JP2009062427A - アスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アスベスト繊維を含む建造物構造体に塗布、吹き付け処理し、内部のアスベスト繊維を封じ込めるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法を提供すること。
【解決手段】アスベスト繊維成分を含む既設建造物構造体に対し、該構造体内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、第1および第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、第1のアスベスト処理剤を既設建造物構造体Hの表面Haに塗布ないし吹き付けて該既設建造物構造体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、既設建造物構造体の表面に沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材Nをネット部材張設手段1を介して既設建造物構造体の表面に張設するネット部材張設工程と、該ネット部材の上から第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、ネット部材とともに既設建造物構造体を覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とからなるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
【選択図】図1

Description

この発明は、アスベスト繊維成分を含む建造物構造体などから発生するアスベスト繊維あるいはセメントなどの粉塵の飛散防止にとどまらず、該アスベスト繊維を確実に包囲して強固に固化するようになしたアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法に関するものである。
周知のように、既存のコンクリート建造物(公共施設建造物、会社工場、学舎、駅舎など)あるいは一般家屋などでは、断熱性、耐火性あるいは吸音性建材として、石綿、岩綿、 セメントなどの粉塵性物質を含む耐火被覆材が多用されてきている。特に、従来多用されてきたアスベスト繊維を含有する既設の断熱性、耐火性あるいは吸音性建材については、当該建材中のアスベスト繊維が粉塵化し、飛散して人体に侵入することによる有害性が指摘され、極めて大きな問題として提起されている。
従来、上記する問題を解決するものとして、既設の粉塵含有建材に、(1) 酢酸ビニル系エマルジョンを吹き付けて、その表面を遮蔽する方法、あるいは、(2) アクリル系合成樹脂などの水溶性高分子を吹き付けて浸透させ、粉塵を封じ込める方法などが試みられている。
しかしながら、上記する従来技術において、酢酸ビニル系エマルジョンを用いる方法では、アスベスト繊維含有建材の表面を遮蔽する点においては効果があるものの、内部への浸透性がないため、吹き付け層とアスベスト繊維含有建材表面との間で剥離が生じるという欠点を有するものであった。内部への浸透性がないため、当該アスベスト繊維含有建材を解体あるいは改修する場合に、建材内部のアスベスト繊維が飛散してしまうという大きな欠点を有していた。
一方また、上記する従来技術において、アクリル系合成樹脂などの水溶性高分子を用いる方法では、その濃度を調整して施工しても、その建材内への浸透性に限度があり、封じ込めた場合の封じ込めの耐久性が弱く、建材の粉塵化防止効果が不十分であった。さらに、その材料コストが非常に高くなるという問題点を有していた。
そこで、本願出願人は、アスベスト処理のための極めて新規なアスベスト処理剤を開発するに至った。このアスベスト処理剤は、主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤と、主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤とによって構成されるものである。
さらに、詳細には、前記第1のアスベスト処理剤は、0.1〜2重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜20重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、78〜99重量%の水とを混合してなる浸透性の高いアスベスト処理剤として構成されるものであり、前記第2のアスベスト処理剤は、20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、1〜10重量%の骨材と、25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤として構成されるものである。
前記第1および第2のアスベスト処理剤において、前記金属の水酸化物としては、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムあるいは水酸化アルミニウムが有効であり、前記強塩基と弱酸の金属塩としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウムあるいは珪酸マグネシウムが有効である。
さらに、前記第1および第2のアスベスト処理剤において、前記天然の糊としては、澱粉、銀杏あるいはつのまたなどの植物性の糊、または、ゼラチン、コラーゲンあるいはにかわなどの動物性の糊が有効である。
このアスベスト処理剤のうち、前記第2のアスベスト処理剤に対しては、0.01〜5重量%の有機または無機の繊維が混合される。この有機または無機の繊維としては、麻、マニラ麻あるいはセルロースなどの天然繊維、レーヨン、ナイロン、ポリプロピレンあるいはアラミド繊維などの有機繊維、または、ガラス繊維あるいは炭素繊維などの無機繊維が有効である。
この発明に適用される第1および第2のアスベスト処理剤は、次のようにして用いられる。まず、第1のアスベスト処理剤を建造物構造体の表面に吹き付け塗布することによって、その高い浸透性により内部に浸透させ、乾燥後に、建造物構造体のアスベスト繊維に作用させる。しかる後、第2のアスベスト処理剤を前記第1のアスベスト処理剤の処理後の建造物構造体に吹き付けて、その高い封着性により当該建造物構造体内にアスベスト繊維を確実に封着するものである。
上記する第1および第2のアスベスト処理剤を用たアスベスト処理工法について、アスベスト繊維成分を既存建造物構造体内に確実に封着しておくことができ、該アスベスト処理工法自体を省力化することができ、且つ、工期の短縮化をはかることができる有効なアスベスト処理工法が要望されている。
特開平11−303361号公報(要約)
そこで、この発明は、上記する従来技術における欠点並びに問題点を解消するに適したアスベスト処理工法を提供するものであり、特に、浸透性の高い第1のアスベスト処理剤と、封着性の高い第2のアスベスト処理剤を用い、まず、第1のアスベスト処理剤の吹き付け塗布により、この第1のアスベスト処理剤を既存建造物構造体内に浸透させて、アスベスト繊維成分に作用させ、しかる後、第2のアスベスト処理剤の吹き付け塗布することによって、該既存建造物構造体内にアスベスト繊維成分を確実に封着しておくことができ、該アスベスト処理工法自体を省力化することができ、且つ、工期の短縮化をはかることができる有効なアスベスト処理工法を提供するものである。
この発明は、上記する目的を達成するにあたって、請求項1に記載の発明は、アスベスト繊維成分を含む既設建造物構造体に対し、該構造体内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、
主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤を準備する工程と、
主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、
前記第1のアスベスト処理剤を既設建造物構造体の表面に塗布ないし吹き付けて該既設建造物構造体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、
前記既設建造物構造体の表面に沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材をネット部材張設手段を介して既設建造物構造体の表面に張設するネット部材張設工程と、
前記既設建造物構造体の表面に張設したネット部材の上から前記第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、前記ネット部材とともに既設建造物構造体を覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とからなることを特徴とするアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法を構成するものである。
さらに、この発明において、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法であって、前記第1のアスベスト処理剤が、0.1〜2重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜20重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、78〜99重量%の水とを混合してなる浸透性の高いアスベスト処理剤であり、
前記第2のアスベスト処理剤が、20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、1〜10重量%の骨材と、25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤であることを特徴とするものである。
さらに、この発明において、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法であって、前記第2のアスベスト処理剤が、20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、1〜10重量%の骨材と、0.01〜5重量%の有機または無機の短繊維および/または長繊維繊維と、25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤であることを特徴とするものである。
さらに、この発明において、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法であって、前記金属の水酸化物が、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムであり、前記強塩基と弱酸の金属塩が、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウムあるいは珪酸マグネシウムであることを特徴とするものである。
さらに、この発明において、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法であって、前記ネット部材張設手段が、折り曲げられた取り付け金具を含むものからなり、前記取り付け金具が、前記既設建造物構造体の表面に固定される基部と、前記基部の一方の面4ら外方に向けてのびる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の上端から前記基部に平行する方向にのびるネット引っ掛け部とを有するものからなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において、請求項6に記載の発明は、アスベスト繊維成分を含むボード体に対し、該ボード体内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、
主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤を準備する工程と、
主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、
前記第1のアスベスト処理剤をボード体の表面に塗布ないし吹き付けて該ボード体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、
前記ボード体の表面に沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材をネット部材張設手段を介してボード体の表面に張設するネット部材張設工程と、
前記ボード体の表面に張設したネット部材の上から前記第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、ネット部材とともにボード体を覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とからなることを特徴とするアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法を構成するものである。
さらに、この発明において、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法であって、前記ネット部材張設手段が、比較的径が大きいワッシャーと併用される専用ビスを含むものからなり、前記専用ビスによって前記ネット部材を前記ボード体の表面に固定するものからなることを特徴とするものである。
以上の構成になるこの発明のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法によれば、浸透性の高い第1のアスベスト処理剤および封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、第1のアスベスト処理剤を既設建造物構造体の表面に塗布ないし吹き付けて該既設建造物構造体の内部に浸透させる第1の処理工程と、既設建造物構造体の表面に沿って耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材をネット部材張設手段を介して既設建造物構造体の表面に張設するネット部材張設工程と、既設建造物構造体の表面に張設したネット部材の上から第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、ネット部材とともに既設建造物構造体を覆う第2の処理工程とによって構成されるものであり、第2のアスベスト処理剤が、ネット部材に馴染んで、該ネット部材越しに既設建造物構造体の表面に連結され、機械的な耐久性の高いアスベスト封着層を形成するものであって、該既存建造物構造体内にアスベスト繊維成分を確実に封着しておくことができ、該アスベスト処理工法自体を省力化することができ、且つ、工期の短縮化をはかることができるなどの点において極めて有効に作用するものである。
さらに、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法によれば、ネット部材張設手段を有しており、このネット部材張設手段を、折り曲げた取り付け金具により構成し、この取り付け金具が、既設建造物構造体の表面に固定される基部と、基部の一方の面から外方に向けてのびる立ち上がり部と、立ち上がり部の上端から基部に平行する方向にのびるネット引っ掛け部とを有するものとしたことにより、外力を付与することにより、ネット引っ掛け部の高さを簡単に変更することができる点において、アスベスト処理作業を省力化でき、工期を短縮することができる。
以下、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法について詳細に説明する。
まず、この発明になるアスベスト処理剤の具体的な実施例によれば、当該アスベスト処理剤は、次のようなものからなっている。当該アスベスト処理剤は、主として、金属イオンを含むアルカリ性の水溶液またはスラリーと、植物性または動物性の糊とを混合した浸透性の高い第1のアスベスト処理剤と、主として、金属イオンを含むアルカリ性の水溶液またはスラリーと、植物性または動物性の糊と、有機または無機の繊維と、骨材とを混合した封着性の高い第2のアスベスト処理剤との組み合わせからなっている。
この第1のアスベスト処理剤は、浸透性の高い溶液からなっているので、アスベスト繊維を含む建造物構造体の表面に塗布、吹き付けあるいは注入することにより、次第に建造物構造体内部に浸透していく。第2のアスベスト処理剤は、石灰を主成分とする封着性の高い溶液からなっているので、第1のアスベスト処理剤の処理後の建造物構造体に吹き付けることにより、カルシウムイオンをアスベスト繊維表面に作用させて、アスベスト繊維と強固に結合させ、大気中の炭酸ガス作用により経時的に石灰岩化する。
この発明において、金属イオンを含むアルカリ性の水溶液またはスラリーは、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩によるものであり、前記金属の水酸化物としては、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなどが有効であり、前記強塩基と弱酸の金属塩としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウムあるいは珪酸マグネシウムなどが有効である。
一方、この発明において、前記植物性または動物性の糊としては、澱粉、銀杏、つのまたなどの植物性の糊、または、ゼラチン、コラーゲン、にかわなどの動物性の糊が有効であり、前記有機または無機の繊維としては、麻、マニラ麻、セルロースなどの天然繊維、レーヨン、ナイロン、ポリプロピレン、アラミド繊維などの有機繊維、または、ガラス繊維、炭素繊維などの無機繊維が有効である。
さらに、この発明においては、上記する構成により得られるアスベスト処理剤に対して、適量の合成樹脂を添加したものであってもよいし、あるいは、さらに、微量の天然ゴムあるいは合成ゴムを添加したものであってもよい。
前記合成樹脂としては、例えば、酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが有効であり、合成ゴムとしては、スチレンブタジエンゴムなどが有効である。
前記第2のアスベスト処理剤には骨材が混入される。この骨材としては、例えば、パーライト、シラスバルーン、ビーズ発泡スチロールなどが有効である。
この発明になるアスベスト処理剤の具体的な実施例において、当該アスベスト処理剤は、以下に示す成分からなっている。第1のアスベスト処理剤は、
0.1〜2重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、
0.5〜20重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、
78〜99重量%の水とを混合してなる浸透性の高いアスベスト処理剤としたものである。他方、第2のアスベスト処理剤は、
20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、
0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、
1〜10重量%の骨材と、
25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤としたものである。前記第2のアスベスト処理剤について、さらに好ましい実施例のものは、上記構成成分に、0.01〜5重量%の有機または無機の短繊維および/あるいは長繊維を混合したものがあげられる。さらに、別の実施例では、この構成のものに、微量の合成樹脂、界面活性剤並びに天然ゴム、合成ゴムなどを添加したものであってもよい。
上記する構成成分において、特に、第2のアスベスト処理剤は、混合される天然の糊または樹脂バインダー、骨材、有機または無機の短繊維および/あるいは長繊維の作用により、高い粘性をもってネット部材Nに馴染んで、該ネット部材越しに既設建造物構造体の表面に連結され、しかも、混合される短繊維および/あるいは長繊維がネット部材Nに絡み、機械的な耐久性の高いアスベスト封着層を形成するものであって、該既存建造物構造体内にアスベスト繊維成分を確実に封着しておくことができるという作用効果を奏する。
上記する構成成分において、前記金属の水酸化物または/および強塩基と弱酸の金属塩に関して、前記第1のアスベスト処理剤では、これが、0.1重量%以下である場合には、濃度が薄すぎて機能せず、2重量%以上である場合には、浸透性が落ちるため好ましくなかった。一方、前記第2のアスベスト処理剤では、これが、20重量%以下である場合には、被膜が薄くなってしまい、粉塵封鎖に効果がない。一方、これが50重量部%以上の場合には、混合物液体の粘度が高くなりすぎて、吹き付けなどにおいて問題があった。
さらにまた、上記する構成成分において、前記植物性または動物性の糊に関して、これが0.5重量%以下である場合には、封鎖状態を長期間にわたり固定できない。一方、これが20重量%以上の場合には、粘度が高くなりすぎて建造物構造体内に充分に浸透できない。
さらにまた、上記する構成成分において、前記有機または無機の繊維の混合量に関しては、当該有機または無機の繊維を混合しない第1のアスベスト処理剤の場合、建造物構造体内への浸透性を高める効果を奏し、当該有機または無機の繊維を混合した第2のアスベスト処理剤の場合、建造物構造体内での粉塵の封着性を高める効果を奏する。
次いで、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法について、その手順にそって詳細に説明する。
この発明では、上記する構成になる第1のアスベスト処理剤および第2のアスベスト処理剤を予め準備しておく第1のアスベスト処理剤および第2のアスベスト処理剤準備工程を含む。一例において、前記第1のアスベスト処理剤は、主として、金属イオンを含むアルカリ性の水溶液またはスラリーと、植物性または動物性の糊とを混合してなる浸透性の高いアスベスト処理剤であり、前記第2のアスベスト処理剤は、主として、金属イオンを含むアルカリ性の水溶液またはスラリーと、植物性または動物性の糊と、有機または無機の繊維とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤である。
この発明になるアスベスト処理工法では、第1のアスベスト処理剤処理工程(図1A参照)、ネット部材張設工程(図1Bおよび図1C参照)および第2のアスベスト処理剤処理工程(図1D参照)を含むものからなっている。前記第1のアスベスト処理剤処理工程では、上記するアスベスト処理剤準備工程において準備された前記第1のアスベスト処理剤を建造物構造体Hに吹き付け、当該第1のアスベスト処理剤を建造物構造体内に充分浸透させる。前記ネット部材張設工程では、前記既設建造物構造体Hの表面Haに沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材Nをネット部材張設手段1を介して既設建造物構造体の表面にネット部材が張設される。しかる後、前記第2のアスベスト処理剤処理工程では、上記する準備工程において準備された前記第2のアスベスト処理剤を前記既設建造物構造体の表面に張設したネット部材Nの上から吹き付け塗布し、前記ネット部材Nとともに既設建造物構造体Hを覆うアスベスト処理層9を形成するものである。前記ネット部材Nは、メッシュ部材であってもよい。このネット部材Nの目の寸法は、約3〜30mm程度のものである。
この発明において、前記ネット部材張設工程におけるネット部材張設手段1の具体的な実施例について説明する。前記ネット部材張設手段1は、図1〜3に示すような折り曲げられた取り付け金具2およびアンカーボルト3を含むものからなっている。前記取り付け金具2は、前記既設建造物構造体Hの表面Haに固定される基部4と、前記基部4の一方の面4aから外方に向けてのびる立ち上がり部5と、前記立ち上がり部5の上端から前記基部4に平行する方向にのびるネット引っ掛け部6とを有するものからなっている。
この取り付け金具2は、例えば、前記基部4に設けてある固定孔7に対し、取り付けビス8によって、前記既設建造物構造体Hの表面Haに固定される。前記取り付け金具2におけるネット引っ掛け部6の先端6a側は、若干先細まりになるよう設計しておくことによりネットNへの引っ掛けを良くすることができる。
さらに、前記取り付け金具2は、図3B1およびB2に詳細に示すように、外力を付与することにより、基部4に対するネット引っ掛け部6の高さ寸法hを、高さ寸法h1あるいはh2のように簡単に変更することができ、さらに、固定孔7からネット引っ掛け部6の先端6aまでの長さ寸法Lを、長さ寸法L1あるいはL2のように簡単に変更することができるので、前記既設建造物構造体Hの表面Haに沿って張設されるネット部材Nを確実にとらえることができる。
このアスベスト処理のための準備作業としては、アスベスト構造体の吹き付け厚を計測する事前調査、周辺環境の設備・備品・壁・床・天井などの作業前清掃、アスベスト処理に必要な諸機器の設置などが行われる。この準備作業段階で、作業前の粉塵濃度測定がなされる。
この発明になる第1のアスベスト処理剤の塗布作業としては、まず、第1のアスベスト処理剤の試験吹きが行われ、飛散防止処理を介在して、第1のアスベスト処理剤の吹き付け処理が行われ、浸透チェックが行われる。この段階で、作業中の粉塵濃度測定がなされる。この第1のアスベスト処理剤の処理に関しては、後述するアスベスト処理剤注入器具11を用いて、前記第1のアスベスト処理剤を施工すべき建造物構造体内に圧入するものであってもよい。
次いで、第2のアスベスト処理剤の塗布作業としては、まず、第2のアスベスト処理剤並びに第2のアスベスト処理のための機材が準備される。その後、第2のアスベスト処理剤の試験吹きが行われ、第2のアスベスト処理剤の吹き付け処理が行われる。
最終的に、検査・片付け作業がなされる。この段階では、アスベスト包囲固化処理の検査・確認がなされ、諸機材の片付け作業が行われる。この検査・片付け作業中に、作業後の粉塵濃度測定がなされる。
図4は、この発明になる第1のアスベスト処理剤を建造物構造体内に圧入するためのアスベスト処理剤注入器具11の具体的な実施例を示すものである。このアスベスト処理剤注入器具11は、前記建造物構造体Hに対して、その表面から内部に突き刺さる複数本の注入針12を備え、前記注入針12を介して第1のアスベスト処理剤を建造物構造体Sの内部に加圧注入するものからなっている。図4に示す例のものでは、基板13に対して複数の注入針12が固定されていて、前記各注入針12の一端12aには、第1のアスベスト処理剤源14からの第1のアスベスト処理剤を受け入れる受入口15が設けてあり、他端12bには、第1のアスベスト処理剤を吐出する吐出口16が設けてある。
前記基板13の一方の面側13aには、例えば、コイルスプリング17などにより、拡張方向に付勢された可動プレート18が進退自在に組み合わされており、当該基板13の他方の面側13bには、ハンドル19が取り付けられている。このハンドル19は、必要に応じてポール状の部材によって構成したものであってもよい。
さらに、この発明は、例えば、図5に示すようなアスベスト繊維成分を含むボード体Bに対しても適用することができる。この構成例によれば、アスベスト繊維成分を含むボード体Bに対し、該ボード体B内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤を準備する工程と、主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、前記第1のアスベスト処理剤をボード体の表面に塗布ないし吹き付けて該ボード体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、前記ボード体Bの表面Baに沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材Nをネット部材張設手段21を介してボード体Bの表面Baに張設するネット部材張設工程と、前記ボード体Bの表面Baに張設したネット部材Nの上から第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、ネット部材Nとともにボード体Bの表面Baを覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とを含むものからなっている。
この構成例において、前記ネット部材張設手段21は、比較的径が大きいワッシャー22と併用される専用ビス23を含むものからなっていおり、前記専用ビス23のねじ込みによって前記ネット部材Nを前記ボード体Bの表面Baに固定することができるようになっている。一例において、前記ボード耐Bは、珪酸カルシウム板である。
図1は、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法の手順を示すものであって、図1Aは、建造物構造体Hに対する第1のアスベスト処理剤の吹き付け塗布による浸透の状況を示す概略図、図1Bは、取り付け金具の設置を示す概略図、図1Cは、建造物構造体の表面に沿ってネット部材を張設する状態を示す概略図、図1Dは、第2のアスベスト処理剤の吹き付け塗布によるアスベスト処理層の形成の状態を示す概略図である。 図2は、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法において、ネット部材張設手段の具体的な例を示すものであって、図2Aは、取り付け金具の例を示す概略図であり、図2Bは、第2のアスベスト処理剤内に混合してある有機または無機の短繊維および/あるいは長繊維が、ネット部材に絡み合っている状態を示す概略図である。 図3は、ネット部材張設手段における取り付け金具の例を示すものであって、図3Aは、当該取り付け金具の一例を示す斜視図であり、図3B1および図1B2は、当該取り付け金具に外力を加えて変形させた状態の斜視図である。 図4は、この発明になる第1のアスベスト処理剤を建造物構造体内に圧入するためのアスベスト処理剤注入器具の具体的な実施例を示す概略的な要部断面図である。 図5は、この発明になるアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法をボード体に適用した例を示す概略的な斜視図である。
符合の説明
H 既設建造物構造体
Ha 既設建造物構造体の表面
1 ネット部材張設手段
2 取り付け金具
3 アンカーボルト
4 取り付け金具の基部
5 立ち上がり部
6 ネット引っ掛け部
7 固定孔
8 取り付けビス
9 アスベスト処理剤層
N ネット部材
10 短繊維あるいは長繊維
11 アスベスト処理剤注入器具
12 注入針
12a 注入針の一端
12b 注入針の他端
13 基板
14 第1のアスベスト処理剤源
15 注入針の受入口
16 注入針の吐出口
17 コイルスプリング
18 可動プレート
19 ハンドル
B ボード体
Ba ボード体の表面
21 ネット部材張設手段
22 比較的径が大きいワッシャー
23 専用ビス

Claims (7)

  1. アスベスト繊維成分を含む既設建造物構造体に対し、該構造体内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、
    主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤を準備する工程と、
    主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、
    前記第1のアスベスト処理剤を既設建造物構造体の表面に塗布ないし吹き付けて該既設建造物構造体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、
    前記既設建造物構造体の表面に沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材をネット部材張設手段を介して既設建造物構造体の表面に張設するネット部材張設工程と、
    前記既設建造物構造体の表面に張設したネット部材の上から前記第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、前記ネット部材とともに既設建造物構造体を覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とからなることを特徴とするアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  2. 前記第1のアスベスト処理剤が、0.1〜2重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜20重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、78〜99重量%の水とを混合してなる浸透性の高いアスベスト処理剤であり、
    前記第2のアスベスト処理剤が、20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、1〜10重量%の骨材と、25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤であることを特徴とする請求項1に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  3. 前記第2のアスベスト処理剤が、20〜50重量%の金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、0.5〜10重量%の天然の糊または樹脂バインダーと、1〜10重量%の骨材と、0.01〜5重量%の有機または無機の短繊維および/または長繊維繊維と、25〜75重量%の水とを混合してなる封着性の高いアスベスト処理剤であることを特徴とする請求項2に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  4. 前記金属の水酸化物が、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムであり、前記強塩基と弱酸の金属塩が、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウムあるいは珪酸マグネシウムであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  5. 前記ネット部材張設手段が、折り曲げられた取り付け金具を含むものからなり、前記取り付け金具が、前記既設建造物構造体の表面に固定される基部と、前記基部の一方の面4ら外方に向けてのびる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の上端から前記基部に平行する方向にのびるネット引っ掛け部とを有するものからなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  6. アスベスト繊維成分を含むボード体に対し、該ボード体内におけるアスベスト繊維成分の剥脱を防止するべく封じ込めるようにしたアスベスト処理工法であって、
    主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、水とを混合してなる浸透性の高い第1のアスベスト処理剤を準備する工程と、
    主として、金属の水酸化物および/または強塩基と弱酸の金属塩と、天然の糊または樹脂バインダーと、骨材と、水とを混合してなる封着性の高い第2のアスベスト処理剤を準備する工程と、
    前記第1のアスベスト処理剤をボード体の表面に塗布ないし吹き付けて該ボード体の内部に浸透させる第1のアスベスト処理剤処理工程と、
    前記ボード体の表面に沿って、耐アルカリ性ガラス繊維製のネット部材をネット部材張設手段を介してボード体の表面に張設するネット部材張設工程と、
    前記ボード体の表面に張設したネット部材の上から前記第2のアスベスト処理剤を吹き付け塗布して、ネット部材とともにボード体を覆う第2のアスベスト処理剤処理工程とからなることを特徴とするアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
  7. 前記ネット部材張設手段が、比較的径が大きいワッシャーと併用される専用ビスを含むものからなり、前記専用ビスによって前記ネット部材を前記ボード体の表面に固定するものからなることを特徴とする請求項6に記載のアスベスト処理剤を用いたアスベスト処理工法。
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