JP2009061942A - 車両走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主走行状態検出手段に異常が発生することで、異常な目標制御量に基づいて車速調整装置が作動されることを抑制することができる車両走行制御装置を提供する。
【解決手段】車両走行制御装置1に、車輪速度センサ3の他に、車両の走行状態を検出する駆動系回転センサ7を設ける。また、エンジンECU9は、自動走行制御ECU8により自動走行制御を行っている際に、駆動系回転センサ7での検出結果に基づいて算出した車速Veが異常判定条件を満たした場合には、自動走行制御は行わずに、エンジン100の通常制御を行う。このように、エンジンECU9に、駆動系回転センサ7での検出結果に基づいた異常判定条件を設定することにより、車輪速度センサ3に発生した異常を検出することができる。この結果、車輪速度センサ3に異常が発生することで、異常な目標制御量に基づいてエンジン100が作動されることを抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両走行制御装置に関し、更に詳しくは、車両走行制御装置の異常を判定する車両走行制御装置に関するものである。
車両には、運転者による車両の運転操作を軽減するものとして、車両の車速が目標車速となるように一定車速制御を行う定速走行制御や、先行車両に対して自車両を追従走行させるように追従走行制御を行う追従走行制御、すなわちアダプティブクルーズコントロール(ACC)などの自動走行制御を行う車両走行制御装置が搭載されている。車両走行制御装置では、自動走行制御ECUにより車両の車速が目標車速となるように目標制御量として目標駆動力が算出され、算出された目標駆動力がエンジンECUに出力され、エンジンECUが目標駆動力に基づいて車両の車速を調整する車速調整装置であるエンジンを作動させる。この場合、車両走行制御装置において車両の走行状態を検出する主走行状態検出手段として設けられる車輪速度センサで車輪の回転速度を検出し、さらに、この回転速度に基づいて車両の車速を算出し、算出した車速が目標車速になるように制御を行う。また、このような従来の車両走行制御装置では、運転者による制動操作があると、自動走行制御を停止することとしていた。
ところで、近年、低車速、例えば10km/h程度で、自動走行制御を行う要望がある。従来の車両走行制御装置では、車両が自動走行制御によって低車速で坂路を自動走行中に、運転者による制動操作があると、自動走行制御が停止してしまうこととなる。車両が低車速で坂路を走行中に自動走行制御が停止してしまうと、運転者による制動操作により発生する制動力によって車両を坂路で停止させることができない場合、車両の位置を維持することができず、車両がずり下がるなど、車両の挙動が変化してしまう虞がある。
そこで、従来の車両走行制御装置では、運転者による制動操作があっても、自動走行制御を停止させない技術が提案されている。例えば特許文献1では、運転者による制動操作があっても、自動走行制御を停止させず、自動走行制御ECUが目標車速を減少して、車速が減少した目標車速となるように目標駆動力を算出し、エンジンECUが自動走行制御ECUにより算出された目標駆動力に基づいてエンジンを作動させることで、車速を小さくする技術が提案されている。
特開2004−90679号公報
しかしながら、主走行状態検出手段である車輪速度センサに異常が発生すると、エンジンECUに出力される目標駆動力が車輪速度センサの正常時における目標駆動力と異なる虞がある。図6は、従来の車両走行制御装置において車輪速度センサに異常が生じた場合におけるエンジン出力および車速を示す説明図である。例えば、車輪速度センサに異常が発生し、車輪速度センサの検出結果に基づいて算出する車速である車輪速度センサ速度算出値351が、この異常発生時360以降に常に0km/hの状態になった場合、自動走行制御ECUは車輪速度センサ速度算出値351が目標車速353に到達しないため、目標駆動力を算出する際に、目標駆動力を上昇させ続ける虞がある。この場合、目標駆動力に基づいてエンジンを作動させるエンジンECUは、エンジンに対して出力を増大させる制御を続けるため、エンジン出力358は増大し続ける。このため、実際の車速352は目標速度を大きく超えて、上昇し過ぎる虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、主走行状態検出手段に異常が発生することで、異常な目標制御量に基づいて車速調整装置が作動されることを抑制することができる車両走行制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明では、目標制御量に基づいて車両の車速を調整する車速調整装置を作動させる第1ECUと、前記車両の走行状態を検出する主走行状態検出手段と、制御開始トリガーに基づいて自動走行制御を開始し、前記主走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が予め設定された目標車速となるように前記目標制御量を算出し、前記第1ECUに出力する第2ECUと、を備える車両走行制御装置において、さらに、前記車両の走行状態を検出する副走行状態検出手段を備えており、前記第1ECUは、前記主走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速に基づいて当該第1ECUで設定される異常判定条件を満たす場合、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わないことを特徴とする。
また、本発明では、上記車両走行制御装置において、前記異常判定条件は、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が当該第1ECUで設定される閾値を超えるか否かであり、前記第1ECUは、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が前記閾値を超えると判定する場合、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わないことを特徴とする。
また、本発明では、上記車両走行制御装置において、運転者による加速操作量を検出する加速操作量検出手段をさらに備え、前記第1ECUは、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わない場合、前記検出された加速操作量に基づいて前記車速調整装置を作動させることを特徴とする。
本発明にかかる車両走行制御装置は、主走行状態検出手段に異常が発生することで、異常な目標制御量に基づいて車速調整装置が作動されることを抑制することができるという効果を奏することができる。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施例により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。同図に示すように、車両走行制御装置1は、図示しない車両に搭載されるものであり、車両の車速が目標車速となるように自動走行制御を行うものである。車両走行制御装置1は、自動走行制御スイッチ2と、車輪速度センサ3、Gセンサ4と、ブレーキスイッチ5と、アクセルセンサ6と、駆動系回転センサ7と、自動走行制御ECU8と、エンジンECU9と、ブレーキECU10とにより構成されている。なお、100は、車両の車速を調整する車速調整装置であり、エンジンECU9により目標制御量である目標駆動力に基づいて作動され、車両に駆動力を作用させるエンジンである。また、200は、ブレーキECU10により目標制動力に基づいて作動され、車両に制動力を作用させるブレーキ装置である。ここで、ブレーキ装置200は、運転者による制動操作、すなわち運転者による図示しないブレーキペダルを踏み込みに基づいて制動力を発生するものでもある。
自動走行制御スイッチ2は、制御開始トリガーである。自動走行制御スイッチ2は、図示しない車両の室内に設けられており、運転者による操作されることでONされるものである。自動走行制御スイッチ2は、自動走行制御ECU8と接続されており、運転者によりONされるとON信号を自動走行制御ECU8に出力する。これにより、自動走行制御スイッチ2は、自動走行制御ECU8が自動走行制御を開始する制御開始トリガーとなる。
車輪速度センサ3は、車両の走行状態のうち、1つの走行状態である図示しない車輪の回転速度を検出する主走行状態検出手段である。車輪速度センサ3は、車両の図示しない各車輪に設けられており、各車輪の回転速度を検出する。また、車輪速度センサ3は、自動走行制御ECU8と接続されており、検出した車輪の回転速度を自動走行制御ECU8に出力する。自動走行制御ECU8は、車輪速度センサ3からの車輪の回転速度に基づいて、車両の車速Vを算出する自動走行制御側車速算出部84を有しており、車輪速度センサ3から車輪の回転速度が伝達された際には、この自動走行制御側車速算出部84によって車両の車速Vを算出する。
駆動系回転センサ7は、車両の走行状態のうち、1つの走行状態である図示しない駆動系回転部材の回転速度を検出する副走行状態検出手段である。駆動系回転センサ7は、駆動系回転部材の一例として、例えば車両の図示しない自動変速機の出力軸に設けられており、この出力軸の回転速度を検出する。また、駆動系回転センサ7は、エンジンECU9と接続されており、検出した自動変速機の出力軸の回転速度をエンジンECU9に出力する。エンジンECU9は、駆動系回転センサ7からの自動変速機の出力軸の回転速度に基づいて、車両の車速Veを算出する車速調整装置側車速算出部92を有しており、駆動系回転センサ7から自動変速機の出力軸の回転速度が伝達された際には、この車速調整装置側車速算出部92によって車両の車速Veを算出する。なお、駆動系回転センサ7を設ける部材は、車両が有する自動変速機の出力軸以外の部材であってもよい。駆動系回転センサ7を設ける部材は、エンジン100の運転中の回転を車両が有する駆動輪に伝達するために設けられた駆動系回転部材であれば、自動変速機の出力軸以外であってもよい。
Gセンサ4は、勾配検出手段である。Gセンサ4は、図示しない車両の傾きを検出するものである。つまり、Gセンサ4は、車両が現在走行している路面の勾配θを検出するものである。Gセンサ4は、自動走行制御ECU8と接続されており、検出された勾配θが自動走行制御ECU8に出力される。
ブレーキスイッチ5は、制動操作検出手段である。ブレーキスイッチ5は、運転者による制動操作を検出するものである。ブレーキスイッチ5は、図示しない車両の室内に設けられているブレーキペダルが運転者により踏み込まれるとONされるものである。ブレーキスイッチ5は、自動走行制御ECU8と接続されており、運転者によりブレーキペダルが踏み込まれONされるとON信号を自動走行制御ECU8に出力する。これにより、運転者による制動操作が行われたか否かが自動走行制御ECU8に出力される。
アクセルセンサ6は、加速操作量検出手段である。アクセルセンサ6は、運転者による加速操作量Sを検出する。アクセルセンサ6は、図示しない車両の室内に設けられているアクセルペダルが運転者により踏み込まれた踏み込み量を加速操舵量Sとして検出するものである。アクセルセンサ6は、エンジンECU9と接続されており、運転者による加速操作量SをエンジンECU9に出力する。
自動走行制御ECU8は、第2ECUである。自動走行制御ECU8は、車速Vが予め設定された目標車速Voとなるように目標制御量である目標駆動力Foを算出し、エンジンECU9に出力するものである。また、自動走行制御ECU8は、車速Vが予め設定された目標車速Voとなるように目標制動力Boを算出し、ブレーキECU10に出力するものである。ここで、目標車速Voは、図示しない車両が低車速で走行することができる値であり、例えば10km/h程度である。
自動走行制御ECU8は、エンジンECU9により目標駆動力Foに基づいてエンジン100を制御するとともに、ブレーキECU10により目標制動力Boに基づいてブレーキ装置200を制御するものである。つまり、自動走行制御ECU8は、エンジン100とブレーキ装置200とを協調制御するものである。自動走行制御ECU8は、自動走行制御判定部81と、駆動力算出部82と、制動力算出部83とを有する。ここで、自動走行制御ECU8のハード構成は、既に公知であるので説明は省略する。
自動走行制御判定部81は、運転者による自動走行制御の開始の意志を判定するものである。自動走行制御判定部81は、自動走行制御スイッチ2が運転者によって操作されることによりONされた場合に出力されるON信号が出力されたか否かにより、自動走行制御を開始するか否かを判定するものである。
駆動力算出部82は、エンジン100に出力させる目標駆動力Foを算出するものである。駆動力算出部82では、車両の車速Vが予め設定されている目標車速Voとなるように、目標駆動力Foを算出する。
また、駆動力算出部82では、目標駆動力Foに対して通常上限値FL1および低速上限値FL2が予め設定されている。ここで、通常上限値FL1は、例えば、図示しない車両の走行条件などに拘わらず、車両の車速を目標車速Voとなるように自動走行制御を行う際においては、算出されない目標駆動力Foである。また、低速上限値FL2は、車両の車速を目標車速Voよりも低い低速目標車速Volとすることができる目標駆動力Foである。ここで、低速目標車速Volは、例えば0km/hである。低速上限値FL2は、Gセンサ4により検出され、自動走行制御ECU8に出力された勾配θと、予め設定されている車両の諸元に基づいて算出される。つまり、低速上限値FL2は、現在の勾配θにおいて車両の車速を低速目標車速Volとすることができる、すなわち現在の勾配θにおいて車両を停止することができる目標駆動力Foである。
駆動力算出部82は、ブレーキスイッチ5がOFFでありON信号が出力されないと、車両の車速Vが目標車速Voとなるように算出された目標駆動力Foが通常上限値FL1を超える場合に、目標駆動力Foを通常上限値FL1に置き換えて算出(Fo=FL1)し、エンジンECU9に出力する。一方、駆動力算出部82は、ブレーキスイッチ5がONとされON信号が出力される、すなわち運転者による制動操作を検出すると、車両の車速Vが目標車速Voとなるように算出された目標駆動力Foが低速上限値FL2を超える場合に、目標駆動力Foを低速上限値FL2に置き換えて(Fo=FL2)算出し、エンジンECU9に出力する。つまり、駆動力算出部82は、運転者による制動操作を検出しないと、車両の車速Vが低速目標車速Volとなるように目標駆動力Foを算出し、運転者による制動操作を検出すると、車両の車速Vが低速目標車速Volとなるように目標駆動力Foを算出することとなる。
制動力算出部83は、ブレーキ装置200に出力させる目標制動力Boを算出するものである。制動力算出部83では、車両の車速Vが予め設定されている目標車速Voとなるように、目標制動力Boを算出する。制動力算出部83は、ブレーキスイッチ5がOFFでありON信号が出力されないと、車両の車速Vが目標車速Voとなるように算出された目標制動力BoをブレーキECU10に出力する。一方、制動力算出部83は、ブレーキスイッチ5がONとされON信号が出力される、すなわち運転者による制動操作を検出すると、車両の車速Vが目標車速Voとなるように算出された目標制動力BoをブレーキECU10に出力しない。
エンジンECU9は、第1ECUである。エンジンECU9は、目標駆動力Foに基づいてエンジン100を作動させるものである。エンジンECU9は、自動走行制御ECU8と接続されており、自動走行制御ECU8により算出され、出力された目標駆動力Foに基づいてエンジン100を作動させる。エンジンECU9は、異常判定部91を有する。
異常判定部91は、車輪速度センサ3に異常が発生したか否かを判定するものである。異常判定部91は、自動走行制御ECU8において算出された車両の車速VがエンジンECU9で設定さている異常判定条件を満たすか否かを判定し、異常判定条件を満たす場合に車輪速度センサ3に異常が発生したと判定するものである。異常判定条件は、実施例にかかる車両走行制御装置1では、駆動系回転センサ7での検出結果に基づいてエンジンECU9で算出した車両の車速Veが、エンジンECU9において予め設定された閾値である規定速度αを超えるか否かである。
また、エンジンECU9は、異常判定部91により車輪速度センサ3が異常であると判定されると、自動走行制御ECU8において算出された目標駆動力Foに基づいた自動走行制御を行わない、すなわち目標駆動力Foに基づいてエンジン100を作動させない。エンジンECU9は、目標駆動力Foに基づいた自動走行制御を行わない場合、アクセルセンサ6により検出された加速操作量Sに基づいてエンジン100を作動させる。つまり、エンジンECU9は、目標駆動力Foに基づいた自動走行制御を行わない場合、自動走行制御が停止され、運転者の加速操作に基づいてエンジン100を運転制御する通常制御となる。
次に、実施例にかかる車両走行制御装置1を用いた車両走行制御方法について説明する。図2は、実施例にかかる車両走行制御装置の自動走行制御ECUで行う動作フローを示す説明図である。図3は、実施例にかかる自動走行制御の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1を用いた自動走行制御のうち、自動走行制御ECU8とエンジンECU9との関係について説明する。なお、車両走行制御装置1による自動走行制御は、この車両走行制御装置1の制御周期ごとに行われる。
自動走行制御ECU8の動作について説明すると、まず、自動走行制御ECU8は、図2に示すように、入力処理を行う(ステップST101)。ここでは、自動走行制御ECU8は、自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態、車輪速度センサ3により検出され出力された車速V、Gセンサ4により検出された勾配θ、ブレーキスイッチ5のON/OFF状態などを取得する。
次に、自動走行制御ECU8の自動走行制御判定部81は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定される(ステップST102)。ここでは、自動走行制御判定部81は、上記取得した自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態に基づいて、運転者による自動走行制御の開始の意志を判定されるものである。
次に、自動走行制御ECU8の駆動力算出部82は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST102肯定)と、目標駆動力Foを算出する(ステップST103)。ここでは、駆動力算出部82は、上記車輪速度センサ3での検出結果より、自動走行制御ECU8が有する自動走行制御側車速算出部84で算出した車速Vが目標車速Voとなるように目標駆動力Foを算出する。
次に、駆動力算出部82は、ブレーキスイッチ5がONであるか否かを判定される(ステップST104)。ここでは、駆動力算出部82は、上記取得したブレーキスイッチ5のON/OFF状態に基づいて、運転者による制動操作を検出したか否かを判定されるものである。
次に、駆動力算出部82は、ブレーキスイッチ5がOFFであると判定される(ステップST104否定)と、上限値FLを通常上限値FL1とする(ステップST105)。ここでは、駆動力算出部82は、運転者による制動操作を検出していない場合は、通常の自動走行制御を維持するため、図示しない車両の走行条件などに拘わらず、車両の車速を目標車速Voとなるように自動走行制御を行う際において算出されない目標駆動力Foである通常上限値FL1を上限値FLに設定する(FL=FL1)とする。
また、駆動力算出部82は、ブレーキスイッチ5がONであると判定される(ステップST104肯定)と、上限値FLを低速上限値FL2とする(ステップST106)。ここでは、駆動力算出部82は、運転者による制動操作を検出した場合は、図示しない車両の車速を低速目標車速Volとなるように自動走行制御するために、車両の車速を目標車速Voよりも低い低速目標車速Volとすることができる目標駆動力Foである低速上限値FL2を上記取得されたGセンサ4により検出され出力された勾配θと、予め設定されている車両の諸元に基づいて算出し、上限値FLに設定する(FL=FL2)とする。
次に、駆動力算出部82は、算出された目標駆動力Foが上記設定された上限値FLを超えるか否かを判定される(ステップST107)。ここでは、駆動力算出部82は、運転者による制動操作を検出していない場合、算出された目標駆動力Foが通常上限値FL1を超えるか否かを判定し、運転者による制動操作を検出した場合、算出された目標駆動力Foが低速上限値FL2を超えるか否かを判定される。
駆動力算出部82は、算出された目標駆動力Foが上記設定された上限値FLを超えると判定される(ステップST107肯定)と、算出された目標駆動力Foを上限値FLに置き換える(Fo=FL)(ステップST108)。ここでは、駆動力算出部82は、運転者による制動操作を検出していない場合、算出された目標駆動力Foを通常上限値FL1に置き換え(Fo=FL1)、運転者による制動操作を検出した場合、算出された目標駆動力Foを低速上限値FL2に置き換える(Fo=FL2)。また、駆動力算出部82は、算出された目標駆動力Foが上記設定された上限値FL以下であると判定される(ステップST107否定)と、算出された目標駆動力Foを維持する。
次に、駆動力算出部82は、駆動力が目標駆動力Foとなるエンジン出力を目標駆動力FoまたはFLに基づいて算出する(ステップST109)。算出したエンジン出力は、現在のフローにおけるエンジン出力として、制御フローnにおけるエンジン出力を示すF(n)に入力される。次に、自動走行制御ECU8が有する自動走行要求フラグ制御部85は、自動走行制御ECU8、または自動走行制御ECU8の外部に記憶された図示しない自動走行要求フラグを、自動走行要求有りの状態にする(ステップST110)。
次に、自動走行制御ECU8は、エンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力する(ステップST111)。ここでは、自動走行制御ECU8は、算出された目標駆動力Foが上記設定された上限値FLを超えていない場合、車両の車速を目標車速Voとすることができる目標駆動力Foに基づいて算出されたエンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力することとなる。また、自動走行制御ECU8は、運転者による制動操作を検出していない場合、算出された目標駆動力Foが通常上限値FL1を超えると、通常上限値FL1に基づいて算出されたエンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力することとなる。また、自動走行制御ECU8は、運転者による制動操作を検出した場合、算出された目標駆動力Foが低速上限値FL2を超えると、低速上限値FL2に基づいて算出されたエンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力することとなる。自動走行制御ECU8は、エンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力すると現在の制御フローを終了し、次の制御フローに移行する。
これらに対し、駆動力算出部82は、自動走行制御判定部81によって自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定される(ステップST102否定)と、エンジン出力F(n)に0を入力する(ステップST112)。ここでは、駆動力算出部82は、運転者による自動走行制御の開始の意志がない場合、すなわち自動走行制御が行われていない場合、自動走行制御によりエンジン100が作動しないように、エンジン出力F(n)を0にする。次に、自動走行要求フラグ制御部は、自動走行要求フラグを、自動走行要求無しの状態にする(ステップST113)。
また、このように、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された場合においても、自動走行制御スイッチ2がONであると判定された場合と同様に、自動走行制御ECU8は、エンジン出力F(n)をエンジンECU9に出力する(ステップST111)。この場合、エンジン出力F(n)は0になっているため、エンジンECU9には、0となったエンジン出力F(n)を出力することとなる。
図4は、実施例にかかる車両走行制御装置のエンジンECUで行う動作フローを示す説明図である。次に、エンジンECU9の動作について説明する。まず、エンジンECU9は、図4に示すように、入力処理を行う(ステップST201)。ここでは、エンジンECU9は、エンジンECU9に自動走行制御ECU8から出力されたエンジン出力F(n)、駆動系回転センサ7により検出された自動変速機の出力軸の回転速度、Gセンサ4により検出された勾配θ、ブレーキスイッチ5のON/OFF状態、アクセルセンサ6により検出された加速操作量Sなどを取得する。
次に、車速調整装置側車速算出部92は、車両の車速Veを算出する(ステップST202)。ここでは、駆動系回転センサ7により検出された自動変速機の出力軸の回転速度が車速調整装置側車速算出部92に伝達され、伝達された自動変速機の出力軸の回転速度に基づいて車速調整装置側車速算出部92によって車両の車速Veを算出する。
次に、エンジンECU9の異常判定部91によって整合性異常が無いかを判定する(ステップST203)。ここでは、エンジンECU9、またはエンジンECU9の外部に記憶された図示しない整合性異常フラグを参照することによって、整合性異常は無いか否かが判定される。
次に、異常判定部91で整合性異常は無いと判定される(ステップST203肯定)と、自動走行要求は無いか否かを判定される(ステップST204)。ここでは、自動走行要求フラグを参照することによって、自動走行要求は無いか否かが判定される。
自動走行要求フラグを参照することより、自動走行要求は無しではない、すなわち自動走行要求は有ると判定される(ステップST204否定)と、車速Ve≦規定速度αであるかが判定される(ステップST205)。この判定は異常判定部91で行い、算出した車速Veが、エンジンECU9において予め設定された規定速度α以下の場合には整合性異常は無いと判定し、車速Veが規定速度αを超える場合には整合性異常は有ると判定する。このように、車速Ve≦規定速度αは、整合性異常は有るか否かの判定をする際、つまり、車輪速度センサ3に異常が発生したかを判定する際に用いられる異常判定条件となっている。
次に、エンジンECU9は、車両の車速Veが規定速度α以下であると判定される(ステップST205肯定)と、自動走行制御ECU8から出力されたエンジン出力F(n)に基づいてエンジン100を制御する(ステップST206)。すなわち、エンジンECU9は、エンジン100の出力がエンジン出力F(n)になるように制御する。エンジンECU9は、このようにエンジン100を制御すると、現在の制御フローを終了し、次の制御フローに移行する。
これに対し、車両の車速Veは規定速度α以下ではない、つまり、車速Veは規定速度αを越えると判定される(ステップST205否定)と、異常判定条件は満たされたことになる。この場合、エンジンECU9が有する整合性異常フラグ制御部93は、整合性異常フラグを整合性異常有りの状態にする(ステップST207)。
また、異常判定部91で整合性異常が有ると判定された場合(ステップST203否定)、または、自動走行要求フラグを参照することより自動走行要求は無いと判定された場合(ステップST204肯定)、または、車速Veは規定速度α以下ではないと判定され(ステップST205否定)、整合性異常フラグが整合性異常有りの状態にされた場合(ステップST207)には、エンジンECU9は、加速操作量Sに基づいてエンジン100を制御する(ステップST208)。
つまり、エンジンECU9は、車輪速度センサ3で検出した走行状態である車輪の回転速度に基づいて算出した車速Vが、駆動系回転センサ7で検出した走行状態である自動変速機の出力軸に基づいて算出した車速Veに基づいて当該エンジンECU9で設定される異常判定条件を満たす場合、目標駆動力FoまたはFLに基づいて算出したエンジン出力F(n)で自動走行制御を行わない。エンジンECU9は、このような場合には、加速操作量Sに基づいて行う制御であるエンジン100の通常制御を行う。
また、エンジンECU9は、整合性異常フラグより、整合性異常が有ると判定された場合(ステップST203否定)も、加速操作量Sに基づいてエンジン100を制御する。つまり、現在の制御フローよりも前の制御フローで、既に整合性異常があると判定されている場合には、目標駆動力FoまたはFLに基づいて算出したエンジン出力F(n)で自動走行制御を行わずに、加速操作量Sに基づいてエンジン100を制御する。すなわち、自動走行制御が行われていない場合は、運転者の加速操作に基づいてエンジン100の制御を行う。エンジンECU9は、エンジンの通常制御を行うと、現在の制御フローを終了し、次の制御フローに移行する。
図5は、車輪速度センサに異常が生じた場合におけるエンジン出力および車速を示す説明図である。以上の車両走行制御装置1は、車両の走行状態を検出する主走行状態検出手段として設けられている車輪速度センサ3の他に、車両の走行状態を検出する副走行状態検出手段として駆動系回転センサ7が設けられている。また、第1ECUであるエンジンECU9は、駆動系回転センサ7で検出した自動変速機の出力軸の回転速度に基づいて車速Veを算出し、算出した車速Veが異常判定条件を満たした場合には、エンジン100の通常制御を行う。
つまり、車輪速度センサ3に異常が発生し、車輪速度センサ3の検出結果に基づいて算出する車速である車輪速度センサ速度算出値301(車速V)が、この異常発生時310以降に例えば0km/hの状態になった場合でも、駆動系回転センサ7の検出結果に基づいて算出する車速である駆動系回転センサ速度算出値304(車速Ve)が規定速度305(規定速度α)を超えて異常判定条件を満たした場合には、運転者の加速操作に基づいてエンジン100を運転制御するエンジン100の通常制御を行う。このため、異常判定条件を満たし整合性異常検出時311以降は、自動走行制御は行われないため、例えばアクセルペダルが踏み込まれていない場合には、エンジン出力308は0になり、実際の車速302も0km/hになる。これにより、車輪速度センサ3に異常が発生した際に実際の車速302が上昇し続けることにより、自動走行制御の目標速度303を大幅に超えることを抑制できる。
従って、駆動系回転センサ7を設けるとともに駆動系回転センサ7の検出結果はエンジンECU9に入力し、エンジンECU9で異常判定条件を設定することにより、車輪速度センサ3に発生した異常を検出することができる。この結果、主走行状態検出手段である車輪速度センサ3に異常が発生することで、異常な目標制御量に基づいて車速調整装置であるエンジン100が作動されることを抑制することができる。
また、異常判定条件は、駆動系回転センサ7で検出した走行状態に基づいて算出した車速Veが、エンジンECU9で設定される閾値である規定速度αを超えるか否かとなっている。また、エンジンECU9は、駆動系回転センサ7で検出した走行状態に基づいて算出した車速Veが規定速度αを超えると判定する場合、目標制御量に基づいて算出したエンジン出力F(n)に基づいて自動走行制御を行わずに、通常制御を行う。
このように、異常判定条件として、駆動系回転センサ7での検出結果より算出した車速Veと規定速度αとを比較するため、より確実に車輪速度センサ3の異常判定を行うことができる。この結果、より確実に車輪速度センサ3の異常の発生を検出できるので、異常な目標制御量に基づいてエンジン100が作動されることを、より確実に抑制することができる。
また、自動走行制御を行わない場合には、加速操作量検出手段であるアクセルセンサ6で検出された加速操作量Sに基づいてエンジン100を作動させるため、車輪速度センサ3に異常が発生した場合でも、アクセルセンサ6を操作することにより車両を走行させることができる。この結果、車輪速度センサ3に異常が発生した場合における車両の走行性能を確保することができる。
なお、上述した車両走行制御装置1では、駆動系回転センサ7での検出結果に基づいて算出した車速Veと規定速度αとを比較することにより整合性異常判定をする際に、1回の判断により判定をしているが、整合性異常判定は監視時間を設けてもよい。車両の走行状態や走行環境等により、自動走行制御中に車輪速度センサ3に異常が発生していない場合でも、瞬間的に車速Veと規定速度αを超える場合も考えられるので、整合性異常判定は所定の監視時間を設け、この監視時間中は常に車速Veが規定速度αを超えた場合に、整合性異常は有ると判定してもよい。これにより、より正確に車輪速度センサ3の異常を検出することができる。
また、整合性異常判定に用いる規定速度αは、多少大きい値でもよい。自動走行制御における車速の上限値と規定速度αとが近い値の場合、自動走行制御中に車輪速度センサ3に異常が発生していない場合でも、車両の走行状態や走行環境等により車速Veと規定速度αを超える場合も考えられるので、規定速度αは多少大きい値にしてもよい。これにより、自動走行制御中に、車両の車速が自動走行制御における車速の上限値を多少超えた場合でも、駆動系回転センサ7での検出結果に基づいて算出した車速Veは、すぐには規定速度αを超えないので、車輪速度センサ3に異常が発生していない場合に、誤って整合性異常は有ると判定することを抑制できる。これにより、より正確に車輪速度センサ3の異常を検出することができる。
また、上述した車両走行制御装置1では、整合性異常判定に用いる規定速度αは予め設定された閾値となっているが、規定速度αは、自動走行制御における目標速度、車両状態、路面状況等に応じて可変にしてもよい。車輪速度センサ3に異常が発生した場合でも、これらの状態に応じて車速の変化の仕方は変わるため、規定速度αを可変にすることにより、車輪速度センサ3に異常が発生した際に、早期に、且つ、より正確に整合性異常判定を行うことができる。
また、駆動系回転センサ7は、自動変速機の出力軸の回転数を検出しているが、駆動系回転センサ7で検出する回転数は、例えばプロペラシャフトの回転数など、駆動系の回転数であれば自動変速機の出力軸の回転数以外でもよい。駆動系回転センサ7は、検出する駆動系の回転数の種類に関わらず、検出結果をエンジンECU9に出力可能に設けられていればよい。車輪速度センサ3での検出結果を自動走行制御ECU8に出力するのとは別に、駆動系回転センサ7で検出した駆動系の回転数をエンジンECU9に出力することにより、エンジンECU9で整合性異常判定をすることができるので、車輪速度センサ3に異常が発生したことを検出することができる。
すなわち自動走行制御ECU8に車輪速度センサ3などの主走行状態検出手段を接続し、エンジンECU9に駆動系回転センサ7などの副走行状態検出手段を接続して、それぞれの検出結果に基づいて別々に車速を求めることにより、車輪速度センサ3などの主走行状態検出手段に異常が発生した場合に、異常が発生したことを判定することができる。この結果、車輪速度センサ3などの主走行状態検出手段に異常が発生したことに起因して、異常な目標制御量に基づいてエンジン100を作動させる状態になることを抑制できる。
また、自動走行制御ECU8で自動走行制御を行う際における自動走行制御ECU8からエンジンECU9に対する要求は、エンジン出力以外でもよく、例えばエンジン100の駆動力や駆動トルクでもよい。自動走行制御ECU8で自動走行制御を行う際には、エンジン出力以外に基づいてエンジン100を制御しても、自動走行制御を行うことができる。
また、上述した車両走行制御装置1では、車速調整装置としてエンジン100が適用されており、第1ECUとしてエンジンECU9が適用されているが、本発明にかかる車両走行制御装置では、車速調整装置としてブレーキ装置200が適用され、第1ECUとしてブレーキECU10が適用されていてもよい。このように、車速調整装置がブレーキ装置200、第1ECUがブレーキECU10となっている場合であっても、ブレーキECU10に駆動系回転センサ7などの副走行状態検出手段を接続することにより、車輪速度センサ3などの主走行状態検出手段での検出結果とは別に、副走行状態検出手段での検出結果よりブレーキECU10で車速を求めることができる。これにより、主走行状態検出手段に異常が発生した場合に異常が発生したことを判定することができ、主走行状態検出手段に異常が発生したことに起因して、異常な目標制御量に基づいてエンジン100を作動させる状態になることを抑制できる。
以上のように、本発明にかかる車両走行制御装置は、車両の自動走行制御を行う車両走行制御装置に有用であり、特に、センサ等の検出手段により車速を検出しながら車両の自動走行制御を行う車両走行制御装置に適している。
実施例にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施例にかかる車両走行制御装置の自動走行制御ECUで行う動作フローを示す説明図である。 実施例にかかる自動走行制御の動作説明図である。 実施例にかかる車両走行制御装置のエンジンECUで行う動作フローを示す説明図である。 車輪速度センサに異常が生じた場合におけるエンジン出力および車速を示す説明図である。 従来の車両走行制御装置において車輪速度センサに異常が生じた場合におけるエンジン出力および車速を示す説明図である。
符号の説明
1 車両走行制御装置
2 自動走行制御スイッチ
3 車輪速度センサ
4 Gセンサ
5 ブレーキスイッチ
6 アクセルセンサ
7 駆動系回転センサ
8 自動走行制御ECU
9 エンジンECU
10 ブレーキECU
81 自動走行制御判定部
82 駆動力算出部
83 制動力算出部
84 自動走行制御側車速算出部
85 自動走行要求フラグ制御部
91 異常判定部
92 車速調整装置側車速算出部
93 整合性異常フラグ制御部
100 エンジン
200 ブレーキ装置
301、351 車輪速度センサ速度算出値
302、352 車速
303、353 目標速度
304 駆動系回転センサ速度算出値
305 規定速度
308、358 エンジン出力
310、360 異常発生時
311 整合性異常検出時

Claims (3)

  1. 目標制御量に基づいて車両の車速を調整する車速調整装置を作動させる第1ECUと、
    前記車両の走行状態を検出する主走行状態検出手段と、
    制御開始トリガーに基づいて自動走行制御を開始し、前記主走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が予め設定された目標車速となるように前記目標制御量を算出し、前記第1ECUに出力する第2ECUと、
    を備える車両走行制御装置において、
    さらに、前記車両の走行状態を検出する副走行状態検出手段を備えており、
    前記第1ECUは、前記主走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速に基づいて当該第1ECUで設定される異常判定条件を満たす場合、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わないことを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 前記異常判定条件は、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が当該第1ECUで設定される閾値を超えるか否かであり、
    前記第1ECUは、前記副走行状態検出手段で検出した前記走行状態に基づいて算出した前記車速が前記閾値を超えると判定する場合、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わないことを特徴とする請求項1に記載の車両走行制御装置。
  3. 運転者による加速操作量を検出する加速操作量検出手段をさらに備え、
    前記第1ECUは、前記目標制御量に基づいた自動走行制御を行わない場合、前記検出された加速操作量に基づいて前記車速調整装置を作動させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両走行制御装置。
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