JP2009065225A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明撮像に支障を生じさせることなく、撮像装置への装着物によって照明光がけられることにより生ずる非照明領域が画像に写し込まれないようにする。
【解決手段】撮像装置は、撮像光学系201により形成された被写体像を光電変換する撮像素子202と、該撮像素子の出力から画像を生成する画像処理手段206と、画像処理手段を制御する制御手段209とを有する。制御手段は、撮像光学系により形成されている撮像画角306内に、該撮像装置への装着物304によって照明手段208からの照明光が遮られることにより非照明領域308が生ずるか否かに関する判定を行い、該非照明領域が生じる場合には、画像生成手段に、非照明領域を含まない画像領域409に対する電子ズーム処理を行わせる。
【選択図】図4

Description

本発明は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に関し、特に被写体に照明光を照射して撮像を行うことができる撮像装置に関する。
撮像装置には、交換レンズ、コンバージョンレンズ、レンズフード及びレンズフィルタ等のアクセサリ(装着物)を装着することができる。
ところが、フラッシュ光やビデオライト等の照明光を被写体に照射して撮像(以下、照明撮像という)を行う場合に、撮像装置に装着されたアクセサリによって照明光の一部が遮られる、つまりは「けられ」が生じる場合がある。そしてこのまま照明撮像が行われて得られた画像には、けられを生じさせたアクセサリの影(非照明領域)が写り込む。
図3には、この「けられ」が生ずる様子を示す。撮像装置301には、全長が長い望遠系又は径が太い広角系の交換レンズ304が装着されている。この場合、撮像装置301に内蔵又は外付けされたフラッシュユニット303を発光させると、該フラッシュユニット303からの照明光の一部が、交換レンズ304のレンズ鏡筒307によって遮られる。このとき、交換レンズ304によって形成される撮像画角306が、レンズ鏡筒307によって遮られることで生じた非照明領域308まで含むように設定されていると、画像309内にレンズ鏡筒307の影(ハッチングで示す)が写り込む。
このような非照明領域を含む画像が得られてしまう照明撮像を防止する方法は、従来いくつか提案されている。
特許文献1〜3では、非照明領域の発生を警告したり、照明光の照射を禁止したりする撮像装置が開示されている。
また、特許文献4では、レンズ鏡筒による照明光のけられを防止するために、レンズ鏡筒を撮像装置に対して傾けて照明光のけられを回避する方法が開示されている。
さらに、特許文献5では、フル撮像画角が設定された状態で照明光のけられが生じると判定した場合にはフラッシュ発光を禁止し、フル撮像画角より小さい撮像画角が設定されている場合には、フラッシュ発光を許可する撮像装置が開示されている。
特開平4−355736号公報 特開平8−297313号公報 特開2001−13559号公報 特開2005−234232号公報 実開平6−50040号公報
しかしながら、上記特許文献1〜5に開示された方法では、照明光のけられの発生防止を優先するために、警告を発したり、照明光の発光を禁止したり、レンズ鏡筒を傾けたりするため、照明撮像自体に支障を生じさせる。
本発明は、照明撮像に支障を生じさせることなく、撮像装置への装着物によって照明光がけられることにより生ずる非照明領域が画像に写し込まれないようにすることができる撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、該撮像素子の出力から画像を生成する画像処理手段と、画像処理手段を制御する制御手段とを有する。そして、制御手段は、撮像光学系により形成されている撮像画角内に、該撮像装置への装着物によって照明手段からの照明光が遮られることにより非照明領域が生ずるか否かに関する判定を行い、該非照明領域が生じる場合には、画像生成手段に、非照明領域を含まない画像領域に対する電子ズーム処理を行わせることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての撮像装置の制御方法は、撮像光学系により形成されている撮像画角内において、撮像装置への装着物によって照明手段からの照明光が遮られることにより非照明領域が生ずるか否かに関する判定を行うステップと、非照明領域が生じる場合に、非照明領域を含まない画像領域に対する電子ズーム処理を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明では、撮像光学系により形成されている撮像画角内において非照明領域が発生する場合には、該非照明領域が含まれない画像領域を電子ズーム処理により拡大して出力する。このため、照明撮像が妨げられることなく、かつ撮影者が非照明領域を避けるように意識することなく、非照明領域の写り込みがない(又は少ない)画像を取得することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図2には、本発明の実施例1である撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの構成を示す。なお、本実施例では、レンズ交換型のデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラという)について説明するが、本発明の他の実施例としては、レンズ一体型のデジタルカメラ、レンズ交換型及びレンズ一体型のビデオカメラといった他の撮像装置も含む。
図2において、304はカメラに対して着脱可能に装着される交換レンズであり、本実施例での「撮像装置への装着物」に相当する。
201は交換レンズ304内に収容された撮像光学系であり、被写体からの光束に被写体像を形成させる。撮像光学系201は、該交換レンズのレンズ鏡筒の外周に設けられたズーム操作リング及びフォーカス操作リングの操作に応じて変倍レンズやフォーカスレンズを移動させる機構を有する。すなわち、撮像光学系201は、光学ズーム機能及びマニュアルフォーカス機能を有する。
レンズ駆動部207は、後述するカメラ側のシステム制御部209からのフォーカス制御信号を受けて撮像光学系201内のフォーカスレンズを駆動する。これにより、オートフォーカス(AF)が行われる。なお、交換レンズやカメラにズームスイッチが設けられている場合には、該ズームスイッチの操作に応じてレンズ駆動部207により変倍レンズを駆動してもよい。
202はカメラ内に設けられた撮像素子であり、CCDセンサやCMOSセンサ等により構成される。撮像素子202は、撮像光学系201により形成された被写体像を光電変換する。
203は撮像素子駆動部であり、カメラ信号処理部206からのタイミング信号に応じて撮像素子202を駆動する。
204はCDS(二重相関サンプリング)/AGC(オートゲインコントロール)部であり、撮像素子202からのアナログ信号をサンプリングすると共に、システム制御部209からの制御信号に応じてアナログ信号レベルのゲインコントロールを行う。また、CDS/AGC部204は、カメラ信号処理部206からの制御信号に応じてISO感度を調整する機能も有する。
205はA/D変換器で、CDS/AGC部204からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
カメラ信号処理部(画像生成手段)206は、A/D変換器205からのデジタル信号に対して各種画像処理を行い、電子画像(以下、単に画像という)を生成する。画像処理には、画像の一部を拡大して出力する電子ズーム処理も含まれる。また、カメラ信号処理部206は、AFに必要な撮像光学系201の焦点状態を示す信号を生成したり、AE制御に必要な被写体輝度を示す信号を生成したりする。また、カメラ信号処理部206は、交換レンズから撮像光学系201のレンズ位置情報を取得して、被写体までの距離を算出する。さらに、撮像素子202等を動作させるためのタイミング信号も生成する。
208は内蔵フラッシュユニットであり、カメラ本体に対してポップアップした状態で被写体に照明光(以下、フラッシュ光ともいう)を照射し、フラッシュ撮像(照明撮像)を可能とする。フラッシュユニット208は、カメラ信号処理部206で検出された被写体輝度が所定レベルより暗い場合にフラッシュユニット208を点灯させる。
システム制御部209は、CPUやMPU等の演算処理装置により構成され、カメラ及び交換レンズ内の各部の動作を制御する。後述する図5に示す処理も、システム制御部209が主体となって実行する。
210はメモリ制御部であり、システム制御部209と内部メモリ211間のアクセスを制御する。
内部メモリ211は、画像処理におけるバッファとして機能するとともに、カメラ及び交換レンズ内の各部の動作を制御するためのコンピュータプログラムやデータを格納する機能も有する。さらに、各制御を実行するために、必要に応じて作業領域としても使用される。
212は外部記録媒体接続インタフェースであり、半導体メモリや光ディスク等、カメラに対して着脱可能な外部記録媒体213との接続を行う。
214は入力操作部であり、電源ボタン、シャッターボタン、選択ボタン及び決定ボタン等を備えている。
215は計時部であり、時刻及び年月日をカウントしている。計時部215は、システム制御部209からの要求に応じて、日時情報を返信する。
216は液晶表示パネル等により構成された表示部である。該表示部216は、記録用画像の取得(撮像)前に撮像素子202からの出力に基づいて生成されたライブビュー画像を表示して電子ビューファインダとして機能したり、撮像により取得して外部記録媒体213に記録する記録用画像を所定時間の間表示したりする。また、表示部216は、入力操作部214を通じてユーザが各種設定を行えるように、メニュー画像を表示したりする。
なお、図示はしていないが、本実施例のカメラには、光学ビューファインダや光学ビューファインダ内に各種情報を表示するためのファインダ内表示ユニットも有する。
217はアナログライン出力部であり、コンポジット映像出力を外部モニタ等に出力するためのインタフェースとして用いられる。
218はデジタルデータ出力部であり、画像データを外部印刷装置219等の外部機器にケーブル220等を介して出力するUSBインタフェースやIEEE1394インタフェースとして用いられる。
図2に示すカメラにおいて、フラッシュユニット208を点灯してフラッシュ撮像を行う場合に、図4に示すように、カメラ301に装着された交換レンズ304のレンズ鏡筒307によるフラッシュ光のけられが発生する場合がある。この場合、被写体側には、フラッシュ光が到達しない非照明領域(影領域)308が生ずる。本実施例では、このような状況に対して、カメラ信号処理部206が有する電子ズーム処理機能を利用して、以下のような非照明領域の写り込み防止処理を行う。
図1のグラフにおいて、横軸は交換レンズ304(撮像光学系201)の焦点距離を示し、縦軸は撮像光学系の光学ズーム倍率及び撮像ズーム倍率を示す。撮像ズーム倍率は、「光学ズーム倍率」x「電子ズーム倍率」により求められる合成ズーム倍率を意味する。
本実施例では、焦点距離が広角側24mmのときの光学ズーム倍率を1倍「x1」とし、望遠側105mmのときの光学ズーム倍率が24mmのときの4.375倍、すなわち「x4.375」(105/24=4.375)とする。
また本実施例では、撮像光学系201の焦点距離が30mm(光学ズーム倍率「x1.25」)以下である広角側領域101において、図4に示すように、非照明領域308が撮像光学系201により形成される撮像画角306内に含まれる(生ずる)ものとする。
本実施例では、まず、撮像光学系201により形成される撮像画角内に、交換レンズ304によってフラッシュ光が遮られることにより非照明領域308が生ずるか否かに関する判定を行う。
例えば、交換レンズ304が装着された状態で非照明領域308が撮像画角内に生ずる最も長い焦点距離(又は最も大きい光学ズーム倍率)のデータを予め取得し、内部メモリ211に記憶させておく。
該データは、例えば、交換レンズ304の機種ごとに、その全長や径の寸法情報と、フラッシュユニット303の発光部の位置や発光方向や発光角度範囲等の情報と、撮像素子202のサイズ情報とに基づいて演算することができる。
また、ユーザが、カメラに装着された交換レンズ304の焦点距離(撮像画角)を変化させながら撮像画角内に非照明領域308が含まれ始める焦点距離(又は光学ズーム倍率)を見つけ、それを入力操作部214を通じて内部メモリ211に記憶させてもよい。
そして、フラッシュ撮像を行う場合に、現在の撮像光学系201の焦点距離が上記データとして記憶された焦点距離(以下、影発生焦点距離という)以下か否かを判定することで、撮像画角内に非照明領域308が生ずるか否かに関する判定を行うことができる。また、現在の撮像光学系201の光学ズーム倍率が上記データとして記憶された光学ズーム倍率(以下、影発生ズーム倍率という)以下か否かを判定してもよい。
現在の焦点距離(又は光学ズーム倍率)が、影発生焦点距離(又は影発生ズーム倍率)以下である場合には、図4に示すように、現在の撮像画角306に対応する画像409のうち、非照明領域308が含まれない画像領域410を電子ズーム処理により拡大する。そして、得られた拡大画像を表示部216に表示用画像として供給したり外部記録媒体213に記録用画像として記録したりする(つまり、拡大画像を出力する)。
このように、撮像画角内に非照明領域308が生ずることを示す判定がなされた(例えば、現在の焦点距離が影発生焦点距離以下であると判定された)場合は、電子ズーム処理を利用して非照明領域308を含まない見かけの撮像画角406を設定する。このことは、図1に102で示すように、撮像光学系201の実際の焦点距離が30mm以下の値となっても(より広角側にズーム操作されても)、撮像ズーム倍率は「x1.25」が維持されることを意味する。
言い換えれば、
「光学ズーム倍率」x「電子ズーム倍率」=一定値(撮像ズーム倍率) …(1)
となるように、電子ズーム倍率を設定する。つまり、撮像光学系201の光学ズーム倍率に応じて、該光学ズーム倍率と電子ズーム倍率との合成ズーム倍率(撮像ズーム倍率)が一定値になるように電子ズーム倍率を設定する。図1の例では、式(1)の「一定値」は、1.25倍である。
以上の非照明領域の写り込み防止処理を行うことで、フラッシュ撮像が妨げられることなく、かつ撮影者が非照明領域を避けるように意識することなく、非照明領域の写り込みがない(又は少ない)画像を取得することができる。
なお、上述した例では、影発生焦点距離を30mmとしているが、影発生焦点距離の値はこれに限られない。
また、影発生焦点距離をユーザが任意に設定できるようにすることで、非照明領域308の写り込みをある程度許容してもユーザが選択した焦点距離でのフラッシュ撮像を行えるようにすることができる。すなわち、上述した「非照明領域を含まない画像領域を電子ズーム処理する」とは、少なくとも非照明領域を含まない画像領域を電子ズーム処理をすればよく、非照明領域が写った画像領域の一部とともに電子ズーム処理を行うことを禁止する意味ではない。
また、式(1)の「一定値」を、入力操作部214を通じてユーザが任意に設定できるようにしてもよい。これにより、非照明領域308の写り込みをある程度許容してもユーザが選択した撮像ズーム倍率でのフラッシュ撮像を行えるようにすることができる。
以下、主としてシステム制御部209及びカメラ信号処理部206で行われる処理の流れを図5のフローチャートを用いて説明する。この処理は、システム制御部209及びカメラ信号処理部206に格納されたコンピュータプログラムに従って行われる。
ステップS501で処理がスタートすると、ステップS502では、システム制御部209は、レンズ駆動部207にて取得されたレンズ位置情報から撮像光学系201の焦点距離を算出(検出)する。
次に、ステップS503では、システム制御部209は、ステップS502で算出した焦点距離が、上記例における影発生焦点距離である30mm以下か否かを判定する。すなわち、撮像光学系201により形成されている撮像画角内に、交換レンズ304によってフラッシュ光が遮られることにより非照明領域308が発生するか否かに関する判定を行う。
焦点距離が30mm以下である場合には、ステップS504に進む。ステップS504では、システム制御部209は、カメラ信号処理部206に、図4に示した非照明領域308が含まれない画像領域410を電子ズーム処理により拡大させる。このときの電子ズーム倍率は、式(1)に従って設定される。
そして、ステップS505では、システム制御部209は、カメラ信号処理部206から出力された電子ズーム処理による拡大画像を表示部216に出力する。なお、このとき、もとの画像409を表示部216に表示した上で、電子ズーム処理によって拡大される画像領域410の外周を囲む枠(画角)を表示してもよい。
一方、焦点距離が30mmより長い場合には、ステップS506に進む。ステップS506では、システム制御部209は、シャッターボタンの半押し操作がなされたか否かを判別する。半押し操作がなされた場合は、ステップS507に進み、撮像準備動作(AF,AE,AWB制御)を行う。
そして、ステップS08では、システム制御部209は、表示部216に表示された画像上にAFによって合焦が得られた領域(図示せず)を表示する。
次に、ステップS509では、システム制御部209は、シャッターボタンが全押しされたか否かを判別し、全押しされた場合には、ステップS511に進み、そうでない場合にはステップS510に進む。
ステップS510では、システム制御部209は、所定時間のカウントを開始する。カウント値をインクリメントするごとにステップS509に戻り、最終的に所定時間の間にシャッターボタンの全押し操作が行われなかった場合は、ステップS502に戻る。
ステップS511では、システム制御部209は、記録用画像を取得するための撮像を行う。記録用画像は、カメラ信号処理部206で電子ズーム処理がなされた拡大画像である。システム制御部209は、記録用画像を外部記録媒体213に記録する。
そして、ステップS512では、ステップS502に戻る。
図6には、本発明の実施例2である撮像装置での処理の流れを示している。本実施例では、実施例1で用いた撮像光学系201の焦点距離に代えて、光学ズーム倍率を用いて、撮像画角内に非照明領域308が生ずるか否かに関する判定を行う。また、本実施例は、ユーザが電子ズーム処理を禁止するためのステップも含んでいる。
ステップS601において処理がスタートとすると、ステップS602では、システム制御部209は、入力操作部214を通じてユーザが電子ズーム処理を禁止しているか否かを判定する。禁止している場合は、ステップS607に進み、禁止していない場合はステップS603に進む。電子ズーム処理を禁止する場合は、例えば、非照明領域の写り込み回避よりもできるだけ広角の撮像画角を優先する場合である。このように、電子ズーム処理を禁止することを可能とすることで、ユーザの希望するフラッシュ撮像が可能となる。
ステップS603では、システム制御部209は、レンズ駆動部207にて取得されたレンズ位置情報から撮像光学系201の焦点距離を算出(検出)する。さらに、算出した焦点距離から光学ズーム倍率を算出する。
次に、ステップS604では、システム制御部209は、ステップS603で算出した光学ズーム倍率が、実施例1で説明した影発生光学ズーム倍率である「x1.25」以下か否かを判定する。すなわち、撮像光学系201により形成されている撮像画角内に、交換レンズ304によってフラッシュ光が遮られることにより非照明領域308が発生するか否かに関する判定を行う。
光学ズーム倍率が、「x1.25」以下である場合は、ステップS605に進む。また、光学ズーム倍率が、「x1.25」より大きい場合は、ステップS607に進む。
ステップS605では、システム制御部209は、実施例1と同様に、カメラ信号処理部206に、非照明領域308が含まれない画像領域410を電子ズーム処理により拡大させる。このときの電子ズーム倍率も、式(1)に従って設定される。
そして、ステップS606では、システム制御部209は、カメラ信号処理部206から出力された電子ズーム処理による拡大画像を表示部216に出力する。なお、このとき、もとの画像409を表示部216に表示した上で、電子ズーム処理によって拡大される画像領域410の外周を囲む枠(画角)を表示してもよい。
ステップS607〜ステップS613の処理は、実施例1のステップS506〜ステップS512の処理と同様である。
本実施例でも、非照明領域の写り込み防止処理により、フラッシュ撮像が妨げられることなく、かつ撮影者が非照明領域を避けるように意識することなく、非照明領域の写り込みがない(又は少ない)画像を取得することができる。しかも、電子ズーム処理の禁止操作を可能とすることで、ユーザの意図を優先した広画角でのフラッシュ撮像も可能とすることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記各実施例では、装着物として交換レンズを例に説明したが、他の装着物であるレンズフィルタ、レンズフード、コンバージョンレンズ等を使用する場合でも、同様に電子ズーム処理を利用して非照明領域の写り込みをなくする又は少なくすることができる。
また、上記各実施例では、カメラに内蔵されたフラッシュユニットからフラッシュ光を照射する場合について説明するが、カメラに着脱可能に装着される外付けフラッシュユニットを使用する場合でも本発明を適用できる。
また、撮像光学系により形成される撮像画角内に非照明領域が生ずるか否かに関する判定に、撮像光学系の焦点距離やズーム倍率以外の判定要素を加えたり、該判定を焦点距離やズーム倍率以外の判定要素によって行ってもよい。
本発明の実施例1における非照明領域の写り込み防止処理の概念(焦点距離と撮像ズーム倍率との関係)を示す図。 実施例1のデジタル一眼レフカメラの構成を示すブロック図。 非照明領域の発生状態を示した概念図。 実施例1における非照明領域の写り込み防止処理の概念(実際の撮像画角と見かけ上の撮像画角)を示す図。 実施例1における処理を示すフローチャート。 本発明の実施例2における処理を示すフローチャート。
符号の説明
201 撮像光学系
202 撮像素子
206 カメラ信号処理部
208 フラッシュユニット
209 システム制御部
301 デジタル一眼レフカメラ
304 交換レンズ
307 レンズ鏡筒
306 撮像光学系により形成される撮像画角
308 非照明領域
406 電子ズーム処理による見かけ上の撮像画角
409 画像
410 電子ズーム処理を行う画像領域

Claims (4)

  1. 被写体に照明光を照射する照明手段の使用が可能な撮像装置であって、
    撮像光学系により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    該撮像素子の出力から画像を生成する画像処理手段と、
    前記画像処理手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記撮像光学系により形成される撮像画角内に、該撮像装置への装着物によって前記照明手段からの照明光が遮られることにより非照明領域が生ずるか否かに関する判定を行い、
    前記非照明領域が生じる場合には、前記画像生成手段に前記非照明領域を含まない画像領域に対する電子ズーム処理を行わせることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定は、前記撮像光学系の焦点距離又はズーム倍率が、前記撮像光学系により形成される撮像画角内に前記非照明領域が生ずる値か否かの判定であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像光学系は光学ズーム機能を有し、
    前記制御手段は、前記撮像光学系のズーム倍率に応じて、該撮像光学系のズーム倍率と前記電子ズーム処理のズーム倍率との合成ズーム倍率が一定値になるように前記電子ズーム処理のズーム倍率を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 被写体に照明光を照射する照明手段の使用が可能であり、撮像光学系により形成された被写体像を光電変換して画像を生成する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像光学系により形成されている撮像画角内に、前記撮像装置への装着物によって前記照明手段からの照明光が遮られることにより非照明領域が生ずるか否かに関する判定を行うステップと、
    前記非照明領域が生じる場合には、前記非照明領域を含まない画像領域に対する電子ズーム処理を行うステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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