JP2009057144A - 紙幣搬送装置 - Google Patents

紙幣搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009057144A
JP2009057144A JP2007225191A JP2007225191A JP2009057144A JP 2009057144 A JP2009057144 A JP 2009057144A JP 2007225191 A JP2007225191 A JP 2007225191A JP 2007225191 A JP2007225191 A JP 2007225191A JP 2009057144 A JP2009057144 A JP 2009057144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
banknote
unit
transport unit
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007225191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4906105B2 (ja
Inventor
Kenji Agari
賢士 上利
Yoichi Yoneda
洋一 米田
Yoshio Ito
慶雄 伊藤
Tomiyasu Sasaki
富康 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP2007225191A priority Critical patent/JP4906105B2/ja
Publication of JP2009057144A publication Critical patent/JP2009057144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906105B2 publication Critical patent/JP4906105B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】搬送ユニット同士の接合部における紙幣詰まりや紙幣の流れに対する干渉を少なく抑えた紙幣搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送ユニット30は、一端部に突出部41を、他端部に突出部41と係合する受入部を備えると共に、連結時に突出部41が搬送路の内側に露出し、かつ突出部41の外側に隣の搬送ユニットの受入部42が重なるように形成されると共に、突出部41は搬送ユニット30の搬送方向側の端部に設けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、紙幣を搬送する紙幣搬送装置に係わり、特に、複数の遊技機を並設して収容する遊技機島の長手方向に紙幣を搬送する紙幣搬送装置に関する。
パチンコ機などの遊技機が並設収容された遊技機島では、一般に、各遊技機の近くに遊技媒体貸機が設置されており、遊技媒体貸機に投入された紙幣は、遊技機島の長手方向に沿って設置された搬送路を有する紙幣搬送装置によって島端の紙幣収納装置へ搬送されて収納されるようになっている。
紙幣搬送装置は、たとえば、遊技機島の長手方向に搬送ベルトを架設すると共に、該搬送ベルトに沿ってその上下に搬送ガイド部材を掛け渡し、搬送ベルトに当接される搬送ローラを備えた搬送ユニットを、上下の搬送ガイド部材の側部を覆うようにして複数取り付けて搬送路を形成し、搬送ベルトを駆動することで搬送ベルトと搬送ローラの間に紙幣を挟んで搬送するものがある。この搬送ユニットの搬送方向両端部は櫛歯状に形成されており、隣接する搬送ユニット同士は櫛歯の間に隣の搬送ユニットの櫛歯を嵌め込むように係合させて連結されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平3−279141号公報
上記の装置では、櫛歯の間に隣の搬送ユニットの櫛歯を嵌め込むように係合させて搬送ユニット同士を連結するので、遊技機や遊技媒体貸機の配置に応じて、搬送ユニット間が少し離れた場合でも、櫛歯と櫛歯のオーバーラップ量は減少するが搬送路を構成することができる。
しかし、連結時の間隔を広げてオーバーラップ量が減ると上下に並ぶ櫛歯と櫛歯の間に空隙ができるため、その空隙に折れ曲がったり、切れ目がある紙幣の角が引っ掛かって紙幣詰まりを起こすことがあった。
また、櫛歯は隣り合う搬送ユニットの位置を上下方向には規制するだけなので、搬送ユニットの位置が幅方向(搬送路の厚み方向)にずれた場合に、櫛歯が紙幣の流れに干渉して、紙幣詰まりの発生要因になっていた。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、搬送ユニット同士の連結部における紙幣詰まりを防止することのできる紙幣搬送装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技機島の長手方向である紙幣の搬送方向に架設されたフレーム(20a、20b)の側部に複数の搬送ユニット(30)を前記搬送方向に連結して取り付けて前記フレーム(20a、20b)と前記搬送ユニット(30)との間に紙幣の搬送路を形成し、該搬送路に沿って紙幣を搬送する紙幣搬送装置(10)において、
前記搬送ユニット(30)は、一端部に第1係合部(41)を、他端部に前記第1係合部(41)と係合する第2係合部(42)を備えると共に、連結時に前記第2係合部(42)が隣の搬送ユニットの第1係合部(41)を外側から覆い、かつ、前記第1係合部(41)と前記第2係合部(42)のうち連結時に搬送路の内側にある方がその搬送ユニットの前記搬送方向側の端部に設けられている
ことを特徴とする紙幣搬送装置。
上記発明では、搬送ユニット(30)の一端部に形成した第1係合部(41)の外側を、隣りの搬送ユニット(30)の他端部に形成された第2係合部(42)で覆うようにして第1係合部(41)と第2係合部(42)を係合させると共に、第1係合部(41)と第2係合部(42)のうちで搬送路の内側にある方を搬送ユニット(30)の搬送方向側の端部に形成している。これにより、搬送ユニット(30)における搬送路幅方向の位置ずれや、搬送ユニット(30)の連結部による紙幣への干渉が抑制されて、搬送ユニット(30)の連結部における紙幣詰まりが防止される。
[2]前記搬送ユニット(30)は、連結時に前記第1係合部(41)が搬送路の内側に露出し、かつ前記第1係合部(41)の外側に隣の搬送ユニット(30)の第2係合部(42)が重なるように形成されると共に、前記第1係合部(41)は前記搬送ユニット(30)の前記搬送方向側の端部に設けられている
ことを特徴とする[1]に記載の紙幣搬送装置。
上記発明では、搬送ユニット(30)の第1係合部(41)の外側に他の搬送ユニット(30)の第2係合部(42)を重ねるようにして搬送ユニット(30)同士を連結するようにしたので、搬送ユニット(30)を取り付けし易くすることができる。
[3]前記搬送ユニット(30)は、前記搬送方向にスライド移動可能であって隣接する搬送ユニット(30)同士の連結時の間隔を調整可能にされており、
前記第1係合部(41)は、前記搬送方向に沿ってスリット(41a)が形成された突出部であり、
前記第2係合部(42)は、前記搬送路の内側を臨む面に前記第1係合部(41)を受け入れる陥没部(42a)が形成された受入部であると共に、前記陥没部(42a)に係合された前記突出部(41)の前記スリット(41a)に入るように、前記陥没部(42a)に前記搬送方向に沿ってリブ(42b)が形成されている
ことを特徴とする[2]に記載の紙幣搬送装置。
上記発明では、搬送ユニット(30)同士の取り付け間隔を調整する際に、搬送ユニット(30)を搬送方向に沿ってスライド移動させると、連結部で突出部(41)と受入部(42)とのオーバーラップ量が減って陥没部(42a)が搬送路の内側に露出する。しかし、この状態で紙幣を搬送しても、搬送方向に沿って陥没部(42a)にリブ(42b)が形成されているので、紙幣は該リブ(42b)上を搬送される。それにより、紙幣が陥没部(42a)に嵌まったり、引っ掛かるなどして詰まることが防止される。
[4]前記第2係合部(70)は筒状の受入部(70)であり、
前記第1係合部(41)は前記受入部(70)に差し込まれる突出部(41)であり、
前記搬送ユニット(30B)は、前記突出部(41)を隣の搬送ユニット(30B)の前記受入部(70)に差し込むようにして連結されると共に、前記第2係合部(70)は前記搬送ユニット(30B)の前記搬送方向側の端部に設けられている
ことを特徴とする[1]に記載の紙幣搬送装置。
上記発明では、突出部(41)を他の搬送ユニット(30B)の筒状の受入部(70)に差し込むようにして搬送ユニット(30B)同士を連結したので、搬送ユニット(30B)における搬送路幅方向の位置ずれや、搬送ユニット(30B)の連結部による紙幣への干渉をより強固に抑制することができる。
[5]前記第2係合部(42)は光を透過し、前記第1係合部(41)は、連結時に係合される第2係合部(42)と異なる色にされている
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の紙幣搬送装置。
上記発明では、搬送ユニット(30)の第1係合部(41)がどの程度の長さで第2係合部(42)に係合されているかを視認し易くすることができる。
本発明に係る紙幣搬送装置によれば、搬送ユニット同士の連結部における紙幣詰まりを防止して、円滑な紙幣搬送が実現される。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る紙幣搬送装置10の設置された遊技機島2の内部構造を示す正面図であり、図2は、遊技機島2に設置された紙幣搬送装置10およびその関連機器の配置状態を示す上面図であり、図3は、遊技機島2の内部構造を図1のA−A´断面にて示す側断面図である。
遊技機島2は、遊技ホールのフロア上に構築したフレームにパチンコ機などの遊技機3と遊技媒体貸機4とを一組に並設したものを多数背中合わせにして表裏面に並設収容している。
遊技媒体貸機4は、遊技機3で使用されるパチンコ球などの遊技媒体を、正面上部の紙幣投入口4aから投入される紙幣や硬貨投入口4bから投入される硬貨の金額に応じて遊技者に貸し出す装置である。図2、図3に示すように、背中合わせにして設置された遊技媒体貸機4の背面間の上部には、各遊技媒体貸機4の背面から排出された紙幣を遊技機島2の側面上部に配設された紙幣収納装置5まで搬送する紙幣搬送装置10が遊技機島2の長手方向に沿って延設されている。紙幣はその短辺が略垂直となる姿勢で紙幣搬送装置10内を搬送されて紙幣収納装置5に送り込まれる。
遊技媒体貸機4の背面間の下部側には、各遊技媒体貸機4の背面から排出された硬貨を遊技機島2の側面下部に配設された硬貨収納装置6まで搬送する硬貨搬送装置7が遊技機島2の長手方向に沿って延設されている。
図4は、紙幣搬送装置10の概略構成とその設置態様を示す模式図である。紙幣搬送装置10は、遊技機島2の両端に分けて配置された駆動プーリ11と従動プーリ12との間に掛け渡された断面円形で無端の搬送ベルト13と、駆動プーリ11を回転駆動して搬送ベルト13を図中の矢印M方向へ周回させる駆動部14とを備えている。駆動部14はモータや伝達ベルトなどで構成される。
搬送ベルト13は、上下2段となるように遊技機島2の長手方向に掛け渡されており、その上側の搬送ベルト13aに沿って複数の搬送プーリ32が搬送ベルト13aに近接させて配列されている。各搬送プーリ32はその外周を一周する溝を有しており、搬送ベルト13aと各搬送プーリ32の溝との間に、紙幣を圧接しつつ搬送する搬送路が構成されている。駆動部14により搬送ベルト13を駆動することで、搬送路に沿って紙幣を矢印M方向(搬送方向)へ搬送するようになっている。搬送路は、通路部ユニットGと遊技媒体貸機4から紙幣を受け入れて合流させるための送出ユニット60(図4では不図示、図13参照)を複数連結して形成される。
図5は、通路部ユニットGの内部構造を図4のB−B´断面にて示している。通路部ユニットGは、搬送ベルト13aの上側に配置される上側フレーム20aと、搬送ベルト13aの下側に配置される下側フレーム20bと、これらフレーム20a、20bの両側部に取り付けられた搬送ユニット30とを備えて構成される。
上側フレーム20aは、第1フレーム21と、該第1フレーム21の下側に接合された第2フレーム22とを組み合わせて構成されている。第1フレーム21は、たとえばアルミニウム合金などの軽量かつ高剛性の金属材料で形成される。第1フレーム21は遊技機島2の長手方向に架設されている。
第2フレーム22は、たとえばアルミニウム合金などで形成される。第2フレーム22は第1フレーム21の下部中央から少し下方に延びた後、二股に分かれて平行に下方へ延び、さらにこの二股部の間に挟持されて仕切板24が下方へ延設された構造をなしている。この仕切板24は、たとえばアルミニウム合金や樹脂材料などで形成される。仕切板24の下端は搬送ベルト13aから僅かに離れた位置に達している。なお、上側フレーム20aと下側フレーム20bとは同一構成で共通化されており、搬送ベルト13aを挟んで上下逆向きに配置されている。
搬送ユニット30についてはさらに他の図面を用いて説明する。図6は、搬送ユニット30の正面図、図7は搬送ユニット30の突出部側の側面図、図8は搬送ユニット30の受入部側の側面図、図9は搬送ユニット30の表面を受入部側から見た斜視図、図10は搬送ユニット30の裏面を受入部側から見た斜視図である。なお、搬送ユニット30は突出部側と受入部側で分離可能なので、図9、図10においては突出部側を外して省略している。
搬送ユニット30は、プレート31と、搬送プーリ32と、搬送プーリ32を保持するブラケット33とを備えている。プレート31は、たとえば透明樹脂材料などで形成され、プレート31は、図6に示すように、矩形平板状の一端部に紙幣の搬送方向Mに向けて突出する第1係合部としての突出部41を備え、他端部に第2係合部としての受入部42(図9、図10参照)を備えている。図5に示すように、プレート31は、上側フレーム20aの第1フレーム21から下側フレーム20bの第1フレーム21に渡る高さ(Y方向の長さ)を備えてこれらのフレーム20a、20bの側部を覆い、紙幣搬送路の外壁を成している。プレート31は、クリップ51およびフック52(図6参照)によって四隅がフレーム20a、20bに取り付けられる。なお、搬送ユニット30は、フレーム20a、20bに対して搬送方向にスライド移動可能に取り付けられる。
プレート31には、搬送プーリ32をプレート31の外側(表面側)から搬送ベルト13aの存する側である内側(裏面側)へ突出させるための穴部34が開設されている(図5または図10参照)。搬送プーリ32は、図5に示すように、穴部34を臨むようにしてプレート31の表面側に取り付けられた断面コの字状のブラケット33の内側に回転軸35を上下方向にして回転自在に取り付けられている。搬送プーリ32は搬送ベルト13aに直接は接触しないが極めて近い位置まで穴部34を通じてプレート31の内側へ突出するようにされてブラケット33に保持されている。
搬送プーリ32はその外周を一周する溝38を備えている。この溝38の断面形状は、図7に示すような台形に形成される。
プレート31の内側面(裏面)と第2フレーム22(特に仕切板24)との間の空間、および搬送ベルト13aと搬送プーリ32との隙間は、紙幣の搬送路を形成している。図11に示すように、紙幣Kは上下の中心付近が搬送ベルト13aと搬送プーリ32との間に圧接されつつ搬送される。
図12は、搬送ユニット30の突出部41をその外側面から見た斜視図である。なお、図12においては、搬送ユニット30から受入部42側を外して省略している。図12および図6、図7に示すように、突出部41は、プレート31の搬送方向M側の端部から搬送先に向けて突出すると共に、搬送方向Mに沿った複数本のスリット41aが形成されて、断面矩形の細長い複数本の突出片41bに分かれている。各突出片41bの先端は、外側面が内側面に向けて傾斜して厚み方向に先細りになっている。突出部41は、黒や赤などの色に着色されている。
図8、図9、図10に示すように、受入部42はプレート31の内側面に形成された陥没部42aであって、搬送ユニット30同士を連結する際に隣りの搬送ユニット30の突出部41を受け入れて係合する形状にされている。陥没部42aには、陥没部42aに係合された突出部41のスリット41aに入るように、搬送方向Mに沿って複数本のリブ42bが形成されている。図10に示すように、陥没部42aの搬送方向Mの終端部は、陥没の深さが次第に浅くなるように傾斜している。すなわち、図12に示す突出片41bの厚み方向に先細りした先端の形状に対応させた形になっている。受入部42は無色透明である。
図10に示すようにプレート31の内側面にも背の低いリブ31bが搬送方向Mに沿って複数本設けてある。これらのリブ31bの上端と陥没部42aに設けられたリブ42bの上端とは同じ高さにされており、一部のリブ31bはリブ42bと繋がって形成されている。
なお、図12に示すように、突出部41の突出片41bの内側面にも搬送方向に沿って背の低いリブ41cが設けてある。このリブ41cもプレート31のリブ31bと同じ高さにされている。
図13は、搬送ユニット30を連結した状態の内側面を示している。連結時は、突出部41がその隣の搬送ユニット30の受入部42の内側となり、該受入部42が突出部41を外側から覆うようにして、突出部41と受入部42とが係合される。詳細には、連結時に突出部41が搬送路の内側に露出し、かつ突出部41の外側に隣の搬送ユニット30の受入部42が重なるようにされている。また、係合された突出部41と受入部42のうち搬送路の内側になっている方(この例では突出部41)が各搬送ユニット30の搬送方向M側の端部となるようにされる。
これにより、連結部において受入部42と突出部41とのプレート31面に水平方向(搬送路の幅方向で図5のX方向))の位置ズレを抑制することができる。また、内側にある突出部41はその先端が搬送方向Mを向いているので、突出部41は紙幣の搬送方向Mに対して順方向となり、紙幣が突出部41に引っかかり難く、紙幣詰まりが防止され、連結部での円滑な紙幣の搬送が確保される。また、突出部41の外側に隣の搬送ユニット30の受入部42を重ねるようにして搬送ユニット30同士を連結するので、搬送ユニット30の取り付けが容易になる。
搬送ユニット30は、前述したように、上側フレーム20aおよび下側フレーム20bに対して搬送方向Mにスライド移動可能に取り付けられており、連結時に隣接する搬送ユニット30同士の間隔を調整できるようになっている。間隔を広げて連結した場合には突出部41と受入部42とのオーバーラップ量が減るため、突出部41(突出片41b)の先端より先に陥没部42aが現れる。しかし、陥没部42aにはリブ42bが形成されているので、紙幣はリブ42b上を搬送され、紙幣が陥没部42aに嵌ったり、引っ掛かったりして詰まることが防止される。オーバーラップ量が減った場合の突出部41についても、隙間はスリット41aだけなので、紙幣が嵌ったり、引っ掛かったりして詰まることはない。
また、リブ42bを複数本にしてリブ42bとリブ42bとの間隔が広くなり過ぎないようにしたので、全体として突出部41および受入部42の幅(搬送路の高さ方向(図5のY方向))を広くして係合度合いを強めつつ、露出した陥没部42aでは紙幣を複数本のリブ42bで支えて適切に搬送することができる。
特に、搬送路の内側では、プレート31のリブ31bと突出部41のリブ41cと陥没部42aに形成されたリブ42bとが同じ高さで搬送方向Mに継続するので、これらのリブ31b、41c、42b上に沿って紙幣が円滑に搬送される。
また、受入部42は、櫛歯と異なり、底部を有する陥没部42aなので、仮に折れ曲がったり切れ目がある紙幣の角がリブ42bを避けて陥没部42aに進入してきたとしても、紙幣の角は陥没部42aの底部に突き当たり、該底部に沿って進むうちに受入部42の終端部に到達し、該終端部の斜面に沿ってプレート31の内壁面上へ押し戻されて、紙幣の引っ掛かりが防止される。
すなわち、従来のように単に櫛歯と櫛歯を係合させて連結させる構成の場合には、連結時の間隔を広げてオーバーラップ量が減ると、上下に並ぶ櫛歯と櫛歯の間に空隙ができて、その空隙に紙幣が突き刺さるように引っ掛かる場合がある。これに対し、受入部42の陥没部42aは突出部41を外側から覆う底部を有しているので、紙幣は底部に当接する以上に深く嵌まることはなく、前述したように陥没部42aに引っ掛からずに搬送される。
さらに、連結時に外側になる受入部42は無色透明であり、内側になる突出部41は色を有しているので、突出部41がどの程度の長さで受入部42に係合されているか(オーバーラップ量)を視認し易く、連結間隔の調整作業が容易になる。
次に、第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態との相違は受入部70の形状である。その他の部分については第1の実施の形態と略同一なので、それらの説明は省略する。図14は、第2の実施の形態に係る搬送ユニット30Bの受入部70を示す斜視図である。受入部70は、突出部41の長さに相当する奥行きを備えた筒状を成している。詳細には、受入部70は、突出部41のスリット41aに対応する位置に設けられた仕切り壁で区切られた複数の筒状部になっており、各突出片41bに対応した突出部挿入口71を備えている。
搬送ユニット30B同士の連結は、一方の搬送ユニット30Bの突出部41を他方の搬送ユニット30Bの受入部70に差し込むようにして行われる。
第2の実施の形態の搬送ユニット30Bにおいても、連結時に筒状の受入部70は突出部41を外側から覆っている。また、受入部70と突出部41のうち連結時に搬送路の内側になるのも受入部70であり、受入部70は搬送ユニット30Bの搬送方向M側の端部に形成される。
第2の実施の形態では、連結時に筒状の受入部70の中に突出部41が差し込まれるので、受入部70と突出部41とのプレート31面に水平方向(搬送路の幅方向)における位置ズレを強固に防止することができる。また、内側にある受入部70が搬送ユニット30Bの搬送方向M側の端部に形成されているので、受入部70は紙幣の搬送方向Mに対して順方向となり、紙幣が受入部70に引っかかり難くなって、紙幣詰まりが防止され、連結部での円滑な紙幣の搬送が確保される。
以上、本発明の各種実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
また、実施の形態では、第1係合部を突出部とし、第2係合部を受入部として構成したが、連結時に第2係合部が隣の搬送ユニットの第1係合部を外側から覆い、かつ、第1係合部と第2係合部のうち連結時に搬送路の内側にある方がその搬送ユニットの搬送方向側の端部に設けられるように構成されれば、第1係合部と第2係合部は突出部と受入部の関係に無くてもよく、任意の形状にされてもよい。
またスリット41aやリブ42bの間隔は適宜に変更可能である。スリット41aやリブ42bを設けない構成にされてもよい。たとえば、図12などに示した突出片41bの1本に相当する幅の突出部をプレート31の高さ方向の上下に比較的大きく離して一端部に設け、他端部にこの2本の突出部に対応する2つの受入部を設けるようにしてもよい。この構成ではオーバーラップ量が少なくされても、連結部において紙幣をリブ無しで適切に支持して搬送することができる。
実施の形態では、第2係合部である受入部42を無色透明、第1係合部である突出部41を有色としたが、受入部42が光を透過し、突出部41が連結時に係合される受入部42と異なる色にされていればよい。すなわち、受入部42が有色透明の場合、突出部41はこの色と異なる色であればよく、突出部41は透明でも不透明でもよい。
また、表裏面に遊技媒体貸機4を有する遊技機島2を例示したが、一方の面のみに遊技媒体貸機4や遊技機3が配設される遊技機島に対しても本発明の紙幣搬送装置10は適用可能である。
このほか実施の形態では、パチンコ機の設置された遊技機島2を例示したが、遊技機の種類はこれに限定されず、スロットマシーンなどでもかまわない。
本発明の実施の形態に係る紙幣搬送装置の設置された遊技機島の内部構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣搬送装置とその関連機器の遊技機島内での配置状態を示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣搬送装置の設置された遊技機島の内部構造を図1のA−A´断面にて示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣搬送装置の搬送ベルトの架設状態を示す説明図である。 通路部ユニットの内部構造を図4のB−B´断面にて示す断面図である。 搬送ユニットを示す正面図である。 搬送ユニットの突出部側を示す側面図である。 搬送ユニットの受入部側を示す側面図である。 搬送ユニットの受入部表面側を示す斜視図である。 搬送ユニットの受入部裏面側を示す斜視図である。 搬送プーリと搬送ベルトとの間に圧接されて紙幣が搬送される状態の一例を示す説明図である。 突出部を示す斜視図である。 搬送ユニットを連結した状態を示す正面図である。 第2の実施の形態の搬送ユニットの受入部表面側を示す斜視図である。
符号の説明
2…遊技機島
3…遊技機
4…遊技媒体貸機
4a…紙幣投入口
4b…硬貨投入口
5…紙幣収納装置
6…硬貨収納装置
7…硬貨搬送装置
10…紙幣搬送装置
11…駆動プーリ
12…従動プーリ
13…搬送ベルト
13a…搬送方向に移動する搬送ベルト
14…駆動部
20a…上側フレーム
20b…下側フレーム
21…第1フレーム
22…第2フレーム
24…仕切板
30、30B…搬送ユニット
31…プレート
31b…リブ
32…搬送プーリ
33…ブラケット
34…穴部
35…回転軸
38…溝
41…突出部(第1係合部)
41a…スリット
41b…突出片
41c…リブ
42…受入部(第2係合部)
42a…陥没部
42b…リブ
51…クリップ
52…フック
60…送出ユニット
70…受入部
71…突出部挿入口
G…通路部ユニット
K…紙幣
M…搬送方向

Claims (5)

  1. 遊技機島の長手方向である紙幣の搬送方向に架設されたフレームの側部に複数の搬送ユニットを前記搬送方向に連結して取り付けて前記フレームと前記搬送ユニットとの間に紙幣の搬送路を形成し、該搬送路に沿って紙幣を搬送する紙幣搬送装置において、
    前記搬送ユニットは、一端部に第1係合部を、他端部に前記第1係合部と係合する第2係合部を備えると共に、連結時に前記第2係合部が隣の搬送ユニットの第1係合部を外側から覆い、かつ、前記第1係合部と前記第2係合部のうち連結時に搬送路の内側にある方がその搬送ユニットの前記搬送方向側の端部に設けられている
    ことを特徴とする紙幣搬送装置。
  2. 前記搬送ユニットは、連結時に前記第1係合部が搬送路の内側に露出し、かつ前記第1係合部の外側に隣の搬送ユニットの第2係合部が重なるように形成されると共に、前記第1係合部は前記搬送ユニットの前記搬送方向側の端部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣搬送装置。
  3. 前記搬送ユニットは、前記搬送方向にスライド移動可能であって隣接する搬送ユニット同士の連結時の間隔を調整可能にされており、
    前記第1係合部は、前記搬送方向に沿ってスリットが形成された突出部であり、
    前記第2係合部は、前記搬送路の内側を臨む面に前記第1係合部を受け入れる陥没部が形成された受入部であると共に、前記陥没部に係合された前記突出部の前記スリットに入るように、前記陥没部に前記搬送方向に沿ってリブが形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の紙幣搬送装置。
  4. 前記第2係合部は筒状の受入部であり、
    前記第1係合部は前記受入部に差し込まれる突出部であり、
    前記搬送ユニットは、前記突出部を隣の搬送ユニットの前記受入部に差し込むようにして連結されると共に、前記第2係合部は前記搬送ユニットの前記搬送方向側の端部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣搬送装置。
  5. 前記第2係合部は光を透過し、前記第1係合部は、連結時に係合される第2係合部と異なる色にされている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の紙幣搬送装置。
JP2007225191A 2007-08-31 2007-08-31 紙幣搬送装置 Active JP4906105B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007225191A JP4906105B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 紙幣搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007225191A JP4906105B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 紙幣搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009057144A true JP2009057144A (ja) 2009-03-19
JP4906105B2 JP4906105B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=40553251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007225191A Active JP4906105B2 (ja) 2007-08-31 2007-08-31 紙幣搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4906105B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013200790A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424170A (ja) * 1990-05-17 1992-01-28 Seirei Ind Co Ltd 高所作業車の操向機構
JP2007039191A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Sanyo Electric Co Ltd 薄片搬送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424170A (ja) * 1990-05-17 1992-01-28 Seirei Ind Co Ltd 高所作業車の操向機構
JP2007039191A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Sanyo Electric Co Ltd 薄片搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013200790A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4906105B2 (ja) 2012-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011090652A5 (ja)
JP5537117B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP6135428B2 (ja) 画像読取装置
JP4906105B2 (ja) 紙幣搬送装置
US8448780B2 (en) Sheet bundle conveying apparatus and paper sheet handling apparatus
JP5777066B2 (ja) 紙幣搬送装置
JP4912984B2 (ja) 紙幣搬送路の接続ユニット
JP2007223802A (ja) カード発行機及びシャッタ機構
JP2008195496A (ja) 用紙搬送装置
US10075601B2 (en) Document conveying device and image forming apparatus
JP6405829B2 (ja) 搬送装置
JP6550842B2 (ja) 記録システム
US11738963B2 (en) Image forming apparatus
US8006821B2 (en) Rotary anti-pullback unit of fletched fins
JP6372277B2 (ja) 搬送装置
TWI417812B (zh) 具有箭羽狀翼片之旋轉式抽拉防止單元
CA2774179C (en) Rotary anti-pullback unit of fletched fins
JP2005149191A (ja) コイン搬送装置
JP5846629B2 (ja) テープフィーダ
JP2009056062A (ja) 紙幣搬送装置
JP2017004352A (ja) 紙幣計数機
JP6221640B2 (ja) 紙葉収納装置
KR200362670Y1 (ko) 지폐 계수기의 가이드장치
KR100642832B1 (ko) 지폐 계수기의 가이드장치
JPH062996Y2 (ja) 紙葉類搬送コンベアの合流ガイド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4906105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250