JP2009064899A - 電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線基板とパネルとに接続されるドライバ回路基板の剥離を防止または抑制できる電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法を提供すること。
【解決手段】表示パネル11と、前記表示パネル11に装着される複数のドライバ回路基板12と、該複数のドライバ回路基板12のうちの一部が接続され前記複数の回路基板12に所定の電気信号などを分配する二以上の配線基板と、所定の電気信号などを生成するコントロール回路基板2と、前記コントロール回路基板2と前記二つ以上の配線基板14とを電気的に接続する配線3とを備え、該配線3は先端部側が二つに分岐しており、該配線3の基端部側が前記コントロール回路基板2に接続され、該配線3の分岐している先端部側の一方が前記二以上の配線基板14のうちの一に接続されるとともに、該配線3の分岐している先端部側の他方が前記二以上の配線基板のうちの前記一とは異なる前記二以上の配線基板14のうちの一つに接続される。
【選択図】図2
【解決手段】表示パネル11と、前記表示パネル11に装着される複数のドライバ回路基板12と、該複数のドライバ回路基板12のうちの一部が接続され前記複数の回路基板12に所定の電気信号などを分配する二以上の配線基板と、所定の電気信号などを生成するコントロール回路基板2と、前記コントロール回路基板2と前記二つ以上の配線基板14とを電気的に接続する配線3とを備え、該配線3は先端部側が二つに分岐しており、該配線3の基端部側が前記コントロール回路基板2に接続され、該配線3の分岐している先端部側の一方が前記二以上の配線基板14のうちの一に接続されるとともに、該配線3の分岐している先端部側の他方が前記二以上の配線基板のうちの前記一とは異なる前記二以上の配線基板14のうちの一つに接続される。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法に関するものであり、特に好適には、液晶表示パネルを駆動するドライバを制御する信号を生成するコントロール回路基板と、前記ドライバが実装されるドライバ回路基板が接続される配線基板との電気接続構造と、この電気接続構造を備える表示装置と、液晶表示パネルにこの液晶表示パネルを駆動するドライバが実装された複数のドライバ回路基板が実装されるとともにこれら複数のドライバ回路基板に所定の信号を分配する配線基板が接続された構成を有する表示パネル組立体の検査方法に関するものである。
液晶テレビなどといった液晶表示装置に組み込まれる液晶表示パネルには、一般的に、この液晶表示パネルを駆動するドライバICが実装される複数のフィルム状の回路基板(例えばTCP:Tape Carrier Package)が装着される。そしてこれらのフィルム状の回路基板には、これらの回路基板に所定の電気信号などを分配する配線基板が接続される。
図9は、液晶表示パネルに、前記回路基板が装着され、さらに前記回路基板に前記配線基板が装着された組立体の構成の従来例を、模式的に示した外観斜視図である。図9に示す組立体は、液晶表示パネルと、ドライバICが実装される回路基板と、一枚または複数枚の配線基板とを備える。
液晶表示パネルには、一般的なアクティブマトリックスタイプの液晶表示パネルが適用できる。ドライバICには、一般的にソースドライバとゲートドライバがあり、一枚の回路基板には、いずれか一方が実装される。そして、液晶表示パネルのアクティブ領域に配列されるスイッチング素子を制御する。
一枚または複数枚の配線基板(図9においては二枚の配線基板を備える構成を示す)は、前記複数の回路基板に、所定の電気信号や電力を分配するための配線基板である。この(これらの)配線基板は、細長い形状、例えば略長方形などの形状を有し、その(それらの)表面や内層には、所定の複数の電気配線が、その(それらの)長手方向に沿って並列的に設けられる。そして、その(それらの)長手方向が、液晶表示パネルの外辺に沿うように配設され、前記複数の回路基板が、この(これらの)配線基板の所定の位置にそれぞれ接続される。
この(これらの)配線基板の長手方向寸法は、液晶表示パネルのサイズに応じて設定される必要があり、具体的には、液晶表示パネルに装着される前記複数の回路基板を接続できる長さに設定される必要がある。したがって、近年の液晶表示パネルの大型化にともない、この(これらの)配線基板の長手方向長さを長くするか、または複数の配線基板を、それらの長手方向に直列的に並べて配設される必要が生じうる。
しかしながら、配線基板は長手方向長さが長くなるとそれにともなって高価になるため、結果として液晶表示パネル組立体やそれが組み込まれた液晶表示装置の価格上昇を招くおそれがある。また、配線基板の長手方向長さが長くなると、その(それらの)取り扱いが不便となることがある。
そこで、液晶表示パネルのサイズが大きい場合には、一般的には、複数の配線基板を、液晶表示パネルの外辺に沿って、直列的に配列する構成が用いられることがある。図9は二枚の配線基板が配設される構成を示す。そして図9に示すように二枚の配線基板が直列的に配設される構成においては、二枚の配線基板の互いに近接する側の端部のそれぞれに、FPCコネクタなどが実装され、外部のコントロール基板などと、それぞれFPCなどによって電気的に接続される。
なお、四枚以上の配線基板が配設される構成においては、四枚のうちの二枚の配線基板が、それぞれコントロール回路基板などと接続される。そして前記二枚のいずれかに隣接する配線基板は、前記二枚の配線基板のいずれか一方に、FPCなどにより接続される。これら以外の配線基板も同様に、互いに隣接する配線基板どうしが、その近接する端部間を跨ぐようにFPCなどによって電気的に接続される。
ところで、二枚以上の配線基板が液晶表示パネルの外辺に沿って配設され、各配線基板とコントロール回路基板などがそれぞれ別個のFPCなどにより接続される構成は、次のような問題が生じることがある。
例えば、液晶表示装置にコントロール回路基板を取り付ける工程や、液晶表示パネルの検査用のコントロール回路基板の取り付け、取り外しが行われることがある。この際に、コントロール回路基板と各配線基板とを接続するFPCに、引っ張り力や捻り力など、予期しない力が加わることがある。このため、各配線基板のうち、FPCが接続される側の端部には、各配線基板に液晶表示パネルから遠ざけるような力が加わることがある。
そしてその結果、FPCが、配線基板のFPCコネクタから離脱するような力や、前記複数のTCPのうち、FPCが接続される側に近いものに、配線基板および/または液晶表示パネルから剥離するような力が加わるおそれがある。
一般に、コントロール回路基板(検査用も含む)とFPC、および配線基板とFPCとは、FPCコネクタによって強固に接続される。また、仮に、予期せぬが偉力などによって、FPCがFPCコネクタから引き抜かれたとしても、FPCとFPCとの再接続や、FPCの交換は容易である。
一方、回路基板と配線基板、および回路基板と配線基板とは、一般的には異方性導電膜(ACF)によって接続されている。異方性導電膜による接続は、FPCコネクタによる接続と比較すると、接続強度が低く、回路基板に引っ張るような力が加わった場合には、回路基板が配線基板や液晶表示パネルから引き剥がれやすい。そして、回路基板がいったん配線基板や液晶表示パネルから引き剥がされると、再接続は困難である。このため、このような液晶表示パネル組立体は、リカバリ工程(修正工程)に送られ、そこで修正が行われる必要がある。
このような、回路基板が配線基板や液晶表示パネルから引き剥がされる現象は、配線基板とコントロール回路基板とを接続するFPCコネクタが実装される位置に近い回路基板で多く発生する傾向がある。この理由は前述のとおりである。
すなわち、液晶表示装置にコントロール回路基板を取り付ける工程や、検査工程において、液晶表示パネルの検査用のコントロール回路基板の取り付け、取り外しが行われることがある。この際に、コントロール回路基板と各配線基板とを接続するFPCに、引っ張り力や捻り力などが加わることがある。このため、各配線基板のうち、FPCが接続される側の端部には、各配線基板に液晶表示パネルから遠ざけるような力が加わることがある。その結果、配線基板のFPCコネクタが実装される位置に近い回路基板で多く発生する。
このように、修正工程の減少や、液晶表示パネル組立体の信頼性の向上をはかるには、回路基板、特に配線基板に実装されるFPCコネクタに近い回路基板に、予期せぬ力が加わらないようにする必要がある。
なお、本発明者は、コントロール回路基板と配線基板などとを接続する構造を示した文献として、下記の特許文献1および特許文献2の存在を把握している。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、配線基板とパネルとに接続される第一の回路基板(またはドライバ回路基板)の剥離を防止または抑制できる電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法を提供すること、または、第二の回路基板(またはコントロール回路基板)などと配線基板などとを接続するFPCなどに外力が加わった場合でも、配線基板がパネルから遠ざかるような向きに力が加わらない電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法を提供すること、または、第二の基板(コントロール回路基板)などと配線基板などとを接続するFPCなどに外力が加わった場合でも、配線基板とパネル(たとえば表示パネル)とに接続される回路基板の剥離を防止または抑制できる電気接続構造、表示装置、表示パネル組立体の検査方法を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明は、電気回路および/または電子回路が設けられるパネルと、該パネルに装着される複数の第一の回路基板と、該複数の第一の回路基板の少なくとも一部が装着されるとともに該装着される複数の第一の回路基板に信号を分配できる二つ以上の配線基板と、前記二つ以上の配線基板のうちの二つに伝送する信号を生成する第二の回路基板と、該信号を生成する第二の回路基板と前記配線基板の二つとを電気的に接続する配線と、を備える。
そして該配線は先端側が二つに分岐しており、該配線の基端部側が前記信号を生成する第二の回路基板に接続され、該配線の二つに分岐している先端部側の一方が前記二つの配線基板の一方に接続されるとともに、該配線の二つに分岐している先端部側の他方が前記二つの配線基板の他方に接続されることを要旨とするものである。
換言すると本発明は、所定の電気信号を生成する第二の回路基板と、該第二の回路基板から該第二の回路基板が生成する所定の電気信号の伝送を受ける二以上の配線基板と、前記所定の電気信号を生成する第二の回路基板と前記二以上の配線基板のうちの二つの配線基板とを電気的に接続する配線と、前記第二の回路基板が生成する電気信号を前記二以上の配線基板のいずれかから分配をうけて動作する回路が実装される複数の第一の回路基板と、該複数の第一の回路基板によって駆動する電気回路および/または電子回路が設けられるパネルと、を備える。
そして、前記配線の基端部側は前記所定の信号を生成する第二の回路基板に接続され、前記配線の先端部側は二つに分岐しており、該配線の二つに分岐している先端部側の一方が前記二つの配線基板の一方に接続されるとともに、該配線の二つに分岐している先端部側の他方が前記二つの配線基板の他方に接続されることを要旨とするものである。
なお、前記二つ以上の配線基板は細長い略長方形の形状を有しており、それらの長手方向に直列的に配列されるとともに、前記二以上の配線基板のうちの隣接する二つの配線基板の互いに近接する側の端部近傍に前記配線の先端部がそれぞれ接続されることが好ましい。
また、前記配線の基端部から分岐部までの長さは、分岐部から分岐先の先端部までの長さよりも長く設定されることが好ましい。具体的な配線の形状としては、例えば、略Y字形状または略T字形状が適用できる。
また、前記信号を生成する第二の回路基板および前記二つ以上の配線基板のうちの少なくとも互いに隣接する二つの配線基板には、互いに近接する側の端部近傍にコネクタが実装されており、前記配線の基端部は前記信号を生成する第二の回路基板に実装される前記コネクタに接続され、前記配線の先端側の一方は、前記隣接する配線基板の一方に実装されるコネクタに接続されるとともに、前記配線の先端側の他方は、前記隣接する配線基板の他方に実装されるコネクタに接続されることが好ましい。
なお、具体的には、前記配線にはFPCが好適に適用でき、前記コネクタにはFPCコネクタが好適に適用できる。また、前記第一の回路基板は、異方性導電膜によって二以上の配線基板のいずれかに接続されるとともに、異方性導電膜によって前記パネルに接続されることが好ましい。
さらに、前記パネルには表示パネルが好適に適用でき、前記複数の第一の回路基板には前記パネルを駆動するドライバが実装される構成が好適に適用できる。
本発明は、画像を表示可能な表示パネルと、該表示パネルを駆動するドライバが実装されるとともに前記表示パネルに装着される複数のドライバ回路基板と、該複数のドライバ回路基板のうちの一部が接続され前記複数の回路基板に所定の電気信号を分配する二以上の配線基板と、該二つ以上の配線基板に前記ドライバ回路基板に分配する所定の電気信号を生成するコントロール回路基板と、前記コントロール回路基板と前記二つ以上の配線基板とを電気的に接続する可撓性の配線とを備える。
そして、前記可撓性の配線は先端部側が二つに分岐しており、該可撓性の配線の基端部側が前記コントロール回路基板に接続され、該可撓性の配線の分岐している先端部側の一方が前記二以上の配線基板のうちの一に接続されるとともに、該可撓性の配線の分岐している先端部側の他方が前記二以上の配線基板のうちの前記一とは異なる前記二以上の配線基板のうちの一つに接続されることを要旨とするものである。
換言すると本発明は、表示パネルを駆動するドライバを制御するコントロール回路基板と、該コントロール回路基板が生成する所定の電気信号を前記ドライバが実装される複数のドライバ回路基板に分配する二以上の配線基板と、前記コントロール回路基板と前記二以上の配線基板のうちの少なくとも一つの配線基板および該一つの配線基板とは異なる他の一つの配線基板とを電気的に接続する可撓性の配線と、前記表示パネルを駆動するドライバが実装され、前記配線基板と前記表示パネルとの双方に接続されるドライバ回路基板と、を備える。
そして、前記可撓性の配線の基端部側が前記コントロール回路基板に接続され、前記可撓性の配線の先端部側は二つに分岐しており該分岐している先端部側の一方は前記二つ以上の配線基板のうちの一つの配線基板に接続されるとともに、前記分岐している先端部側の他方は、前記先端部側の前記一方が接続される前記配線基板とは異なる別の配線基板に接続されることを要旨とするものである。
なお、前記可撓性の配線の基端部から分岐部までの長さは、分岐部から先端部までの長さよりも長く設定されることが好ましい。具体的な形状としては、例えば、略Y字形状または略T字形状が適用できる。
また、前記コントロール回路基板および前記複数の配線基板のうちの二つにはコネクタが実装される。そして、前記可撓性の配線は前記基端部側は前記コントロール回路基板に実装される前記コネクタに接続され、前記分岐している先端部側の一方は前記コネクタが実装される二つのうちの一方の配線基板に実装される前記コネクタに接続され、前記配線の前記分岐している先端部側の他方は前記コネクタが実装される二つのうちの他方の配線基板に実装されるコネクタに接続されることが好ましい。
前記可撓性の配線にはFPCが好適に適用でき、前記コネクタにはFPCコネクタが好適に適用できる。
本発明は、画像を表示する表示パネルと、該表示パネルを駆動するドライバが実装されて前記表示パネルに装着される複数のドライバ回路基板と、該複数のドライバ回路基板に所定の信号を分配する複数の信号を分配する二つ以上の配線基板と、を備える表示パネル組立体の検査方法である。
そして、検査用の信号を生成する検査用のコントロール回路基板と前記前記二つ以上の配線基板とに接続する配線は先端部が二つに分岐しており、前記分岐している先端部の一方が前記二以上の配線基板のうちの一つの配線基板に接続され、前記分岐している先端部の他方が、前記先端側の一方が接続される配線基板とは異なる他の一つの配線基板に接続され、該配線を介して前記検査用のコントロール回路基板が生成する前記検査用の信号を二枚の配線基板に伝送され、該配線と該二枚の配線基板を介して前記複数のドライバ回路基板に前記検査用の信号が分配されることを要旨とするものである。
本発明によれば、一枚の第二の回路基板と二枚の配線基板とが、一つの分岐する配線により接続される。したがって、特に一枚の第二の回路基板と二枚の配線基板とを、それぞれ別個の配線で接続する構造と比較すると、二枚の配線基板に接続される配線に、予期しない外力などが加わった場合において、二枚の配線基板に加わるそれぞれの力が均一になりやすい。また、それぞれ別個の配線で接続する構造と比較すると、二枚の配線基板に無理な力が加わりにくい。
そして、二枚の配線基板に加わる力が略均等になることや、無理な力が加わらなくなるようになる結果、二枚の配線のそれぞれとパネル(表示パネル)とに跨るように装着される第一の回路基板に無理な力が加わりにくくなる。したがって、配線基板がパネルから遠ざかるような向きに力が加わることが防止または抑制できる。
このように、配線基板がパネルから遠ざかるような向きに力が加わることが防止または抑制できる。したがって、配線基板とパネル(表示パネル)との間に跨るように接続される第一の回路基板が、配線基板および/またはパネル(表示パネル)から剥離するような力が加わることが少なくなり、このような剥離が防止および/または抑制できる。
また、第二の回路基板などと配線基板とを接続する配線は、先端部が二つに分岐する構造を有している。したがって、例えば配線に捻れなどの外力が加わった場合でも、このような外力は、基端部から分岐部までの間に吸収され、分岐部から先端部には伝達しがたくなる。したがって、配線の先端部に接続される配線基板には、配線に加わる捻れ力になどの外力に基づく力が伝達し難くなる。したがって、配線基板とパネルとの間に跨るように接続される第一の回路基板には、無理な力が加わりにくくなり、その結果、配線基板とパネル(たとえば表示パネル)とに接続される回路基板の剥離を防止または抑制できる。
以下に、本発明の各種実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる電気接続構造によって、表示パネル組立体1の所定の配線基板と、外部の所定の回路基板2とが接続された状態を、模式的に示した外観斜視図である。
なお、本発明における表示パネル組立体1とは、画像を表示する表示パネル11と、この表示パネル11を駆動するドライバ121,131が実装される複数の回路基板12,13(可撓性を有するもの、例えばフィルム状のものである場合がある)と、これらの回路基板12,13に所定の信号を分配する二つ以上の配線基板14とを備えるものをいうものとする。説明の便宜上、表示パネル11を駆動するドライバ121,131が実装される回路基板を「ドライバ回路基板」12,13と称し、ドライバ回路基板12,13に所定の信号などを分配する二つ以上の配線基板14を「分配用配線基板」14と称して区別することがある。
具体的には図1に示すように、本発明における表示パネル組立体1は、表示パネル11と、複数のドライバ回路基板12,13と、二枚以上(図1においては二枚)に分配用配線基板14とを備える。表示パネル11は画像を表示するデバイスであり、例えば従来一般のアクティブマトリックスタイプの液晶表示パネルなどが適用できる。複数のドライバ回路基板12,13には、それぞれTCP(Tape Carrier Package)が適用できる。
これらの複数のドライバ回路基板12,13のそれぞれには、表示パネル11を駆動する信号電極ドライバ121または走査電極ドライバ131の所定の一方が実装される。たとえば、表示パネル11の長辺の一方または双方の所定の位置には、信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12が装着される。また、表示パネル11の短辺の一方または双方の所定の位置には、走査電極ドライバ131が実装されるドライバ回路基板13が装着される。
二つ以上の分配用配線基板14は、外部からの所定の電気信号や電力を、ドライバ回路基板12,13や表示パネル11に分配や伝送するためのものである。いずれの分配用配線基板14も、細長い略長方形の形状を有している。この(これらの)分配用配線基板14の表面や内層には、所定の複数の配線が、その長手方向に沿うように並列的に設けられる。また、この(これらの)分配用配線基板14の長手方向端部には、外部から所定の信号などの伝送を受けるための配線を接続するコネクタ141が実装される。
さらに、この(これらの)分配用配線基板14には、信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12が接続される接続ランド15と、接続ランド15と略同じ構成を有するダミーランド16とが、その(それらの)長手方向に沿って、略直線状に配列される。
このような構成の分配用配線基板14は、これに(これらに)実装されるコネクタ141に接続される配線を通じて外部から所定の電気信号などの伝送を受ける。そして伝送された電気信号などは、その(それらの)表面や内層に形成される配線を通じて接続ランド15にさらに伝送される。そして、接続ランド15に接続されるドライバ回路基板12(信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12)に分配される。さらに所定のドライバ回路基板12(信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12)と表示パネル11を通じて、ドライバ回路基板13(走査電極ドライバ131が実装されるドライバ回路基板13)に所定の電気信号などが伝送・分配される。
なお、接続ランド15にドライバ回路基板12を接続する構成としては、一般的に異方性導電膜(ACF:anisotropic conductive film)が用いられる。すなわち、接続ランド15およびダミーランド16にテープ状の異方性導電膜が貼付され、所定の位置にドライバ回路基板12が位置合わせされて加熱・圧着される。
この(これらの)分配用配線基板14は、その(それらの)長手方向が、表示パネル11の外辺のうち、信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12が装着される辺に沿うように配設される。そして前記のとおり接続ランド15には、信号電極ドライバ121が実装されるドライバ回路基板12が接続される。
なお、表示パネル11の所定の辺にドライバ回路基板12,13を接続する構成も、一般的に異方性導電膜が適用される。すなわち、表示パネル11の辺にテープ状の異方性導電膜が貼付され、所定の位置にドライバ回路基板12が位置合わせされて加熱・圧着される。
これらの二枚の分配用配線基板14は、互いに略鏡面対称の構成を有する。そして図1に示すように、二枚の分配用配線基板14は、それぞれコネクタ141が実装される側の端部が、互いに近接するように配設される。換言すると、それぞれコネクタ141が実装される側の端部が表示パネル11の中心側に位置し、コネクタ141が実装されない側の端部が、表示パネル11の端部側に位置するように配設される。したがって、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141は、表示パネル11の所定の外辺の中心近傍において、互いに近接することになる。
以上が、本発明にかかる電気接続構造が適用できる表示パネル組立体1の構成の概略である。
(本発明の実施形態にかかる電気接続構造)
次に、本発明における表示パネル組立体1と他の回路基板2などとを接続する本発明の実施形態にかかる電気接続構造について説明する。ここでは図1に示すように、外部のコントロール回路基板2と表示パネル組立体1の分配用配線基板14とを所定の配線によって接続する構成を例に用いて説明する。
次に、本発明における表示パネル組立体1と他の回路基板2などとを接続する本発明の実施形態にかかる電気接続構造について説明する。ここでは図1に示すように、外部のコントロール回路基板2と表示パネル組立体1の分配用配線基板14とを所定の配線によって接続する構成を例に用いて説明する。
ここで示すコントロール回路基板2は、ドライバ回路基板12に実装されるドライバIC(信号電極ドライバ121および走査電極ドライバ131)を制御などする信号を生成する電気回路および/または電子回路が構築される回路基板である。このコントロール回路基板2には、生成した信号などを外部に出力するための所定のコネクタが実装される。前記所定のコネクタのうち、前記表示パネル組立体1の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141と配線3を介して接続するコネクタ21は、原則として一個のみ(補助的なコネクタが付随的に実装される場合がある)が実装される。
図2は、前記表示パネル組立体1と、分配用配線基板14と、前記表示パネル組立体1の分配用配線基板14とコントロール回路基板2とを接続する配線3とを拡大して示した斜視図である。なお、前記表示パネル組立体1の分配用配線基板14とコントロール回路基板2とを接続する配線には、例えばFPCが適用できる。前記表示パネル組立体1の分配用配線基板14とコントロール回路基板2とを接続する配線を、説明の便宜上、「分岐配線」3または「分岐FPC」3と称することがある。
図2に示すように、分岐配線(分岐FPC)3は、先端部側が二つに分かれており、二つの先端部のそれぞれは、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ(FPCコネクタ)141に接続できる。また、分岐配線(分岐FPC)3の基端部は、コントロール回路基板2に実装されるコネクタ21に接続される。
このような構成によれば、コントロール回路基板2が生成した所定の信号は、分岐配線(分岐FPC)3を通じて、表示パネル組立体1の各分配用配線基板14に伝送される。そして伝送された所定の信号は、これらの分配用配線基板14を通じて、各ドライバ回路基板12に分配等される。
分岐配線(分岐FPC)3は、前記のように先端部側が二つに分かれている。図2においては、分岐部から先端側が略U字状に形成される構成を示すが、分岐部から先端側の形状は、この形状に限定されるものではない。
図3は、分岐配線(分岐FPC)3のバラエティを示した平面図である。図3(a)に示すように、前記のとおり分岐部から先端側が略「U」字形状に形成される構成であってもよい。また、図3(b)に示すように、分岐配線(分岐FPC)3が、全体として略「Y」字形状を有する構成であってもよい。このような構成であれば、分岐部からそれぞれ斜めに方向に配線が分岐しているとみなすことができる。また、図3(c)に示すように、分岐配線(分岐FPC)3が、略「T」字形状を有する構成であってもよい。このような構成であれば、分岐部においてそれぞれ略直角方向に配線3が分岐しているとみなすことができる。
要は、コントロール回路基板2に実装されるコネクタ21に分岐配線(分岐FPC)3の基端部が接続され、表示パネル組立体1の二枚の分配用配線基板14のそれぞれに実装されるコネクタ141に、分岐配線(分岐FPC)3の先端部のそれぞれが接続される構成であればよい。そしてこのような構成とすることにより、コントロール回路基板2と、二枚の分配用配線基板14とが、中間で分岐する一個(一枚)の配線(FPCなど)3で電気的に接続されればよい。
そして、各形態の分岐配線(分岐FPC)3は、基端部から分岐部までの距離が、分岐部から先端部までの距離より長く成形されることが好ましい。逆に言うと、分岐部から先端部までの距離はできるだけ短い方が好ましい。また、分岐配線(分岐FPC)3の先端部どうしの距離も、できるだけ短い方が好ましい。これは別の表現をすると、各分配用配線基板14のコネクタ141は、その(それらの)長手方向端部に近い位置に実装されることが好ましく、これらが表示パネル11の所定の辺に沿って配設された際に、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141どうしの距離が近ければ近いほど好ましい。
このように、分岐部から先端部までの距離を短くすると、先端部に接続される分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に加わる小さくできるほか、両先端部に加わる力の差を小さくすることができる。したがって、前記構成とすると、本発明の作用効果がより顕著に顕れるようになる。
次いで、本発明の実施形態にかかる電気接続構造の作用効果を、従来の電気接続構造を比較して記す。図4は、本発明の実施形態にかかる電気接続構造の分岐配線(分岐FPC)3に引っ張り力が掛かった状態を模式的に示した外観斜視図、図5は、本発明の実施形態にかかる電気接続構造の分岐配線(分岐FPC)3に捻り力が掛かった状態を模式的に示した外観斜視図である。
また、図6は、従来の電気接続構造8における配線81に引っ張り力および/または捻り力が加わった状態を模式的に示した外観斜視図である。図6に示すように、一枚のコントロール回路基板82に二個のコネクタ821が実装され、各コネクタ821と二枚の分配用配線基板14のそれぞれに実装されるコネクタ141とが、別個の配線81で接続される構成を有する。そして外力として、コントロール回路基板82に矢印cの向きに引っ張り力が加わった状態と、矢印dの向きに捻り力が加わった状態を示す。
まず、コントロール回路基板2,82に、分配用配線基板14から遠ざかる向きに力が加えられた状態、または当該向きに移動した状態を想定する。
本発明の実施形態にかかる電気接続構造においては、コントロール回路基板2が各分配用配線基板14から遠ざかる向きに力が加わると、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141には、分配用配線基板14を表示パネル11から引き離すような力が加わる。このため、ドライバ回路基板12には、分配用配線基板14および/または表示パネル11から引き剥がされるような力が掛かりうる。
しかしながら、コントロール回路基板2と二枚の分配用配線基板14とを接続する分岐配線(分岐FPC)3は、基端部から分岐部までは一枚の帯状に形成されているから、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に掛かる力の差が小さくなる。特に、分岐配線(分岐FPC)3の分岐部から先端部(各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に接続する部分)までの距離が短いと、前記力の差を、より小さくすることができる。
このため、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141の一方に大きな力が掛かることが防止または抑制される。したがって、二枚の分配用配線基板14にかかる表示パネル11から遠ざけるような力の差を、小さくすることができる。このため、各ドライバ回路基板12には、表示パネル11および/または分配用配線基板14から剥離する力が加わるが、各ドライバ回路基板12に加わる力の差が小さいことから、複数のドライバ回路基板12に分配され、特定のドライバ回路基板12に大きな剥離力が加わることを防止または抑制できる。したがって、ドライバ回路基板12全体の剥離を防止または抑制できる。
さらに、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に、表示パネル11から離れるような力が加わった場合、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141にも左右に離れる向きに移動する向きにも力が加わる。ここで、分岐配線(分岐FPC)3の分岐部から先端部までの距離が短いと、分岐配線(分岐FPC)3の二つのコネクタ141に接続される間の距離(ただし分岐配線(分岐FPC)3をたどった(沿った)距離)も小さくなる。そして、この距離が小さいと、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141どうしも左右に離れる向きに移動する向きに力に抗う力が大きくなる。したがって、各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に、表示パネル11から離れるような力が加わった場合、各分配用配線基板14が表示パネル11から離れる距離を小さくする一助となりうる。
これに対して、従来の電気接続構造では次のとおりとなる。仮に、二本の配線(二枚のFPC)81が全く同じ長さであり、コントロール回路基板82が分配用配線基板14の長手方向に対して完全に法線方向に引っ張られたとすると、すなわち、二本の配線(二枚のFPC)81が同じ力で引っ張られたとすると、各分配用配線基板14に実装されるコネクタには均等な力が加わる。
しかしながらこのような現象は現実的ではなく、二本の配線(二枚のFPC)81の長さには多少の差がある。また、力の向きにも前記法線方向とは完全に一致せずに、前記法線に対して多少の角度が生じる。この状態でコントロール回路基板82が引っ張られたとすると、二枚の分配用配線基板14のコネクタ141の一方にまず衝撃的に大きな力が加わり、次いでもう一方のコネクタに同様に衝撃的に大きな力が加わる、という現象が生じうる。
このため、二枚の分配用配線基板14の一方に、表示パネル11から離れるような力がより大きく加わることになる。または、二枚の分配用配線基板14の双方に、表示パネル11から離れるような力が交互に加わることになる。ここで、この力は、二枚の分配用配線基板14のコネクタ141に均等な大きさに加わるものではなく、大きな力が一方のコネクタ141に集中的に加わる。このため、均等に加わる場合に比較すると、より大きな力が加わることになる。
したがって、各分配用配線基板14には、表示パネル11から離れる向きに引っ張られるような力が加わる。厳密には、各分配用配線基板14はある程度は弾性変形可能であるから、特にコネクタ141が実装される位置の近傍(すなわち分配用配線基板14の長手方向端部)は、他の箇所に比較して大きく表示パネル11から離れるような力が加わる。そしてその力は、二枚の分配用配線基板14に均等にかかるのではなく、一方に集中的に加わるか、交互に加わることになる。
したがって、二枚の分配用配線基板14にかかる力に応じて、ドライバ回路基板12には各分配用配線基板14および/または表示パネル11から剥離するような力が加わるが、前記のとおり、大きな力が集中的に、または交互にかかることになる。この結果、二枚の分配用配線基板14に均等に力が加わると仮定した場合に比較して、大きな剥離力が掛かることになり、ドライバ回路基板12が剥離しやすくなるという状態が生じうる。
また、表示パネル組立体1の検査工程において、コントロール回路基板82と分配用配線基板14との接続および分離を繰り返す必要が生じることがある。また、表示パネル組立体1の分配用配線基板14と試験用のコントロール回路基板82とを接続した状態において、表示パネル組立体1と試験用のコントロール回路基板82との位置関係を変化させる必要が生じることがある。
このような場合、前記のように、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に衝撃的な外力が交互にかかったり、または間歇的にかかったりすることがある。そうすると、ドライバ回路基板12には、表示パネル11および/または分配用配線基板14から剥離するような力が交互にまたは間歇的に加わり、その結果、実際にドライバ回路基板12が剥離するおそれがある。
現実には、各分配用配線基板14は多少は弾性変形できるから、各分配用配線基板14のコネクタ141に近い位置は変形量が大きくなる。したがって、特に各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に近い位置に装着されるドライバ回路基板12には、大きな剥離力が掛かることになり、剥離しやすくなるものと考えられる。
このように、従来の電気接続構造によれば、ドライバ回路基板12が分配用配線基板14および/または表示パネル11から剥離しやすい。これに対して本発明の実施形態にかかる電気接続構造によれば、分岐配線(分岐FPC)3に引っ張り力が掛かった場合でも、分配用配線基板14にかかる力を均等化することで小さくできるから、ドライバ回路基板12の剥離を防止または抑制できる。
次に、コントロール回路基板2,82が捻られた(図5中の矢印bの向き、および図6中の矢印dの向きに回転させられた)状態を想定する。
図5に示すように本発明の実施形態にかかる電気接続構造によれば、コントロール回路基板2が矢印bの向きに回転すると、その回転角度に応じて分岐配線(分岐FPC)3が捻れる。この場合、特に基端部から分岐部までの間が大きく捻れ、分岐部から各先端部の間は大きくは捻れない。
したがって、分岐配線(分岐FPC)3の先端部と分配用配線基板14に実装されるコネクタ141には、大きな捻り力や引っ張り力は掛からず、このため、各分配用配線基板14にも分岐配線(分岐FPC)3およびコネクタ141を通じて大きな力が伝わらない。したがって、各分配用配線基板14にも、例えば表示パネル11から離れる向きに引っ張られるような力が加わらない(または加わったとしても小さい)から、ドライバ回路基板12が分配用配線基板14および/または表示パネル11から剥離することが防止または抑制できる。
これに対して、図6に示すように従来例にかかる電気接続構造において、コントロール回路基板82が捻られた(矢印dの向きに回転させられた)状態について説明する。コントロール回路基板82が矢印d(またはその反対向き)に回転すると(させられると)、コントロール回路基板82に実装される各コネクタ821と、分配用配線基板14に実装される各コネクタ141とが離れる(距離が大きくなる)。このため、各配線(FPC)81は単に捻られるのみではなく、各配線(FPC)81に引っ張り力が掛かる。
そしてその結果、各分配用配線基板14にも、それらに実装されるコネクタ141を通じて引っ張り力が掛かるから、各分配用配線基板14には、表示パネル11から離れる向きに引っ張られるような力が加わる。厳密には、各分配用配線基板14はある程度は弾性変形可能であるから、特にコネクタ141が実装される位置の近傍(すなわち分配用配線基板14の長手方向端部)は、他の箇所に比較して大きく表示パネル11から離れるような力が加わる。
したがって、分配用配線基板14に接続されるドライバ回路基板12には、表示パネル11および/または分配用配線基板14から剥離するような力が加わり、実際に剥離するという事態も生じうる。特に分配用配線基板14のコネクタ141に近い位置に装着されるドライバ回路基板12には、前記のように他のドライバ回路基板12に比較して大きな引っ張り力が加わるから、他のドライバ回路基板12に比較して剥離しやすい。
このように、従来の電気接続構造によれば、ドライバ回路基板12が分配用配線基板14および/または表示パネル11から剥離しやすい。これに対して本発明の実施形態にかかる電気接続構造によれば、コントロール回路基板2に捻り力がかかった場合でも、分配用配線基板14には捻り力が加わらないから(配線が捻り力を吸収するから)ドライバ回路基板12の剥離を防止または抑制できる。
(表示パネル組立体の検査方法)
表示装置の製造工程中や工程後において、組立が完了した表示パネル組立体1について、正常に動作するか、不良箇所はないかなどの検査や、エージングを行うことがある。これらの際には、試験用のコントロール回路基板2と、表示パネル組立体1の分配用配線基板14とを配線によって接続し、表示パネル組立体1に所定の信号を伝送する。そして、表示パネル11を実際に作動させて不良箇所をあぶりだしたりする。
表示装置の製造工程中や工程後において、組立が完了した表示パネル組立体1について、正常に動作するか、不良箇所はないかなどの検査や、エージングを行うことがある。これらの際には、試験用のコントロール回路基板2と、表示パネル組立体1の分配用配線基板14とを配線によって接続し、表示パネル組立体1に所定の信号を伝送する。そして、表示パネル11を実際に作動させて不良箇所をあぶりだしたりする。
このような場合においては、前記と同様に、コントロール回路基板2と分配用配線基板14との接続および分離を繰り返す必要が生じることがある。また、表示パネル組立体1の分配用配線基板14と試験用のコントロール回路基板2とを接続した状態において、表示パネル組立体1と試験用のコントロール回路基板2との位置関係を変化させる必要が生じることがある。
このような場合、前記のように従来の電気接続構造であれば、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に衝撃的な外力が交互にかかったり、または間歇的にかかったりすることがある。そうすると、ドライバ回路基板12には、表示パネル11および/または分配用配線基板14から剥離するような力が交互にまたは間歇的に加わり、その結果、実際にドライバ回路基板12が剥離するおそれがある。
現実には、各分配用配線基板14は多少は弾性変形できるから、各分配用配線基板14のコネクタ141に近い位置は変形量が大きい。したがって、特に各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に近い位置に装着されるドライバ回路基板12には、大きな剥離力が掛かることになり、剥離しやすくなるものと考えられる。
これに対して本発明の実施形態にかかる電気接続構造によれば、コントロール回路基板2と二枚の分配用配線基板14とを接続する分岐配線(分岐FPC)3は、基端部から分岐部までは一枚の帯状に形成されている。したがって、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に掛かる力の差を小さくすることができる。特に、分岐配線(分岐FPC)3の分岐部から先端部(各分配用配線基板14に実装されるコネクタ141に接続する部分)までの距離が短いと、前記力の差を、より小さくすることができる。
このため、二枚の分配用配線基板14に実装されるコネクタ141の一方に大きな力が掛かることが防止または抑制される。したがって、二枚の分配用配線基板14にかかる表示パネル11から遠ざけるような力の差を小さくすることができる。このため、各ドライバ回路基板12には、表示パネル11および/または分配用配線基板14から剥離する力が加わるが、各ドライバ回路基板12間で差が小さく、かつ複数のドライバ回路基板12に分配され、特定のドライバ回路基板12に大きな剥離力が加わることを防止または抑制できる。したがって、各ドライバ回路基板12の剥離を防止または抑制できる。
(本発明の実施形態にかかる表示装置)
次に、本発明の実施形態にかかる表示装置、すなわち本発明の実施形態にかかる電気接続構造または本発明の実施形態にかかる電気接続構造が適用された表示装置5について説明する。
次に、本発明の実施形態にかかる表示装置、すなわち本発明の実施形態にかかる電気接続構造または本発明の実施形態にかかる電気接続構造が適用された表示装置5について説明する。
図7は、本発明の実施形態にかかる表示装置5の組み付け構造を模式的に示した分解斜視図である。なお、説明の便宜上、図7中の上方を、本発明の実施形態にかかる表示装置5およびこの表示装置5を構成する各部材の「前面側」と称し、下方を「背面側」と称する。
本発明の実施形態にかかる表示装置5は、前記本発明における表示パネル組立体1と、コントロール回路基板2とを備える。このほかに、シャーシ51と、反射シート52と、光源53と、光学シート類54と、サイドホルダ55と、フレーム56と、ベゼル57と、コントロール回路基板カバー58と、光源駆動回路基板59と、光源駆動回路基板カバー591とを備える。なお、これらの部材について、従来公知の構成と同様の構成が適用できるものについては、以下簡単に説明し、詳細な説明は省略する。
シャーシ51は、底の浅いトレイ状の部材である。例えば金属の板材などからなり、プレス加工などを用いて形成される構成や、合成樹脂材料などからなり、射出成形などを用いて成型される構成が適用できる。
光源53には、従来公知の各種光源が適用できる。具体的には例えば、熱陰極管や冷陰極管などの蛍光管、キセノン管などの放電管、発光ダイオードなどの発光素子などが適用できる。図7においては、直線形状の管体を有する複数の蛍光管が適用される構成を示す。
反射シート52は、シート状または板状の部材である。そして、光源53が発する光を乱反射させることができるような表面性状を有する。この反射シート52の材料には、例えば発泡PET(発泡ポリエチレンテレフタレート)などが適用できる。
光学シート類54は、光源53が発する光の特性を調整する板状もしくはシート状の部材、このような部材の集合、またはこのような部材の総称をいうものとする。具体的には、光学シート類54には、拡散板、拡散シート、偏光反射シート、レンズシート(集光シート)などがある。拡散板および拡散シートは、光源が発する光を拡散する機能を有する部材である。偏光反射シートは、所定の向きの偏光の光は通過させ、それ以外の変更の向きの光は反射する機能を有する部材である。レンズシート(集光シート)は表示画面の輝度を高めるために集光機能を有する部材である。そして一般的には、所定の光学シート類54が、所定の順序で積み重ねられるように配設される。
サイドホルダ55は、光学シート類54を載置するためのスペーサなどとして機能する部材である。このサイドホルダ55は、所定の断面形状を有する略棒状に形成される部材であり、例えば合成樹脂材料などにより一体にまたは一体的に成形される。
フレーム56は、表示パネル11を保持および/または保護する機能を有する部材である。このフレーム56は、開口した略四辺形の額縁状の形状を有する。そして、各辺の外周側には、背面側に向かって衝立状に起立する側壁561が設けられる。すなわちフレーム56の各辺の断面形状は、略L字状を有する。このフレーム56は、例えば金属の板材などからプレス加工などを用いて一体的に形成される構成、プレス加工などを用いて形成された部品が組み合わされる構成、合成樹脂材料などにより一体的に射出成形などにより成形される構成、または合成樹脂材料などにより成形される品が組み合わされる構成などが適用できる。
ベゼル57は、フレーム56とともに、表示パネル11を保持および/または保護する機能を有する部材である。このベゼル57も、フレーム56と同様に、開口した略四辺形の額縁状の形状を有する。そして、各辺の外周側には、背面側に向かって衝立状に起立する側壁が設けられる。すなわちベゼル57の各辺の断面形状は、略L字状を有する。このベゼル57は、例えば金属の板材などからプレス加工などを用いて一体的に形成される構成、プレス加工などを用いて形成された部品が組み合わされる構成、合成樹脂材料などにより一体的に射出成形などにより成形される構成、または合成樹脂材料などにより成形される品が組み合わされる構成などが適用できる。
光源駆動回路基板59は、光源53を駆動する(発光させる)ため電子回路や電気回路が構築された回路基板である。例えば光源53として蛍光管などが適用され、光源53の駆動方式としてインバータ方式が適用される場合には、光源駆動回路基板59には、パルス電圧を生成するインバータ回路などが構築される。
光源駆動回路基板カバー591は、光源駆動回路基板59を覆って、その保護や不要輻射の防止などをする板状の部材である。この光源駆動回路基板カバー591は、たとえば金属の板材などによりプレス加工形成される。
このような部材を備える本発明の実施形態にかかる電気接続構造を備える表示装置5の組み付け構造は、次のとおりである。
シャーシ51の前面側に反射シート52が配設され、さらにその反射シート52の前面側に光源53が配列される。光源53が配列された状態で、光源53の端部が覆われるようにサイドホルダ55が配設される。そしてサイドホルダ55およびシャーシ51の前面側には、所定の光学シート類54が所定の順序で積み重ねられるようにして配設される。具体的には背面側から順に、拡散板、拡散シート、偏光反射シート、拡散シートが配設される。そしてこれら光学シート類54の四辺が覆われるように、フレーム56がシャーシ51に装着される。
フレーム56の前面に表示パネル組立体1が配設される。表示パネル組立体1の分配用配線基板14は、ドライバ回路基板12の可撓性を利用して背面側に起こされ、フレーム56の側壁561の外周側に固定される。さらにその前面側からベゼル57がフレーム56またはシャーシ51に固定される。
一方、シャーシ51の背面側には光源駆動回路基板59が装着され、各光源53から引き出されるハーネスが、この光源駆動回路基板59に接続される。そして光源駆動回路基板カバー591が、この光源駆動回路基板59を覆うように装着される。また、シャーシ51の背面側には、コントロール回路基板2が配設される。そして分岐配線(分岐FPC)3によって、コントロール回路基板2と、フレーム56の側壁561に固定された二枚の分配用配線基板14とが接続される。
コントロール回路基板2と、二枚の分配用配線基板14との具体的な接続構造は前記のとおりであるが、簡単に繰り返すと次のとおりである。分岐配線(分岐FPC)3の基端部が、コントロール回路基板2に実装されるコネクタ21に接続される。また、分岐配線(分岐FPC)3の分岐している先端部の一方が、二枚の分配用配線基板14の一方に実装されるコネクタ141に接続される。さらに、分岐配線(分岐FPC)3の分岐している先端部の他方が、二枚の分配用配線基板14の他方に実装されるコネクタ141に接続される。そして、コントロール回路基板カバー58が、コントロール回路基板2を覆うように装着される。
コントロール回路基板2と二枚の分配用配線基板14との電気接続構造が前記のような構造とされることにより、前記作用効果を奏することができる。
次に、本発明の実施形態にかかる表示装置が適用されたテレビ受信機について説明する。図8は、本発明の実施形態にかかる表示装置5が組み込まれたテレビ受信機7の要部の構成を、模式的に示した分解斜視図である。このテレビ受信機7は、本発明の実施形態にかかる表示装置5と、チューナ71と、拡声手段72と、電源73と、キャビネット741,742と、支持部材75とを備える。
チューナ71は、受信した電波や外部から入力された電気信号などに基づいて、所定のチャンネルの映像信号と音声信号を生成する回路が構築される回路基板である。チューナ71に構築される回路としては、従来一般の地上波(アナログ地上波および/またはデジタル地上波)チューナ回路、BSチューナ回路、CSチューナ回路のいずれかまたは複数が適用される。
拡声手段72は、チューナ71が生成した音声信号に基づいて、外部に向かって音声を発する。この拡声手段72には、一般的なスピーカなどの従来一般の拡声手段が適用できる。電源73は、本発明の実施形態にかかる表示装置5、チューナ71、拡声手段72などに対して電力を供給する。
そして、図8に示すように、本発明の実施形態にかかる表示装置5、チューナ71、拡声手段72、電源73がキャビネット741,742に収納され、支持部材75により支持される。図8においては、キャビネットが前面側キャビネット741と背面側キャビネット742とからなる構成を示す。そして、これらの間に本発明の実施形態にかかる表示装置5、チューナ71、拡声手段72、電源73が収納される。
以上、本発明の各種実施形態について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明は前記各種実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変が可能であることはいうまでもない。
1 表示パネル組立体
11 表示パネル
12 ドライバ回路基板(ソース)
121 ソースドライバ
13 ドライバ回路基板(ゲート)
131 ゲートドライバ
14 分配用配線基板
141 FPCコネクタ
15 接続ランド
16 ダミーランド
2 コントロール回路基板
21 FPCコネクタ
3 分岐配線(分岐FPC)
5 表示装置
51 シャーシ
52 反射シート
53 光源
54 光学シート類
55 サイドホルダ
56 フレーム
561 側壁
57 ベゼル
58 コントロール回路基板カバー
59 光源駆動回路基板
591 光源駆動回路基板カバー
7 テレビ受信機
71 チューナ
72 拡声手段
73 電源
741,742 キャビネット
75 支持部材
8 従来の電気接続構造
81 配線
82 コントロール回路基板
821 コネクタ
9 従来の表示パネル組立体
11 表示パネル
12 ドライバ回路基板(ソース)
121 ソースドライバ
13 ドライバ回路基板(ゲート)
131 ゲートドライバ
14 分配用配線基板
141 FPCコネクタ
15 接続ランド
16 ダミーランド
2 コントロール回路基板
21 FPCコネクタ
3 分岐配線(分岐FPC)
5 表示装置
51 シャーシ
52 反射シート
53 光源
54 光学シート類
55 サイドホルダ
56 フレーム
561 側壁
57 ベゼル
58 コントロール回路基板カバー
59 光源駆動回路基板
591 光源駆動回路基板カバー
7 テレビ受信機
71 チューナ
72 拡声手段
73 電源
741,742 キャビネット
75 支持部材
8 従来の電気接続構造
81 配線
82 コントロール回路基板
821 コネクタ
9 従来の表示パネル組立体
Claims (16)
- 電気回路および/または電子回路が設けられるパネルと、該パネルに装着される複数の第一の回路基板と、該複数の第一の回路基板の少なくとも一部が装着されるとともに該装着される複数の第一の回路基板に信号を分配できる二つ以上の配線基板と、前記二つ以上の配線基板のうちの二つに伝送する信号を生成する第二の回路基板と、該信号を生成する第二の回路基板と前記配線基板の二つとを電気的に接続する配線と、を備え、該配線は先端側が二つに分岐しており、該配線の基端部側が前記信号を生成する第二の回路基板に接続され、該配線の二つに分岐している先端部側の一方が前記二つの配線基板の一方に接続されるとともに、該配線の二つに分岐している先端部側の他方が前記二つの配線基板の他方に接続されることを特徴とする電気接続構造。
- 所定の電気信号を生成する第二の回路基板と、該第二の回路基板から該第二の回路基板が生成する所定の電気信号の伝送を受ける二以上の配線基板と、前記所定の電気信号を生成する第二の回路基板と前記二以上の配線基板のうちの二つの配線基板とを電気的に接続する配線と、前記第二の回路基板が生成する電気信号を前記二以上の配線基板のいずれかから分配をうけて動作する回路が実装される複数の第一の回路基板と、該複数の第一の回路基板によって駆動する電気回路および/または電子回路が設けられるパネルと、を備え、前記配線の基端部側は前記所定の信号を生成する第二の回路基板に接続され、前記配線の先端部側は二つに分岐しており、該配線の二つに分岐している先端部側の一方が前記二つの配線基板の一方に接続されるとともに、該配線の二つに分岐している先端部側の他方が前記二つの配線基板の他方に接続されることを特徴とする電気接続構造。
- 前記二つ以上の配線基板は細長い略長方形の形状を有しており、それらの長手方向に直列的に配列されるとともに、前記二以上の配線基板のうちの隣接する二つの配線基板の互いに近接する側の端部近傍に前記配線の先端部がそれぞれ接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続構造。
- 前記配線の基端部から分岐部までの長さは、分岐部から分岐先の先端部までの長さよりも長く設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気接続構造。
- 前記配線は、略Y字形状または略T字形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電気接続構造。
- 前記信号を生成する第二の回路基板および前記二つ以上の配線基板のうちの少なくとも互いに隣接する二つの配線基板には、互いに近接する側の端部近傍にコネクタが実装されており、前記配線の基端部は前記信号を生成する第二の回路基板に実装される前記コネクタに接続され、前記配線の先端側の一方は、前記隣接する配線基板の一方に実装されるコネクタに接続されるとともに、前記配線の先端側の他方は、前記隣接する配線基板の他方に実装されるコネクタに接続されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気接続構造。
- 前記配線はFPCであり、前記コネクタはFPCコネクタであることを特徴とする請求項6に記載の電気接続構造。
- 前記第一の回路基板は、異方性導電膜によって二以上の配線基板のいずれかに接続されるとともに、異方性導電膜によって前記パネルに接続されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の電気接続構造。
- 前記パネルは表示パネルであり、前記複数の第一の回路基板は前記パネルを駆動するドライバが実装されることを特徴とする請求項1から請求項8に記載の電気接続構造。
- 画像を表示可能な表示パネルと、該表示パネルを駆動するドライバが実装されるとともに前記表示パネルに装着される複数のドライバ回路基板と、該複数のドライバ回路基板のうちの一部が接続され前記複数のドライバ回路基板に所定の電気信号を分配する二以上の配線基板と、該二つ以上の配線基板に前記ドライバ回路基板に分配する所定の電気信号を生成するコントロール回路基板と、前記コントロール回路基板と前記二つ以上の配線基板とを電気的に接続する可撓性の配線とを備え、該可撓性の配線は先端部側が二つに分岐しており、該可撓性の配線の基端部側が前記コントロール回路基板に接続され、該可撓性の配線の分岐している先端部側の一方が前記二以上の配線基板のうちの一に接続されるとともに、該可撓性の配線の分岐している先端部側の他方が前記二以上の配線基板のうちの前記一とは異なる前記二以上の配線基板のうちの一つに接続されることを特徴とする表示装置。
- 表示パネルを駆動するドライバを制御するコントロール回路基板と、該コントロール回路基板が生成する所定の電気信号を前記ドライバが実装される複数のドライバ回路基板に分配する二以上の配線基板と、前記コントロール回路基板と前記二以上の配線基板のうちの少なくとも一つの配線基板および該一つの配線基板とは異なる他の一つの配線基板とを電気的に接続する可撓性の配線と、前記表示パネルを駆動するドライバが実装され、前記配線基板と前記表示パネルとの双方に接続されるドライバ回路基板と、を備え、前記可撓性の配線の基端部側が前記コントロール回路基板に接続され、前記可撓性の配線の先端部側は二つに分岐しており該分岐している先端部側の一方は前記二つ以上の配線基板のうちの一つの配線基板に接続されるとともに、前記分岐している先端部側の他方は、前記先端部側の前記一方が接続される前記配線基板とは異なる別の配線基板に接続されることを特徴とする表示装置。
- 前記可撓性の配線の基端部から分岐部までの長さは、分岐部から先端部までの長さよりも長く設定されることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の表示装置。
- 前記可撓性の配線は、略Y字形状または略T字形状に形成されることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記載の表示装置。
- 前記コントロール回路基板および前記複数の配線基板のうちの二つにはコネクタが実装されており、前記可撓性の配線は前記基端部側は前記コントロール回路基板に実装される前記コネクタに接続され、前記分岐している先端部側の一方は前記コネクタが実装される二つのうちの一方の配線基板に実装される前記コネクタに接続され、前記配線の前記分岐している先端部側の他方は前記コネクタが実装される二つのうちの他方の配線基板に実装されるコネクタに接続されることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載の表示装置。
- 前記可撓性の配線はFPCであり、前記コネクタはFPCコネクタであることを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
- 画像を表示する表示パネルと、該表示パネルを駆動するドライバが実装されて前記表示パネルに装着される複数のドライバ回路基板と、該複数のドライバ回路基板に所定の信号を分配する複数の信号を分配する二つ以上の配線基板と、を備える表示パネル組立体の検査方法であって、検査用の信号を生成する検査用のコントロール回路基板と前記前記二つ以上の配線基板とに接続する配線は先端部が二つに分岐しており、前記分岐している先端部の一方が前記二以上の配線基板のうちの一つの配線基板に接続され、前記分岐している先端部の他方が、前記先端側の一方が接続される配線基板とは異なる他の一つの配線基板に接続され、該配線を介して前記検査用のコントロール回路基板が生成する前記検査用の信号を二枚の配線基板に伝送され、該配線と該二枚の配線基板を介して前記複数のドライバ回路基板に前記検査用の信号が分配されることを特徴とする表示パネル組立体の検査方法。
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