JP2009066848A - 記録ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルヘッドの交換を簡便かつ迅速に行うことができる記録ユニットを提供すること。
【解決手段】レバー18の操作にともなう圧接/解除機構24,28による冷媒用流路4の圧接またはその解除によってヘッドユニット3を冷却ユニット5に着脱させ、また、冷却ユニット5へのヘッドユニット3の装着の際には、冷媒用流路4を熱伝達部材15に圧接させて、ヘッドユニット3を冷媒用流路4を包囲するようにして安定的に保持すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録ユニットに係り、特に、サーマルヘッドを有するヘッドユニットを交換するのに好適な記録ユニットに関する。
従来から、発熱素子が形成されたサーマルヘッドを用いて記録紙等の被記録物に対して文字や画像等を記録する熱転写プリンタにおいては、サーマルヘッドをインクリボンを介してプラテン上の記録紙に圧接させつつ、発熱素子を記録データにしたがって選択的に発熱させることによって、インクリボンのインクを被記録物上に転写する熱転写記録が行われていた。
この種の熱転写プリンタでは、発熱素子の発熱温度が高すぎると、被記録物上にインクリボンのインクが転写され過ぎてしまい、適切な記録を行うことができない虞があった。
そこで、従来から、熱転写プリンタにおいては、サーマルヘッドの熱をサーマルヘッドに連結された放熱部材(例えば、サーマルヘッドの取り付け台等)を介して空気中に放熱させることによってサーマルヘッドを冷却することが行われていた。
また、近年においては、冷却液を利用してサーマルヘッドをより効果的に冷却する水冷式の冷却ユニットが採用されるようになった(例えば、特許文献1参照)。この水冷式の冷却ユニットにおいては、サーマルヘッドの近傍に、冷却液を循環させるための流路を設け、サーマルヘッドから流路側に伝達された熱を、流路内を循環する冷却液の気化熱に変換することによって、サーマルヘッドを冷却するようになっている。
さらに、最近では、破損や疲労等の理由によってサーマルヘッドを新たなものと交換する際に、サーマルヘッドの交換を容易ならしめる観点から、サーマルヘッドを備えたヘッドユニットが着脱可能とされた冷却ユニットが、本出願人によって提案されるようになった(特許文献2参照)。このような冷却ユニットによれば、ヘッドユニットを冷却ユニットから離脱させたうえでサーマルヘッドの交換を行うことができるので、ヘッドユニットの離脱が不能な冷却ユニットに比べて、サーマルヘッドの交換作業中における冷却液の液漏れを防止するために、予め冷却液の循環を停止して冷却液を除去する手間を要しなくなり、サーマルヘッドの交換が容易になる。
特開平6−31957号公報 特開2006−212818号公報
しかしながら、特許文献2に記載の冷却ユニット(特許文献2におけるヒートシンク)では、ヘッドユニットの着脱が、ボルトおよびナットを用いて行われていたため、サーマルヘッドの交換をさらに容易に行うことができる構成が望まれていた。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、サーマルヘッドの交換を容易かつ迅速に行うことができる記録ユニットを提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明の記録ユニットは、サーマルヘッドの発熱素子を発熱させてインクリボンのインクを被記録物上に熱転写する熱転写プリンタに搭載され、前記サーマルヘッドを有するヘッドユニットと、冷媒を循環させる管状の冷媒用流路を有し、この冷媒用流路内を循環する前記冷媒によって前記サーマルヘッドを冷却する冷却ユニットとを備え、前記冷却ユニットが、熱転写プリンタ本体における所定の位置に固定され、前記ヘッドユニットが、前記冷却ユニットに着脱可能とされた記録ユニットであって、前記ヘッドユニットが、ヘッドユニット本体を前記冷却ユニットに前記冷媒用流路を包囲するようにして所定の遊嵌方向から遊嵌するための空洞部であって、前記ヘッドユニット本体の前記冷却ユニットへの遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨むように配設され、前記サーマルヘッドの熱が伝達されるように形成された熱伝達部材と、この熱伝達部材に対向する壁部を有するホルダとによって囲繞された空洞部を備え、前記冷却ユニットが、第1の回動位置と第2の回動位置との間における回動動作が可能とされたレバーと、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態における前記レバーの前記第1の回動位置への回動動作にともなって、前記冷媒用流路を前記熱伝達部材に圧接させ、前記冷媒用流路の前記熱伝達部材への圧接状態における前記レバーの前記第2の回動位置への回動動作にともなって、前記冷媒用流路の圧接を解除する圧接/解除機構とを有し、前記圧接/解除機構による前記冷媒用流路の圧接によって、前記ヘッドユニットを前記冷媒用流路を包囲するようにして前記冷媒用流路に対して不動状態に保持することにより、前記ヘッドユニットを前記冷媒用流路による前記サーマルヘッドの冷却が可能な状態として前記冷却ユニット本体に装着し、前記圧接/解除機構による前記圧接の解除によって、前記ヘッドユニットの前記冷却ユニット本体からの離脱を許容するように形成されていることを特徴としている。
ここで、冷媒とは、サーマルヘッドの冷却に用いることができる流動性を有する熱媒体であれば如何なるものであってもよく、液化しやすいアンモニア、フロンなどの狭義の冷媒だけでなく、冷却水などの冷却液をも含む広義の冷媒を意味している。
そして、このような構成によれば、レバーの操作にともなう圧接/解除機構による冷媒用流路の圧接またはその解除によってヘッドユニットを冷却ユニットに着脱させることにより、サーマルヘッドの交換を容易かつ迅速に行うことができる。さらに、冷却ユニットへのヘッドユニットの装着の際に、冷媒用流路を熱伝達部材に圧接させてヘッドユニットを冷媒用流路の外側に安定的に保持することができるとともに、サーマルヘッドを確実に冷却することができるので、適切な熱転写記録を安定的に行うことができる。
また、前記圧接/解除機構が、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において、前記空洞部内に前記冷媒用流路を挟んで前記熱伝達部材に対向するように位置される板ばね部材であって、前記レバーの回動動作にともなって、前記第1の回動位置に対応する第1の移動位置と前記第2の回動位置に対応する第2の移動位置との間を前記遊嵌方向に沿って移動可能とされた板ばね部材と、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態における前記板ばね部材の前記第1の移動位置への移動にともなって、前記板ばね部材を前記熱伝達部材に最も近接する第1のカム位置に移動させ、前記冷却ユニット本体への前記ヘッドユニットの装着状態における前記板ばね部材の前記第2の移動位置への移動にともなって、前記板ばね部材を前記熱伝達部材から最も離間する第2のカム位置に移動させるカムとを備え、前記板ばね部材の前記第1のカム位置への移動にともなって、前記冷媒用流路を前記熱伝達部材への圧接位置に移動させるとともに、前記圧接位置において前記冷媒用流路に対して前記板ばね部材による前記熱伝達部材側への付勢力を作用させ、前記板ばね部材の前記第2のカム位置への移動にともなって、前記冷媒用流路を前記圧接の解除位置に移動させるように形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、レバーの回動動作を、ヘッドユニットの着脱動作に効率的に変換することができるとともに、板ばね部材を用いることによって、冷却ユニットの薄型化を図ることができる。このような構成は、例えば、熱転写プリンタとして、複数の記録ユニットを整列させたタンデム式の熱転写プリンタを用いる場合に、装置の小型化を図るために好適な構成となる。
さらに、前記サーマルヘッドが、前記冷却ユニット本体への前記ヘッドユニットの装着状態において、前記サーマルヘッド、前記熱伝達部材および前記ホルダの一体的な移動をともなう位置調整が可能とされ、前記冷却ユニットが、前記ヘッドユニットの前記装着状態における前記サーマルヘッドの前記位置調整の際に、前記熱転写プリンタ本体に対する自らの固定位置を前記サーマルヘッドの移動にともなって変更可能とされていることが好ましい。
このような構成によれば、冷却ユニットの固定位置を、サーマルヘッドの位置調整にともなって変更することができるため、ヘッドユニットの装着状態のままでのサーマルヘッドの位置調整が可能となり、取扱いが更に容易になる。
さらにまた、前記熱伝達部材が、前記サーマルヘッドの近傍から、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨む位置に向かって延出された金属製の放熱板と、この放熱板における前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨む面に形成された熱伝導シートとを備えることが好ましい。
このような構成によれば、熱伝達部材を簡易に形成することによってコストを削減することができるとともに、自身が放熱によって熱を逃がす放熱板を用いることによって、サーマルヘッドをさらに効率的に冷却することができる。
また、前記サーマルヘッドが、ラインサーマルヘッドとされていてもよい。
このような構成によれば、ラインサーマル方式の熱転写プリンタの記録ユニットに適用した場合においても、ラインサーマルヘッドの交換を容易かつ迅速に行うことができる。
本発明の記録ユニットによれば、サーマルヘッドの交換を容易かつ迅速に行うことができる。
以下、本発明に係る記録ユニットの実施形態について、図1乃至図14を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態における記録ユニット1は、発熱素子が形成されたラインサーマルヘッド2を有するヘッドユニット3と、冷媒用流路としての循環パイプ4内を循環する冷却水によってラインサーマルヘッド2を冷却する冷却ユニット5とによって構成されている。
この記録ユニット1は、ラインサーマルヘッド2の発熱素子を発熱させてインクリボンのインクを被記録物上に熱転写する熱転写プリンタに搭載されるようになっている。すなわち、冷却ユニット5は、熱転写プリンタ本体6における所定の位置に固定され、ヘッドユニット3は、冷却ユニット5に着脱可能とされている。なお、冷却ユニット5は、例えば、熱転写プリンタ本体6におけるインクリボンが巻回収容された収容部(例えば、リボンカセット)に固定されていてもよい(例えば、特許文献2図1参照)。
ヘッドユニット3についてさらに詳述すると、このヘッドユニット3は、図2の紙面垂直方向に長尺とされたベースフレーム7を有しており、このベースフレーム7は、ヘッドユニット3の冷却ユニット5への装着状態において、熱転写プリンタ本体6における所定の位置に図示しないボルト等の固定手段によって固定されるようになっている。
ベースフレーム7は、図2における縦方向に平行なフレーム側壁部7aを有しており、このフレーム側壁部7aには、図2における紙面垂直方向に長尺なヘッド取付け台9が、ボルト等の固定手段10を介して固定されている。
そして、ヘッド取付け台9には、ラインサーマルヘッド2が、その発熱素子の形成面を図2における左方に向けた状態として取り付けられている。
なお、このラインサーマルヘッド2には、熱転写記録を行う際に、図2における左方向から、熱転写プリンタの図示しないプラテンローラが圧接されるようになっている。
さらに、ベースフレーム7は、フレーム側壁部7aの図2における下端部から図2における右方に延びるフレーム底壁部7bを有しており、このフレーム底壁部7b上には、コの字形状のホルダ12が配設されている。
このホルダ12は、フレーム底壁部7bの上部にフレーム底壁部7bに対して平行に配設されたホルダ底壁部12aと、このホルダ底壁部12aの図2における右端部から上方に向かってフレーム側壁部7aに対して平行に延出されたホルダ側壁部12bと、このホルダ側壁部12bの上端部から図2における左方に向かってホルダ底壁部12aに対して平行に延出されたホルダ上壁部12cとによって形成されている。
また、本実施形態においては、ヘッド取付け台9の背面(図2における右端面)からホルダ上壁部12cの底面にわたって金属製の放熱板14が配設されており、この放熱板14におけるホルダ底壁部12aに対向する面には、熱伝導シート15が接着されている。これら放熱板14および熱伝導シート15は、熱伝達部材として機能するようになっている。すなわち、放熱板14および熱伝導シート15には、熱転写記録の際に、発熱素子の発熱によってラインサーマルヘッド2に発生した熱が、ヘッド取付け台9を介して伝達されるようになっている。
さらに、本実施形態においては、放熱板14、熱伝導シート15およびホルダ12によって囲繞された空間によって、図2における紙面垂直方向に長尺な側面矩形状の空洞部16が形成されており、この空洞部16を介して、ヘッドユニット3を、循環パイプ4を包囲するようにして冷却ユニット5に図2における紙面垂直方向に沿った遊嵌方向から遊嵌することができるようになっている。
次に、冷却ユニット5についてさらに詳述すると、図3および図4に示すように、冷却ユニット5は、長尺な板状のベース部17を有している。
このベース部17における長手方向に直交する幅方向の端部上であってベース部17における長手方向の一端部(図3および図4における左端部)の近傍には、ボルト等の締結部材13を螺合可能とされた板状の固定部8が立設されており、この固定部8を介して、冷却ユニット5が熱転写プリンタ本体6に固定されている。
また、ベース部17上における長手方向の一端部(図3および図4における左端部)の近傍には、くの字形状の着脱レバー18が、ベース部17に直交する回動軸19を中心として回動自在に支持されている。
着脱レバー18の同軸上には、着脱レバー18における基端部に直交するリンク部20が、ベース部17に対して平行に配設されており、このリンク部20は、着脱レバー18と一体的な同軸回動を行うようになっている。
ベース部17における着脱レバー18の近傍には、リンク部20の先端部が描く回動軌跡に沿って、円弧状の回動規制用長孔部21が穿設されており、この回動規制用長孔部21には、リンク部20の先端部に回転自在に垂設された回動規制ピン22が図3および図4における上方から挿入されている。
回動規制ピン22は、着脱レバー18およびリンク部20の回動動作にともなって、回動規制用長孔部21内を回動するとともに、回動規制用長孔部21の内周面における回動方向の両端部に当接するようになっている。
これにより、着脱レバー18は、図3に示す第1の回動位置(以下、圧接時回動位置と称する)と、図4に示す第2の回動位置(以下、解除時回動位置と称する)との間における回動動作のみが許容されるように回動範囲が規制されるようになっている。
ベース部17における幅方向の両端部には、これら両端部の長手方向における着脱レバー18と反対側の端部から着脱レバー18側に向かう所定の範囲にわたって、ベース部17の長手方向に長尺とされた一対のカム形成体23が図3および図4における上方に向かって突出形成されており、これら一対のカム形成体23には、長手方向における互いに同一の位置に、互いに同一のカム形状が形成されている。
より具体的には、カム形成体23のカム形状は、図5に示すように、カム形成体12の上端部に、カム形成体23の長手方向に等間隔を設けるようにして互いに同一形状に形成された複数個(図5において4個)の端面状のカム面24によって形成されている。なお、これらカム面24は、圧接/解除機構の一部を構成している。
図5に示すように、各カム面24は、カム形成体23の長手方向に平行とされた第1カム面24aと、この第1カム面24aの右端部に連接され、この右端部から図5における右方に向かうにしたがって下方に傾斜された第2カム面24bと、この第2カム面24bの右端部に連接され、カム形成体23の長手方向に平行とされた第3カム面24cとからなる。
第1カム面24aの左端部には、上方に向かって第1爪状部25が突出形成されており、この第1爪状部25は、その先端部が第1カム面24a側に向かって屈折されて第1カム面24aに上方から臨んでいる。
第3カム面24cの右端部には、上方に向かって第2爪状部26が突出形成されており、この第2爪状部26は、その先端部が第3カム面24c側に向かって屈折されて第3カム面24cおよび第2カム面24bに上方から臨んでいる。
図3および図4に示すように、ベース部17上には、ベース部17の長手方向に長尺とされた板ばね部材28が、ベース部17の長手方向に移動可能に配設されており、この板ばね部材28は、カム面24とともに圧接/解除機構を構成している。
板ばね部材28の長手方向における一端部(図3および図4における左端部)の近傍位置には、長手方向に直交する幅方向にわずかに長尺とされた長孔29が穿設されており、この長孔29には、回動規制ピン22が上方から貫通されている。なお、回動規制ピン22は、その長孔29よりも図3および図4における下方に延出された部位が、回動規制用長孔部21に挿入されている。
回動規制ピン22は、着脱レバー18の回動動作にともなって長孔29の内周面に当接するようになっており、これにより、着脱レバー18の回動動作が、板ばね部材28に伝達されて板ばね部材28によるベース部17の長手方向(遊嵌方向)に沿った移動動作に変換されるようになっている。
板ばね部材28は、その長手方向における一対のカム形成体23の間に挟まれた部位(以下、カム側部位28aと称する)が、その長手方向における着脱レバー18側の部位(以下、レバー側部位28bと称する)よりも段差部30を介して図3および図4におけるわずかに上方に形成されている。
板ばね部材28の長手方向に直交する幅方向の両端部における各カム面24に対して幅方向の内側から臨む位置には、カム面24と同数の爪状のカムフォロワ32が、対応する各カム面24側に向かってそれぞれ延出形成されており、各カムフォロワ32は、カム面24上に接触している。なお、後述するように、カムフォロワ32の幅方向における外側端部(先端部)は、カム面24よりも幅方向における外側に延出されている。
このような板ばね部材28は、図3に示すように、着脱レバー18が圧接時回動位置に回動されている状態においては、着脱レバー18側に最も移動された第1の移動位置(以下、圧接時移動位置と称する)に位置されるとともに、カムフォロワ32が第1カム面24a上に接触した第1のカム位置(以下、圧接時カム位置と称する)に位置されるようになっている。
また、板ばね部材28は、図4に示すように、着脱レバー18が解除時回動位置に回動されている状態においては、着脱レバー18側から最も離間された第2の移動位置(以下、解除時移動位置と称する)に位置されるとともに、カムフォロワ32が第3カム面24c上に接触した第2のカム位置(以下、解除時カム位置と称する)に位置されるようになっている。
さらに、板ばね部材28は、図示はしないが、着脱レバー18が圧接時回動位置と解除時回動位置との間の回動位置に回動されている状態においては、圧接時移動位置と解除時移動位置との間の移動位置に位置されるとともに、カムフォロワ32が第2カム面24b上に接触した圧接時カム位置と解除時カム位置との間のカム位置に位置されるようになっている。
したがって、板ばね部材28におけるカム側部位28aは、圧接時カム位置において、解除時カム位置のときよりも図3および図4における上方に位置されるようになっている。
また、このような板ばね部材28は、図3および図4における上方への付勢力を発揮することが可能とされている。
さらに、板ばね部材28におけるカム側部位28aには、複数個(図3および図4においては3個)の爪状の付勢部33が、板ばね部材28の長手方向に等間隔を設けるようにして図3および図4における上方に向かって突出形成されており、これらの付勢部33は、図3および図4における上方への付勢力を発揮するようになっている。
図6に示すように、板ばね部材28を挟んでベース部17に対向する位置(図6における上方位置)には、板ばね部材28の長手方向に沿って長尺とされた前述したU字形状の循環パイプ4が、板ばね部材28およびベース部17に平行に配設されている。
循環パイプ4は、パイプ内への冷却水の給入が行われる往路側の始端部、および、パイプ外への冷却水の排出が行われる復路側の終端部(U字形状の両端部分)を、着脱レバー18側に向け、往路側の終端部およびこれに連設された復路側の始端部(U字形状の折り返し部分)を、着脱レバー18と反対側に向けた状態として配設されている。
また、図6に示すように、循環パイプ4は、この循環パイプ4を図6における上方から覆う偏平な圧接板34の下面に固定されており、この圧接板34は、循環パイプ4との間における適切な熱伝達が可能なように、循環パイプ4のU字形状部分に対して隙間(上下方向の隙間)なく接触している。なお、循環パイプ4における往路側の始端部には、冷却水の供給源が接続され、復路側の終端部には、冷却水の排出先が接続されているが、図示は省略されている。
さらに、循環パイプ4は、固定部8に固設された保持部35によって、図6における上下方向への移動のみが可能に保持されている。
循環パイプ4と板ばね部材28との間には、前記圧接/解除機構の一部の構成として、板ばね部材28およびカム形成体23を図6における上方から被覆する蓋状の被覆部材36が配設されており、この被覆部材36は、板ばね部材28の長手方向に沿って長尺に形成されている。
また、図6および図7に示すように、被覆部材36は、板ばね部材28に平行な上壁部36aと、この上壁部36aにおける長手方向に直交する幅方向の両端部から板ばね部材28側(図6における下方)に向かってそれぞれ延出された左右の側壁部36bとによって形成されている。
図7に示すように、被覆部材36の上壁部36aには、圧接板34側に向かって複数個の爪状の圧接板固定部37が突出形成されており、この圧接板固定部37には、ボルト等の締結部材38を介して圧接板34が固定されている。したがって、被覆部材36は、圧接板34およびこれに固定された循環パイプ4と一体的に移動することが可能とされている。
また、図7および図8に示すように、被覆部材36の左右の側壁部36bにおける長手方向の同一位置には、長手方向に沿って長尺とされた板ばね保持用長孔部39が、長手方向に等間隔を設けてカムフォロワ32と同数(4個)穿設されている。これらの板ばね保持用長孔部39には、カムフォロワ32におけるカム面24よりも幅方向の外側に延出された部位(以下、カムフォロワ32の先端部と称する)が挿入されている。
そして、本実施形態において、板ばね部材28は、被覆部材36の内側に、付勢部33の付勢力を介して図6および図8における上下方向に突っ張った状態として保持されている。すなわち、図8に示すように、被覆部材36の上壁部36aの下面には、板ばね部材28の付勢部33が、付勢力を介して圧接されており、この付勢力に抗する力によって、カムフォロワ32の先端部が、板ばね保持用長孔部39の内周面下端部に、図8における上方から圧接している。ただし、上壁部36aの下面に対する付勢部33の圧接力、および、板ばね保持用長孔部39の内周面下端部に対するカムフォロワ32の先端部の圧接力は、板ばね部材36の長手方向への移動動作を妨げない程度の圧接力とされている。
これにより、板ばね部材28が、着脱レバー18の回動動作によって、圧接時移動位置および圧接時カム位置と、解除時移動位置および解除時カム位置との間を移動することにともなって、被覆部材36、圧接板34および循環パイプ4が、図6における上下方向に一体的に移動することができるようになっている。なお、図6における上下方向は、熱伝導シート15および放熱板14に対する循環パイプ4の接離方向となる。
このような構成を有する冷却ユニット5は、図4、図9および図10に示すように、着脱レバー18が解除時回動位置に回動され、板ばね部材28が解除時移動位置および解除時カム位置に位置された状態としてヘッドユニット3が遊嵌された場合には、図11に示すように、圧接板34の上面と、これに臨む熱伝導シート15との間に、図11における上下方向に所定の厚みを有する隙間dが形成されることになる。これは、空洞部16内における冷却ユニット5の厚みT(図9参照)が、空洞部16の厚み(図11における縦方向の寸法)よりも薄いことによるものである。
この図11に示す状態においては、板ばね部材28は、熱伝導シート15から最も離間されており、また、循環パイプ4は、熱伝導シート15および放熱板14に対する圧接が解除された状態となっている。
また、冷却ユニット5は、図11に示す遊嵌状態から、図3、図6および図12に示すように、着脱レバー18が圧接時回動位置に回動されるとともに、板ばね部材28が圧接時移動位置および圧接時カム位置に移動された場合には、空洞部16内における冷却ユニット5の厚みT(図6参照)が、空洞部16の厚みに一致するようになる。
これにより、図13に示すように、循環パイプ4が圧接位置まで移動して、圧接板34の上面が熱伝導シート15に下方から接触する。
そして、このとき、板ばね部材28には、この板ばね部材28の圧接時カム位置への移動にともなう長手方向におけるばね形状の変化として、図13における上下方向への撓みが生じるとともに、この撓みに基づく復元力として、図13における上方への付勢力が発生する。そして、この付勢力が循環パイプ4および圧接板34に対して下方から作用することによって、熱伝導シート15および放熱板14に対する圧接板34を介した循環パイプ4の圧接が行われるようになっている。
そして、この循環パイプ4の熱伝導シート15および放熱板14への圧接状態においては、ヘッドユニット3が、その空洞部16を介して循環パイプ4に対して不動状態に保持されることになり、これにより、ヘッドユニット3を冷却ユニット5に装着することができるようになっている。逆に、図11に示したような循環パイプ4の熱伝導シート15および放熱板14への圧接が解除された状態においては、ヘッドユニット3を遊嵌時とは逆方向に抜き取ること、すなわち、冷却ユニット5からのヘッドユニット3の離脱が許容されるようになっている。
さらに、図14に示すように、本実施形態においては、図1に示した固定手段10によるヘッド取付け台9とベースフレーム7との連結を解除することにより、ヘッド取付け台9を、ラインサーマルヘッド2、ホルダ12、放熱板14および熱伝導シート15とともに、ベースフレーム7とは独立して図14における上下方向に移動させることができるようになっている。
さらに、本実施形態においては、熱転写プリンタ本体6に対する固定部8の固定位置を、図14における上下方向に変更することができるようになっている。具体的には、図6に示すように、固定部8に形成された締結部材13を螺合させるための貫通孔27を、上下に長い長孔状にすれば、固定部8の固定位置を変更することができる。
これにより、ヘッドユニット3を冷却ユニット5に装着した状態のまま、熱転写プリンタ本体6に対するラインサーマルヘッド2の位置を図14における上下方向に調整する位置調整を行うことができる。
また、ベースフレーム7とホルダ12とは、ボルト等の締結部材41を介して固定されているが、この締結部材41は、必要に応じて設ければよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
なお、初期状態において、ヘッドユニット3は、図1に示すように冷却ユニット5から離脱されているとともに、着脱レバー18は、解除時回動位置に回動されているものとする。
このとき、板ばね部材28は、図4および図10に示すように解除時移動位置および解除時カム位置に移動されており、カムフォロワ32は、第3カム面24c上に接触している。
次いで、初期状態から、ヘッドユニット3を、図1に示す遊嵌方向から遊嵌して、図11に示すように、冷却ユニット5を、空洞部16内に、圧接板34と熱伝導シート15との間に隙間dを有した状態として保持する。
このとき、循環パイプ4は、熱伝導シート15および放熱板14に対する圧接の解除位置に移動されている。
次いで、図11に示す遊嵌状態(圧接の解除状態)から、図3および図12に示すように、着脱レバー18を圧接時回動位置に回動させると、この着脱レバー18の回動動作にともなって、板ばね部材28がベース部17の長手方向に沿って圧接時移動位置に移動する。また、このとき、板ばね部材18は、そのカムフォロワ32を、第3カム面24c上から第2カム面24b上を経て第1カム面24a上まで移動させることによって、圧接時カム位置に移動する。
このとき、板ばね部材28を被覆している被覆部材36は、この被覆部材36に圧接板34を介して連結された循環パイプ4が、保持部35によって図6における上下方向のみの移動を許容されているため、被覆部材36が板ばね部材28とともに板ばね部材28の長手方向に移動することはない。
ただし、このとき、被覆部材36は、板ばね保持用長孔部39の内周面にカムフォロワ32の先端部を摺接させるとともに、上壁部36a(図8参照)の下面に付勢部33を摺接させることによって、板ばね部材28の圧接時移動位置への移動を確保する。
また、このとき、被覆部材36は、図6における上下方向への移動が許容されているため、板ばね部材28の圧接時カム位置への移動にともなって、空洞部16内における熱伝導シート15の方向(図6における上方)に移動する。
これにより、被覆部材36に連結された循環パイプ4は、図13に示すように圧接位置まで移動し、この圧接位置において板ばね部材28から図13における上方への付勢力が作用することによって、圧接板34とともに熱伝導シート15および放熱板14に圧接する。
そして、この循環パイプ4の熱伝導シート15および放熱板14への圧接によって、ヘッドユニット3が循環パイプ4を包囲するようにして循環パイプ4に対して不動状態に保持され、冷却ユニット5に対するヘッドユニット3の装着が簡便な操作によってすみやかに完了する。
このようなヘッドユニット3の装着状態において、循環パイプ4内に冷却液を循環させながら、ラインサーマルヘッド2の発熱素子を発熱させて熱転写記録を行う場合には、ラインサーマルヘッド2の熱は、ヘッド取付け台9を経て放熱板14および熱伝導シート15へと伝達される。
そして、熱伝導シート15に伝達された熱が、この熱伝導シート15に圧接板34を介して圧接された循環パイプ4内を循環する冷却水によって奪われることにより、ラインサーマルヘッド2の冷却が安定的に行われる。なお、このとき、ラインサーマルヘッド2の冷却には、放熱板14による空気中への放熱も利用されることになる。
このようにして、ラインサーマルヘッド2の冷却をともなう熱転写記録を行うことにより、インクリボンのインクの過度の転写を抑制し、被記録物に対して適切な記録を形成することができる。
なお、ヘッドユニット3を冷却ユニット5から離脱させるには、ヘッドユニット3の装着状態(循環パイプ4の圧接状態)において着脱レバー18を圧接時回動位置から解除時回動位置へと回動させて循環パイプ4の圧接を解除した上で、ヘッドユニット3を冷却ユニット5から遊嵌方向とは逆方向に抜き取れば済むため、ヘッドユニット3の離脱についても、装着の場合と同様に簡便な操作によって迅速に行うことができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、着脱レバー18の操作にともなう板ばね部材28、カム面24および被覆部材36による循環パイプ4の圧接/解除動作によってヘッドユニット3を冷却ユニット5に着脱させることにより、ラインサーマルヘッド2の交換を容易かつ迅速に行うことができる。なお、本実施形態においては、前述のように、ベースフレーム7をボルト等によって熱転写プリンタ本体6に固定していたが、着脱レバー18の操作によるヘッドユニット3の固定がなされているため、ボルトを用いたヘッドユニット3の固定箇所の数は最小限に止めることができるので、サーマルヘッドの交換が容易であることに代りはない。
さらに、本実施形態においては、冷却ユニット5へのヘッドユニット3の装着の際に、循環パイプ4を熱伝導シート15に圧接させてヘッドユニット3を循環パイプ4の外側に安定的に保持することができるとともに、ラインサーマルヘッド2を確実に冷却することができるので、適切な熱転写記録を安定的に行うことができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、放熱板14の形成材料としては、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導率が良好な種々の金属材料を用いることができる。
同様に、熱伝導シート15の形成材料としても、シリコーンゴム等の熱伝導性に優れた材料を用いることができる。
また、本発明は、熱転写記録を行うプリンタであれば、熱昇華転写および熱溶融転写のいずれを行うプリンタにも適用することができる。
本発明に係る記録ユニットの実施形態において、冷却ユニットおよびこの冷却ユニットから離脱された状態のヘッドユニットを示す斜視図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、ヘッドユニットを示す右側面図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの圧接時回動位置への回動状態および板ばね部材の圧接時移動位置および圧接時カム位置への移動状態を示す斜視図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの解除時回動位置への回動状態および板ばね部材の解除時移動位置および解除時カム位置への移動状態を示す斜視図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、カム形成体を示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの圧接時回動位置への回動状態における冷却ユニットを、その空洞部内における厚みとともに示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、被覆部材および圧接板に固定された循環パイプを示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、被覆部材内における板ばね部材の保持状態を示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの解除時回動位置への回動状態における冷却ユニットを、その空洞部内における厚みとともに示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの解除時回動位置への回動状態におけるカム形成体およびベース部を除いた冷却ユニットを示す概略下面図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、ヘッドユニットの冷却ユニットからの離脱許容状態を示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、着脱レバーの圧接時回動位置への回動状態におけるカム形成体およびベース部を除いた冷却ユニットを示す概略下面図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、ヘッドユニットの冷却ユニットへの装着状態を示す図 本発明に係る記録ユニットの実施形態において、ラインサーマルヘッドの位置調整動作を説明するための説明図
符号の説明
1 記録ユニット
2 ラインサーマルヘッド
3 ヘッドユニット
5 冷却ユニット
6 熱転写プリンタ本体
14 放熱板
15 熱伝導シート
16 空洞部
18 着脱レバー
24 カム面
28 板ばね部材

Claims (5)

  1. サーマルヘッドの発熱素子を発熱させてインクリボンのインクを被記録物上に熱転写する熱転写プリンタに搭載され、前記サーマルヘッドを有するヘッドユニットと、冷媒を循環させる管状の冷媒用流路を有し、この冷媒用流路内を循環する前記冷媒によって前記サーマルヘッドを冷却する冷却ユニットとを備え、前記冷却ユニットが、熱転写プリンタ本体における所定の位置に固定され、前記ヘッドユニットが、前記冷却ユニットに着脱可能とされた記録ユニットであって、
    前記ヘッドユニットが、ヘッドユニット本体を前記冷却ユニットに前記冷媒用流路を包囲するようにして所定の遊嵌方向から遊嵌するための空洞部であって、前記ヘッドユニット本体の前記冷却ユニットへの遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨むように配設され、前記サーマルヘッドの熱が伝達されるように形成された熱伝達部材と、この熱伝達部材に対向する壁部を有するホルダとによって囲繞された空洞部を備え、
    前記冷却ユニットが、第1の回動位置と第2の回動位置との間における回動動作が可能とされたレバーと、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態における前記レバーの前記第1の回動位置への回動動作にともなって、前記冷媒用流路を前記熱伝達部材に圧接させ、前記冷媒用流路の前記熱伝達部材への圧接状態における前記レバーの前記第2の回動位置への回動動作にともなって、前記冷媒用流路の圧接を解除する圧接/解除機構とを有し、前記圧接/解除機構による前記冷媒用流路の圧接によって、前記ヘッドユニットを前記冷媒用流路を包囲するようにして前記冷媒用流路に対して不動状態に保持することにより、前記ヘッドユニットを前記冷媒用流路による前記サーマルヘッドの冷却が可能な状態として前記冷却ユニット本体に装着し、前記圧接/解除機構による前記圧接の解除によって、前記ヘッドユニットの前記冷却ユニット本体からの離脱を許容するように形成されていること
    を特徴とする記録ユニット。
  2. 前記圧接/解除機構が、
    前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において、前記空洞部内に前記冷媒用流路を挟んで前記熱伝達部材に対向するように位置される板ばね部材であって、前記レバーの回動動作にともなって、前記第1の回動位置に対応する第1の移動位置と前記第2の回動位置に対応する第2の移動位置との間を前記遊嵌方向に沿って移動可能とされた板ばね部材と、
    前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態における前記板ばね部材の前記第1の移動位置への移動にともなって、前記板ばね部材を前記熱伝達部材に最も近接する第1のカム位置に移動させ、前記冷却ユニット本体への前記ヘッドユニットの装着状態における前記板ばね部材の前記第2の移動位置への移動にともなって、前記板ばね部材を前記熱伝達部材から最も離間する第2のカム位置に移動させるカムと
    を備え、
    前記板ばね部材の前記第1のカム位置への移動にともなって、前記冷媒用流路を前記熱伝達部材への圧接位置に移動させるとともに、前記圧接位置において前記冷媒用流路に対して前記板ばね部材による前記熱伝達部材側への付勢力を作用させ、前記板ばね部材の前記第2のカム位置への移動にともなって、前記冷媒用流路を前記圧接の解除位置に移動させるように形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の記録ユニット。
  3. 前記サーマルヘッドが、前記冷却ユニット本体への前記ヘッドユニットの装着状態において、前記サーマルヘッド、前記熱伝達部材および前記ホルダの一体的な移動をともなう位置調整が可能とされ、
    前記冷却ユニットが、前記ヘッドユニットの前記装着状態における前記サーマルヘッドの前記位置調整の際に、前記熱転写プリンタ本体に対する自らの固定位置を前記サーマルヘッドの移動にともなって変更可能とされていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録ユニット。
  4. 前記熱伝達部材が、
    前記サーマルヘッドの近傍から、前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨む位置に向かって延出された金属製の放熱板と、
    この放熱板における前記ヘッドユニット本体の前記遊嵌状態において前記冷媒用流路に臨む面に形成された熱伝導シートと
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の記録ユニット。
  5. 前記サーマルヘッドが、ラインサーマルヘッドとされていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の記録ユニット。
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