JP3650935B1 - 花輪用発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】葬祭等に用いる花輪に簡単且つ安価な構成で所要数の発光体を設けることにより、花輪の略全体を効果的に照らして夜間における綺麗な照明を可能とし、さらに電源コードを前面側から見えない構成とすることによって、花輪にふさわしい花輪用発光装置を提供する。
【解決手段】花輪1の骨組3の前面に設けられる装飾基板2の所要箇所に発光体8の保持部9を挿着するための取付孔11が形成され、それぞれの取付孔11の背後から電源コード12に接続された複数の発光体8の各保持部9を挿着することによって、各発光体8の発光部8aを装飾基板2の前面側へ突出させると共に、各発光体8に接続した電源コード12を装飾基板2の背面側に隠蔽するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、葬祭等に用いる花輪に発光体を取付けることにより、夜間における照明を可能とした花輪用発光装置に関するものである。
従来より、葬儀や開店祝等において、式場や入口周辺等に花輪を飾る習慣がある。このような花輪は、昼間の明るい環境においては華やかに見えるが、夜間になって暗くなると、ほとんど見えなくなるものであった。特に、照明設備の不充分な場所において通夜等の葬儀を行う場合、弔問客には花輪がほとんど見えないというのが現状である。
このような問題を解消するために、例えば、特許文献1に記載された「花輪用光装飾装置」がある。この装置は、図7又は図8に示すように、金属リング31を同心状に配置した骨組32をスタンド33で支持すると共に、骨組32に円形の金網35を取付けることによって花輪本体30を形成し、金網35の前面側に多数の造花37を取付けてなるものである。
また、金属リング31に所定間隔で脚部38を着脱自在に取付け、それぞれの脚部38の上端にリング状の可撓性部材39を配置し、この可撓性部材39にコード係止部40を突設してあり、それぞれのコード係止部40の先端に透明なプラスチック製の電球収納部41を取付け、該電球収納部41に収納した電球42の電源コード43をコード係止部40と可撓性部材39に絡ませた構成としてあり、それぞれの電球42を発光することによって花輪を照明するようにしている。
ところが、上記のように構成された特許文献1の装置は、花輪本体30の前面側に多数の造花37を個々に取付けるという面倒な作業のほかに、金属リング31に脚部38を所定間隔で取付ける作業、それぞれの脚部38の上端にリング状の可撓性部材39を配置する作業、この可撓性部材39に突設されたコード係止部40の先端に電球収納部41を取付ける作業、さらにはそれぞれの電球収納部41に収納した電球42の電源コード43をコード係止部40と可撓性部材39に絡ませる作業等を必要とし、それぞれの作業に面倒な手間を有するうえ、多くの部品点数を必要とするため、コスト高になるという問題があった。
さらには、それぞれの電球42は多数の造花37、37…の間に配置され、個々の造花37を側方から照明するため、照明効果が不充分であり、さらには電球42の電源コード43が造花の間から露呈し、その電源コード43が前面側から人の目に入るため、花輪の見栄えが悪くなるという欠点があった。
特開平9−115313号公報(第1、2頁、図4、図6)
また、上記のほかにも、従来から、花輪を照明するために構成された種々の発光装置があるが、花輪の一部又は脚部、或いは文字の周りを照明するものが大半であり、複雑な構成であったり、取付けが面倒であったり、高価な製作費を要するものであったり、さらにはコードが前面側から見えるために見栄えが悪い等の欠点を有するものであった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、葬祭等に用いる花輪に簡単且つ安価な構成で所要数の発光体を設けることにより、花輪の略全体を効果的に照らして夜間における綺麗な照明を可能とし、さらに電源コードを前面側から見えない構成とすることによって、花輪にふさわしい花輪用発光装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1の花輪用発光装置は、花輪の骨組の前面に設けられる装飾基板の所要箇所に発光体の保持部を挿着するための取付孔が形成され、それぞれの取付孔の背後から電源コードに接続された複数の発光体の各保持部を挿着することによって、各発光体の発光部を前記装飾基板の前面側へ突出させると共に、各発光体に接続した電源コードを前記装飾基板の背面側に隠蔽するようにした花輪用発光装置において、前記発光体を挿着するキャップと花びら形状部と該花びら形状部の下端であって前記キャップの外周に形成された環状の鍔部とを有する花びら部材の前記キャップを前記装飾基板の前面から前記取付孔に挿着すると共に、前記装飾基板の背面から前記キャップの外周にリング部材を嵌め込んだ状態にし、さらに前記装飾基板の背面から前記花びら部材のキャップに前記発光体を挿着したことを特徴とする
また、本発明の請求項2の花輪用発光装置は、請求項1において、前記花びら部材をポリエチレンで形成し、前記リング部材と前記キャップとを熱溶融したポリエチレンで接着するようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3の花輪用発光装置は、請求項1又は2において、前記装飾基板は合成樹脂からなり、該装飾基板の表面に花びら形状が形成されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明の花輪用発光装置は、花輪の装飾基板の所要箇所に形成された取付孔に発光体の保持部を挿着する構成とされているため、それぞれの取付孔の背後から発光体の各保持部を挿着するという作業だけで、各発光体の発光部を装飾基板の前面側へ突出させることができ、また各発光体に接続した電源コードを装飾基板の背面側に隠蔽することができる。
従って、装飾基板の前面には、発光体の発光部が見えるだけで、電源コードは花輪の背後に隠蔽され、人の目に入らないため、見栄えがよくなり、複数の発光体の発光を一層効果的に綺麗に発光させることが可能となる。
また、本発明において、装飾基板は合成樹脂からなり、該装飾基板の表面に花びら形状が形成されている。この花びら形状を含む装飾基板は成形加工によって安価に量産することができ、またこの花びら形状は、発光体からの光を乱反射させる効果を有する。
また、本発明において、花びら部材のキャップを装飾基板の前面から取付孔に挿着すると共に、装飾基板の背面からキャップの外周にリング部材を嵌め込んだ状態にし、さらに装飾基板の背面から花びら部材のキャップに発光体の発光部を挿着することによって、発光体を装飾基板に安定した固定状態に取り付けることができる。また、発光体の発光部から発射された光が花びら形状部の中央を経て多数の花弁で乱反射されるため、発光体として特にLEDを使用した場合、発射された光が広範囲に拡散して、目に優しい光とすることができる。
このような取り付け状態で、花びら部材のキャップの外周に環状の鍔部を形成してある場合、この鍔部によって花びら部材を装飾基板の取付孔にぶらつきのない安定した状態で取り付けることができる。また、花びら部材に鍔部を形成すると、その鍔部の厚さだけキャップの挿入穴の上端を高い位置に形成することが可能となり、キャップの挿入穴に挿着した発光体の発光部の上端を装飾基板の面より高い位置に突出させることができ、その結果、装飾基板の面上にて発射される発光部からの光量が増加し、効率よく輝度を増して四方に拡散させることが可能となる。
また、花びら部材をポリエチレンで形成し、該花びら部材のキャップを装飾基板の前面から取付孔に挿着すると共に、装飾基板の背面からキャップの外周にリング部材を嵌め込んだ状態にし、該リング部材の内周とキャップとを熱溶融したポリエチレンで接着することによって、キャップとリング部材との隙間に溶融したポリエチレンが充填され、花びら部材の鍔部とリング部材とで装飾基板を挟み込んだガタのない固定状態にすることができる。
さらに、本発明において、装飾基板に設けられた取付孔の周辺には乱反射を生じさせる反射形状が形成されているため、発光体の発光部から照射された光は乱反射形状にあたって乱反射することにより、綺麗な光の変化で人の目を和ませることができる。
また、本発明においては、装飾基板の取付孔に挿着された発光体の電源コードが骨組と金網の間に収納されたことによって、装飾基板の背面側に隠蔽された電源コードを骨組と金網の間に挟むだけで簡単な作業で効率的な収納が可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明による花輪用発光装置は、花輪用の装飾的な照明に用いるものであり、例えば、図1に示す花輪1の装飾基板2に取付けて使用される。図1の花輪1は、金属棒又は金属パイプを円形等の所定形状に折曲してなる骨組3の前面に金網4が不図示の針金又はフリーバンド等で固定されると共に、骨組3がスタンド5で支持されることによって自立可能とされているものである。
また、外周が円形に形成された骨組3の前面には、合成樹脂によって形成された円弧形状の装飾基板2が設けられている。この装飾基板2は、円形を成す骨組3の前面に設けられた金網4の前面において、その周部に必要数の装飾基板2、2…を環状に取付けることによって周部を覆うものとなる。
ただし、図1において、装飾基板2は、円形の骨組3の一部に設けられた状態に図示してある。実際は、骨組3の周部のほかに、その内方に他の装飾基板を設けたり、さらに中心の円形部3aにも円形の基板(通常、ここには文字を形成することが多い)を設けることも可能であり、所望の花輪の意匠に応じて様々に計画することができる。
いずれにしても、図2の装飾基板2は、骨組3の前面に設けられた金網4に不図示の針金又はフリーバンド等で接続することによって、骨組3の前面に取付けられる。この装飾基板2は、合成樹脂を材料とする真空成形によって量産を可能とするものである。また、この装飾基板2の表面に複数の花びら形状6、6…が形成されている。さらに、これらの花びら形状6、6…の間には複数の湾曲形状に凹ませた凹部7が形成されている。
本実施例においては、図5に示すように、それぞれの花びら形状6の中心とそれぞれの凹部7の中心に、発光体8の保持部9を嵌合する突出形状に形成されたホルダ部10が形成されている。また、各ホルダ部10の先端には発光体8の発光部8aを外方へ露出させる取付孔11が形成されている。このような構成においては、ホルダ部10の上部と先端部に、発光体8の保持部9の形状に応じた段部10aが形成され、ホルダ部10に挿着した発光体8が抜け出たりしないように、確実に保持するようにしている。
このような取付孔11を有するホルダ部10の背後の挿入穴10bに発光体8の各保持部9を挿着し、また適当な接着材等で固定することによって、各発光体8の発光部8aをホルダ部10の取付孔11から装飾基板2の前面側へ突出させた取付状態とすることができる。
また、図3又は図5に示すように、各発光体8に接続した電源コード12は、装飾基板2の背面側に隠蔽するようにしている。即ち、本実施例においては、装飾基板2の取付孔11に挿着された発光体8の電源コード12は、装飾基板2の背後に配線され、この電源コード12を骨組3と金網4の間で挟持した収納状態とすることによって、簡単な作業によって、混乱しがちな電源コード12をすっきりとまとめることができる。
なお、電源コード12は、戸外における雨天時の漏電防止等のために防水構造とし、また電源コード12のコンセントも防水構造とするのが望ましい。
さらに、本実施例においては、図4に示すように、装飾基板2に設けられた取付孔8の周辺には乱反射を生じさせる反射形状が形成されている。この反射形状の形態としては、花輪にふさわしい花びら形状6、花びら形状6の内周に形成された小花の部分に相当する凹凸部6a、さらには複数の花びら形状6、6…の間に形成された凹部7が挙げられる。そして、これらの中心に形成されたホルダ部10の取付孔11から外方へ露出された発光体8の発光部8aから光を発射させ、その周辺の乱反射形状に反射させることによって、変化のある色彩で鮮やかな照明とすることが可能となる。
なお、上記の発光体8としては、LEDを用いることによって、発熱を抑え、消費電力を大幅に低減することができ、また長期の寿命を有するものとして使用することができる。
また、発光体8の光の色は、花輪が使用される葬祭の内容によって考慮すべきであるが、
LEDを利用して種々の発光色を選択することができる。さらに、発光体からの光を継続的に発光させたり、一定の時間をおいて間欠的に発光させたり、また点滅状態で発光させたりすることができ、花輪の用途によって様々に計画することができる。
図6に示す花輪1は、上記の装飾基板2と同様の構成によるものを上記の金網4の前面における内周部及び中心部にも取付けた状況を示す。ただし、内周部の装飾基板20はその外周の装飾基板2よりも円弧形状を縮めて形成し、上記と同様に花びら形状6や凹部7が形成され、それぞれの中心には発光体8を挿着するホルダ部10が形成され、またこのホルダ部10には発光部8aを外方へ露出させる取付孔11が形成されている。このような円弧形の装飾基板20を必要数だけ環状に不図示の針金又はフリーバンド等で取付けることによって内周部を覆うものとなる。
また、中心部の装飾基板2は円形とし、葬祭の内容に応じて文字22を形成することができ、この文字22の周りにも上記の花びら形状6を形成してもよい。さらに、文字22に沿って複数のホルダ部10を形成してそれぞれに発光体8を挿着し、また文字22の周りの花びら形状6の中心にもホルダ部10を形成して発光体8を挿着するようにしてもよい。
この実施例は、上記のように構成された花輪用発光装置において、発光体8を装飾基板2に取り付ける構造に関して他の形態を示すものである。従って、他の構成は上記の実施例1と同様の構造でよい。
本実施例においては、図7に示すように、発光体8を挿着するキャップ23bと花びら形状部23aとを有する花びら部材23のキャップ23bを装飾基板2の前面から取付孔11に挿着する構造としている。花びら部材23のキャップ23bには発光体8を挿着して容易に抜け出ることがない内径を有する挿入穴23cが形成されている。
また、花びら部材23は、キャップ23bと花びら形状部23aとを例えばポリエチレンで一体成形することによってほぼ透明色を呈するものとなる。従って、花びら形状部23aを多数の花弁の集合体に形成すると、ほぼ透明色からなる花弁が多数集合した綺麗な外観を呈するものとなる。これは、図7に示すように、キャップ23aに発光体8を挿着したとき、発光体8の発光部8aから発射された光が花びら形状部23aの中央(「花びら中央部」と称する)27を経て多数の花弁で乱反射される効果を発揮する。
このような構成において、発光体8としてLEDを使用した場合、目に直射されたLEDはまばゆく感じるものであるが、上記の多数の花弁による花びら形状部23aの乱反射及び拡散効果によってLEDから発射された光が広範囲に拡散して目に優しい光となる。
また、図7に示す花びら部材23においては、花びら形状部23aの下端であってキャップ23bの外周に環状の鍔部24を形成している。この鍔部24は花びら中央部27の下部にて環状の台座をなす。このような構成において、花びら部材23のキャップ23bを装飾基板2の取付孔11に挿着し、鍔部24を装飾基板2の上面に当てることによって、花びら部材23をぶらつきのない安定した状態に固定することができる。
また、図7に示すように、花びら部材23に鍔部24を形成すると、その鍔部24の厚さだけキャップ23bの挿入穴23cの上端を高い位置に形成することが可能となる。そのため、キャップ23bの挿入穴23cに挿着された発光体8の発光部8aの上端を装飾基板2の面より高い位置に突出させることができ、装飾基板2の面上にて発射される発光部8aからの光量が増加し、輝度を増して四方に拡散されることになる。
さらに、本実施例においては、花びら中央部27を前面に盛り上げた形状にしているため、その分、挿入穴23cの上端を前面に突出した位置に形成することができ、上記の鍔部24による効果に併せて、装飾基板2の面上にて発射される発光部8aからの光量が増加し、花びら形状部23aによる拡散効果を高めることが可能となる。
また、本実施例においては、上記のように装飾基板2の取付孔11に挿着した花びら部材23のキャップ23bの外周にリング部材25を嵌め込むことによって花びら部材23を固定することができる。このリング部材25は、キャップ23bの最大外径よりもやや小なる内径の穴部25aを有するものであるが、この穴部25aに傾斜をつけることによってテーパ形状としてあり、このためリング部材25の穴部25aをキャップ23bの外周に挿入する際の作業が容易となる。
さらに、図7に示すように、キャップ23bの外周を花びら形状部23a側に近づくに従って小径となるテーパ形状とすることにより、上記のリング部材25をキャップ23bの端部から嵌め込んで装飾基板2の取付孔11に当接するまで容易に挿入することができる。なお、図7に示す左右の1点鎖線L、Lは互いに平行に描いてあり、キャップ23bがテーパ形状であることを分かりやすくするためのものである。このとき、キャップ23bの外周とリング部材25の穴部25aの内周とには隙間が生じるが、この隙間に接着材26を充填することによってリング部材25をキャップ23bに対してガタのない状態で固定することができ、花びら部材23を安定した固定状態にすることができる。
上記の接着材26としては、花びら部材23等の合成樹脂材料に適した一般の接着剤を使用してもよいが、花びら部材23とリング部材25をポリエチレンで形成してある場合、一般に、ホットガンと称されている工具(内部に棒状のポリエチレンを装填して熱で溶融された部分を射出する構造を有する)を用いて熱溶融されたポリエチレンを射出すると、キャップ23bとリング部材25との隙間に熱溶融されたポリエチレンが充填される結果、装飾基板2を花びら部材23の鍔部24とリング部材25とで挟み込んだガタのない固定状態にすることができる。
このような熱溶融されたポリエチレンの接着効果は、リング部材25として硬質プラスチック又は金属ワッシャを用いた場合でも、上記と同様にキャップ23bとリング部材25との隙間に熱溶融されたポリエチレンが充填される結果、花びら部材23を装飾基板2にガタのない固定状態で取り付けることが可能となる。
図8は、花びら部材23のキャップ23aの外周を均等な外径にしたものであり、上記のようにリング部材をポリエチレン、硬質プラスチック、金属製とした場合、リング部材25の穴部25aを傾斜状(又は穴部25aの内周縁の角部をとったもの)とすると、リング部材25の穴部25aをキャップ23bの外周に挿入する作業が容易なものとなる。
なお、リング部材25の穴部25aをテーパ形状にしなくても、キャップ23aがポリエチレン製であれば、該ポリエチレン製リング部材25は多少の軟質性を有するものであるから、リング部材25を圧入するように嵌め込むことによって挿着することが可能となる。その際、リング部材25の穴部25aの内周縁の角部をとって丸くしたものを使用することにより、リング部材25の穴部25aをキャップ23bの外周に挿入する作業が容易なものとなる。
なお、図9に示す装飾基板2の取付孔11に挿着した花びら部材23は、この花びら部材23に鍔部24を形成していないものであって、この場合も上記同様に花びら部材23のキャップ23bにリング部材25を挿着して、接着剤または上記の溶融したポリエチレン等の接着材26で固定した取付構造とすることが可能である。
上記の構成よりなる花びら部材23を装飾基板2の取付孔11に取り付けるには、図10(a)に示すように、花びら部材23のキャップ23bを装飾基板2の取付孔11の前側に配置し、図8(b)に示すように、キャップ23bを取付孔11に挿入して、鍔部24を装飾基板2の上面に当接させる。次いで、図8(c)に示すように、花びら部材23のキャップ23bにリング部材25を挿着して接着剤または上記の熱溶融したポリエチレンで固定し、図8(d)に示すように、キャップ23bの挿入穴23cに発光体8の発光部8aを挿着する。なお、この発光体8としては、上記のLEDが好ましい。
本発明は、葬祭等に用いる花輪に簡単且つ安価な構成で所要数の発光体を設けることにより、花輪の略全体を効果的に照らして夜間における綺麗な照明を可能とし、さらに電源コードを前面側から見えない構成とすることによって、花輪にふさわしい花輪用発光装置として利用することが可能となる。
本発明による実施例1の花輪用発光装置を設けた花輪の正面図である。 本発明による実施例1の花輪用発光装置の単体の装飾基板の正面図である。 本発明による実施例1の花輪用発光装置の単体の装飾基板の背面図であり、金網を設けた状況を示す。 本発明による実施例1の花輪用発光装置の装飾基板における花びら形状と凹部を示す部分拡大斜視図である。 本発明による実施例1の花輪用発光装置の花びら形状に設けられた発光体のホルダの拡大断面図である。 本発明による実施例1の装飾基板を花輪の全面に適用した正面図である。 本発明による実施例2の花輪用発光装置における花びら部材の取付け構造を示す断面図である。 本発明による実施例2の花輪用発光装置における花びら部材の他の実施例を示す断面図である。 本発明による実施例2の花輪用発光装置における花びら部材の他の実施例を示す断面図である。 (a)〜(d)は、本発明による実施例2の花輪用発光装置における花びら部材の取付け手順を示す側面図である。 従来の花輪用光装飾装置の側面図である。 従来の花輪用光装飾装置における電球を取付けた周部の拡大図である。
符号の説明
1…花輪
2…装飾基板
3…骨組
4…金網
5…スタンド
6…花びら形状
7…凹部
8…発光体
8a…発光部
9…保持部
10…ホルダ部
11…取付孔
12…電源コード
20…内周部の装飾基板
21…中心部の装飾基板
22…文字
23…花びら部材
23a…花びら形状部
23b…キャップ
23c…挿入穴
24…鍔部
25…リング部材
25a…穴部
26…接着材
27…花びら中央部

Claims (3)

  1. 花輪の骨組の前面に設けられる装飾基板の所要箇所に発光体の保持部を挿着するための取付孔が形成され、それぞれの取付孔の背後から電源コードに接続された複数の発光体の各保持部を挿着することによって、各発光体の発光部を前記装飾基板の前面側へ突出させると共に、各発光体に接続した電源コードを前記装飾基板の背面側に隠蔽するようにした花輪用発光装置において、前記発光体を挿着するキャップと花びら形状部と該花びら形状部の下端であって前記キャップの外周に形成された環状の鍔部とを有する花びら部材の前記キャップを前記装飾基板の前面から前記取付孔に挿着すると共に、前記装飾基板の背面から前記キャップの外周にリング部材を嵌め込んだ状態にし、さらに前記装飾基板の背面から前記花びら部材のキャップに前記発光体を挿着したことを特徴とする花輪用発光装置。
  2. 前記花びら部材をポリエチレンで形成し、前記リング部材と前記キャップとを熱溶融したポリエチレンで接着するようにしたことを特徴とする請求項1記載の花輪用発光装置。
  3. 前記装飾基板は合成樹脂からなり、該装飾基板の表面に花びら形状が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の花輪用発光装置。
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