばループアンテナで構成され、図1に示すように、被検体1の体表上の所定位置に分散配置される。具体的には、例えば、被検体1内におけるカプセル型内視鏡10の通過経路に対応する位置に分散配置される。なお、受信アンテナA1〜Anは、被検体1に着用させるジャケットに分散配置されるものであってもよい。この場合には、受信アンテナA1〜Anは、被検体1がこのジャケットを着用することによって、被検体1内におけるカプセル型内視鏡10の通過経路に対応する被検体1の体表上の所定位置に配置される。なお、受信アンテナは、被検体1に対して1つ以上配置されればよく、その数は限定されない。
表示装置70は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現されるものであり、可搬型記録媒体50の着脱が自在に構成される。この表示装置70は、可搬型記録媒体50に保存された画像情報を読み込み、読み込んだ画像情報をLCDやELD等のディスプレイによって画面表示する。また、表示装置70は、被検体1に関する情報を可搬型記録媒体50に適宜書き込む。なお、プリンタ等によって他の媒体に画像を出力するように構成することとしてもよい。また、記録媒体に書き込みながら受信装置30の表示部に画像を出力するように構成してもよい。また、記録媒体から読み込むのではなく、受信装置30で受信した画像情報を、絶縁部を介してLCDやELD等のディスプレイにリアルタイムで出力する構成にしてもよい。
次に、実施の形態1におけるカプセル型内視鏡10の構成について説明する。図2は、カプセル型内視鏡10の構造を示す模式図である。このカプセル型内視鏡10は、カプセル形状の容器12内に、体腔内の画像を撮像して画像情報を取得する撮像部110、体腔内に照明光を照射する照明部120、撮像部110によって取得された画像情報を送信用アンテナ150を介して無線送信する処理を行う送信処理部140、制御部170、カプセル型内視鏡10を構成する各部に対して駆動電力を供給する電源部180等が収容されて構成されている。
容器12は、人が飲み込める程度の大きさのものであり、略半球状の先端カバー13と、胴部カバー14とが接合されて形成されている。先端カバー13は、透明部材で構成され、光学窓として機能する。すなわち、容器12内部において撮像部110および照明部120が先端カバー13と対向配置されており、先端カバー13は、照明部120からの照明光を容器12外部に透過させるとともに、その反射光を容器12内部へと案内する。
このカプセル型内視鏡10によれば、照明部120が照射した照明光が先端カバー13を通過して臓器壁面で反射される。そして、撮像部110がこの反射光を先端カバー13を介して受光し、被検体1内部の画像を撮像する。このようにして取得された画像情報は、カプセル型内視鏡10の先端カバー13が臓器内壁に近接した状態で撮像されたものと、先端カバー13が臓器内壁から離れた状態で撮像されたものとに大別される。
図3−1および図3−2は、それぞれカプセル型内視鏡10が大腸管腔に在る場合のカプセル型内視鏡10の状態例と、得られる画像例とを示した説明図である。図3−1に示す例では、カプセル型内視鏡10は、先端カバー13が腸壁に近接した状態となっており、撮像される画像I10では、腸壁の限られた狭い範囲しか観察できない。一方、図3−2に示す例では、カプセル型内視鏡10は、先端カバー13が腸壁から離れ、管腔方向を向いた状態となっており、撮像される画像I20では、管腔全体を広く観察できるため、例えばスクリーニング検査等において有用である。
ところで、先端カバー13が腸壁の臓器壁面と近接した状態で撮像された画像は、この先端カバー13と臓器壁面との距離が近いため、発光量が少なくてよい。一方、先端カバー13が管腔方向を向いた状態で撮像された画像は、この先端カバー13と臓器壁面との距離が遠いため、発光量が多く必要となる。したがって、取得された画像の発光量の情報をもとにして、先端カバー13と臓器壁面との距離を推定することができ、撮像時におけるカプセル型内視鏡10の状態が図3−1に示す状態なのか図3−2に示す状態なのかに分別することが可能である。本実施の形態は、このようにして、取得された画像情報を自動的に分別するものであり、より詳細には、画像を撮像するための発光量つまり調光量情報を用いて分別するものである。
図4は、カプセル型内視鏡10の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、カプセル型内視鏡10は、撮像部110と、照明部120と、信号処理部130と、送信処理部140と、送信用アンテナ150と、ROM160と、レジスタ190と、制御部170と、電源部180とを備える。
撮像部110は、CCDやCMOS等のイメージセンサで構成される撮像素子や、この撮像素子に入射光を結像させる結像レンズ等で構成され、入射光の強度に応じたアナログ信号を出力することによって、被検体1内部の画像を撮像する撮像動作を行う。詳細には、撮像部110は、後述するタイミング発生部171からの撮像部駆動パルスの供給タイミングで撮像動作を行う。
照明部120は、例えば、LED等の発光素子や、この発光素子の駆動回路等で構成され、照明光を照射して撮像部110による撮像部位を照明する照明動作を行う。詳細には、照明部120は、タイミング発生部171からの照明部駆動パルスの供給タイミングで照明動作を開始し、供給された照明部駆動パルスのパルス幅に相当する発光時間で照明光を照射する。
信号処理部130は、送信信号生成部131と、平均輝度値測定部132と、発光時間付加部133とを含む。
送信信号生成部131は、撮像部110から入力されるアナログ信号に色バランス調整やガンマ補正等のアナログ信号処理を行った後、このアナログ信号をデジタル信号に変換する。そして、得られたデジタル信号に基づいて、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成する。例えば、1枚の画像情報を1フレームとし、フレームの先頭に垂直同期信号を付加するとともに、ライン毎の成分データそれぞれの先頭に水平同期信号を付加して送信信号を生成し、送信処理部140に出力する。
図5は、送信信号生成部131によって生成される送信信号の一例を示す図である。図5に示すように、送信信号は、垂直同期信号と、発光時間情報および付加情報を示すフィールドと、水平同期信号をそれぞれ含む各ラインの成分データに相当する画像信号とが配されて構成される。ここで、発光時間情報は、後述する発光時間付加部133から入力される情報である。付加情報には、例えば、本カプセル型内視鏡10の機種やシリアル番号、ホワイトバランス係数等の情報が適宜設定される。この送信信号は、送信処理部140に入力され、体外の受信装置30に無線送信される。なお、この送信信号を受信した受信装置30では、垂直同期信号によって画像の先頭部分を検出し、水平同期信号によってライン毎の画像信号の先頭を検出することによって各画像信号を処理し、画像情報を得る。
平均輝度値測定部132は、取得された画像情報の平均輝度値を測定する。具体的には、予め対象となる調光領域が設定されており、平均輝度値測定部132は、取得された画像情報のうち、調光領域を構成する各画素のRGB値の加重平均値を算出し、調光領域の平均的な輝度を求める。測定された平均輝度値は、後述する調光制御部173に出力される。なお、取得された画像情報の全域を対象として、平均輝度値を測定することとしてもよい。
発光時間付加部133には、後述する調光制御部173により算出された発光時間がレジスタに入力され、発光時間付加部133は、入力された発光時間を送信信号生成部131に出力し、送信信号生成部131によって生成される送信信号に付加させる。これにより、取得された画像情報に、撮像時における照明部120の発光時間が付加される。
送信処理部140は、送信信号生成部131から入力される送信信号に対して必要に応じて変調処理等を施すことによって無線信号を生成する送信回路等で構成され、生成された無線信号を、送信用アンテナ150を介して外部に無線送信する処理を行う。
ROM160は、カプセル型内視鏡10の動作に必要なシリアル番号やホワイトバランス係数等の各種データを保持する。レジスタ190は、後述する調光制御部173によって算出される発光時間191を保持する。なお、レジスタ190にかえて、RAMを用いてもよい。
制御部170は、カプセル型内視鏡10を構成する各部を制御し、カプセル型内視鏡10全体の動作を統括的に制御する。この制御部170は、タイミング発生部171と、調光制御部173とを含む。
タイミング発生部171は、撮像部110および照明部120の駆動タイミングを発生させて、撮像部110の撮像動作および照明部120の照明動作を制御する。例えば、0.5秒間隔で撮像部駆動パルスを撮像部110に供給して撮像部110の撮像動作を制御するとともに、この撮像開始パルスの供給直前に照明部駆動パルスを照明部120に供給することによって、照明部120の照明動作を制御する。またこのとき、タイミング発生部171は、後述する調光制御部173から入力される発光時間に応じて照明部駆動パルスのパルス幅を増減させ、立ち上がりによって動作開始タイミングを規定し、立ち下がりによって動作終了タイミングを規定する。そして、タイミング発生部171は、撮像部駆動パルスの供給タイミングに基づいて信号処理部130を構成する各部を駆動することによって、各部の処理を撮像部駆動パルスの供給タイミングと同期させる。
調光制御部173は、撮像部110によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、照明部120の調光制御を行う。具体的には、調光制御部173は、平均輝度値測定部132から入力される平均値と、予め閾値として設定された基準輝度値とを比較して、取得された画像情報における調光領域の明るさを判定する。基準輝度値としては、例えば、使用者にとってその画像内容が容易に視認可能な輝度値が設定される。そして、調光制御部173は、調光量情報として、例えば照明部120の発光時間を比較結果に基づいて算出し、算出した発光時間をタイミング発生部171に出力する。このように、今回取得した画像情報における調光領域の明るさに基づいて照明部120の発光時間を算出し、次回の撮像動作時にこの発光時間に従って照明部120から照明光を照射させることにより、撮像される画像の画像品位が一定に保たれる。例えば、撮像された画像の輝度値が基準輝度値より大きい場合には次回の照明部120の発光時間を短く設定し、撮像された画像の輝度値が基準輝度値より小さい場合であれば次回の照明部120の発光時間を長く設定する。なお、調光量情報は、発光時間に限定されるものではない。例えば、照明部120を構成する発光素子に供給する電流値を調光量情報として変化させることとしてもよい。また、発光素子の発光輝度を調光量情報として変化させることとしてもよい。あるいは、撮像素子の出力信号のゲインを調光量情報として変化させることとしても構わない。
また、調光制御部173によって算出された発光時間は、制御部170により、次の撮像部駆動パルスの供給タイミングに基づいて発光時間付加部133に出力される。これにより、撮像部110によって取得された画像情報が、撮像時における照明部120の発光時間とともに受信装置30に無線送信される。
次に、カプセル型内視鏡10によって無線送信された画像情報を受信する受信装置30の構成について説明する。図6は、受信装置30の機能構成を示すブロック図である。図6に示すように、受信装置30は、アンテナA1〜Anと、受信部310と、基準クロック320と、変換部330と、同期信号検出部340と、画像処理部350と、表示部360と、記憶部370と、読み書き部380と、制御部390と、受信装置30を構成する各部に対して駆動電力を供給する電源供給部400とを備える。
受信部310は、受信アンテナA1〜Anを介してカプセル型内視鏡10からの無線信号を受信する。具体的には、受信部310は、制御部390の制御のもと、カプセル型内視鏡10からの無線信号を受信する受信アンテナを受信アンテナA1〜Anのうちのいずれかに切り替える。詳細には、この受信アンテナの切り替えは、各受信アンテナA1〜Anにおけるカプセル型内視鏡10からの無線信号の受信強度を検出、制御部390が、受信強度が最大となる受信アンテナに切り替えるように制御することによって行われる。そして、受信部310は、切り替えた受信アンテナを介して受信したカプセル型内視鏡10からの無線信号に対して復調処理を行い、画像信号に復調する。この画像信号は、カプセル型内視鏡10において生成される送信信号に相当するものであり、このカプセル型内視鏡10によって取得された画像情報と、フレーム毎に含まれる垂直同期信号と、1フレーム内のライン毎に含まれる水平同期信号と、発光時間情報と、付加情報とを含む。
基準クロック320は、カプセル型内視鏡10からの無線信号に対する処理基準となるクロック信号を出力する。変換部330は、受信部310によって復調された画像信号のシリアル/パラレル変換処理を行う。同期信号検出部340は、復調された画像信号に含まれる垂直同期信号をフレーム毎に検出し、画像処理部350における画像処理のタイミングを指示する。画像処理部350は、復調された画像信号に対して所定の画像処理を施すとともに、所望の形式の画像データに処理し、制御部390に出力する。
表示部360は、カプセル型内視鏡10から受信した画像や患者名等を画面表示するためのものであり、例えば小型のLCDやELD等により実現される。
記憶部370は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリによって実現され、受信装置30の動作に係るプログラムや、受信装置30の備える種々の機能を実現するためのプログラム、これらプログラムの実行に係るデータ等が格納される。
読み書き部380は、可搬型記録媒体50を着脱自在に装着し、画像処理部350によって画像処理された画像情報を可搬型記録媒体50に順次保存する。この読み書き部380は、可搬型記録媒体50の種類に応じた読み書き装置によって実現される。
制御部390は、記憶部370に格納されるプログラムやデータ等に基づいて受信装置30を構成する各部への指示やデータの転送等を行い、受信装置30全体の動作を統括的に制御する。この制御部390は、発光時間検出部391を含む。発光時間検出部391は、画像処理部350によって処理された画像情報とともに受信した発光時間情報に基づいて、この画像情報の撮像時における照明部120の発光時間を検出する。
そして、制御部390は、受信部310によって受信され、画像処理部350によって処理された画像情報を表示部360に画面表示し、受信順に順次切り替えて連続表示する処理を行うが、この画面表示の際に、発光時間検出部391によって検出された発光時間に基づいて、表示対象の画像情報の表示/非表示を判定する。例えば、検出された発光時間が予め閾値として設定された基準発光時間より長いか否かによって判定する。ここで、基準発光時間は、図3−1に示したように、カプセル型内視鏡10の先端カバー13と腸壁等の臓器壁面とが近接した状態で撮像された画像なのか、図3−2に示したように、先端カバー13と臓器壁面とが離れた状態で撮像された画像なのかを判別するための値として、予め設定される。そして、制御部390は、表示すると判定した場合に、この画像情報を表示部360に画面表示する処理を行う。なお、撮像時の発光時間が基準発光時間より長い画像情報と、基準発光時間以下の画像情報とで、その表示時間を可変し、早送りする制御を行うこととしてもよい。この場合には、例えば、撮像時の発光時間が基準発光時間より長い画像情報の表示時間を、撮像時の発光時間が基準発光時間以下の画像情報の表示時間よりも長く設定する。そして、制御部390は、表示対象の画像情報を、取得時における発光時間に応じた表示時間で画面表示する処理を行う。
また、制御部390は、読み書き部380を制御して、画像処理部350によって処理された画像情報を、この画像情報とともに受信した発光時間情報と対応付けて可搬型記録媒体50に順次保存する。このとき、撮像時の発光時間が基準発光時間より長い画像情報のみを保存し、基準発光時間以下の画像情報は保存しないように構成してもよい。
そして、可搬型記録媒体50に保存された画像情報は、表示装置70において読み込まれ、ディスプレイによって画面表示される。なお、表示装置70における画像情報の画面表示の際に、受信装置30における画像情報の画面表示に係る処理と同様の処理を行うこととしてもよい。この場合には、表示対象の画像情報に対応付けられて可搬型記録媒体50に保存された発光時間情報に基づいて、この画像情報の表示/非表示を判定する。具体的には、検出された発光時間が予め閾値として設定された基準発光時間より長いか否かによって判定する。そして、表示すると判定された場合に、ディスプレイによって画面表示する処理を行う。
次に、実施の形態1におけるカプセル型内視鏡10および受信装置30の動作の流れについて説明する。図7は、取得された画像情報の送信に係るカプセル型内視鏡10の動作フローを示す図である。カプセル型内視鏡10では、先ず、撮像部110が、被検体1内部を撮像する(ステップS11)。続いて、送信信号生成部131が取得された画像情報に基づいて送信信号を生成する一方で、発光時間付加部133が、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191を読み出し(ステップS13)、送信信号に付加させることによって、取得された画像情報に撮像時における照明部120の発光時間を付加する(ステップS15)。そして、送信処理部140が、送信信号生成部131から入力される送信信号を体外に無線送信する処理を行う(ステップS17)。
また、図8は、取得された画像情報の画面表示に係る受信装置30の動作フローを示す図である。受信装置30では、先ず、受信部310が、カプセル型内視鏡10からの無線信号を受信する(ステップS21)。この無線信号は、受信部310において画像信号に復調される。続いて、発光時間検出部391が、画像信号に含まれる発光時間情報を識別し、撮像時における照明部120の発光時間を検出する(ステップS23)。そして、制御部390が、発光時間検出部391によって検出された発光時間と基準発光時間とを比較し、比較の結果検出された発光時間が基準発光時間より長ければ(ステップS25:Yes)、この画像情報を表示部360に画面表示する処理を行う(ステップS27)。一方、検出された発光時間が基準発光時間以下の場合には(ステップS25:No)、ステップS29に移行する。そして、画像情報の受信を終了するまで(ステップS29:No)、ステップS21に戻って上記の動作を繰り返し、カプセル型内視鏡10から無線送信された画像情報であって、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間より長い画像情報を順次表示部360に画面表示する。
以上説明した実施の形態1によれば、カプセル型内視鏡10は、撮像時における照明部120の発光時間を、先端カバー13側の先端部と被写体である臓器壁面との距離を推定可能な情報として取得することができる。そして、画像情報に、この発光時間の情報を付加して受信装置30に無線送信することができる。一方、受信装置30では、撮像時の発光時間と基準発光時間とを比較することによって、受信された画像情報を、カプセル型内視鏡10の先端カバー13側の先端部と腸壁等の臓器壁面とが近接した状態で撮像されたものと、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが離れた状態で撮像されたものとに分別することができる。そして、この分別結果に基づいて、臓器壁面と近接した状態で撮像された画像情報のみを画面表示することができる。したがって、スクリーニング検査等において注目すべき画像情報を自動的に抽出することができ、観察者による観察時間を短縮し、観察者の視認による分別の手間を省くことができる。
なお、調光制御部173による調光制御では、前回得られた発光量と、今回得られた発光量との差が大きい場合には、調光制御の収束時間が長くなる場合がある。この収束時間を考慮して、画像情報の表示/非表示を制御することとしてもよい。図9は、この場合における画像情報の表示/非表示の制御例を説明する説明図である。図9に示す例では、フレーム4およびフレーム5は撮像時の発光時間が基準発光時間よりも長いと判定され、これらの画像情報は画面表示される。一方、フレーム1からフレーム3では、撮像時の発光時間が基準発光時間よりも短いと判定されるが、このとき、フレーム2までは画像情報を非表示とし、フレーム3においては収束時間を考慮して画像情報を表示する。
また、撮像時の発光時間に基づいて、カプセル型内視鏡10の先端カバー13側の先端部と臓器壁面との推定距離を算出することとしてもよい。このとき、取得された画像情報の色情報を加味して推定距離を算出することとしてもよい。そして、算出した推定距離に基づいて取得された画像情報を分別することとしてもよい。また、受信装置30において、受信した画像情報と併せて、算出した推定距離を画面表示することとしてもよい。また、先端カバー13側の先端部と臓器壁面との推定距離の算出は、カプセル型内視鏡10で行ってもよいし、受信装置30側で行うこととしてもよい。カプセル型内視鏡10で行う場合には、送信信号に算出した推定距離の情報を含めて受信装置30に無線送信する。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図10は、実施の形態2におけるカプセル型内視鏡10bの機能構成を説明するブロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付する。
図10に示すように、カプセル型内視鏡10bは、送信信号生成部131bと、平均輝度値測定部132と、発光時間比較部134と、送信判定部135と、発光時間付加部133bとを含む信号処理部130bを備える。
送信信号生成部131bは、取得された画像情報のうち、後述のように送信判定部135によって送信すると判定された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成するとともに、生成した送信信号に、発光時間付加部133bから入力された発光時間を付加する。この送信信号は、送信処理部140によって体外に無線送信され、取得された画像情報が受信装置30に無線送信される。一方、送信信号生成部131bは、送信判定部135によって送信しないと判定された画像情報については、送信信号を生成しない。
発光時間比較部134には、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191が入力され、発光時間比較部134は、入力された発光時間と基準発光時間とを比較し、比較結果を送信判定部135に出力する。
送信判定部135は、発光時間比較部134から入力された比較結果に基づいて、取得された画像情報を送信するか否かを判定する。具体的には、送信判定部135は、発光時間比較部134の比較の結果、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間より長ければ、画像情報を送信すると判定する。一方、送信判定部135は、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間以下の場合には、画像情報を送信しないと判定する。判定結果は、送信信号生成部131bおよび発光時間付加部133bに出力される。
また、発光時間付加部133bには、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191が入力される。発光時間付加部133bは、送信判定部135の判定の結果、画像情報を送信すると判定された場合には、発光時間を送信信号生成部131bに出力して、送信信号生成部131bによって生成される送信信号に付加させる。
ここで、実施の形態2におけるカプセル型内視鏡10bの動作の流れについて説明する。図11は、取得された画像情報の送信に係るカプセル型内視鏡10bの動作フローを示す図である。カプセル型内視鏡10bでは、先ず、撮像部110が、被検体1内部を撮像する(ステップS31)。続いて、発光時間比較部134が、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191を読み出す(ステップS33)。そして、発光時間比較部134が、撮像時における照明部120の発光時間と基準発光時間とを比較し、送信判定部135が、比較の結果に基づいて、画像情報を送信するか否かを判定する。すなわち、発光時間が基準発光時間より長ければ(ステップS35:Yes)、送信信号生成部131bが取得された画像情報に基づいて送信信号を生成する一方で、発光時間付加部133bが、発光時間を送信信号に付加させることによって、取得された画像情報に撮像時における照明部120の発光時間を付加する(ステップS37)。そして、送信処理部140が、送信信号生成部131bから入力される送信信号を体外に無線送信する処理を行う(ステップS38)。一方、発光時間が基準発光時間以下の場合には(ステップS35:No)、処理を終了する。
以上説明した実施の形態2によれば、カプセル型内視鏡10bは、撮像時における照明部120の発光時間を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面との距離を推定可能な情報として取得することができる。そして、この撮像時の発光時間と基準発光時間とを比較することによって、取得された画像情報を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが近接した状態で撮像されたものと、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが離れた状態で撮像されたものとに分別することができる。そして、この分別結果に基づいて、臓器壁面と近接した状態で撮像された画像情報のみを体外に無線送信することができる。したがって、スクリーニング検査等において注目すべき画像情報を自動的に抽出することができ、観察者による観察時間を短縮し、観察者の視認による分別の手間を省くことができる。また、注目すべき画像のみを送信することで、カプセル型内視鏡10bの消費電力を削減できる。
なお、実施の形態2では、信号処理部130bを構成する送信判定部135が取得された画像情報を送信するか否かを判定し、この判定結果に応じて送信信号を生成する構成としたが、撮像時における発光時間に関わらず送信信号を生成し、この送信信号を送信する処理を行うか否かを判定することとしてもよい。このとき、調光制御の収束時間を考慮して画像情報を送信するか否かの判定を行ってもよい。図12は、本変形例におけるカプセル型内視鏡10cの機能構成を説明するブロック図である。なお、実施の形態2と同様の構成については、同一の符号を付する。
図12に示すように、本変形例におけるカプセル型内視鏡10cは、送信信号生成部131cと、平均輝度値測定部132と、発光時間比較部134cと、発光時間付加部133cとを含む信号処理部130cを備える。
送信信号生成部131cは、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成するとともに、生成した送信信号に、発光時間付加部133cから入力された発光時間情報を付加する。この送信信号は、送信処理部140cに出力される。
発光時間比較部134cには、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191が入力され、発光時間比較部134cは、入力された発光時間と基準発光時間とを比較する。この比較結果は、制御部170に出力されるようになっている。また、発光時間付加部133cは、発光時間を送信信号生成部131cに出力して、送信信号生成部131cによって生成される送信信号に付加させる。
また、送信処理部140cは、送信判定部141を備える。この送信判定部141は、制御部170の制御のもと、送信信号生成部131cから入力された送信信号を送信するか否かを判定する。そして、送信処理部140cは、送信判定部141によって送信すると判定された送信信号に基づいて無線信号を生成し、生成された無線信号を送信用アンテナ150を介して外部に無線送信する処理を行う。
そして、本変形例では、制御部170は、発光時間比較部134cから入力される比較結果に基づいて、送信判定部141の動作を制御する。具体的には、制御部170は、発光時間比較部134cの比較の結果、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間より長ければ、送信信号生成部131cから入力される送信信号を送信すると判定するように送信判定部141を制御する。一方、制御部170は、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間以下の場合には、送信信号生成部131cから入力される送信信号を送信しないと判定するように送信判定部141を制御する。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図13は、実施の形態3におけるカプセル型内視鏡10dの機能構成を説明するブロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付する。
図13に示すように、カプセル型内視鏡10dは、送信信号生成部131dと、平均輝度値測定部132と、発光時間比較部134dと、発光時間付加部133dと、データ圧縮判定部136とを含む信号処理部130dを備える。
送信信号生成部131dは、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成するとともに、生成した送信信号に、発光時間付加部133dから入力された発光時間情報を付加する。また、後述するようにデータ圧縮判定部136によって圧縮すると判定された場合に、画像情報に圧縮処理を施す。符号化には、例えば、JPEG等の非可逆方式を採用する。なお、可逆方式を採用しても構わない。この送信信号は、送信処理部140に出力される。
発光時間比較部134dには、制御部170を介してレジスタ190に保持される発光時間191が入力され、発光時間比較部134dは、入力された発光時間と基準発光時間とを比較する。また、発光時間付加部133dは、発光時間を送信信号生成部131に出力して、送信信号生成部131によって生成される送信信号に付加させる。
データ圧縮判定部136は、発光時間比較部134dによる比較結果に基づいて、画像情報の圧縮/非圧縮を判定する。具体的には、データ圧縮判定部136は、発光時間比較部134dによる比較の結果、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間より長ければ、圧縮しないと判定する。一方、データ圧縮判定部136は、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間以下の場合には、圧縮すると判定する。判定結果は、送信信号生成部131dに出力される。
ここで、実施の形態3におけるカプセル型内視鏡10dの動作の流れについて説明する。図14は、取得された画像情報の送信に係るカプセル型内視鏡10dの動作フローを示す図である。カプセル型内視鏡10dでは、先ず、撮像部110が、被検体1内部を撮像する(ステップS401)。続いて、送信信号生成部131dが、撮像部110によって取得された画像情報に基づいて送信信号を生成する一方で、発光時間比較部134dが、制御部170を介してレジスタ190から発光時間191を読み出す(ステップS403)。そして、発光時間比較部134dが、撮像時における照明部120の発光時間と基準発光時間とを比較し、データ圧縮判定部136が、比較の結果に基づいて、画像情報を圧縮するか否かを判定する。すなわち、発光時間が基準発光時間より長ければ(ステップS405:Yes)、ステップS409に移行する。一方、発光時間が基準発光時間以下の場合には(ステップS405:No)、画像情報を圧縮すると判定し、判定結果を送信信号生成部131dに出力する。この判定結果に基づいて、送信信号生成部131dは、画像情報を圧縮する(ステップS407)。また、発光時間付加部133dが、発光時間を送信信号に付加させることによって、取得された画像情報に撮像時における照明部120の発光時間を付加する(ステップS409)。そして、送信処理部140が、送信信号生成部131dから入力される送信信号を体外に無線送信する処理を行う(ステップS411)。
以上説明した実施の形態3によれば、カプセル型内視鏡10dは、撮像時における照明部120の発光時間を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面との距離を推定可能な情報として取得することができる。そして、この撮像時の発光時間と基準発光時間とを比較することによって、取得された画像情報を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが近接した状態で撮像されたものと、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが離れた状態で撮像されたものとに分別することができる。そして、この分別結果に基づいて、臓器壁面と近接した状態で撮像された画像情報を圧縮することができる。符号化には非可逆方式が採用されるため、圧縮処理が施された画像情報については、符号化の前後で画像情報に劣化が生じるが、可逆符号化よりも高い圧縮率を得ることができるので、画像情報の送信に係る送信処理部140の動作時間を短くすることができ、消費電力が削減できる。
なお、実施の形態3では、撮像時の発光時間に基づいて画像情報の圧縮/非圧縮を判定することとしたが、撮像時の発光時間が基準発光時間以下の画像情報に対して、間引き処理や切り出し処理を行うこととしてもよい。また、調光制御の収束時間を考慮して圧縮/非圧縮あるいは間引き処理や切り出し処理の判定を行ってもよい。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。図15は、実施の形態4におけるカプセル型内視鏡10eの機能構成を説明するブロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付する。
図15に示すように、カプセル型内視鏡10eは、送信信号生成部131eと、平均輝度値測定部132と、発光時間比較部134eと、発光時間付加部133eと、データ圧縮率設定部137とを含む信号処理部130eを備える。
送信信号生成部131eは、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成するとともに、生成した送信信号に、発光時間付加部133eから入力された発光時間情報を付加する。また、後述するようにデータ圧縮率設定部137によって設定された圧縮率に従って、画像情報に圧縮処理を施す。
データ圧縮率設定部137は、発光時間比較部134eによる比較結果に基づいて圧縮率を設定する。具体的には、データ圧縮率設定部137は、発光時間比較部134eによる比較の結果、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間より長ければ、圧縮率を所定値Xとして送信信号生成部131eに出力する。一方、データ圧縮率設定部137は、撮像時における照明部120の発光時間が基準発光時間以下の場合には、圧縮率を所定値Y(Y>X)として送信信号生成部131eに出力する。
ここで、実施の形態4におけるカプセル型内視鏡10eの動作の流れについて説明する。図16は、取得された画像情報の送信に係るカプセル型内視鏡10eの動作フローを示す図である。カプセル型内視鏡10eでは、先ず、撮像部110が、被検体1内部を撮像する(ステップS501)。続いて、送信信号生成部131eが、撮像部110によって取得された画像情報に基づいて送信信号を生成する一方で、発光時間比較部134eが、制御部170を介してレジスタ190から発光時間191を読み出す(ステップS503)。そして、発光時間比較部134eが、撮像時における照明部120の発光時間と基準発光時間とを比較し、データ圧縮率設定部137が、比較の結果に基づいて、画像情報の圧縮率を設定する。すなわち、発光時間が基準発光時間より長ければ(ステップS505:Yes)、圧縮率設定部137は、圧縮率Xを送信信号生成部131eに出力する。この場合には、送信信号生成部131eが、圧縮率Xで画像情報を圧縮する(ステップS507)。一方、発光時間が基準発光時間以下の場合には(ステップS505:No)、データ圧縮率設定部137は、圧縮率Yを送信信号生成部131eに出力する。この場合には、送信信号生成部131eが、圧縮率Y(Y>X)で画像情報を圧縮する(ステップS509)。また、発光時間付加部133eが、発光時間を送信信号に付加させることによって、取得された画像情報に撮像時における照明部120の発光時間を付加する(ステップS511)。そして、送信処理部140が、送信信号生成部131eから入力される送信信号を体外に無線送信する処理を行う(ステップS513)。
以上説明した実施の形態4によれば、カプセル型内視鏡10eは、撮像時における照明部120の発光時間を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面との距離を推定可能な情報として取得することができる。そして、この撮像時の発光時間と基準発光時間とを比較することによって、取得された画像情報を、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが近接した状態で撮像されたものと、先端カバー13側の先端部と臓器壁面とが離れた状態で撮像されたものとに分別することができる。そして、この分別結果に基づいて、臓器壁面と近接した状態で撮像された画像情報を、離れた状態で撮像された画像情報よりも高い圧縮率で圧縮することができる。したがって、観察に適さない画像情報の送信に係る送信処理部140の動作時間を短くすることができ、消費電力が削減できる。
なお、実施の形態4では、取得された画像情報に圧縮処理を施すこととし、圧縮時の圧縮率を撮像時の発光時間に基づいて設定することとしたが、取得された画像情報に間引き処理を施すこととしてもよい。そして、間引きする際の間引き率を撮像時の発光時間に基づいて設定することとしてもよい。
なお、上記した実施の形態1〜4では、撮像部および照明部を1組具備した構成のカプセル型内視鏡について説明したが、撮像部および照明部を2組以上具備したものにも同様に適用できる。図17は、撮像部および照明部を2組具備したカプセル型内視鏡10fの構造を示す概略模式図である。また、図18は、このカプセル型内視鏡10fの機能構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付する。
本カプセル型内視鏡10fは、両先端部にそれぞれ撮像部および照明部を具備するものであり、被検体1内部において、進行方向前方の画像情報と、後方の画像情報とをそれぞれ撮像することができるようになっている。すなわち、図17または図18に示すように、カプセル型内視鏡10fは、カプセル形状の容器15内に、前方撮像部110−1および後方撮像部110−2、前方照明部120−1および後方照明部120−2、信号処理部130f、送信処理部140、送信用アンテナ150、ROM160、レジスタ190、制御部170f、電源部180等が収容されて構成されている。
容器15は、略半球状の先端カバー16−1,16−2と、筒状の胴部カバー17とが接合されて形成されている。また、先端カバー16−1,16−2は透明部材で構成され、光学窓として機能する。すなわち、先端カバー16−1は、容器15内部においてこの先端カバー16−1と対向配置される前方照明部120−1からの照明光を、容器15外部に透過させるとともに、その反射光を容器15内部へと案内する。同様にして、先端カバー16−2は、容器15内部においてこの先端カバー16−2と対向配置される後方照明部120−2からの照明光を、容器15外部に透過させるとともに、その反射光を容器15内部へと案内する。前方撮像部110−1および後方撮像部110−2は、タイミング発生部171fの制御のもと、同一のタイミングで撮像動作を行う。また、前方照明部120−1および後方照明部120−2は、タイミング発生部171fの制御のもと、同一のタイミングで照明動作を行うが、このとき、調光制御部173fが、それぞれ対応する撮像部110−1,110−2によって前回取得された画像情報の明るさに基づいて調光量を定め、照明部120−1,120−2の調光制御を行う。
このカプセル型内視鏡10fでは、信号処理部130fにおいて、送信信号生成部131fが、取得された画像情報を体外に無線送信するための送信信号を生成するが、このとき、取得された画像情報に、いずれの撮像部110−1,110−2の撮像動作によって取得された画像情報なのかを識別する撮像部識別情報や、実施の形態1と同様にして発光時間付加部133から入力される発光時間の情報、付加情報等を付加した送信信号を生成する。生成された送信信号は、送信処理部140によって体外の受信装置30に送信される。
図19は、それぞれカプセル型内視鏡10fが大腸管腔に在る場合のカプセル型内視鏡10fの状態例と、得られる画像例とを示した説明図である。図19に示す例では、カプセル型内視鏡10fは、一方の先端カバー16−1が腸壁等に近接した状態となっており、他方の先端カバー16−2が管腔方向を向いた状態となっている。このため、先端カバー16−1側の前方撮像部110−1が撮像した画像I31では、腸壁の限られた狭い範囲しか観察できないが、先端カバー16−2側の後方撮像部110−2が撮像した画像I33では、管腔全体を広く観察できるため、有用である。
このカプセル型内視鏡10fから無線送信された画像情報を受信する受信装置30や表示装置70では、カプセル型内視鏡10fにおいて同一のタイミングで前方撮像部110−1および後方撮像部110−2によって取得された2枚の画像情報を表示対象として例えば並べて画面表示する処理を行う。そしてこのとき、例えば、撮像時の発光時間と基準発光時間との比較の結果、一方の画像情報の撮像時における発光時間が基準発光時間より長く、臓器壁面から離れた位置で撮像されたと推測された場合(例えば、図19の場合)に、これらを並べて画面表示する処理を行う。なお、両方の画像情報の撮像時における発光時間が基準発光時間よりも長く、腸壁等の臓器壁面と離れた状態で撮像されたと推測された場合に、これらを並べて画面表示する処理を行うこととしてもよい。この場合には、一方の画像情報の撮像時における発光時間が基準発光時間以下であり、臓器壁面の近接位置で撮像されたと推測された場合には、これらを表示しない。
また、実施の形態2のように、撮像時の発光時間に基づいて、前方撮像部110−1および後方撮像部110−2によって取得された画像情報の送信/非送信を判定することとしてもよい。例えば、撮像時の発光時間と基準発光時間との比較の結果、両方の画像情報の撮像時における発光時間が基準発光時間よりも長い場合に、これらを送信する処理を行うように構成してもよい。あるいは、いずれか一方の画像情報の撮像時における発光時間が基準発光時間よりも長い場合に、これらを送信する処理を行うように構成してもよい。また、実施の形態3のように、撮像時の発光時間に基づいて、前方撮像部110−1および後方撮像部110−2によってそれぞれ取得された画像情報の圧縮/非圧縮を判定することとしてもよい。あるいは、実施の形態4のように、撮像時の発光時間に基づいて、前方撮像部110−1および後方撮像部110−2によってそれぞれ取得された画像情報の圧縮率を判定することとしてもよい。
また、実施の形態2〜4では、カプセル型内視鏡は、画像情報に発光時間情報を付加して受信装置30に無線送信することとしたが、発光時間情報を付加せずに送信する構成としてもよい。
また、実施の形態1〜4では、撮像時の発光時間と基準発光時間とを比較することにより、取得された画像情報を、カプセル型内視鏡の先端カバー側の先端部と臓器壁面とが近接した状態で撮像された画像情報と、離れた状態で撮像された画像情報とに分別することとしたが、例えば、基準発光時間を段階的に複数設定することにより、さらに細かく分別することも可能である。例えば、基準発光時間を2段階で設定すれば、撮像時の発光時間に基づいて画像情報を3種類に分別することができる。これによれば、カプセル型内視鏡の先端カバー側の先端部と臓器壁面との距離が近く、先端カバーが臓器壁面に密着した状態で撮像されたと推測される画像情報と、カプセル型内視鏡の先端カバー側の先端部と臓器壁面との距離が遠く、先端カバーが管腔方向を向いた状態で撮像されたと推測される画像情報と、カプセル型内視鏡の先端カバー側の先端部と臓器壁面との距離が中程度であり、例えばカプセル型内視鏡が管腔方向に対して斜めに配置された状態で撮像されたと推測される画像情報とに分別することができる。また、この場合には、例えば画像情報を圧縮する際の圧縮率を、いずれに分別された画像情報かに応じて変更することができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について説明する。図20−1および図20−2は、実施の形態5におけるカプセル型医療装置の回収具80およびその回収方法について説明する図であり、便器100を一部切り欠いて内部の様子をそれぞれ示している。実施の形態5の回収具80は、便とともに体外に排出されたカプセル型医療装置を回収するためのものであり、図20−1等に示すように、水溶性シート81と、把持部材83とを備える。
便器100の内部には常時所定の水位まで水が溜まっており、水溶性シート81は、この便器100内の溜水の水面に配置される。図21は、水溶性シート81の内部構成を模式的に示す断面図である。図21に示すように、水溶性シート81は、例えば2枚の水溶性シート811−1,811−2が積層された二層構造を有し、各水溶性シート811−1,811−2の間に空気層813が形成されて構成されている。これによれば、水溶性シート81が便器100内の溜水の水面に浮き易くなり、カプセル型医療装置の回収をより確実に行うことができる。より詳細には、水溶性シート81は、便器100内の溜水の水面全体を被覆可能な大きさに形成される。なお、この二層構造の水溶性シート81にかえて、単層構造のものを採用してもよい。あるいは、三層以上の水溶性シートが積層され、各水溶性シート間に空気層が形成された多層構造のものを採用してもよい。
把持部材83は、水溶性シート81上に便とともに排出されたカプセル型医療装置を掴むためのものであり、例えばピンセットである。図22は、把持部材83の平面図である。図22に示すように、把持部材83の先端部831は、水溶性シート81が破け難いように断面形状曲面状に形成されている。この把持部材83の先端部831は、カプセル型医療装置を掴み易いように滑り止め加工されているとより好ましい。また、把持部材83は使用後廃棄される。このため、使い捨てできるように安価な樹脂製あるいは紙製のものが望ましい。
次に、この回収具80によるカプセル型医療装置の回収方法について説明する。カプセル型医療装置を回収するに先立って、先ず、水溶性シート81を便器100内の溜水の水面に配置する。そして、排便の後、図20−1に示すように把持部材83を用いて水溶性シート81を破かないように水溶性シート81上に排出された便111を崩し、カプセル型医療装置を探す。具体的にはこのとき、把持部材83によって便を左右から挟むことで便器100内の溜水の水面と略垂直方向の力を負荷しないようにし、便器100内の溜水の水面と略平行方向の把持力によって便を崩して、カプセル型医療装置を探す。そして、図20−2に示すように、崩した便113から発見したカプセル型医療装置90を把持部材83で把持して回収する。カプセル型医療装置90を回収したならば、水溶性シート81を便器100内の溜水とともに排水する。
ここで、回収したカプセル型医療装置90および把持部材83は、収納袋に収納し、収納袋毎廃棄する。あるいは、病院やカプセル型医療装置90の製造メーカが収集することとしてもよい。図23は、収納袋85の一例を示す図である。この収納袋85は、カプセル型医療装置90や、このカプセル型医療装置90を把持・回収した把持部材83を収納するための袋であり、例えばナイロン/ポリエチレンラミネート素材で形成され、ラミジップアルミのようにアルミ蒸着で内部が透けないように形成されている。また、収納袋85の上端開口部には、チャック851が設けられ、カプセル型医療装置90や把持部材83を収納した後の収納袋85内部の密閉状態の保持を可能にしている。この収納袋85によれば、悪臭の発生を防止するとともに、汚物の目視を不可能な状態にすることができる。なお、予め収納袋を複数枚用意しておき、例えば収納袋の外表面に便が付着してしまった場合等に収納袋を二重にして収納できるように構成してもよい。また、カプセル型医療装置90および把持部材83を別個の収納袋に収納して破棄するようにしてもよい。
以上説明した実施の形態5によれば、便器100内の溜水の水面に水溶性シート81を配置して便を受けるので、この水溶性シート81上で便とともに排出されたカプセル型医療装置90を探して回収できる。従来は、洋式トイレでカプセル型医療装置90を回収する場合には、便の中からカプセル型医療装置90を探すため、便器の底まで届く長い棒状の回収具が必要であった。これに対して実施の形態5によれば、水溶性シート81上で便を崩してカプセル型医療装置90を探すことができるので、回収具を長くする必要がない。また、便を水溶性シート81で受けるので、カプセル型医療装置90を回収した後水溶性シート81を便器100内の溜水とともに排水することができる。
また、便器100内の溜水の水面に配置された水溶性シート81によって便を受けるため、水溶性シート81が破け易い、あるいは沈み易いという問題があるが、把持部材83をピンセットとし、便を左右から挟むことで水溶性シート81に力を加えることなく水溶性シート81上の便を崩し、発見したカプセル型医療装置90を把持することができる。これにより、カプセル型医療装置90の回収時に水溶性シート81が破け難く、沈み難くいため、カプセル型医療装置90の回収作業を容易にすることができる。また、把持部材83の先端部が曲面状に形成されているので、水溶性シート81上で便を崩してカプセル型医療装置90を探す際に水溶性シート81をより破け難くすることができる。
なお、水溶性シート81の少なくとも便器100内の溜水の水面に配置されたときに水面側となる面に、散水処理または撥水処理を施すこととしてもよい。これによれば、水溶性シート81が便器100内の溜水に溶解するまでの時間を調整でき、回収作業をより行い易くすることができる。
また、把持部材の先端部分の形状は、これに限定されるものではない。図24は、本変形例における把持部材83bの平面図を示す図である。図24に示す例では、把持部材83bの先端部831bは、水溶性シート上で便を崩してカプセル型医療装置を把持する際に水溶性シートのシート面と略平行となるように平坦に形成されている。したがって、水溶性シートに力を加えることなく水溶性シート上の便を崩し、発見したカプセル型医療装置を把持・回収できる。
また、把持部材83は、ピンセットに限定されるものではない。図25は、本変形例におけるカプセル型医療装置の回収具80cを示す図である。図25に示すように、回収具80cを、水溶性シート81と、トングである把持部材83cとで構成することとしてもよい。そして、実施の形態5と同様にしてトングである把持部材83cを用いて水溶性シート81上に排出された便を崩し、発見したカプセル型医療装置90を把持部材83cで把持して回収することとしてもよい。
(付記1)
便とともに体外に排出されたカプセル型医療装置を回収する回収具であって、
便器内の水面に配置される水溶性シートと、
前記水溶性シート上に排出された便を崩して前記カプセル型医療装置を掴むための把持部材と、
を備えることを特徴とする回収具。
(付記2)
前記カプセル型医療装置および前記把持部材のうち少なくとも一方を収納可能な収納袋をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の回収具。
(付記3)
前記把持部材の把持部先端は、曲面形状を有することを特徴とする付記1または2に記載の回収具。
(付記4)
前記把持部材の把持部先端は、前記便器内の水面に配置された前記水溶性シートのシート面と略平行となるように平坦に形成されていることを特徴とする付記1または2に記載の回収具。
(付記5)
前記把持部材は、ピンセットであることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の回収具。
(付記6)
前記水溶性シートは、少なくとも二枚のシートが積層され、かつ各シート間に空気層が形成されて構成されることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の回収具。
(付記7)
前記水溶性シートの少なくとも前記便器内の水面側の表面に、撥水処理または散水処理が施されていることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の回収具。
(付記8)
前記収納袋は、内部を密閉可能に構成されることを特徴とする付記2に記載の回収具。
(付記9)
便とともに体外に排出されたカプセル型医療装置の回収方法であって、
便器内の水面に水溶性シートを配置するシート配置ステップと、
把持部材を用いて前記水溶性シート上に排出された便から前記カプセル型医療装置を発見する発見ステップと、
発見した前記カプセル型医療装置を前記把持部材で把持する把持ステップと、
を含むことを特徴とするカプセル型医療装置の回収方法。
(付記10)
前記把持部材および該把持部材によって把持されたカプセル型医療装置のうち少なくとも一方を収納袋に収納する収納ステップをさらに含むことを特徴とする付記9に記載のカプセル型医療装置の回収方法。
(付記11)
前記把持ステップにおいて、前記便器の水面に対して略平行方向の把持力によって前記把持部材で前記カプセル型医療装置を把持することを特徴とする付記10に記載のカプセル型医療装置の回収方法。
(付記12)
前記把持ステップにおいて、前記便器の水面に対して略垂直方向の力を負荷せずに、前記把持部材で前記カプセル型医療装置を把持することを特徴とする付記10または11に記載のカプセル型医療装置の回収方法。
実施の形態1における生体内画像取得システムの全体構成を示す模式図である。 実施の形態1におけるカプセル型内視鏡の構造を示す概略模式図である。 カプセル型内視鏡の状態例と、得られる画像例とを示した説明図である。 カプセル型内視鏡の状態例と、得られる画像例とを示した説明図である。 実施の形態1におけるカプセル型内視鏡の機能構成を示すブロック図である。 送信信号生成部によって生成される送信信号の一例を示す図である。 実施の形態1における受信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるカプセル型内視鏡の動作フローを示す図である。 実施の形態1における受信装置の動作フローを示す図である。 変形例に係る画像情報の表示/非表示の制御例を説明する説明図である。 実施の形態2におけるカプセル型内視鏡の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態2におけるカプセル型内視鏡の動作フローを示す図である。 変形例におけるカプセル型内視鏡の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態3におけるカプセル型内視鏡の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態3におけるカプセル型内視鏡の動作フローを示す図である。 実施の形態4におけるカプセル型内視鏡の機能構成を説明するブロック図である。 実施の形態4におけるカプセル型内視鏡の動作フローを示す図である。 変形例におけるカプセル型内視鏡の構造を示す概略模式図である。 変形例におけるカプセル型内視鏡の機能構成を示すブロック図である。 変形例におけるカプセル型内視鏡の状態例と、得られる画像例とを示した説明図である。 実施の形態5におけるカプセル型医療装置の回収具およびその回収方法について説明する図である。 実施の形態5におけるカプセル型医療装置の回収具およびその回収方法について説明する図である。 水溶性シートの内部構成を模式的に示す断面図である。 把持部材の平面図である。 収納袋の一例を示す図である。 変形例における把持部材の平面図を示す図である。 変形例におけるカプセル型医療装置の回収具を示す図である。
符号の説明
10 カプセル型内視鏡
110 撮像部
120 照明部
130 信号処理部
131 送信信号生成部
132 平均輝度値測定部
133 発光時間付加部
140 送信処理部
150 送信用アンテナ
160 ROM
190 レジスタ
191 発光時間
170 制御部
171 タイミング発生部
173 調光制御部
180 電源部
30 受信装置
A1〜An 受信アンテナ
310 受信部
320 基準クロック
330 変換部
340 同期信号検出部
350 画像処理部
360 表示部
370 記憶部
380 読み書き部
390 制御部
391 発光時間検出部
400 電源供給部
50 可搬型記録媒体
70 表示装置
1 被検体
80 回収具
81 水溶性シート
83 把持部材
85 収納袋
90 カプセル型医療装置
100 便器
111,113 排出された便

Claims (9)

  1. 被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、
    前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、該調光量情報を用いて前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段を備え、
    前記送信処理手段は、前記撮像手段によって取得された画像情報を、前記調光制御に用いた調光量情報とともに無線送信する処理を行うことを特徴とする生体内画像取得装置。
  2. 被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、
    前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、該調光量情報を用いて前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段と、
    前記調光制御に用いた調光量情報に基づいて、前記撮像手段によって取得された画像情報の送信処理を行うか否かを判定する送信判定手段と、
    を備え、
    前記送信処理手段は、前記送信判定手段によって送信処理を行うと判定された画像情報を無線送信する処理を行うことを特徴とする生体内画像取得装置。
  3. 被検体内部に導入され、当該被検体内部の画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段による撮像部位を照明する照明手段と、前記撮像手段によって取得された画像情報を外部装置に無線送信する処理を行う送信処理手段と、を備えた生体内画像取得装置であって、
    前記撮像手段によって取得された画像情報の明るさに基づいて調光量情報を定め、前記照明手段の調光制御を行う調光制御手段と、
    前記調光制御に用いた調光量情報に基づいて、前記撮像手段によって取得された画像情報に所定の画像処理を施す画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする生体内画像取得装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記調光量情報に基づいて前記画像情報を圧縮するか否かを判定し、圧縮すると判定された画像情報に圧縮処理を施すことを特徴とする請求項3に記載の生体内画像取得装置。
  5. 前記画像処理手段は、前記調光量情報に基づいて圧縮率を設定し、設定した圧縮率に従って前記画像情報に圧縮処理を施すことを特徴とする請求項3に記載の生体内画像取得装置。
  6. 被検体外部に配置され、請求項1〜5のいずれか一つに記載の生体内画像取得装置から無線送信される画像情報を受信する生体内画像受信装置であって、
    前記被検体外部に配置され、前記生体内画像取得装置から無線送信される画像情報および調光量情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報を表示する処理を行う表示処理手段と、
    を備えることを特徴とする生体内画像受信装置。
  7. 前記表示処理手段は、前記受信手段によって受信された画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて前記画像情報を表示するか否かを判定し、表示すると判定した画像情報を表示する処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の生体内画像受信装置。
  8. 前記表示処理手段は、前記受信手段によって受信された画像情報を順次切り替えて連続表示する処理を行い、前記画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報の表示時間を可変することを特徴とする請求項6に記載の生体内画像受信装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の生体内画像取得装置と、
    被検体外部に配置され、前記生体内画像取得装置から無線送信される画像情報および調光量情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって画像情報とともに受信された調光量情報に基づいて、前記画像情報を表示する処理を行う表示処理手段と、
    を備えることを特徴とする生体内画像取得システム。
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