JP2009059478A - イオン発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量のイオンを発生させることができるイオン発生器を提供する。
【解決手段】絶縁基板12は、本体部18と、該本体部18から同方向に突出する複数の突出部20a〜20fとを有する。グランド電極24a〜24fは、前記突出部20a〜20f上に設けられている。放電電極28a〜28eは、前記突出部20a〜20fの間に位置する領域のそれぞれに対応するように前記本体部18から突出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン発生器、より特定的には、グランド電極及び放電電極を備えたイオン発生器に関する。
特許文献1には、低い印加電圧でマイナスイオンを発生させることができるイオン発生部品が記載されている。このイオン発生部品は、絶縁基板と線状電極とグランド電極とを備え、絶縁基板に線径100μm以下の線状電極が取り付けられ、線状電極に対向するようにグランド電極が設けられている。このように、線径が100μm以下の細い線状電極を用いれば、電子が線状電極の先端部に集中し易くなり、イオン発生部品において、強電界が生じ易くなる。
しかしながら、前記イオン発生部品では、線状電極が1つしか設けられていないため、大量のイオンを発生させることが困難であった。
特開2005−63827号公報
そこで、本発明の目的は、大量のイオンを発生させることができるイオン発生器を提供することである。
本発明は、本体部と、該本体部から同方向に突出する複数の第1の突出部と、を有する絶縁基板と、前記複数の第1の突出部上に設けられた複数のグランド電極と、前記複数の第1の突出部の間に位置する領域のそれぞれに対応するように、前記本体部から突出する複数の第1の放電電極と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の放電電極が設けられているので、放電電極が1つしか設けられていないイオン発生器に比べて大量のイオンを発生することが可能となる。更に、本発明によれば、複数の突出部の間に位置する領域に対応するように放電電極が突出しているので、放電電極が発生した電界は、隣の放電電極が発生した電界に対して影響を及ぼしにくい。これは、放電電極間に存在する突出部上に設けられたグランド電極により放電電極から生じた電界が打ち消されるからである。
本発明において、前記複数のグランド電極、前記絶縁基板及び前記複数の第1の放電電極は、前記本体部の主面の法線方向において、この順に配置されていてもよい。
本発明において、前記複数のグランド電極を覆う絶縁膜を、更に備えていてもよい。
本発明において、前記複数の第1の突出部は、互いに平行であってかつ等間隔に配置され、前記複数の第1の放電電極は、互いに平行であってかつ等間隔に配置されていてもよい。
本発明において、前記複数の第1の放電電極は、第1の接続部を介して接続されており、前記複数の第1の放電電極及び前記第1の接続部は、一体的に構成されていてもよい。
本発明において、前記第1の放電電極が前記本体部から突出している長さは、前記グランド電極が該本体部から突出している長さよりも短くてもよい。
本発明において、前記グランド電極は、1kΩ/mm2以上の抵抗率の材料により形成されていてもよい。
本発明において、前記第1の突出部及び前記第1の放電電極は、前記本体部から一方の方向に突出し、前記本体部から前記一方の方向の反対方向に突出する、複数の第2の突出部及び複数の第2の放電電極を、更に備え、前記複数の第2の放電電極は、前記複数の第2の突出部の間に位置する領域のそれぞれに対応するように、前記本体部から突出していてもよい。
本発明において、前記複数の第1の突出部と前記複数の第2の突出部とは、互い違いに配置されていてもよい。
本発明において、前記本体部上に形成され、前記複数のグランド電極を接続する第2の接続部を、更に備えていてもよい。
本発明において、前記複数のグランド電極が形成された前記本体部の主面の反対側の主面に形成された外部接続用電極を、更に備え、前記複数のグランド電極と前記外部接続用電極とは、前記本体部に形成されたビア導体を介して接続されていてもよい。
本発明において、前記第2の接続部を構成する材料は、前記グランド電極よりも低い抵抗率を有していてもよい。
本発明において、前記第2の接続部に接触するように形成された配線であって、該第2の接続部を構成する材料の抵抗率よりも低い抵抗率の材料により形成された配線を、更に備えていてもよい。
本発明によれば、複数の放電電極が設けられているので、放電電極が1つしか設けられていないイオン発生器に比べて大量のイオンを発生することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係るイオン発生器について図面を参照しながら説明する。図1は、イオン発生器10の外観斜視図である。より詳細には、図1(a)は、イオン発生器10の上面を示した外観斜視図であり、図1(b)は、イオン発生器10の下面を示した外観斜視図である。
イオン発生器10は、マイナスイオン又はプラスイオンを照射して被帯電物を帯電させるものであり、例えば、コピー機の感光体等を帯電させるために用いられる。該イオン発生器10は、絶縁基板12、グランド電極部14、及び、放電電極部16を備える。
絶縁基板12は、例えば、アルミナ基板により構成され、本体部18及び突出部20a〜20fを含む。本体部18は、上面(図1(a)に示される主面)及び下面(図1(b)に示される主面)を有する長方形状の板である。突出部20a〜20fは、本体部18の一方の長辺から主面方向において同方向に突出する突起である。ここで、主面方向とは、本体部18の主面が広がる方向を指す。突出部20a〜20fは、本体部18の長辺に対して垂直に突出しており、それぞれ等間隔であって平行に設けられている。なお、本体部18及び突出部20a〜20fは、一体的に形成されている。
グランド電極部14は、接続部22及びグランド電極24a〜24fを含む。グランド電極24a〜24fはそれぞれ、突出部20a〜20fの上面において、該突出部20a〜20fと同方向に延在するように形成される電極膜である。接続部22は、本体部18の上面において、該本体部18の長辺と略平行に延在するように形成される電極膜であって、各グランド電極24a〜24fを接続する。接続部22及びグランド電極24a〜24fは、1kΩ/mm2以上の抵抗材料により一体的に形成される。接続部22及びグランド電極24a〜24fは、例えば、サーメット抵抗やカーボン抵抗のペーストが塗布されて形成される。
放電電極部16は、図1(b)に示すように、接続部26及び放電電極28a〜28eを含み、本体部18の下面に接着剤等により取り付けられている。放電電極28a〜28eは、互いに隣り合う複数の突出部20a〜20fの間に位置する領域のそれぞれに対応するように、本体部18から突出する電極である。より詳細には、放電電極28a〜28eは、突出部20a〜20fが設けられている本体部18の長辺から垂直に突出しており、それぞれ等間隔であって平行に設けられている。具体的には、放電電極28aは、突出部20a,20bの間に位置する領域において該突出部20a,20bと平行に延在する。放電電極28bは、突出部20b,20cの間に位置する領域おいて該突出部20b,20cと平行に延在する。放電電極28cは、突出部20c,20dの間に位置する領域において該突出部20c,20dと平行に延在する。放電電極28dは、突出部20d,20eの間に位置する領域において該突出部20d,20eと平行に延在する。放電電極28eは、突出部20e,20fの間に位置する領域において該突出部20e,20fと平行に延在する。このように、放電電極28a〜28eは、隣り合う2つの突出部20a〜20fの間に位置する領域に1つずつ設けられている。換言すれば、放電電極28a〜28eと突出部20a〜20fとは、1つずつ交互に長辺方向に並ぶように配置されている。
更に、放電電極28a〜28eが本体部18から突出している長さは、グランド電極24a〜24fが本体部18から突出している長さよりも短い。すなわち、放電電極28a〜28eのそれぞれは、両側方に存在するグランド電極24a〜24fの間に位置する領域内に収まっている。
また、接続部26は、放電電極28a〜28eを接続し、該本体部18の長辺と略平行に延在するように形成される。接続部26及び放電電極28a〜28eは、図1(b)に示すように一体的に構成されており、例えば、ステンレスにより作製される。
更に、前記の通り、グランド電極24a〜24fが突出部20a〜20fの上面に設けられ、かつ、放電電極部16が本体部18の下面に設けられている。故に、グランド電極24a〜24f、絶縁基板12及び放電電極28a〜28eは、本体部18の主面の法線方向において、この順に配置されている。
以下に、イオン発生器10の動作について説明する。
放電電極28a〜28eには、高圧電源の高圧出力端子が接続され、グランド電極24a〜24fには、高圧電源のグランド部が接続される。高圧電源は、マイナスの直流の高圧電圧を供給するが、マイナスの直流バイアスを重畳した交流の高圧電圧を供給してもよい。そして、高圧電源から供給される高圧電圧は、接続部26の複数点に印加されることが好ましい。これにより、放電電極28a〜28eに等しく高圧電圧が印加されるようになる。同様に、高圧電源のグランド部は、接続部22の複数点で接続されることが好ましい。これにより、グランド電極24a〜24fが等しくグランド接続されるようになる。なお、プラスイオンを発生させる場合には、高圧電源は、プラスの高圧電圧を供給する。
以上のように高圧電圧が印加されると、放電電極28a〜28eとグランド電極24a〜24fとの間で強電界が形成される。なお、以下では、説明に具体性を持たせるために、放電電極28aに着目して説明する。放電電極28aとグランド電極24a,24bとの間で強電界が形成される。また、放電電極28aの先端部は、絶縁破壊してコロナ放電状態となる。このとき、放電電極28aの先端周辺では、空気中の分子がプラズマ化されて、分子がプラスイオンとマイナスイオンとに分かれる。そして、マイナスの高圧電圧を印加した場合には、空気中のプラスイオンは放電電極28aに吸収され、空気中にはマイナスイオンが残る。以上のような現象により、イオン発生器10は、マイナスイオンを発生する。なお、プラスの高圧電圧を印加した場合には、反対の作用によりプラスイオンが発生する。なお、他の放電電極28b〜28eにおいて生じる現象は、放電電極28aにおいて生じる現象と同じであるので、説明を省略する。
(効果)
前記イオン発生器10によれば、複数の放電電極28a〜28eが設けられているので、放電電極が1つしか設けられていないイオン発生器に比べて大量のイオンを発生することが可能となる。
更に、イオン発生器10では、複数の突出部20a〜20fの間に位置する領域に放電電極28a〜28eが突出しているので、隣接する放電電極28a〜28eが発生する電界間での影響を低減することが可能となる。以下に詳しく説明する。
例えば、放電電極28aとグランド電極24a,24bとの間には、図1(a)中の点線に示すように、グランド電極24a,24bから放電電極28aに向かう電界が発生している。この電界は、実際には、更に広く遠方まで発生しようとする。
しかしながら、グランド電極24a,24bは、グランド電位(すなわち、接地電位)となっている。そのため、前記電界は、グランド電極24a,24bによりリセットされ、該グランド電極24a,24bの外側の領域へは広がることがない。従って、放電電極28aとグランド電極24a,24bとの間に発生した電界は、他の放電電極28b〜28eとグランド電極24b〜24fとの間に発生した電界を乱すことがない。その結果、放電電極28aからは、効率よくマイナスイオンが発生するようになる。なお、他の放電電極28b〜28eについても、放電電極28aと同様であるので説明を省略する。
なお、放電電極28aは、図1(a)に示すように、両側方に存在するグランド電極24a,24bの間に位置する領域内に収まっているので、放電電極28aとグランド電極24a,24bとの間で発生する電界は、グランド電極24a,24b外により漏れにくくなる。その結果、放電電極28aからは、更に効率よくマイナスイオンが発生するようになる。なお、他の放電電極28b〜28eについても、放電電極28aと同様であるので説明を省略する。
なお、グランド電極24bは、放電電極28aとの間で強電界を形成すると共に、放電電極28bとの間においても強電界を形成する。放電電極28a,28b間にグランド電極24bを配置することで、このようにグランド電極24bが2つの役割を果たすことができるので、イオン発生器10を小型化することができる。なお、他のグランド電極24c〜24eについても、グランド電極24bと同様であるので説明を省略する。
また、グランド電極部14と放電電極部16とが絶縁基板12の異なる面に設けられている。これにより、放電電極28a〜28eを接続部26により接続することにより放電電極部16を一体成形しても、グランド電極部14と放電電極部16とが交差することがない。従って、放電電極部16を容易に形成することが可能となる。
更に、グランド電極部14が絶縁基板12の上面に形成され、かつ、放電電極部16が絶縁基板12の下面に設けられることにより、グランド電極部14と放電電極部16とが絶縁基板12の同一主面上に形成される場合に比べて、絶縁基板12が介在する分だけ、グランド電極部14と放電電極部16との距離を大きくすることができる。その結果、グランド電極部14と放電電極部16の高圧電圧印加部との間で漏れ電流が発生することを有効に抑制することができるようになる。このように、漏れ電流の発生が抑制されると、漏れ電流により空気中の酸素が分解されて酸素原子が生成される現象が起きにくくなる。その結果、イオン発生器10において、酸素原子と酸素分子とが反応してオゾンが発生することが抑制される。
また、グランド電極部14に1kΩ/mm2以上の抵抗率を有する抵抗材料が用いられているので、グランド電極部14に電流が流れにくい。その結果、放電電極部16とグランド電極部14との間に漏れ電流が発生することを有効に抑制することができるようになる。その結果、イオン発生器10において、オゾンが発生することが抑制される。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係るイオン発生器110について図面を参照しながら説明する。図2は、イオン発生器110の上面を示した外観斜視図である。なお、図2に示すイオン発生器110において、図1に示すイオン発生器10と同じ構成については、同じ参照符号を付してある。以下に、イオン発生器110とイオン発生器10との相違点を中心に説明する。
イオン発生器10では、グランド電極部14は露出しているのに対して、イオン発生器110では、グランド電極部14は絶縁膜30により略全面が覆われている。そして、接続部22の長手方向の両端において、絶縁膜30が一部形成されないことにより、グランド電極部14の一部が露出している。このグランド電極部14が露出した部分を、コンタクト部32a,32bと称す。コンタクト部32a,32bには、高圧電源のグランド端子が接続されてグランド電圧が印加される。前記絶縁膜30の材料としては、例えば、シリコーン、ガラスグレーズが挙げられる。
前記のように、グランド電極部14の表面を絶縁膜30により覆うことで、放電電極部16とグランド電極部14との間で漏れ電流が発生することを抑制できる。その結果、漏れ電流を原因としてオゾンが発生することを抑制できる。
なお、図2に示すイオン発生器110では、接続部22の両端を露出させてコンタクト部32a,32bを形成し、該コンタクト部32a,32bを介してグランド電圧をグランド電極部14に印加しているが、グランド電圧の印加方法はこれに限らない。そこで、グランド電圧の他の印加方法に関するイオン発生器について図面を参照しながら説明する。図3は、イオン発生器110の変形例に係るイオン発生器210の外観斜視図である。より詳細には、図3(a)は、イオン発生器210の上面を示した外観斜視図であり、図3(b)は、イオン発生器210の下面を示した外観斜視図である。以下に、イオン発生器210とイオン発生器110との相違点を中心に説明を行う。
イオン発生器210では、外部接続用電極としてのコンタクト部42a,42bは、図3(b)に示すように、本体部18の下面(すなわち、接続部22が形成されている本体部18の上面に対する反対側の面)に形成されている。このコンタクト部42a,42bは、サーメット抵抗、カーボン抵抗あるいは銀系電極などの導電性ペーストが塗布されて形成される。
更に、接続部22の両端近傍にビア導体40a,40bが設けられている。このビア導体40a,40bは、本体部18にスルーホールが形成され、該スルーホールに導体が充填されることにより形成される。前記コンタクト部42a,42bとグランド電極部14とは、該ビア導体40a,40b及び接続部22を介して接続されている。なお、コンタクト部42a,42bは、グランド電極部14に直接に接続されていてもよい。
図3に示すイオン発生器210では、本体部18の下面に設けられたコンタクト部42a,42bを介して高圧電源のグランド部をグランド電極部14に接続する。ここで、高圧電圧は、本体部18の下面に設けられた放電電極部16に印加される。そのため、図3に示すイオン発生器210では、高圧電源の高圧出力端子及びグランド部の両方を本体部18の下面側から接続できるようになる。その結果、高圧出力端子及びグランド部を接続するためのリード線の引き回しが簡素化される。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係るイオン発生器310について図面を参照しながら説明する。図4は、イオン発生器310の上視図である。より詳細には、図4(a)は、イオン発生器310の絶縁基板312の上視図であり、図4(b)は、イオン発生器310の放電電極部316の上視図であり、図4(c)は、イオン発生器310の上視図である。
イオン発生器310は、図4(c)に示すように、絶縁基板312、グランド電極部314、放電電極部316、及び、配線340a〜340dを備える。図4(c)に示すイオン発生器310は、図4(a)に示す絶縁基板312の下面に、図4(b)に示す放電電極部316が取り付けられることにより構成される。この際、絶縁基板312及び放電電極部316に形成された丸孔にピンが挿入されることにより絶縁基板312と放電電極部316とが固定される。
絶縁基板312は、本体部318及び突出部320a〜320qを含む。グランド電極部314は、接続部322及びグランド電極324a〜324qを含む。放電電極部316は、図4(b)に示すように、接続部326及び放電電極328a〜328pを含む。
ここで、イオン発生器310では、図4(c)に示すように、本体部318から一方の方向に突出するように突出部320a〜320h、グランド電極324a〜324h及び放電電極328a〜328hが設けられている(図4(c)では、放電電極328a〜328hの参照符号は省略されている)。更に、本体部318から他方の方向に突出するように突出部320i〜320q、グランド電極324i〜324q及び放電電極328i〜328pが設けられている(図4(c)では、放電電極328i〜328pの参照符号は省略されている)。放電電極328a〜328gは、突出部320a〜320hの間に位置する領域のそれぞれに対応するように、本体部318から突出している。また、放電電極328i〜328pは、突出部320i〜320qの間に位置する領域のそれぞれに対応するように、本体部318から突出している。
本体部318から一方の方向に突出する突出部320a〜320hと本体部318から他方の方向に突出する突出部320i〜320qとは、互い違いに配置されている。例えば、突出部320jは、突出部320a,320bの間から該突出部320a,320bが設けられた長辺と対向する長辺から突出するように設けられている。なお、他の突出部320a〜320h,320k〜320pについても、突出部320jと同様であるので説明を省略する。
また、配線340a〜340dは、接続部322の上層において接続部322に接触するように設けられている。該配線340a〜340dを構成する材料の抵抗率は、接続部322を構成する材料の抵抗率よりも低い。このような材料としては、例えば、銀が挙げられる。
絶縁膜330は、グランド電極部314及び配線340a〜340dの略全面を覆うように形成される。そして、絶縁膜330は、接続部322の両端近傍において、開口を有する。これにより、配線340a,340dの一部が露出し、コンタクト部342a,342bを形成している。該コンタクト部342a,342bには、高圧電源のグランド部が接続される。
以上のように構成されたイオン発生器310によれば、本体部318の長辺の両方にグランド電極324a〜324q及び放電電極328a〜328pが設けられている。そのため、イオン発生器310は、より広範囲にわたってイオンを発生させることができる。
また、本体部318の一方の長辺から突出する突出部320a〜320hと本体部318の他方の長辺から突出する突出部320i〜320qとは、互い違いに配置されている。そのため、イオン発生器310は、絶縁基板312の主面と被帯電物とを対向させて配置した場合に、被帯電物を均一に帯電させることができる。
また、接続部322を構成する材料よりも低い抵抗率の材料により、接続部322に接触するように、配線340a〜340dが形成されている。そのため、接続部322と配線340a〜340dとの合成抵抗を小さくすることができ、グランド電極324a〜324q全体を均一にグランド電位とすることができる。
(その他の実施形態)
なお、図4に示すイオン発生器310において、接続部322に接触するように配線340a〜340dを設けるものとしたが、図1ないし図3に示すイオン発生器10,110,210においても、配線340a〜340dに相当する配線が設けられてもよい。更に、図1ないし図4に示すイオン発生器10,110,210,310において、配線340a〜340dに相当する配線を設ける代わりに、グランド電極24a〜24f,324a〜324qを構成する材料の抵抗率よりも低い抵抗率を有する材料により接続部22,322を形成してもよい。
また、図1ないし図3に示すイオン発生器10,110,210では、放電電極28は、5本設けられているが、放電電極28の数はこれに限らない。放電電極28は、それぞれ少なくとも2本設けられていればよい。この場合、突出部20は、少なくとも3本必要となる。なお、イオン発生器310では、放電電極28は、2つの辺にそれぞれ2本ずつ設けられていればよい。
図1(a)は、第1の実施形態に係るイオン発生器の上面を示した外観斜視図であり、図1(b)は、該イオン発生器の下面を示した外観斜視図である。 第2の実施形態に係るイオン発生器の上面を示した外観斜視図である。 図3(a)は、第2の実施形態に係るイオン発生器の変形例に係るイオン発生器の上面を示した外観斜視図であり、図3(b)は、該イオン発生器の下面を示した外観斜視図である。 図4(a)は、第3の実施形態に係るイオン発生器の絶縁基板の上視図であり、図4(b)は、該イオン発生器の放電電極部の上視図であり、図4(c)は、該イオン発生器の上視図である。
符号の説明
10,110,210,310 イオン発生器
12,312 絶縁基板
14,314 グランド電極部
16,316 放電電極部
18,318 本体部
20a,20b,20c,20d,20e,20f,320a,320b,320c,320d,320e,320f,320g,320h,320i,320j,320k,320l,320m,320n,320o,320p,320q 突出部
22,26,322,326 接続部
24a,24b,24c,24d,24e,24f,324a,324b,324c,324d,324e,324f,324g,324h,324i,324j,324k,324l,324m,324n,324o,324p,324q グランド電極
28a,28b,28c,28d,28e,328a,328b,328c,328d,328e,328f,328g,328h,328i,328j,328k,328l,328m,328n,328o,328p 放電電極
30,330 絶縁膜
32a,32b,42a,42b,342a,342b コンタクト部
40a,40b ビア導体
340a,340b,340c,340d 配線

Claims (13)

  1. 本体部と、該本体部から同方向に突出する複数の第1の突出部と、を有する絶縁基板と、
    前記複数の第1の突出部上に設けられた複数のグランド電極と、
    前記複数の第1の突出部の間に位置する領域のそれぞれに対応するように、前記本体部から突出する複数の第1の放電電極と、
    を備えることを特徴とするイオン発生器。
  2. 前記複数のグランド電極、前記絶縁基板及び前記複数の第1の放電電極は、前記本体部の主面の法線方向において、この順に配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のイオン発生器。
  3. 前記複数のグランド電極を覆う絶縁膜を、
    更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイオン発生器。
  4. 前記複数の第1の突出部は、互いに平行であってかつ等間隔に配置され、
    前記複数の第1の放電電極は、互いに平行であってかつ等間隔に配置されること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のイオン発生器。
  5. 前記複数の第1の放電電極は、第1の接続部を介して接続されており、
    前記複数の第1の放電電極及び前記第1の接続部は、一体的に構成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のイオン発生器。
  6. 前記第1の放電電極が前記本体部から突出している長さは、前記グランド電極が該本体部から突出している長さよりも短いこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のイオン発生器。
  7. 前記グランド電極は、1kΩ/mm2以上の抵抗率の材料により形成されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のイオン発生器。
  8. 前記第1の突出部及び前記第1の放電電極は、前記本体部から一方の方向に突出し、
    前記本体部から前記一方の方向の反対方向に突出する、複数の第2の突出部及び複数の第2の放電電極を、
    更に備え、
    前記複数の第2の放電電極は、前記複数の第2の突出部の間に位置する領域のそれぞれに対応するように、前記本体部から突出していること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のイオン発生器。
  9. 前記複数の第1の突出部と前記複数の第2の突出部とは、互い違いに配置されていること、
    を特徴とする請求項8に記載のイオン発生器。
  10. 前記本体部上に形成され、前記複数のグランド電極を接続する第2の接続部を、
    更に備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のイオン発生器。
  11. 前記複数のグランド電極が形成された前記本体部の主面の反対側の主面に形成された外部接続用電極を、
    更に備え、
    前記複数のグランド電極と前記外部接続用電極とは、前記本体部に形成されたビア導体を介して接続されていること、
    を特徴とする請求項10に記載のイオン発生器。
  12. 前記第2の接続部を構成する材料は、前記グランド電極よりも低い抵抗率を有すること、
    を特徴とする請求項11に記載のイオン発生器。
  13. 前記第2の接続部に接触するように形成された配線であって、該第2の接続部を構成する材料の抵抗率よりも低い抵抗率の材料により形成された配線を、
    更に備えること、
    を特徴とする請求項11に記載のイオン発生器。
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