JP2009059925A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板および配線の配置の自由度が高い半導体装置を提供する。
【解決手段】この半導体装置20は、電力半導体素子を収納したケース2と、ケース2に立設され、電力半導体素子の制御信号を入力するためのコネクタピン5と、ケース2に立設され、コネクタピン5に接続される制御基板24を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、互いに異なる寸法の複数のガイドピン22,23を予め用意し、ガイドピン22,23の各々をケース2に脱着可能にしたものである。したがって、ガイドピンの寸法が固定されていた従来に比べ、基板および配線の配置の自由度が高くなる。
【選択図】図4

Description

この発明は半導体装置に関し、特に、電力半導体素子を備えた半導体装置に関する。
従来より、電力半導体素子を備えた半導体装置が知られている。この半導体装置では、電力半導体素子がケース内に収容されており、電力半導体素子の制御信号を入力するための複数のコネクタピンがケースに立設され、複数のコネクタピンが接続される制御基板を支持する複数のガイドピンがケースに立設され、電力半導体素子の主電流を流すための複数のネジブロック端子がケースに設けられている(たとえば、特許文献1参照)。複数のネジブロック端子には、スナバ回路などを搭載した主回路基板や主回路配線が接続および固定される。
また、ガイドピンの折損を少なくして製品良品率の向上を図るため、ガイドピンを脱着自在に設けたものもある(たとえば、特許文献2参照)。
特開平9−129766号公報 特開2002−151647号公報
しかし、従来の半導体装置では、ガイドピンの位置および寸法が固定されていたので、制御基板、主回路基板、および主回路配線の配置の自由度が低いという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、基板および配線の配置の自由度が高い半導体装置を提供することである。
この発明に係る半導体装置は、電力半導体素子を収納したケースと、ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、ケースに立設されて制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、互いに異なる寸法の複数のガイドピンが予め用意され、各ガイドピンはケースに脱着可能になっているものである。
また、この発明に係る他の半導体装置は、電力半導体素子を収納したケースと、ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、ケースに立設されて制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、同じ寸法の複数のガイドピンが予め用意され、複数のガイドピンは長さ方向に連結可能に形成され、各ガイドピンはケースに脱着可能になっているものである。
また、この発明に係るさらに他の半導体装置は、電力半導体素子を収納したケースと、ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、ケースに立設されて制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、ガイドピンは、制御基板を支持する複数の支柱を含むものである。
また、この発明に係るさらに他の半導体装置は、電力半導体素子を収納したケースと、ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、ケースに立設されて制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、ガイドピンはケースに脱着可能になっていて、ガイドピンを立設する位置が変更可能になっているものである。
この発明に係る半導体装置では、互いに異なる寸法の複数のガイドピンが予め用意され、各ガイドピンはケースに脱着可能になっている。したがって、ガイドピンの寸法が固定されていた従来に比べ、基板および配線の配置の自由度が高くなる。
また、この発明に係る他の半導体装置では、同じ寸法の複数のガイドピンが予め用意され、複数のガイドピンは長さ方向に連結可能に形成され、各ガイドピンはケースに脱着可能になっている。したがって、ガイドピンを連結することによってガイドピンの長さを調整できるので、ガイドピンの寸法が固定されていた従来に比べ、基板および配線の配置の自由度が高くなる。また、同じ寸法のガイドピンを連結するので、部品の種類が少なくて済む。
また、この発明に係るさらに他の半導体装置では、ガイドピンは、制御基板を支持する複数の支柱を含む。したがって、ガイドピンの支柱が1本であった従来に比べ、制御基板を安定に支持することができ、基板および配線の配置の自由度が高くなる。
また、この発明に係るさらに他の半導体装置では、ガイドピンはケースに脱着可能になっていて、ガイドピンを立設する位置が変更可能になっている。したがって、ガイドピンの位置および寸法が固定されていた従来に比べ、基板および配線の配置の自由度が高くなる。
[比較例1]
図1(a)〜(d)は、この発明の比較例1となる半導体装置1の構成を示す図であって、特に、図1(a)は半導体装置1の平面図であり、図1(b)はその正面図であり、図1(c)はその左側面図であり、図1(d)はその右側面図である。
図1(a)〜(d)において、この半導体装置1は、長方形のトレイ状のケース2を備える。ケース2は、樹脂のような絶縁材料で形成され、長方形のベース板3と、ベース板3の外周部全体に渡って所定高さで形成された側壁部4とを含む。ベース板3上には、複数(たとえば7つ)の電力半導体素子を搭載した半導体基板(図示せず)が載置されている。
側壁部4の図1(a)中の上側の長辺部の内側と右側の短辺部の内側に沿って複数のコネクタピン5が配列されている。各コネクタピン5は、ベース板3に垂直に立設され、その上端部は側壁部4よりも上に突出し、その下端部は半導体基板の所定の電極に接続されている。
また、側壁部4の図1(a)中の上側の長辺部の両端部と下側の長辺部の両端部の各々に、複数のコネクタピン5に接続される制御基板を支持するためのガイドピン6が立設されている。ガイドピン6の下端部は側壁部4の上端面に固定されており、ガイドピン6の上端面にはネジ穴が形成されている。
さらに、側壁部4の図1(a)中の下側の長辺部に沿って4つのネジブロック端子7が固定され、側壁部4の図1(a)中の左側の短辺部に沿って2つのネジブロック端子7が固定されている。6つのネジブロック端子7には、電力半導体素子の主電流が流される。6つのネジブロック端子7には、スナバ回路などを搭載した主回路基板や主回路配線が接続および固定される。
図2(a)は半導体装置1を備えた電源装置の構成を示す平面図であり、図2(b)はその正面図である。図2(a)(b)において、半導体装置1のベース板3の下面には、電力半導体素子で発生した熱を放散させるための放熱フィン10が固定されている。
また、半導体装置1の複数のコネクタピン5が立設されている領域には、制御基板11が実装されている。複数のコネクタピン5は、制御基板11のコネクタ(図示せず)に挿入されている。制御基板11で生成された制御信号は、コネクタおよび複数のコネクタピン5を介して半導体装置1内の複数の電力半導体素子に供給される。
制御基板11は、半導体装置1の4本のガイドピン6のうちの図2(a)中の左下のガイドピン6以外の3本のガイドピン6の先端面に支持される。制御基板10の3本のガイドピン6に対応する各位置には、ガイドピン6の上端面より小径の貫通孔が開口されている。制御基板10の上方から各貫通孔を介してガイドピン6の上端面のネジ穴に螺合されたネジにより、制御基板10がガイドピン6に固定されている。
また、図2(a)中の下側の4つのネジブロック端子7の各々には、銅板で形成された主回路配線12がネジ止めされている。主回路配線12を銅板で形成しているのは、配線のインダクタンス成分を極力減らすためである。図2(a)中の左側の2つのネジブロック端子7には、主回路配線基板13が固定されている。
主回路配線基板13は、略正方形の基板14と、基板14の表裏に形成された主回路配線15と、スナバ回路16と、複数(図では6つ)の電解コンデンサ17とを含む。主回路配線基板13の図2(a)中の右端部が2つのネジブロック端子7にネジ止めされている。2つのネジブロック端子7は、主回路配線基板13に形成された2つの主回路配線15にそれぞれ接続されている。スナバ回路16は、電力半導体素子がオフしたときに回路のインダクタンス成分に起因して発生する過電圧から電力半導体素子を保護する回路である。また、電解コンデンサ17は、入力直流電圧の安定化を図るものである。
この比較例では、所定の絶縁距離を開けて配置する必要がある制御基板11と主回路配線12と主回路配線基板13とを同じ高さに支持するので、基板11,13および配線12の配置の自由度が低かった。
[実施例1]
図3(a)〜(d)は、この発明の実施例1となる半導体装置20の構成を示す図であって、図1(a)〜(d)と対比される図である。
図3(a)〜(d)を参照して、この半導体装置20が図1(a)〜(d)の半導体装置1と異なる点は、4つのガイドピン6が除去され、各ガイドピン6の位置にガイドピンの基端部を螺着するためのネジ穴21が設けられている点である。
また、図4(a)(b)に示すように、長さの異なる2種類のガイドピン22,23が予め用意されている。ガイドピン22は、比較例のガイドピン6と同じ長さの支柱部22aを含む。支柱部22aの下端には、ネジ穴21に螺合させるためのネジ部22bが設けられている。また、支柱部22aの上端面には、制御基板11を固定するネジを螺合させるためのネジ穴22cが形成されている。ガイドピン22は、4つのネジ穴21に対応して4つ用意されている。
また、ガイドピン23は、ガイドピン22の支柱部22aよりも長い支柱部23aを含む。支柱部23aの下端には、ネジ穴21に螺合させるためのネジ部23bが設けられている。また、支柱部23aの上端面には、制御基板11を固定するネジを螺合させるためのネジ穴23cが形成されている。ガイドピン23は、4つのネジ穴21に対応して4つ用意されている。
図5(a)は半導体装置20を備えた電源装置の構成を示す平面図であり、図5(b)はその正面図である。図5(a)(b)において、各ネジ穴21には、比較例のガイドピン6よりも長い支柱部23aを有するガイドピン23が螺着されている。これにより、制御基板が主回路配線12よりも高い位置に支持されるので、制御基板と主回路配線12の水平方向の絶縁距離を確保する必要はない。そこで、制御基板として長方形の制御基板24を実装することが可能となる。制御基板24の図5(a)中の下端部は、主回路配線12の上方に位置する。
この実施例1では、長さの異なる2種類のガイドピン22,23を予め用意し、ガイドピン22,23の各々を着脱自在に設けたので、制御基板24を所望の高さに支持することができる。したがって、ガイドピン6の長さが固定されていた比較例1に比べ、基板15,24および配線12の配置の自由度が高くなる。
なお、長さの異なるガイドピンを3種類以上用意してもよいことは言うまでもない。
[実施例2]
図6は、この発明の実施例2となる半導体装置のガイドピン25を示す図であって、図4(a)(b)と対比される図である。この実施例2の半導体装置の本体は、図3の半導体装置20と同じであり、ガイドピン25を螺着するためのネジ穴21を含む。
この半導体装置では、1つのネジ穴21について複数(図では2つ)の同じ寸法のガイドピン25が予め用意されている。ガイドピン25は、所定長さの支柱部25aを含む。支柱部25aの下端には、ネジ穴21に螺合させるためのネジ部25bが設けられている。また、支柱部25aの上端面には、他のガイドピン25のネジ部25bや、制御板11を固定するネジを螺合させるためのネジ穴25cが形成されている。したがって、1つのガイドピン25のネジ部25bを他のガイドピン25のネジ穴25cに螺合させることにより、複数のガイドピン25を連結してガイドピン25の複数倍の長さのガイドピンを形成することができる。
図7(a)は半導体装置20を備えた電源装置の構成を示す平面図であり、図7(b)はその正面図である。図7(a)(b)において、各ネジ穴21には、連結された2本のガイドピン25が螺着されている。連結された2本のガイドピン25は、比較例1のガイドピン6よりも長い支柱部を有する。したがって、制御基板が主回路配線12よりも高い位置に支持されるので、制御基板と主回路配線12の水平方向の絶縁距離を確保する必要はない。そこで、制御基板として長方形の制御基板24を実装することが可能となる。制御基板24の図7(a)中の下端部は、主回路配線12の上方に位置する。
この実施例2では、1つのネジ穴21について連結可能な複数のガイドピン25を予め用意し、各ガイドピン25を着脱自在に設けたので、制御基板24を所望の高さに支持することができ、基板15,24および配線12の配置の自由度が高くなる。また、1種類のガイドピン25を用意すればよいので、実施例1よりも部品数が少なくて済む。
なお、実施例1,2を組合せ、ガイドピン22,23を連結可能に形成してもよい。
[比較例2]
図8(a)〜(c)は、この発明の比較例2となる半導体装置30を備えた電源装置の構成を示す図であり、特に、図8(a)は平面図であり、図8(b)は後面図であり、図8(c)は右側面図である。
図8(a)〜(c)において、半導体装置30は、長方形のトレイ状に形成されたケース31を備える。ケース31は、長方形のベース板32と、ベース板32の表面の外周部に沿ってリング状に設けられた側壁部33とを含む。ベース板32の表面には、複数の電力半導体素子を搭載した半導体基板(図示せず)が載置されている。
側壁部33の図8(a)中の右側の短辺部の内側に沿って複数のコネクタピン34が配列されている。各コネクタピン34は、ベース板32に垂直に立設され、その上端部は側壁部33よりも上に突出し、その下端部は半導体基板の所定の電極に接続されている。
また、側壁部33の図8(a)の上側の長辺部の両端部と下側の長辺部の両端部の各々に、制御基板を支持するためのガイドピン35が立設されている。ガイドピン35の下端部は側壁部33の上端面に固定されており、ガイドピン35の上端面にはネジ穴が形成されている。
さらに、側壁部33の図8(a)中の上側の長辺部に沿って2つのネジブロック端子36が固定され、側壁部33の図8(a)中の下側の長辺部に沿って4つのネジブロック端子36が固定されている。6つのネジブロック端子36には、電力半導体素子の主電流が流される。
半導体装置30のベース板3の下面には、電力半導体素子で発生した熱を放散させるための放熱フィン40が固定されている。上方から見ると、放熱フィン40は、長方形であり、半導体装置30は放熱フィン40の中央部に配置されている。
また、半導体装置30の複数のコネクタピン34が立設されている領域には、制御基板41が実装されている。複数のコネクタピン34は、制御基板41のコネクタ(図示せず)に挿入されている。制御基板41で生成された制御信号は、コネクタおよび複数のコネクタピン34を介して半導体装置30内の複数の電力半導体素子に供給される。
この制御基板41の図8(a)中の上下方向の幅は、ガイドピン35間の距離よりも短いので、制御基板41をガイドピン35に固定することはできない。そこで、制御基板41の図8(a)中の右端部の下の放熱フィン40の表面に2本のガイドピン42を立設し、制御基板41をガイドピン42に固定している。すなわち、制御基板41の2本のガイドピン42に対応する各位置には、ガイドピン42の上端面より小径の貫通孔が開口されている。制御基板41の上方から各貫通孔を介してガイドピン42の上端面のネジ穴に螺合されたネジにより、制御基板41がガイドピン42に固定されている。
また、図8(a)中の上側の2つのネジブロック端子36の各々には、銅板で形成された主回路配線43がネジ止めされている。図8(a)中の下側の4つのネジブロック端子36には、主回路配線基板44が固定されている。
主回路配線基板44は、略正方形の基板45と、基板45の表裏に形成された主回路配線46と、スナバ回路47と、複数(図では6つ)の電解コンデンサ48とを含む。主回路配線基板44の図8(a)中の上端部が4つのネジブロック端子36にネジ止めされている。スナバ回路47は、電力半導体素子がオフしたときに回路のインダクタンス成分に起因して発生する過電圧から電力半導体素子を保護する回路である。また、電解コンデンサ48は、入力直流電圧の安定化を図るものである。
この比較例では、半導体装置30のガイドピン35で制御基板41を支持することができず、半導体装置30の外部にガイドピン42を立設する必要があり、設計上の制約があった。
[実施例3]
図9(a)〜(c)は、この発明の実施例3となる半導体装置50を備えた電源装置の構成を示す図であり、特に、図9(a)は平面図であり、図9(b)は後面図であり、図9(c)は右側面図である。
図9(a)〜(c)において、この半導体装置50が図8(a)〜(c)の半導体装置30と異なる点は、4本のガイドピン35が除去され、各ガイドピン35の位置にガイドピン51を挿着するための丸穴52が設けられている点である。
ガイドピン51は、図10に示すように、略L字型に形成されており、図10中の水平方向に延在するアーム51aと、アーム51aの一方端部の上に垂直に設けられた支柱部51bとを含む。アーム51aの他方端部の下には、円柱状の突起部51cが突出している。突起部51cは、丸穴52に嵌め込まれる。支柱部51bの上端面には、制御基板41をネジ止めするためのネジ穴51dが形成されている。この半導体装置50では、アーム部51aの長さが異なる複数種類のガイドピン51が予め用意されている。
図9(a)〜(c)に戻って、図9(a)中の右側の2つの丸穴52の各々に、複数種類のガイドピン51から選択されたガイドピン51が挿着される。図9(a)中の上側のガイドピン51は左斜め下方向に向けられ、その支柱部51bは制御基板41の上端部の裏面を支持する。図9(a)中の下側のガイドピン51は左斜め上方向に向けられ、その支柱部51bは制御基板41の下端部の裏面を支持する。制御基板41の2本のガイドピン51の支柱部51bに対応する各位置には、支柱部51bの上端面より小径の貫通孔が開口されている。制御基板41の上方から各貫通孔を介して支柱部51bの上端面のネジ穴51dに螺合されたネジにより、制御基板41がガイドピン51に固定されている。
この実施例3では、水平方向の長さが異なる複数種類のガイドピン51を予め用意し、所望のガイドピン51を丸穴52に挿着するので、ガイドピン51が制御基板41を支持する位置を変えることができる。したがって、比較例2のように半導体装置30の外部にガイドピン42を立設する必要がなくなり、設計上の制約が軽減された。
図11は、この実施例3の変更例を示す図である。図11において、この変更例では、図10のガイドピン51と図6のガイドピン25が連結可能に形成されている。ガイドピン51の上端のネジ穴51dにガイドピン25のネジ部25bを螺号させることにより、ガイドピン51の垂直方向の長さを変えることができる。したがって、実施例2,3の両方の効果を得ることができる。
[実施例4]
図12(a)(b)は、この発明の実施例4となる半導体装置60を備えた電源装置の構成を示す図であり、特に、図12(a)は平面図であり、図12(b)は正面図である。
図12(a)(b)において、この電源装置は、2つの半導体装置60を備える。各半導体装置60は、長方形のトレイ状に形成されたケース61を備える。ケース61は、長方形のベース板62と、ベース板62の表面の外周部に沿ってリング状に設けられた側壁部63とを含む。ベース板62の表面には、複数の電力半導体素子を搭載した半導体基板(図示せず)が載置されている。
側壁部63の図12(a)中の右側の短辺部の内側に沿って複数のコネクタピン64が配列されている。各コネクタピン64は、ベース板62に垂直に立設され、その上端部は側壁部63よりも上に突出し、その下端部は半導体基板の所定の電極に接続される。
また、側壁部63の図12(a)の上側の長辺部の両端部と下側の長辺部の両端部の各々に、ガイドピンを挿着するための穴65が形成されている。また、側壁部63の図12(a)の上側の長辺に沿って2つのネジブロック端子66が所定の間隔で固定され、側壁部33の図12(a)の下側の長辺に沿って2つのネジブロック端子66が所定の間隔で固定されている。4つのネジブロック端子66には、電力半導体素子の主電流が流される。
2つの半導体装置60のベース板62の下面には、電力半導体素子で発生した熱を放散させるための放熱フィン70が固定されている。上方から見ると、放熱フィン70は縦長の長方形であり、2つの半導体装置60は放熱フィン70の表面に図12(a)中の上下に配列されている。
また、2つの半導体装置60の複数のコネクタピン64が立設されている領域には、2つの半導体装置60に共通の制御基板71が実装されている。複数のコネクタピン64は、制御基板71のコネクタ(図示せず)に挿入されている。制御基板71で生成された制御信号は、コネクタおよび複数のコネクタピン74を介して各半導体装置60内の複数の電力半導体素子に供給される。
制御基板71の下方の各穴65には、ガイドピン72が挿着されている。ガイドピン72は、図13に示すように、第1の支柱部72aと、第1の支柱部72aの下端部の側面に設けられ、水平方向に延在するアーム72bと、アーム72bの先端部に設けられ、垂直方向に延在する第2の支柱部72cとを含む。第1の支柱部72aの上端面と、第2の支柱部72cの上端面とは、同じ高さに揃えられている。第1の支柱部72aの下端面には、穴65に嵌め込むための突起部72dが突設されている。支柱部72a,72bの上端面には、それぞれネジで制御基板71を固定するためのネジ穴72e,72fが形成されている。
図12(a)(b)に戻って、制御基板71の4本のガイドピン72の支柱部72a,72bに対応する各位置には、支柱部72a,72bの上端面より小径の貫通孔が開口されている。制御基板71の上方から各貫通孔を介して支柱部72a,72bの上端面のネジ穴72e,72fの各々に螺合されたネジにより、制御基板71がガイドピン72に固定されている。また、2つの半導体装置60に共通に4本の主回路配線73が設けられ、各主回路配線73は、対応の2つのネジブロック端子66にビス止めされている。
この実施例4では、ガイドピン72が複数の支柱部72a,72bを含むので、制御基板71を安定に支持することができる。
[実施例5]
図14(a)〜(d)は、この発明の実施例5となる半導体装置75の構成を示す図であって、図3(a)〜(d)と対比される図である。
図14(a)〜(d)を参照して、この半導体装置75が図3(a)〜(d)の半導体装置20と異なる点は、側壁部4の図14(a)中の上側の長辺部の中央部にネジ穴21が追加され、側壁部4の図14(a)中の右側の短辺部の両端部に2つのネジ穴21が追加されている点である。
この実施例5では、ガイドピンを螺着するためのネジ穴21の数を増やしたので、ガイドピンの位置を変えたり、立設するガイドピンの数を増やすことができる。したがって、基板15,24および配線12の配置の自由度が高くなる。
[実施例6]
図15は、この発明の実施例6となる半導体装置80の構成を示す平面図であって、図1(a)と対比される図である。
図15を参照して、この半導体装置80が図1(a)の半導体装置1と異なる点は、図1(a)中の上側の2つのガイドピン6が除去され、側壁部4の図15中の上側の長辺部の内側に沿って複数の差込口81が所定のピッチで形成され、側壁部4の図15中の右側の短辺部の内側に沿って複数の差込口81が所定のピッチで形成されている点である。
また、この半導体装置80には、図16に示すように、各々が差込口81に装着可能に形成された複数のコネクタピン82が予め用意されている。コネクタピン82は、L字型の金属部品である。差込口81は、側壁部4の内側からベース板3の表面に掛けて、コネクタピン82に応じた寸法(幅、深さ、長さ)の溝を形成したものである。コネクタピン82は、所望の位置の差込口81に上方から差し込まれる。コネクタピン82は、圧入または熱溶着方式により、差込口に固定される。コネクタピン82の上端部は側壁部4の上に突出し、制御基板のコネクタに接続される。また、コネクタピン82の下端部は、電力半導体素子を搭載した半導体基板(図示せず)に接続される。
また、この半導体装置80には、図17に示すように、各々が差込口81に装着可能に形成された複数のガイドピン83が予め用意されている。ガイドピン83は、所定長さの支柱部83aを含む。支柱部83aの下端には、L字型の差込部83bが設けられている。差込部83bは、コネクタピン82の下端部と同じ形状および寸法に形成されている。したがって、コネクタピン82と同様に、差込部83bを所望の位置の差込口81に挿入することにより、ガイドピン83を側壁部4の内側の所望の位置に固定することができる。支柱部83aの上端面には、制御基板をネジ止めするためのネジ穴83cが形成されている。
この実施例6では、ガイドピン83を所望の位置に固定できるので、基板15,24および配線12の配置の自由度が高くなる。
なお、以上の実施例1〜6を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の比較例1となる半導体装置の構成を示す図である。 図1に示した半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 この発明の実施例1となる半導体装置の構成を示す図である。 図3に示した半導体装置のガイドピンの構成を示す図である。 図3および図4に示した半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 この発明の実施例2となる半導体装置のガイドピンの構成を示す図である。 図6で説明した半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 この発明の比較例2となる半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 この発明の実施例3となる半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 図9に示したガイドピンの構成を示す図である。 実施例3の変更例を示す図である。 この発明の実施例4となる半導体装置を備えた電源装置の構成を示す図である。 図12に示したガイドピンの構成を示す図である。 この発明の実施例5となる半導体装置の構成を示す図である。 この発明の実施例6となる半導体装置の構成を示す図である。 図15に示した半導体装置のコネクタピンの構成を示す図である。 図15に示した半導体装置のガイドピンの構成を示す図である。
符号の説明
1,20,30,50,60,75,80 半導体装置、2,31,61 ケース、3,32,62 ベース板、4,33,63 側壁部、5,34,64,82 コネクタピン、6,22,23,25,35,42,51,72,83 ガイドピン、7,36,66 ネジブロック端子、10,40,70 放熱フィン、11,24,41,71 制御基板、12,43,73 主回路配線、13,15,44,46 主回路配線基板、14,45 基板、16,47 スナバ回路、17,48 電解コンデンサ、21 ネジ穴、52,65 穴、80 差込口。

Claims (11)

  1. 電力半導体素子を収納したケースと、前記ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、前記ケースに立設されて前記制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、
    互いに異なる寸法の複数のガイドピンが予め用意され、各ガイドピンは前記ケースに脱着可能になっている、半導体装置。
  2. 前記複数のガイドピンは、前記制御基板を支持する高さが互いに異なる少なくとも2つのガイドピンを含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のガイドピンは、前記制御基板を支持する水平方向の位置が互いに異なる少なくとも2つのガイドピンを含む、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数のガイドピンは、長さ方向に連結可能に形成された少なくとも2つのガイドピンを含む、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記複数のガイドピンは、前記制御基板を支持する支柱の数が互いに異なる少なくとも2つのガイドピンを含む、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記ガイドピンを立設する位置が変更可能になっている、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装置。
  7. 電力半導体素子を収納したケースと、前記ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、前記ケースに立設されて前記制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、
    同じ寸法の複数のガイドピンが予め用意され、前記複数のガイドピンは長さ方向に連結可能に形成され、各ガイドピンは前記ケースに脱着可能になっている、半導体装置。
  8. 電力半導体素子を収納したケースと、前記ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、前記ケースに立設されて前記制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、
    前記ガイドピンは、前記制御基板を支持する複数の支柱を含む、半導体装置。
  9. 電力半導体素子を収納したケースと、前記ケースに立設されて制御基板に接続されるコネクタピンと、前記ケースに立設されて前記制御基板を支持するガイドピンとを備えた半導体装置において、
    前記ガイドピンは前記ケースに脱着可能になっていて、前記ガイドピンを立設する位置が変更可能になっている、半導体装置。
  10. 前記ガイドピンの基端部を支持するための穴が前記ケースに複数設けられている、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 複数の差込口が前記ケースに形成されていて、
    前記コネクタピンおよび前記ガイドピンの各々は、前記複数の差込口のうちの所望の差込口に差込可能になっている、請求項9に記載の半導体装置。
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