JP2009058812A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 常に一定の時間、クリーニング処理が実行されるため、ユーザビリティが低下するという問題が生じていた。
【解決手段】 像担持体から中間転写体上にトナー像を一次転写した時間と、中間転写体から転写材に二次転写した時間とに基づいて、中間転写体上のトナーを除去するクリーニング処理の時間を算出し(S205)、その算出された時間、クリーニング処理を実行させる(S206)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真法により転写材に画像を転写して像形成する画像形成装置に関するものである。
中間転写体を使用したカラー画像形成装置(例えば、複写機、レーザプリンタ)では、感光ドラム(像担持体)上に一色分のトナー像を形成し、このトナー像を中間転写体に一次転写する工程を複数色のトナーについて繰り返す。これにより中間転写体上で複数色のトナー像を重ね合わせたカラー像を形成し、その後、このカラー像を転写材(以下、シート)上に二次転写してフルカラー画像を得ている。この二次転写工程を終えた中間転写体の表面には、シートに転写されなかったトナー(以下、転写残トナー)が数パーセント残る。この転写残トナーをそのままにしておくと、次のカラー画像の形成時にシートに二次転写されて画像不良を起こしたり、画像形成装置の本体内で飛散して各構成部材やシートを汚染したりするおそれがある。
この転写残トナーを除去する方法としては、例えば、中間転写体上の転写残トナーに電荷を付与するバイアス印加ローラを用いる方法がある。また、中間転写体のクリーニング手段として、中間転写体にクリーニングブレードを当接させることにより、その中間転写体に付着した転写残トナーを除去、回収する方法もある(特許文献1)。
一方、画像形成工程で、シートのジャムが発生した場合は、中間転写体上に形成されたトナー像が転写されずにそのまま残るため、多量の転写残トナーが発生する。しかし、上述の中間転写体用クリーニング手段は、通常の画像形成工程時に転写材に転写されなかった僅かのトナーを除去するためのものであるため、多量のトナーを一度に除去するのは困難である。
そこでこれらの問題を鑑みて、特許文献2には、ジャム処理後のリカバリーシーケンス時に、中間転写体を所定時間空回転させて中間転写体のクリーニングを行うことにより、これらの問題に対処することが記載されている。
特開2006−243536号公報 特開2000−187396公報
上述の画像形成装置におけるジャム処理後のリカバリーシーケンス時での中間転写体クリーニングは、予め用意されたシーケンスを実行することを主としている。この予め用意されたクリーニング処理は、中間転写体上に多量の転写残トナーが発生している場合でも十分にトナーを除去できるようにするために、クリーニング処理に長い時間を要している。この結果、ジャムが発生してから画像形成が再開できるまでの時間が長くなってユーザビリティが低下するという問題が発生している。
ジャム発生時における中間転写体の転写残トナーの量はジャム毎に異なるため、ジャム発生の度に、同じ時間だけ残トナーの除去処理を行う必要はない。つまり、ジャムが発生した場合、中間転写体上の転写残トナーの量が少ない場合には、そのトナーを除去するクリーニング処理の時間が短くても、十分にトナーを除去できるはずである。しかし従来はこのような考慮がなされておらず、常に一定の時間、クリーニング処理が実行されるため、ユーザビリティが低下するという問題が生じていた。
本発明の一態様に係る目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の一態様によれば、中間転写体上の転写残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を、転写に要した時間に応じて変更することにより、中間転写体に残存したトナーの除去して画像形成処理に復帰できるまでの時間を短縮させることにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像信号に応じて像担持体に潜像を形成し、当該潜像を現像剤を用いて現像したトナー像を中間転写体上に一次転写し、前記中間転写体上に形成されたトナー像を転写材に二次転写して画像を形成する画像形成装置であって、
前記中間転写体上のトナーを除去するクリーニング手段と、
一次転写動作の時間を計時する第1計時手段と、
二次転写動作の時間を計時する第2計時手段と、
前記第1及び第2計時手段により計時された時間に基づいて、前記クリーニング手段によるクリーニング処理の時間を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された時間、前記クリーニング手段によるクリーニング処理を実行させるように制御するクリーニング制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、中間転写体上の転写残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を、転写に要した時間に応じて変更することにより、中間転写体に残存したトナーを除去して画像形成処理に復帰できるまでの時間を短縮できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置であるレーザプリンタの全体の構成を説明する図である。
このレーザプリンタは、コントローラ201(図2)から供給された画像信号に基づいてレーザ光を変調し、そのレーザ光により、各色に対応する感光体上に、各対応する色の画像の静電潜像を形成する。そして、その静電潜像を各対応する色のトナー(現像剤)で現像し、そのトナー像を重畳して中間転写体(ベルト)12に一次転写する。その後、このカラー可視画像を転写材(シート)2へ二次転写し、そのシート2上のカラー画像を定着させてフルカラー画像を得ている。ここでは現像色(ここではイエロー(Y)、マゼンタ(M),シアン(C)、及び黒(K))分の画像形成ステーションが中間転写体12の移動方向に沿って配置されている。各ステーションは、感光体(5Y,5M,5C,5K)、一次帯電手段としての注入帯電部(7Y,7M,7C,7K)、現像部(8Y,8M,8C,8K)、トナーカートリッジ(11Y,11M,11C,11K)を有する。更に、この画像形成部は、中間転写体12、給紙部1、転写部及び定着部13を有している。尚、各部の参照符号に付されたY,M,C,Kの文字はそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像形成に関与する部材を示している。
また感光体、一次帯電手段としての注入帯電部、現像部は、この画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y,22M,22C,22K)に搭載されている。また各感光ドラム(感光体)は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。この駆動モータは、各感光ドラムを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。各感光ドラムを露光するレーザ光はスキャナ部10Y,10M,10C,10Kから送られ、各感光ドラムの表面を選択的に露光することにより、その表面に各色に対応する静電潜像が形成される。また4個の注入帯電部7Y,7M,7C,7Kのそれぞれには、各スリーブ7YS,7MS,7CS,7KSが備えられている。また4個の現像部8Y,8M,8C,8Kのそれぞれには、各スリーブ8YS,8MS,8CS,8CKが設けられている。尚、これら現像部は、装置本体に脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム5Y,5M,5C,5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転する。この中間転写体12は、感光ドラム5Y,5M,5C,5Kの回転に伴って回転し、各感光ドラムからの可視画像が重畳して転写される。また、この中間転写体12は、画像形成時に、後述する転写ローラ9(9aで示す位置にある)と接触し、この中間転写体12と転写ローラ9とによりシート2を狭持して搬送する。これにより中間転写体12上のカラー可視画像がシート2に二次転写される。各感光体のカラー像が中間転写体12上に重畳して転写されている間は、転写ローラ9は中間転写体12から離れており(9bで示す)、中間転写体12上に重畳された画像をシート2に転写する際は9aで示す位置に移動して中間転写体12に当接される。そして、この二次転写が終了すると再び9bで示す位置に離間される。
定着部13は、シート2に転写されたカラー画像を定着させるものであり、シート2を加熱する定着ローラ15とシート2を定着ローラ15に圧接させるための加圧ローラ14とを備えている。これら定着ローラ15と加圧ローラ14は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16,17が内蔵されている。即ち、カラー画像を保持したシート2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱及び圧力が加えられてトナー像が表面に定着される。こうして画像が定着された後のシート2は、排紙部に排出されて画像形成動作を終了する。
このレーザプリンタは、シート2の搬送路上の下段搬送センサ23、上段搬送センサ24、下段搬送センサ25、上段搬送センサ26、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20、排紙センサ28によってシート2の搬送状況を検知する。レジストセンサ19は、レジストローラ18にシートが到達していることを検知する。
クリーニング部21は、中間転写体12上に残ったトナーを除去するものであり、ゴムブレードを中間転写体12に当接させて中間転写体12上のトナーをかきとるゴムブレード方式である。このゴムブレードによってかきとられたトナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、本実施の形態に係るレーザプリンタの機能構成を説明するためのブロック図である。
ホストコンピュータ200は、このレーザプリンタに画像データを供給して印刷を指示する。コントローラ201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部203と相互に通信が可能となっている。コントローラ201は、ホストコンピュータ200から画像データを印刷命令を受け取り、その受け取った画像データを解析してビットデータに変換する。そして、そのビットデータをビデオインターフェイス部210を介して、各シート毎に、印刷予約コマンド、印刷開始コマンド、及びビデオ信号としてエンジン制御部203に送出する。
コントローラ201は、エンジン制御部203へ、ホストコンピュータ200からの印刷命令に従って印刷予約コマンドを送信し、印刷可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部203へ印刷開始コマンドを送信する。またこの時、コントローラ201は、ホストコンピュータ200からの指示に基づいて、排紙オプション制御部202へ排紙制御オプションの使用に関する指示、更に、給紙オプション制御部204へ給紙制御オプションの使用に関する指示も送出する。
エンジン制御部203は、コントローラ201からの印刷予約コマンドの順に印刷の実行準備を行い、コントローラ201からの印刷開始コマンドを待つ。エンジン制御部203は、印刷指示を受信すると、コントローラ201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印刷予約コマンドに従って印刷動作を開始する。この/TOP信号は、1ページ分の画像の潜像形成のための垂直同期信号の出力タイミングを示している。また、エンジン制御部203は、レジストローラ18で待機しているシートが再給紙されるタイミングとなる/TOPR信号を出力する。コントローラ201は、/TOPR信号が「真」(true)になった時点で、給紙オプション制御部204を介して給紙オプション制御部204に対して、再給紙を指示する。
エンジン制御部203はCPU211と、そのCPU211により実行されるプログラムを記憶しているROM220を有している。一次転写カウンタ300は、一次転写カウント部301の指示に従って、一次転写に要した時間を計時する。これらは第1計時手段を構成している。また二次転写カウンタ302は、二次転写カウント部303の指示に従って、中間転写体12からシート2への二次転写に要した時間を計時する。これらは第2計時手段を構成している。クリーニング処理実行部400(クリーニング制御手段)は、クリーニング部21によるクリーニング処理を制御している。クリーニング処理時間算出部401は、上述の第1及び第2計時手段により計時された時間に基づいて、クリーニング部21によるクリーニングを行う時間を算出している。
画像処理GA212は、ホストコンピュータ200から受信した画像データの処理を行う画像制御部213へのデータの入出力を制御するゲートアレイ(GA)である。定着制御部214は、定着部13における定着処理を制御している。用紙制御部215は、給紙部1からのシート2の搬送及びシート搬送路上でのシートの搬送を制御している。駆動制御部216は、上述した感光体や中間転写体12の回転及び搬送制御などを実行している。両面制御部217は、図1の両面ユニットを使用した両面印刷を制御している。
図3は、本実施の形態に係るレーザプリンタにおける通常の画像形成時の像形成の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
ここでは、コントローラ201からエンジン制御部203に対して指定された印刷予約を順にID1,ID2とする。エンジン制御部203は、コントローラ201からの印刷開始コマンドを受信すると、画像形成準備を行った後、印刷要求ID1に対する/TOP信号をコントローラ201に対して出力する。そしてエンジン制御部203は、この/TOP信号出力タイミングに同期して、感光ドラム5Y,5M,5C,5Kへの像形成及び中間転写体12への画像転写(一次転写)を開始する。このとき一次転写カウント部301(図2)は、/TOP信号の出力タイミングを基点として一次転写を行っている間、一次転写カウンタ300により、その経過時間を計測させる。ここで、この/TOP信号の出力タイミングから一次転写終了までの一次転写動作を実行する時間は、以下の式(1)で求められる。
一次転写動作を実行する時間[ms]=4×L1/V ...式(1)
ここで、L1はシート2の搬送方向の長さ[mm]、Vはシート2の搬送速度[mm/ms]、即ち、中間転写体12の搬送速度である。尚、ここでは4色分の一次転写を行うため、一色分の一次転写時間(L1/V)を4倍しているが、単色のプリンタの場合であれば、この一次転写動作を実行する時間は、L1/Vとなる。
次にエンジン制御部203は、/TOP信号から所定時間後に、印刷要求ID1に対応するシート2を給紙部1から給紙する。そしてエンジン制御部203は、/TOP信号から所定時間後に、転写ローラ9を9aで示す位置に移動させて、印刷要求ID1に対応する中間転写体12上の画像をシート2に転写する二次転写を実施する。この二次転写を開始する最適なタイミングは、中間転写体12上に形成されたトナー像の先頭が、二次転写を行う転写ローラ9の位置に到達するタイミングである。従って、/TOP信号から二次転写を行うまでの時間は、以下の式(2)で求められる。
/TOP信号から二次転写を行うまでの時間[ms]=L2/V ...式(2)
ここでL2は、感光体5Kの一次転写位置から転写ローラ9までの距離[mm]、Vはシート2の搬送速度[mm/ms]、即ち、中間転写体12の搬送速度である。尚、ここでは4色分の一次転写を行うため、最後の黒の感光ドラム5Kから転写ローラ9までの距離L2を採用しているが、単色のプリンタの場合であれば、L2は単一の感光ドラムの転写位置から転写ローラ9までの距離となる。
図2の二次転写カウント部303は、この二次転写を開始するタイミングを基点として、二次転写を終了するまで二次転写カウンタ302によりその経過時間を計時する。尚、ここで実際に二次転写の開始から二次転写の終了までの二次転写動作を実行する時間はL/Vにより求められる。
エンジン制御部203は、印刷要求ID1に対する/TOP信号を出力してから所定時間後に、印刷要求ID2に対する/TOP信号を出力する。この場合も、前述の印刷要求ID1に対して行ったように、/TOP信号出力タイミングを基点として、一次転写カウント部301は、一次転写カウンタ300により計時を行わせる。また二次転写時においても、二次転写カウント部303は二次転写カウンタ302により計時を行わせる。
このような通常の画像形成時では、画像形成処理が終了し、エンジン制御部203が後回転処理を行う段階では、以下の式(3)で示す成立する。
一次転写カウンタ300≒二次転写カウンタ302 ...式(3)
この式(3)は、中間転写体12に一次転写されたトナー像が、正常にシート2に二次転写されたことを意味している。この場合、中間転写体12上のトナー像はシート2に転写されているため、転写残トナーが僅かに存在するだけである。このため、この転写残トナーは、クリーニング部21を一度通過すれば完全に除去される。従って、エンジン制御部203は、クリーニング処理実行部400により特別なクリーニング処理を実行する必要が無い。
図3において、340は、印刷要求ID1に対する一次転写を示し、341は、印刷要求ID2に対する一次転写を示している。これら一次転写期間340,341では、一次転写カウンタ300がカウントアップされ、その経過時間を計測している。印刷要求ID1に対する一次転写が終了する直前に、342で給紙部1から、その印刷要求ID1で印刷されるシート2の搬送が開始される。そして、331で示すように、印刷要求ID1により印刷されるシート2がレジセンサで検知されると、343で示すように、そのシート2への二次転写が実行される。印刷要求ID2に対しても同様に、印刷要求ID2に対する一次転写が終了する直前に、344で給紙部1から、その印刷要求ID2で印刷されるシート2の搬送が開始される。そして、333で示すように、印刷要求ID2により印刷されるシート2がレジセンサで検知されると、345で示すように、そのシート2への二次転写が実行される。これら二次転写期間343,345では、二次転写カウンタ302がカウントアップされ、その経過時間を計測している。尚、図3の例では、一次転写カウンタ300、二次転写カウンタ302とも、各印刷要求に対する転写時間を累積して計測しているが本発明はこれに限定されるものでなく、各印刷要求に対する転写処理が終了するごとに、そのカウント値を「0」にクリアしても良い。
図4は、本実施の形態に係るレーザプリンタのエンジン制御部203の一次転写カウンタ及び二次転写カウンタによる計時処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはROM220に記憶され、CPU211により実行される。尚、この処理は、図3のタイミングチャートに対応している。
この処理が開始されるとステップS101で、画像形成準備を行った後、/TOP信号をコントローラ201に対して出力する。そしてステップS102に進み、感光ドラム5Y,5M,5C,5Kへの像形成及び中間転写体12への画像転写(一次転写)を開始する。次にステップS103に進み、一次転写カウント部301が、/TOP信号の出力タイミングを基点として一次転写を行っている間、一次転写カウンタ300により、その経過時間を計測する。この一次転写は、ステップS104で、一次転写終了タイミングになるまで実行されるまで繰り返し実行される。
ステップS104で一次転写が終了し、ステップS105で、印刷要求ID1に対応する中間転写体12上の画像をシート2に転写する二次転写を開始するタイミングになるとステップS106に進み、二次転写を開始する。そしてステップS107に進み、この二次転写を開始するタイミングを基点として、二次転写を行っている間、二次転写カウンタ302により計時を行う。こうしてステップS108で二次転写が終了するまで二次転写カウンタ302による計時を行い、二次転写が終了すると、この処理を終了する。
図5は、本実施の形態に係るレーザプリンタにおけるジャム発生時の動作タイミングの一例を示すタイミングチャートである。ここでは印刷要求ID2に対する二次転写を行っている際に、この印刷要求ID2による印刷を行うシート2の搬送時にジャムが発生した場合を示している。尚、ここで印刷要求ID1に対する処理内容は、前述の図3及び図4で説明したのと同様である。
エンジン制御部203は、441で、ジャムの発生を検知する。この時点で、画像形成処理及びシート2の搬送動作を停止するため二次転写も行われなくなる。即ち、シート2は333で示すように、レジストローラ18の位置で停止したままとなる。従って、ジャムが発生すると、その時点で二次転写カウント部303は、二次転写カウンタ302による計時処理を停止する。
ジャムが発生した後は、ユーザによって、そのジャムが発生したシートの除去などのジャム処理が行われる。エンジン制御部203は、ユーザによってジャム処理が行われ、ジャムの原因となっていたシートが除去されたのを検知すると(442)、画像形成処理を再開できるようにするためにリカバリーシーケンスを実行する。このリカバリーシーケンスを実行する際、中間転写体12上にはジャム発生が原因でシートに転写されなかった転写残トナーが存在している。この時、クリーニング処理時間算出部401が、中間転写体12のクリーニング処理に必要な時間を算出する。以下、この方法を説明する。
エンジン制御部203が一次転写をTa[ms]時間実行すると、中間転写体12上に転写されたトナー量は、Ta×Vに比例した量(=Ta×V×α)となる。ここでVは、中間転写体12及びシート2の搬送速度[mm/ms]である。この量のトナーがシート2に二次転写されなかった場合に、中間転写体12のクリーニングに必要な時間をTb[ms]とする。この時間Tbは、クリーニング部21のクリーニング能力等に鑑みて予め決定されている。この時間Tbは、クリーニング処理時間算出部401がクリーニング処理に要する時間を算出する際の基準となる。
本実施の形態1において、ジャムの発生時に、シート2に二次転写されずに中間転写体12に残存した中間転写体12上のトナーの量は、{(一次転写カウンタ300の計時値)−(二次転写カウンタ302の計時値)×V}×αで求められる。即ち、一次転写に要した時間と二次転写に要した時間との差分に比例した値になる。以上より、本実施の形態1において、中間転写体12のクリーニング処理に必要な時間Tx[ms]は、以下の式(4)で求められる。
Ta×V×α:Tb={(一次転写カウンタ300の計時値)−(二次転写カウンタ302の計時値)}×V×α:Tx
これより、
Tx=Tb×{(一次転写カウンタ300の計時値)−(二次転写カウンタ302の計時値)}/Ta ...式(4)
エンジン制御部203は、この式(4)で算出した時間の間、クリーニング処理実行部400によりクリーニング処理443を実行する。これにより、中間転写体12上に残存したトナーが除去される。こうして中間転写体12のクリーニング処理が終了した後、エンジン制御部203は、再び画像形成が可能な状態となったと判断して、印刷要求ID2に対する像形成処理に進む。
図6は、本実施の形態1に係るレーザプリンタのエンジン制御部203による、ジャムが発生したときのクリーニング処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはROM220に記憶され、CPU211により実行される。尚、この処理は、図5のタイミングチャートに対応している。
エンジン制御部203は、ステップS202で、ジャムの発生により画像形成処理が中断されたかをみる。画像形成処理が中断されていないときはステップS207に進み、画像形成処理を続行する。ステップS207で、画像形成処理が終了でないときはステップS202に戻る。一方ステップS207で画像形成処理を終了すると、この処理を終了する。
ステップS202で、ジャムなどが原因で画像形成処理が中断されるとステップS203に進み、一次及び二次転写カウント部301,303により、一次転写カウンタ300及び二次転写カウンタ302による計時を停止する。この時点で、画像形成処理及びシートの搬送動作を停止するため二次転写も行われなくなる。
次にステップS204に進み、ユーザによって、その画像形成処理が中断された原因(ここではジャム)が解消されたかを判別し、原因が解消されたと判別したときはステップS205に進む。ステップS205では、クリーニング処理時間算出部401は、前述した式(4)に従って、中間転写体12のクリーニング処理に必要な時間を算出する。そしてステップS206に進み、クリーニング処理実行部400が、中間転写体12の残トナーを除去するクリーニング処理を実行する。
以上説明したように本実施の形態1によれば、中間転写体12上の転写残トナーを除去するクリーニング処理の時間を、中間転写体12上に形成されたトナー像に応じて変更することができる。特にここでは、中間転写体12上に形成されたトナーの量を求め、その量のトナーを除去するのに最低限必要な時間だけクリーニング処理を実行する。その結果、従来よりもジャム発生後から画像形成再開までの時間を短縮することが可能となる。
[実施の形態2]
前述の実施の形態1では、ジャムが発生した場合に二次転写を実行しない場合の処理で説明した。この実施の形態2では、シートがなくなってプリントエラーが発生した場合に、中間転写体12に残った転写残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を決定する場合で説明する。尚、この実施の形態2に係るレーザプリンタの構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態2に係るレーザプリンタにおける、シート無しによるプリントエラーが発生したときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
この例では、給紙部1には、印刷要求ID1により印刷を行うシート2が存在しているが、印刷要求ID2により印刷を行うシート2が存在しない場合で説明する。また給紙部1には、シート2の有無を判別するシート有無センサ29(図1)が設けられているものとする。
エンジン制御部203は、印刷要求ID1に対する/TOP信号をコントローラ201に対して出力する。一次転写カウント部301は、/TOP信号出力タイミングを基点として一次転写を行っている間、即ち式(1)で求めた時間の間、一次転写カウンタ300による計時を行わせる。次にエンジン制御部203は、/TOP信号出力タイミングを基点として、式(2)で得られる時間後に二次転写を開始する(タイミングT1)。これにより二次転写カウント部303は、二次転写を開始してから終了するまで二次転写カウンタ302による計時を行う。
次にエンジン制御部203は、印刷要求ID1に対する/TOP信号を出力してから所定時間後に、印刷要求ID2に対する/TOP信号を出力する。ここでエンジン制御部203は、/TOP信号を出力する際に、その印刷要求に対応するシート2が給紙部1に存在するか否かを監視しており、シート2が存在する場合のみ/TOP信号を出力する。
ところが図7の例では、印刷要求ID2の/TOP信号を出力するタイミングになった際、印刷要求ID1に対応するシート2がまだシート有無センサ29を通過中である。このため、実際は印刷要求ID2に対応するシート2は給紙部1に存在しないにも拘わらず、それを検知できない。従ってエンジン制御部203は、印刷要求ID2に対応するシート2が給紙部1に存在すると判断して/TOP信号を出力してしまう。この/TOP信号出力タイミングを基点として、一次転写カウント部301は一次転写カウンタ300による計時を開始する。
その後、給紙された印刷要求ID1のシート2の後端がシート有無センサ29を完全に通過した瞬間に、エンジン制御部203は印刷要求ID2に対するシート2が給紙部1に無いことを初めて検知する。ところがこの瞬間には、エンジン制御部203は印刷要求ID2に対する/TOP信号を既に出力している。よって、コントローラ201に対してプリントエラー、即ち、シート無しによるプリントエラーを報知して画像形成処理を中断する。そして一次転写カウント部301は、一次転写カウンタ300による計時処理を停止させる。
シート無しによるプリントエラーが発生した場合、図5のジャム発生時441と同様に、中間転写体12上には転写残トナーが発生している。本実施の形態2では、シート無しによるプリントエラーの発生時に、印刷要求ID1に対しては二次転写が正常に行われているので、印刷要求ID1に対するシート2の後端が転写ローラ9を通過した以降に、クリーニング処理を実行する必要がある。
そこでエンジン制御部203は、クリーニング処理時間算出部401によって、中間転写体12のクリーニング処理に必要な時間を式(4)式に基づいて算出する。そして、その算出した時間の間、クリーニング処理実行部400によって中間転写体12のクリーニングを行う。こうして中間転写体12のクリーニング処理が終了した後、エンジン制御部203は再び画像形成が可能な状態となる。
尚、この場合の処理フローチャートは、前述の実施の形態1に係る図6と同様にして実現できる。
以上説明したように本実施の形態2によれば、中間転写体12上の転写残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を、転写残トナーの量に応じて変化させることによって、そのトナーを除去するのに必要な時間だけクリーニング処理を実行する。その結果、従来よりもシート無しによるプリントエラーが発生してから画像形成再開までの時間を短縮することが可能となる。
[実施の形態3]
この実施の形態3では、色ずれ補正や濃度階調補正といった画像形成の補正機能であるキャリブレーションを行った場合で説明する。キャリブレーションはそもそも中間転写体12上のトナー像をシート2に二次転写する制御ではない。しかしながら、中間転写体12上のトナー像がシート2に二次転写されないため、中間転写体12に多量のトナーが残存してクリーニングが必要となるため、前述の実施の形態1及び2と同様な処理が必要となる。
また、キャリブレーションには、色ずれ補正や濃度階調補正など数種類あり、中間転写体12に一次転写されるトナー像の長さも各々のキャリブレーションで異なる。従って、キャリブレーション後に行う中間転写体12のクリーニングに必要な時間も、その実行したキャリブレーションの種類によって異なってくる。
従って本実施の形態3では、キャリブレーションを行った後、中間転写体12の残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を適宜変化させることによって、キャリブレーション実行時から画像形成再開までの時間を短縮することを提案する。
図8は、本発明の実施の形態3において、キャリブレーションを実行した後、クリーニング処理を行う処理を説明するフローチャートである。
エンジン制御部203がキャリブレーション用に/TOP信号を出力した後、一次転写カウント部301は、一次転写カウンタ300による計時処理を開始する。
そしてステップS302で、エンジン制御部203はキャリブレーションが終了したか或は中断されたかを判断し、キャリブレーションが終了、或は中断された場合はステップS303に進む。ステップS303では、一次転写カウント部301は、一次転写カウンタ300による計時処理を停止させる。次にステップS304に進み、エンジン制御部203は、中間転写体12のクリーニングを行うタイミングになるのを待つ。このタイミングになるとステップS305に進み、クリーニング処理時間算出部401によって中間転写体12のクリーニング処理に必要な時間を算出する。そしてステップS306に進み、クリーニング処理実行部400によって、ステップS305で求めた時間の間、中間転写体12のクリーニング処理を行う。
以上説明したように本実施の形態3によれば、キャリブレーションを行った後、中間転写体12上の転写残トナーを除去するためのクリーニング処理の時間を、その一次転写時間に応じて変化させる。即ち、一次転写により転写されたトナーを除去するのに必要な時間を求め、その時間の間だけクリーニング処理を実行する。その結果、従来よりもキャリブレーションの実行から画像形成再開までの時間を短縮することが可能となる。
以上説明したように上述した各実施の形態によれば、中間転写体上の転写残トナーを除去するのに必要なクリーニング処理時間を求めて、その時間だけクリーニング処理を実行できる。これにより、ジャムやシート無しによるプリントエラー等の異常が発生してから、或はキャリブレーションの実行から画像形成再開までの時間を短縮することができる。その結果、ユーザビリティの向上が可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置であるレーザプリンタの全体の構成を説明する図である。 本実施の形態に係るレーザプリンタの機能構成を説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係るレーザプリンタにおける通常の画像形成時の像形成の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本実施の形態に係るレーザプリンタのエンジン制御部による一次転写カウンタ及び二次転写カウンタによる計時処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態1に係るレーザプリンタにおけるジャム発生時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本実施の形態1に係るレーザプリンタのエンジン制御部による、ジャムが発生したときのクリーニング処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るレーザプリンタにおける、シート無しによるプリントエラーが発生したときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3において、キャリブレーションを実行した後、クリーニング処理を行う処理を説明するフローチャートである。

Claims (6)

  1. 画像信号に応じて像担持体に潜像を形成し、当該潜像を現像剤を用いて現像したトナー像を中間転写体上に一次転写し、前記中間転写体上に形成されたトナー像を転写材に二次転写して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記中間転写体上のトナーを除去するクリーニング手段と、
    一次転写動作の時間を計時する第1計時手段と、
    二次転写動作の時間を計時する第2計時手段と、
    前記第1及び第2計時手段により計時された時間に基づいて、前記クリーニング手段によるクリーニング処理の時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された時間、前記クリーニング手段によるクリーニング処理を実行させるように制御するクリーニング制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体は、複数色の現像剤の種類に対応する数、前記中間転写体の移動方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1計時手段は、1ページ分の潜像形成のための垂直同期信号の出力タイミングから前記中間転写体へのトナー像の転写が終了するまでの時間を計時することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2計時手段は、前記中間転写体への一次転写動作が終了した後、当該中間転写体へ転写されたトナー像が前記転写材に二次転写される位置を通過するまでの時間を計時することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記算出手段は、前記第1計時手段により計時された時間と第2計時手段により計時された時間との差分を求め、当該差分に応じて前記クリーニング処理の時間を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記算出手段は、前記差分が大きいほど前記クリーニング処理の時間が長くなるように時間を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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