JP2009063633A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光デバイスと光ファイバとの位置決めが容易にできると共に、光損失を抑制することができる光コネクタを提供する。
【解決手段】本発明に係る光コネクタは、光素子と、光素子の光受発光面の法線方向に設けられる凸部と、少なくとも凸部の表面の一部に形成され、光素子が受発光する光を反射する反射部とを有する光デバイスと、光を伝播する光導波路が挿入される開口部と、開口部と空間を隔てて設けられ、凸部の少なくとも一部において光デバイスを支持し、光素子の光軸と開口部に挿入される光導波路の光軸との位置を合わせる支持部とを有するモジュールとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光コネクタに関する。
光ファイバを伝送媒体とする光通信に用いられる光伝送装置においては、光半導体素子と光ファイバの光軸とを高精度にアライメントして結合損失を低下させることが要求される。
このような光半導体素子と光ファイバとを結合する光伝送装置として、光素子を有するリードフレームと、光の伝搬が可能な透明樹脂材でリードフレームを保護するよう成形して成るモールド部とを備え、そのモールド部に、光ファイバの端末に向けて突き出る光導波路を一体成形した光素子モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光素子モジュールによれば、モールド部と光導波路とを一体に形成することにより従来のスリーブにおいて生じていた隙間を無くすことができるので、光損失を抑制することができる。
特開2001−66469号公報
本発明の目的は、光デバイスと光ファイバとの位置決めが容易にできると共に、光損失を抑制することができる光コネクタを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の光コネクタを提供する。
(1)光素子と、光素子の光受発光面の法線方向に設けられる凸部と、少なくとも凸部の表面の一部に形成され、光素子が受発光する光を反射する反射部とを有する光デバイスと、光を伝播する光導波路が挿入される開口部と、開口部と空間を隔てて設けられ、凸部の少なくとも一部において光デバイスを支持し、光素子の光軸と開口部に挿入される光導波路の光軸との位置を合わせる支持部とを有するモジュールとを備える光コネクタ。
(2)反射部は、凸部の屈折率よりも低い屈折率を有する材料から形成される上記(1)に記載の光コネクタ。
(3)反射部は、光素子が受発光する光を反射する金属材料から形成される上記(1)に記載の光コネクタ。
(4)金属材料から形成される反射部は、グランドに接続される上記(3)に記載の光コネクタ。
(5)凸部は、光受発光面から光導波路に向かう方向に沿って断面の面積が漸次小さくなる上記(1)から(4)のいずれかに記載の光コネクタ。
(6)光素子は発光素子であり、凸部の先端における断面の大きさが、光導波路の断面の大きさ以下である上記(5)に記載の光コネクタ。
(7)光素子は受光素子であり、凸部の先端における断面の大きさが、光導波路の断面の大きさ以上である上記(5)に記載の光コネクタ。
請求項1に記載の光コネクタによれば、光ファイバーと光素子との光軸を容易に一致させることができると共に、光素子が受発光する光が光ファイバーの光軸とずれていた場合であっても、当該光を光ファイバーに結合させることができるので、光結合損失を小さくすることができる。
請求項2又は請求項3に記載の光コネクタによれば、光デバイス側に光ファイバーと同様な機能を持たせることにより、光ファイバーと光デバイスとの光結合損失を低減させることができる。
請求項4に記載の光コネクタによれば、放射ノイズを低減させることができる光コネクタを提供することができる。
請求項5から請求項7に記載の光コネクタによれば、光デバイスと結合する光ファイバの開口数で規定される入射角が比較的大きい場合であっても、多くの光を光ファイバを通すことができるので、光結合損失を低減することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモジュール、光ファイバ、及び光デバイスの斜視図を示す。また、図2(a)は、第1の実施の形態に係る光デバイスの正面図を示す。更に、図2(b)は、第1の実施の形態に係る光デバイスのA−A線における側面断面図を示す。
(モジュール10の構成)
第1の実施の形態に係るモジュール10は、開口部100aと、光導波路としての光ファイバ30が挿入される開口部100bと、開口部100aと開口部100bとの間に設けられる空間としての空洞部110とを有する。空洞部110は、一例として、略円筒形に形成される。なお、略円筒形とは、完全な円筒形だけでなく、多少の歪を有した円筒形を含むことを意味する。そして、空洞部110が略円筒形に形成される場合、開口部100a及び開口部100bはそれぞれ略円形状に形成される。
ここで、光デバイス20の挿入部214の外径と、開口部100aの内径とが一致するように開口部100aは形成される。そして、開口部100aの縁の支持部としての開口部外縁101は、開口部100aに挿入される光デバイス20の挿入部214の少なくとも一部の表面と接することにより光デバイス20を支持する。具体的には、開口部100aが形成されているモジュール表面112と光デバイス20の被膜部表面200aとが接するように、挿入部214は開口部100aに挿入される。そして、開口部外縁101が挿入部端214aを支持して、光デバイス20はモジュール10に保持される。
モジュール10は、一例として、円筒形に形成されたスリーブ部材をプラスチック等の樹脂材料に埋め込むことにより形成される。この場合、円筒形を有するスリーブ部材の内側が空洞部110に対応する。そして、スリーブ部材の一の端部が開口部100aに対応すると共に、他の端部が開口部100bに対応する。また、モジュール10は、所定形状を有する金型と、プラスチック等の樹脂材料とを用いて、一体成形により形成することもできる。また、モジュール10を形成する材料は樹脂材料に限らず、ジルコニア等のセラミック材料、又はアルミニウム等の金属材料から形成することもできる。
(光ファイバ30)
光ファイバ30は、所定の屈折率を有するガラス等の無機材料から形成されるコアと、コアを形成する材料よりも低い屈折率の材料から形成され、コアの周囲に設けられるクラッドとを有する。光ファイバ30は、予め定められた直径を有すると共に、一例として、波長850nmを中心波長とする光を伝播する石英系材料から主として形成される。なお、光ファイバ30は、フェルールに保持されていてもよい。また、光ファイバ30は、アクリル樹脂等の透明樹脂から形成することもできる。
(光デバイス20の構成)
光デバイス20は、図2(b)に示すように、予め所定形状に形成された光を伝播する凸部としての挿入部214を有する光透過部210と、挿入部214が形成されている側の光透過部210の表面に形成される反射部としての被膜部200と、少なくとも一つの前列端子220(例えば、前列端子220a)と、少なくとも一つの後列端子222(例えば、後列端子222b)と、光を発光又は受光する光素子230と、光素子230の受発光動作を制御する駆動IC240とを有する。なお、光透過部210は、挿入部214が形成される光透過部210の表面を正面とすると、正面視にて略四角形状に形成される。
具体的には、図2(a)に示すように、光素子230は、セラミック等の無機材料又はアルミニウム等の金属材料、又は無機材料と金属材料との複合材料から主として構成されるリードフレーム211上の予め定められた位置にダイボンディングされることにより、リードフレーム211上に配置される。また、駆動IC240は、リードフレーム211上の予め定められた位置に配置される。
光透過部210は、光ファイバ30を伝播する波長の光を透過するアクリル樹脂やエポキシ樹脂等の光透過性樹脂から主として形成される。そして、光素子230の光軸に対する位置が予め規定された光透過部210の所定の領域に、挿入部214が形成される。すなわち、挿入部214の光軸と光素子230の光軸とが一致するように、挿入部214は光透過部210の所定の位置に形成される。そして、挿入部214の光素子230に最も近い部分が、挿入部端214aとなる。
挿入部214は、光素子230の受発光面231に略水平方向での断面が略円形となるように形成される。また、挿入部214は、挿入部214の端面である光入出射面212が形成される側の断面の径を、光素子230側の断面の径よりも小さくなるように形成してもよい。一例として、挿入部214は、光素子230の光軸の位置と光ファイバ30の光軸との位置との位置合わせの容易化を目的として、光入出射面212から光素子230側に向かって所定の距離までは、光ファイバ30の径と略一致する径となるように形成してもよい。なお、光透過部210及び挿入部214は、熱膨張係数がアクリル樹脂等の熱膨張係数よりも小さい低融点ガラスから主として形成することもできる。
被膜部200は、挿入部214の端面である光入出射面212を除き、少なくとも挿入部214の側面に形成される。なお、光入出射面212は、光素子230の受発光面231と略水平に形成される。第1の実施の形態においては、挿入部214の側面と、光透過部210の表面の挿入部214が形成されている領域を除いた領域とに被膜部200が形成される。
被膜部200は、光透過部210を形成する材料が示す屈折率よりも低い屈折率の材料から形成される。一例として、光透過部210がアクリル樹脂から形成されている場合、被膜部200はフッ素系樹脂から形成することができる。また、被膜部200は、所定の屈折率を有する誘電体、又は誘電体多層膜から形成することもできる。なお、被膜部200は、光透過部210の表面の被膜部200を形成すべき領域にだけ形成する方法、又は光透過部210の表面の全体に被膜部200を形成した後、少なくとも光入出射面212の領域の被膜部200を除去して形成する方法のいずれかを用いて形成される。
複数の前列端子220は、光素子230の受光面又は発光面としての受発光面231が向く方向を光デバイス20の前面とした場合に、前面側に配列される。一方、複数の後列端子222は、前面に対して前列端末220よりも後側に配列される。
具体的には、前列端子220は、図2(a)に示すように、前列端子220a及び前列端子220bを有する。また、後列端子222は、図2(a)に示すように、後列端子222aと、後列端子222bと、後列端子222cと、後列端子222dとを有する。ここで、前列端子220a及び前列端子220bはリードフレームを折り曲げ加工して形成される。そして、前列端子220a及び前列端子220bはそれぞれ、グランドとして用いられる。
光デバイス20が有する光素子230は、受発光面231を通じて光を入射又は出射する。具体的には、光素子230が光を出射する場合、光素子230は、波長850nmの光を発光する垂直キャビティ面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)等の発光素子である。また、光素子230が光を入射する場合、光素子230は、アバランシェフォトダイオード(Avalanche Photodiode:APD)等の受光素子である。
駆動IC240は、光素子230が発光素子である場合、ワイヤ250aを介して光素子230に供給する電力量を制御して、光素子230の発光動作を制御する。また、駆動IC240は、光素子230が受光素子である場合、受光した光量に応じて光素子230が発生した光起電力を光電流として取り出して、光素子230の受光動作を制御する。
また、後列端子222aは、駆動IC240及び光素子230へ電力を供給する。一方、後列端子222b及び後列端子222cは、作動信号を駆動IC240に供給する。そして、後列端子222dは、制御信号を駆動IC240に供給する。また、後列端子222aと、後列端子222bと、後列端子222cと、後列端子222dとはそれぞれ、複数のワイヤ(例えば、ワイヤ250c等)によって駆動IC240に予め設けられた複数の端子のそれぞれに電気的に接続される。
更に、駆動IC240と光素子230とは、ワイヤ250aにより電気的に接続され、駆動IC240とリードフレーム211とは、ワイヤ250bにより電気的に接続される。光デバイス20は、複数の前列端子220及び複数の後列端子222のそれぞれが回路基板40に予め形成された複数の開口孔のそれぞれに差し込まれて固定される。そして、複数の後列端子222のそれぞれが、配線パターン400に接続される。これにより、光デバイス20に、配線パターン400を介して複数の後列端子222のそれぞれから電力と、作動信号と、制御信号とを供給できる。なお、本実施の形態では光デバイス20内に駆動IC240が組み込まれているが、駆動IC240は別基板に実装することもできる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るモジュールと光デバイス及び光ファイバとの接続を示す。図3(a)にモジュール、光デバイス、及び光ファイバの接続前の断面図を示すと共に、図3(b)に接続後の断面図を示す。
まず、図3(a)に示すように、モジュール10と光デバイス20とを予め定められた位置に配置する。そして、図3(b)に示すように、モジュール10の開口部100aに光デバイス20の被膜部200が形成された挿入部214を挿入すると、挿入部214の表面に形成された被膜部200の少なくとも一部と支持部としての開口部外縁101とが接触する。そして、被膜部表面200aとモジュール表面112とが接触する。これにより、光素子230の光軸及び挿入部214の光軸が、モジュール10の空洞部110の所定の位置に所定の誤差範囲内で収まった状態で、光デバイス20がモジュール10に保持される。
例えば、被膜部200が形成された挿入部214の断面の径と開口部100aの径とが略一致するように、開口部100aが形成される。この場合、被膜部200が形成された挿入部214を開口部100aに挿入すると、開口部100aの縁としての開口部外縁101が挿入部端214aと接触する。これにより、開口部外縁101が、挿入部端214aにおいて光デバイス20を支持すると共に、光素子230の光軸と光ファイバ30の光軸との位置を合わせることとなる。すなわち、挿入部214を基準として、光素子230の光軸と光ファイバ30の光軸との位置が合わされる。
ここで、モジュール10と光デバイス20とは、一例として、被膜部表面200aとモジュール表面112とを所定の接着剤で接着することにより互いに固定される。また、所定の弾性部材(例えば、所定の弾性を有する板バネ状の固定部材)を用いて、モジュール10と光デバイス20とを外部から押さえつけることにより、モジュール10と光デバイス20とを互いに固定することもできる。
そして、空洞部110を介して開口部100aの反対側の開口部100bに光ファイバ30を挿入する。ここで、ファイバ端面300と光入出射面212とが接触しない位置において、光ファイバ30をモジュール10に固定する。この場合において、ファイバ端面300と光入出射面212との間に空間が存在するため、光ファイバ30と光デバイス20との結合損失はゼロではないが、結合損失がほとんど問題とならないと判断できる程度にファイバ端面300と光入出射面212との間の距離を設定する。
具体的には、ファイバ端面300と光入出射面212との距離を離間距離と規定すると、離間距離は、一例として、光ファイバ30のコア径がφ200μmの場合、0μm<離間距離≦500μmの範囲内になるように設定される。したがって、ファイバ端面300と光入出射面212とは接触しないので、ファイバ端面300及び光入出射面212の表面は損傷しない。これにより、光ファイバ30(特に、光ファイバ30のコア)の光軸と光素子230の光軸との位置が、所定の誤差範囲に収まるように合わされた光コネクタ50が形成される。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る光デバイスにおける光路の概要を示し、(a)は、光デバイスが発光デバイスである場合の光路の概要を示し、(b)は、光デバイスが受光デバイスである場合の光路の概要を示す。
図4(a)を参照すると、光デバイス20が発光デバイス20aである場合には、光素子230としての発光素子230aが発した光は、挿入部214を伝播して発光デバイス20aの外部に放射される。具体的には、発光素子230aが発した光のうち、発光素子230aの発光面の法線方向に略水平な光60aは、被膜部200が存在する方向には伝播せずに挿入部214の光出射面212aから放射される。
一方、発光素子230aが発した光のうち、発光素子230aの発光面の法線方向から所定の角度以上傾いて放射された光60bは、被膜部200が存在する方向に伝播する。そして、挿入部214と被膜部200との界面200bにおいて、所定の方向に光60bは反射される。具体的には、所定の屈折率を有する挿入部214と挿入部214の屈折率よりも低い屈折率を有する被膜部200とで形成される界面200bにおいて、光60bは光ファイバ30と同様の原理により光出射面212aの方向に伝播する。すなわち、挿入部214は、その側面に被膜部200が形成されることにより、光ファイバ30と同様の機能を備えることとなる。
図4(b)を参照すると、光デバイス20が受光デバイス20bである場合には、光入斜面212bから挿入部214に入って伝播してきた光(例えば、光60c及び光60d)は、光素子230としての受光素子230bが受光する。この場合についても、図4(a)の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図を示す。
第2の実施の形態に係る光デバイス21は、第1の実施の形態に係る光デバイス20が有する被膜部200を有さず、その代わりに反射膜202を有している点を除き略同一の構造を有する。したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態に係る光デバイス21は、光透過部210の表面の所定の領域に鏡面を有する反射部としての反射膜202を有する。具体的には、光透過部210に形成される挿入部214の端面である光入出射面212、及び前列端子220aと後列端子222bとが露出している領域を除いた領域に、反射膜202が形成される。本実施形態においては、光入斜面212が形成される面の反対の光透過部210の面にも反射膜202が形成される。
反射膜202は、一例として、挿入部214を伝播する光に対して所定の反射率以上の反射率を有するアルミニウム等の導電性の金属材料から形成される。したがって、光素子230が出射する光又は光入斜面212に入射して光素子230が受光する光のうち、挿入部214の側面に形成されている反射膜202に伝播する光は、反射膜202によって反射されることとなる。また、反射膜202は、例えば、光入斜面212が形成される面とは反対側の光透過部210の面に形成される領域において、放射ノイズを低減させることを目的としてグランドに接地される。なお、反射膜202を形成する金属材料は、挿入部214を伝播する光の波長に対して所定の反射率を示す限り、上記の例に限られない。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光デバイスにおける光路の概要を示し、(a)は、光デバイスが発光デバイスである場合の光路の概要を示し、(b)は、光デバイスが受光デバイスである場合の光路の概要を示す。
図6(a)を参照すると、光デバイス21が発光デバイス21aである場合には、光素子230としての発光素子230aが発した光のうち、発光素子230aの発光面の法線方向に略水平な光60aは、反射膜202が存在する方向には伝播せずに挿入部214の光出射面212aから放射される。
一方、発光素子230aが発した光のうち、発光素子230aの発光面の法線方向から所定の角度以上傾いて放射された光60bは、反射膜202存在する方向に伝播する。そして、挿入部214と反射膜202との界面202bにおいて、所定の方向に光60bは反射される。反射された光60bは、光出射面212aの方向に伝播していく。そして、光出射面212aから出射した光60a及び光60bは、モジュール10の空洞部110を介して光ファイバ30に入射する。
図6(b)を参照すると、光デバイス21が受光デバイス21bである場合には、光入斜面212bから挿入部214に入って伝播してきた光(例えば、光60c及び光60d)は、光素子230としての受光素子230bが受光する。この場合についても、図6(a)の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図を示す。
第3の実施の形態に係る光デバイス22は、第1の実施の形態に係る光デバイス20とは挿入部の形状が異なる点を除き略同一の構造を有する。したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態に係る光デバイス22は、光透過部210に形成される挿入部215の断面形状が、光透過部表面210aから光入出射面212に向かうにしたがって小さくなるように挿入部215が形成される。すなわち、挿入部215の光素子230の光受発光面と水平方向における断面の直径が、光素子230の側から光入出射面212の側に進むにしたがって漸次減少するように、挿入部215が形成される。これにより、挿入部215の側面には傾斜部216が形成されることとなる。
また、光入出射面212は、光デバイス22と結合する光ファイバ30の開口数(NA)により規定される入射角が所定の角度より大きい場合に、より多くの光を光ファイバ30が伝播できるようにするため、所定の径になるように形成される。具体的には、光素子230が発光素子である場合、光入出射面212の径は、光ファイバ30の径以下に形成される。一方、光素子230が受光素子である場合、光入出射面212の径は、光ファイバ30の径以上に形成される。
そして、光透過部表面210a及び傾斜部216の表面に、被膜部200が形成される。被膜部200は、光入出射面212には形成されない。なお、本実施形態において光透過部210の表面には被膜部200が形成されているが、被膜部200の代わりに反射膜202を形成してもよい。
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図を示す。
第4の実施の形態に係る光デバイス23は、光デバイス20の光透過部210を含む部分がいわゆる砲弾形状から所定の形状に変形した形状を有するものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。
図8(a)を参照すると、第4の実施の形態に係る光デバイス23において光素子230は、端子a224と端子b225とを有するリードフレームに搭載される。光素子230は、ワイヤ250dを介して、端子b225と電気的に接続される。そして、光素子230を含むリードフレームの一部分が、光透過性樹脂又は低融点ガラスによって封止され、所定形状の光透過部210が形成される。
光透過部210は、光素子230の側から光入出射面212の側に向かって光透過部210の径が小さくなるように形成される。すなわち、光素子230の光受発光面と水平方向における断面の直径が、光素子230の側から光入出射面212の側に進むにしたがって漸次減少するように、光透過部210が形成される。これにより、光透過部210の側面には傾斜部216が形成されることとなる。そして、光透過部210の表面の所定の領域、すなわち、傾斜部216の表面に被膜部200が形成される。そして、被膜部200を有する傾斜部216が形成された光透過部210をモジュール10の開口部100aに挿入することにより、光デバイス23と光ファイバ30とが光学的に結合される。
なお、光素子230への電力は、端子a224又は端子b225を介して供給される。また、本実施形態においては、傾斜部216の表面に被膜部200が形成されているが、被膜部200の代わりに反射膜202を形成してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組み合わせの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
第1の実施の形態に係るモジュール、光ファイバ、及び光デバイスの斜視図である。 (a)は、第1の実施の形態に係る光デバイスの正面図であり、(b)は、第1の実施の形態に係る光デバイスのA−A線における側面断面図である。 第1の実施の形態に係るモジュールと光デバイス及び光ファイバとの接続を示す図であり、(a)は、モジュール、光デバイス、及び光ファイバの接続前の断面図であり、(b)は、接続後の断面図である。 第1の実施の形態に係る光デバイスにおける光路の概要図であり、(a)は、光デバイスが発光デバイスである場合の光路の概要図であり、(b)は、光デバイスが受光デバイスである場合の光路の概要図である。 第2の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図である。 第2の実施の形態に係る光デバイスにおける光路の概要図であり、(a)は、光デバイスが発光デバイスである場合の光路の概要図であり、(b)は、光デバイスが受光デバイスである場合の光路の概要図である。 第3の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図である。 第4の実施の形態に係る光デバイスの側面断面図である。
符号の説明
10 モジュール
20、21、22、23 光デバイス
20a、21a 発光デバイス
20b、21b 受光デバイス
30 光ファイバ
40 回路基板
50 光コネクタ
60a、60b、60c、60d 光
100a、100b 開口部
101 開口部外縁
110 空洞部
112 モジュール表面
200 被膜部
200a 被膜部表面
200b 界面
202 反射膜
202a 反射膜表面
202b 界面
210 光透過部
210a 光透過部表面
211 リードフレーム
212 光入出射面
212a 光出射面
212b 光入射面
214、215 挿入部
214a、215a 挿入部端
216 傾斜部
220a、220b 前列端子
222a、222b、222c、222d 後列端子
224 端子a
225 端子b
230 光素子
230a 発光素子
230b 受光素子
231 受発光面
240 駆動IC
250a、250b、250c、250d ワイヤ
300 ファイバ端面
400 配線パターン

Claims (7)

  1. 光素子と、前記光素子の光受発光面の法線方向に設けられる凸部と、少なくとも前記凸部の表面の一部に形成され、前記光素子が受発光する光を反射する反射部と
    を有する光デバイスと、
    前記光を伝播する光導波路が挿入される開口部と、前記開口部と空間を隔てて設けられ、前記凸部の少なくとも一部において前記光デバイスを支持し、前記光素子の光軸と前記開口部に挿入される前記光導波路の光軸との位置を合わせる支持部とを有するモジュールとを備える光コネクタ。
  2. 前記反射部は、前記凸部の屈折率よりも低い屈折率を有する材料から形成される請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記反射部は、前記光素子が受発光する光を反射する金属材料から形成される請求項1に記載の光コネクタ。
  4. 前記金属材料から形成される前記反射部は、グランドに接続される請求項3に記載の光コネクタ。
  5. 前記凸部は、前記光受発光面から前記光導波路に向かう方向に沿って断面の面積が漸次小さくなる請求項1から4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  6. 前記光素子は発光素子であり、前記凸部の先端における断面の大きさが、前記光導波路の断面の大きさ以下である請求項5に記載の光コネクタ。
  7. 前記光素子は受光素子であり、前記凸部の先端における断面の大きさが、前記光導波路の断面の大きさ以上である請求項5に記載の光コネクタ。
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