JP2009058300A - 回転検出センサ取付構造及びハブユニット - Google Patents

回転検出センサ取付構造及びハブユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 環状カバー体の保持部に対してヘッド部の径方向の位置決め及び径方向への抜け出し防止が容易に行えるとともに、ヘッド部に撓みや捩れが生じにくく高精度で回転を検出できる回転検出センサ取付構造と、そのような回転検出装置を備えるハブユニットを提供する。
【解決手段】外輪52の車両インナ側端面52aにセンサのヘッド部70の背面が当接配置されている。また、弾発片85の押圧部85cの中心を通るアキシャル方向押圧作用線Lが、外輪52の車両インナ側端面52aの平坦部52bと交点Qで交わる。そして、交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、弾発片85の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とはともに板厚T以上(すなわち、L1≧T,L2≧T)に構成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、回転検出センサ取付構造と、そのような回転検出装置を備えるハブユニットに関する。
一般に、自動車のハブユニットには車輪の回転速度を検出する回転検出装置が取り付けられている。その回転検出装置は、例えば自動車のアンチロックブレーキシステム(ABS)の情報入力手段として用いられる。例えば回転検出装置は、ハブユニットの内輪側に固定されるパルサリングと、外輪側に固定される支持環体(環状カバー体)に保持されるセンサとを有し、車輪の回転に伴い回転するパルサリングの回転変化をセンサによって検出するように構成されている。
このような回転検出センサの取付構造では、センサのヘッド部が径方向から支持環体に形成された保持部(センサホルダ)に押し込まれ、保持部に形成された弾発片(クリップ部)がヘッド部の係合部(係止溝)に係合してヘッド部を押圧固定する。その際、センサのヘッド部の先端面を環状カバー体の弾発片の弾発基部内面に当接させることによって、ヘッド部の径方向の位置決めを行い、外輪(固定輪)の車両インナ側端面にセンサのヘッド部背面を当接配置する形態をとることにより、センサ(ヘッド部)の径方向への抜け出しを防止するものがある(特許文献1,2参照)。
特開2005−241351号公報 特開2005−315632号公報
これらの技術によれば、センサのヘッド部の径方向の位置決めや径方向への抜け出しを防止できる。しかし、異物の衝突等によるアキシャル方向の外力は、ヘッド部の先端面と弾発片の弾発基部内面との当接位置を中心とする回転モーメントとしてセンサに作用するから、ヘッド部の倒れ(傾き)を生じやすくなる。そこで、これらの文献では、弾発片の弾発基部に底枠を設けたり(特許文献1)、弾発片の弾発基部に爪部を設けたり(特許文献2)することによって、ヘッド部の倒れを縮小し、径方向への抜け出しを防止している。ところが、ヘッド部の先端面と弾発片の弾発基部内面とが当接した状態でヘッド部が倒れようとすると、センサのヘッド部に撓みや捩れが生じ、センサの回転検出精度が低下するおそれがある。
本発明の課題は、環状カバー体の保持部に対してヘッド部の径方向の位置決め及び径方向への抜け出し防止が容易に行えるとともに、ヘッド部に撓みや捩れが生じにくく高精度で回転を検出できる回転検出センサ取付構造と、そのような回転検出装置を備えるハブユニットを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の回転検出センサ取付構造は、
外輪を介して車体に固定されるハブユニットの内輪で車輪を回転自在に支持するとともに、前記ハブユニットの内輪のアキシャル方向における車両インナ側端部に固定されるパルサリングの回転変化を検出するためのセンサのヘッド部を、前記パルサリングと対向するように前記ハブユニットの外輪に固定される環状カバー体に設けられた保持部に、径方向から押し込んで固定する回転検出センサ取付構造であって、
前記保持部は、前記環状カバー体のアキシャル方向における車両インナ側に設けられ、かつ押し込み方向に沿って押し込まれてくる前記ヘッド部を車両インナ側から押圧して、前記外輪の車両インナ側端面に前記センサのヘッド部背面を当接配置する形態で、該ヘッド部に形成された係合部と係合する押圧部を含む弾発片を有し、
前記押圧部を通る軸断面において、前記押圧部のアキシャル方向押圧作用線Lが前記外輪の車両インナ側端面の平坦部で交わり、その交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、前記弾発片の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との少なくとも一方は板厚T以上であることを特徴とする。
このように、外輪の車両インナ側端面の平坦部にセンサのヘッド部背面を当接配置し、平坦部の外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との少なくとも一方は弾発片の板厚T以上とすることによって、平坦部全体の受圧幅(内外受圧幅L0=L1+L2)を相対的に大きくとれる。それにより、異物の衝突等によるアキシャル方向の外力が回転モーメントとしてセンサに作用しても、ヘッド部の倒れ(傾き)が生じにくくなる。これによって、ヘッド部の径方向への抜け出しが防止できる。さらに、平坦部全体の受圧幅が大きくなれば、ヘッド部の先端面は弾発片の弾発基部内面と当接しないようにもできるので、センサのヘッド部に撓みや捩れが生じにくくなり、センサは高精度で回転を検出できる。
弾発片の押圧部と係合する係合部は円弧状の湾曲断面溝形状を有し、その円弧状溝の半径を係合半径Rとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との和が係合半径R以上(すなわち、(L1+L2)≧R)となるようにすることができる。内外受圧幅L0をさらに大きくして、ヘッド部の倒れ(傾き)を生じにくくし、ヘッド部の径方向への抜け出し防止や高精度での回転検出を長期にわたり維持しやすくなる。
なお、一般に係合半径Rは上記板厚Tの2倍と等価交換(R≒2T)することができる。また、弾発片の押圧部における円弧状凸部の半径を係合半径Rとして採用してもよい。
具体的には、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とを等しく設定する(L1≒L2;内外受圧幅L0≒2L1)ことによって、弾発片(押圧部)によるアキシャル方向の押圧力を外側受圧幅L1の平坦部と内側受圧幅L2の平坦部とで均一に負担することができる。また、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とがそれぞれ1mm以上であることによって、より広い平坦部を確保してバランスよく押圧力を負担することができる。
そこで、上記課題を解決するために、本発明のハブユニットは、
外輪を介して車体に固定され内輪で車輪を回転自在に支持するとともに、前記内輪のアキシャル方向における車両インナ側端部に固定されるパルサリングの回転変化を検出するためのセンサのヘッド部を、前記パルサリングと対向するように前記外輪に固定される環状カバー体に設けられた保持部に、径方向から押し込んで固定する回転検出装置を備えるハブユニットであって、
前記保持部は、前記環状カバー体のアキシャル方向における車両インナ側に設けられ、かつ押し込み方向に沿って押し込まれてくる前記ヘッド部を車両インナ側から押圧して、前記外輪の車両インナ側端面に前記センサのヘッド部背面を当接配置する形態で、該ヘッド部に形成された係合部と係合する押圧部を含む弾発片を有し、
前記押圧部を通る軸断面において、前記押圧部のアキシャル方向押圧作用線Lが前記外輪の車両インナ側端面の平坦部で交わり、その交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、前記弾発片の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との少なくとも一方は板厚T以上である回転検出装置を備えることを特徴とする。
これによって、ハブユニットに備えられる回転検出装置では、環状カバー体の保持部に対してヘッド部の径方向の位置決め及び径方向への抜け出し防止が容易に行えるとともに、ヘッド部に撓みや捩れが生じにくく高精度で回転を検出できる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の回転検出装置を装備したハブユニットの断面構造の一例を示す図、図2は本発明の実施形態に係る回転検出装置の一例を示す分解斜視図、図3はヘッド部の一例を示す斜視図、平面図、正面図及び側面図、図4は保持部の一例を示す斜視図、平面図、正面図及び側面図、図5は保持部にヘッド部を取り付けた状態の一例を示す斜視図、図6は図5の側面図である。なお、図1において、図中左側が車両アウタ側、図中右側が車両インナ側である。
図1に示すように、ハブユニット1は、駆動車軸2と車軸ケース3との間に介装され、車体(車軸ケース3)に対して図示しない車輪(駆動車軸2)を回転自在に支持している。ハブユニット1は、ハブホイール4と、転がり軸受5とを備えている。
ハブホイール4は、駆動車軸2にスプライン嵌合される軸部41と、その軸部41の車両アウタ側端部に図示しない車輪を固定するハブフランジ42とを有している。ハブフランジ42には、ボルト43を挿通させるボルト挿通孔43aが形成され、そのボルト43を介して車輪が固定される。
転がり軸受5は、複列外向きアンギュラ玉軸受で形成されている。具体的には、転がり軸受5は、ハブホイール4の軸部41の外周面の一部を車両アウタ側の内輪として利用するとともに、軸部41の外周に圧入外嵌された車両インナ側の単列用の内輪51と、車軸ケース3の内周に圧入内嵌されるとともに複列(2列)の軌道溝を有する外輪52と、複列で配設される複数の玉53(転動体)と、2つの冠形保持器54,54とを備えている。したがって、本実施形態においては、外輪52を非回転として内輪51(ハブホイール4)を回転させる形態で形成されている。
次に、以上のようなハブユニット1の車両インナ側端部に取り付けられ、車輪(図示せず)、駆動車軸2の回転変化を検出する回転検出装置6について説明する。回転検出装置6は、図2に示すように、異なる極性の磁極(N極,S極)が周方向に交互に並んで形成される環状のパルサリング60と、そのパルサリング60の回転変化を検出するセンサのヘッド部70と、そのヘッド部70を保持する環状カバー体80とを備えている。
パルサリング60は、N極,S極が交互に着磁されたパルサリング本体61(着磁ロータ)と、円筒状をなしラジアル方向外側にフランジ形態で延出される端面にパルサリング本体61を固定するパルサリング支持部62とを含み形成されている。そして、パルサリング60は、転がり軸受5の内輪51の外周に圧入外嵌され、アキシャル方向における車両インナ側端部で固定されている(図1参照)。
ヘッド部70は、樹脂などの高分子材料で形成され、磁気回路を有するIC(Integrated circuit)チップ等のセンサ(図示せず)をモールドする形で形成されている。なお、センサは、パルサリング60の回転による磁束密度変化で磁気回路に電圧が発生することで、パルサリング60の回転を検出することができる。また、ヘッド部70には、リード線79が引き出されている。
環状カバー体80は、円筒状をなす周壁81と、その周壁81の車両インナ側端部からラジアル方向内側に延出される環状壁82とを有し、その環状壁82には、周方向の所定位置に厚み方向に貫通する開口部82aが形成されており、その開口部82aに対応してヘッド部70を車両インナ側で保持する保持部83が設けられている。これにより、保持部83にヘッド部70が保持されたときに、この開口部82aを介してパルサリング60の回転が検出される。そして、環状カバー体80は、転がり軸受5の外輪52の外周に圧入外嵌され、パルサリング60と対向するようにアキシャル方向における車両インナ側端部に固定されている(図1参照)。なお、ヘッド部70を保持部83に取り付けるときは、ヘッド部70を環状カバー体80の径方向(図2中矢印P方向)から保持部83に押し込んで固定する構成となっている。
次に、図3及び図4を用いて、ヘッド部70及び保持部83の詳細な態様について説明する。図3に示すように、ヘッド部70は、両側の側部70a,70aにおいて長手方向(押し込み方向)に延びる溝状のガイドレール部72,72と、上部70bにおいて蛇腹状の凹凸形態をなす係合部73とを備えている。
続いて、図4に示すように、環状カバー体80の保持部83は、上述の押し込み方向に沿って押し込まれてくるセンサのヘッド部70をアキシャル方向における車両アウタ側にてガイドする一対のガイド片84,84と、車両インナ側から押圧してヘッド部70に形成された係合部73に係合する弾発片85とを有している。これにより、ヘッド部70をアキシャル方向から挟むように保持することができる。
具体的には、一対のガイド片84,84は、環状壁82の開口部82aを周方向から挟み込む形で立ち上がるとともに、対向する端面84a,84aが径方向に延びる長手状形態をなして形成されている(図4(a)参照)。
また、弾発片85は、環状壁82の内周縁から立ち上がる弾発基部85aと、弾発基部85aの上端から径方向(ラジアル方向外側)に折れ曲る弾発作用部85bとを有している。そして、弾発作用部85bは、ヘッド部70の係合部73を押圧して係合する押圧部85cを含み形成されている。すなわち、弾発片85は、保持部83にヘッド部70が取り付けられたとき、そのヘッド部70の先端から上部にかけて回り込むように形成されている。
次に、図5及び図6を用いて、ヘッド部70の保持部83への取付構造について説明する。上述のごとく、ヘッド部70を保持部83に向けて径方向(図2参照)に押し込んでいくことにより、ヘッド部70は保持部83の所定位置に固定される。具体的には、ヘッド部70のガイドレール部72に保持部83のガイド片84の端部が嵌まる形で保持されている。このとき、ガイド片84の端面84a,84aが、ガイドレール部72,72の底に当接又は近接してヘッド部70の周方向の位置決めが行なわれている。また、それと同時にガイド片84の端部が溝状のガイドレール部72に入り込んでいるため、アキシャル方向の位置決めも行なわれている。これにより、ヘッド部70を保持部83に対して押し込んでいくときに、ガイドレール部72及びガイド片84を介して押し込み方向にガイドされる。
また、ヘッド部70の係合部73に保持部83の弾発片85の押圧部85cが押圧するように係合されている。このとき、予め定められた係合部73の凹み位置に押圧部85cが係合することにより、ヘッド部70の保持部83に対しての径方向の位置決めが行なわれている。
図7は図1のA部拡大断面図であり、押圧部を通る軸断面において、回転検出センサの取付構造の詳細を表わしている。図7において、外輪52の車両インナ側端面52aにセンサのヘッド部70の背面が当接配置されている。また、弾発片85の押圧部85cの中心を通るアキシャル方向押圧作用線Lが、外輪52の車両インナ側端面52aの平坦部52bと交点Qで交わる。そして、交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、弾発片85の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とはともに板厚T以上(すなわち、L1≧T,L2≧T)に構成されている。
このように、平坦部の外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とはともに弾発片85の板厚T以上とすることによって、平坦部52b全体の受圧幅、すなわち平坦部外縁E1から平坦部内縁E2に至る寸法(以下、内外受圧幅L0=L1+L2という)を相対的に大きくとれる。それにより、異物の衝突等によるアキシャル方向の外力が回転モーメントとしてセンサに作用しても、ヘッド部70の倒れ(傾き)が生じにくくなる。これによって、ヘッド部70の径方向への抜け出しが防止される。さらに、内外受圧幅L0が大きくなれば、ヘッド部70の先端面70cは弾発片85の弾発基部85a内面との当接面積を縮小できる(先端面70cが弾発基部85a内面と当接しないようにもできる)ので、センサのヘッド部70に撓みや捩れが生じにくくなり、センサは高精度で回転を検出できる。
弾発片85の押圧部85cと係合する係合部73は円弧状の湾曲断面溝形状を有し、その円弧状溝の半径を係合半径Rとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との和である内外受圧幅L0が係合半径R以上(すなわち、(L1+L2)=L0≧R)に構成されている。これによって、内外受圧幅L0をさらに大きくして、ヘッド部70の倒れ(傾き)を生じにくくし、ヘッド部70の径方向への抜け出し防止や高精度での回転検出を長期にわたり維持できる。
なお、一般に係合半径Rは板厚Tの2倍と等価交換(R≒2T)することができるから、L0≧R≒2Tと表わすこともできる。また、弾発片85の押圧部85cにおける円弧状凸部の半径を係合半径Rとして採用してもよい。
さらに、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とを等しく設定する(L1≒L2,L0≒2L1)ことによって、弾発片85(押圧部85c)によるアキシャル方向の押圧力を外側受圧幅L1の平坦部52bと内側受圧幅L2の平坦部52bとで均一に負担することができる。具体的には、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2とがそれぞれ1mm以上であって、板厚Tを上回ること(例えば、L1=L2=1.2mm>T=1.0mm)によって、より広い平坦部52bを確保してバランスよく押圧力を負担することができる。
なお、図7の符号90はシール部材を示し、パルサリング本体61の車両アウタ側に位置し、基端部が外輪52の内周面に固定され、先端部がパルサリング支持部62の外周面を摺動することによって、外部の泥水・異物等がパルサリング60やセンサのヘッド部70に浸入するのを防止する。
また、本発明において、上記実施例に限定されるものではなく、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることもできる。例えば、上記実施形態では、回転速度検出装置6を自動車の駆動車軸用のハブユニット1に用いた例で説明したが、従動車軸用のハブユニットに用いてもよいし、他の用途で使用する転がり軸受に用いてもよい。
本発明の回転検出装置を装備したハブユニットの断面構造の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る回転検出装置の一例を示す分解斜視図。 ヘッド部の一例を示す斜視図、平面図、正面図及び側面図。 保持部の一例を示す斜視図、平面図、正面図及び側面図。 保持部にヘッド部を取り付けた状態の一例を示す斜視図。 図5の側面図。 図1のA部拡大断面図。
符号の説明
1 ハブユニット
2 駆動車軸
3 車軸ケース
4 ハブホイール
5 転がり軸受
6 回転検出装置
51 内輪
52 外輪
52a 車両インナ側端面
52b 平坦部
60 パルサリング
61 パルサリング本体(着磁ロータ)
70 センサのヘッド部
70c 先端面
73 係合部
80 環状カバー体
83 保持部
84 ガイド片
85 弾発片
85c 押圧部
E1 平坦部外縁
E2 平坦部内縁
L アキシャル方向押圧作用線
L0 内外受圧幅
L1 外側受圧幅
L2 内側受圧幅
Q 交点
R 係合半径
T 弾発片の板厚

Claims (3)

  1. 外輪を介して車体に固定されるハブユニットの内輪で車輪を回転自在に支持するとともに、前記ハブユニットの内輪のアキシャル方向における車両インナ側端部に固定されるパルサリングの回転変化を検出するためのセンサのヘッド部を、前記パルサリングと対向するように前記ハブユニットの外輪に固定される環状カバー体に設けられた保持部に、径方向から押し込んで固定する回転検出センサ取付構造であって、
    前記保持部は、前記環状カバー体のアキシャル方向における車両インナ側に設けられ、かつ押し込み方向に沿って押し込まれてくる前記ヘッド部を車両インナ側から押圧して、前記外輪の車両インナ側端面に前記センサのヘッド部背面を当接配置する形態で、該ヘッド部に形成された係合部と係合する押圧部を含む弾発片を有し、
    前記押圧部を通る軸断面において、前記押圧部のアキシャル方向押圧作用線Lが前記外輪の車両インナ側端面の平坦部で交わり、その交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、前記弾発片の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との少なくとも一方は板厚T以上であることを特徴とする回転検出センサ取付構造。
  2. 前記弾発片の押圧部と係合する係合部は円弧状の湾曲断面溝形状を有し、その円弧状溝の半径を係合半径Rとしたとき、前記外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との和は係合半径R以上である請求項1に記載の回転検出センサ取付構造。
  3. 外輪を介して車体に固定され内輪で車輪を回転自在に支持するとともに、前記内輪のアキシャル方向における車両インナ側端部に固定されるパルサリングの回転変化を検出するためのセンサのヘッド部を、前記パルサリングと対向するように前記外輪に固定される環状カバー体に設けられた保持部に、径方向から押し込んで固定する回転検出装置を備えるハブユニットであって、
    前記保持部は、前記環状カバー体のアキシャル方向における車両インナ側に設けられ、かつ押し込み方向に沿って押し込まれてくる前記ヘッド部を車両インナ側から押圧して、前記外輪の車両インナ側端面に前記センサのヘッド部背面を当接配置する形態で、該ヘッド部に形成された係合部と係合する押圧部を含む弾発片を有し、
    前記押圧部を通る軸断面において、前記押圧部のアキシャル方向押圧作用線Lが前記外輪の車両インナ側端面の平坦部で交わり、その交点Qから平坦部外縁E1に至る寸法を外側受圧幅L1、交点Qから平坦部内縁E2に至る寸法を内側受圧幅L2とし、前記弾発片の厚さを板厚Tとしたとき、外側受圧幅L1と内側受圧幅L2との少なくとも一方は板厚T以上である回転検出装置を備えることを特徴とするハブユニット。
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