JP2009065864A - コンバイン - Google Patents

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彰 宮本
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Abstract

【課題】移送体で搬送された被処理物を効率よく、かつスムーズに枝梗処理できるコンバインを提供することを目的とする。
【解決手段】扱胴22の脱粒物を処理する処理胴25と、二番コンベア27で搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベア29と、処理胴25で処理された穀粒、及び二番縦コンベア29で搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置6へ戻すターンコンベア7と、を備えるコンバイン100において、ターンコンベア7に搬送された被処理物の枝梗を除去する枝梗処理装置30が、ターンコンベア7の搬送終端部に設けられ、枝梗処理装置30は、ターンコンベア7のコンベア軸7aと同軸上に配設される回動軸30aを有するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、扱胴で脱粒処理できなかった未処理粒を処理する処理胴と、二番コンベアで搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベアと、該処理胴で処理された穀粒、及び該二番縦コンベアで搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置へ戻す移送体と、を備えるコンバインの技術に関し、より詳細には、移送体に設けられた枝梗処理装置の技術に関する。
従来、扱胴で脱粒処理できなかった未処理粒を処理する処理胴と、二番コンベアで搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベアと、該処理胴で処理された穀粒、及び該二番縦コンベアで搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置へ戻す移送体と、を備えるコンバインの技術は公知となっている。
例えば、特許文献1には、脱穀部と、該脱穀部で脱穀した穀粒を揺動選別・風選別する選別部とを有し、該脱穀部に扱胴と、送塵口に受口が連通して該扱胴の脱粒物を再処理する送塵口処理胴と、二番物等を処理する枝梗処理装置を備えたコンバインであって、該送塵口処理胴の下方にあって該送塵口処理胴から排出された処理物を受け、該処理物を該送塵口処理胴による脱粒物の送り方向とは反対方向に搬送して選別部の揺動選別装置上に排出する搬送体を備えたことを特徴とするコンバインが開示されている。
特開2004−33154号公報
しかし、特許文献1に開示されているコンバインは、前記搬送体の搬送終端部に枝梗処理装置を連結し、搬送始端部に二番還元コンベアを連結したので、枝梗の多い二番物と送塵口処理胴の処理物を、一経路で枝梗処理装置に投入して枝梗を除去することができるため、効率よく枝梗処理を行うことができる等の効果を奏するものであるが、搬送体の搬送方向と枝梗処理装置の搬送方向とが直交しているため、枝梗処理装置での枝梗除去がスムーズに行えない場合がある。例えば、搬送体で搬送される処理物が多い場合等、搬送体の搬送終端部(搬送体と枝梗処理装置の直交部)で詰まりが発生する。また、枝梗処理装置の駆動構成も複雑となる。
本発明は以上の状況に鑑み、移送体で搬送された被処理物を効率よく、かつスムーズに枝梗処理できるコンバインを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、
扱胴で脱粒処理できなかった未処理粒を処理する処理胴と、
二番コンベアで搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベアと、
該処理胴で処理された穀粒、及び該二番縦コンベアで搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置へ戻す移送体と、
を備えるコンバインにおいて、
前記移送体に搬送された被処理物の枝梗を除去する枝梗処理装置が、前記移送体の搬送終端部に設けられ、
該枝梗処理装置は、
前記移送体のコンベア軸と同軸上に配設される回動軸を有する、
ものである。
請求項2においては、
前記回動軸は、
前記処理胴の処理胴軸と略平行に配設され、
前記枝梗処理装置は、
前記回動軸の軸方向視において、前記処理胴と少なくとも一部が上下方向に重なるように配設されている、
ものである。
請求項3においては、
前記回動軸は、
軸方向視において、前記処理胴軸よりも機体外方に配設されている、
ものである。
請求項4においては、
一番コンベアで搬送された一番穀粒をグレンタンクに搬送する揚穀筒が、
前記枝梗処理装置と前記処理胴との前後間に配設されている、
ものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、
移送体で搬送された被処理物(処理胴の処理物、及び二番穀粒)を、まとめて枝梗処理できるため効率がよい。また、移送体の搬送方向と枝梗処理装置の搬送方向とが同じであるため、枝梗処理装置での枝梗除去がスムーズであるとともに、駆動伝達手段を簡単に構成できる。
請求項2においては、
枝梗処理装置及び移送体を処理胴に近づけて配置することにより、揺動選別装置との間の空間を大きくして選別性能を向上できるとともに、コンパクトに設けることができる。また、大型の枝梗処理装置を設けることができる。
請求項3においては、
揺動選別装置の選別幅を有効活用できる。また、扱胴と枝梗処理装置との間の空間を大きくして選別風を通り易くし、選別性能を向上できる。
請求項4においては、
揚穀筒を脱穀部の側壁に近接させて配設することができるため、機体をコンパクトに構成することができるとともに、グレンタンクの容量を増加させることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1はコンバインの側面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀部及び選別部の側面断面図、図4は脱穀部の側面断面図、図5は同じく正面断面図、図6は同じく背面断面図、図7はターンコンベア及び枝梗処理装置の駆動構成を示した側面断面図、図8は(a)二番縦コンベアからターンコンベアへの受継部を示した側面断面図(b)同じく背面断面図(c)移送羽根の羽根体及びガイド板の配置構成を示した平面図、図9は変形例に係る脱穀部の側面断面図である。
先ず、本発明の一実施例に係るコンバイン100の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、以下の説明では、機体3の進行方向に向かって左側を単に「左側」とし、同じく進行方向に向かって右側を単に「右側」とする。
図1及び図2に示すように、コンバイン100は、クローラ式走行装置2上に機体3が配設され、この機体3の前部には、刈取部4が配設されている。機体3上の左側には、扱胴22、処理胴25等を備える脱穀部5が配設され、この脱穀部5の下方には、揺動選別装置6、唐箕ファン19、セカンドファン46等を備える選別部20が配設されている。機体3上の前部右側には、運転席10及びステアリングハンドル11等を備える運転部9が配設されている。
運転部9の下方で機体3上の前部右側には、エンジン12が配設され、運転部9の後方で機体3上の後部右側には、グレンタンク13が配設されている。グレンタンク13の底部には、排出コンベア14が機体前後方向に配設され、グレンタンク13の後部には、排出オーガ15の縦送りオーガ15aが立設され、グレンタンク13に貯溜された穀粒は、排出コンベア14で機体後方に搬送され、排出オーガ15先端部の排出口からトラック等へ排出される。
フィードチェーン8の後端(搬送方向終端)には、排藁チェーン16が配設されている。
排藁チェーン16後下方には、排藁カッター18、拡散コンベア等を備える排藁処理部17が配設されているとともに、排藁チェーン16の下側には、伸縮可能に構成された排藁ガイド棒(図示省略)が配設され、排藁を「切断」と「非切断」とに切換可能とする。フィードチェーン8の後端側から排藁チェーン16に受け継がれた排藁は、前記排藁ガイド棒が伸長されて、長い状態のまま機体3の後方に排出されるか、または前記排藁ガイド棒が縮長されて、排藁カッター18にて適宜長さに短く切断された後、機体3の後方に排出される。
次に、脱穀部5について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、脱穀部5は、扱室21内に穀稈を機体後方向に搬送しながら脱穀する扱胴22が機体前後方向に架設されている。扱胴22の下方周囲には、受網23が配設され、脱穀された穀粒等を通過して粗選別する。
そして、扱胴22の後方でグレンタンク13側の処理室24内には、機体前後方向に処理胴軸25bを有し、扱室21より搬送された枝梗付着粒(扱胴22の脱粒物)を機体後方向に搬送しながら処理する処理胴25が、扱胴22と平行に機体前後方向に架設されている。扱室21(後部右側)と処理室24(前部左側)とは、送塵口37を介して連通され、扱室21内の枝梗付着粒及び藁屑等が送塵口37から、処理室24内に搬送される。
また、処理胴25の下方周囲には、脱粒された穀粒等を通過して選別する処理胴網(濾過網)25aが配設され、濾過網25aからは処理物のみが落下する。
次に、選別部20について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、選別部20は、前記受網23の下方に配設され、脱穀された穀粒を揺動選別する揺動選別装置6と、この揺動選別装置6の前下方に配設され、揺動選別された穀粒に選別風を送風する唐箕ファン19と、後述する一番コンベア26と二番コンベア27との間に配設され、揺動選別装置6の後部に選別風を送風するセカンドファン46とを備え、揺動選別装置6による揺動選別と、唐箕ファン19及びセカンドファン46による風選別とを行い、一番穀粒と二番穀粒と藁屑等に分別する。また、揺動選別装置6の後上方には、唐箕ファン19の選別風に乗ってきた塵埃等を吸引して機外に排出する吸引ファン31(横断流ファン)が配設されている。
揺動選別装置6は、前部に受網23を通過した穀粒を均平、比重選別するフィードパン32、33が配設されている。フィードパン32の後部には、フィードパン32より送られた穀粒と藁屑、及び受網23を通過した穀粒と藁屑を粗選別するチャフシーブ34が配設されている。チャフシーブ34の下方でフィードパン33の後部には、チャフシーブ34で粗選別された穀粒を唐箕ファン19の選別風とあいまって精選別を行うグレンシーブ35が配設されている。揺動選別装置6の後部には、藁屑をほぐして穀粒を二番コンベア27に落下させて再選別を行い、藁屑を脱穀部5終端の三番口(図示省略)から排出するストローラック36が配設されている。
唐箕ファン19は、チャフシーブ34で粗選別された穀粒等に選別風を送風して精選別を行うとともに、脱穀部5内の塵埃等を機体後方に吹き飛ばす。
すなわち、唐箕ファン19は、チャフシーブ34及びグレンシーブ35を通過した穀粒等に選別風を送風し、この選別風に逆らって落下する穀粒を一番コンベア26へ、比重の小さい軽い物を二番コンベア27上に飛ばす。
一番コンベア26は、揺動選別装置6の下方で唐箕ファン19の後方に機体左右方向に横設され、一番穀粒を搬送する。一番コンベア26の右端には、一番コンベア26で搬送された一番穀粒をグレンタンク13に搬送する揚穀筒(揚穀コンベア)28が連設されている。
二番コンベア27は、一番コンベア26の後方に機体左右方向に横設され、二番穀粒を搬送する。二番コンベア27の右端には、二番コンベア27で搬送された二番穀粒を搬送して後述する移送体であるターンコンベア7に受け継ぐ二番縦コンベア29が連設されている。
揚穀コンベア28は、一番コンベア26の右端に連設されて機体前上方に斜めに延設されている。すなわち、揚穀コンベア28は、側面視(図3参照)において枝梗処理装置30と処理胴25との前後間、換言すると枝梗処理装置30の後側と処理胴25の前側との隙間に斜設されている。そして、揚穀コンベア28が正・背面視(図5及び図6参照)において枝梗処理装置30及び処理胴25と一部重複し、脱穀部5の側壁(右側壁)に近接して配設されることにより、機体幅(機体左右方向の長さ)が従来より短くなり、機体をコンパクトに構成することができる。
二番縦コンベア29は、二番コンベア27の右端に連設されて機体後上方に斜めに延設されている。そして、二番縦コンベア29の上端(搬送終端部)には、処理胴25で処理された穀粒、及び二番縦コンベア29で搬送された二番穀粒を合流して(以下、この合流されたものを「被処理物」ともいう。)、揺動選別装置6の前部へ戻す移送体であるターンコンベア7の後端(搬送始端部)が連設されている。
また、二番縦コンベア29は、前記揚穀コンベア28と正面視において重複するように(図6参照)、換言すると、二番縦コンベア29は、揚穀コンベア28の真後ろに配設されているため側面視で交差することがなく、脱穀部5の横幅(機体左右方向)を短縮することができる。
次に、ターンコンベア7について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、ターンコンベア7は、前記処理胴25の処理胴軸25bと略平行にコンベア軸7a(後述するスクリュー7bの駆動軸)を有し、処理胴25の下方で二番縦コンベア29の上端に連設されている。すなわち、ターンコンベア7は、処理胴25の下方で処理胴25と略平行に機体前後方向に配設され、平面視で処理胴25と重複するように配設されているとともに、搬送終端部(機体前方端部)が処理胴25の前方で扱胴22の略中央部まで延設されている。
ターンコンベア7は、処理胴25の下方に機体前後方向に配設される受樋51と、この受樋51内に架設されるスクリュー7bとを備える。
受樋51は、上部が開放されて正面視漏斗状に形成され、処理胴25から濾過網25aを通過して落下する処理物を受ける。スクリュー7bは、前記コンベア軸7aを駆動軸とし、その回転によって受樋51で受けた処理物を機体前方に搬送する。
そして、ターンコンベア7の搬送始端部(機体後方端部)には、前記二番縦コンベア29の搬送終端部(上端部)が連結されている。具体的には、図6に示すように、ターンコンベア7と二番縦コンベア29とは、機体左右方向に横設される中継コンベア76を介して連結され、二番縦コンベア29により搬送された二番穀粒が中継コンベア76を介してターンコンベア7に受け継がれる。なお、二番縦コンベア29の二番穀粒をターンコンベア7に受け継ぐ構成は、本実施の形態に限定するものではなく、例えば、二番縦コンベア29の搬送終端部(上端部)をターンコンベア7の上方まで延設し、この上端部から二番穀粒をターンコンベア7に向けて落下させて受け継がせる構成も可能である。
また、ターンコンベア7の搬送終端部(機体前方端部)には、ターンコンベア7に搬送された被処理物の枝梗を除去する枝梗処理装置30が設けられている。
このような構成により、ターンコンベア7は、処理胴25から濾過網25aを通過して落下する処理物を受樋51で受けるとともに、二番縦コンベア29から搬送される二番穀粒を受け継いで、処理胴25の処理物と二番穀粒とを合流させる。そして、この合流された被処理物をスクリュー7bの回転によって、処理胴25の搬送方向(機体後方向)とは反対方向(機体前方向)に搬送して搬送終端部で枝梗処理装置30に投入する。枝梗処理装置30に投入された被処理物は、枝梗が除去された後、揺動選別装置6の選別開始部に再投入される。
次に、枝梗処理装置30について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、枝梗処理装置30は、ターンコンベア7の搬送終端部(機体前方端部)に設けられ、ターンコンベア7に搬送された被処理物の枝梗を除去する。
枝梗処理装置30は、ターンコンベア7のコンベア軸7a及び処理胴25の処理胴軸25bと同軸上に配設される回動軸30aを有する。
回動軸30aは、ターンコンベア7の搬送終端部(機体前方端部)でコンベア軸7aの同軸上に連結されている。回動軸30aの前端は、後述するケーシング61の前面から突出されている。なお、詳しくは後述するが回動軸30a上の前端には、入力ギア70が固設され、この入力ギア70等を介して、処理胴25の処理胴軸25bの動力が回動軸30a及びコンベア軸7aに伝達されて、枝梗処理装置30及びターンコンベア7が駆動される。
そして、回動軸30a上には、軸心方向に適宜間隔で処理歯60・60・・・が配設され、これら回動軸30a及び処理歯60・60・・・が、略円筒状に形成されたケーシング61で覆われている。ケーシング61の内面には、前記処理歯60・60・・・を避けて回動軸30aの軸心方向に適宜間隔で固定歯(図示省略)が配設され、この固定歯は、前記処理歯60・60・・・と協動して穀粒の枝梗を除去する。また、ケーシング61の内面には、ケーシング61内を搬送される穀粒に送塵作用を付与する送塵弁63・63・・・が設けられている。
そして、ケーシング61の後面には、投入口61aが形成され、この投入口61aを介してケーシング61とターンコンベア7の受樋51とが連通されているとともに、ケーシング61の前部下面には、枝梗が除去された穀粒を放出する放出口61bが形成されている。
そして、放出口61bが位置する回動軸30a上の前部には、回転(図5において正面視反時計回り)によって穀粒を機体左右中心側へ放出する板状の拡散羽根64が設けられている。
このような構成により、枝梗処理装置30は、前記ターンコンベア7で搬送された被処理物が投入口61aを介してケーシング61内に投入され、この被処理物を回動軸30aの回動により処理歯60・60・・・と前記固定歯とが協動して穀粒の枝梗を除去しつつ、送塵弁63・63・・・の送塵作用とあいまって機体前方に搬送する。
そして、枝梗が除去された穀粒は、拡散羽根64の回転(図5において正面視反時計回り)によって、放出口61bから機体左右中心側へ放出されて、揺動選別装置6の選別開始部に再投入される。
次に、ターンコンベア7及び枝梗処理装置30の駆動構成について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、枝梗処理装置30の回動軸30a上の前端には、入力ギア70が固設され、この入力ギア70は、伝達軸72上の一端(後端)に固設されている出力ギア71と噛合されている。そして、伝達軸72上の他端(前端)には、入力プーリ73が固設され、この入力プーリ73は、処理胴25の処理胴軸25b上の前端に固設されている出力プーリ75とベルト74を介して動力伝達可能とされている。
このような構成により、処理胴軸25bの動力は、出力プーリ75、ベルト74、入力プーリ73、伝達軸72、出力ギア71、入力ギア70を介して、回動軸30a及びコンベア軸7aに伝達されて、枝梗処理装置30及びターンコンベア7が駆動される。
なお、ターンコンベア7及び枝梗処理装置30の駆動構成は、本実施の形態に限定するものではなく、例えば、処理胴25以外(例えば、揺動選別装置6等)から動力が伝達される構成や、チェーン式等であってもよい。
次に、枝梗処理装置30の配設位置(処理胴25との位置関係)について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、枝梗処理装置30は、回動軸30aの軸方向(機体前後方向)視において、処理胴25と上下方向に重なるように配設されているとともに、回動軸30aが処理胴軸25bよりも機体外方に配設されている。
具体的には、枝梗処理装置30は、処理胴25の下方(前下方)に配設され、正面視において処理胴25と上下方向に重なるように、機体左右方向において位置決めされている。
すなわち、枝梗処理装置30は、上部外周が処理胴25の下部外周と一部上下方向に重なるように配設されて、処理胴25下方のスペースを有効活用するとともに、軸心間の距離を短くして、処理胴25から落下する処理物をできるだけ多く受樋51で受けて枝梗処理装置30で処理できる。さらに、枝梗処理装置30から揺動選別装置30までの距離を長くして、処理物を中央側のできるだけ遠くへ飛ばして偏りを少なくするとともに、唐箕ファン19からの選別風を受けて落下時の選別効率を向上できる。
そして、枝梗処理装置30は、回動軸30aが処理胴軸25bに対して間隔D外寄りに機体外方(図5において左側)に配設され、前記揺動選別装置6の右端(図5において左端)上方に配設されている。
すなわち、図5に示すように、前述のようにして枝梗処理装置30(放出口61b)から放出される処理物が、揺動選別装置6の右端側(図5において左端側)の選別開始部に再投入されるため、揺動選別装置6の左右全幅を選別に利用して選別効率を向上できる。
以上のように、コンバイン100は、扱胴22で脱粒処理できなかった未処理粒を処理する処理胴25と、二番コンベア27で搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベア29と、処理胴25で処理された穀粒、及び二番縦コンベア29で搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置6へ戻すターンコンベア7と、を備えるコンバイン100において、ターンコンベア7に搬送された被処理物の枝梗を除去する枝梗処理装置30が、ターンコンベア7の搬送終端部に設けられ、枝梗処理装置30は、ターンコンベア7のコンベア軸7aと同軸上に配設される回動軸30aを有するものである。
このような構成により、ターンコンベア7で搬送された被処理物(処理胴の処理物、及び二番穀粒)を、まとめて枝梗処理できるため効率がよい。また、ターンコンベア7の搬送方向と枝梗処理装置30の搬送方向とが同じであるため、枝梗処理装置30での枝梗除去がスムーズであるとともに、駆動伝達手段を簡単に構成できる。
そして、回動軸30aは、処理胴25の処理胴軸25bと略平行に配設され、枝梗処理装置30は、回動軸30aの軸方向視において、処理胴25と少なくとも一部が上下方向に重なるように配設されているものである。
このような構成により、枝梗処理装置30及びターンコンベア7を処理胴25に近づけて配置することにより、揺動選別装置6との間の空間を大きくして選別性能を向上できるとともに、コンパクトに設けることができる。また、大型の枝梗処理装置30を設けることができる。
また、回動軸30aは、軸方向視において、処理胴軸25bよりも機体外方に配設されているものであるため、揺動選別装置6の選別幅を有効活用できる。また、扱胴22と枝梗処理装置30との間の空間を大きくして選別風を通り易くし、選別性能を向上できる。
さらに、揚穀コンベア28が枝梗処理装置30と処理胴25との前後間に配設されているものであるため、揚穀コンベア28を脱穀部5の側壁に近接させて配設することができるため、機体をコンパクトに構成することができるとともに、グレンタンク13の容量を増加させることができる。
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように変更してもよい。
例えば、二番縦コンベア29からターンコンベア7への受継部は、図8に示すような構成とすることもできる。
すなわち、図8に示すように、二番縦コンベア29の二番縦コンベア軸29aは、上端(搬送終端)がターンコンベア7の上部まで延設され、ベベルギア78を介して伝達軸79と動力伝達可能とされている。伝達軸79は、軸心が機体前後方向に配設されている。ベベルギア78は、二番縦コンベア軸29aの上端と伝達軸79の前端との間に配設されている。
そして、伝達軸79上の後端には、出力プーリ80が固設されている一方、ターンコンベア7のコンベア軸7a上の後端には、入力プーリ82が固設されている。伝達軸79の出力プーリ80とコンベア軸7aの入力プーリ82とは、ベルト81を介して動力伝達可能とされている。
出力プーリ80は、図8(a)に示すように入力プーリ82の上方、より詳細には、図8(b)に示すように入力プーリ82の斜め右上方に配設されている。出力プーリ80及び入力プーリ82は、ターンコンベア7及び二番縦コンベア29の後部に配設され、ベルト81が巻回された状態でギアケース83に内装されている。
このような構成により、二番縦コンベア軸29aの動力は、ベベルギア78、伝達軸79、出力プーリ80、ベルト81、入力プーリ82を介して、コンベア軸7a及び回動軸30aに伝達されて、ターンコンベア7及び枝梗処理装置30が駆動される。なお、ターンコンベア7及び枝梗処理装置30の駆動構成は、チェーン式等であってもよい。
そして、二番縦コンベア29のケーシングの上部左側面と、対向するターンコンベア7の受樋51の右側面とは、図示しない連通口を介して連通されている。また、二番縦コンベア軸29aの上部で伝動軸79(ベベルギア78)の下方には、二番縦コンベア29で搬送された二番穀粒を飛散させてターンコンベア7に移送する移送羽根77が設けられている。
移送羽根77は、二枚の羽根体77a・77aと、ガイド板77bとを備えている。なお、羽根体77a・77aの枚数は、二枚に限定するものではない。
羽根体77a・77aは、二番縦コンベア軸29a上に放射状に突設された板状部材であって、二番縦コンベア軸29aの軸心方向に板面を有し、その回転(図8(c)に示す実線矢印方向)により、二番穀粒を二番縦コンベア29の左側に配設されているターンコンベア7に向けて飛散させる。図8(c)に示すように、羽根体77a・77aは、平面視において一方の羽根体77aが二番縦コンベア軸29aの周縁端部に配設され、他方の羽根体77aがこの一方の羽根体77aの位置から二番縦コンベア軸29aを中心回りに略180度回転させた位置に配設されている。なお、羽根体77a・77aの配設位置は、これに限定するものではない。
ガイド板77bは、羽根体77a・77aの上部に配設され、二番縦コンベア軸29aの軸心垂直方向に板面を有し、二番穀粒を上方への飛散を防いで左方に飛散させてターンコンベア7に移送させる。
このような構成により、二番縦コンベア29に搬送された二番穀粒は、二番縦コンベア29の上部で移送羽根77(羽根体77a・77a)の回転により左方に飛散される(図8(c)に示す点線矢印方向)。移送羽根77(羽根体77a・77a)の回転により飛散された穀粒は、前記連通口(図示省略)を介して、ターンコンベア7に移送される。
こうして、二番縦コンベア軸29aの上部に設けられた移送羽根77(羽根体77a・77a)の回転による簡易な構成で、二番縦コンベア29に搬送された二番穀粒をターンコンベア7に容易、かつスムーズに受け継ぐことができる。
また、ターンコンベア7の受樋51は、図9に示すような構成とすることもできる。
すなわち、前述のように受樋51は、上部が開放されているが(図4参照)、図9に示す構成では、受樋51前部の上部は、カバー体51aで覆われている。
カバー体51aは、側面視略「L」字状に形成されている。具体的には、カバー体51aは、一端(前端)が枝梗処理装置30のケーシング61の後面に接続され、他端(後端)が後方に水平に処理胴25の前下部まで延設されて受樋51の上部を覆い、さらに当該位置から上方に垂直に処理胴25の前上部まで延設されて処理胴25の前部を覆うように形成されている。
このような構成により、脱穀時に生じる藁屑等が、扱胴22側方の受樋51前部で樋内に落下して、ターンコンベア7で搬送する被処理物に藁屑等が混入することを防止できる。
コンバインの側面図。 同じく平面図。 脱穀部及び選別部の側面断面図。 脱穀部の側面断面図。 同じく正面断面図。 同じく背面断面図。 ターンコンベア及び枝梗処理装置の駆動構成を示した側面断面図。 (a)二番縦コンベアからターンコンベアへの受継部を示した側面断面図(b)同じく背面断面図(c)移送羽根の羽根体及びガイド板の配置構成を示した平面図。 変形例に係る脱穀部の側面断面図。
符号の説明
6 揺動選別装置
7 ターンコンベア
7a コンベア軸
25 処理胴
25b 処理胴軸
29 二番縦コンベア
30 枝梗処理装置
30a 回動軸
100 コンバイン

Claims (4)

  1. 扱胴で脱粒処理できなかった未処理粒を処理する処理胴と、
    二番コンベアで搬送された二番穀粒を揚穀搬送する二番縦コンベアと、
    該処理胴で処理された穀粒、及び該二番縦コンベアで搬送された二番穀粒を合流して、揺動選別装置へ戻す移送体と、
    を備えるコンバインにおいて、
    前記移送体に搬送された被処理物の枝梗を除去する枝梗処理装置が、前記移送体の搬送終端部に設けられ、
    該枝梗処理装置は、
    前記移送体のコンベア軸と同軸上に配設される回動軸を有する、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記回動軸は、
    前記処理胴の処理胴軸と略平行に配設され、
    前記枝梗処理装置は、
    前記回動軸の軸方向視において、前記処理胴と少なくとも一部が上下方向に重なるように配設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記回動軸は、
    軸方向視において、前記処理胴軸よりも機体外方に配設されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
  4. 一番コンベアで搬送された一番穀粒をグレンタンクに搬送する揚穀筒が、
    前記枝梗処理装置と前記処理胴との前後間に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のコンバイン。
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