JP2009064009A - カラーフィルターフィルム、カラーフィルター付き透明基板の製造方法、情報表示用パネルの製造方法および情報表示用パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット印刷などの印刷でもインクが広がらず印刷の品質が向上し、カラーフィルターフィルムとパネル基板とを貼り合せる時に気泡を挟み込み難く、しかも、カラーフィルターフィルムとパネル基板とを密着させた状態でアライメント調整を行って貼り合せられるカラーフィルターフィルム、カラーフィルター付き透明基板の製造方法、情報表示用パネルの製造方法および情報表示用パネルを提供する。
【解決手段】フィルム基材1の熱融着性フィルム表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された熱融着性フィルムエンボス加工面2上に印刷によりカラーフィルター4を形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板5と向き合わせてカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱ローラ6によりカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】フィルム基材1の熱融着性フィルム表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された熱融着性フィルムエンボス加工面2上に印刷によりカラーフィルター4を形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板5と向き合わせてカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱ローラ6によりカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、透明フィルム上にカラーフィルターを印刷形成したカラーフィルターフィルム、そのカラーフィルターフィルムを用いたカラーフィルター付き透明基板の製造方法、そのカラーフィルターフィルムを用いた情報表示用パネルの製造方法および情報表示用パネルに関するものである。
従来、情報表示用パネルの観察側の透明基板に例えば画素毎にR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の色の異なるカラーフィルターを設け、情報表示用パネルのカラー化を達成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、基板上にインクジェット印刷などの印刷法によりカラーフィルターを形成する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
従来の技術において情報表示用パネルの観察側の透明基板に例えば画素毎にR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の色の異なるカラーフィルターをインクジェット印刷などの印刷法で形成しようとした場合、インクが基板基材に吸収されず、インクが広がりすぎたりインクがはじかれたりするため、良好な印刷が難しい問題があった。特にガラス基板や表面にハードコート層がある樹脂基板の場合にはインクがはじかれてしまいインクジェット印刷などの印刷法でカラーフィルターを形成することはできなかった。
従来の技術に代わって、予めフィルム基材の上に、例えば画素毎にR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の色の異なるカラーフィルターをインクジェット印刷などの印刷法で形成したカラーフィルターフィルムを作製し、このカラーフィルターフィルムを情報表示用パネルの観察側の透明基板に貼り合せてカラーフィルター付き観察側透明基板を得る方法も試みられているが、この場合でもフィルム基材にインクが吸収されず、インクが広がりすぎたりインクがはじかれたりして良好な印刷が難しい問題があった。
また、一度インクジェット印刷などの印刷法でフィルム基材上に形成したカラーフィルターを透明基板上に貼り合わせる際、基板とカラーフィルターフィルムとの間に気泡を挟む問題があった。さらにまた、フィルム基材が樹脂フィルムの場合にはフィルム基材と相手側透明基板との密着性が大きく、カラーフィルターフィルムと基板とを重ねた状態でカラーフィルターフィルムを移動することが難しく、カラーフィルターフィルムと基板との間に空隙を有した状態でアライメントをとらざるを得ないため、貼り合わせのアライメント調整が難しい問題があった。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、インクジェット印刷などの印刷法でもインクが広がらずカラーフィルター印刷の品質が向上し、カラーフィルターフィルムと透明基板とを貼り合わせる時に気泡を挟み込み難く、しかも、カラーフィルターフィルムを透明基板に密着させた状態で貼り合わせのアライメント調整を行って得られるカラーフィルターフィルム、カラーフィルター付き透明基板の製造方法、情報表示用パネルの製造方法および情報表示用パネルを提供しようとするものである。
本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法は、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工面上にインクジェットなどの印刷法によりカラーフィルターを形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板と向き合わせて、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材とカラーフィルターとからなるカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱とともに押し付けることより少なくとも熱融着性を有するフィルムを基材とするカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成したことを特徴とするものである。
なお、本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法の好適例としては、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工面上に印刷によりカラーフィルターを形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板と向き合わせて、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材とカラーフィルターとからなるカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱ローラにより、少なくとも熱融着性を有するフィルムを基材とするカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成したこと、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材を、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の裏面に形状を維持するためのベースフィルムを設け、2層構造のフィルム基材としたこと、透明基板が情報表示用パネルを構成する観察側の透明基板であること、情報表示用パネルが、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、電気的に駆動可能な粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を封入し、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルであること、エンボス加工による少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面凹凸が、JISB0601で定める表面粗さRaで0.1μm〜2μmであること、カラーフィルターの表面粗さRaが0.2μm〜1μmであること、がある。
また、本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法においては、エンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したカラーフィルターフィルムで、特には、エンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、インクジェット印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したカラーフィルターフィルムやエンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、フレキソ印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したことを特徴とするカラーフィルターフィルムを好適に用いている。
さらに、本発明の情報表示用パネルの製造方法は、前記カラーフィルターフィルムを情報表示用パネル構造体の観察側透明基板上に重ね合わせ、熱ローラによりカラーフィルターフィルムと情報表示用パネル構造体の観察側透明基板とを一体にすることで、情報表示用パネル構造体の観察側透明基板上にカラーフィルターを形成したこと、前記情報表示用パネル構造体が、観察側透明基板と、もう一方の背面側基板との間に、帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を配置し、表示媒体を電界で移動させることによって画像等の情報を表示するように構成されたものであること、を特徴とするものである。
さらにまた、本発明の情報表示用パネルは、前記カラーフィルターフィルムのカラーフィルターが形成された面を観察側透明基板上に接するように向き合わせて重ね合わせ、カラーフィルターフィルムと観察側透明基板と、を貼り合わせて一体とした構成のカラーフィルター付き観察側透明基板を有する情報表示用パネルであって、前記カラーフィルター付き観察側透明基板と、もう一方の背面側基板との間に、帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を配置し、表示媒体を電界で移動させることによって画像等の情報をカラー表示するように構成したこと、を特徴とするものである。
本発明によれば、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工面上にインクジェットなどの印刷法によりカラーフィルターを形成するようにしたので、インクジェット印刷などの印刷法でもインクが広がらず印刷の品質が向上したカラーフィルターフィルムが得られる。また、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板と向き合わせて、少なくとも、熱融着性フィルム基材とカラーフィルターとからなるカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱とともに押し付けることにより、少なくとも熱融着性を有するフィルムを基材とするカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成したことで、カラーフィルターフィルムと透明基板とを貼り合わせる時に気泡を挟み込み難く、しかも、カラーフィルターフィルムと透明基板とを密着させた状態でアライメント調整のとれた貼り合わせを行うことができるカラーフィルターフィルム、カラーフィルター付き透明基板の製造方法、情報表示用パネルの製造方法および情報表示用パネルを得ることができる。
図1(a)〜(d)はそれぞれ本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法の一例を説明するための図である。図1(a)〜(d)に示す例に従って本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法を説明すると、まず、図1(a)に示すように、透明フィルム基材の上に熱融着性フィルムが設けられたフィルム基材1の熱融着性フィルム表面にエンボス加工を施し、表面凹凸を有するエンボス加工面2を形成する。次に、図1(b)に示すように、インクジェット印刷機3を用いて、エンボス加工されたフィルム基材1の熱融着性フィルムエンボス加工面2上に、インクジェット印刷によりRGBの3色を順に並べた構成のカラーフィルター4を形成する。次に、図1(c)に示すように、カラーフィルター4を形成したエンボス加工面2を透明基板5と向き合わせて、フィルム基材1(カラーフィルターフィルム)と透明基板5とを重ね合わせる。最後に、図1(d)に示すように、熱ローラ6によりフィルム基材1(カラーフィルターフィルム)と透明基板5とを加熱圧着する熱ラミネーション法により、熱融着性フィルムを用いてフィルム基材1(カラーフィルターフィルム)と透明基板5とを一体にすることで、透明基板5上にカラーフィルター4が形成されたカラーフィルター付き透明基板を得ている。
図2(a)〜(d)はそれぞれ本発明のカラー表示用情報表示用パネルの製造方法の一例を説明するための図である。図2(a)〜(d)に示す例に従って本発明の情報表示用パネルの製造方法を説明すると、まず、図2(a)に示すように、透明フィルム基材の上に熱融着性フィルムが設けられたフィルム基材1の熱融着性フィルム表面にエンボス加工を施し、表面凹凸を有するエンボス加工面2を形成する。次に、図2(b)に示すように、インクジェット印刷機3を用いて、エンボス加工されたフィルム基材1の熱融着性フィルムエンボス加工面2上に、インクジェット印刷によりRGBの3色を順に並べた構成のカラーフィルター4を形成する。以上の工程は図1(a)、(b)で示したカラーフィルター付き透明基板の製造方法と同じである。次に、図2(c)に示すように、カラーフィルター4を形成したエンボス加工面を表示用パネル構造体7の観察側透明基板8と向かい合わせてフィルム基材1(カラーフィルターフィルム)を表示用パネル構造体7の観察側透明基板8上に重ね合わせる。最後に、図2(d)に示すように、熱ローラ6によりフィルム基材1(カラーフィルターフィルム)と表示用パネル構造体7の観察側透明基板8とを加熱圧着する熱ラミネーション法により、熱融着性フィルムを用いてフィルム基材1(カラーフィルターフィルム)と透明基板8とを一体にすることで、表示用パネル構造体7の観察側透明基板8上にカラーフィルター4を形成したカラー表示用情報表示用パネルを得ている。
上述した本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法およびカラー表示用情報表示用パネルの製造方法に用いる熱融着性フィルムとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合樹脂(EEA)など、100℃付近で軟化するものを好適に使用することができる。前記熱融着性フィルムだけでカラーフィルターフィルムのフィルム基材1を構成することもできるが、図3に示すように、カラーフィルターフィルムのフィルム基材1を、上述した熱融着性樹脂からなる熱融着性フィルム部11とその裏面に形状を維持するために設けたベースフィルム部12とからなる2層構造とすることもでき、後者の方が熱融着性フィルム部11に接着機能を持たせ、ベースフィルム部12にカラーフィルター保護機能を持たせることが容易にできるので好ましい。この場合、ベースフィルム部12を構成するベースフィルムとしては、熱に強いフィルム部12を用いることが好ましく、特に、こしのあるものを用いると作業性が向上する。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などを好適に使用することができる。
上述した本発明に用いるエンボス加工については、従来から公知の方法、例えば、表面に凹凸を有するローラをフィルム基材1の熱融着性フィルムの表面上で移動させる方法などを用いることができる。また、フィルム基材1の熱融着性フィルムエンボス加工面2の表面凹凸は、JISB0601で定める表面粗さRaで0.1μm〜2μmの範囲とすることが好ましく、0.2μm〜1μmの範囲がさらに好ましい。エンボス加工面2の表面凹凸の表面粗さRaが2μmを超えると、その上に形成したカラーフィルターの表面粗さも大きくなり画質に悪影響を及ぼす不都合があり、0.1μm未満であるとインクジェット印刷などでの印刷時にインクが広がりすぎてしまう不都合がある。なお、本例で表面粗さRaを求めるためには、測定装置:DEKTAK6M(株式会社アルバック製)を用いた。
上述した発明に用いるインクジェット印刷やフレキソ印刷については、従来から公知のインクジェット印刷法やフレキソ印刷法を用いることができる。インクジェット印刷法やフレキソ印刷法によるカラーフィルターの製造は、フォトリソ法によるカラーフィルターの製造と比較して、以下に示すように、比較的簡単に実施できるという効果を有する。
・製造に要する時間が短い(フォトリソ:2日、インクジェット:数時間、フレキソ:数時間)。
・高価なマスク、現像液、洗浄液が不要であり、ランニングコストがかからない。
・スピンコーター、露光機、現像機が不要であり、大型の設備が少ない。
・廃液が出ない。
・マスクの作り直しが不要のため、パターン変更が容易である。
・製造に要する時間が短い(フォトリソ:2日、インクジェット:数時間、フレキソ:数時間)。
・高価なマスク、現像液、洗浄液が不要であり、ランニングコストがかからない。
・スピンコーター、露光機、現像機が不要であり、大型の設備が少ない。
・廃液が出ない。
・マスクの作り直しが不要のため、パターン変更が容易である。
エンボス加工面に形成したカラーフィルターの表面粗さRaは、JISB0601で定める表面粗さRaで0.2μm〜1μmの範囲とすることが好ましい。エンボス加工面に形成したカラーフィルターの表面粗さRaが、1μmを超えると画質に悪影響を及ぼす不都合があり、0.2μm未満であると、透明基板に貼り合せる際に透明基板との密着性が大きくなり、カラーフィルターフィルムと透明基板とを重ねた状態でカラーフィルターフィルムを移動させて貼り合せ位置を微調整することが難しくなる不都合がある。
上述した本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法および情報表示用パネルの製造方法に用いる熱融着による貼り合わせについては、従来から公知の、例えば、熱平板プレス法や熱ラミネーション法を用いることができる。本発明では、熱融着性フィルムのエンボス加工面2を透明基板5と向き合わせて、熱平板プレスや熱ラミネーションによって、熱を掛けるとともに圧力を加えて貼り合せを行っているため、貼り合せる時にエンボス加工面2の凹凸から気泡が外へ排出され、エンボス加工面2と透明基板5との間に気泡を挟み込みにくくなる。また、エンボス加工面2の凹凸により、熱融着性フィルムの表面に接着性がないため、透明基板5と密着させた状態でアライメント調整を行うことができ、アライメント調整を行った後で貼り合せて固定することができる。なお、透明基板5としては、単層のガラス板、樹脂板などの透明基板のほか、ガラスと透明樹脂との積層透明基板や、複数の透明樹脂を積層した透明基板なども用いることができる。このカラーフィルター付き透明基板を用いたり、表示用パネル構造体の観察側透明基板にカラーフィルターフィルムを貼り付けたりすることにより、カラー表示可能な情報表示用パネルを得ることができる。
次に、本発明のカラーフィルター付き透明基板あるいは本発明のカラーフィルターフィルムを用いたカラー表示可能な情報表示用パネルの一例を、図4(a)、(b)〜図5(a)、(b)に基づき説明する。
図4(a)、(b)に示す例では、3個のセル(画素)で1表示単位を構成するカラー表示の例を示している。図4(a)、(b)に示す例では、表示媒体としてはすべてのセル31−1〜31−3に、少なくとも光学的反射率と帯電性とを有する粒子を含んだ粒子群として構成した2種類の表示媒体(負帯電性白色粒子23Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体23Wと正帯電性黒色粒子23Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体23B)を充填し、第1のセル31−1の観察者側に赤色カラーフィルター32Rを設け、第2のセル31−2の観察者側に緑色カラーフィルター32Gを設け、第3のセル31−3の観察者側に青色カラーフィルター32BLを設け、第1のセル31−1、第2のセル31−2および第3のセル31−3の三個のセルで1表示単位(1ドット)を構成している。本例では、透明基板5に設けた電極26(ライン電極)と背面側の基板21に設けた電極25(ライン電極)とが対向直交交差して形成する画素電極対の間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、表示媒体を基板5、21間で垂直方向に移動させる。画素電極対と各色カラーフィルターとは1対1に対応させている。そして、図4(a)に示すように、観察者側に、すべてのセルにおいて白色表示媒体23Wを移動することで、観察者に対し白色ドット表示を行ったり、図4(b)に示すように、観察者側に、すべてのセルにおいて黒色表示媒体23Bを移動することで、観察者に対し黒色ドット表示を行ったりしている。セル内の表示媒体の移動のさせ方で多色カラードット表示が行える。なお、図4(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図5(a)、(b)に示す例では、3個のセル(画素)で1表示単位を構成するカラー表示の他の例を示している。図5(a)、(b)に示す例では、表示媒体としてはすべてのセル31−1〜31−3に、少なくとも光学的反射率と帯電性とを有する粒子を含んだ粒子群として構成した2種類の表示媒体(負帯電性白色粒子23Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体23Wと正帯電性黒色粒子23Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体23B)を充填し、第1のセル31−1の観察者側に赤色カラーフィルター32Rを設け、第2のセル31−2の観察者側に緑色カラーフィルター32Gを設け、第3のセル31−3の観察者側に青色カラーフィルター32BLを設け、第1のセル31−1、第2のセル31−2および第3のセル31−3の三個のセルで1表示単位(1ドット)を構成している。本例では、透明基板5に設けた電極26(共通電極)と背面側の基板21に設けた電極25(TFT(薄膜トランジスタ)付き画素電極)とで構成した画素電極対の間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、表示媒体を基板5、21間で垂直方向に移動させる。画素電極対と各色カラーフィルターとは1対1に対応させている。そして、図5(a)に示すように、観察者側に、すべてのセルにおいて白色表示媒体23Wを移動することで、観察者に対し白色ドット表示を行ったり、図5(b)に示すように、観察者側に、すべてのセルにおいて黒色表示媒体23Bを移動することで、観察者に対し黒色ドット表示を行ったりしている。セル内の表示媒体の移動のさせ方で多色カラードット表示が行える。なお、図5(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図4(a)、(b)および図5(a)、(b)に示す例では、フィルム基材1の熱融着性フィルムエンボス加工面2は、熱によって貼り合わされた後には消滅し、透明基板との境界は平滑になる。カラーフィルター4が形成されたカラーフィルターフィルム44を、フィルム基材1が外側に、熱融着性フィルムエンボス加工面2およびカラーフィルター4が内側となるように透明電極膜付き透明基板5に貼り合せたカラーフィルター付き透明基板41を、隔壁24を有し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体が充填された背面側基板21に貼り合わせることで、情報表示用パネルを得ているが、フィルム基材1の熱融着性フィルムエンボス加工面2にカラーフィルター4が形成されたカラーフィルターフィルム44を、フィルム基材1が外側に、熱融着性フィルムエンボス加工面2およびカラーフィルター4が内側となるように透明電極膜付き透明基板5に貼り合せた後、透明基板5の透明電極膜上に隔壁24を形成してカラーフィルター付き透明基板41とし、このカラーフィルター付き透明基板41の隔壁で囲まれたセル内に表示媒体を充填し、これと背面側基板21とを貼り合わせて情報表示用パネルを得ることもできる。
さらにまた、図4、図5に示した表示用パネル構造体(図4、図5において示された情報表示用パネルからカラーフィルター4が形成されたカラーフィルターフィルム44を除いた構造体)を作製しておき、この表示用パネル構造体の観察側となる透明基板の上にカラーフィルターフィルム44を貼り合せて、カラー表示可能な情報表示用パネルを得ることもできる。
カラーフィルターフィルム44が貼り合わされて構成されるカラーフィルター付き透明基板41の透明基板41については、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。 基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエチレン(PE)、アクリルなどの透明な樹脂シートやガラスシート、石英シートが挙げられる。透明基板41はできるだけ薄い方が表示画面を斜めから見たときの視差が小さくできるので好ましく、10〜1000μmの範囲で、好ましくは10〜500μmの範囲で、さらに好ましくは10〜200μmの範囲で用いる。10μmよりも薄いと、強度およびパネル構造体としたときの基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、1000μmより厚いと、前述した視差の影響が表示画質に影響する不都合がある。
また、フィルム基材1にカラーフィルターを印刷形成する際、各色カラーフィルターは間隔をもって配置し、カラーフィルター間に隙間があるようにする。これによってカラーフィルターの下に位置する熱融着性フィルムが、貼り合わせの相手側となる透明基板表面と向き合せたときに接しやすくなるため接着性が向上する。このカラーフィルター間の隙間に対応する位置には、表示用パネル構造体を構成する隔壁が配置されることになる。なお、カラーフィルター間に隙間を形成するために、カラーフィルターサイズを画素サイズよりも小面積にすることもあるが、カラーフィルターサイズを画素サイズよりも小面積にすることによって前述した視差が起因する不具合が起こりにくくなるのでむしろ好ましい。
各実施例、比較例についてカラーフィルターフィルムやカラーフィルター基板の作製は、以下に示すインクジェット印刷方式、フレキソ印刷方式、フォトリソ方式の3通りの方法で行い、カラーフィルター基板と背面側基板とを貼り合せて評価用のカラー表示可能な情報表示用パネルとするか、あるいは、カラーフィルターフィルムを表示用パネル構造体の観察側パネル基板の外側に貼り合せて評価用のカラー表示可能な情報表示用パネルとするいずれかの方法で評価用のカラー表示可能な情報表示用パネルを得た。
作製した評価用のカラー表示可能な情報表示用パネル(負帯電性白色粒子を含んだ粒子群として構成した白色表示媒体と、正帯電性黒色粒子を含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体と、対向ライン電極で構成したパッシブ駆動方式のドットマトリックスカラー表示型パネル)を駆動させてテストパターンを表示させて表示画像の画質評価を目視にて行った。
結果を、表1、表2、表3、表4および表5に示す。
結果を、表1、表2、表3、表4および表5に示す。
<インクジェット印刷方式>
熱融着性を有するフィルム面にエンボス加工が施された無色透明フィルムのエンボス面に、カラーフィルター材をインクジェット方式で配置して、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応したカラーフィルターを配置したカラーフィルターフィルムを作製した。なお、インクジェット法においては、インク滴のサイズをターゲットであるカラーフィルター層形成領域のサイズにあわせて制御することが好ましい。本実施例では4ピコリットルに制御したインク滴とし、縦方向に36μmずらして複数ドット印刷し、横方向に36μmずらして複数ドット印刷するようにマトリックス状にドット印刷して画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを形成した。カラーフィルター材には、アクリル系モノマーに光開始剤が配合された光硬化型カラーフィルター材(インク)を用いた。アクリル系モノマーに、共栄社(株)のDCP−A(ジメチロールシクロデカンジ7クリレート)を用い、光開始剤に、チバスペシャリティケミカルズのイルガキュア184を用いた。
熱融着性を有するフィルム面にエンボス加工が施された無色透明フィルムのエンボス面に、カラーフィルター材をインクジェット方式で配置して、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応したカラーフィルターを配置したカラーフィルターフィルムを作製した。なお、インクジェット法においては、インク滴のサイズをターゲットであるカラーフィルター層形成領域のサイズにあわせて制御することが好ましい。本実施例では4ピコリットルに制御したインク滴とし、縦方向に36μmずらして複数ドット印刷し、横方向に36μmずらして複数ドット印刷するようにマトリックス状にドット印刷して画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを形成した。カラーフィルター材には、アクリル系モノマーに光開始剤が配合された光硬化型カラーフィルター材(インク)を用いた。アクリル系モノマーに、共栄社(株)のDCP−A(ジメチロールシクロデカンジ7クリレート)を用い、光開始剤に、チバスペシャリティケミカルズのイルガキュア184を用いた。
<フレキソ(凸版)印刷方式>
熱融着性を有するフィルム面にエンボス加工が施された無色透明フィルムのエンボス面に、カラーフィルター材をフレキソ印刷方式で配置して、表示用パネル構造体の画素に対応したカラーフィルターを作製した。RGB3色のカラーフィルター材をライン状並列に配置した構成のカラーフィルターフィルムを作製した。ライン状並列(ストライプ状)に作製したカラーフィルターの幅は、画素サイズと同じにし、画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを形成した。紫外線硬化型のフレキソインク(UVフレキソインク)に、それぞれ赤、青、緑の顔料を分散させたものでフレキソ印刷を行い、紫外線で硬化するカラーフィルター材とした。光開始剤にはチバスペシャリティケミカルズのイルガキュア184を用いた。この各色UVフレキソインクを用いて、前記熱融着性を有するフィルムのエンボス面に順次ストライプ状のRGB各色のカラーフィルターを印刷した。アニロックスロールには500線のものを使用し、膜厚1.5μmとなるように調整した。
熱融着性を有するフィルム面にエンボス加工が施された無色透明フィルムのエンボス面に、カラーフィルター材をフレキソ印刷方式で配置して、表示用パネル構造体の画素に対応したカラーフィルターを作製した。RGB3色のカラーフィルター材をライン状並列に配置した構成のカラーフィルターフィルムを作製した。ライン状並列(ストライプ状)に作製したカラーフィルターの幅は、画素サイズと同じにし、画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを形成した。紫外線硬化型のフレキソインク(UVフレキソインク)に、それぞれ赤、青、緑の顔料を分散させたものでフレキソ印刷を行い、紫外線で硬化するカラーフィルター材とした。光開始剤にはチバスペシャリティケミカルズのイルガキュア184を用いた。この各色UVフレキソインクを用いて、前記熱融着性を有するフィルムのエンボス面に順次ストライプ状のRGB各色のカラーフィルターを印刷した。アニロックスロールには500線のものを使用し、膜厚1.5μmとなるように調整した。
<フォトリソ方式>
表示用パネル構造体を構成する透明なパネル基板にカラーフィルターをフォトリソ方式で形成してカラーフィルター基板とする従来法について説明する。従来法では、一方の面に透明導電膜(透明画素電極または透明ライン電極または透明共通電極)が形成された透明基板の、透明導電膜がある面とは反対側の面にカラーフィルターをフォトリソ方式で形成する。本実施例では透明基板として、熱融着性を有さないフィルム基材である125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの一方の面に、画素となるITOパターンを形成したものを用い、そのITO面とは反対側にカラーフィルター材をフォトリソ方式で配置して、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応したカラーフィルターを有するカラーフィルター基板を作製した。カラーフィルター用顔料を分散したネガ型フォトレジスト剤を、スリットコータを用いて膜厚1.0μmとなるように一様に塗布し、露光マスクを用いて露光し、炭酸ナトリウム水溶液を用いて現像することで、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを順次形成した。
表示用パネル構造体を構成する透明なパネル基板にカラーフィルターをフォトリソ方式で形成してカラーフィルター基板とする従来法について説明する。従来法では、一方の面に透明導電膜(透明画素電極または透明ライン電極または透明共通電極)が形成された透明基板の、透明導電膜がある面とは反対側の面にカラーフィルターをフォトリソ方式で形成する。本実施例では透明基板として、熱融着性を有さないフィルム基材である125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの一方の面に、画素となるITOパターンを形成したものを用い、そのITO面とは反対側にカラーフィルター材をフォトリソ方式で配置して、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応したカラーフィルターを有するカラーフィルター基板を作製した。カラーフィルター用顔料を分散したネガ型フォトレジスト剤を、スリットコータを用いて膜厚1.0μmとなるように一様に塗布し、露光マスクを用いて露光し、炭酸ナトリウム水溶液を用いて現像することで、表示用パネル構造体の画素(ピクセル)に対応した大きさでRGB各色のカラーフィルターを順次形成した。
<カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1>
カラーフィルター基板(カラーフィルター付き透明基板)と、背面側基板との間に、基板間ギャップ確保用隔壁で空間を形成し、その空間に表示媒体を配置後に、カラーフィルター基板と背面側基板とを重ね合わせたパネル構造体としてカラー表示用情報表示用パネルとすることができる。
カラーフィルター基板(カラーフィルター付き透明基板)と、背面側基板との間に、基板間ギャップ確保用隔壁で空間を形成し、その空間に表示媒体を配置後に、カラーフィルター基板と背面側基板とを重ね合わせたパネル構造体としてカラー表示用情報表示用パネルとすることができる。
<カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2>
観察側透明基板と、背面側基板との間に、基板間ギャップ確保用隔壁で空間を形成し、その空間に表示媒体を配置後に、観察側透明基板と背面側基板とを重ね合わせたパネル構造体とし、そのパネル構造体の観察側透明基板の外側に本発明のカラーフィルターフィルムを熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルとすることができる。
観察側透明基板と、背面側基板との間に、基板間ギャップ確保用隔壁で空間を形成し、その空間に表示媒体を配置後に、観察側透明基板と背面側基板とを重ね合わせたパネル構造体とし、そのパネル構造体の観察側透明基板の外側に本発明のカラーフィルターフィルムを熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルとすることができる。
貼り合せ方法に関して
<平板プレスによる貼り合せ>
(1) 透明基板にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
観察側パネル基板(実施例ではITO電極付きPETシート基板)を、電極側を下にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定したパネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、上にクッション材としてシリコーンゴムシートを置き、上から平板で0.5kPaの荷重を加え、その後、ステージ内のヒーターにより、ステージ上を109℃〜111℃に温度調節し30分放置し、カラーフィルターフィルムとパネル基板とを貼り合せた。
<平板プレスによる貼り合せ>
(1) 透明基板にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
観察側パネル基板(実施例ではITO電極付きPETシート基板)を、電極側を下にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定したパネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、上にクッション材としてシリコーンゴムシートを置き、上から平板で0.5kPaの荷重を加え、その後、ステージ内のヒーターにより、ステージ上を109℃〜111℃に温度調節し30分放置し、カラーフィルターフィルムとパネル基板とを貼り合せた。
(2) 表示用パネル構造体にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
表示用パネル構造体の観察側パネル基板を上にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより表示用パネル構造体を固定した。固定した表示用パネル構造体の観察側パネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、上にクッション材としてシリコーンゴムシートを置き、上から平板で0.5kPaの荷重を加え、その後、ステージ内のヒーターにより、ステージ上を109℃〜111℃に温度調節し30分放置し、カラーフィルターフィルムと表示用パネル構造体の観察側パネル基板とを貼り合せた。
表示用パネル構造体の観察側パネル基板を上にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより表示用パネル構造体を固定した。固定した表示用パネル構造体の観察側パネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、上にクッション材としてシリコーンゴムシートを置き、上から平板で0.5kPaの荷重を加え、その後、ステージ内のヒーターにより、ステージ上を109℃〜111℃に温度調節し30分放置し、カラーフィルターフィルムと表示用パネル構造体の観察側パネル基板とを貼り合せた。
<熱ロールによる貼り合せ(熱ラミネーション法)>
(1) 透明基板にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
観察側パネル基板(実施例ではITO電極付きPETシート基板)を、電極側を下にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定したパネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、カラーフィルターフィルムの上を、表面温度を110℃にした直径60mmの熱ローラを300mm/分で転がし、観察側パネル基板とカラーフィルターフィルムとを貼り合わせた。その後、オートクレーブにて2kg/cm2、80℃にて30分放置した。これによって、細かな気泡を押しつぶすとともにカラーフィルターフィルムと透明基板との密着性を向上させることができた。
(1) 透明基板にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
観察側パネル基板(実施例ではITO電極付きPETシート基板)を、電極側を下にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定したパネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、カラーフィルターフィルムの上を、表面温度を110℃にした直径60mmの熱ローラを300mm/分で転がし、観察側パネル基板とカラーフィルターフィルムとを貼り合わせた。その後、オートクレーブにて2kg/cm2、80℃にて30分放置した。これによって、細かな気泡を押しつぶすとともにカラーフィルターフィルムと透明基板との密着性を向上させることができた。
(2) 表示用パネル構造体にカラーフィルターフィルムを貼り合わせる方法
表示用パネル構造体の観察側パネル基板側を上にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定した表示用パネル構造体の観察側パネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、カラーフィルターフィルムの上を、表面温度を110℃にした直径60mmの熱ローラを300mm/分で転がし、表示用パネル構造体の観察側パネル基板とカラーフィルターフィルムとを貼り合わせた。その後、オートクレーブにて2kg/cm2、80℃にて30分放置した。これによって、細かな気泡を押しつぶすとともに、カラーフィルターフィルムと表示用パネル構造体の観察側パネル基板との密着性を向上させることができた。
表示用パネル構造体の観察側パネル基板側を上にした状態で、吸引できる穴を有した下側ステージに置き、吸引することにより固定した。固定した表示用パネル構造体の観察側パネル基板の上に、カラーフィルターフィルムを、エンボス面を下側にして置き、カラーフィルターパターンと電極とのアライメントを取って位置を整合させた後、カラーフィルターフィルムを粘着テープで固定し、カラーフィルターフィルムの上を、表面温度を110℃にした直径60mmの熱ローラを300mm/分で転がし、表示用パネル構造体の観察側パネル基板とカラーフィルターフィルムとを貼り合わせた。その後、オートクレーブにて2kg/cm2、80℃にて30分放置した。これによって、細かな気泡を押しつぶすとともに、カラーフィルターフィルムと表示用パネル構造体の観察側パネル基板との密着性を向上させることができた。
この熱ローラを用いたラミネーション方式の手法は平板プレス方式に比べ、気泡が入りにくく、カラーフィルターフィルムのフィルム基材面に凸凹がつきにくい。これは、平板では、エッジ部と平坦部とで圧力に相違が生じるのに対して、曲率を有するローラでは圧力を均一に加えられることや、平板上には付着しやすい異物も曲率を有するローラ上には付着しにくく、異物などによってパネル基板表面を局部的に押し付けられることが少ないことが理由として考えられる。
<実施例1>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面に熱ローラで熱を与えながら圧着させる熱ローララミネーション方式を用いてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面に熱ローラで熱を与えながら圧着させる熱ローララミネーション方式を用いてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
<実施例2>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを、125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに積層した2層フィルム基材として、そのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1μmで順次形成した以外は実施例1と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを、125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに積層した2層フィルム基材として、そのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1μmで順次形成した以外は実施例1と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
<実施例3>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.5μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい幅288μmでストライプ状に形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面に熱ローラで熱を与えながら圧着させる熱ラミネーション法を用いてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.5μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい幅288μmでストライプ状に形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面に熱ローラで熱を与えながら圧着させる熱ラミネーション法を用いてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
<実施例4>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを、125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに積層した2層フィルム基材として、そのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.5μmで順次形成した以外は実施例3と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを、125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに積層した2層フィルム基材として、そのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.5μmで順次形成した以外は実施例3と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
<実施例5>
カラーフィルターフィルムの貼り合せ方法として、平板プレス方式を用いた以外は実施例1と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
カラーフィルターフィルムの貼り合せ方法として、平板プレス方式を用いた以外は実施例1と同様にしてカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
<比較例1>
一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面にフォトリソ方式でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成してカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
一方の面に、画素となるITOパターンが形成された125μm厚のポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムのITOパターンが形成されていない面にフォトリソ方式でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成してカラーフィルター基板を得た。
カラー表示用情報表示用パネルの作製は、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−1に従って行った。
基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。
上述した実施例1〜5および比較例1の結果を以下の表1に示す。
<実施例11>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
<実施例12>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例13>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例14>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.05μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.05μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例15>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.3μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.3μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例11と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
上述した実施例11〜15の結果を以下の表2に示す。
<実施例21>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.5倍(0.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.2μmであった。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.5倍(0.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.2μmであった。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
<実施例22>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.5μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.5μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例23>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.2倍(1.2)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.0μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.2倍(1.2)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.0μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例24>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.3倍(0.3)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.1μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.3倍(0.3)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.1μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例25>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.5倍(1.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.2μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムが得られ、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.5倍(1.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.2μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例21と同様のカラーフィルターフィルムが得られ、実施例21と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
上述した実施例21〜25の結果を以下の表3に示す。
<実施例31>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.1μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm幅で形成した。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
<実施例32>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例33>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例34>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.05μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが0.05μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
<実施例35>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.3μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが2.3μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にフレキソ印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した以外は実施例31と同様にして評価用のカラー表示用情報表示用パネルを作製して評価した。
上述した実施例31〜35の結果を以下の表4に示す。
<実施例41>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.5倍(0.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.2μmであった。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.5倍(0.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.2μmであった。
このカラーフィルターが形成された100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム基材のエンボス面と、カラー情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせてカラー表示用情報表示用パネルを得た。
パネル構造体の基板間には、平均粒子径が8.8μmの負帯電性白色粒子を含んだ白色粒子群(白色表示媒体)と平均粒子径が9.1μmの正帯電性黒色粒子を含んだ黒色粒子群(黒色表示媒体)とを、画素(ピクセル)に対応するように隔壁で囲んで形成したセルに配置し、白黒表示媒体とカラーフィルターとでカラー表示ができるようにした。この評価用のカラー表示用情報表示用パネルを用いて評価した。
<実施例42>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.5μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.5μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例43>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.2倍(1.2)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.0μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.2倍(1.2)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.0μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例44>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.3倍(0.3)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.1μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して0.3倍(0.3)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは0.1μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムを、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
<実施例45>
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.5倍(1.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.2μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムが得られ、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
100μm厚のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルムを基材として、その一方の面をエンボス加工して表面粗さRaが1.0μmの表面凹凸を形成後、その表面凹凸の面上にインクジェット印刷でRGB各色のカラーフィルターを厚さ1.0μmで順次形成した。
カラーフィルターは、画素(ピクセル)のサイズである300μm×300μmよりもやや小さい288μm×288μmで形成した。
カラーフィルターインクを硬化させるために照射する紫外線の強度を基準レベル(1とする)に対して1.5倍(1.5)で行ったところ、形成されたカラーフィルターの表面粗さRaは1.2μmであった。このカラーフィルターの表面粗さが異なる以外は実施例41と同様のカラーフィルターフィルムが得られ、実施例41と同様にしてカラー表示用情報表示用パネルの作製方法−2に説明したパネル構造体の観察側透明基板の外側とを重ね合わせて熱融着して貼り合わせて評価用のカラー表示用情報表示用パネルを得た。
上述した実施例41〜45の結果を以下の表5に示す。
表1、表2、表3、表4のおよび表5結果から、本発明のカラーフィルターフィルムを用いて製造したカラーフィルター付き透明基板の製造方法およびカラー情報表示用パネルの製造方法では、カラーフィルターフィルムとカラーフィルター基板用透明基板または表示用パネル構造体の観察側透明基板との良好なアライメントを容易に行え、本発明のカラーフィルターフィルムを用いたカラー表示用情報表示用パネルは、画質に問題がないカラー表示を行えるカラー表示用情報表示用パネルであることが分かる。
これまでインクジェット印刷、フレキソ印刷についてフォトリソ印刷と比較して述べてきたが、本発明に係る印刷法としては、インクジェット印刷、フレキソ印刷のほかに、グラビア印刷やオフセット印刷などが挙げられる。いずれの印刷法も、フォトリソ印刷のような露光・現像といった工程を用いないので、短時間で効率的にカラーフィルターフィルムを作製し、このカラーフィルターフィルムを貼り合わせることによって短時間で効率的にカラーフィルター付き透明基板やカラー表示用情報表示用パネルを作製できる。
本発明のカラーフィルター付き透明基板の製造方法および情報表示用パネルの製造方法は、インクジェット印刷でもインクが広がらず印刷の品質が向上し、カラーフィルターフィルムと透明基板とを貼り合せる時に気泡を挟み込み難く、しかも、カラーフィルターと透明基板とを密着させた状態で貼り合せのアライメントを調整されたものであり、情報表示用パネルに用いるカラーフィルター付き透明基板(カラーフィルター基板)として好適に用いることができるほか、表示用パネル構造体(白黒表示型情報表示用パネル)にカラーフィルターフィルムを貼り付けることでカラーフィルター付き情報表示用パネルとして、カラー表示可能な情報表示用パネルとすることができる。
1 熱融着性フィルム部を有するカラーフィルターフィルム用フィルム基材
2 エンボス加工された熱融着性フィルム面
3 インクジェット印刷機
4 カラーフィルター
5 透明基板
6 熱ローラ
7 表示用パネル構造体
8 表示用パネル構造体の透明基板
11 熱融着性フィルム部
12 ベースフィルム部
21、22 基板
23 表示媒体(粒子群)
23W 白色表示媒体
23Wa 負帯電性白色粒子
23B 黒色表示媒体
23Ba 正帯電性黒色粒子
24 隔壁
25、26 電極
32R 赤色カラーフィルター
32G 緑色カラーフィルター
32BL 青色カラーフィルター
31−1 第1のセル
31−2 第2のセル
31−3 第3のセル
41 カラーフィルター付き透明基板(カラーフィルター基板)
44 カラーフィルターフィルム
2 エンボス加工された熱融着性フィルム面
3 インクジェット印刷機
4 カラーフィルター
5 透明基板
6 熱ローラ
7 表示用パネル構造体
8 表示用パネル構造体の透明基板
11 熱融着性フィルム部
12 ベースフィルム部
21、22 基板
23 表示媒体(粒子群)
23W 白色表示媒体
23Wa 負帯電性白色粒子
23B 黒色表示媒体
23Ba 正帯電性黒色粒子
24 隔壁
25、26 電極
32R 赤色カラーフィルター
32G 緑色カラーフィルター
32BL 青色カラーフィルター
31−1 第1のセル
31−2 第2のセル
31−3 第3のセル
41 カラーフィルター付き透明基板(カラーフィルター基板)
44 カラーフィルターフィルム
Claims (13)
- 少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工面上に印刷によりカラーフィルターを形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板と向き合わせて、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材とカラーフィルターとからなるカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱とともに押し付けることより少なくとも熱融着性を有するフィルムを基材とするカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成したことを特徴とするカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- 少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面にエンボス加工を施し、エンボス加工された少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工面上に印刷によりカラーフィルターを形成し、カラーフィルターを形成したエンボス加工面を透明基板と向き合わせて、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材とカラーフィルターとからなるカラーフィルターフィルムと透明基板とを重ね合わせ、熱ローラにより、少なくとも熱融着性を有するフィルムを基材とするカラーフィルターフィルムと透明基板とを一体にすることで、透明基板上にカラーフィルターを形成したことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- 少なくとも熱融着性を有するフィルム基材を、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の裏面に形状を維持するためのベースフィルムを設け、2層構造のフィルム基材としたことを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- 透明基板が情報表示用パネルを構成する観察側の透明基板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- 情報表示用パネルが、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、電気的に駆動可能な粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を封入し、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルであることを特徴とする請求項4に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- エンボス加工による少なくとも熱融着性を有するフィルム基材の表面凹凸が、JISB0601で定める表面粗さRaで0.1μm〜2μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- カラーフィルターの表面粗さRaが0.2μm〜1μmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のカラーフィルター付き透明基板の製造方法。
- エンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したことを特徴とするカラーフィルターフィルム。
- エンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、インクジェット印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したことを特徴とする請求項8に記載のカラーフィルターフィルム。
- エンボス加工を施した少なくとも熱融着性を有するフィルム基材と、少なくとも熱融着性を有するフィルム基材のエンボス加工を施した面に、フレキソ印刷により形成したカラーフィルター部と、から構成したことを特徴とする請求項8に記載のカラーフィルターフィルム。
- 請求項8〜10のいずれかに記載したカラーフィルターフィルムを情報表示用パネル構造体の観察側透明基板上に重ね合わせ、熱ローラによりカラーフィルターフィルムと情報表示用パネル構造体の観察側透明基板とを一体にすることで、情報表示用パネル構造体の観察側透明基板上にカラーフィルターを形成したことを特徴とする情報表示用パネルの製造方法。
- 前記情報表示用パネル構造体が、観察側透明基板と、もう一方の背面側基板との間に、帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を配置し、表示媒体を電界で移動させることによって画像等の情報を表示するように構成されたものであることを特徴とする請求項11に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 請求項8〜10のいずれかに記載したカラーフィルターフィルムのカラーフィルターが形成された面を観察側透明基板上に接するように向き合わせて重ね合わせ、カラーフィルターフィルムと観察側透明基板と、を貼り合わせて一体とした構成のカラーフィルター付き観察側透明基板を有する情報表示用パネルであって、前記カラーフィルター付き観察側透明基板と、もう一方の背面側基板との間に、帯電性粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を配置し、表示媒体を電界で移動させることによって画像等の情報をカラー表示するように構成したことを特徴とする情報表示用パネル。
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- 2008-08-12 JP JP2008207782A patent/JP2009064009A/ja not_active Withdrawn
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