JP2009071984A - クローポール型モータ - Google Patents

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真一 内藤
Kaname Egawa
要 江川
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Abstract

【課題】高トルク出力が可能なクローポール型モータを提供する。
【解決手段】環状部材としての各相のステータリング31〜33の内周側ポール31d〜33dとロータの第1マグネット23とが、外周側ポール31e〜33eとロータの第2マグネット24とがそれぞれモータ径方向において対向配置される。そして、各相のステータリング31〜33間に設けられた環状のU−V相コイル34a,34b、V−W相コイル35a,35bに通電することで内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにて発生する回転磁界が第1及び第2マグネット23,24にそれぞれ作用してロータが回転する。
【選択図】図2

Description

本発明は、クローポール型モータに関するものである。
従来、クローポール型モータのステータは、例えば特許文献1に示すように、U相、V相、W相の各相に対応する3つの環状部材が軸線方向に積層されてなり、それら環状部材間には環状のコイルがそれぞれ介在されている。各相の環状部材にはその内周側に配置されるロータと対向するポールが複数形成され、それら各相のポールは周方向において所定順に並ぶように配置されている。各相のポールには各コイルに対して通電制御を行うことで回転磁界が発生し、この回転磁界によってロータが回転駆動するようになっている。
特開2005−20981号公報
しかしながら、上記のようなクローポール型モータでは、ロータを高トルクで回転駆動させるべくコイルに大電流を流して各環状部材(各ポール)に与える磁界の強さを増加させたときに、上記のクローポール型モータのステータ構造上、各環状部材内側のポールにおいて磁束密度がほとんど上昇しなくなる所謂磁気飽和が生じ易く、所望のトルクが得られないといった不具合が発生する虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、高トルク出力が可能なクローポール型モータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータ軸線方向に積層された複数の環状部材の間に環状のコイルを介在させてなるステータと、該ステータの内周側に配置された回転軸を有するロータとを備えて構成され、前記ロータは、前記回転軸に固定され前記ステータの内周側及び外周側にそれぞれ延びる一対のヨークと、その各ヨークに固着され、前記ステータの内周側及び外周側にそれぞれ配置された第1及び第2マグネットを備え、前記複数の環状部材にはそれぞれ、前記第1及び第2マグネットとモータ径方向にそれぞれ対向する内周側ポール及び外周側ポールが設けられ、前記コイルへの通電により前記内周側及び外周側ポールにて発生した回転磁界が前記第1及び第2マグネットにそれぞれ作用して前記ロータが回転することをその要旨とする。
この発明では、各環状部材の内周側ポールとロータの第1マグネットとが、外周側ポールとロータの第2マグネットとがそれぞれモータ径方向において対向配置され、環状部材間に設けられた環状のコイルに通電することで内周側及び外周側ポールにて発生する回転磁界が第1及び第2マグネットにそれぞれ作用してロータが回転される。このため、コイルに駆動電流を流すことで生じる磁束が内周側及び外周側ポールにそれぞれ分散して磁気飽和が生じ難くなるため、コイルに大電流を流した高トルク出力が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクローポール型モータにおいて、前記環状部材には、前記軸線方向に突出するとともに隣り合う前記環状部材と当接する当接部が形成されたことをその要旨とする。
この発明では、軸線方向に突出するとともに隣り合う環状部材と当接する当接部が磁気回路を構成するため、コイル通電時の磁気飽和をより抑制することが可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクローポール型モータにおいて、前記当接部は、前記環状部材の周方向全体に亘って環状に設けられたことをその要旨とする。
この発明では、当接部は環状部材の周方向全体に亘って環状に設けられるため、当接部による磁気飽和の抑制効果を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のクローポール型モータにおいて、前記コイルは、前記環状部材の径方向中央に配置された前記当接部の内周側及び外周側にそれぞれ設けられたことをその要旨とする。
この発明では、コイルは、環状部材の径方向中央に配置された当接部の内周側及び外周側にそれぞれ設けられるため、例えばコイルへの通電を、内周側及び外周側で同時、内周側のみ外周側のみと使い分けてモータ性能を変化させることが可能である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のクローポール型モータにおいて、前記内周側及び外周側のコイルに対して個別に通電制御可能な通電制御手段を備え、該通電制御手段は前記内周側及び外周側のコイルに供給する電流が同一方向となるように通電制御することをその要旨とする。
この発明では、内周側及び外周側のコイルに対して個別に通電制御可能な通電制御手段を備え、内周側及び外周側のコイルには通電制御手段により同一方向の電流が供給される。これにより、内周側及び外周側のコイルに対して互いに逆方向の電流を流したときに、それらのコイルにてそれぞれ発生する回転磁界が互いに干渉し合うことで生じるモータ性能の低下を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記各環状部材には、前記内周側ポールと前記外周側ポールとが互いに同数設けられたことをその要旨とする。
この発明では、内周側及び外周側ポールは互いに同数設けられるため、コイルに駆動電流を流すことで生じる磁束を内周側及び外周側ポールにそれぞれバランス良く分散させることができ、その結果、コイル通電時の磁気飽和をより抑制することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記内周側ポールの数が前記外周側ポールの数より少なく構成されたことをその要旨とする。
この発明では、内周側ポールの数が外周側ポールの数より少なく構成されるため、クローポール型モータの小型化に貢献することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記内周側ポールの周方向幅が、前記外周側ポールの周方向幅より小さく形成されたことをその要旨とする。
この発明では、内周側ポールの周方向幅が、外周側ポールの周方向幅より小さく形成されるため、クローポール型モータの小型化により貢献することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、前記複数の環状部材はそれぞれ、前記内周側及び外周側ポールが一体的に形成された1つの部材からなることをその要旨とする。
この発明では、複数の環状部材はそれぞれ、内周側及び外周側ポールが一体に形成された1つの部材からなるため、部品数を少なくすることができるとともに、内周側ポールと外周側ポールとの間における磁気抵抗が小さく磁束が内周側及び外周側ポールにそれぞれ分散し易くなり、磁気飽和をより抑制することができる。
従って、上記記載の発明によれば、クローポール型モータにおいて高トルク出力を可能とすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のクローポール型モータ10において、円盤状のベースハウジング11と、同ベースハウジング11に下方開口端が覆われるように固定された有底円筒状のカバーハウジング12とによりハウジングが構成されている。ベースハウジング11の中央部及びカバーハウジング12の上底中心部にはそれぞれ一対の軸受13が固定されるとともに、該軸受13には回転軸14が回転可能に支持されている。
ハウジング内部において、ベースハウジング11には回転軸14の軸線Lを中心とする環状をなすステータ15がネジ16の螺着により固定されている。ステータ15の内周側には、回転軸14に上底部の中心が固定された有底円筒状の第1ヨーク21がステータ15の内周側に配置されるとともに、該第1ヨーク21と同じく上底部の中心が回転軸14に固定された有底円筒状の第2ヨーク22は、その上底部がステータ15の上方に位置するとともにその側壁22aがステータ15の外周側に位置している。
第1ヨーク21の側壁21aの外周面、及び第2ヨーク22の側壁22aの内周面にはそれぞれ、円筒状の第1及び第2マグネット23,24がそれぞれステータ15とモータ径方向において対向するように固着されている。図4に示すように、第1及び第2マグネット23,24はN極、S極が周方向に交互に着磁されるとともに、その極数がそれぞれ16極となるように着磁されている。また、第1マグネット23の極はステータ15を挟んだ反対側の第2マグネット24の極と逆になるように設けられている。上記した回転軸14、第1ヨーク21、第1マグネット23、第2ヨーク22及び第2マグネット24がロータを構成している。
ステータ15は、それぞれ環状をなすとともにU相、V相、W相にそれぞれ対応する環状部材としてのU相、V相及びW相ステータリング31,32,33が軸線L方向に積層されてなる。尚、ステータ15下段のW相ステータリング33は、前記ベースハウジング11の上面と当接している。図3のステータ15の分解斜視図に示すように、W相ステータリング33は、環状をなす基部33aと、その基部33aの45°間隔で設けられ径方向内側及び外側にそれぞれ延びる内周側ティース33b及び外周側ティース33cとが形成されている。また、W相ステータリング33は、各ティース33b,33cからそれぞれ軸線L方向上方に延び、該ティース33b、33cとで略L字状をなす内周側ポール33d及び外周側ポール33eが形成されている。尚、基部33aの径方向中央には、軸線L方向上方に突出する当接部33fが該基部33aの周方向全体に亘って環状に形成されている。また、内周側及び外周側にそれぞれ8個設けられた各ポール33d,33eは、上方に延びるにつれて細くなる形状をなすとともに、内周側ポール33dはその周方向幅が外周側ポール33eのものよりも小さく形成されている。
W相ステータリング33の上段のV相ステータリング32は、環状をなす基部32aの径方向中央に軸線L方向上方及び下方に突出する当接部32fが、周方向全体に亘って環状に形成されるとともに、その下側の当接部32fは前記W相ステータリング33の当接部33fと当接している(図1及び図2参照)。基部32aの45°間隔で設けられ径方向内側及び外側にそれぞれ延びる内周側ティース32b及び外周側ティース32cの先端からはそれぞれ、軸線L方向上方及び下方に延びてティース32b,32cとで略T字状をなす内周側ポール32d及び外周側ポール32eが形成されている。尚、各ポール32d,32eは、内周側及び外周側にそれぞれ8個設けられている。また、各ポール32d,32eは軸線L方向に延びるにつれて細くなる形状をなすとともに、内周側ポール32dはその周方向幅が外周側ポール32eの周方向幅よりも小さく形成されている。
V相ステータリング32の上段のU相ステータリング31は、前記W相ステータリング33と同一形状のものを裏返し、且つ周方向に30°回転させて配置したものであり、U相ステータリング31の各部に関しては、W相ステータリング33の各部の符号の「33」を「31」に変更して、その詳細な説明を省略する。U相ステータリング31の当接部31fはその下段のV相ステータリング32の上側の当接部32fと当接している(図1及び図2参照)。
各相の内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eは、軸線L方向長さが全て等しくなるように形成されるとともに、各相の内周側ポール31d〜33dの周方向幅が全て等しく、また、各相の外周側ポール31e〜33eが全て等しくなるように形成されている。このような内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eが周方向に15°間隔で配置されるように各相のステータリング31〜33は積層され(図4参照)、各当接部31f〜33fを貫通する前記ネジ16によりベースハウジング11に対し螺着されている(図1参照)。尚、図2〜図3においては、説明の便宜のためネジ16の図示を省略している。
U相ステータリング31の基部31aと、V相ステータリング32の基部32aとの間には、軸線L中心の環状に巻回されたU−V相コイル34a,34bが当接部31f,32fの内周側及び外周側にそれぞれ介在されている。また、V相ステータリング32の基部32aと、W相ステータリング33の基部33aとの間にも、上記U−V相コイル34a,34bと同様に、軸線L中心の環状に巻回されたV−W相コイル35a,35bが当接部32f,33fの内周側及び外周側にそれぞれ介在されている。これらのコイル34a〜35bはそれぞれ、各相のステータリング31〜33の積層組み立て時において、各相の基部31a〜33aにより挟み込まれて固定される。
各相の内周側ポール31d〜33dはステータ15の内周面を間欠的に形成するとともに、前記ロータの第1マグネット23と径方向に対向するように配置されている。一方、各相の外周側ポール31e〜33eはステータ15の外周面をそれぞれ間欠的に形成するとともに、ロータの第2マグネット24と径方向に対向するように配置されている。
このような構成のクローポール型モータ10は、各コイル34a〜35bに対して個別に通電制御可能な通電制御手段としての制御部40を備えている(図1参照)。この制御部40は、U−V相コイル34a,34bにはU相・V相のそれぞれに対応した位相の駆動電流を供給するとともに、V−W相コイル35a,35bにはV相・W相のそれぞれに対応した位相の駆動電流を供給するようになっている。また、制御部40は各コイル34a〜35bに対し所定のタイミングで通電を行う。尚、制御部40は、内周側のコイル34a,35aと外周側のコイル34b,35bとに供給する電流が同一方向となるように通電制御する。
制御部40の通電制御により各コイル34a〜35bに電流が供給されると、内周側ポール31d〜33d、及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれ回転磁界が生じ、この回転磁界の発生を第1及び第2マグネット23,24が受けてロータが回転する。このようなクローポール型モータ10では、各コイル34a〜35bに駆動電流を流すことで生じる磁束が内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれ分散して磁気飽和が生じ難くなるため、大電流を流した高トルク出力が可能となっている。
また、制御部40によって内周側のコイル34a,35a、又は外周側のコイル34b,35bのみに電流を供給するように通電制御された場合においても、内周側ポール31d〜33d、及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれ回転磁界が生じてロータが回転する。このように、制御部40による通電制御を、内周側のコイル34a,35aと外周側のコイル34b,35bで同時に、内周側のコイル34a,35aのみ、又は外周側のコイル34b,35bのみと使い分けることでモータ性能を変化させることが可能となっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)環状部材としての各相のステータリング31〜33の内周側ポール31d〜33dとロータの第1マグネット23とが、外周側ポール31e〜33eとロータの第2マグネット24とがそれぞれモータ径方向において対向配置される。そして、各相のステータリング31〜33間に設けられた環状のU−V相コイル34a,34b、V−W相コイル35a,35bに通電することで内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにて発生する回転磁界が第1及び第2マグネット23,24にそれぞれ作用してロータが回転する。このため、各コイル34a〜35bに駆動電流を流すことで生じる磁束が内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれ分散して磁気飽和が生じ難くなるため、大電流を流した高トルク出力が可能となる。
(2)各相のステータリング31〜33の基部31a〜33aには、軸線L方向に突出するとともに隣り合うステータリング(当接部)と当接する当接部31f〜33fが形成される。このため、当接部31f〜33fが磁気回路を構成するため、コイル通電時の磁気飽和をより抑制することが可能である。
(3)当接部31f〜33fは基部31a〜33aの周方向全体に亘って環状に設けられるため、当接部31f〜33fによる磁気飽和の抑制効果を向上させることができる。
(4)コイル34a〜35bは、基部31a〜33aの径方向中央に配置された当接部31f〜33fの内周側及び外周側にそれぞれ設けられる。このため、制御部40による通電制御を、内周側のコイル34a,35aと外周側のコイル34b,35bで同時に、内周側のコイル34a,35aのみ、又は外周側のコイル34b,35bのみと使い分けることでモータ性能を変化させることが可能である。
(5)各コイル34a〜35bに対して個別に通電制御可能な通電制御手段を備え、内周側のコイル34a,35a及び外周側のコイル34b,35bには通電制御手段により同一方向の電流が供給される。これにより、内周側のコイル34a,35aと外周側のコイル34b,35bとで互いに逆方向の電流を流したときにそれぞれ発生する回転磁界が互いに干渉し合うことで生じるモータ性能の低下を防止することができる。
(6)内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eは互いに同数(24個)設けられるため、各コイル34a〜35bに駆動電流を流すことで生じる磁束を内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれバランス良く分散させることができ、その結果、コイル通電時の磁気飽和をより抑制することができる。
(7)内周側ポール31d〜33dの周方向幅が、外周側ポール31e〜33eの周方向幅より小さく形成されるため、クローポール型モータ10の小型化により貢献することができる。
(8)各相のステータリング31〜33はそれぞれ、内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eが一体に形成された1つの部材からなるため、部品数を少なくすることができる。また、一体のため磁気抵抗が小さく磁束が内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eにそれぞれ分散し易くなり、磁気飽和をより抑制することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1マグネット23の極数は16極に形成され、内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eの数(スロット数)はそれぞれ24スロットに形成されたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、内周側及び外周側をともに16極18スロットに形成してもよい。このような構成によれば、極とスロット数の最小公倍数が大きくなり、コギングトルク及びトルクリップルを低減することが可能である。また、図6に示すように、外周側は上記実施形態と同様に16極24スロットのままで、内周側を8極12スロットとしてもよい。尚、U相〜W相の内周側ポール31d〜33dは、外周側ポール31e〜33eのU相〜W相と同様の並び順となっている。このような構成によれば、内周側ポール31d〜33dの数が外周側ポール31e〜33eの数より少なく構成されるため、クローポール型モータの小型化に貢献することができる。
・上記実施形態では、当接部31f〜33fの内周側及び外周側にそれぞれコイル34a〜35bが設けられたが、どちらか一方のみに設けてもよい。
・上記実施形態では、当接部31f〜33fは各相のステータリング31〜33の周方向全体に亘って設けられたが、間欠的に設けてもよく、また、当接部31f〜33fを設けない構成としてもよい。
・上記実施形態では、複数の環状部材としてのU〜W相ステータリング31〜33はそれぞれ、内周側ポール31d〜33d及び外周側ポール31e〜33eが一体に形成された1つの部材から構成されたが、これ以外に例えば、径方向中央で分割して内周側と外周側とで別体に構成してもよい。
本実施形態におけるクローポール型モータを示す断面図である。 ロータ及びステータを示す斜視図である。 ステータの分解図である。 ロータ及びステータの平面図である。 別例におけるステータを示す平面図である。 別例におけるステータを示す平面図である。
符号の説明
10…クローポール型モータ、14…ロータを構成する回転軸、15…ステータ、21…ロータを構成する第1ヨーク、22…ロータを構成する第2ヨーク、23…ロータを構成する第1マグネット、24…ロータを構成する第2マグネット、31〜33…環状部材としてのU相、V相及びW相ステータリング、31d〜33d…内周側ポール、31e〜33e…外周側ポール、31f〜33f…当接部、34a,34b…U−V相コイル、35a,35b…V−W相コイル、40…通電制御手段としての制御部。

Claims (9)

  1. モータ軸線方向に積層された複数の環状部材の間に環状のコイルを介在させてなるステータと、該ステータの内周側に配置された回転軸を有するロータとを備えて構成され、
    前記ロータは、前記回転軸に固定され前記ステータの内周側及び外周側にそれぞれ延びる一対のヨークと、その各ヨークに固着され、前記ステータの内周側及び外周側にそれぞれ配置された第1及び第2マグネットを備え、
    前記複数の環状部材にはそれぞれ、前記第1及び第2マグネットとモータ径方向にそれぞれ対向する内周側ポール及び外周側ポールが設けられ、
    前記コイルへの通電により前記内周側及び外周側ポールにて発生した回転磁界が前記第1及び第2マグネットにそれぞれ作用して前記ロータが回転することを特徴とするクローポール型モータ。
  2. 請求項1に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記環状部材には、前記軸線方向に突出するとともに隣り合う前記環状部材と当接する当接部が形成されたことを特徴とするクローポール型モータ。
  3. 請求項2に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記当接部は、前記環状部材の周方向全体に亘って環状に設けられたことを特徴とするクローポール型モータ。
  4. 請求項2又は3に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記コイルは、前記環状部材の径方向中央に配置された前記当接部の内周側及び外周側にそれぞれ設けられたことを特徴とするクローポール型モータ。
  5. 請求項4に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記内周側及び外周側のコイルに対して個別に通電制御可能な通電制御手段を備え、該通電制御手段は前記内周側及び外周側のコイルに供給する電流が同一方向となるように通電制御することを特徴とするクローポール型モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記各環状部材には、前記内周側ポールと前記外周側ポールとが互いに同数設けられたことを特徴とするクローポール型モータ。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記内周側ポールの数が前記外周側ポールの数より少なく構成されたことを特徴とするクローポール型モータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記内周側ポールの周方向幅が、前記外周側ポールの周方向幅より小さく形成されたことを特徴とするクローポール型モータ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のクローポール型モータにおいて、
    前記複数の環状部材はそれぞれ、前記内周側及び外周側ポールが一体的に形成された1つの部材からなることを特徴とするクローポール型モータ。
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