JP2009070785A - ランプシェード及びそれ用のフレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】定置型や吊下げ型等の設置構造の如何を問わずに電灯に装着できるとか、取外しや交換が可能になるといった便利さを備えた扱い易いランプシェード並びにそれ用のフレームを実現して提供する点にある。また、頻繁に交換する煩わしさなく花を長期に亘って装飾具として維持可能となるランプシェードを得ることも目的とする。
【解決手段】電球Lやソケット4に対する装着部3と装飾具2を係着させる係着部5とを有するフレーム1を透光性を有する材料で形成するとともに、装飾具2としてプリザーブドフラワーを用いることで耐久性のある花柄のランプシェードAを構成する。
【選択図】図1
【解決手段】電球Lやソケット4に対する装着部3と装飾具2を係着させる係着部5とを有するフレーム1を透光性を有する材料で形成するとともに、装飾具2としてプリザーブドフラワーを用いることで耐久性のある花柄のランプシェードAを構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電球や蛍光灯等による照明器具に用いられるランプシェード、並びにランプシェード用フレームに関するものである。
マンション、ビル、戸建住宅、商店、レストラン等の室内や室外の電灯は、単なる光源としてだけでなく、インテリアとして重要な役割を担っているものが増えてきている。シャンデリアやデザインライト等、種々の見栄えのする灯りが提供されている。その中の一つの手段として、ランプシェードがある。
従来のランプシェードは、特許文献1において開示されたものや、特許文献2において開示されたものが知られている。前者のランプシェードは、光源に被さる多数の孔付設置台と、その台に装着される花とから成り、床等の室内の底面に載置される電灯に対して装備される定置型のものである。後者のランプシェードは、針金を用いて籠状に構成されたシェード枠に不織布や紙を被せて成るものであり、これもやはり定置型のものである。
近年の生活環境の向上や生活の質を高める気運においては、室内の天井壁や側壁に取り付けられたり吊下げられたりする一般的な照明器具にも容易に適用できるランプシェードや、取付や取外しが可能であって取扱い性や汎用性の良い使い易いランプシェードが要求されてきている。
また、特許文献1にて開示されるランプシェードでは、光源に照らされる装飾具として生花を用いており、当初は見た目に綺麗でインテリアにもなる好ましいものが提供されているが、装飾具が生花では短期間に枯れてしまい、その枯れた後の芳しくない状態が往々にして晒され易いとか、美しい状態を保つには頻繁に生花の交換が必要であってメンテナンスが面倒になる面もあった。
特開平10−269812号公報
特開平07−130211号公報
本発明の目的は、更なる研究や工夫により、定置型や吊下げ型等の設置構造の如何を問わずに電灯に装着できるとか、取外しや交換が可能になるといった便利さを備えた扱い易いランプシェード並びにそれ用のフレームを実現して提供する点にある。また、頻繁に交換する煩わしさなく花を長期に亘って装飾具として維持可能となるランプシェードを得ることも目的である。
請求項1に係る発明は、ランプシェードにおいて、電灯又は電灯支持具に装着させるための装着部3を有するとともに、前記装着部3の近傍又は周囲の位置に装飾具2が配備されて成ることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のランプシェードにおいて、前記装飾具2を係着させる係着部5及び前記装着部3を有するフレーム1が設けられており、前記フレーム1が透光性を有する材料を用いて形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のランプシェードにおいて、前記装飾具2が、プリザーブドフラワー或いはドライフラワーであることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、ランプシェード用フレームにおいて、電灯又は電灯支持具に装着させるための装着部3と、装飾具2を係着させるべく前記装着部3の周辺に配備される係着部5と、を有して成ることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のランプシェード用フレームにおいて、前記係着部5が透光性を有する材料で形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載のランプシェード用フレームにおいて、保形性を有する網状体を用いて形成されていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項4又は5に記載のランプシェード用フレームにおいて、前記装着部3が環状の弾性材11で形成され、前記係着部5が前記弾性材11に支持される保形性を有さない網状体12で形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明や請求項4の発明によれば、電灯又は電灯支持具に対する装着部を有しているので、床に置く定置型の照明や天井壁に直接取付又は吊下げられる吊下げ型等を問わずに適用させることができるとともに、点検や整備のために取外したり付替えたりすることが可能になる。その結果、定置型や吊下げ型等の設置構造の如何を問わずに電灯に装着できるとか、取外しや交換が可能になるといった便利さを備えた扱い易いランプシェード(請求項1)やランプシェード用フレーム(請求項4)を提供することができる。
請求項2の発明や請求項5の発明によれば、フレームに装飾具を径着させる構成を採るので、装飾具の選択設定や交換が可能になり、ランプシェードとしての汎用性に優れるとともに、電灯等の光源の光を透光性を有するフレームを通して装飾具に照射することができるので、強度十分に構成できるフレームを有する構造としながらも、装飾具も発光させて照明機能だけでなく、インテリアとしても好ましいランプシェード(請求項2)やランプシェード用フレーム(請求項5)が実現できる利点がある。
請求項3の発明によれば、装飾具としてプリザーブドフラワーやドライフラワーを採用してあるので、インテリアとして好適な花を持つ照明手段としながら、その好ましい状態を比較的長期に亘って維持可能な耐久性のあるランプシェードを提供することができる。特に、プリザーブドフラワーを装飾具とした場合には、より耐久性に富む利点がある。
請求項6の発明によれば、網状体を用いてフレームとしてあるので、装飾具の係着が容易でありながら見た目にフレームが目立たない好ましい外観を得ることが可能になる。また、網状体であるから請求項5のものと同様に透光性も有するものとなり、請求項5の発明による前記効果も発揮可能となる付随効果も得られる合理的なランプシェード用フレームを提供することができる。
請求項7の発明によれば、装着部が環状の弾性材環であるから、被装着対象となる電灯等の大きさが多少ばらついても装着可能な装着汎用性に優れるとともに、装飾具を係着させる部分が保形性を有さない網状体であるから、装着部の伸びに追従して変形できるとともに、電灯等の被装着対象の形状に沿った形状にでき、被装着対象の形状が限定されないという実用上の利点大なるランプシェード用フレームが実現できている。
以下に、本発明によるランプシェード及びランプシェード用フレームの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は実施例1の、図2は実施例2の、図3〜図5は実施例3の、図6〜図9は実施例4のそれぞれランプシェード等を示す図であり、図10はランプシェード用フレームの別構造を示す図である。また、図11〜図15は、ランプシェードやフレーム、或いは装飾具の各種実施例を示す図である。
〔実施例1〕
実施例1によるランプシェードAは、図1に示すように、電灯Lのソケット部4に着脱可能な装着部3を備えることで電灯Lに装着されるフレーム1と、そのフレーム1に係着される多数のプリザーブドフラワー(装飾具の一例)2とを有して構成されている。即ち、ソケット部(「電灯又は電灯支持具」の一例)4に装着させるための装着部3を有するとともに、装着部3の近傍又は周囲の位置に装飾具2が配備されて成るランプシェードAである。尚、6は電灯Lの電線である。
実施例1によるランプシェードAは、図1に示すように、電灯Lのソケット部4に着脱可能な装着部3を備えることで電灯Lに装着されるフレーム1と、そのフレーム1に係着される多数のプリザーブドフラワー(装飾具の一例)2とを有して構成されている。即ち、ソケット部(「電灯又は電灯支持具」の一例)4に装着させるための装着部3を有するとともに、装着部3の近傍又は周囲の位置に装飾具2が配備されて成るランプシェードAである。尚、6は電灯Lの電線である。
フレーム1は、鋼材、アルミ合金材、ステンレス材等による針金を、例えば梯子状に編み込むことによって断面が四角を為す半円筒状の枠体に構成されており、その中央にソケット部4に外嵌係止される上下向き円筒孔状の装着部3が形成されている。フレーム1における装着部3の両脇部分を、便宜上、左アーム部1A及び右アーム部1Bと呼ぶものとし、それら左右のアーム部1A,1Bの外面が、プリザーブドフラワー2を係着させるための係着部5に構成されている。つまり、フレーム1は、電灯L又は電灯支持具4に着脱可能に装着させるための装着部3と、装飾具2を係着させるべく装着部3の周囲に配備される係着部5と、を有して成るランプシェード用フレームに構成されている。
プリザーブドフラワー2は、「長期間保存できる花」という意味を示し、人体に無害のオーガニック色素で生花を加工したものである。やわらかな質感とあざやかな色を数年間保つことができるという優れた耐久性を有している。例えば、バラ、カーネーション、あじさい等がある。また、葉等のグリーンはさまざまな種類のものが可能である。
プリザーブドフラワー2は、その茎2aを紐や針金等の糸状体を用いて左右のアーム部1A,1Bを形成する金網に結び付ける(括り付ける)ことでフレーム1に係着させてある。図1では、各アーム部1A,1Bの外周面部分にプリザーブドフラワー2を係着させてあるが、一対の側周面部分や内周面部分に係着させても良い。また、金網を用いたフレーム1の形状を、断面が円形や楕円形を為す半円筒状の枠体に構成しても良いし、雨傘状のものや、平面視で複数(多数)のスポーク状を呈する構成でも良い。
このように、装飾具としてプリザーブドフラワー2を用いているので、生花で電灯を覆うように飾り付けて目に優しいソフトで、かつ、インテリアにもなる光源になるとともに、その好ましい状態を比較的長期に亘って維持できる耐久性もある生花利用のランプシェードAが実現できている。そして、装着部3がソケット部4に着脱可能であるから、ランプシェードAを場所の異なる電灯のソケット部に付替えたり、異なる形状や色調、或いは大きさのランプシェードに付替えることができて、実用上で大変便利なものとなっている。
また、針金を用いてフレーム1を網状体に構成してあるので、十分な保形性を有しながらも電灯Lの光をプリザーブドフラワー2に直接照射することができ、色つきの花柄に光る透過光を発するものとなっている。つまり、実施例1によるランプシェードAにおいては、装着部3及びプリザーブドフラワー2を係着させる係着部5を有するフレーム1が、透光性を有する材料を用いて形成されていると言うことができる。
〔実施例2〕
実施例2によるランプシェードAは、図2に示すように、実施例1のランプシェードAにおけるフレーム1を、金網製に代えて合成樹脂によるスポンジ(又はスポンジ状体)製としたものである。この変更により、装飾具としてのプリザーブドフラワー2は、その茎部分2aを突き刺すだけの簡単な操作で左右のアーム部1A,1B、即ちフレーム1に係着させることができる便利なものとなっている。この場合でも装着部3はソケット部4に着脱可能に装備される。
実施例2によるランプシェードAは、図2に示すように、実施例1のランプシェードAにおけるフレーム1を、金網製に代えて合成樹脂によるスポンジ(又はスポンジ状体)製としたものである。この変更により、装飾具としてのプリザーブドフラワー2は、その茎部分2aを突き刺すだけの簡単な操作で左右のアーム部1A,1B、即ちフレーム1に係着させることができる便利なものとなっている。この場合でも装着部3はソケット部4に着脱可能に装備される。
〔実施例3〕
実施例3によるランプシェードAは、図3〜図5に示すように、装着3及び係着5を有するとともに、雨傘状のものであって実施例1のものと同様な針金を用いて成る金網状のフレーム(ランプシェード用フレーム)1、並びに装飾具としての多数のプリザーブドフラワー2を備えるものに構成されている。
実施例3によるランプシェードAは、図3〜図5に示すように、装着3及び係着5を有するとともに、雨傘状のものであって実施例1のものと同様な針金を用いて成る金網状のフレーム(ランプシェード用フレーム)1、並びに装飾具としての多数のプリザーブドフラワー2を備えるものに構成されている。
フレーム1は、図3に示すように、電灯(電球)のソケット部(図示省略)に挿通して装着する装着孔3aを有して成る網目円筒状の装着部3と、その装着部3から放射線状に側方下方に延びる複数の縦桟7及び同心円状で複数の横桟8とで成る係着部5とを有して構成されている。つまり、フレーム1は保形性を有する網状体で構成されている。
プリザーブドフラワー2のフレーム1への係着例としては、図4に示すように、プリザーブドフラワー2の茎部分2aを紐状体を用いて縦桟7と横桟8との交わり部9に括り付ける(結ぶ)構造が挙げられる。この場合の係着部5は、正確には交わり部9と言うことができる。尚、係着の手段としては、茎部分2aを突き刺して係止可能なスポンジブロックを各交わり部9、或いは縦桟7や横桟8に設ける構成も可能である。
ランプシェードAの装着例としては、図5に示すように、天井壁10から垂下されている電灯(図示省略)又はそのソケット部等の支持具に装着部3を被せて固定する手段がある。この雨傘状のランプシェードAでは、側面視(図5)では部分的にフレーム1が見える可能性はあるが、ほぼプリザーブドフラワー2のみが見えるものとなっており、インテリアとしてうってつけのランプシェードAが構築されている。
〔実施例4〕
実施例4によるランプシェードAは、図6〜図9に示すように、装飾具2で電灯を覆い尽す構造のものである。フレーム1は、図6に示すように、ゴム輪11と、これに支持される樹脂ネット(合成樹脂ネット)12とで構成されている。樹脂ネット12は、縦樹脂紐13と横樹脂紐14とを編み込んで成るものであり、各樹脂紐13,14の端がゴム輪11に係止支持されている。
実施例4によるランプシェードAは、図6〜図9に示すように、装飾具2で電灯を覆い尽す構造のものである。フレーム1は、図6に示すように、ゴム輪11と、これに支持される樹脂ネット(合成樹脂ネット)12とで構成されている。樹脂ネット12は、縦樹脂紐13と横樹脂紐14とを編み込んで成るものであり、各樹脂紐13,14の端がゴム輪11に係止支持されている。
装飾具2としては、プリザーブドフラワー15や葉(プリザーブドリーブ)16を用いており、いずれもそれらの茎部分(図示省略)を、紐や針金を用いて縦樹脂紐13や横樹脂紐14、或いはそれらが交わる交差部位17に括り付けることで樹脂ネット12に係着されている。このように、樹脂ネット12の全体に亘って装飾具2を飾り付けることにより、ランプシェードAが構成されている。
実施例4のランプシェードAの電灯Lへの装着方法は、図8に示すように行う。即ち、電灯Lは、天井壁10に固定される取付部17と、この取付部17より大径であって電球や蛍光灯等の発光源を内装する発光部18と、を有して構成されているタイプである。従って、ランプシェードAを装着するには、ゴム輪11を引張って拡径させた状態にして発光部18をやり過ごし、取付部17に弾性締付けされることで装着する。つまり、ゴム輪(環状の弾性材の一例)11が装着部3を構成しており、係着部5がゴム輪3に支持される保形性を有さない網状体で形成されている、というランプシェードAである。
図9にランプシェードAの電灯Lへの装着状態が示されており、電灯Lの表面がプリザーブドフラワー15や葉16で埋め尽くされたような状態の照明器具が形成されている。この構成では、ほぼ全部が装飾具2を通過した透過光rとして照射されるので、間接照明に似たような柔らかで、かつ、装飾具がライトアップされるインテリアとして好都合な灯りを提供できるものとなっている。ゴム輪11を採用してあるので、ランプシェードAの電灯Lへの着脱が可能(自在)であり、また被装着部の大きさが同じような電灯であれば、他の電灯にも付け替え自在な汎用性もある。
〔実施例5〕
実施例5によるランプシェードAは、図11(a)に示すように、透明のアクリル板による前後傾斜側壁21,21と左右傾斜側壁22,22と、天井壁23とによる下拡がり5面体状の傘フレーム(ランプシェード用フレーム)1を有して構成されている。各傾斜側壁21,22には、プリザーブドフラワー2を差し込んで据え付けるための貫通孔24(係着部5の一例)が多数形成されており、天井壁23には電灯Lの吊下げ体兼用の電線6を通し、かつ、ソケット部4は通さない装着用孔25(装着部3の一例が形成されている。
実施例5によるランプシェードAは、図11(a)に示すように、透明のアクリル板による前後傾斜側壁21,21と左右傾斜側壁22,22と、天井壁23とによる下拡がり5面体状の傘フレーム(ランプシェード用フレーム)1を有して構成されている。各傾斜側壁21,22には、プリザーブドフラワー2を差し込んで据え付けるための貫通孔24(係着部5の一例)が多数形成されており、天井壁23には電灯Lの吊下げ体兼用の電線6を通し、かつ、ソケット部4は通さない装着用孔25(装着部3の一例が形成されている。
そして、図11(b)に示すように、プリザーブドフラワー2を、その茎部2aを貫通孔24に差し込んで前後左右の傾斜側壁21,22に係着して行くことにより、各傾斜側壁21,22に花(プリザーブドフラワー)2が盛り付けされて透過光を発する透光型のランプシェードAが構成される。図11(b)は、プリザーブドフラワー2の盛り付け途中状態を示している。さて、図11(a)では、天井壁23の装着用孔25は電線用の小さな孔であって、電灯Lの取付前に予め傘フレーム1を(ランプシェードAを)通しておく構造のものであるが、図11(b)に示すように、ランプシェードAを電灯Lの取付後に装備できる後付け手段Dを設けても良い。
後付け手段Dは、例えば図12に示すように、電灯Lの最大径を上回る径を有する大径段付孔26を天井壁23に形成し、その大径段付孔26に嵌合する逆段付外周を有する一対の半円弧板27,27を設けて構成される。半円弧板27の中心部には、電線6を通すための凹入溝27aが形成されている。つまり、図12(a)に示すように、電灯Lを大径段付孔26に通すようにして傘フレーム1(又はランプシェードA)を上方に持上げ移動し、その状態で一対の半円弧板27,27を電線6を挟み込むように当接又は近接させて円形部材を為し、その一対の半円弧板27,27を持上げ移動させて大径段付孔26に嵌め入れる。
それから傘フレーム1(又はランプシェードA)を下方移動させることにより、図12(b)に示すように、ソケット部4が一対の半円弧板27,27に下方から当接し、かつ、一対の半円弧板27,27が大径段付孔26を介して天井壁23に下方から当接することにより、傘フレーム1(又はランプシェードA)を電灯Lに後付け装着させることができる後付け手段Dが構成されている。つまり、半円弧板27の大径外周部28に、天井壁23の大径段付孔26における小径内周部29が載せ付けられることにより、電線6でランプシェードAを支持可能となっている。尚、段付構造以外に、傾斜面によって載せ付ける構造でも良い。
〔実施例6〕
実施例6によるランプシェードAは、図13に示すように、底に盛り付けられた装飾具2を照らし出す構成のものである。図13(a)に示すように、透明アクリル板による底璧(シェード底)30と前後一対の逆U字部材31,31と,天井壁32とで成るフレーム1を有している。例えば透明アクリル板で成る天井壁32には、電線6を通す挿通孔による装着部3が設けられている。
実施例6によるランプシェードAは、図13に示すように、底に盛り付けられた装飾具2を照らし出す構成のものである。図13(a)に示すように、透明アクリル板による底璧(シェード底)30と前後一対の逆U字部材31,31と,天井壁32とで成るフレーム1を有している。例えば透明アクリル板で成る天井壁32には、電線6を通す挿通孔による装着部3が設けられている。
底璧30には多数の挿通孔24(係着部5の一例)が形成されており、プリザーブドフラワー2を、その茎部2aを挿通孔24に差し込み係着させることにより、図13(b)に示すランプシェードAを構成することができる。この場合は花の上から光を照射するものとなるが、図示は省略するが、電灯より上に位置する天井壁にプリザーブドフラワー2等の装飾具を盛り付けることにより、電灯の直接光と花の反射光とを下方に灯光させる構造のランプシェードも可能である。
〔プリザーブドフラワーについて〕
本発明において用いられるプリザーブドフラワー2は、次のように作られている。図14(a)に示すように、まず薬品処理された花びら2fの根元部分を針金41で支えるものとし、例えば、3本の針金41を撚って束ねることにより、図14(b)に示すように、3本の撚り針金41によって茎に相当する部分の強度部42を形成する。そして、束ねて強度部42が形成されたなら、図14(c)に示すように、強度部42に緑色のテープ43を巻き付けて覆うことにより、実際の茎のように見える緑色した茎部分2aが作成されるのである。
本発明において用いられるプリザーブドフラワー2は、次のように作られている。図14(a)に示すように、まず薬品処理された花びら2fの根元部分を針金41で支えるものとし、例えば、3本の針金41を撚って束ねることにより、図14(b)に示すように、3本の撚り針金41によって茎に相当する部分の強度部42を形成する。そして、束ねて強度部42が形成されたなら、図14(c)に示すように、強度部42に緑色のテープ43を巻き付けて覆うことにより、実際の茎のように見える緑色した茎部分2aが作成されるのである。
しかして、針金41による茎部分2aを有するプリザーブドフラワー2を用いれば、図1,4,7,9におけるプリザーブドフラワー2のフレーム1への係着手段としては、その茎部分2aを構成する針金41を用いて括り付けるようにしても良く、こうすれば係着用の針金や紐を別途用意しなくて済む利点がある。また、図2に示すスポンジフレーム1に突き刺すrに抜け出ないよう
また、図14(c)や図15(a)に示すように、各針金又は一部の針金41の先端を折り返して爪部41aを形成しておくことにより、図14(b)に示すように、例えば、図11(a)に示す傾斜側壁21,22の孔24(係着部5)に単に差し込むワンアクションにより、爪部41aが抜け止め機能を発揮されて、プリザーブドフラワー2を抜け止め状態にし得ながらも簡単操作で係着させることができる便利なものが得られている。
さらに、図15(c)に示すように、複数のプリザーブドフラワー2の茎部分2aが括り付けられているフレーム1としての針金も緑色のテープで巻いて覆うことにより、ランプシェード用フレーム1自体が茎のように見えるように構成することが可能でもある。
〔別実施例〕
実施例4のランプシェードAに使用されるフレーム1は、比較的上下幅の短い扁平な照明器具形成に役立つ形状のものに構成されているが、上下に幅のあるより立体的なランプシェード(図示省略)とする場合には、図10に示すフレーム1を用いれば良い。即ち、図10のフレーム1は、ゴム輪11に対して縦樹脂紐13及び横樹脂紐14の長さを長くして、自由状態ではで明確に垂れ下がる状態の樹脂ネット12〔図10(a)参照〕が設定された構成である。この場合、図10(b)に示すように、自由状態のける樹脂ネット12の径をゴム輪11の径より大きく設定することが可能であるが、小さくても良い。
実施例4のランプシェードAに使用されるフレーム1は、比較的上下幅の短い扁平な照明器具形成に役立つ形状のものに構成されているが、上下に幅のあるより立体的なランプシェード(図示省略)とする場合には、図10に示すフレーム1を用いれば良い。即ち、図10のフレーム1は、ゴム輪11に対して縦樹脂紐13及び横樹脂紐14の長さを長くして、自由状態ではで明確に垂れ下がる状態の樹脂ネット12〔図10(a)参照〕が設定された構成である。この場合、図10(b)に示すように、自由状態のける樹脂ネット12の径をゴム輪11の径より大きく設定することが可能であるが、小さくても良い。
〔その他の別実施例〕
装飾具2は、ドライフラワーや生花、或いは葉、造花、その他のものが可能である。ランプシェード用フレームとしては、透明又は半透明のプラスチック(合成樹脂)を用いて透光性及び保形性のあるものを構築可能である。また、ランプシェードが比較的軽い場合には、フレーム1の装着部3を、電灯(白熱電球)の根元部のみが通過可能となる細い孔として、その電灯の螺着等によるソケットへの装着に伴ってフレーム1も装着される、という構成のものも可能である。
装飾具2は、ドライフラワーや生花、或いは葉、造花、その他のものが可能である。ランプシェード用フレームとしては、透明又は半透明のプラスチック(合成樹脂)を用いて透光性及び保形性のあるものを構築可能である。また、ランプシェードが比較的軽い場合には、フレーム1の装着部3を、電灯(白熱電球)の根元部のみが通過可能となる細い孔として、その電灯の螺着等によるソケットへの装着に伴ってフレーム1も装着される、という構成のものも可能である。
1 フレーム
2 装飾具(プリザーブドフラワー、ドライフラワー)
3 装着部
5 係着部
11 環状の弾性材網状体
12 網状体
A ランプシェード
2 装飾具(プリザーブドフラワー、ドライフラワー)
3 装着部
5 係着部
11 環状の弾性材網状体
12 網状体
A ランプシェード
Claims (7)
- 電灯又は電灯支持具に装着させるための装着部を有するとともに、前記装着部の近傍又は周囲の位置に装飾具が配備されて成るランプシェード。
- 前記装飾具を係着させる係着部及び前記装着部を有するフレームが設けられており、前記フレームが透光性を有する材料を用いて形成されている請求項1に記載のランプシェード。
- 前記装飾具が、プリザーブドフラワー或いはドライフラワーである請求項1又は2に記載のランプシェード。
- 電灯又は電灯支持具に装着させるための装着部と、装飾具を係着させるべく前記装着部の周辺に配備される係着部と、を有して成るランプシェード用フレーム。
- 前記係着部が透光性を有する材料で形成されている請求項4に記載のランプシェード用フレーム。
- 保形性を有する網状体を用いて形成されている請求項4に記載のランプシェード用フレーム。
- 前記装着部が環状の弾性材で形成され、前記係着部が前記弾性材に支持される保形性を有さない網状体で形成されている請求項4又は5に記載のランプシェード用フレーム。
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009070785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102564596B1 (ko) * | 2022-12-12 | 2023-08-07 | 이수암 | 교체 가능한 전등갓 |
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2007
- 2007-09-18 JP JP2007241093A patent/JP2009070785A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102564596B1 (ko) * | 2022-12-12 | 2023-08-07 | 이수암 | 교체 가능한 전등갓 |
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