JP2009058878A - 下げ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】身体に下げたカードの表示非表示を容易に選択可能な下げ具を提供することを課題とする。
【解決手段】情報を記したカードをユーザの身体に下げる下げ具1であって、身体に取り付くことで下げ具1を身体に取り付ける取り付け部2と、カードを挟持する挟持部3と、カードを下げる方向に対して取り付け部2と挟持部3とを相対的に回転可能に連結することで、挟持部3が挟持するカードの向きを表側に向けた表示モードと裏側に向けた非表示モードとにユーザの操作で選択可能にする連結部4と、を備え、取り付け部2は、身体に対する自身の向きが反転しないように身体に取り付き、連結部4は、挟持部3と取り付け部2とが相対的に遊転することを止めることで、カードの向きを表示モードまたは非表示モードの状態に保持する。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報を記したカードをユーザの身体に下げる下げ具に関する。
オフィス等では、首や胸に氏名や写真等を記したカードを下げるカードホルダー等が使われている。例えば、特許文献1には、被吊下げ所持物による適正負荷を超えた過剰負荷時にストラップ体の係合連結状態を確実に解除し、使用者の安全を図ったネックストラップの安全装置が記載されている。また、特許文献2には、頚掛け式の名札であって、掛け紐の両端を離間させることで名札の裏返りを防ぐ頚掛け式名札が記載されている。また、特許文献3には、使用時に、首に掛けたホルダー本体にクリップを付けることで、ホルダー本体が人体に対して揺れたり、ループ状掛け紐が捩れたりすることのない、使用性、及び取り扱いの容易性が改良された首掛け式ネームカードホルダーが記載されている。なお、環を形成する掛け紐で構成されるネックストラップとしては、例えば、図11において示すように帯紐の掛け紐の両端を重ね合わせた状態で連結したものがある。
登録実用新案第3068974号公報 登録実用新案第3090739号公報 登録実用新案第3116524号公報
ネックストラップとカードとを連結する連結部品が回動可能な場合や、掛け紐の両端が離間されずに連結部品に接続されたネックストラップの場合、連結部品が回動したり掛け紐が捩れたりして、カードが不意に反転して裏返しになり、カードに記載された氏名等が判らなくなるなどの不便がある。また、掛け紐の両端を離間させることで名札の裏返りを防ぐタイプの名札の場合、意図しない裏返りを防止することは可能であるが、例えば、通勤時や休憩時間の外出時等、名札に記載された情報を隠したい時には掛け紐を首から外す必要があり、煩わしい。
そこで本発明は、身体に下げたカードの表示非表示を容易に選択可能な下げ具を提供することを課題とする。
本発明は、上述の課題を解決するため、カードを挟持する挟持部と下げ具を身体に取り付ける取り付け部とを遊転しないように連結することにした。
詳細には、情報を記したカードをユーザの身体に下げる下げ具であって、前記身体に取り付くことで前記下げ具を該身体に取り付ける取り付け部と、前記カードを挟持する挟持部と、前記カードを下げる方向に対して前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結することで、該挟持部が挟持する前記カードの向きを表側に向けた表示モードと裏側に向けた非表示モードとに前記ユーザの操作で選択可能にする連結部と、を備え、前記取り付け部は、前記身体に対する自身の向きが反転しないように該身体に取り付き、前記連結部は、前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止めることで、前記カードの向きを前記表示モードまたは前記非表示モードの状態に保持する。
取り付け部は、ユーザの身体に直接取り付くものであってもよいし、ユーザが着ている衣服等を介してユーザの身体に間接的に取り付くものであってもよい。この取り付け部は、少なくともユーザの身体に対する自身の向きが反転しないようにユーザの身体に取り付
く。挟持部は、情報を記したカードを挟持するが、挟持方法としては、例えばカードの表面の一部と裏面の一部とを支持する方法や、透視可能な部材等を用いてカードの表面および裏面全体を支持する方法が例示できる。
連結部は、取り付け部と挟持部とを連結する。連結部は、カードを下げる方向に対して取り付け部と挟持部とを相対的に回転可能に連結するものであり、例えば、カードを下げる方向に伸びる直線を回転軸とし、この回転軸を中心に取り付け部と挟持部とが相対的に回転可能なように連結する。連結部が取り付け部と挟持部とを相対的に回転可能に連結しているため、挟持部に挟持され、取り付け部によって身体に取り付けられたカードは、その向きを反転させることでカードの向きを表側に向けた表示モードと裏側と向けた非表示モードとにすることが可能になる。
ここで、連結部は、挟持部と取り付け部とが相対的に遊転することを止める。遊転とは、ユーザが意図していないにも関わらず挟持部と取り付け部とが相対的に回転することであり、例えば、ユーザが歩行したりカードが風に煽られたりしただけで挟持部と取り付け部とが相対的に回転し、カードの向きが反転することである。よって、連結部は、ユーザが意図して操作を行った場合は、挟持部と取り付け部とを相対的に回転させる。挟持部と取り付け部とが相対的に遊転することを止める方法として、例えば、挟持部と取り付け部との間に、回転の際に遊転を阻止可能な程度の摩擦力を発生させる方法や、カードが表示モードおよび非表示モードの場合に挟持部と取り付け部とを係止する方法が例示できる。
上記下げ具によれば、身体に下げたカードの表示非表示を容易に選択可能となる。
ここで、前記連結部は、前記カードの吊り下げ方向に伸びる線を回転軸とし、前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結する回転軸と、前記回転軸の方向に沿って前記取り付け部と前記挟持部とを相対的にスライド可能にするスライド部と、前記取り付け部または前記挟持部の何れかに配設され、前記回転軸の周りを回る凸部と、前記取り付け部または前記挟持部のうち前記凸部が配設されない何れかに配設される凹部であって、前記スライド部によって該取り付け部と該挟持部とが相対的にスライドされることで前記凸部と嵌合可能な形状を有する凹部と、前記凸部と前記凹部とが相対的に嵌合方向にスライドするように前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に付勢する付勢部と、を有し、前記カードの向きが前記表示モードおよび前記非表示モードの場合に、前記付勢部による付勢によって前記凸部と前記凹部との嵌合状態を保つことで、前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止め、前記ユーザによって前記凸部と前記凹部とを相対的に離間させる力が前記取り付け部と前記挟持部とに与えられた場合に、該凸部と該凹部との嵌合状態を解除することで、該取り付け部と該挟持部との相対的な回転を可能にするようにしてもよい。
スライド部は、回転軸に沿って取り付け部と挟持部とを相対的にスライド可能なようにしているが、これは、例えば回転軸によって連結された取り付け部および挟持部のうち少なくとも何れかを回転軸と相対的にスライド可能にすることで実現できる。
取り付け部および挟持部には凹部と凸部とが配設されており、これら凹部と凸部とが嵌合状態を保つようにするため、付勢手段が取り付け部と挟持部とを相対的に付勢する。凹部と凸部は、取り付け部と挟持部が回転軸に沿って相対的にスライドすることにより、互いに嵌合することが可能な形状を有している。
ユーザ操作による外力が取り付け部と挟持部との間に加えられていない場合、取り付け部および挟持部にある凹部と凸部は付勢部によって嵌合状態を保つ。よって、凹部と凸部が嵌合している間、挟持部と取り付け部は相対的に回転することができなくなり、遊転す
ることがなくなる。一方、ユーザ操作によって取り付け部と挟持部とを相対的に離間させる力が与えられた場合、凹部と凸部の嵌合状態が解除されるため、挟持部と取り付け部との相対的な回転が可能となる。これにより、ユーザは、挟持部によって挟持されたカードを回転させてその向きを反転することが可能になる。
また、前記連結部は、前記カードの吊り下げ方向に伸びる線を回転軸とし、前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結する回転軸と、前記取り付け部または前記挟持部の何れかに配設され、前記回転軸の周りを回る凸部と、前記取り付け部または前記挟持部のうち前記凸部が配設されない何れかに配設される凹部であって、前記凸部と嵌合する形状を有する凹部と、を有し、前記カードの向きが前記表示モードおよび前記非表示モードの場合に、前記凸部が前記凹部に嵌合することで前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止め、前記ユーザによって前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転させる回転力が該取り付け部と該挟持部とに与えられた場合に、前記凸部および前記凹部のうち少なくとも何れかが変形することで該凸部と該凹部との嵌合状態を解除して該取り付け部と該挟持部との相対的な回転を可能にするようにしてもよい。
凹部と凸部は、取り付け部と挟持部とを離間させることで嵌合状態を解除するものに限られるものでなく、上述のように、ユーザ操作によって凹部および凸部の少なくとも何れかが変形し、その嵌合状態を解除することが可能である。これによれば、挟持部と取り付け部を相互に回転させるだけで凹部と凸部の嵌合状態を解除し、カードの向きを反転させることが可能になる。
また、前記取り付け部は、環を形成する掛け紐で構成されたネックストラップであって、前記ユーザの首の両側から垂れ下がる該ネックストラップの左側と右側とが互いに離間する状態で前記身体に接触することで、前記身体に対する自身の向きが反転しないように前記身体に取り付いてもよい。
これによれば、取り付け部は、ユーザの首の右側から垂れ下がったストラップ部分と左側に垂れ下がったストラップ部分とがそれぞれ接触するため、ユーザの首、ユーザの胴体の右側および左側の3点で支持される。よって、ユーザの身体に対する自身の向きが反転することがなくなる。取り付け部がユーザの身体に対して反転しなくなるため、ユーザが意図しないにも関わらずカードの向きが反転してしまうことがなくなる。
本発明によれば、身体に下げたカードの表示非表示を容易に選択可能で、かつカードの意図しない裏返りを防ぐことが可能な下げ具を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る下げ具1の斜視図である。図1において示すように、下げ具1は、ネックストラップ2(本発明でいう、取り付け部に相当する)、出入管理証や身分証明等のカード類を収容するカードホルダ3(本発明でいう、挟持部に相当する)、及びネックストラップ2とカードホルダ3とを連結する回転係止機構部4(本発明でいう、連結部に相当する)を備える。なお、本実施形態において、出入管理証や身分証明等のカード類はカードホルダ3に収容されているが、カードをクリップ等で直接挟持するものであってもよい。また、下段部材9とカードホルダ3とはクリップ等で挟持されるものであってもよい。
ネックストラップ2は、ユーザの首に掛けることが可能な長さを有している。また、ネックストラップ2は、歩行したり着席したりといった、ユーザが通常行う程度の運動をしても容易に捩れることが無い程度の硬度を有している。すなわち、ネックストラップ2がある程度の硬度を有しており、首の左側から垂れ下がったストラップと首の右側から垂れ下がったストラップとがそれぞれユーザの体に接触することにより、ネックストラップ2が捩れ、該ネックストラップ2に接続された回転係止機構部4全体が容易に反転しないように構成されている。
カードホルダ3は、出入管理証等のカード類を収容するケース本体5と、ケース本体5内に収容されたカードが外から見えるようにする窓6とを有している。カードホルダ3は、内部に収容されたカードをケース本体5と窓6とで挟持する。なお、ケース本体5および窓6とが同一の透明樹脂によって構成されていてもよい。
回転係止機構部4は、ネックストラップ2とカードホルダ3とを連結する。図2は、回転係止機構部4内の要部を示した透過斜視図である。図2において示すように、回転係止機構部4は、帯状の紐であるネックストラップ2を接続する接続部7を有する上段部材8と、カードホルダ3に接合された下段部材9とを有している。なお、図2において示すように、回転係止機構部4は、カードホルダ3が縦長になるように連結しているが、カードホルダ3が横長になるように連結してもよい。
上段部材8は、方形の中空部材であり、底面に回転軸10を挿通する穴である軸受11(本発明でいう、スライド部に相当する)と、軸受11の両側にそれぞれ配置された係止用穴12(本発明でいう、凹部に相当する)とを有している。
下段部材9は、カードホルダ3が接合された側と反対側の方向に伸びる回転軸10を有している。この回転軸10は、上段部材8の軸受11に挿通可能な形状および大きさを有している。また、下段部材9は、回転軸10の両側にそれぞれ配置された突起13(本発明でいう、凸部に相当する)を有している。この突起13は、係止用穴12に嵌る形状および大きさを有している。下段部材9は、上段部材8と回転軸10を介して連結されている。これにより、下段部材9は、回転軸10を中心に上段部材8と相対的に回転することが可能である。また、下段部材9は、回転軸10が軸受11内を軸方向にスライド可能であるため、回転軸10に沿って上段部材8と相対的にスライド可能である。また、下段部材9は、回転軸10の回りを周回するように巻き付けられた圧縮バネ14(本発明でいう、付勢手段に相当する)を有している。圧縮バネ14は、上段部材8内の底面と、上段部材8内に挿通された回転軸10の上端部とを押す。これにより、上段部材8と下段部材9とが互いに接近し合う方向に付勢される。換言すれば、上段部材8と下段部材9とを離間する方向に付勢する外力を与えない限り、上段部材8の係止用穴12に嵌合された突起13の嵌合状態が保持される。
なお、本実施形態において、突起13と係止用穴12とは2組配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上段部材8と下段部材9との相対的な回転を係止することが可能であり、且つ、上段部材8と下段部材9とが互いに反転した状態で再び嵌合することが可能であれば、突起13や係止用穴12の数が異なっていても良い。
次に、下げ具1の使用方法について説明する。図3は、下げ具1の使用方法を示すフロー図である。以下、図3のフロー図を参照しつつ、下げ具1の使用方法を説明する。
(ステップS101)図4は、操作中の下げ具1を示している。図4において示すよう
に、下げ具1は、窓6がユーザの前方を向いている。すなわち、図4において示す下げ具1は、カードの向きを表側に向けた状態(本発明でいう、表示モードに相当する)になっている。ここで、ユーザは、外出等によりカードに記載されている情報を周囲に表示したくないと考えた場合、下げ具1を以下のように操作する。
すなわち、ユーザは、上段部材8と下段部材9(あるいは、カードホルダ3)とが相互に離れる方向に動くように引っ張る。これにより、圧縮バネ14が収縮する。図5は、ユーザの操作によって圧縮バネ14が収縮した状態にある下げ具1の要部を示した透過斜視図である。図5において示すように、圧縮バネ14がユーザによって圧縮されて上段部材8と下段部材9とが離間し、係止用穴12に嵌合していた突起13が係止用穴12から離れる。これにより、上段部材8と下段部材9とが相対的に遊転すること止めていた係止状態が解除される。換言すれば、カードホルダ3とネックストラップ2とが相対的に遊転することを止めていた係止状態が解除される。
(ステップS102)次に、ユーザは、上段部材8と下段部材9とを離間するように引っ張った状態で、回転軸10を中心にカードホルダ3を約180度回して反転する。これにより、カードホルダ3の窓6がユーザの側を向く。すなわち、カードホルダ3に収容されたカードが裏側に向けられる。
(ステップS103)次に、ユーザは、引っ張っていた上段部材8と下段部材9とを離す。これにより、圧縮バネ14が伸張して突起13が係止用穴12に嵌り、上段部材8と下段部材9とが相対的に遊転しないように係止される。すなわち、カードホルダ3の向きが反転した状態(本発明でいう、非表示モードに相当する)で、カードホルダ3とネックストラップ2とが相対的に遊転するのが止められる。
本実施形態に係る下げ具1によれば、カードの裏側をユーザの正面に向けた状態でカードの向きを保持することが可能であるため、カードに記載された情報がユーザの周囲に居る人に読み取られるのを防ぐことが可能になる。これにより、カードに記載された情報を周囲に読み取られたくない場合であっても、首から下げたカードホルダを取り外してズボンのポケットに入れたり、あるいは胸ポケットに入れて隠したりすることなく、カードの向きを反転するという極めて容易な操作を行うだけで、カードに記載された情報を周囲の者に読み取られることを防ぐことが可能となる。
<変形例1>
以下、上述した実施形態の第一変形例を示す。なお、説明の便宜上、以下の各変形例において、上述した実施形態と同様な構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は、上述の実施形態を変形した下げ具101の斜視図である。図6において示すように、下げ具101は、下げ具1と同様、ネックストラップ2、カードホルダ3、及びネックストラップ2とカードホルダ3とを連結する回転係止機構部104を備える。
図7は、回転係止機構部104内の要部を示した斜視図である。図7において示すように、回転係止機構部104は、ネックストラップ2を接続する接続部7を有する上段部材108と、カードホルダ3に接合された下段部材109とを有している。
上段部材108は、方形の中空部材であり、底面に回転軸110を挿通する穴である軸受を有している。なお、上段部材108は上記実施形態と異なり、係止用穴を有していない。また、上段部材108は、円板118の上面に接触するように配置される上段爪115が内部の壁面に配設されている。上段爪115は、上段部材108の内壁にその先端が対向するように一対配設されており、両方の爪の間に溝117(本発明でいう、凹部に相
当する)を構成している。
下段部材109は、方形の部材であり、カードホルダ3が接合された側と反対側の面である上面側に回転軸110が接合されている。回転軸110には円板118が接合されており、下段部材109が回転軸110を中心に回転すると、共に回転する。また、円板118には、回転軸110と交差するように配置される直線状の突起113(本発明でいう、凸部に相当する)が配設されている。この突起113は、円板118の回転に合わせて回転軸110の周りを回転する。
次に、下げ具101の使用方法について説明する。ユーザは、外出等によりカードに記載されている情報を周囲に表示したくないと考えた場合、下げ具101を以下のように操作する。
すなわち、ユーザは、回転軸110を中心に下段部材109(あるいは、カードホルダ3)を約180度回して反転する。これにより、カードホルダ3の窓がユーザの側を向く。すなわち、カードホルダ3に収容されたカードが裏側に向けられる。係る操作を行った際の回転係止機構部104の動きを以下に説明する。
図8は、回転力を加える前の回転係止機構部104内の要部拡大図である。また、図9は、回転中の回転係止機構部104内の要部拡大図である。図8において示すように、回転力が加わる前の回転係止機構部104は、溝117に突起113が嵌り、上段部材108と下段部材109との相対的な遊転を係止している。ここで、図9において示すように、ユーザ操作によって上段部材108と下段部材109との間に相対的な回転力が加えられると、突起113の回転によって上段爪115が上方向に押し上げられる。上段爪115が押し上げられることにより溝117と突起113との嵌合状態が外れ、上段部材108と下段部材109との間の係止状態が解除される。ユーザは、このまま回転操作を続け、カードホルダ3の向きを反転する。カードホルダ3が約180度反転すると、上段爪115を押し上げていた突起113が溝117に再び嵌る。これにより、上段部材108と下段部材109との相対的な遊転が再び係止される。
本変形例に係る下げ具1によれば、上述した実施形態と同様な効果の他、次のような効果がある。すなわち、本変形例に係る下げ具1によれば、係止を解除する操作とカードホルダの向きを反転する操作とを一つの動作で行うことが可能となる。なお、本変形例では、上段爪が変形することで係止状態を解除していたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、円板に配設された突起が変形することで係止状態を解除するようにしてもよい。
<変形例2>
以下、上述した実施形態を変形した変形例2について説明する。上述した実施形態や変形例1では、ネックストラップで下げ具をユーザの身体に取り付けていた。本変形例は、下げ具をクリップで取り付ける。
図10は、本変形例に係る下げ具201の斜視図である。下げ具201は、上述した実施形態と同様、カードホルダ3および回転係止機構部4を備えている。上述した実施形態と本変形例との相違点は、ネックストラップ2がクリップ219(本発明でいう、取り付け部に相当する)に変更されている点にある。すなわち、本変形例では、回転係止機構部4は、クリップ219によってユーザの身体(例えば、胸ポケット等)に取り付け可能に構成されている。クリップ219は、回転係止機構部4の上段部材8に配設されており、ユーザの身体に取り付けられたクリップ219によって回転係止機構部4全体の向きが容易に反転しないように構成されている。その他の構成要素、および操作方法は上述した実
施形態と同様であるため、その説明を省略する。なお、本変形例は、上述した変形例1についても同様に適用可能である。
実施形態に係る下げ具の斜視図。 回転係止機構部内の要部を示した透過斜視図。 下げ具の使用方法を示すフロー図。 操作中の下げ具の状態を示す図。 圧縮バネが収縮した状態にある下げ具の要部を示した透過斜視図。 変形例に係る下げ具の斜視図。 回転係止機構部内の要部を示した斜視図。 回転力を加える前の回転係止機構部内の要部拡大図。 回転中の回転係止機構部内の要部拡大図。 変形例に係る下げ具の斜視図。 従来技術に係るストラップを示す図。
符号の説明
1,101,201・・下げ具
2・・・・・・・・・・ネックストラップ
3・・・・・・・・・・カードホルダ
4,104・・・・・・回転係止機構部
5・・・・・・・・・・ケース本体
6・・・・・・・・・・窓
7・・・・・・・・・・接続部
8,108・・・・・・上段部材
9,109・・・・・・下段部材
10,110・・・・・回転軸
11・・・・・・・・・軸受
12・・・・・・・・・係止用穴
13,113・・・・・突起
14・・・・・・・・・圧縮バネ
115・・・・・・・・上段爪
117・・・・・・・・溝
118・・・・・・・・円板
219・・・・・・・・クリップ

Claims (4)

  1. 情報を記したカードをユーザの身体に下げる下げ具であって、
    前記身体に取り付くことで前記下げ具を該身体に取り付ける取り付け部と、
    前記カードを挟持する挟持部と、
    前記カードを下げる方向に対して前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結することで、該挟持部が挟持する前記カードの向きを表側に向けた表示モードと裏側に向けた非表示モードとに前記ユーザの操作で選択可能にする連結部と、を備え、
    前記取り付け部は、前記身体に対する自身の向きが反転しないように該身体に取り付き、
    前記連結部は、前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止めることで、前記カードの向きを前記表示モードまたは前記非表示モードの状態に保持する、
    下げ具。
  2. 前記連結部は、
    前記カードの吊り下げ方向に伸びる線を回転軸とし、前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結する回転軸と、
    前記回転軸の方向に沿って前記取り付け部と前記挟持部とを相対的にスライド可能にするスライド部と、
    前記取り付け部または前記挟持部の何れかに配設され、前記回転軸の周りを回る凸部と、
    前記取り付け部または前記挟持部のうち前記凸部が配設されない何れかに配設される凹部であって、前記スライド部によって該取り付け部と該挟持部とが相対的にスライドされることで前記凸部と嵌合可能な形状を有する凹部と、
    前記凸部と前記凹部とが相対的に嵌合方向にスライドするように前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に付勢する付勢部と、を有し、
    前記カードの向きが前記表示モードおよび前記非表示モードの場合に、前記付勢部による付勢によって前記凸部と前記凹部との嵌合状態を保つことで、前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止め、
    前記ユーザによって前記凸部と前記凹部とを相対的に離間させる力が前記取り付け部と前記挟持部とに与えられた場合に、該凸部と該凹部との嵌合状態を解除することで、該取り付け部と該挟持部との相対的な回転を可能にする、
    請求項1に記載の下げ具。
  3. 前記連結部は、
    前記カードの吊り下げ方向に伸びる線を回転軸とし、前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転可能に連結する回転軸と、
    前記取り付け部または前記挟持部の何れかに配設され、前記回転軸の周りを回る凸部と、
    前記取り付け部または前記挟持部のうち前記凸部が配設されない何れかに配設される凹部であって、前記凸部と嵌合する形状を有する凹部と、を有し、
    前記カードの向きが前記表示モードおよび前記非表示モードの場合に、前記凸部が前記凹部に嵌合することで前記挟持部と前記取り付け部とが相対的に遊転することを止め、
    前記ユーザによって前記取り付け部と前記挟持部とを相対的に回転させる回転力が該取り付け部と該挟持部とに与えられた場合に、前記凸部および前記凹部のうち少なくとも何れかが変形することで該凸部と該凹部との嵌合状態を解除して該取り付け部と該挟持部との相対的な回転を可能にする、
    請求項1に記載の下げ具。
  4. 前記取り付け部は、環を形成する掛け紐で構成されたネックストラップであって、前記
    ユーザの首の両側から垂れ下がる該ネックストラップの左側と右側とが互いに離間する状態で前記身体に接触することで、前記身体に対する自身の向きが反転しないように前記身体に取り付く、
    請求項1から3の何れか一項に記載の下げ具。
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JP2015004941A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 オープン工業株式会社 カードホルダーを吊り下げるためのリバーシブルネックストラップ及びリバーシブルネックストラップ付きカードホルダー

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