JP2009070293A - 画像形成装置、情報同期システム、情報設定方法 - Google Patents

画像形成装置、情報同期システム、情報設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】いずれかの機器に異常が生じた場合にも機器設定情報を反映できる画像形成装置、情報同期システム及び情報設定方法を提供すること。
【解決手段】情報処理装置11及び1以上の機器21とネットワークを介して接続されると共に、設定情報を記憶した設定情報記憶部47と、情報処理装置11又は第1の機器21Aから受信した更新用設定情報Dにより設定情報記憶部47に記憶してある設定情報を更新する更新手段43と、更新用設定情報Dの送信先の第2の機器21B、21Cを記憶した機器連携情報記憶部46と、機器連携情報記憶部46に記憶された第2の機器21B、21Cに、更新用設定情報Dを送信する更新管理手段41と、を有する画像形成装置21であって、第2の機器21B,21Cの異常を検出する異常検出手段44、を有し、異常検出手段44により異常が検出された場合、更新管理手段41は異常が解消されてから第2の機器21B、21Cに、更新用設定情報Dを送信する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された複数の機器等に関し、特に、異常が検出されても複数の機器の設定情報を更新することができる画像形成装置、情報同期システム及び情報設定方法に関する。
オフィスに複数の画像形成装置が設置されていることは少なくない。画像形成装置は機種毎にカラー印刷の可否、印刷速度、ユーザーインターフェイス等が異なるが、一方でJobのデフォルト値やアドレス帳等、共通した機器設定が必要となる場合がある。この共通した機器設定を行う場合、これまでは画像形成装置毎に設定していた。
図22は、複数の画像形成装置に機器設定情報を設定する場合の概略を説明する図である。端末201と画像形成装置202、203はネットワークを介して接続されている。ユーザは、端末201を操作することで複数の画像形成装置202,203に機器設定情報を設定することができる。例えば、ユーザYを画像形成装置に登録することを考えると、機器設定情報(図では「リクエスト」)を画像形成装置202,203にそれぞれ設定する。例えば、画像形成装置202に機器設定情報を設定する場合は、IPアドレス「1.1.1.1」を指定してパスワードAAAを入力する認証操作を実行する必要があり、画像形成装置203に機器設定情報を設定する場合は、IPアドレス「3.3.3.3」を指定してパスワードBBBを入力する認証操作を実行する必要がある。
また、2台の画像形成装置において情報を共有する形態の一例として、印刷データを互いに送受信し複数の画像形成装置で印刷する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ネットワーク内の画像形成装置が情報を同報送信する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。画像形成装置のデータ・リストを含む通信データを、ネットワーク内の画像形成装置に同報送信することで、画像形成装置等のリソースを管理する。
特開2006−115443号公報 特開2006−343950号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、2台の画像形成装置でのみ印刷データを共有するものであって、それ以上の数の画像形成装置にて印刷データを共有する方法について考慮されていない。
また、特許文献2記載のように同報送信でデータを送信する場合、パスワードが設定されている画像形成装置に機器設定情報を設定することは困難な場合が多く、仮にパスワードを用いないで機器設定情報を設定するとセキュリティが低下してしまう。
本出願人は係る課題を解決する機器設定情報の更新方法等を提案するが、当該更新方法では機器設定情報を連携する機器に異常が生じた場合、機器設定情報の連携が途切れてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、所定の機器に設定した機器設定情報を他の機器に順に反映する機器等において、いずれかの機器に異常が生じた場合にも機器設定情報を順に反映できる画像形成装置、情報同期システム及び情報設定方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、設定情報を記憶した設定情報記憶部と、情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、第2の前記機器の異常を検出する異常検出手段、を有し、前記異常検出手段により異常が検出された場合、前記更新管理手段は異常が解消されてから第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、第2の機器の異常が解消されたら更新用設定情報を送信するので、異常が検出されても複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
また、本発明の一形態において、前記異常検出手段が第2の前記機器の電源オフ状態を検出した場合、電源オフ状態を記憶装置に記憶する異常処理手段を有し、前記更新管理手段は、第2の前記機器から電源オンが通知された場合、前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、電源オンを検出することで確実に複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
また、本発明の一形態において、前記異常検出手段が第2の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、前記更新管理手段は、第2の前記機器が排他制御を終了するまで、第2の前記機器の呼び出しを繰り返す、ことを特徴とする。
本発明によれば、排他制御が終了したら確実に複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
本発明の一形態において、前記異常検出手段が第2の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、前記更新管理手段は、第2の前記機器から排他制御終了通知を受信した場合に、前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、排他制御の終了を検知することで複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
また、本発明は、情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、設定情報を記憶した設定情報記憶部と、情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、前記更新用設定情報の送信に対し第2の前記機器から応答がなかった場合、予め記憶している第2の前記機器の固有情報に基づき第2の前記機器を検索して宛先情報を取得する検索手段、を有し、前記更新管理手段は、前記検索手段により取得された前記宛先情報に基づき前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、応答がない場合には第2の機器を検索して宛先情報を取得できるので、第2の機器の宛先情報が変わっていても、複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
また、本発明の一形態において、前記検索手段により取得された前記宛先情報を、第2の前記固有情報に対応づけて記憶する宛先情報記憶手段、を有することを特徴とする。
本発明によれば、一度検索すれば次回からは第2の機器に更新用設定情報を送信することができる。
また、本発明の一形態において、固有情報は、MACアドレス、シリアル番号又は識別番号のいずれか1以上である、ことを特徴とする。
本発明によれば、これらを固有情報に第2の機器の宛先情報を取得できる。
また、本発明は、情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、設定情報を記憶した設定情報記憶部と、情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、第1又は第2の前記機器から、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルの通知を受信した場合、第1又は第2の前記機器と同じセキュリティレベルに変更するセキュリティレベル変更手段、を有することを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティレベルを一致させるので、一方の機器のセキュリティレベルが変更になっても複数の機器の機器設定情報を更新することができる。
また、本発明の一形態において、当該画像形成装置のセキュリティレベルが変更された場合、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルを前記第1又は第2の前記機器に通知するセキュリティレベル通知手段、を有することを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティレベルが変更になったことを他の機器に通知することができる。
また、本発明の一形態において、前記セキュリレベル通知手段は、セキュリレベルが高くなった場合に、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルを前記第1又は第2の前記機器に通知する、ことを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティレベルの高い方が低い方に通知すると定めておくことで、通知された側はセキュリティレベルを高くすることで両者のセキュリティレベルを一致させやすくでき、また、セキュリティレベルを高く保つことができる。
また、本発明の一形態において、第1又は第2の前記機器と当該画像形成装置のセキュリティレベルが異なる場合、前記セキュリティレベル変更手段は、第1又は第2の前記機器よりもセキュリティレベルが低い場合に限り、第1又は第2の前記機器と同じセキュリティレベルに変更する、ことを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティレベルの低い方が高い方に合わせてセキュリティレベルを変更するのでセキュリティレベルを高く保つことができる。
所定の機器に設定した機器設定情報を他の機器に順に反映する機器等に おいて、いずれかの機器に異常が生じた場合にも機器設定情報を順に反映できる画像形成装置、情報同期システム及び情報設定方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら、実施の形態と共に説明する。
〔機器設定情報同期方法について〕
本実施形態は機器設定情報の更新時に生じうる不都合を解決するものであるため、はじめに、機器設定情報の更新について説明する。なお、不都合とは機器設定情報の更新ができないこといい、以下、単に異常という。
図1(a)は設定情報同期システム100の概略構成図を、図1(b)は設定情報同期システム100の同期の概略を示す図である。端末(以下、単にPC(パーソナルコンピュータ)という)11と画像形成装置(以下、MFP(Multi Function Printer)という)21A〜21Dはネットワーク8又は専用線により相互に接続されている。PC11、MFP21A〜21Dは、例えば、TCP/IPやIPX(Internet Packet eXchange)などのプロトコルに従い互いに機器設定情報等を送受信する。なお、以下では、複数のMFP21A〜21Dを区別する必要がない場合、単にMFP21という。
本実施形態の情報同期方法では、MFP21A〜21Dに親子関係を設定する。図1(b)ではMFP21AがMFP21BとMFP21Cの親となり、MFP21BはMFP21Dの親となる。そして、親から子へ順番に更新用機器設定情報Dを送信し、それぞれが記憶する機器設定情報47を更新していく。
本実施形態の情報設定方法では、PC11からMFP21Aに設定された機器設定情報47を自動的に他のMFP21B〜21Dに反映させることで、認証操作や機器設定を1度だけ行えば、予め定めた複数のMFP21の機器設定情報47を同期して更新することができる。
なお、同期とは同一の時刻に更新することを意味するのでなく、機器設定情報の内容が連鎖的に更新されることをいう。また、更新用機器設定情報Dとは、Jobの設定に必要なパラメータの初期値、ユーザの識別情報、アドレス帳等である。
MFP21は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナ装置、又は、これらの機能を複合して備えた複合機であるが、互いに通信可能な情報処理装置(特許請求の範囲の機器に相当する)であればよい。また、MFP21A〜21Dを接続するのでなく、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナ装置及びMFP21を混合してネットワーク8に接続してもよい。
始めにMFP21A〜21DとPC11について説明する。図2は、PC11のハードウェア構成図の一例を示す。PC11は、各種のプログラムを実行するための作業メモリになりプログラムやデータを展開するためのRAM12、BIOSやOSを起動するためのプログラムや設定ファイルを記憶しているROM13、CD−ROMなどの記憶媒体19にデータを書き込み又記憶媒体からデータを読み出すドライブ装置14、ディスプレイなどの表示装置にGUI(Graphical User Interface)を形成する表示制御部15、ネットワーク8に接続しTCP/IPなどのプロトコル処理を実行するNIC(Network Interface Card)18、ハードディスクドライブ装置やフラッシュメモリにより構成されプログラムやファイルなどを記憶する記憶装置17、種々のプログラムを実行すると共にPC11を総合的に制御するCPU16を備えたコンピュータである。
PC11は、CPUがプログラムを実行することで実現される機器設定情報送信手段16aを有し、PC11にユーザが入力した更新用機器設定情報Dを所定のMFP(PC11から更新用機器設定情報Dを直接受信するMFPを、以下MFP21Aとする)21Aに送信することができる。機器設定情報送信手段16aは、GUIを形成し、例えば、更新用機器設定情報の入力を受け付ける。
図3は、MFP21の概略構成図を示す。複数のMFP21の構成は同じであるが、後述する本願の特徴部で共通すればよく必ずしも同一である必要はない。
MFP21Aの構成は、大きく、原稿を読み取る読み取りユニット132、画像を形成する画像形成部141、自動原稿搬送装置(以下ADF)167、ADF167から送り出される原稿をスタックする原稿排紙トレイ163、給紙カセット135〜138を備える給紙部139、記録用紙をスタックする排紙部(排紙トレイ)133により構成される。
ADF167の原稿台166上に原稿Dをセットして図示せぬ入力装置で操作(例えばプリントキーを押下)すると、最上位の原稿Dがピックアップローラ168の回転により矢印B1方向へ送り出され、原稿搬送ベルト165の回転により、画像読み取りユニット132に固定されたコンタクトガラス164上へ給送され、そこで停止する。コンタクトガラス164上に載置された原稿Dの画像は、画像形成部141とコンタクトガラス164の間に位置する読み取りユニット132によって読み取る。
読み取りユニット132は、コンタクトガラス164上の原稿Dを照明する露光ランプ131、原稿画像を結像する光学系160等を有し、光学系160は、露光ランプ131、第1ミラー171、レンズ172、原稿画像を結像させるCCD161等を有している。露光ランプ131と第1ミラー171は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー173及び第3ミラー174は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。第1キャリッジが副走査方向に移動して原稿Dを走査する際は、CCDまでの光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジが2対1の相対速度で機械的に走査される。
画像読み取り終了後、原稿Dを原稿搬送ベルト165の回転により矢印B2方向へ搬送して排紙トレイ163上へ排出する。このように、原稿Dを1枚ずつコンタクトガラス164上へ給送して原稿画像を画像読み取りユニット132によって読み取る。
読み取りユニット132の不図示の画像処理部は、露光ランプが原稿Dを照明して反射した光を、CCDにより光電変換してアナログデータを生成する。アナログデータは、A/Dコンバータによりデジタルの画像データに変換され、さらにシェーディング補正、MTF補正、ガンマ補正等が施される。さらに、シェーディング補正を行った画像データに対しMTF補正、γ補正等が施される。これらの処理が施されたデジタルデータはいったんメモリに記憶される。
画像形成部141の内部には、像担持体である感光体144が配置してある。感光体144は、図において時計方向に回転駆動し、帯電装置147によって表面を所定の電位に帯電させる。また、書き込みユニット149は、読み取りユニット132によって読み取った画像情報に応じて光変調したレーザ光Lを照射し、それを図示しない高速回転するポリゴンミラーにより偏光する。偏光されたレーザ光Lは図示しない結像レンズを通過し、ミラー143により折り返して感光体144に照射される。
レーザ光Lは、帯電させた感光体144の表面を画像情報のライン単位毎に露光し、これによって感光体144の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は現像装置142を通るときトナーを吸着することで現像され、対向する転写装置145によって感光体144と転写装置145の間に給送された記録材9に転写される。トナー像転写後の感光体144表面は、クリーニング装置148によって清掃する。
画像形成部141の下部に配置した複数の給紙カセット135〜138には、用紙等の記録材9を収容しており、いずれかの給紙カセット135〜138から記録材9を矢印B3方向へ送り出し、その記録材9の表面に、上述のように感光体144の表面に形成したトナー像を転写する。
次に、記録材9を矢印B4で示すように画像形成部141内の定着装置110を通し、熱と圧力の作用によって記録材9の表面に転写されたトナー像を定着させる。定着装置110を通った記録材9を排出ローラ対134によって搬送し、矢印B5で示すように排紙トレイ133へ排出し、スタックする。
なお、図3は単色の例えばモノクロ印刷するMFP21を示すが、カラーのMFP21に対しても本実施形態の定着装置10は同様に適用できる。カラー印刷の場合、例えば4色(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラック)のトナー画像を重ねてカラー画像を形成する。このため、4色のトナー画像を感光ドラムからいったん中間転写体(ベルトやドラム)に順次重ねて転写した後,中間転写体上の4色トナー画像をまとめて記録材9に転写する。温度等は異なるが、転写された未定着画像の記録材9への定着はモノクロ印刷の場合と同様である。
図4は、本実施形態のMFP21に共通のブロック図を示す。なお、MFP21A〜21Eのブロックを区別する場合、A〜Eの大文字に対応させた小文字のアルファベットをブロックに付す。
MFP21は、不図示のCPU、RAM,ROM、記憶装置37、NIC35等がバスで接続されたコンピュータを備える。そして、CPUがプログラムを実行することで機器連携管理部36、が実現される。また、MFP21は印刷制御部31,スキャナ制御部32、を有するが、これらは専用の論理回路で構成してもよいし、CPUがプログラムを実行することで実現してもよい。
記憶装置37には、親子関係を登録した機器連携情報46、複数のMFP21に同期して更新される機器設定情報47,及び、MFP21間で通信するための接続情報48が記憶されている。なお、後述するようにMFP21の機能に応じて設定すべき機器設定情報47は異なるので、機器設定情報47の内容は複数のMFP21間で同一であるとは限らない。
スキャナ制御部32は、機器設定情報47を参照して図3の読み取りユニット132(図4のスキャナ34に相当)を制御し、印刷制御部31は、機器設定情報47を参照して図3の画像形成部141等(図4のプロッタ33に相当)を制御する。
また、印刷制御部31はスキャナ制御部32と通信しデジタルの画像データ生成の有無、定着装置110の温度などに応じてタイミングを制御しながら、メモリに記憶された画像データに従い上述のように画像を形成し、所定の記録材9の給紙を許可するクラッチ、記録材9を搬送する搬送モータを制御するクロック等を制御して、画像形成と給紙が同期を取るように制御する。
機器連携管理部36について詳しくは後述するが、機器連携管理部36は複数のMFP21の連携を管理して機器設定情報47を更新する。機器連携管理部36は、子のMFP21に機器設定情報47の更新を要求すると共に更新用機器設定情報Dを送信する更新管理部41、親子間の認証を管理する親子間認証部42、機器設定情報47を受信した更新用機器設定情報Dで更新する更新部43、異常が生じているか否を判定すると共に、異常が生じていると判定した場合はどのような異常が生じているかを検出する異常検出部44、異常が検出されても、異常が回復された場合に機器設定情報47を更新されるように機器設定情報の更新処理をフェイルセーフする異常処理部45、を有する。
図5は接続情報48の一例を示す。各MFP21は、少なくとも子のMFP21,好ましくは親のMFP21、さらに好ましくはネットワーク8に接続されている全てのMFP21のIPアドレスを記憶装置37に記憶している。また、各MFP21は、認証のため少なくとも子のMFP21のパスワードを予め記憶している。このパスワードは従来であればユーザ(管理者)がPC11から各MFP21にログインするために使用されるものであるが、本実施形態では、親のMFP21が子のMFP21を認証するために使用する。
なお、IPアドレスの代わりに、MFP21のURL、機器固有ID(MACアドレス)を接続情報48にしてもよい。
<親子関係(機器連携情報)を利用した機器設定情報の更新>
親子関係を利用した機器設定情報の更新について、いくつか例を挙げて説明する。
<親:1 直列な子:1>
図6は、機器設定情報47を同期して更新する設定情報同期システム100の概略構成図を示す。図6ではMFP21AとMFP21Bが親子関係を有することを示しており、実際にはMFP21AとMFP21Bは図1(a)のようにネットワーク8を介して相互に接続されている。
図6を例に機器連携情報46について説明する。機器連携情報46は、MFP21AとMFP21Bの親子関係を登録した情報である。ここでは、MFP21AがMFP21Bに対し親という関係になり、MFP21AがMFP21Bに更新用機器設定情報Dを送信する送信元となる。
機器連携情報46は2者の相対的な親子関係を登録した情報であるため、機器連携情報46には、自分に対し相対的に親及び子に当たるMFP21の例えば識別情報が登録される。例えば、MFP21Aの機器連携情報46aにはMFP21Bが子として登録され、MFP21Bの機器連携情報46bにはMFP21Aが親として登録されている。機器連携管理部36は、機器連携情報46に子が登録されている場合、全ての子に対し更新用機器設定情報Dによる更新を要求する。なお、PC11にはPC11と直接通信するMFP21Aの識別情報が予め登録されている。
ところで、機器連携情報46には子のみ登録しておけばよく、親のMFP21については登録しなくてもよい。これは、更新用機器設定情報DはPC11から一方通行に各MFP21に送信されるため、子側のMFP21は親のMFP21がどれかを知る必要がないからである。しかしながら、親のMFP21の識別情報も機器連携情報46に登録しておくことで、例えば、PC11と直接通信するMFP21Aを別のMFP21に変更しても、機器連携情報46を辿ることで全てのMFP21に更新用機器設定情報Dを送信することができる。
図7は、図6の設定情報同期システム100において、MFP21AとMFP21Bが機器設定情報47a、47bを同期して更新するシーケンス図を示す。
例えばユーザの操作によりPC11の機器設定情報送信手段16aは、更新用機器設定情報DをMFP21Aに送信する(S10)。ユーザはPC11からMFP21Aにログインすると共に、更新用機器設定情報Dを入力する。更新用機器設定情報Dを受信したMFP21Aの更新部43aは、機器設定情報47aを更新用機器設定情報Dにより更新できる。
また、MFP21Aの機器連携管理部36aは、機器連携情報46aを参照して、子として登録されているMFP21Bを抽出する。そして、機器連携管理部36aは、MFP21Bに更新通知を送信する(S20)。更新通知は、新たな更新用機器設定情報Dへの更新を要求するものである。
MFP21Bの機器連携管理部36bは設定取得要求をMFP21Aに送信する(S30)。設定取得要求は、更新用機器設定情報Dの送信を要求すると共に、MFP21Bの認証情報(パスワード及びMACアドレスなどの識別情報)を含む。
設定取得要求を受信するとMFP21Aは、認証情報に基づきMFP21Bを認証する(S40)。図5のように、各MFP21は接続情報48にパスワードを予め記憶しているので、受信した認証情報が予め記憶しているMFP21Bのパスワードに一致する場合には認証が成立する。
なお、MFP21AはPC11が認証しているので、更新通知を送信したMFP21AをMFP21Bが認証する必要はない。
認証が成立する場合、機器連携管理部36aはPC11から受信した更新用機器設定情報DをMFP21Bに送信する(S50)。これにより、機器連携管理部36bの更新部43bは機器設定情報47bを更新することができる。
続いて、認証が不成立の場合について説明する。図8は、図6の設定情報同期システム100において、MFP21Bの認証が不成立の場合のシーケンス図を示す。なお、図8において、図7と同一ステップには同一の符号を付しその説明は省略する。
図8のシーケンス図では、ステップS40の処理まで図7と同じである。
MFP21Aの機器連携管理部36aは受信した設定取得要求の認証情報に基づきMFP21Bを認証するが、認証が成立しなかった場合、機器連携管理部36aは認証不成立通知をMFP21bに送信する(S51)。この場合、MFP21Aは更新用機器設定情報DをMFP21Bに送信しない。
このように、機器設定情報47の更新では必ず子のMFP21を認証するのでセキュリティを確保することができる。
以上のような処理により、PC11から一度、MFP21Aの機器設定情報47aを更新するだけで2台のMFP21A、21Bの機器設定情報47a、47bを同期して更新することができる。MFP21AはMFP21Bを認証するのでセキュリティを確保することもできる。
<親:1 並列な子:2>
設定情報同期システム100の別の一形態について図9、図10に基づき説明する。なお、図9において図6と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図9では、MFP21AにMFP21B及びMFP21Cが子として接続されている。
このような接続形態では、MFP21Aの機器連携情報46aには子としてMFP21B及びMFP21Cが登録されており、MFP21Bの機器連携情報46bには親としてMFP21Aが、MFP21Cの機器連携情報46cには親としてMFP21Aがそれぞれ登録されている。
図10は、図9の設定情報同期システム100において、MFP21A、21B,21Cが機器設定情報47a、47b、47cを同期して更新するシーケンス図を示す。図10のシーケンス図では、MFP21AがMFP21Bに更新用機器設定情報Dを送信するまでの処理は同じである(S10〜S50)。
MFP21Aの機器連携管理部36aが、MFP21Bに更新用機器設定情報Dを送信すると、MFP21Cの機器設定情報47cの更新に移行する。MFP21Aの機器連携管理部36aは、MFP21Cに更新通知を送信する(S60)。更新通知の内容は、MFP21Bに送信したものと同様である。
なお、MFP21Cに先に更新用機器設定情報Dを送信してもよく、S20、S60の更新通知を一斉を送信し、設定取得要求の早いMFP21から順に更新処理してもよい。
MFP21Cの機器連携管理部36cは設定取得要求をMFP21Aに送信する(S70)。設定取得要求は、更新用機器設定情報Dの送信を要求すると共に、MFP21Cの認証情報を含む。
設定取得要求を受信するとMFP21Aは、認証情報に基づきMFP21Cを認証する(S80)。例えば、受信した認証情報が予め記憶しているMFP21Cの認証情報に一致する場合には認証が成立する。
なお、MFP21AはPC11が認証しているので、更新通知を送信したMFP21AをMFP21Cが認証する必要はない。
認証が成立する場合、MFP21Aの機器連携管理部36aはPC11から受信した更新用機器設定情報DをMFP21Cに送信する(S90)。これにより、MFP21Cの更新部43cは機器設定情報47cを更新することができる。
MFP21Aの機器連携情報46aにさらに子が登録されている場合、MFP21Aの機器連携管理部36aは同様の処理を繰り返す。
以上のような処理により、PC11から一度、MFP21Aの機器設定情報47aを更新するだけで3台のMFP21A、21B、21Cの機器設定情報47a、47b、47cを同期して更新することができる。MFP21AはMFP21B、21Cを認証するのでセキュリティを確保することもできる。
<親:1 並列な子:2 並列な子:2>
設定情報同期システム100の別の一形態について図11、図12に基づき説明する。なお、図11において図6と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図11では、MFP21Aに子としてMFP21B及びMFP21Cが登録されており、MFP21Bに子としてMFP21D及びMFP21Eが登録されている。
したがって、MFP21Aの機器連携情報46aには子としてMFP21B及びMFP21Cが登録されており、MFP21Bの機器連携情報46bには親としてMFP21Aが子としてMFP21D及びMFP21Eが登録されており、MFP21Cの機器連携情報46cには親としてMFP21Aが登録されており、MFP21Dの機器連携情報46dには親としてMFP21Bが登録されており、MFP21Eの機器連携情報46eには親としてMFP21Bが、それぞれ登録されている。
図12は、図11の設定情報同期システム100において、MFP21A〜21Eが機器設定情報47a〜47eを同期して更新するシーケンス図を示す。図12のシーケンス図では、MFP21AがMFP21Bに更新用機器設定情報Dを送信するまでの処理は図6と同じである(S10〜S50)。また、MFP21AがMFP21Cに更新用機器設定情報Dを送信する処理は図10のシーケンス図のステップS60〜S90と同じであるので省略した。
MFP21Bの機器設定情報47bが更新されると、MFP21Bの機器連携管理部36bは、MFP21Dに更新通知を送信する(S110)。更新通知の内容は、MFP21AがMFP21Bに送信したものと同様である。
MFP21Dの機器連携管理部36dは設定取得要求をMFP21Bに送信する(S120)。設定取得要求は、更新用機器設定情報Dの送信を要求すると共に、MFP21Dの認証情報を含む。
設定取得要求を受信するとMFP21Bは、認証情報に基づきMFP21Dを認証する(S130)。例えば、受信した認証情報が予め記憶しているMFP21Dの認証情報に一致する場合には認証が成立する。
なお、MFP21BはMFP21Aが認証しているので、更新通知を送信したMFP21BをMFP21Dが認証する必要はない。
認証が成立する場合、MFP21Bの機器連携管理部36bはMFP21Aから受信した更新用機器設定情報DをMFP21Dに送信する(S140)。これにより、MFP21Dの更新部43dは機器設定情報47dを更新することができる。
MFP21Bの機器連携管理部36bは機器連携情報46bに登録されている子(MFP21E)について、同様の処理を繰り返す。
以上のような処理により、PC11から一度、MFP21Aの機器設定情報47aを更新するだけで5台のMFP21A〜21Eの機器設定情報47a〜47eを同期して更新することができる。MFP21AからMFP21Eまで連鎖的に認証を繰り返すのでセキュリティを確保することもできる。
〔第1の実施形態〕
以上説明したように、PC11から連鎖した親子関係を利用して機器設定情報47を更新すると、いずれかのMFP21に異常が生じた場合、当該MFP21と当該MFP21の機器連携情報46に子として登録された下流のMFP21の機器設定情報47を更新できなくなってしまう。
以下では、いくつかの異常の形態について、異常が生じても機器設定情報47を更新できる設定情報同期システム100について説明する。なお、以下では図6の設定情報同期システム100を例にして説明する。図6の設定情報同期システム100では、MFP21AとMFP21Bに親子関係が設定されており、機器設定情報47の更新時はPC11からMFP21Aに、MFP21AからMFP21Bに更新用機器設定情報Dが送信され、複数のMFP21で機器設定情報47を同期して更新することができる。なお、図9、11のように親子関係がさらに連鎖していても、異常が生じた場合は同様に処理できる。
<MFP21Bが立ち上がっていない場合>
図6の機器設定システム100において、MFP21Bが電源オフ状態のため立ち上がっていない場合の異常処理について説明する。ここでは、MFP21Bの電源がオンになるまで待機し、電源がオンになったら更新を再開することで、MFP21Bの機器設定情報47bを更新する。
図13は、MFP21Bが立ち上がっていない場合に、機器設定情報47bを更新する手順のシーケンス図を示す。
ユーザの操作によりPC11の機器設定情報送信手段16aは、更新用機器設定情報DをMFP21Aに送信する(S10)。MFP21Aの機器連携管理部36aは、機器連携情報46aを参照して、子として登録されているMFP21Bを抽出する。
ついで、機器連携管理部36aは、MFP21Bに更新通知を送信する(S20)。更新通知は、機器設定情報47bの更新を要求するものである。しかしながら、MFP21Bは電源オフ状態であるので、MFP21Aは設定取得要求を受信することができない。このため、異常検出部44aは接続エラーやタイムアウト等により更新通知の失敗を検出する(S150)。
異常検出部44aが異常を検出すると、異常処理部45aは通信の失敗履歴を記憶装置37に記憶する(S160)。そして、異常処理部45aは、MFP21Bの機器設定情報47bの更新の失敗通知をPC11へ送信する(S170)。この失敗履歴は、機器設定情報47bを更新できなかったMFP21の識別情報、更新できなかった更新用機器設定情報Dのバージョン、更新を試みた日時等が記録される。
PC11は受信した失敗通知をディスプレイに表示したりユーザのPCにメール等で送信するので、PC11から更新用機器設定情報Dを送信したユーザはMFP21Bの機器設定情報47bの更新に失敗したことを把握できる。
ユーザが、MFP21Bが立ち上がっていないことを把握し電源をオンにしたり、別のユーザがMFP21Bの電源をオンにすると、MFP21Bは電源オン通知をMFP21Aに送信する(S180)。電源オン通知は、起動したMFP21がネットワーク上の他の機器に通知するためのメッセージであって、一般的なLANであればサポートされた機能である。
MFP21Aは電源オン通知によりMFP21Bが起動したことを検出すると、異常処理部45aが記憶装置37に記憶した失敗履歴を参照する。失敗履歴にはステップS110でMFP21Bの機器設定情報47bが更新されていない旨が記録されているので、MFP21Aの異常処理部45aは改めて更新通知をMFP21Bに送信する(S20)。以降の処理は、図7と同じである。
したがって、図13の処理によれば、MFP21Bが立ち上がっていない場合でも、電源オン時に確実にMFP21Bの機器設定情報47bを更新することができる。
<MFP21Bが排他制御中の場合>
排他制御中とは、別の処理で作動中であるため他の所定の処理を禁止している状態をいう。例えば、ユーザのローカルな操作でMFP21Bがアドレス帳を更新している場合、機器設定情報47bを更新すると不整合が生じるので、このような場合には排他制御される。
MFP21Bの排他制御中、MFP21Aは所定期間待機することで通信可能となるので、MFP21Bから応答があるまで更新通知の送信、すなわちポーリングを繰り返せばよい。
図14は、MFP21Bが排他制御中の場合に、機器設定情報47bを更新する手順のシーケンス図を示す。
ユーザの操作によりPC11の機器設定情報送信手段16aは、更新用機器設定情報DをMFP21Aに送信する(S10)。MFP21Aの機器連携管理部36aは、機器連携情報46aを参照して、子として登録されているMFP21Bを抽出する。
ついで、機器連携管理部36aは、MFP21Bに更新通知を送信する(S20)。更新通知は、機器設定情報47bの更新を要求するものである。排他制御中のMFP21Bは、更新通知に対し排他制御の一環として、MFP21Aからの通信要求に対し排他制御中である旨の排他制御通知をMFP21Aに送信する(S210)。
排他制御通知により、MFP21Aの異常検出部44aはMFP21Bが排他制御中であるため更新通知に失敗したことを検出する。排他制御中であっても所定期間待機することで更新通知が可能になるので、異常処理部45aは更新通知の送信を繰り返す(S220、S240)。排他制御中のMFP21Bは、更新通知に対し排他制御通知の送信を繰り返す(S230、S250)。
そして、MFP21Bの排他制御が終了すると、MFP21Aは排他制御通知でなく設定取得要求を受信することができるので、以降は図7と同様に機器設定情報47bを更新することができる。
したがって、図14の処理によれば、MFP21Bが排他制御中の場合でも、排他制御が終了しだい確実に機器設定情報47bを更新することができる。
<MFP21Bが排他制御中の場合の変形例>
ところで、図13の電源オン通知のように、排他制御が終了した旨の通知がMFP21BからMFP21Aに送信されるのであれば、更新通知の送信を繰り返すのでなく排他制御の終了の通知を待って更新通知を送信することができる。
図15は、MFP21Bが排他制御中の場合に、機器設定情報47bを更新する手順のシーケンス図の別の一例を示す。図15ではステップS210までの処理は図14と同様である。
MFP21Aが更新通知を送信した後、排他制御通知を受信すると(S260)、異常検出部44aは排他制御中であるため更新通知に失敗したことを検出する。
ここで、通信手順に、MFP21Bは排他制御が終了すると排他制御終了通知を送信すると予め定めておく。この通信手順により、MFP21Aは排他制御通知を受信した場合でも、そのまま待機すればいずれ排他制御終了通知を受信できることになる。
そして、MFP21Bから排他制御終了通知を受信すると、MFP21Aは改めて更新通知をMFP21Bに送信する(S20)。MFP21Bでは排他制御が終了したので、以降の処理は図7と同様である。
したがって、図15の処理によれば、MFP21Bが排他制御中の場合でも、排他制御が終了したら確実に機器設定情報47bを更新することができる。
〔第2の実施形態〕
MFP21は更新用機器設定情報DをIPアドレスを宛先にして送信する。IPアドレスは管理者等が割り振ることができるため、物理的な配置にかかわらずIPアドレスが変更になると通信が困難になるか又は認証が不成立となる。
本実施形態では、IPアドレスの変更により異常が生じた場合でも、機器設定情報47bの更新が可能な設定情報同期システム100について説明する。
図16は、本実施形態のMFP21のブロック図を示す。図16では説明のため、MFP21Bのブロックを省略したが、MFP21Aと21Bの構成は同様である。
MFP21Aは上記のようにNIC35を有し、NIC35によりLAN等のネットワーク8内で互いに通信するが、このNIC35には固有かつ重複しないMACアドレスがメーカ出荷時に割り当てられている。例えば、MFP21BのIPアドレスは「133.139.177.1」、MACアドレスは「12:34:56:78:90:12」である。
したがって、例えばMFP21BのIPアドレスが変化してもMACアドレスが固定なので、MACアドレスがわかればIPアドレスが変化した後でもMFP21Bと通信し、MFP21Bの機器設定情報47bを更新することができる。
本実施形態ではIPアドレスの変更に対応するため、予め親側のMFP21がIPアドレスに対応づけて子側のMACアドレスを記憶している。図16に示すように、接続情報48にはMFP21Bの変更前のIPアドレスとMACアドレスが対応づけて記憶されている。図16では、MFP21BしかMFP21Aの子として登録されたMFP21は存在しないが、他に子として登録されたMFP21が存在する場合は、親側のMFP21は全ての子のMFP21についてIPアドレスとMACアドレスを記憶しておく。
また、本実施形態のMFP21はCPUがプログラムを実行して実現される検索部51及びIPアドレス更新部52を有する。MFP21Aが更新通知した際に、MFP21Bから応答がない場合又は別のMFP21から応答があった場合、MFP21Aの検索部51aはMACアドレスに基づきMFP21Bを検索し、変更後のMFP21BのIPアドレスを取得する。
また、IPアドレス更新部52は、検索して取得したIPアドレスをMFP21Aの接続情報48aに新たに登録しておくので、次回の更新通知からはIPアドレスの変更前と同様にMFP21Bに更新用機器設定情報Dを送信することができる。
図17は、MFP21AがMFP21Bの変更後のIPアドレスを取得する手順を示すシーケンス図である。図17では、MFP21BのIPアドレスが、
変更前「133.139.177.1」から、
変更後「133.139.177.2」に変更されている。また、MFP21Bの変更前のIPアドレス「133.139.177.1」がMFP21Cに割り当てられている。
まず、ユーザの操作によりPC11の機器設定情報送信手段16aが、更新用機器設定情報DをMFP21Aに送信する(S10)。MFP21Aの機器連携管理部36aは、機器連携情報46aを参照して、子として登録されているMFP21Bを抽出する。
MFP21Aの機器連携管理部36aは、MFP21BのIPアドレスが変更になったことを検知していないので、変更前のIPアドレスに更新通知を送信する(S310)。 しかしながら、そのIPアドレスはMFP21CのIPアドレスなので、更新通知はMFP21Cに送信されてしまう。
更新通知を受信したMFP21Cは設定取得要求と共に自分の識別情報をMFP21Aに送信する(S320)。上記のように、MFP21Aは認証情報によりMFP21Cを認証するがこれは不成立になるので、これにより異常検出部44aはMFP21Bから応答を受信できず更新通知の送信に失敗したことを検知できる。
ついで、MFP21Aの検索部51aは、MFP21BのMACアドレスを有した機器がネットワークに接続されているか否かを検索し、MFP21Bと同じMACアドレスの機器が検索できたらその機器のIPアドレスを取得する(S330)。
そして、MFP21Aは、接続情報48aを参照して、検索して取得したMACアドレスとIPアドレスの対応関係を確認する(S330)。MFP21BのIPアドレスが変更前と異なっていれば、MFP21BのIPアドレスが変更になったことが確認できる。
確認できた場合、MFP21AのIPアドレス更新部52aはMFP21Bの新しいIPアドレスをMACアドレスに対応づけて接続情報48aに記憶する(S350)。
これにより、機器連携管理部36aはMFP21Bに更新通知を送信できることになるので、更新通知を送信することで(S20)、以降は、図7と同様に機器設定情報47bを更新することができる。
本実施形態によれば、MFP21BのIPアドレスが変更になっても、ネットワークに接続されている限り、機器設定情報47bを同期して更新することができる。また、MFP21Bと親子関係にある下位のMFP21の機器設定情報47も更新することができる。なお、本実施形態ではMFP21に固有な情報としてMACアドレスを用いたが、MFP21のシリアル番号や管理者が付与した識別番号など固有な情報であれば好適に適用することができる。
〔第3の実施形態〕
更新用機器設定情報Dや印刷データ、その他、MFP21間で送受信するデータを暗号化して送受信する場合、一方のMFP21と他方のMFP21Bで暗号化の方法が異なっていると通信できないことになる。同じネットワーク8内では複数のMFP21は同じ方法で暗号化することが多いが、暗号化のレベル(以下、セキュリティレベルという)は可変である場合が多い。例えば暗号化にSSL(Secure Socket Layer)のプロトコルを用いた場合、セキュリティレベルによっては公開鍵、秘密鍵の長さ、ハッシュ値の使用有無、改ざん防止機能の使用有無等を指定できるので、一方のMFP21がセキュリティレベルを変更すると通信できなくなってしまう。
本実施形態では、一方のMFP21にセキュリティレベルの変更があっても、機器設定情報47bの更新が可能な設定情報同期システム100について説明する。
<MFP21Bがセキュリティレベルを変更した場合>
図18は、MFP21のブロック図及びセキュリティレベルの変更の一例を示す。図18では簡単のためセキュリティレベルを2段階(高、低)としたが、多段階であっても同様に対応できる。
図18(a)に示すように、MFP21Aと21Bではいずれもセキュリティレベルが「低」であったが、MFP21Bのセキュリティレベルが「高」に変更された。本実施形態では、MFP21Bのセキュリティレベルが変更された場合、自動的又は接続エラー等によりそれを検知して、MFP21Aも同じセキュリティレベルに変更する。
MFP21はCPUがプログラムを実行して実現されるセキュリティレベル通知部53,セキュリティレベル変更部54を有する。セキュリティレベル通知部53は、自身のセキュリティレベルが変更された場合に親又は子のMFP21にセキュリティレベルが変更されたことを通知する。変更後のセキュリティレベルを通知してもよい。セキュリティレベル変更部54は、変更通知があった場合に自身のセキュリティレベルを変更し、また、セキュリティレベルが通知された場合は通知された値と同じセキュリティレベルに変更する。
例えば、セキュリティレベルが2段階しかなく、かつ、セキュリティレベルが高く変更されたMFP21Bが親又は子のMFP21Aにセキュリティレベルの変更を通知することとすれば、セキュリティレベル通知部53はセキュリティレベルの変更だけを通知すればよい(セキュリティレベルそのものの通知は必要ない)。通知を受けた親又は子のMFP21Aがセキュリティレベルを上げることで必ず親と子のMFP21A、Bのセキュリティレベルが一致するからである。
本実施形態では、セキュリティレベルが2段階だけしかない場合のみならず、多段階の場合を含めセキュリティレベルの変更に対応する。
図19(a)は、一方のMFP21Bのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Aがセキュリティレベルを変更する手順のシーケンス図を示す。
例えばユーザの操作によりMFP21Bのセキュリティレベルが変更される(S410)。すると、MFP21Bのセキュリティレベル通知部53bはセキュリティレベル変更通知をMFP21Aに送信する(S420)。セキュリティレベル変更通知は、変更後のセキュリティを含む。
セキュリティレベル変更通知を受信すると、MFP21Aのセキュリティレベル変更部54aはMFP21Bと同じセキュリティレベルにMFP21Aのセキュリティレベルを変更する(S430)。
以上の処理により、図18(b)に示すように、MFP21AとMFP21Bのセキュリティレベルを同一にすることができる。したがって、図19(a)のシーケンス図に基づく処理によれば、セキュリティレベルの変更による異常の発生を未然に防ぐことができる。
ところで、セキュリティレベルが変更された際にセキュリティレベル通知部53が自動的にセキュリティレベルを通知しなくても、更新用機器設定情報Dを送信する際にセキュリティレベルを変更してもよい。
図19(b)は一方のMFP21Bのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Aがセキュリティレベルを変更するシーケンス図の別の一例を示す。なお、図19(b)では、PC11とMFP21Aが通信してMFP21Aの機器設定情報47aを更新するまでの手順は省略した。
MFP21Aは機器設定情報47aを更新すると、ついで、MFP21Aの機器連携管理部36aが更新通知をMFP21Bに送信する(S450)。すでに、MFP21Bのセキュリティレベルが変更されているので、MFP21Aは更新通知を送信することができず、異常検出部44aが接続エラー等により更新通知の失敗を検出する。
更新通知の失敗を受けて、MFP21AはMFP21Bにセキュリティレベルの通知を要求するか、自動的に、MFP21Bはセキュリティレベルが変更されたことをMFP21Aに通知する。これにより、MFP21Bのセキュリティレベル通知部53bはセキュリティレベル変更通知をMFP21Aに送信する(S460)。
なお、セキュリティレベルを同一にするだけなら、MFP21Bが再度セキュリティレベルを変更してもよいが、セキュリティレベルを下げることは好ましくない。このため、セキュリティレベルの低い方が高い方に合わせるように変更することが好適となる。
ついで、MFP21AはMFP21Bのセキュリティレベルが変更になったこと及びセキュリティレベルを検出し、MFP21Aのセキュリティレベル変更部54aはMFP21Aのセキュリティレベルを変更することができる(S470)。
以降は、MFP21Aは更新通知をMFP21Bに送信できるので、図7と同様にMFP21Bの機器設定情報47bを更新できる。
<MFP21Aがセキュリティレベルを変更した場合>
MFP21Aが先にセキュリティレベルを変更した場合も同様に処理できる。
図20はセキュリティレベルの変更の一例を示す。なお、図20において図18と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
図20(a)に示すように、MFP21Aと21Bではいずれもセキュリティレベルが「低」であったが、MFP21Aのセキュリティレベルが「高」に変更された。
本実施形態では、MFP21Aのセキュリティレベルが変更された場合、自動的又は接続エラー等によりそれを検知して、MFP21Bも同じセキュリティレベルに変更する。
図21(a)は、一方のMFP21Aのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Bがセキュリティレベルを変更するシーケンス図を示す。
例えばユーザの操作によりMFP21Aのセキュリティレベルが変更される(S510)。すると、MFP21Aのセキュリティレベル通知部53aはセキュリティレベル変更通知をMFP21Bに送信する(S520)。セキュリティレベル変更通知は、変更後のセキュリティを含む。
セキュリティレベル変更通知を受信すると、MFP21Bのセキュリティレベル変更部54bはMFP21Aと同じセキュリティレベルにMFP21Bのセキュリティレベルを変更する(S530)。
以上の処理により、図20(b)に示すように、MFP21AとMFP21Bのセキュリティレベルを同一にすることができる。したがって、図21(a)によれば、セキュリティレベルの変更による異常の発生を未然に防ぐことができる。
ところで、セキュリティレベルが変更された際にセキュリティレベル通知部53が自動的にセキュリティレベルを通知しなくても、更新用機器設定情報Dを送信する際にセキュリティレベルを変更してもよい。
図21(b)は一方のMFP21Aのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Bがセキュリティレベルを変更するシーケンス図の別の一例を示す。なお、図21(b)では、PC11とMFP21Aが通信してMFP21Aの機器設定情報47aを更新するまでの手順は省略した。
MFP21Aは機器設定情報47aを更新すると、ついで、MFP21Aの機器連携管理部36aが更新通知をMFP21Bに送信する(S550)。すでに、MFP21Aのセキュリティレベルが変更されているので(S510)、MFP21Aは更新通知を送信することができず、異常検出部44aは接続エラー等により更新通知の失敗を検出する。
更新通知の失敗を受けて、MFP21AはMFP21Bにセキュリティレベルの通知を要求するか、自動的に、MFP21Bはセキュリティレベルが変更されたことをMFP21Aに通知する。MFP21Bのセキュリティレベル通知部53bはセキュリティレベル変更通知をMFP21Aに送信する(S560)。
これによりMFP21Aは自身のセキュリティレベルがMFP21Bよりも高いことを検出する。MFP21Aがセキュリティレベルを下げてもMFP21Aと21Bのセキュリティレベルを一致させることができるが、セキュリティレベルを下げることは好ましくないため、セキュリティの低い方が高い方に合わせるように変更することが好適となる。
したがって、MFP21Aのセキュリティレベル通知部53aはMFP21Bにセキュリティレベル変更通知を送信する(S570)。セキュリティレベル変更通知はセキュリティレベルを含む。
これにより、MFP21Bは自身のセキュリティレベルがMFP21Aよりも低いことを検知し、MFP21Bのセキュリティレベル変更部54bはセキュリティレベルを変更する(S580)。
以上の処理で、MFP21AとMFP21Bのセキュリティレベルが一致したので、MFP21Aは更新通知を送信できる(S20)。以降は、図7と同様にMFP21Bの機器設定情報47bを更新できる。
本実施形態によれば、セキュリティレベルが変更になっても、複数のMFP21の機器設定情報47を同期して更新することができる。なお、本実施形態では2台のMFP21A、Bのセキュリティレベルについて説明したが、3台以上のMFP21に親子関係が登録されている場合は、そのうちの最も高いセキュリティレベルに全てのMFP21のセキュリティレベルが一致されることになるので、同様に機器設定情報47を同期して更新することができる。
以上説明したように、本実施形態の情報設定方法では、一台のMFP21Aに一度、機器設定情報を設定することで、親子関係のある全てのMFP21の機器設定情報47を更新することができ、いずれかのMFP21に異常が生じても、更新の連鎖が途切れることを防止できる。
設定情報同期システムの概略構成図である。 PCのハードウェア構成図の一例である。 MFPの概略構成図である。 MFPのブロック図の一例である。 接続情報の一例を示す図である。 機器設定情報を同期する設定情報同期システムの概略構成図である。 図6の設定情報同期システムにおいて、MFP21AがMFP21Bの機器設定情報を更新するシーケンス図である。 図6の設定情報同期システムにおいて、MFP21Bの認証が不成立の場合のシーケンス図である。 機器設定情報を同期する設定情報同期システムの概略構成図である。 図9の設定情報同期システムにおいて、MFP21AがMFP21B、21Cの機器設定情報を更新するシーケンス図である。 機器設定情報を同期する設定情報同期システムの概略構成図である。 図11の設定情報同期システムにおいて、MFP21AがMFP21Bの、MFP21BがMFP21Dの機器設定情報をそれぞれ更新するシーケンス図である。 MFP21Bが立ち上がっていない場合に、機器設定情報を更新する手順のシーケンス図である。 MFP21Bが排他制御中の場合に、機器設定情報を更新する手順のシーケンス図である。 MFP21Bが排他制御中の場合に、機器設定情報を更新する手順のシーケンス図の別の一例である。 MFPのブロック図である(第2の実施形態)。 MFP21AがMFP21Bの変更後のIPアドレスを取得する手順を示すシーケンス図である。 MFPのブロック図及びセキュリティレベルの変更の一例を示す図である。 一方のMFP21Bのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Aがセキュリティレベルを変更する手順のシーケンス図である。 セキュリティレベルの変更の一例を示す図である。 一方のMFP21Aのセキュリティレベルの変更に応じて他方のMFP21Bがセキュリティレベルを変更する手順のシーケンス図である。 複数の画像形成装置に機器設定情報を設定する場合の概略を説明する図である(従来図)。
符号の説明
11 PC(端末)
16a 機器設定情報送信手段
21、21A〜21E MFP(画像形成装置)
31 印刷制御部
32 スキャナ制御部
33 プロッタ
34 スキャナ
35 NIC(ネットワークインターフェイスカード)
36 機器連携管理部
37 記憶装置
41 更新管理部
42 親子間認証部
43 更新部
44 異常検出部
45 異常処理部
46 機器連携情報
47 機器設定情報
48 接続情報
51 検索部
52 IPアドレス更新部
53 セキュリティレベル通知部
54 セキュリティレベル変更部
100 設定情報同期システム

Claims (18)

  1. 情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、
    設定情報を記憶した設定情報記憶部と、前記情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、
    第2の前記機器の異常を検出する異常検出手段、を有し、
    前記異常検出手段により異常が検出された場合、前記更新管理手段は異常が解消されてから第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記異常検出手段が第2の前記機器の電源オフ状態を検出した場合、
    電源オフ状態を記憶装置に記憶する異常処理手段を有し、
    前記更新管理手段は、第2の前記機器から電源オンが通知された場合、前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記異常検出手段が第2の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、
    前記更新管理手段は、第2の前記機器が排他制御を終了するまで、第2の前記機器の呼び出しを繰り返す、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記異常検出手段が第2の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、
    前記更新管理手段は、第2の前記機器から排他制御終了通知を受信した場合に、前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、
    設定情報を記憶した設定情報記憶部と、前記情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、
    第2の前記機器から応答がなかった場合、
    予め記憶している第2の前記機器の固有情報に基づき第2の前記機器を検索して宛先情報を取得する検索手段、を有し、
    前記更新管理手段は、前記検索手段により取得された前記宛先情報に基づき前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記検索手段により取得された前記宛先情報を、第2の前記固有情報に対応づけて記憶装置に記憶する宛先情報記憶手段、
    を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記固有情報は、MACアドレス、シリアル番号又は識別番号のいずれか1以上である、ことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 情報処理装置及び1以上の機器とネットワークを介して接続されると共に、
    設定情報を記憶した設定情報記憶部と、前記情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置であって、
    第1又は第2の前記機器から、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルの通知を受信した場合、
    第1又は第2の前記機器と同じセキュリティレベルに変更するセキュリティレベル変更手段、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 当該画像形成装置のセキュリティレベルが変更された場合、
    セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルを前記第1又は第2の前記機器に通知するセキュリティレベル通知手段、
    を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記セキュリレベル通知手段は、セキュリレベルが高くなった場合に、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルを前記第1又は第2の前記機器に通知する、
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 第1又は第2の前記機器と当該画像形成装置のセキュリティレベルが異なる場合、
    前記セキュリティレベル変更手段は、第1又は第2の前記機器よりもセキュリティレベルが低い場合に限り、第1又は第2の前記機器と同じセキュリティレベルに変更する、
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 情報処理装置及び複数の機器がネットワークを介して接続された情報同期システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    更新用設定情報を所定の前記機器に送信する機器設定情報送信手段を有し、
    複数の前記機器は、
    設定情報を記憶した設定情報記憶部と、
    更新用設定情報の送信先を記憶した機器連携情報記憶部と、を有し、
    第2の前記機器は、
    前記情報処理装置又は第1の前記機器から受信した前記更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、
    前記機器連携情報記憶部に記憶された前記送信先の第3の前記機器に前記更新用設定情報を送信する第2の更新管理手段と、
    第3の前記機器の異常を検出する異常検出手段と、を有し、
    前記異常検出手段により異常が検出された場合、前記更新管理手段は異常が解消されてから第3の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する、
    ことを特徴とする情報同期システム。
  13. 前記異常検出手段が第3の前記機器の電源オフ状態を検出した場合、
    電源オフ状態を記憶装置に記憶する異常処理手段を有し、
    前記更新管理手段は、第3の前記機器から電源オンが通知された場合、前記更新用設定情報を第2の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項12記載の情報同期システム。
  14. 前記異常検出手段が第3の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、
    前記更新管理手段は、第3の前記機器が排他制御を終了するまで、第3の前記機器の呼び出しを繰り返す、
    ことを特徴とする請求項12記載の情報同期システム。
  15. 前記異常検出手段が第3の前記機器が排他制御中であることを検出した場合、
    前記更新管理手段は、第3の前記機器から排他制御終了通知を受信した場合に、前記更新用設定情報を第3の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項12記載の情報同期システム。
  16. 情報処理装置及び複数の機器がネットワークを介して接続された情報同期システムにおいて、
    前記情報処理装置は、更新用設定情報を所定の前記機器に送信する機器設定情報送信手段を有し、
    複数の前記機器は、設定情報を記憶した設定情報記憶部と、
    更新用設定情報の送信先を記憶した機器連携情報記憶部と、を有し、
    第2の前記機器は、
    前記情報処理装置又は第1の前記機器から受信した前記更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、
    前記機器連携情報記憶部に記憶された前記送信先の第3の前記機器に前記更新用設定情報を送信する第2の更新管理手段と、
    第3の前記機器から応答がなかった場合、予め記憶している第3の前記機器の固有情報に基づき第3の前記機器を検索して宛先情報を取得する検索手段と、を有し、
    前記更新管理手段は、前記検索手段により取得された前記宛先情報に基づき前記更新用設定情報を第3の前記機器に送信する、
    ことを特徴とする情報同期システム。
  17. 情報処理装置及び複数の機器がネットワークを介して接続された情報同期システムにおいて、
    前記情報処理装置は、更新用設定情報を所定の前記機器に送信する機器設定情報送信手段を有し、
    複数の前記機器は、設定情報を記憶した設定情報記憶部と、
    更新用設定情報の送信先を記憶した機器連携情報記憶部と、を有し、
    第2の前記機器は、
    前記情報処理装置又は第1の前記機器から受信した前記更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、
    前記機器連携情報記憶部に記憶された前記送信先の第3の前記機器に前記更新用設定情報を送信する第2の更新管理手段と、
    第1又は第3の前記機器から、セキュリティレベルの変更又はセキュリティレベルの通知を受信した場合、
    第1又は第3の前記機器と同じセキュリティレベルに変更するセキュリティレベル変更手段と、を有することを特徴とする情報同期システム。
  18. 設定情報を記憶した設定情報記憶部と、情報処理装置又は第1の機器から受信した更新用設定情報により前記設定情報記憶部に記憶してある前記設定情報を更新する更新手段と、前記更新用設定情報の送信先の第2の前記機器を記憶した機器連携情報記憶部と、前記機器連携情報記憶部に記憶された第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信する更新管理手段と、を有する画像形成装置の情報同期方法であって、
    異常検出手段が、第2の前記機器の異常を検出するステップと、
    前記更新管理手段が、異常が解消されてから第2の前記機器に、前記更新用設定情報を送信するステップと、
    を有することを特徴とする情報同期方法。
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