JP2009057142A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直搬送方式の画像形成装置において、用紙を傷つけることなく、スキュー補正を行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100には、レジストローラ対12cと手差し給紙部20との間に、レジストローラ12cの用紙搬送方向上流側に向かって、スキュー補正用ローラ対31、ストッパ32が順次配設され、用紙Pの後端部がストッパ32を通過してからAmsec経過後に、スキュー補正用ローラ対31を離間し、該離間してから所定時間Bmsec経過後に、スキュー補正用ローラ対31を当接させるスキュー補正機構が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真法を用いた画像形成装置に関し、特に垂直搬送方式の画像形成装置におけるスキュー補正に関するものである。
従来の画像形成装置の概略図を図5に示す。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図5では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及び黒色)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及び黒色の画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図5において時計回り(矢印方向)に回転しながら各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写(一次転写)された後、二次転写ローラ9において用紙P上に一度に転写(二次転写)され、さらに、定着部7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図5において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部のカセット式給紙部16に収容されるか、或いは手差し給紙部20に載置されることにより収容されており、各給紙部に設けられた給紙ローラ12a若しくは給紙ローラ12bからレジストローラ対12cを介して二次転写ローラ9へ搬送される。また、中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、そのフランジ部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのクリーニングブレード19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラ(現像剤担持体)を備え、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及び黒色の各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dの現像ローラにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー、及び黒色のトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラ10、駆動ローラ11及びテンションローラ20に掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12cから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において用紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された用紙Pは、定着ローラ対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。用紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した用紙Pの一部を一旦排出ローラ15から装置外部にまで突出させる。その後、用紙Pは排出ローラ15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により用紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。なお、レジストローラ対12c及び定着ローラ対13のうち装置左側面側のローラ、及び二次転写ローラ9、用紙搬送路18は、ユニット化され、ユニットS(一点鎖線領域)を形成している。
このようにレジストローラ対12c、二次転写ローラ9及び定着部13が上方に順次配設された垂直搬送方式の画像形成装置においては、用紙Pがレジストローラ対12cに下方から搬送され、次いで二次転写ローラ9及び定着部13を上方向に向かって順次搬送される。
このような画像形成装置において、用紙Pのスキューを補正するため、例えば、レジストローラ対12cの駆動を停止し、該ローラ対のニップ部に用紙Pの先端を突き当てた後、レジストローラ対12cの上流側に配設された給紙ローラ対により用紙Pを若干送り込むことによって用紙に撓みをつくり、レジストローラ対12cの駆動を再開することによってスキュー補正が行われている。
しかし、例えば、用紙Pとして厚紙やハガキ、封筒等を用いる場合、通常、手差し給紙部20から搬送されるこれら用紙Pは、腰が強いため撓ませることが難しい。また、かかる用紙Pを撓ませるために上流側の給紙ローラの搬送力を大きくすると、用紙Pの先端がレジストローラ対12cのニップ部を突き抜けるおそれもあり、スキュー補正が困難となるおそれがある。
特に、ハガキや封筒等は、サイズが小さいため撓ませ難く、加えて、レジストローラ対12cの軸方向中央部に搬送する場合には、ローラ回転軸の軸方向中央部が他の部分と比べ撓み易いため、レジストローラ対12cを突き抜け易くなり、スキュー補正がさらに困難となるおそれがある。
かかる不具合を防止するため、レジストローラ対12cのニップ圧を上げることも考えられる。しかし、レジストローラ対12cのうち、ユニットSに配設されたローラに対し、ユニットSに配設されたコイルバネ(図示せず)等により装置右側方向へニップ圧をかけている場合には、レジストローラ対12cのニップ圧を上げることにより、コイルバネに作用する装置左側方向への反作用力が大きくなる。これにより、ユニットSが装置左側へ移動し、装置左側の側面カバーを押圧すると、該側面カバーに設けられた側面カバーロックが外れる(図5の一点鎖線矢印)等、側面カバーの開閉不良が生じるおそれがある。
また、上記ユニットSの移動により、二次転写ローラ9若しくは定着ローラ13対のニップ圧が低下し、画像の二次転写や定着状態に影響を及ぼすおそれもある。さらに、用紙Pのサイズが小さくなればなる程、上記不具合に加え、搬送時において用紙Pを同時に保持するローラの数が少なくなるため、スキュー自体が生じ易くなる。
そこで、上記方法の他、例えば、特許文献1に示すような方法が提案されている。特許文献1には、用紙の搬送方向に対し垂直方向に3個のストッパと、搬送された用紙がストッパに当接して一定以上の負荷がかかると回転を停止するトルクリミッタを介して駆動される補正ローラとを設けることによって、スキューしている用紙の先端をいずれかのストッパと当接させ、該ストッパを中心に作用する回転モーメントにより用紙を回動させて、スキュー補正を行う方法が開示されている。
特許第2846366
しかし、特許文献1の方法では、一定の負荷がかかるとローラ回転は停止するものの、用紙をローラの搬送力によってストッパに突き当てることによって、用紙の先端部が傷つく、或いはジャムが発生する等の不具合が生じるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、垂直搬送方式の画像形成装置において、用紙を傷つけることなく、スキュー補正を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録媒体を搬送する給紙部と、該給紙部から搬送された記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記転写手段より下方に配設され、前記給紙部から搬送された記録媒体を、前記転写手段に対し上方向に向かって所定のタイミングで搬送するレジストローラ対と、を備えた垂直搬送方式の画像形成装置において、前記給紙部と前記レジストローラ対の間に配置され、記録媒体の搬送方向下流側への通過を許容すると共に、上流側への逆送を規制する係止手段と、該係止手段の下流側に配設され、ローラ同士が接触及び離間可能であり、前記接触により形成されたニップ部で記録媒体を挟持して下流側へ搬送し、前記離間により記録媒体の挟持を解除するスキュー補正用ローラ対と、からなるスキュー補正機構と、記録媒体の位置を検知するための検知手段と、を有し、前記検知手段が、記録媒体の後端部が前記係止手段と前記スキュー補正用ローラ対との間の所定位置まで前記スキュー補正用ローラ対によって搬送されたことを検知すると、前記スキュー補正用ローラ対が一時的に離間し、記録媒体の後端部が前記係止手段に当接した後に、前記スキュー補正用ローラ対が再び接触して記録媒体の搬送を再開することを特徴としている。
また本発明は、前記係止手段とスキュー補正用ローラ対との間隔は、搬送される記録媒体のうち最も小さいサイズの搬送方向長さより小さいことを特徴としている。
また本発明は、前記検知手段は、記録媒体の通過中は搬送方向下流側へ傾倒し、記録媒体の通過後は起立するアクチュエータスイッチであることを特徴としている。
また本発明は、前記スキュー補正機構は、記録媒体の後端部が前記係止手段を通過したことを検知してから所定時間経過後に、前記スキュー補正用ローラ対を離間し、該離間してからさらに所定時間経過後に、前記スキュー補正用ローラ対を接触させることを特徴としている。
また本発明は、前記スキュー補正用ローラ対は、レジストローラ対の上流側直近に配設されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、係止手段を通過してスキュー補正用ローラ対に搬送された記録媒体をスキュー補正用ローラ対により途中まで搬送し、記録媒体の後端が係止手段を通過したことを検知した後に、スキュー補正用ローラ対を離間させることにより、スキュー補正用ローラ対のニップ部で挟持されていた記録媒体が、自重により搬送経路を逆行し、記録媒体の後端部が係止手段と当接し、スキューが補正される。かかる当接後、再びスキュー補正用ローラ対を接触させることによって、スキューが補正された記録媒体を下流側へ搬送することにより、レジストローラ対に搬送することができる。これにより、ローラ対による搬送力を加えることなく記録媒体のスキューを補正することができるため、記録媒体を傷つけることなくスキュー補正を行うことが可能となる。
本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、係止手段とスキュー補正用ローラ対との間隔を、搬送される最も小さい記録媒体の搬送方向長さより小さくすることによって、記録媒体サイズによらず、より確実にスキュー補正用ローラ対による記録媒体の搬送を行うことができ、記録媒体の搬送状態に不具合が生じるおそれを回避することができる。
本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の画像形成装置において、係止手段として、記録媒体の搬送中は搬送方向へ傾倒し、記録媒体の通過後は起立するアクチュータスイッチを用いることによって、係止手段と検知手段とを兼用することができ、部材点数を減らすことができる。これにより、より簡単な構成でスキュー補正を行うことができ、コストダウンを図ることもできる。
本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の画像形成装置において、記録媒体の後端が係止手段を通過してから所定時間経過後に、スキュー補正用ローラ対を離間させることによって、搬送途中で記録媒体のスベリ等が生じ、記録媒体の後端部が係止手段を通過する前に上記離間を行うことを防止することができる。また、上記離間から所定時間経過後にスキュー補正用ローラ対を接触させることによって、記録媒体の後端部が係止手段に当接するのに十分な時間を得ることができ、より確実に後端部を係止手段に当接させ、記録媒体のスキュー補正を行うことができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の画像形成装置において、レジストローラ対の上流側直近にスキュー補正用ローラ対を設けることによって、スキュー補正後、レジストローラ対に搬送されるまでの間の給紙ローラ対のニップ部通過によるスキューの発生をより回避することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係るタンデム型カラー画像形成装置のレジストローラ対、スキュー補正用ローラ対及びストッパ周辺の構成を示す概略図である。なお、図5と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。また、図1では、便宜上、手差し給紙部20を点線で示した。
本実施形態では、用紙搬送方向(矢印方向)に沿って、レジストローラ対12cから上流側に向かって、スキュー補正用ローラ対31、ストッパ32が順に配設されており、ストッパ(係止手段、検知手段)32の更に上流側には手差し給紙部20(点線)から搬送された用紙Pをストッパ32及びスキュー補正用ローラ対31に搬送する給紙ローラ12dが配設されている。
また、本実施形態では、後述するように、ストッパ32は、検知手段と兼用されている。スキュー補正用ローラ対31は、図示しない駆動手段からの駆動力により回転するスキュー補正用ローラ31aと、これと対向して設けられた従動ローラ31bとから構成されている。また、スキュー補正用ローラ対31は、そのニップ部と給紙ローラ12dのニップ部との間隔が、用紙Pの搬送方向長さより小さくなるような位置に配設されている。
例えば、種々サイズの用紙Pを用いる場合には、そのうち最も小さい用紙Pのサイズより狭い間隔とし、用紙Pが補正用ローラ31若しくは給紙ローラ12dのニップのいずれかに必ず挟まれ、用紙Pの搬送状態に不具合が生じないような間隔とされている。また、従動ローラ31bは、ソレノイド33に連結され、スキュー補正用ローラ31aに対して接触する方向及び離間する方向(図の上下方向)に移動する。
図2は、ソレノイドによるスキュー補正用ローラ対の接触及び離間動作を示す図であり、図2(a)はスキュー補正用ローラ対が接触した状態を、図2(b)はスキュー補正用ローラ対が離間した状態を示す図である。図2(a)に示すように、従動ローラ31bの一端部側のローラ軸31baの軸受31bbは、棒状部材34により保持されており、棒状部材34の移動と共に軸受31bb及び従動ローラ31bは移動する。棒状部材34は軸方向に細長い略四角柱形状からなり、棒状部材34の左側面部(図の左側)には、軸方向外側(図の上側)の端部に突起部34aが、軸方向内側(図の下側)の端部に突起部34bが設けられ、突起部34aと34bとの間には凹部34cが形成されている。
突起部34a、34bは、軸方向に対し垂直方向(図の紙面に対し垂直方向)から見て上部が斜めに切り欠かれた台形となるよう形成されている。また、従動ローラ31bは、予めスキュー補正用ローラ31aと接触する方向(図の左側方向)に図示しない圧縮バネによって付勢されている。
一方、ソレノイド33には、軸方向に沿って棒状部材34と一部が対向する位置に、可動部材35が連結されている。可動部材35は、従動ローラ31bの軸方向に沿って細長い略四角柱形状からなり、可動部材35の右側面部(図の右側)には、軸方向内側(図の下側)の先端部から軸方向外側寄りに突起部35aが、軸方向外側(図の上側)の端部に突起部35bが設けられ、突起部35aと35bとの間には凹部35cが形成されている。また、可動部材35の先端部は、突起部35aにより、鉤状部35dが形成されている。
突起部35a、35bは、軸方向に対し垂直方向(図の紙面に対し垂直方向)から見て下部が斜めに切り欠かれた台形となるよう形成されている。可動部材35は、ソレノイド33により、軸方向に沿って往復移動することができる。なお、従動ローラ31bの軸方向反対側の端部においても、かかる構成と同様の構成が設けられているため、以下、一端部におけるソレノイド33による動作について説明する。
そして、ソレノイド33により、可動部材35が軸方向外側に移動したときには、図2(a)に示すように、可動部材35の突起部35aが棒状部材34aの凹部34cに嵌合し、従動ローラ31bはスキュー補正用ローラ31aと接触し、ニップを形成することができる。一方、ソレノイド33により、可動部材35が軸方向内側に移動すると、図2(b)に示すように、可動部材35の突起部35a及び35bの斜面が、従動ローラ31bに対する上記左側方向への付勢力に抗して、棒状部材34を右側に移動させながら、それぞれ棒状部材34の突起部34b及び34aの斜面上を下方向に摺動する。
そして、突起部35a及び突起部35bの右側面部が、それぞれ突起部34b及び34aの左側面部と当接する位置まで移動し、これらを保持することによって、従動ローラ31bをスキュー補正用ローラ31aから離間させることができる。なお、図2では、スキュー補正用ローラ対31の一端の接触及び離間についてのみ説明したが、他端部も同様の構成であるため、従動ローラ31bの両端部において、上記動作が生じることによって、従動ローラ31bはスキュー補正用ローラ31aに対して略平行に接触及び離間する。
図3は、本実施形態で用いられるストッパの斜視図である。図3に示すように、ストッパ32は、係止部32a、シャフト32b及びバネ状部材32cから構成されている。係止部32aは、軸方向から見て断面略三角形状であり、且つ軸方向に沿って平坦な板状部材からなり、シャフト32bの外周面から突設されている。係止部32aは、軸方向に沿って所定の間隔を隔てて2つ配設されている。
また、シャフト32bは、一端部において、バネ状部材32cにより、係止部32aが起立するよう、図3のAから見て時計回り方向に付勢され、且つ、かかる起立状態から、係止部32aが用紙Pの搬送方向(矢印方向)下流側に傾倒する方向には回動するが、上流側に傾倒する方向には回動しないよう付勢されている。また、かかる付勢力は、用紙Pが上流側から搬送されて係止部32aに当接すると、その搬送力によって係止部32aが下流側に傾倒し、用紙Pがストッパ32を通過することができる程度の力に設定されている。
これにより、用紙Pは、給紙ローラ12d(図1参照)により搬送されると、ストッパ32の係止部32aを傾倒させてこれを通過し、スキュー補正用ローラ対31に到達することができる。また、用紙Pの後端部が係止部32aを通過すると、係止部32aは、バネ部材32cの付勢力を受けたシャフト32bの回動により、再び起立する。かかるバネ部材は軸方向の上記とは他端部に設けることもできるし、他の位置に設けることもできる。また、かかる付勢手段は、上記バネ状部材32cに特に限定されるものではなく、適宜設計することができる。
また、本実施形態では、ストッパ32は、用紙Pの検知手段も兼ねている。すなわち、ストッパ32が起立した状態から下流側へ傾倒している場合には、用紙Pはストッパ32を通過中であり、ストッパ32が一旦傾倒した後、再び起立したときに、用紙Pの後端部がストッパ32を通過し、用紙Pが完全にストッパ32を通過したことを検知する、いわゆるアクチュエータスイッチとして用いることができる。
本実施形態では、ストッパ32を検知手段として用いることにより、部材点数を減らすことができるため、より簡単な構成でスキュー補正を行うことができ、コストダウンを図ることもできる。しかし、検知手段は、本実施形態に、特に限定されるものではなく、ストッパ32とは別途設けることもできる。
例えば、スキュー補正用ローラ対31とストッパ32との間の所定の位置に、例えば、LED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光そしを備えた光学センサ等を配設し、用紙Pの後端部がこの位置を通過したことを検知することもできる。
次に、本実施形態に係るスキュー補正機構の動作について図1〜図3及び図4を参照して説明する。図4は、ストッパと用紙の関係を示す図であり、図4(a)は、用紙が通過中にストッパが傾倒した状態を示す図であり、図4(b)は、スキュー補正用ローラ対が離間後、ストッパが起立した状態を示す図である。図1〜図3と共通する部分には共通する符号を示し、説明を省略する。
図1に示すように、手差し給紙部20から搬送された用紙Pが、給紙ローラ12dによって、ストッパ32に搬送されると、図4(a)に示すように、係止部32aは用紙Pの搬送力により傾倒し、係止部32aが傾倒した状態のまま、用紙Pはスキュー補正用ローラ対31へと搬送される(図1参照)。
次に、スキュー補正用ローラ対31に搬送された用紙Pは、スキュー補正用ローラ対31のニップ部に挟持され、さらに下流側へ搬送される。そして、用紙Pの後端部がストッパ32を通過すると、図4(b)に示すようにストッパ32が起立し、用紙Pがストッパ32を完全に通過したことが検知される。そしてストッパ32が起立してから所定時間Amsec経過後に、スキュー補正用ローラ対31がソレノイド33により離間される(図2参照)。
ストッパ32を通過し、所定距離だけ下流側に搬送されていた用紙Pは、スキュー補正用ローラ対31の離間により、ニップ部での挟持が解除され、自重により搬送経路に沿って上流側へ落下し、後端部がストッパ32に当接する。このとき、ストッパ32で後端部の向きが軸方向に揃えられるため、用紙Pのスキューが補正される。
そして、スキュー補正用ローラ対31が離間してから用紙Pの後端部がストッパ32に当接するのに十分な所定時間Bmsec経過後に、ソレノイド33によりスキュー補正用ローラ対31が接触し(図2参照)、用紙Pはスキュー補正用ローラ対31のニップ部により再び挟持され、レジストローラ対12cへと搬送される。所定時間A、Bは、搬送経路の傾斜状態や、装置の構成、用紙Pの自重等に応じて、用紙Pの後端部がストッパ32と十分に当接することができるように適宜設定することができる。
本実施形態では、ストッパ32が起立したときから、Amsec経過後にスキュー補正用ローラ対31の離間を行うことにより、搬送途中で用紙Pのスベリ等が生じ、用紙Pの後端部がストパ32を通過する前に上記離間を行うことを防止することができる。また、上記離間からBmsec経過後にスキュー補正用ローラ対31の接触を行うことにより、用紙Pの後端部がストッパ32に当接するのに十分な時間を得ることができ、より確実に後端部をストッパ32に当接させ、用紙Pのスキュー補正を行うことができる。
しかし、かかる離間及び接触のタイミングは、本実施形態に限定されるものではない。例えば、用紙Pの搬送方向のサイズに応じて、ストッパ32が傾倒を開始してからの経過時間やスキュー補正用ローラ対31の回転量(用紙の搬送距離)等に基づき、スキュー補正用ローラ対31の離間及び接触を行うこともできる。
また、本実施形態では、ストッパ32とスキュー補正用ローラ対31との間隔を、搬送される最も小さい用紙Pの搬送方向長さより小さくすることによって、用紙Pのサイズによらず、より確実にスキュー補正用ローラ対による記録媒体の搬送を行うことができ、記録媒体の搬送状態に不具合が生じるおそれを回避することができる。
また、本実施形態では、レジストローラ対12cの上流側直近にスキュー補正用ローラ対31を設けたことによって、スキュー補正後、レジストローラ対12cに搬送されるまでの間に配設された給紙ローラ対のニップ部通過によるスキューの発生をより回避することができるが、手差し給紙部20とレジストローラ対12cの間であれば、他の位置に配設することもできる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、手差し給紙部20とレジストローラ対12cとの間の搬送経路にスキュー補正機構を配設したが、カセット式給紙部16とレジストローラ対12cとの間の搬送経路に配設することもできる。また、上記実施形態では、中間転写方式のタンデム型画像形成装置に適用したが、その他、垂直搬送式の画像形成装置であれば、直接転写式のタンデム型画像形成装置にも、その他カラー画像形成用の画像形成装置や、さらにモノクロ画像形成用の画像形成装置にも適用することができる。
本発明は、記録媒体を搬送する給紙部と、該給紙部から搬送された記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記転写手段より下方に配設され、前記給紙部から搬送された記録媒体を、前記転写手段に対し上方向に向かって所定のタイミングで搬送するレジストローラ対と、を備えた垂直搬送方式の画像形成装置において、前記給紙部と前記レジストローラ対の間に配置され、記録媒体の搬送方向下流側への通過を許容すると共に、上流側への逆送を規制する係止手段と、該係止手段の下流側に配設され、ローラ同士が接触及び離間可能であり、前記接触により形成されたニップ部で記録媒体を挟持して下流側へ搬送し、前記離間により記録媒体の挟持を解除するスキュー補正用ローラ対と、からなるスキュー補正機構と、記録媒体の位置を検知するための検知手段と、を有し、前記検知手段が、記録媒体の後端部が前記係止手段と前記スキュー補正用ローラ対との間の所定位置まで前記スキュー補正用ローラ対によって搬送されたことを検知すると、前記スキュー補正用ローラ対が一時的に離間し、記録媒体の後端部が前記係止手段に当接した後に、前記スキュー補正用ローラ対が再び接触して記録媒体の搬送を再開するものである。
これにより、記録媒体は、搬送力を加えられることなく係止手段に当接してスキューを補正することができるため、記録媒体を傷つけることなくスキュー補正を行うことが可能となる。また、係止手段とスキュー補正用ローラ対との間隔を、搬送される最も小さい記録媒体の搬送方向長さより小さくすることによって、記録媒体サイズによらず、より確実にスキュー補正用ローラ対による記録媒体の搬送を行うことができるため、記録媒体の搬送状態に不具合が生じるおそれを回避することができる。
また、係止手段として、記録媒体の搬送中は搬送方向へ傾倒し、記録媒体の通過後は起立するアクチュータスイッチを用いることによって、係止手段と検知手段とを兼用することができ、部材点数を減らすことができるため、より簡単な構成でスキュー補正を行うことができ、コストダウンを図ることもできる。
また、記録媒体の後端が係止手段を通過してから所定時間経過後に、スキュー補正用ローラ対を離間させることによって、搬送途中で記録媒体のスベリ等が生じ、記録媒体の後端部が係止手段を通過する前に上記離間を行うことを防止することができる。また、上記離間から所定時間経過後にスキュー補正用ローラ対を接触させることによって、記録媒体の後端部が係止手段に当接するのに十分な時間を得ることができ、より確実に後端部を係止手段に当接させ、記録媒体のスキュー補正を行うことができる。
また、レジストローラ対の上流側直近にスキュー補正用ローラ対を設けることによって、スキュー補正後、レジストローラ対に搬送されるまでの間の給紙ローラ対のニップ部通過によるスキューの発生をより回避することができる。
は、本発明に係るタンデム型カラー画像形成装置のレジストローラ対、スキュー補正用ローラ対及びストッパ周辺の構成を示す概略図である。 は、ソレノイドによるスキュー補正用ローラ対の接触及び離間動作を示す図であり、図2(a)はスキュー補正用ローラ対が接触した状態を、図2(b)はスキュー補正用ローラ対が離間した状態を示す図である。 は、本実施形態で用いられるストッパの斜視図である。 は、図4は、ストッパと用紙との関係を示す図であり、図4(a)は、用紙が通過中にストッパが傾倒した状態を示す図であり、図4(b)は、スキュー補正用ローラ対が離間後、ストッパが起立した状態を示す図である。 は、従来の中間転写方式の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム
2a〜2d 帯電器
3a〜3d 現像ユニット(現像装置)
4 露光ユニット
6a〜6d 転写ローラ(転写手段)
7 定着部
8 中間転写ベルト
9 二次転写ローラ(転写手段)
10 従動ローラ
11 駆動ローラ
12a、12b、12d 給紙ローラ対
12c レジストローラ対
16 カセット式給紙部(給紙部)
20 手差し給紙部(給紙部)
31 スキュー補正用ローラ対
31a スキュー補正用ローラ
31b 従動ローラ
31ba ローラ軸
31bb 軸受
32 ストッパ(係止手段、検知手段)
32a 係止部
32b シャフト
32c バネ部材
33 ソレノイド
34 棒状部材
34a、34b 突起部
34c 凹部
35 可動部材
35a、35b 突起部
35c 凹部
35d 鉤状部
P 用紙

Claims (5)

  1. 記録媒体を搬送する給紙部と、該給紙部から搬送された記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記転写手段より下方に配設され、前記給紙部から搬送された記録媒体を、前記転写手段に対し上方向に向かって所定のタイミングで搬送するレジストローラ対と、を備えた垂直搬送方式の画像形成装置において、
    前記給紙部と前記レジストローラ対の間に配置され、記録媒体の搬送方向下流側への通過を許容すると共に、上流側への逆送を規制する係止手段と、
    該係止手段の下流側に配設され、ローラ同士が接触及び離間可能であり、前記接触により形成されたニップ部で記録媒体を挟持して下流側へ搬送し、前記離間により記録媒体の挟持を解除するスキュー補正用ローラ対と、からなるスキュー補正機構と、
    記録媒体の位置を検知するための検知手段と、
    を有し、
    前記検知手段が、記録媒体の後端部が前記係止手段と前記スキュー補正用ローラ対との間の所定位置まで前記スキュー補正用ローラ対によって搬送されたことを検知すると、前記スキュー補正用ローラ対が一時的に離間し、
    記録媒体の後端部が前記係止手段に当接した後に、前記スキュー補正用ローラ対が再び接触して記録媒体の搬送を再開することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記係止手段とスキュー補正用ローラ対との間隔は、搬送される記録媒体のうち最も小さいサイズの搬送方向長さより小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、記録媒体の通過中は搬送方向下流側へ傾倒し、記録媒体の通過後は起立するアクチュエータスイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スキュー補正機構は、記録媒体の後端部が前記係止手段を通過したことを検知してから所定時間経過後に、前記スキュー補正用ローラ対を離間し、該離間してからさらに所定時間経過後に、前記スキュー補正用ローラ対を接触させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記スキュー補正用ローラ対は、レジストローラ対の上流側直近に配設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014118229A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Sinfonia Technology Co Ltd プリンタ

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