JP2009067890A - 半導体封止材用充填剤および半導体封止材組成物 - Google Patents

半導体封止材用充填剤および半導体封止材組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】封止材に配合されて封止材の線膨張係数を小さくし、なおかつ、封止材を低粘度に維持して侵入性を良好にする半導体封止材用充填剤およびこれを用いた半導体封止材組成物の提供。
【解決手段】無機物と、該無機物の表面に化学結合された、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機層とを備えたことを特徴とする半導体封止材用充填材及びこの充填材と熱硬化性樹脂とからなる半導体封止材。エポキシ樹脂と反応可能な官能基はカルボジイミド基であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体装置の封止に用いる封止材組成物のための充填剤およびこれを用いた半導体封止材組成物に関する。
従来より、電子部品や半導体装置を構成する半導体チップや基板等の部材を電気絶縁性を有するエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂組成物からなる封止材によって封止することが行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。
この封止材と半導体チップや基板との間に線膨張率の差があると封止材を硬化した後に封止物品(電子部品や半導体装置)に反りが発生する。
このため、硬化後の封止材の線膨張係数を可能な限り封止される部材の線膨張係数に近づけるために封止材にシリカ、アルミナ等の無機充填剤を配合することが行われている(特許文献2参照)。
しかしながら、無機充填剤の添加量が多くなると封止材の粘度が高くなり過ぎて粘度が高くなり、侵入性が悪化し、例えば基板とLSIチップとの隙間に侵入しにくくなり生産性が悪くなると言う問題がある。このため、低粘度でかつ侵入性の良好な封止材組成物を提供するための種々の提案がなされている(特許文献3、4参照)。
特開2000−327884号公報 特開平10−158366号公報 特開2006−16433号公報 特開2006−232950号公報
本発明は、封止材に配合されて封止材の線膨張係数を小さくし、なおかつ、封止材を低粘度に維持して侵入性を良好にする半導体封止材用充填剤およびこれを用いた半導体封止材組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、表面に化学結合された、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機層を備えてなる無機粒子を充填剤として用いることにより上記課題が解決できることを見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下に記載するとおりの半導体封止材用充填剤および半導体封止材組成物である。
(1)無機物と、該無機物の表面に化学結合された、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機層とを備えたことを特徴とする半導体封止材用充填材。
(2)エポキシ樹脂と反応可能な官能基がカルボジイミド基であることを特徴とする上記(1)記載の半導体封止材用充填材。
(3)上記(1)又は(2)記載の充填材及びエポキシ樹脂を含む半導体封止材。
本発明の充填材を含む本発明の封止材は、硬化後に封止物品の反りが少ないことを必要とする用途、具体的には、トランスフアー成型法により封止するタイプからポッティングやコーティング材、更にはフリップチップ用アンダーフィル材として封止するタイプまで、反りを極小化する必要があるが分野に広範囲に好適に使用することができる。
本発明の充填剤を含む封止材を用いることにより、そりが小さく、封止信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
本発明の半導体封止材用充填材(以下、単に「充填材」ともいう)は、無機物とこの無機物表面に化学結合された、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機層とからなる。
以下では、前記無機物及び有機層について以下説明する。
(無機物)
本発明で用いる無機物としては、特に限定されるものではなく、例えば炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム等のアルカリ土類金属ケイ酸塩、リン酸カルシウム、リン酸バリウム、リン酸マグネシウム等のアルカリ土類金属リン酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム等のアルカリ土類金属硫酸塩、酸化ケイ素(シリカ)、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化アンチモン、酸化スズ、酸化カルシウム、酸化カリウム等の金属酸化物、水酸化鉄、水酸化ニッケル、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化クロム、水酸化カリウム、水酸化亜鉛等の金属水酸化物、ケイ酸亜鉛、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸銅等の金属ケイ酸塩、炭酸亜鉛、炭酸アルミニウム、炭酸コバルト、炭酸ニッケル、塩基性炭酸銅等の金属炭酸塩等が挙げられ、これらは一種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。中でも酸化ケイ素(シリカ)、水酸化マグネシウム、水酸化アルミンニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化カルシウム、酸化カリウム等の無機(水)酸化物を用いることが好ましく、特に酸化珪素が好適である。
無機充填材の粒径は有機樹脂に対する充填材の分散性や、近年ギャップサイズが小さくなっていることに対しての狭ギャップへの侵入性を考慮すると、体積平均粒子径平均粒径は1nmから100μmが好ましく、より好ましくは10nmから50μmであり、更に好ましくは30nm〜30μmである。
(エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機物)
エポキシ樹脂と反応可能な官能基としてはカルボジイミド基、アミノ基、フェノール性水酸基、チオール基及びカルボン酸基等を挙げることができるが、エポキシ樹脂との反応性や無機物との密着性、及び耐熱性等を考慮すると、カルボジイミド基が好ましい。
また、前記官能基を有する有機物としては無機物表面に有機層を形成することができるものであればよく、このような有機物は前記官能基を有する化合物をモノマーとして重合させて得られるポリマーを挙げることができる。
特に好ましい有機物としてはカルボジイミド基含有化合物を挙げることができる。
以下では、このカルボジイミド基含有化合物について述べる。
(カルボジイミド含有化合物)
本発明におけるカルボジイミド基含有有機層は、カルボジイミド基含有化合物を含んで構成される。
この場合、カルボジイミド基含有化合物は、カルボジイミド基を有するものであれば制限はなく、例えば、下記式(I)で表される化合物を用いることができる。
OCN−(R−N=C=N)−R−NCO ・・・(I)
(Rはイソシアネート化合物からの残基を、nは1〜100の整数を表す。)
式(I)で表されるカルボジイミド基を有する化合物(以下単に「カルボジイミド化合物」ともいう)は、有機ポリイソシアネート化合物からイソシアネートのカルボジイミド化を促進する触媒の存在下で得ることができる。具体的には例えば特開昭51−61599号公報に開示されている方法、L.M.Alberinoらの方法(J.Appl.Polym.Sci.,21,1999(1977))及び特開平2−292315号公報に開示されている方法等によって製造することができる。
式(I)で示されるカルボジイミド化合物の重量平均分子量は、一般的に200〜100,000程度であるが、有機樹脂および有機溶媒への分散性を考慮すると、500〜50,000が好ましい。
カルボジイミド化合物の製造に用いられる有機イソシアネート化合物としては、例えば、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの混合物、粗トリレンジイソシアネート、粗メチレンジフェニルジイソシアネート、4,4',4''−トリフェニルメチレントリイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、水添メチレンジフェニルジイソシアネート、m−フェニルジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、4,4'−ビフェニレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3'−ジメトキシ−4,4'−ビフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメチルジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられ、これらは1種単独でまたは2種以上の混合物として用いることができる。これらの中でも、反応性や電子材料用樹脂への分散性等を考慮すると、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートが好適である。
上記有機イソシアネート化合物中のイソシアネート基をカルボジイミド化することによって重縮合が起こる。この反応は、通常、有機イソシアネート化合物をカルボジイミド化触媒の存在下で加熱することで行われる。この際、適当な段階でイソシアネート基と反応性を有する官能基、例えば、水酸基、1級もしくは2級アミノ基、カルボキシル基、またはチオール基等を有する化合物を末端封止剤として投入し、カルボジイミド化合物の末端を封止することで、得られるカルボジイミド化合物の分子量(重合度)を調整することができる。また、重合度は、イソシアネート化合物の濃度や反応時間によっても調整することができる。
上記カルボジイミド化触媒としては、種々のものを例示することができるが、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、これらの3−ホスホレン異性体などが収率その他の面で好適である。
上記反応は、溶媒の非存在下で行うこともできるが、溶媒存在下で行ってもよい。なお、反応途中で溶媒を添加することもできる。
溶媒としては、反応時にイソシアネート基およびカルボジイミド基に影響を与えないものであれば特に制限されることはなく、重合方法に応じた溶媒を適宜選択すればよい。
使用可能な溶媒の具体例としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、セロソルブアセテート等のエステル類;ペンタン、2−メチルブタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、デカン、ノナン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、p−メンタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の脂肪族または芳香族炭化水素類;四塩化炭素、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、テトラブロムエタン等のハロゲン化炭化水素類;エチルエーテル、ジメチルエーテル、トリオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;メチラール、ジエチルアセタール等のアセタール類;ニトロプロペン、ニトロベンゼン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の硫黄、窒素含有有機化合物類等が挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。
さらに、カルボジイミド化合物末端が、後述する末端封止セグメント等で封止され、親水化されている場合には、希釈剤として上記溶媒のほか、水、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、1−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチルブタノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール等のアルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテルアルコール類等も使用可能である。これらは単独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。ただし、カルボジイミド基の反応性が高いため、希釈の際は比較的低温で行うことが好ましい。
また、本発明においては、カルボジイミド基含有化合物として、下記式(1),(2)で示される化合物を用いることもできる。
(X)m−Z−[A−(R−N=C=N)n−R−NCO] (1)
(X)m−Z−[A−(R−N=C=N)n−R−A−Z−(X (2)
上記式(1),(2)において、Rはイソシアネート化合物からの残基を表す。イソシアネート化合物からの残基とは、イソシアネート化合物から(ポリ)カルボジイミド化合物を製造した際にカルボジイミド化合物中に残存する、有機イソシアネート化合物からイソシアネ←ト基を除いた部分横造である。
およびXは、互いに独立して水素原子、ハロゲン原子、不飽和構造を含んでいてもよい炭素数1〜20アルキル基、炭素数6〜20アリール基、炭素数7〜20アラルキル基、または炭素数1〜20アルコキシ基を表す。Xが複数個ある塘合、それらは互いに同一でもそれぞれ異なっていてもよく、また複数個のXは、互いに同一でもそれぞれ異なっていてもよい。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子のいずれでもよい。
不飽和構造を含んでいてもよい炭素数1〜20のアルキル基としては、直鎖、分岐または環状のいずれの構造を有していてもよく、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−プチル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、メチルシクロペンチル基、シクロへキシル基等が挙げられる。
炭素数6〜20のアリール基としては、例えば、フェニル基、トリル基、ビフェニル基等が挙げられる。
炭素数7〜20のアラルキル基としては、ベンジル基等が挙げられる.
炭素数1〜20のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ基、t−ブトキシ基、フエノキシ基等が挙げられる。なお、アルコキシ基中のアルキル基は、直鎖、分岐または環状のいずれの構造を有していてもよい。
Aは、イソシアネート基由来の結合を含む2価以上の有機基を表す。
イソシアネート基由来の結合とは、イソシアネート基と、このイソシアネート基と反応し得る官能基が反応して生成する結合を含むものである。
イソシアネート基と反応し得る官能基は、特に限定されるものではなく、例えば、水酸基、1級または2級アミノ基、カルボキシル基、チオール基等を挙げることができる。
これら官能基とイソシアネート基が反応して生成する結合としては、例えば、ウレタン結合、チオウレタン結合、尿素結合、アミド結合、カルボジイミド結合、アロファネート結合、ビュレット結合、アシル尿素結合、ウレトンイミン結合、イソシアネート2量化結合、イソシアネート3量化結合等が挙げられる。これらの中でも、比較的低温で容易に反応し、結合を形成し得ることから、尿素結合、ウレタン結合、チオウレタン結合、およびアミド結合の中から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
また、Aは、イソシアネート基由来の結合とZとの間に、さらに連結基を含むものであってもよい。このような連結基としては、特に限定されるものではなく、例えば−(CH−、一(CH−NH−(CH−、−CO−NH−(cH−(以上において、kは1〜20の整数を表す。)、−CO−O−、−O−などが挙げられる。
上記(Xにおけるmは、1〜3の整数であるが、m=3(特に、式(1)の化合物の場合)であることが好ましい。
が、複数個存在する場合、式(1)および(2)で示される化合物の無機物表面との反応性を考慮すると、その中の少なくとも1つは炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜5アルコキシ基であることが好適であり、全てが炭素数1〜5アルコキシ基であることが最適である。
一方、Xとしても、同様の理由から、その中の少なくとも1つは炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜5アルコキシ基であることが好適であり、全てが炭素数1〜5アルコキシ基であることが最適である。
なお、炭素数1〜5アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基が好適である。
mおよびlは、1〜3の整数、かつ、m+l=4を満たす数であるが、上記mに対応して、lは1(特に、式(1)の湯合)であることが好ましい。
Zは、互いに独立してケイ素またはチタン原子である.ここで、上記式(1)においては、(X−Z−が、上記式(2)においては、(X−Z−、および−Z−(Xの少なくとも一方が、カップリング化剤として作用し得る部位であることが好ましい。
この点を考慮すると、式(1)のZ、および式(2)の2つのZがケイ素原子であることが好ましい。この湯合、上記式(1),(2)は、それぞれ以下の式(1’),(2’)で示される。
(X)m−Si−[A−(R−N=C=N)n−R−NCO] (1’)
(X)m−Z−[A−(R−N=C=N)n−R−A−Z−(X (2’)
(式中、X、X、A、R、l、mおよびnは上記と同じ。)
上記式(1)または(2)で示される化合物は、重量平均分子量が、300〜100,000が好ましく、より好ましくは500〜50,000、さらに好ましくは600〜40,000、最良は1,000〜20,000である.重量平均分子量が、100,000超であると、立体的障害が大きくなるため、無機物を効率的に表面修飾するという表面処理作用が損なわれる虞がある.
上記nは、1〜100の整数であるが、上述のように、重量平均分子量の増大に伴って立体的障害が増大し、表面処理効果が低下することを考慮すると、2〜80がより好ましい。
上記式(1)または(2)で表されるカルボジイミド基含有化合物は、例えば、上記(I)で示される化合物製造の任意の段階で、カルボジイミド化合物が有するイソシアネート基と反応し得る官能基または結合基を有するケイ素またはチタン原子を含むカップリング化剤を反応させることで得ることができる。
以上で説明した式(I),(1)および(2)で示されるカルボジイミド化合物は、一分子中のカルボジイミド基数が、平均で1〜100個程度であることが好ましく、より好ましくは2〜80個である。カルボジイミド基数が、1未満であると、カルボジイミド化合物としての特性が十分に発揮されない堤合があり、100個超であると、合成は可能であるが、高分子化して取り扱いが困難になる場合がある。
なお、上述した各種カルボジイミド基含有化合物は、組成変更、分子量調節、または末端封止セグメントの変更などによって、基板用充填材の凝集性や、有機樹脂に対する分散性をコントロールすることが可能である。また、カルボジイミド基含有化合物中のイソシアネート基はそのまま残存させてもよいし、方末端または全てのイソシアネート基を封止してもよい。
封止材になり得る、すなわちイソシアネート基と反応する一般的な化合物としては、例えば水酸基含有化合物、メルカプト基含有化合物、アミノ基含有化合物、カルボキシル基含有化合物、イソシアネート基含有化合物、エポキシ含有化合物などを例示することができるが、これらに限定されるものではない。
次に封止材を構成する充填材以外の成分について述べる。
(熱硬化性樹脂)
熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂を含むことが必要であるが、一般的に封止材として用いることのできるその他の樹脂を併用しても良い。
エポキシ樹脂は、1分子中に2個以上のエポキシ基があればいかなるものでも使用可能であるが、特にビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、シクロペンタジエン型エポキシ樹脂などが例示され、この中でも室温で液状のエポキシ樹脂が好ましい。
(硬化剤)
エポキシ樹脂の硬化剤としては、上記エポキシ樹脂を硬化し得るものであれば特に限定されず、硬化性エポキシ樹脂組成物に用いられる硬化剤全般を使用することができるが、例えば、液状エポキシ樹脂中のエポキシ基と反応可飴な官能基(例えばフェノール型水酸基、アミノ基、酸無水物基など)を2個以上(但し、酸無水物基は1個以上)有する化合物が挙げられ、分子構造、分子量等は特に限定されず、公知のものを使用することができるが、特にフェノール系硬化剤が好ましく用いられる。
1分子中にフェノール性水酸基を少なくとも2個以上有するフェノール樹脂としては、具体的にはフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、パラキシリレン変性ノボラック樹脂、メタキシリレン変性ノボラック樹脂、オルソキシリ.レン変性ノボラック樹脂等のキシリレン変性ノボラック樹脂、ビスフェノールA型樹脂、ビスフェノールF型樹脂等のビスフェノール型フェノール樹脂、ビフェニル型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、フェノールアラルキル型樹脂、ビフェニルアラルキル型樹脂、トリフェノ}ルメタン型樹脂、トリフェノールプロパン型樹脂等のトリフェノールアルカン型樹脂及びその重合体等のフェノール樹脂、ナフタレン環含有フェノール樹脂、ジシクロペンタジ・エン変性フェノール樹脂等のいずれのフェノール樹脂も使用可能である。
本発明においては、硬化剤の添加量は、エポキシ樹脂を硬化させる有効量であり、適宜選定されるが、フェノール系硬化剤の場合、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1モルに対してフェノール性水酸基が0.7〜1.3倍モル、特に0.8〜1.2倍モルであることが望ましい。
(硬化促進剤)
硬化促進剤としては、従来からこの種の半導体封止用エポキシ樹脂組成物の硬化促進剤として使用されているいずれのものでも差し支えないが、本発明においては、イミダゾール化合物及び/は有機リン系化合物が好適に用いることができる。
また、本発明では硬化促進剤はエポキシ樹脂及び硬化剤成分の合計100質量部に対して0.1〜5.0質量部配合することができる。
(その他の添加剤)
本発明ではその目的を損なわない限り、必要に応じて他の物質を配合することもできる。
このような物質としては、難燃剤、低弾性化剤、密着性付与剤、着色剤、希釈剤、消泡剤、カップリング剤等を例示することができる。
シランカップリング剤について以下説明する。
カップリング化剤中の、イソシアネート基と反応性を有する官能基または結合基は、イソシアネート基と反応し得る基であれば制限はない。その具体例としては、水酸基、アミノ基(好ましくは1級または2級)、カルボキシル基、チオール基、イソシアネート基、エポキシ基、ウレタン結合、尿素結合、アミド結合、酸無水物基等が挙げられる。中でも、汎用的に入手可能なアミノ基(好ましくは1級または2級)、チオール基、イソシアネート基、エボキシ基が好ましい。
シランカップリング化剤としては公知のものが使用できるが、耐水性、無機物への密着性、塗膜硬度、汚染性、ポットライフなどに優れる点から、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジェトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシランが好ましい。
イソシアネート基と上記カップリング化剤との反応温度は、一般に−50〜200℃程度であるが、カルボジイミド基とカップリング化剤との反応を抑制することを考慮すると−30〜100℃、特に−10〜50℃程度の比較的低温が好適である。
なお、カルボジイミド基含有有機層の性能が損なわれない範囲であれば、カルボジイミド基とカップリング化剤とを反応させても構わない。
(カルボジイミド基含有有機層の形成方法)
次に無機物表面へのカルボジイミド基含有有機層の形成方法について述べる。
無機物表面にカルボジイミド基含有有機層を形成する方法は特に限定されないが、以下の例を示すことができる。
反応容器内でカルボジイミド基含有化合物を合成し、反応溶液にシランカップリング剤を添加する。この反応溶液に無機物粒子を分散させ、これに前記のカルボジイミド基含有化合物を添加して所定温度で所定時間攪拌し、無機物粒子表面にカルボジイミド基含有化合物を化学結合させてカルボジイミド基含有有機層を形成する。
また、カルボジイミド基含有化合物が有する官能基と無機物粒子の表面にある官能基を反応させることにより化学結合させる方法もある。例えば、末端がイソシアネート基のカルボジイミド基含有化合物と無機物粒子としてシリカを用いた場合、反応溶液に無機物粒子を分散させ、これに前記のカルボジイミド基含有化合物を添加して所定温度で所定時間攪拌し、イソシアネート基とシラノール基が反応することにより、シランカップリング剤を用いずに無機物粒子表面にカルボジイミド基含有化合物を化学結合させてカルボジイミド基含有有機層を形成することも可能である。
カルボジイミド基含有化合物は、予め合成しておいたものを無機物粒子と化学結合させてもよいし、カルボジイミド基含有化合物の合成時に無機物粒子を分散させておき、カルボジイミド基含有化合物と無機物粒子の化学結合を同時に進めてもかまわない。
得られたカルボジイミド基含有有機層を有する無機物は、必要によって濾過・洗浄して充填材を得る。
(封止材の調製)
前述した各成分を攪拌型の分散機で混合したり、ビーズミルで分散混合したり、3本ロールで分散混合したりすることによって行うことができるが、これらの方法に限定されるものではなく、均一な封止材を調製することができる公知の分散混合手段を採用することができる。
本発明の充填材の封止材中における含有量は充填材の粒径によって異なってくるので一概にはいえないが、例えば100nm程度の粒径の場合は40〜90質量%程度である。40質量%を下回ると線膨張率を所定の範囲に設定することが難しく、また、十分な補強硬化を発現する上で好ましくない。
また、充填材の含有量の実用上の上限は90質量%である。
以下に本発明の実施例を比較例と共に示す。
[製造例1]
(カルボジイミド基含有表面処理剤の合成)
300mLの三つロフラスコに1,3−ビス(1−イソシアナート−1−メチルエチル)ベンゼン(以下TMXDIと略す)100gを入れ、触媒として3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシドを添加し、180℃で24時間攪拌した。得られたポリTMXDIをトルエン(関東化学製)35gで希釈し、0℃に冷却した後、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(シランカップリング剤チッソ(株)製)30gをゆっくりと攪拌しながら滴下した。12時間後、IRスペクトルによりポリTMXDIのイソシアネート基のピークが消えたことを確認し、反応を終了した。
[実施例1]
(カルボジイミノド基含有有機層を有するシリカ粒子の製造)
100mlの三つロフラスコ中でメチルエチルケトン30.0gに平均粒径100nmのシリカ粒子(電気化学(株)製)10.0gをよく分散させた。続いて、製造例1で合成した化合物を1.0g添加し、65℃で15時間攪拌した。その後、未反応の製造例1で合成した化合物を取り除く為にシリカ粒子をTHFで洗浄、吸引ろ過を3回繰返した。洗浄後、この粒子のIRスペクトルをFT−IR8900(島津製作所(株)製)で測定したところ、2200cm−1付近にTMXDI由来カルボジイミドポリマー中のカルボジイミド基由来の吸収が現れたことから、製造例1で得られた化合物がグラフト化されたことを確認した。
なお、上記平均粒径は、粒度分析計(MICROTRACHRA9340−UPA、日機装(株)製)により測定した値である。
[実施例2]
(カルボジイミノド基含有有機層を有するシリカ粒子の製造)
100mlの三つロフラスコ中でメチルエチルケトン20.0gに平均粒径100nmのシリカ粒子(電気化学(株)製)10.0gをよく分散させた。続いて、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略す)65℃で30分攪拌した。その後、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド0.02gと末端封止剤としてフェニルイソシアネート0.24gを添加し100℃で約3時間加熱して反応させた。
反応終了後、未反応モノマー、グラフト化していないポリマーを除くため、シリカ粒子をテトラヒドロフラン(以下、THFと略す)で洗浄、吸引ろ過を3回繰り返した。洗浄後この粒子のIRスペクトルをFT−IR8900(島津製作所(株)製)で測定したところ、2200cm−1付近にMDI由来カルボジイミドポリマー中のカルボジイミド基由来の吸収が現れたことから、MDIポリマーがグラフト化されたことを確認した。
実施例1、2で得られたシリカ粒子の表面ポリマー層の厚みを下記手法により求めた。
結果を併せて表1に示す。
<ポリマー層の厚み測定方法>
密度計(アキュビック1330、(株)島津製作所製:ヘリウム雰囲気下)により実施例1及び実施例2の各シリカ粒子の密度を求め、グラフト前のシリカ粒子密度の値から無機物1cm中のポリマー層の体積と、無機物1cmの体積及び全表面積とを求めた。これらの値を用い、ポリマー層の厚みを計算により求めた。なお、このときシリカ粒子は真球状であると仮定して体積および全表面積を求めた。
Figure 2009067890
[実施例3]
<封止材の製造>
実施例1で合成したシリカ粒子54.8g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート、JER828、ジャパンエポキシレジン(株)製)4.20g及びナフタレン環含有エポキシ樹脂(HP−4032、大日本インキ化学工業(株)製)16.8gを混合し、これに硬化剤としてメチルへキサヒドロ無水フタル酸(MHHPA「B−650」、大日本インキ化学工業(株)製)20.0gを添加して実施例3の封止用エポキシ樹脂組成物を調製した。
[実施例4]
実施例3において、シリカ粒子として実施例2で合成したシリカ粒子を用いた以外は実施例3と同様にして実施例4の封止用エポキシ樹脂組成物を調製した。
[比較例1]
実施例3において、シリカ粒子として未処理粒子を用いた以外は実施例3と同様にして比較例1の封止用エポキシ樹脂組成物を調製した。
[比較例2]
実施例3において、シリカ粒子として未処理粒子54.8gを用い、実施例1のグラフト層と同量のTMXDI0.548gを添加したこと以外は実施例3と同様にして比較例2の封止用エポキシ樹脂組成物を調製した。添加後、シリカ粒子をテトラヒドロフラン(和光純薬工業(株)製、以下、THFと略す)で洗浄、吸引ろ過を3回繰り返した。洗浄後この粒子のIRスペクトルをFT−IR8900(島津製作所(株)製)で測定したところ、2200cm−1付近にTMXDI由来カルボジイミドポリマー中のカルボジイミド基由来の吸収が現れなかったことから、MDIポリマーがグラフト化されていないことを確認した。
実施例1、2及び比較例1、2で得られた封止用エポキシ樹脂組成物の粘度及び線膨張係数を以下に記載する測定方法によって測定し、測定結果を表2に示す。
なお、実施例1,2及び比較例1,2の封止剤用エポキシ樹脂組成物の硬化は100度で一時間加熱した後、150度で3時間加熱して行った。
<エポキシ樹脂組成物の粘度の評価>
室温(25℃)と90℃における粘度を、デジタルレオメーター形式DV−III(ブルックフィールド社製)により測定した。結果を表2に示す。
<線膨張係数の評価>
熱分析により評価した。実施例1,2及び比較例1,2の封止剤用エポキシ樹脂組成物の硬化物を幅5mm、長さ1.5cm、厚さ150μmにカットした試験片を作製した。(株)リガク製、熱分析装置TMA8310により、昇温速度5.0℃/minにより30℃〜250℃まで測定した。結果を以下に示す。比較例1を基準に線膨張係数が5.0%以上低下した場合を○、変化なしを△、増加した場合×とした。結果を表2に示す。
Figure 2009067890
本発明の封止材は封止物品の反りが小さく、封止信頼性の高い半導体装置を得ることができるので、硬化後に封止物品の反りが少ないことが要求される用途、具体的にはトランスフアー成形法により封止するタイプからポッティングやコーティング材、更にはフリップチップ用アンダーフィル材として封止するタイプまで広範囲の用途に好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 無機物と、該無機物の表面に化学結合された、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する有機層とを備えたことを特徴とする半導体封止材用充填材。
  2. エポキシ樹脂と反応可能な官能基がカルボジイミド基であることを特徴とする請求項1記載の半導体封止材用充填材。
  3. 請求項1又は2記載の充填材及びエポキシ樹脂を含む半導体封止材。
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