JP2009058882A - 画像書込装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを形成する際の金型からの型抜き時における金型と突起の摺動抵抗に起因してレンズの変形が生じない画像書込装置を提供する。
【解決手段】この画像書込装置は、レーザ光源から出射されるレーザ光を偏向走査するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーからのレーザ光を結像させる合成樹脂製のレンズ系を備えており、レンズの底面には、副走査方向に、位置決め方向が同じ複数の位置決め突起、あるいは、位置決め方向の異なる複数の位置決め突起が設けられている。さらに、この突起は、該突起の設けられているレンズ面に対して傾斜して設けられている。レンズを画像書込装置に取り付けるときには、該画像書込装置に備える弾性部材によって、レンズの前面方向にレンズを押圧してレンズを固定する。ここで、上記のレンズは、fθレンズまたはシリンドリカルレンズである。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ光を利用する画像形成装置に使用される画像書込装置に関する。
fθレンズのようなレンズの位置決めを正確に行わないと、レンズの光軸に狂いが生じ、光学性能を劣化させてしまうという問題点がある。
このため、特許文献1では、fθレンズ下面から突出するように位置決めピンを有し、箱体のfθレンズの取付部近傍には長穴を設け、この長穴にfθレンズの位置決めピンを嵌合させて、fθレンズの相対位置決めを精度よく行っている。
特開平11−352433
一方、レンズを樹脂成形で製造する場合、製造時の加工精度を向上させる必要があるが、上記特許文献1のレンズでは、位置決めをピンで行うため、レンズを形成する際の金型からの型抜き時における金型と突起の摺動抵抗に起因してレンズの変形が生じる可能性があった。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、レンズを形成する際の金型からの型抜き時における金型と突起の摺動抵抗に起因してレンズの変形が生じない画像書込装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像書込装置は、レーザ光源から出射されるレーザ光を偏向走査するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーからのレーザ光を結像させる合成樹脂製のレンズ系を備えた画像書込装置であって、このレンズの底面には、副走査方向底面に、位置決め方向が同じ複数の位置決め突起、あるいは、位置決め方向の異なる複数の位置決め突起が設けられ、さらに、この突起は、該突起の設けられているレンズ面に対して傾斜して設けられている。ここで、上記のレンズは、fθレンズまたはシリンドリカルレンズである。
そして、このレンズを画像書込装置に取り付けるときには、該画像書込装置に備える弾性部材によって、レンズの前面方向にレンズを押圧することによってレンズを固定する。
本発明によれば、レンズを形成する際の金型からの型抜き時における金型と突起の摺動抵抗に起因して生じるレンズの変形を防止できる。
特に、レンズ底面の突起に傾斜を設けることにより、型抜き時の摺動抵抗によりレンズの副走査方向に変形が生じないので、レンズパワーがレンズの長手方向の位置に応じて変化することがなくなり、レーザの走査線の湾曲やビーム形状のばらつきが生じなくなる。
以下、図面を参照して本発明の画像書込装置の好適な実施形態について説明する。
(画像形成装置の概要)
図1は、本発明の画像書込装置が使用される画像形成装置の構成例を示す図である。同図において、画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
本画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。
露光ユニット1は、本発明に係る画像書込装置に該当するものであり、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット1を構成する画像書込装置の具体的な構成については後述する。また、露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方には中間転写ベルトユニット6が配置されている。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写する。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイである。また、手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートを置くことができる。また、装置本体110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。
(画像書込装置の構成概要)
次に、本発明の画像書込装置に係る実施形態を具体的に説明する。
画像書込装置は、複数本のレーザ光によって複数の感光体ドラム3を同時に走査露光して各感光体ドラム3に互いに異なる色に対応する画像を書き込み、各色に対応する画像を同一の転写媒体上に重ね合わせることによってカラー画像を形成する上記のようなタンデム方式の画像形成装置に適用される。
上述のように、画像形成装置には、K画像形成用の感光体ドラム、C画像形成用の感光体ドラム、M画像形成用の感光体ドラム、Y画像形成用の感光体ドラムが略等間隔で配置されている。タンデム方式の画像形成装置は、各色の画像を同時に形成するので、カラー画像の形成に要する時間を大幅に短縮することができる。
感光体ドラム3を露光するための本発明に係る画像書込装置は、それぞれユニット化された1次光学系(入射光学系)と、2次光学系(出射光学系)とから構成される。1次光学系は、YMCKのレーザ光をそれぞれ出射する4つのレーザ出射部と、これらのレーザ光を2次光学系のポリゴンミラー(回転多面鏡)に導くミラー及びレンズ等の光学要素とを備えている。
また、2次光学系は、被走査体である感光体ドラム3上にレーザ光を走査する上記ポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素、及びレーザ光を検出するBDセンサ等を備えている。また、上記ポリゴンミラーは、各色で共有する構成を採用している。
図2は、画像書込装置の1次光学系と2次光学系要部の構成例を示す斜視概略図である。図2において、201は基板ユニット、202aはK用レーザダイオード、202bはC用レーザダイオード、202cはM用レーザダイオード、202dはY用レーザダイオード、203aはC用第1ミラー、203bはK用第1ミラー、203cはY用第1ミラー、204は第2ミラー、205は第3ミラー、206はシリンドリカルレンズ、301はポリゴンミラー、302はfθレンズ、311はBD(ビームディテクタ)折返しミラー、312はBD(ビームディテクタ)センサである。
KCMY用の各レーザダイオード202a〜202dは、共通の基板ユニット201に一体的に平面上に配置されている。そして、基板ユニット201に配置された各レーザダイオード202a〜202dから、第3ミラー205に到る光学系が1次光学系であり、ポリゴンミラー301以降の光学系が2次光学系である。ここでは、2次光学系はポリゴンミラー301、fθレンズ302などの一部の構成のみを示している。2次光学系の具体的な構成については後述する。
1次光学系において、KCMY用の各レーザダイオード202a〜202dは、光源駆動手段としてのレーザ駆動回路(図示せず)によって駆動される。このレーザ駆動回路には、画像形成装置の制御部から出力される各種制御信号や画像処理部から供給される画像データが入力され、これら制御信号及び画像データに従って各レーザダイオード202a〜202dの発光が制御される。これらレーザダイオード202a〜202dがレーザ出射部に該当する。
各レーザダイオード202a〜202dのレーザ出射側には、それぞれKCMY用のコリメータレンズが配設されて平行光となり、さらに所定の間隙をもったアパーチャ(スリット)によりレーザ光の径が規制される(いずれも図示せず)。なお、平行光とは光が進行してもその光束の径が変わらない状態を指すものとし、複数のレーザ光の光軸が互いに平行である状態と区別する。
C用レーザダイオード202bから出射したレーザ光(Cビーム)は、C用第1ミラー203aで反射して第2ミラー204に向かう。同様にK用レーザダイオード202aから出射したレーザ光(Kビーム)は、K用第1ミラー203bで反射して第2ミラー204に向かい、Y用レーザダイオード202dから出射したレーザ光は、Y用第1ミラー203cで反射して第2ミラー204に向かう。
KCMYの各色用のレーザダイオード202a〜202dは、副走査方向(基板ユニット201の高さ方向)について、互いに異なる高さに配置されている。そして、3つの第1ミラー203a〜203cは、対応するレーザダイオード202a,202b,202dから出射したレーザ光のみを反射し得る位置に配置されている。また、これら3つの第1ミラー203a〜203cは、主走査方向から見て各色用のレーザ光が互いに重なる位置に配置されている。
各第1ミラー203a〜203cで反射したCKY用のレーザ光は、第2ミラー204で反射して、主走査方向に重なった状態でシリンドリカルレンズ206に向かう。ここで、M用レーザダイオード202cから出射したレーザ光(Mビーム)が、さらに、これらCKY用のレーザ光と主走査方向に重なった光路で出射し、シリンドリカルレンズ206に向かう。
このような構成により、4つのレーザダイオード202a〜202dから出射したレーザ光は、主走査方向については全て一致し、副走査方向についてはずれ(高低差)を有して、それぞれのレーザ光の光軸が互いに平行となってシリンドリカルレンズ206に入射する。そしてここでは、シリンドリカルレンズ206に向かう各色用のレーザ光は、レーザ光が進行してもその光束の径が変わらない平行光である。
つまり上記の構成により、共通の基板ユニット201に配置された複数のレーザダイオード202a〜202dのうち、最上部に位置するM用レーザダイオード202cから出射したレーザ光は、シリンドリカルレンズ206に直接入射し、最上部のM用レーザダイオード202cを除く他のCKY用のレーザダイオード202a,202b,202dから出射したレーザ光は、折返しミラー(第1ミラー203a〜203c、第2ミラー204)により折り返された後にシリンドリカルレンズ206に入射するようになっている。
シリンドリカルレンズ206は、入射した各色用のレーザ光を副走査方向に集光するために配されている。そして、シリンドリカルレンズ206を出射した各色用のレーザ光は、第3ミラー205で反射した後2次光学系に入り、ポリゴンミラー301の反射面に入射する。
ここでは、シリンドリカルレンズ206は、副走査方向にパワーを有しており、シリンドリカルレンズ206からポリゴンミラー301までの光路長に従って、副走査方向にはポリゴンミラー301の反射面近傍でレーザ光が集光されるように設定されている。
即ち、それぞれが平行光となってシリンドリカルレンズ206に入射した各色用のレーザ光は、副走査方向ではポリゴンミラー301の反射面の表面でほぼ集光される。また、同時に光軸が互いに平行となってシリンドリカルレンズ206に入射した各色用のレーザ光は、副走査方向についてポリゴンミラー301の表面のほぼ同一位置に集光される。
このシリンドリカルレンズ206は、主走査方向にはパワーを有していないため、入射した各色用のレーザ光は、主走査方向についてはそのまま平行光として出射して、ポリゴンミラー301の反射面に入射する。通常、ポリゴンミラー301に対して、主走査方向には平行光を入射させる。しかし、主走査方向に収束光を入射させると、fθレンズ302によって負の像面湾曲が生じて好ましくない。
また、副走査方向については、反射面の面倒れを補正するために、反射面の表面に収束させるようにする。例えば、ポリゴンミラー301の反射面に入射させるレーザ光の副走査方向の位置は、反射面の高さ方向での中央近傍となる。
本実施形態では、KCMY用の4本のレーザ光を2次光学系の1つのポリゴンミラー301で偏向させる。この場合、ポリゴンミラー301を経た後に4本のレーザ光を分離できるようにし、且つ、各色用のレーザ光に主走査方向のずれが生じないようにする必要がある。このために、1次光学系のシリンドリカルレンズ206から出射した4本のレーザ光が、ポリゴンミラー301に対して、主走査方向については同一方向から同一位置に入射し、副走査方向については角度差のある方向から略同一位置に入射するように設定する。
これらの光路設定は、上記の副走査方向に高低差を持ったレーザダイオード202a〜202dの配置によって、各色用のレーザ光が主走査方向については全て一致し、副走査方向について所定の高低差を有して進行することによって実現されている。これにより、fθレンズ302による走査光学系によって各色用のレーザ光を分離することができる。
また、2次光学系には、レーザ光の感光体ドラム3上での主走査の開始前に、レーザ光を検知して書き出しの基準信号を発生させるためのBDセンサ312が設けられる。ポリゴンミラー301で反射して感光体ドラム3(図2では図示せず)へ向かうレーザ光のうち、感光体ドラム3上での画像形成に使用されるレーザ光、すなわち主走査ラインを走査するためのレーザ光を主走査光とする。ここで主走査光が走査する際に通過する空間領域を画像領域とし、画像領域以外の領域を非画像領域とする。
レーザ光が感光体ドラム3を走査するとき、レーザ光は主走査ラインを定期的に走査する。このときに、感光体ドラム3は回転しているので、一定期間ごとに異なる場所を走査されることになる。そしてレーザ光が走査される毎に、走査ラインの書き始めの位置は同一である必要がある。
この走査ラインの書き始めの位置を検出するために、画像書込装置には同期検出装置が設けられている。同期検出装置は上記非画像領域のレーザ光を同期検出光として検出するためのBDセンサ312と、BDセンサ312に同期検出光を導く案内手段であるBD折り返しミラー311が備えられている。
同期検出光は、BD折返しミラー311により折り返され、BDセンサ312に到達する。このBDセンサ312は、受光量に応じたセンサ信号を出力する。そして、画像書込装置の制御部は、BDセンサ312からのセンサ信号に基づいて、画像書き込み開始位置を決定するための同期信号(BD信号)を生成する。BD信号は、主走査方向の走査開始基準信号として用いられ、この信号を基準として各ラインの主走査方向の書出し開始位置の同期が取られる。
図3は、画像書込装置の2次光学系の構成例を示す図で、2次光学系の露光ユニット1を側面から見た筐体内部を感光体ドラム3とともに概略的に示すものである。図3において、300は2次光学系ユニット、301はポリゴンミラー、302はfθレンズ、303aはK用シリンドリカルレンズ、303bはC用シリンドリカルレンズ、303cはM用シリンドリカルレンズ、303dはY用シリンドリカルレンズ、304はY用第1ミラー、305はY用第2ミラー、306はK用第1ミラー、307はC用第1ミラー、308はC用第2ミラー、309はM用第1ミラー、310はM用第2ミラー、313は筐体である。
ポリゴンミラー301は、回転方向に複数(例えば7つ)の反射面を有し、図示しないポリゴンモータによって回転駆動される。ポリゴンモータは、ポリゴンミラー301を設置する筐体313の裏面側凹部に設置され、さらにその凹部を密閉するための蓋が設けられる。また、ポリゴンモータには放熱のためのフィンが設けられる。1次光学系のレーザダイオードから出射してミラーなどの光学系で反射した各色用のレーザ光は、2次光学系のポリゴンミラー301の反射面によって反射し、その後の各光学要素を介して感光体ドラム3を走査する。
1光学系のレーザダイオード202a〜202dから出射したKCMY用のレーザ光は、副走査方向について角度差を有してポリゴンミラー301に入射する。そしてこれらのレーザ光は、その後も角度差を維持し、fθレンズ302による走査光学系を経た後に分離される。
fθレンズ302は、主走査方向にレンズパワーを有している。これにより主走査方向において、ポリゴンミラー301から出射した平行光のレーザ光を、感光体ドラム3の表面で所定のビーム径となるように収束させる。
また、fθレンズ302は、ポリゴンミラー301の等角速度運動により主走査方向に等角速度で移動するレーザ光を、感光体ドラム3上の走査ライン上で等線速で移動するように変換する機能を有している。
また、fθレンズ302は、副走査方向にもレンズパワーを有している。これにより副走査方向において、ポリゴンミラー301から出射した拡散光の光ビームを平行光に変換する。
ポリゴンミラー301で分離され、fθレンズ302を通過したKCMYの各色用の4本のレーザ光のうち、Y用のレーザ光(Yビーム)は、Y用第1ミラー304、Y用第2ミラー305で順に反射して、Y用シリンドリカルレンズ303dを通ってY用の感光体ドラム3に入射する。感光体ドラム3上ではその走査領域に描画が行われる。
また、分離されたK用のレーザ光(Kビーム)は、fθレンズ302を通過した後、K用第1ミラー306で反射して、K用シリンドリカルレンズ303aを通ってK用の感光体ドラム3に入射する。
同様に、分離されたC用のレーザ光(Cビーム)は、fθレンズ302を通過した後、C用第1ミラー307、C用第2ミラー308で順に反射して、C用シリンドリカルレンズ303bを通ってC用の感光体ドラム3に入射する。
また、M用のレーザ光(Mビーム)は、fθレンズ302を経て、M用第1ミラー309、M用第2ミラー310で順に反射し、M用シリンドリカルレンズ303cを通ってM用の感光体ドラム3に入射する。
つまりここでは、上下方向に整列されたレーザ光の配列順と、感光体ドラム3の配列順とが一致するように、光学系による光路が設定されている。
2次光学系においてKCMYの各色用のシリンドリカルレンズ303a〜303dは、副走査方向にレンズパワーを有している。これにより副走査方向について、平行光で入射するレーザ光を感光体ドラム3上で所定のビーム径となるように収束させる。
また、主走査方向については、上述のfθレンズ302で収束光となったレーザ光がそのまま感光体ドラム3上で収束する。シリンドリカルレンズ303a〜303dは樹脂を用いて形成されている。画像書込装置のような走査幅全域をカバーする長尺のシリンドリカルレンズ303a〜303dは樹脂レンズとすることが好適である。
シリンドリカルレンズ303a〜303dを出射した各色用のレーザ光は、帯電された感光体ドラム3を画像データに応じて露光する。これにより、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。そして現像器2によって、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像がKCMYのトナーによりそれぞれ顕像化される。
上記の構成において、露光ユニット1から感光体ドラム3に向けて出射する複数のレーザ光の出射位置が配列するように各レーザ光の光路が設定されている。そしてポリゴンミラー301を出射した後、最上部に位置する光路を進行するY用のレーザ光(Yビーム)は、ポリゴンミラー301の上方を通過して露光ユニット1の筐体313の一端の壁面近傍から感光体ドラム3に向けて出射する。一方、最上部の次に位置するK用のレーザ光(Kビーム)は、一端の壁面とは反対側の壁面近傍から感光体ドラム3に向けて出射する。
つまり、Y用のレーザ光は、ポリゴンミラー301で反射した後、Y用第1ミラー304で折り返されてポリゴンミラー301の上方を通過し、筐体313の端部壁面近傍でY用第2ミラー305で反射して、上方へ出射する。また、K用のレーザ光は、ポリゴンミラー301で反射した後、露光ユニット1の筐体内部をそのまま進行し、ポリゴンミラー301から最も遠い側の筐体313の端部壁面近傍でK用第1ミラー306により上方に反射する。
このような構成とすることで、fθレンズ302から出射して再度fθレンズ302を乗り越えるY用のレーザ光の光路を低く設定でき、筐体313を薄型化することができるようになり、また最上部の次のK用のレーザ光を反対側の壁面近傍で上方に出射させることにより、筐体313の前方下部にスペースを設けることができ、空間を有効利用することができるようになる。
(レンズの構成詳細)
図4は、レンズ400の構成例を示す図で、(A)はレンズ400を上面から見た図(平面図)、(B)はレンズ400を前面から見た図(正面図)、(C)はレンズ400を横から見た図(側面図)である。このレンズ400には、位置決め方向が同じ複数の位置決め突起401を副走査方向に配置して備えている。
図4において、位置決め突起401は、レンズ底面に対して傾斜して設けられる。例えば、突起401は、レンズ400の前面から背面へ向かって伸び上がるような傾斜を持ってレンズ底面に設けられる。
この突起401が設けられているレンズ400は、fθレンズ302、もしくは感光体へのレーザ出射口に備えられた2次系のシリンドリカルレンズ303である。
一方、画像書込装置の取付部には、図5に示すように、突起401が位置決めされる凹部402が形成されており、レンズ400の先端(前面)方向及び底面方向に向かってレンズ400を押圧する、例えば、板バネのような弾性部材403,404が設けられる。
次に、レンズ400を画像書込装置に取り付ける方法を、図5を用いて説明する。
レンズ400の突起401を画像書込装置の取付部に形成されている凹部402に嵌合させ、弾性部材404によりレンズ400を上方から取付部へ押圧するとともに、弾性部材403によりレンズ400の前面方向にレンズ400を押圧する。これにより、突起401が凹部402の前面方向の位置決め点に当接して、レンズの前後と左右方向の位置決めが行われる。
上述の位置決め突起401は、位置決め方向を同じにした突起401について説明したが、同じ位置決め方向を向いたものとは限らず、異なる方向の突起であっても構わない。
図6は、レンズ400の他の構成例を示す図で、(A)はレンズ400を上面から見た図(平面図)、(B)はレンズ400を前面から見た図(正面図)、(C)はレンズ400を横から見た図(側面図)である。このレンズ400には、位置決め方向が異なる複数の突起401A,401Bを副走査方向に配置して備えている。
図6において、突起401は、レンズ底面に対して傾斜をもって設けられる。例えば、突起401Aは、前面から背面へ向かって伸び上がるような傾斜を持ってレンズ底面に設けられ、突起401Bは、前面から背面へ向かって下がるような傾斜を持ってレンズ底面に設けられる。
一方、画像書込装置の取付部には、図7に示すように、突起401A,401Bがそれぞれ位置決めされる凹部402A,402Bが形成されており、レンズ400の先端(前面)方向及び底面方向に向かってレンズ400を押圧する、例えば、板バネのような弾性部材403,404が設けられる。
次に、レンズ400を画像書込装置に取り付ける方法を、図7および図8を用いて説明する。
レンズ400の突起401Aを画像書込装置の取付部に形成されている凹部402Aに、突起401Bを凹部402Bに嵌合させ、弾性部材404によりレンズ400を上方から取付部へ押圧するとともに、弾性部材403によりレンズ400の前面方向にレンズ400を押圧する。
これにより、突起401Aが凹部402Aの前面方向の位置決め点に当接して、レンズの前後と左右方向の位置決めが行われる。また、突起401Bの下方向先端が凹部402Bの底面に当接して、レンズの高さ方向の位置決めが行なわれ、突起401Bの前面方向先端が凹部402Bの前面方向の面に当接してレンズの前後方向の位置決めが行われる。
突起401Bの前面方向先端は、左右に移動できるのでレンズが熱膨張を起こしても、突起401Bには左右方向に逃げがあり、レンズが歪むことは無い。
上記のレンズ400を成形するための製造装置では、金型は図9に示すような構造からなっており、レンズ400の前面・前上面・前底面を形成する金型501(図10)、レンズ400の側面・背面を形成する金型502、レンズ400の上面を形成する金型503(図11)、レンズ400の底面を形成する金型504(図11)からなり、この金型504にはレンズ400の位置決め突起401を成形するための凹部505が設けられている(図12)。
これにより、レンズ400の製造装置は、レンズ400底面に形成されている突起401が傾斜して形成されているので、レンズ400の底面を形成する金型504から型抜きを行う際に、突起401が金型504に引っかかることなく押し出すことが可能となる。
したがって、レンズの形状は、引っかかりの際に生じる摺動抵抗によって歪められることがない。
上述の実施形態では、突起を2つ備えたレンズ400を用いて説明したが、3つ以上でも構わないし、位置決め方向を表す突起の種類も、同じものでも異なるものであっても構わない。
本実施形態の画像書込装置を以上のような構成にすることより、レンズを形成する際の金型からの型抜き時における金型と突起の摺動抵抗に起因して生じるレンズの変形を防止できる。特に、レンズ底面の突起に傾斜を設けることにより、型抜き時の摺動抵抗によりレンズの副走査方向に変形が生じないので、レンズパワーがレンズの長手方向の位置に応じて変化することがなくなり、レーザの走査線の湾曲やビーム形状のばらつきが生じなくなる。
本発明の画像書込装置が使用される画像形成装置の構成例を示す図である。 画像書込装置の1次光学系と2次光学系要部の構成例を示す斜視概略図である。 画像書込装置の2次光学系の構成例を示す図である。 位置決め方向が同じ突起を示す図である 図4のレンズを画像書込装置に取り付ける方法を説明する図である。 位置決め方向が異なる突起を示す図である。 図6のレンズを画像書込装置に取り付ける方法を説明する図である。 突起401Bを用いて、位置決めされた状態を説明する図である。 レンズを形成する金型全体が固定された状態を示す図である。 レンズの前面・前上面・前底面を形成する金型を取り外した状態を示す図である。 レンズの上面および底面を形成する金型を取り外した状態を示す図である。 レンズを取り外した状態を示す図である。
符号の説明
100…画像形成装置、110…装置本体、120…自動原稿処理装置、1…露光ユニット、2…現像器、3…感光体ドラム、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…中間転写ベルトユニット、61…中間転写ベルト、7…定着ユニット、71…ヒートローラ、72…加圧ローラ、81,82…給紙カセット、10…転写ローラ、91…排紙トレイ、92…原稿載置台、201…基板ユニット、202a…K用レーザダイオード、202b…C用レーザダイオード、202c…M用レーザダイオード、202d…Y用レーザダイオード、203a…C用第1ミラー、203b…K用第1ミラー、203c…Y用第1ミラー、204…第2ミラー、205…第3ミラー、206…シリンドリカルレンズ、301…ポリゴンミラー、302…fθレンズ、303…シリンドリカルレンズ、303a…K用シリンドリカルレンズ、303b…C用シリンドリカルレンズ、303c…M用シリンドリカルレンズ、303d…Y用シリンドリカルレンズ、304…Y用第1ミラー、305…Y用第2ミラー、306…K用第1ミラー、307…C用第1ミラー、308…C用第2ミラー、309…M用第1ミラー、310…M用第2ミラー、311…BD折り返しミラー、312…BDセンサ、313…筐体、400…レンズ、401,401A,401B…突起、402,402A,402B…凹部、403,404…弾性部材、501…レンズの前面・前上面・前底面を形成する金型、502…レンズの側面・背面を形成する金型、503…レンズの上面を形成する金型、504…レンズの底面を形成する金型、505…突起を形成する凹部。

Claims (6)

  1. レーザ光源から出射されるレーザ光を偏向走査するポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーからのレーザ光を結像させる合成樹脂製のレンズ系を備えた画像書込装置において、前記レンズには、複数の位置決め突起が設けられており、前記突起は、該突起の設けられているレンズ面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする画像書込装置。
  2. 請求項1に記載の画像書込装置において、前記レンズの底面には、副走査方向に複数の前記突起が設けられることを特徴とする画像書込装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像書込装置において、前記複数の位置決め突起は、位置決め方向の同じ突起、あるいは、位置決め方向の異なる突起を備えることを特徴とする画像書込装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像書込装置において、前記レンズは、fθレンズであることを特徴とする画像書込装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像書込装置において、前記レンズは、感光体へのレーザ出射口に備えられたシリンドリカルレンズであることを特徴とする画像書込装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像書込装置において、前記レンズの前面方向に該レンズを押圧することによってレンズを固定する弾性部材を備えることを特徴とする画像書込装置。
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