JP2009057052A - キャップ保持装置 - Google Patents

キャップ保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009057052A
JP2009057052A JP2007223140A JP2007223140A JP2009057052A JP 2009057052 A JP2009057052 A JP 2009057052A JP 2007223140 A JP2007223140 A JP 2007223140A JP 2007223140 A JP2007223140 A JP 2007223140A JP 2009057052 A JP2009057052 A JP 2009057052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
lever
holding device
vacuum cup
top surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007223140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5003356B2 (ja
Inventor
Takashi Touzaki
隆司 東崎
Takashi Miyazaki
隆 宮崎
Katsuji Tsuruyama
克二 鶴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP2007223140A priority Critical patent/JP5003356B2/ja
Publication of JP2009057052A publication Critical patent/JP2009057052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5003356B2 publication Critical patent/JP5003356B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

【課題】両側面12c、12dの前方側と後方側とが非対称の形状をしているキャップ12のセンタリングを行う。
【解決手段】キャップ12の天面12eを吸着するバキュームカップ26とキャップの両側面12c、12dに係合可能な一対の係合部を有するキャップ保持手段と、一対の係合部を接近離隔させる駆動手段32と、バキュームカップ26に吸着されたキャップの前後にそれぞれ配置された一対のストッパ52、56とを備え、さらに、係合部は、直立した支点38に中央部が支持されたV字状のレバー40と、このレバーの両端に設けられたローラ44、45と、両ローラをそれぞれ後方へ引き付けるスプリング50を有しており、バキュームカップによってキャップを吸着した状態で、キャップの両側面に係合部を押し付けると、キャップが本来の中心O2からずれていた場合にはセンタリングされる。
【選択図】図4

Description

本発明はキャッパに設けられたキャップ保持装置に係り、特に、キャップの両側面が、その前方側と後方側とで非対称の形状をしている場合に、このキャップを保持してセンタリングを行うことが可能なキャップ保持装置に関するものである。
キャッパにおいて容器にキャッピングを行うために、キャッピングヘッドがキャップを吸着して保持する際には、キャップのセンタリングを行って正確に中心部を吸着しないと、容器とキャップとの位置がずれてキャップを容器に装着できない場合がある。このような事態を避けるため、吸着ヘッドによって吸着したキャップの位置を修正することができるキャップ保持装置がすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された発明に係るキャップ保持装置(この文献ではキャップ締め付け装置と呼んでいる)は、V字形状の保持面を有する一対のクランプ部とこれを平行移動させる平行移動機構から構成されたクランプ手段と、キャップの天面を吸着する真空吸着ヘッドおよびこの吸着ヘッドを回転させる回転駆動手段から構成される吸着部と、この吸着部を昇降させるエアシリンダ等の昇降手段とを備えており、キャップの真上に移動させた吸着部を昇降手段によって下降させて、吸着ヘッドにキャップの天面を吸着させ、その後、キャップの落下防止と芯出しを行うため、クランプ手段によってキャップの側面を挟持させるようにしている。
この特許文献1に記載された発明の構造では、キャップ天面の吸着位置が中心より多少ずれていても、クランプ手段のクランプ部に形成されたV溝によってキャップを中央側に異動させることにより、吸着ヘッドの中心軸にキャップの位置を修正させることが可能である。
特公平6−76104号公報(第2−3頁、図5)
前記特許文献1に記載された構成では、円形のキャップであれば、吸着ヘッドで吸着したキャップが吸着ヘッドの中心軸からずれていた場合でも、クランプ手段によって両側から挟持することによりセンタリングを行うことができ、容器へのキャッピングをスムーズに行うことができる。しかしながら、例えば、キャップの搬送方向前方側の形状と後方側の形状が異なっている、つまり前後の形状が非対称である場合には、クランプ手段が滑って保持できないおそれがある。また、クランプ手段によって保持できない場合には吸着ヘッドによって吸着しているキャップの位置を修正することができず、容器に装着することができないという問題が発生する。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、両側面の前方側と後方側とが非対称な形状の変形キャップでも正確に位置決めをして正常なキャッピングをすることが可能なキャップ保持装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、両側面の前方側と後方側とが非対称の形状をしているキャップの天面を吸着する吸着部および前記両側面に係合可能な一対の係合部を有するキャップ保持手段と、前記一対の係合部を接近離隔させる駆動手段と、前記吸着部に吸着されたキャップの前後にそれぞれ配置されたストッパとを備え、前記係合部を、直立した支点に中央部を支持されて回動可能なレバーと、このレバーの両端を付勢する付勢手段とを有する構成とし、前記キャップを保持する際に、吸着部によってキャップの天面を吸着した状態で、前記両係合部を接近させ、各レバーの両端をキャップの両側面に当接させることにより、このキャップを前後方向に移動させ、いずれか一方のストッパに当接させて位置決めすることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記係合部のレバーをV字形状とし、これら両端部にローラを設けたことを特徴とするものである。
本発明のキャップ保持装置は、吸着部によってキャップの天面を吸着した状態で、キャップの両側面に係合部のレバーの両端を係合させることにより、キャップを前後方向に移動させることができるので、両側面の前方側と後方側とが非対称の形状をしているキャップでも正確に位置決めすることができる。
キャップの天面を吸着する吸着部およびキャップの両側面に係合する係合部を有するキャップ保持手段と、前記一対の係合部を接近離隔させる駆動手段と、前記吸着部に吸着されたキャップの前後に配置されたストッパとを備えており、直立した支点ピンを中心に回動可能なレバーとこのレバーの両端を付勢する付勢手段を有する係合部を、両側面の前方側と後方側とが非対称の形状をし、天面を前記吸着部によって吸着されているキャップの両側面に当接させることにより、このキャップを前後方向に移動させ、前後いずれかのストッパに当接させて位置決めをするという構成により、変形キャップのセンタリングを行ってキャッピングを確実に行えるようにするという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係るキャップ保持装置を備えたキャッパの全体の配置を簡略化して示す平面図である。2は容器を保持して回転搬送する容器供給ホイール2Aとその上方に配置されて一体的に回転するキャップ供給ディスク2Bを示すものである。下方の容器供給ホイール2Aには、外周面に円周方向等間隔で図示しない容器を保持するポケット(図示を省略)が形成され、容器供給コンベヤ4から搬送されてきた容器が、各ポケットに一本ずつ引き渡されて回転搬送される。また、上方のキャップ供給ディスク2Bには、前記容器供給ホイール2Aの各ポケットの位置に対応してピッカ8(図2および図3参照)が設けられており、キャップシュート10から送り出されてきたキャップ12(図2〜図4参照)を、これらピッカ8が1個ずつ取り出して下方の容器とともに回転搬送する。
この実施例に係るキャップ保持装置によって保持されるキャップ12は、図2〜図4に示すように、前方の壁面12a(この明細書では図3および図4の左側の壁面を前方の壁面と呼ぶことにする)が下方の開口部側が広くなるように傾斜し、後方の壁面12bが直立している。また、前後の壁面12a、12b間をつなぐ両側の壁面12c、12dは、ほぼ垂直に立ち上がっている(図2参照)。さらに、このキャップ12の天面12eは、ほぼ長円形をしており、前方側と後方側とが非対称の形状をしている(図4参照)。天面12eおよびその下方に、天面12eとほぼ同一の形状で続く両側面12c、12dは、中央付近の最も幅の広い部分12eaから、前方側12ebと後方側12ecへ向けた傾斜が異なっており、後方側12ecの方が傾斜が大きくなっている。また、キャップ12の天面12eの下面側には、ピッカ8の頭部8aが嵌入可能な短い筒状部12fが形成されている。キャップ12は、前述のように、前後に細長い形状をしており、キャップシュート10により前向きまたは後ろ向きの状態(前方壁面12aを前方に向けた状態または後方壁面12bを前方に向けた状態)で搬送される。
この実施例では、ピッカ8は、支持プレート14上に固定された本体部8bと、この本体部8bの上部に形成された小さい頭部8aとを有しており、この頭部8aが前記キャップ12の内面側に形成された短い筒状部12f内に嵌合し、本体部8bはキャップ12の両側面12c、12d間に僅かの間隙を隔てて挿入されるようになっている(図2参照)。
前記ピッカ8によってキャップシュート10から取り出され、キャップ供給ディスク2Bの回転によってキャッパ18へのキャップ受け渡し区間(図1中に符号Aで示す区間)へ搬送されるキャップ12の搬送経路の途中に、ピッカ8に支持されているキャップ12の方向、つまり、キャップ12が前方壁面12aを搬送方向の前方側に向けているか後方壁面12bを前方側に向けているかを検出するカメラ16が配置されている。
容器供給ホイール2Aのポケットに保持されて搬送されてきた容器は、キャッパ18の回転体に設けられた容器保持手段(図示せず)に引き渡されて回転搬送される。また、上方のピッカ8に支持されて回転搬送されてきたキャップ12は、前記キャッパ18の容器保持手段の上方にそれぞれ対応して設けられているキャップ保持装置(キャッピングヘッド)20に受け渡される。この実施例では、キャップ供給ディスク2Bに円周方向等間隔で設けられているピッカ8は、半径方向に進退動できるようになっており、キャップ供給ディスク2Bのピッカ8からキャッパ18のキャッピングヘッド20への受け渡し区間Aで、半径方向に進退動することにより、キャッピングヘッド20の円形移動軌跡に追従して移動するようになっている。このピッカ8をキャッピングヘッド20に追従して移動させる構成は、例えば、特公平4−31957号公報に記載された発明と同様の構成でも良く、また、別の構成で追従させるようにしても良い。
前記ピッカ8からキャッパ18のキャッピングヘッド20に受け渡されたキャップ12は、下方の容器保持手段に保持された容器と上下の位置を一致させて回転搬送される間に、キャッピングヘッド20が下降することにより容器に打栓される。前記キャッパ18内でキャッピングが行われた容器は、容器排出ホイール19に引き渡され、回転搬送された後、容器排出コンベヤ6上に排出されて次の工程に送られる。
次に、キャップ保持装置(キャッピングヘッド)20の構成について、図2ないし図4により説明する。キャッピングヘッド20は、キャッパ18の回転体の外周部に円周方向等間隔で設けられており、回転体に昇降可能に支持されるとともに、回転体に対して回転(自転)できるようになっている。このキャッピングヘッド20は、スピンドル22の下端に、内部にバキューム通路24aが形成されたブロック24が固定され、このブロック24の下面中央部にバキュームカップ26が取り付けられている。このバキュームカップ26は、ブロック24内のバキューム通路24a、このバキューム通路24aに連結された外部のバキュームチューブ28、および図示しない切換弁等を介してバキューム源に接続されており、バキュームを作用させることにより前記キャップ12の天面12eを吸着して保持することができる。
前記ブロック24の下端部の外周に、筒状部材30が固定されている。この筒状部材30は、前記バキュームカップ26の周囲を囲んでおり、バキュームカップ26が何も吸着していない状態の時には、筒状部材30の下面からバキュームカップ26の下面が僅かに突出している。この筒状部材30の外方の一側部(図3および図4の左側)に開閉用エアシリンダ32が設けられており、この開閉用エアシリンダ32の作動によって平行して配置された一対のアーム34が開閉する。これら一対のアーム34は、このキャッピングヘッド20によって保持されるキャップ12の両側面12c、12dにそれぞれ対向して配置されており、前記開閉用エアシリンダ32の作動により、平行な状態のまま接近し、また、離隔する。
各アーム34に平面形状が二等辺三角形の支持プレート36が固定され、これら各支持プレート36の頂部(二等辺三角形の頂部)に直立した支点ピン38が支持されている。この支点ピン38に、くの字状(角度の大きいV字状)のレバー40の中央部が回転自在に支持されている。くの字状のレバー40の両端は、バキュームカップ26に吸着されたキャップ12の方向を向いており、これら各端部に直立した支持ピン42を介してローラ44、45が取り付けられている(図4の左側に位置している開閉用エアシリンダ32側のローラを第1ローラ44、逆側のローラを第2ローラ45と呼ぶことにする)。前記筒状部材30の外面に、一対の平行な取付プレート46が固定されている。これら取付プレート46に下方を向けたスプリング取付ピン48が固定されている。第1および第2ローラ44、45が取り付けられた前記各支持ピン42と、これら各スプリング取付ピン48との間にそれぞれスプリング50が連結されて各ローラ44、45を引き付けている。前記支点ピン38、レバー40およびスプリング50によって、請求項1に記載した係合部が構成されている。また、この係合部と前記吸着部(バキュームカップ26)によってキャップ保持手段が構成されている。
前記開閉用エアシリンダ32の外側に、下部をL字状に折り曲げたプレート52が固定されている。このプレート52の折り曲げられた下部の先端52aが第1のストッパを構成している。また、開閉用エアシリンダ32の向かい側に固定部材54が設けられており、この固定部材54の外側に下部がL字状に折り曲げられたプレート56が固定されている。このプレート56の折り曲げられた下部の先端56aが第2のストッパを構成している。これら両ストッパ52a、56aの間隔は、前記バキュームカップ26に吸着されたキャップ12の、ストッパ52a、56aの高さにおける前後方向の長さよりもやや大きくなっており(図3参照)、キャップ12は両ストッパ52a、56a間で前後に移動できるようになっている。
このキャッピングヘッド20は、昇降可能であるとともに回転可能であり、前記カメラ16によって確認されたキャップ12の向きが正常な場合(例えば、前方の壁面12aを搬送方向前方に向けている場合)には、そのままの方向で容器にキャッピングを行い、キャップ12の向きが逆向きであった場合(例えば、後方の壁面12bを搬送方向前方に向けている場合)には、180度回転してキャップ12の向きを正常な方向へ修正した後キャッピングを行う。なお、この実施例では、キャッピングヘッド20をサーボモータ(図示せず)によって回転させるようにしているが、回転手段はサーボモータに限るものではなく、例えば、太陽ギヤとピニオンとストッパ等を用いたメカ機構等によって回転させることも可能である。
以上の構成に係るキャッパ18およびこのキャッパ18に設けられたキャップ保持装置(キャッピングヘッド)20の動作について説明する。容器供給コンベヤ4によって搬送されてきた容器は、容器供給ホイール2Aの外周に形成されたポケットに1本ずつ保持されて回転搬送される。一方、キャップシュート10では、キャップ12が前方壁面12aまたは後方壁面12bのいずれかを前方に向けて搬送されるようになっており、このキャップシュート10によって送られてきたキャップ12は、前記容器供給ホイール2Aの上方に配置されて一体的に回転するキャップ供給ディスク2Bに設けられたピッカ8によって、1個ずつ取り出されて回転搬送される。ピッカ8に保持されたキャップ12は、キャップシュート10内と同様に、その前方壁面12aまたは後方壁面12bのいずれかを前方に向けて搬送されており、その向きをカメラ16によって確認される。
下方の容器供給ホイール2Aに支持された容器と上方のキャップ供給ディスク2Bのピッカ8に支持されたキャップ12は、上下の位置を一致させて回転搬送され、キャップ受け渡し区間Aに到達すると、容器は、円形の搬送経路で搬送する容器供給ホイール2Aから、同様に円形の搬送経路で搬送するキャッパ18の回転体に設けられた容器保持手段に引き渡される。一方、ピッカ8はキャップ供給ディスク2Bに対して半径方向に進退動できるようになっており、キャップ受け渡し区間Aでは、キャッパ18の回転体に設けられて円形の移動軌跡を通るキャッピングヘッド20に追従して、キャッピングヘッド20と同じ移動経路を通るようになっており、この追従して移動するキャップ受け渡し区間Aで、キャップ12がピッカ8からキャッピングヘッド20に引き渡される。
ピッカ8によって支持されたキャップ12は、キャッパ18への受け渡し区間Aに到達すると、キャップ供給ディスク2Bの半径方向内方へ後退しつつ、キャッピングヘッド20の円形の移動経路に追従して移動し、その間にピッカ8からキャッピングヘッド20へのキャップ12の受け渡しが行われる。受け渡し区間Aでは、先ず、キャッピングヘッド20が下降してバキュームカップ26をキャップ12の天面12eに密着させ、バキュームの作用によりキャップ12を吸着する。バキュームカップ26によってキャップ12を吸着する時点では、キャップ12の両側に位置しているアーム34は、開閉用エアシリンダ32によって開放しており、これらアーム34に支点ピン38を介して支持されているレバー40の両端に取り付けられた第1および第2ローラ44、45は、キャップ12の側面12c、12dから離れている(図5(a)参照)。
バキュームカップ26によりキャップ12の天面12eを吸着した後、開閉用エアシリンダ32によって両アーム34をキャップ12の方向へ前進させる。各アーム34にそれぞれ支持されているレバー40は、両端の支持ピン42がスプリング50によって均等な力で外側に引き付けられており、ローラ44、45がキャップ12に当接する前は、キャップ12のセンターライン(キャップ12の前後方向の中心線)Cから等距離にある。キャップ12の両側からレバー40の両端に取り付けられているローラ44、45が接近すると、キャップ12の天面12eおよび両側面12c、12dの前方側12eb(図5(a)〜(c)の左側)が後方側12ec(同図の右側)よりも傾斜が小さいので、先ず、この前方側の第1ローラ44がキャップ12の側面12c、12dに当接する(図5(b)参照)。
両アーム34が前進を続けると、両レバー40は、支点ピン38を中心に、キャップ12に接触していない第2ローラ45(図5(b)の右側のローラ)がキャップ12に接近する方向への回転トルクが作用し、これら第2ローラ45がキャップ12の側面12c、12dに接触するまでレバー40が回転する。各レバー40の第2ローラ45がキャップ12の側面12c、12dに当接した後、両アーム34がさらにキャップ12側に前進しようとすると、レバー40は前記動作で回転した方向にさらに回転しようとする。この作用によって第2ローラ45がキャップ12を前後方向に移動させる。この例では、キャップ12を前方壁面12a側(図5(a)〜(c)の左方向)に移動させ、キャップ12の前方壁面12aが第1ストッパ52に当接して停止する。その結果、バキュームカップ26によって吸着された時点で、本来あるべきキャップ12の中心位置O2からキャップ12の中心O1がずれていた場合でも(図5(a)、(b)参照)、ずれているキャップ12の中心O1が、本来あるべきキャップ12の中心(キャッピングヘッド20のスピンドル22の中心)O2に一致してセンタリングが行われる(図5(c)参照)。
次に、キャップ12が、前述の方向(図5(a)の方向)と逆の方向を向いて搬送されてきた場合(図5(d)に示すようにキャップ12の前方側の壁面12aが右側を向いている場合)に付いて説明する。バキュームカップ26がキャップ12の天面12eを吸着した時点では、図5(d)に示すように、両側のアーム34が開閉用シリンダ32によって最も離隔した位置にあり、両レバー40の各ローラ44、45はキャップ12の両側面12c、12dに接触していない。また、キャップ12の中心O1が、本来あるべき中心O2から図の左側にずれている。
この状態から、開閉用エアシリンダ32の作動によって両アーム34をキャップ12の方向へ前進させると、キャップ12の前方壁面12a側に位置している第2ローラ45が先にキャップ12の側面12c、12dに当接する(図5(e)参照)。その後、さらにアーム34が前進を続けると、両レバー40は、支点ピン38を中心にして、キャップ12の後方壁面12b側に位置している第1ローラ44をキャップ12に接近させる方向の回転トルクが発生し、その第2ローラ44がキャップ12の後方壁面12b寄りの側面12c、12dに当接する。さらにレバー40が回転しようとすることによりキャップ12を前方壁面12a側に移動させ、キャップ12の前方壁面12aを第2ストッパ56に当接させて位置決めを行う(図5(f)参照)。このように位置決めした状態で、ずれていたキャップ12の中心O1が本来あるべき中心位置O2に一致してセンタリングが行われる。
本発明の一実施例に係るキャップ保持装置を備えたキャッパの全体の構成を簡略化して示す平面図である。(実施例1) 前記キャップ保持装置の正面図である。 前記キャップ保持装置の側面図である。 前記キャップ保持装置の平面図である。 図(a)〜(c)はキャップ保持装置によってキャップを保持する際にセンタリングを行う状態を順次説明する図であり、図(d)〜(f)はキャップ保持装置によって逆方向を向いたキャップを保持する際にセンタリングを行う状態を順次説明する図である。
符号の説明
12 キャップ
12c キャップの側面
12d キャップの側面
12e キャップの天面
26 吸着部(バキュームカップ)
38 支点(支点ピン)
40 係合部(レバー)
44 係合部(第1ローラ)
45 係合部(第2ローラ)
50 付勢手段(スプリング)
52 ストッパ(第1ストッパ)
56 ストッパ(第2ストッパ)

Claims (2)

  1. 両側面の前方側と後方側とが非対称の形状をしているキャップの天面を吸着する吸着部および前記両側面に係合可能な一対の係合部を有するキャップ保持手段と、前記一対の係合部を接近離隔させる駆動手段と、前記吸着部に吸着されたキャップの前後にそれぞれ配置されたストッパとを備え、
    前記係合部を、直立した支点に中央部を支持されて回動可能なレバーと、このレバーの両端を付勢する付勢手段とを有する構成とし、
    前記キャップを保持する際に、吸着部によってキャップの天面を吸着した状態で、前記両係合部を接近させ、各レバーの両端をキャップの両側面に当接させることにより、このキャップを前後方向に移動させ、いずれか一方のストッパに当接させて位置決めすることを特徴とするキャップ保持装置。
  2. 前記係合部のレバーをV字形状とし、これら両端部にローラを設けたことを特徴とする請求項1に記載のキャップ保持装置。
JP2007223140A 2007-08-29 2007-08-29 キャップ保持装置 Active JP5003356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007223140A JP5003356B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 キャップ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007223140A JP5003356B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 キャップ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009057052A true JP2009057052A (ja) 2009-03-19
JP5003356B2 JP5003356B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=40553168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007223140A Active JP5003356B2 (ja) 2007-08-29 2007-08-29 キャップ保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5003356B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196304A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 澁谷工業株式会社 キャッパ
CN113724447A (zh) * 2020-05-25 2021-11-30 富士电机株式会社 盖安装装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144397U (ja) * 1988-03-28 1989-10-04
JPH04154588A (ja) * 1990-10-15 1992-05-27 Shibuya Kogyo Co Ltd チャック方向規制装置付きキャッパー
JPH10120087A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Kao Corp キャッピング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144397U (ja) * 1988-03-28 1989-10-04
JPH04154588A (ja) * 1990-10-15 1992-05-27 Shibuya Kogyo Co Ltd チャック方向規制装置付きキャッパー
JPH10120087A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Kao Corp キャッピング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196304A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 澁谷工業株式会社 キャッパ
CN113724447A (zh) * 2020-05-25 2021-11-30 富士电机株式会社 盖安装装置
CN113724447B (zh) * 2020-05-25 2023-03-24 富士电机株式会社 盖安装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5003356B2 (ja) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3880586B2 (ja) 試験管栓取外し装置
TW202140335A (zh) 處理容器之設備
KR200393678Y1 (ko) 자동 캡핑장치
JP5116973B2 (ja) ボトル缶とpetボトル兼用の搬送用グリッパ対
US7677013B2 (en) Spout installation method and spout installation device
JP5003356B2 (ja) キャップ保持装置
JP5577857B2 (ja) 回転式容器搬送装置
JP4017898B2 (ja) スパウト又はスパウト付き袋の搬送装置
JP5003021B2 (ja) キャッパ
JP2009220847A (ja) グリッパ
JP2005029225A (ja) ボトルグリップ装置
JP6350075B2 (ja) 樹脂ボトルの搬送処理システム
JP2005212840A (ja) グリッパおよびグリッパを備えた容器の搬送システム
JP6933796B2 (ja) 容器搬送装置
CN113478194A (zh) 一种连体盖高速合盖机
EP1295841B1 (en) Screw capper
TW201718376A (zh) 晶片移載裝置及晶片拾取機
JP2011189961A (ja) キャッパ
JP5621385B2 (ja) 袋状容器の供給装置
JP4669236B2 (ja) 容器保持構造
JP6533448B2 (ja) キャップ供給装置
JP6306409B2 (ja) 回転式容器搬送装置
JP5689675B2 (ja) ラベル装着装置
JP7121262B2 (ja) ラベラー
JPS60172691A (ja) キャッパのキャップ供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5003356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150