JP2009061474A - ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】軟鋼、490MPa級高張力鋼よりなる被溶接物用のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、立向上進溶接において高電流で溶融金属の垂れ落ちがなく、片面溶接において初層での耐高温割れ性に優れ、大入熱溶接において低温靭性に優れた溶接金属を得ることができるワイヤを得ること。
【解決手段】軟鋼又は合金鋼製外皮にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量あたり、TiO:4.5〜7.0質量%、Ti:0.11〜0.29質量%、Mg:0.30〜0.70質量%、C:0.02〜0.08質量%、Si:0.35〜0.75質量%、Mn:2.20〜2.85質量%、B:0.002〜0.010質量%を含有するとともに、前記Mgの含有量に対してMgOが、[MgO]+[Mg]×1.66:≦2.5質量%の関係を満たすワイヤである。
【選択図】なし

Description

本発明は、軟鋼、引張強さ490MPa級高張力鋼よりなる被溶接物のガスシールドアーク溶接に用いられるフラックス入りワイヤに関し、立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちなく高溶接電流にて良好な溶接を行うことができ、また、片面溶接において初層での耐高温割れ性に優れており、さらに、大入熱溶接において低温靭性に優れた溶接金属を得ることができる、ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関するものである。
ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、軟鋼、490MPa級高張力鋼よりなる被溶接物の溶接に主に用いられており、ソリッドワイヤに比較してビード外観や溶接作業性が良好で、さらに溶着効率に優れていることから、年々その使用量が増加している。
ところが、ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、ソリッドワイヤと比較して溶接速度が大きいため、片面溶接における裏波ビードを形成する初層で高温割れ(凝固割れ)が発生しやすい傾向があった。また、ワイヤ中にルチール等の金属酸化物を多く含み、それらが溶接中に完全にスラグとして浮上できず、溶接金属中に金属介在物として残留するため、溶接入熱が30〜60kJ/cmのような大入熱溶接において−20℃などの低温での良好な靭性を有する溶接金属の確保が困難であった。また、立向上進溶接において下向溶接と同じ電流で溶接した場合、溶融金属が垂れやすい(ビードが垂れやすい)という傾向があった。
そして、これらの、立向上進溶接における高電流化、片面溶接での初層の耐高温割れ性の向上、及び、大入熱溶接での低温靭性の向上を同時に図るようにした、ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤについては、従来提案されていなかった。
特開平8−99192号公報 特開平11−151592号公報 特開2003−311476号公報
そこで、本発明の課題は、軟鋼、490MPa級高張力鋼よりなる被溶接物のガスシールドアーク溶接に用いられるフラックス入りワイヤにおいて、立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちなく高溶接電流にて良好な溶接を行うことができ、また、片面溶接において初層での耐高温割れ性に優れており、さらに、溶着量を多くした大入熱溶接において低温靭性に優れた溶接金属を得ることができる、ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することにある。
前記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。請求項1の発明は、軟鋼又は合金鋼製外皮にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量あたり、TiO:4.5〜7.0質量%、Ti:0.11〜0.29質量%、Mg:0.30〜0.70質量%、C:0.02〜0.08質量%、Si:0.35〜0.75質量%、Mn:2.20〜2.85質量%、B:0.002〜0.010質量%を含有するとともに、前記Mgの含有量を[Mg]とし、MgOの含有量を[MgO]とすると、前記Mgの含有量に対してMgOが、[MgO]+[Mg]×1.66:≦2.5質量%の関係を満たすことを特徴とするガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤである。
請求項2の発明は、請求項1記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、さらに、ワイヤ全質量あたり、Al:≦0.5質量%(ただし、0を含む)を満たし、前記Alの含有量を[Al]とし、Alの含有量を[Al]とすると、前記Alの含有量に対して、[Al]+[Al]×1.89:0.5〜1.0質量%の関係を満たすようにAlを含有することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、さらに、ワイヤ全質量あたり、Ni:0.2〜1.0質量%を含有することを特徴とするものである。
このような特徴を有する本発明によれば、軟鋼、490MPa級高張力鋼よりなる被溶接物のガスシールドアーク溶接に用いられるフラックス入りワイヤにおいて、立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちなく高溶接電流にて良好な溶接を行うことができ、また、片面溶接において初層での耐高温割れ性に優れており、さらに、溶着量を多くした大入熱溶接において低温靭性に優れた溶接金属を得ることができる、ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。
前記の課題を解決すべく、先ず、本願発明者らは、立向上進溶接における溶融金属の垂れ落ちをなくすため、主にルチール(TiO)からなるスラグ量の増加を図った。しかしながら、これによって溶融金属の垂れ落ちは解消されたものの、下向の片面溶接における初層での耐高温割れ性は低下した。
そこで、その原因と対策について検討を進め、高温割れ性が発生しやすくなった原因が溶接金属中の酸素量の増加によることをつきとめ、スラグ量を維持しながら酸素量を低減する手段について検討を行った。
その結果、最初からTiO、SiOのようなスラグ生成剤を必要量添加するのではなく、溶接中にスラグ成分に変わる合金成分を添加しておくことによって、スラグ量を維持しながら、溶接金属中の酸素量を低減して耐高温割れ性を向上させるようにした。通常、フラックス入りワイヤには、脱酸剤としてMn、Si、Al、Ti、Mg等使用されるが、本発明ではTi、Mgの添加が効果的であることがわかった。
前記Tiについては、溶接時に脱酸剤として作用することにより、溶接金属中の酸素量を低減することで片面溶接における初層での耐高温割れ性を向上し、生じたTiOがスラグ成分として作用することにより、立向上進溶接における溶融金属の垂れ落ちを防ぐという効果を発揮する。さらに、Tiは、溶接金属中に僅かに残留することにより、溶接金属の組織を微細化し、大入熱溶接における低温靭性を向上させる効果を発揮する。
一方、前記Mgについては、溶接金属中に残留することなく、ほぼすべてが脱酸剤として作用することにより、溶接金属中の酸素量を低減する効果が大きく、よって片面溶接における初層での耐高温割れ性を向上させる効果が大きい。また、脱酸作用によって生じたMgOは、酸素と脱酸剤の平衡状態を変化させて脱酸作用を促進する効果がある。
また、Mg、MgO、C、Si、Mn及びBの含有量を適切に規定することにより、30〜60kJ/cm程度の大入熱溶接における溶接金属の低温靭性を向上させることができる。
なお、本発明のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、シールドガスとしてCOガスを用いるものである。また、そのフラックス含有率は、10〜18質量%(対ワイヤ全質量)の範囲が適切である。
次に、本発明のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの組成及び数値の限定理由について説明する。
[TiO:4.5〜7.0質量%]TiOはスラグ生成剤(スラグ形成剤)として作用する。TiOの含有量が4.5質量%未満では立向上進溶接において溶融金属を垂れ落ちないように支えるだけのスラグ量を確保することができず、ビード形状が不良となる。一方、7.0質量%を超えると、溶接金属中の酸素量が多くなり、片面溶接における初層での耐高温割れ性が低下し、また、低温での靭性が低下する。したがって、TiOの含有量は4.5〜7.0質量%とする。
[Ti:0.11〜0.29質量%]Tiは、前述したように、脱酸剤として作用して溶接金属中の酸素量を低減することで片面溶接における初層での耐高温割れ性を向上し、また、生じたTiOがスラグ成分として作用して立向上進溶接における溶融金属の垂れ落ちを防ぐという効果を有する。さらに、Tiは、溶接金属中に僅かに残留することにより、溶接金属の組織を微細化し、大入熱溶接における低温での靭性を向上させる効果を有する。このような効果を発揮させるためTiの含有量は0.11質量%以上必要である。一方、0.29質量%を超えると溶接金属中の残存量が多くなり過ぎて強度の上昇にともなって靭性が低下する。したがって、Tiの含有量は0.11〜0.29質量%とする。
[Mg:0.30〜0.70質量%]Mgは脱酸剤として作用し、溶接金属中の酸素量を低減して、片面溶接における初層での耐高温割れ性を向上し、溶接金属の低温靭性も向上させる。Mgの含有量が0.30質量%未満ではこのような効果が得られず、0.70質量%を超えるとワイヤの耐吸湿性が低下して耐低温割れ性が低下する。したがって、Mgの含有量は0.30〜0.70質量%とする。
[[MgO]+[Mg]×1.66:≦2.5質量%]MgOはこれを添加すると酸化還元定数の変化により酸化が促進され、より脱酸の効果が高められる成分である。しかしながら、MgOは溶融金属の垂れ落ちを促進してしまう成分である。そのため、MgOの含有量は、前記Mgの含有量に対して、[MgO]+[Mg]×1.66:≦2.5質量%の関係を満たすように含有させる必要があり、より好ましくは、[MgO]+[Mg]×1.66:≦1.7質量%の関係を満たすことがよい。前記Mgの含有量に対して、[MgO]+[Mg]×1.66の値が2.5質量%を超える場合のMgOの含有量では、溶融金属が垂れ落ちやすくなる。また、横向溶接においてはスラグの凝固温度が高くなるためにスラグ巻込みなどの欠陥も発生しやすくなる。
[C:0.02〜0.08質量%]Cは溶接金属の強度を確保するのに必要な元素である。Cの含有量が0.02質量%未満では溶接金属の強度が確保できず、また、低温での靭性も低下する。一方、0.08質量%を超えると溶接金属の強度が上昇して低温での靭性が低下する。また、耐低温割れ性も低下し、スパッタ発生量も増加する。したがって、Cの含有量は0.02〜0.08質量%とする。
[Si:0.35〜0.75質量%]Siは脱酸剤として作用し、溶接金属の強度を調整する作用があり、また、溶融金属の粘性を高めて立向上進溶接性を向上させる効果もある。Siの含有量が0.35質量%未満ではこれらの効果が得られない。一方、0.75質量%を超えると溶接金属の強度が高くなり低温での靭性が低下する。また、耐低温割れ性、耐高温割れ性も低下する。したがって、Siの含有量は0.35〜0.75質量%とする。
[Mn:2.20〜2.85質量%]Mnは脱酸剤として作用するとともに、溶接金属の強度、及び低温での靭性を向上させる効果がある。Mnの含有量が2.20質量%未満ではこのような効果が十分発揮されず、2.85質量%を超えると、逆に溶接金属の強度が高く過ぎ、低温での靭性が低下し、低温割れも発生しやすくなる。したがって、Mnの含有量は2.20〜2.85質量%とする。
[B:0.002〜0.010質量%]Bは溶接金属の結晶粒を微細化させて低温での靭性を向上させる効果を有する。Bの含有量が0.002質量%未満では靭性向上効果が十分に得られず、一方、0.010質量%を超えると耐高温割れ性が低下する。したがって、Bの含有量は0.002〜0.010質量%とする。
[Al:≦0.5質量%(ただし、0を含む)]Alは溶接中に酸化物となり、これによってスラグの凝固温度を上昇させることにより、立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちを防ぐ効果がある。しかし、Alは溶接金属中に若干残留しその残留量が多いと溶接金属の靭性を低下させ、また、スパッタ発生量が増加する。したがって、Alの含有量は0.5質量%以下に規制する必要がある。
[[Al]+[Al]×1.89:0.5〜1.0質量%]Alはスラグの凝固温度を上昇させる作用があり、これによって立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちを防ぐ効果がある。前記Alの含有量に対して、[Al]+[Al]×1.89の値が0.5質量%未満となる場合のAlの含有量では、前記の垂れ落ち防止効果が十分に発揮されない。一方、Alの含有量に対して、[Al]+[Al]×1.89の値が1.0質量%を超える場合のAlの含有量では、アークが不安定となって、スパッタ発生量が増加するとともに、スラグが硬くなりすぎてスラグ剥離性が悪化する。
[Ni:0.2〜1.0質量%]Niは溶接金属の低温での靭性を向上させる効果を有する。Niの含有量が0.2質量%未満では前記の靭性向上効果が得られない。一方、1.0質量%を超えて添加しても、−40℃程度での衝撃性能に関しては添加量に比例した効果が得られず、また、原料としてのNiの価格が高いため製造コストも上昇する。したがって、Niの含有量は0.2〜1.0質量%とする。
軟鋼製(JIS G 3141 SPCC)の外皮中にフラックスを充填してなるワイヤ径1.4mmのガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを作製した(実施例No.1〜実施例No.18、及び比較例No.19〜比較例No.57)。各ワイヤは、いずれも、そのフラックス含有率が14質量%である。これらのワイヤの化学成分を表1、表2及び表3に示す。
前記作製した各ワイヤを用いて、表4に示す溶接条件で、(イ)立向上進溶接、(ロ)低温靭性を評価するための大入熱による下向突合せ溶接、(ハ)耐高温割れ性を評価するための下向突合せ片面溶接の初層溶接、及び(ニ)耐低温割れ性を評価するための下向突合せ溶接の各溶接試験を実施した。
立向上進溶接では、すみ肉溶接を立向上進にて行い、溶融金属の垂れの度合い(ビード形状の良否)などを評価した。評価は、溶接電流180A、デルタウィービングにおいて、ビード形状が凸形状でなく良好なものを「○」とし、ビード形状が不良なものを「×」とした。さらに、220A、デルタウィービングにおいてビード形状が凸形状でなく良好なものを「○〜◎」、250A、デルタウィービングにおいてビード形状が凸形状でなく良好なものを「◎」とした。評価結果を表5及び表6に示す。
下向突合せ溶接では、大入熱溶接による溶接金属の低温での靭性を評価した。シャルピー試験片は溶接部の板厚方向における中央位置から採取し、シャルピー衝撃試験(試験片サイズ及び試験方法はJIS Z3111に準拠)により、−40℃におけるシャルピー吸収エネルギー値を測定した。3本のシャルピー試験片の平均値を−40℃吸収エネルギーとした。評価は、−40℃吸収エネルギーが100Jを超えるものを「◎」とし、47J〜100Jの範囲のものを「○」とし、47J未満のものを「×」とした。評価結果を表5及び表6に示す。
下向突合せ片面溶接の初層溶接(拘束割れ試験)では、溶接後に、放射線透過試験により高温割れの有無を調べた。評価は、溶接電流230Aでの初層溶接で高温割れなしのものを「○」とし、高温割れが発生したものを「×」とした。評価結果を表5及び表6に示す。また、下向突合せ窓枠拘束割れ試験では、溶接後に超音波探傷試験により、低温割れの有無を調べた。評価は、低温割れなしのものを「○」とし、低温割れが発生したものを「×」とした。評価結果を表5及び表6に示す。
Figure 2009061474
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比較例の結果についてみると、比較例のNo.21及びNo.26は、TiOが上限値を超えているため、片面溶接の初層で高温割れが発生し、また、大入熱溶接での低温靭性が低かった。比較例のNo.35、No.39、No.43及びNo.51は、TiOが下限値を下回っているため、立向上進溶接でビード形状が凸状で不良であった。
次に、比較例のNo.20及びNo.33は、Tiが上限値を超えているため、溶接金属の強度が増大して大入熱溶接での低温靭性が低かった。比較例のNo.19、No.23及びNo.28は、Tiが下限値を下回っているため、片面溶接の初層で高温割れが発生し、また、大入熱溶接での低温靭性が低かった。
次に、比較例のNo.47、No.49及びNo.54は、Mgが上限値を超えているため、低温割れが発生した。比較例のNo.27及びNo.30は、Mgが下限値を下回っているため、片面溶接の初層で高温割れが発生し、また、大入熱溶接での低温靭性が低かった。なお、前記比較例No.27はAl及びAlが添加されており、立向上進溶接性が非常に良好であった。
次に、比較例のNo.45及びNo.53は、Cが上限値を超えているため、溶接金属の強度が増大して大入熱溶接での低温靭性が低かった。また、低温割れが発生した。比較例のNo.29は、Cが下限値を下回っているため、大入熱溶接での低温靭性が低かった。
次に、比較例のNo.44及びNo.46は、Siが上限値を超えているため、片面溶接の初層で高温割れが発生し、大入熱溶接での低温靭性が低かった。また、低温割れが発生した。前記比較例No.44はAl及びAlが添加されているため、立向上進溶接性が非常に良好であった。比較例のNo.24、No.36及びNo.55は、Siが下限値を下回っているため、立向上進溶接でビード形状が凸状で不良であった。なお、前記比較例No.55はAlが添加されているものの、Siが下限値を下回っているため、立向上進溶接でビード形状が凸状で不良であった。
次に、比較例のNo.41及びNo.50は、Mnが上限値を超えているため、溶接金属の強度が増大して大入熱溶接での低温靭性が低く、また、低温割れが発生した。比較例のNo.25、No.37及びNo.56は、Mnが下限値を下回っているため、大入熱溶接での低温靭性が低かった。なお、前記比較例No.56はNiが添加されているものの、Mnが下限値を下回っているため、大入熱溶接での低温靭性が低かった。
次に、比較例のNo.42、No.48及びNo.57は、Bが上限値を超えているため、片面溶接の初層で高温割れが発生した。なお、前記比較例No.57はNiが添加されているため、大入熱溶接での低温靭性が良好であった。比較例のNo.32及びNo.34は、Bが下限値を下回っているため、大入熱溶接での低温靭性が低かった。
次に、比較例のNo.22、No.31、No.38、No.40及びNo.52は、MgOが規定値を超えているため、立向上進溶接でビード形状が凸状で不良であった。なお、前記比較例No.31はNiが添加されており、大入熱溶接での低温靭性が良好であった。また、前記比較例No.38はAlが上限値を上回っているため、スパッタ発生量が多く、Al及びAlのトータル(b)が上限値を上回っているため、アーク安定性、及びスラグの剥離性が悪かった。
これに対し、表5に示すように、実施例No.1〜実施例No.18は、立向上進溶接において溶融金属の垂れ落ちなく高溶接電流にて良好な溶接を行うことができ、また、片面溶接において初層での耐高温割れ性に優れており、さらに、溶着量を多くした大入熱溶接において低温靭性に優れた溶接金属を得ることができた。また、耐低温割れ性についても良好であった。

Claims (3)

  1. 軟鋼又は合金鋼製外皮にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量あたり、TiO:4.5〜7.0質量%、Ti:0.11〜0.29質量%、Mg:0.30〜0.70質量%、C:0.02〜0.08質量%、Si:0.35〜0.75質量%、Mn:2.20〜2.85質量%、B:0.002〜0.010質量%を含有するとともに、前記Mgの含有量を[Mg]とし、MgOの含有量を[MgO]とすると、前記Mgの含有量に対してMgOが、[MgO]+[Mg]×1.66:≦2.5質量%の関係を満たすことを特徴とするガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  2. さらに、ワイヤ全質量あたり、Al:≦0.5質量%(ただし、0を含む)を満たし、前記Alの含有量を[Al]とし、Alの含有量を[Al]とすると、前記Alの含有量に対して、[Al]+[Al]×1.89:0.5〜1.0質量%の関係を満たすようにAlを含有することを特徴とする請求項1記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  3. さらに、ワイヤ全質量あたり、Ni:0.2〜1.0質量%を含有することを特徴とする請求項1又は2記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
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