JP2009056472A - ダイクッション装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置における搬送速度を向上させることで、サイクルタイムを短縮し、生産性を向上させるダイクッション装置の制御方法を提供する。
【解決手段】プレス機械1に搭載され、ワークWを載置するとともに昇降可能に構成されるワーク載置部12を有するダイクッション装置10の制御方法である。ワークWを搬送するワーク搬送装置19,21がワーク載置部12にワークWを載置するワーク載置高さに移動する動作及びワーク載置部12からワークWを受け取るワーク受け渡し高さに移動する動作に対応させてワーク載置部12の上下動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス機械におけるダイクッション装置の制御方法に関するものである。
ダイクッション装置は、プレス機械において上金型との間でワークを挟みワークのしわ押さえ圧力を発生するための機構である。ダイクッション装置は、一般に、上下動するピストンを有する1本ないし複数本のシリンダで駆動されるようになっており、シリンダに出入りする空気や油の流量をバルブで制御することにより、所望のクッションモーションを得る(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1には、油圧シリンダのみを使用する構成の一例が開示されており、特許文献2には、空気圧シリンダと油圧シリンダを併用する構成の一例が開示されている。
図4に、特許文献1に記載されたダイクッション装置のクッションモーションを示す。図4に示すように、スライドが下死点通過後、ダイクッションをロッキング(停止)した状態で、ワーク搬送装置が上下動することでワークの取出しが行なわれる。ダイクッションは、出側ワーク搬送装置がダイクッションの最上部に位置するブランクホルダから十分に離れてから、ロッキングを終了して上昇を開始するように制御されている。
特開平7−24600号公報 特許第2568069号公報
しかしながら、一般に搬送装置はその構造上、水平(横)方向に比べて上下(縦)方向の移動速度が低いため、搬送速度向上を図る際の妨げとなっていた。その結果、プレス加工におけるサイクルタイムの短縮化に制約が生じ、プレス機械の処理能力(生産性)を十分に向上させることができないといった問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、搬送装置における上下(縦)方向の移動距離を短くすることで、サイクルタイムを短縮し、生産性を向上させるダイクッション装置の制御方法を提供することにある。
本発明のダイクッション装置の制御方法は、プレス機械に搭載され、ワークを載置するとともに昇降可能に構成されるワーク載置部を有するダイクッション装置の制御方法であって、前記ワークを搬送するワーク搬送装置が前記ワーク載置部に前記ワークを載置する動作及び前記ワーク載置部から前記ワークを受け取る動作に対応させて、前記ワーク載置部の上下動作を行うことを特徴とする。
また、上記ダイクッション装置の制御方法においては、プレス加工が施された加工済ワークを前記プレス機械内から搬出する出側ワーク搬送装置が前記ワーク載置部から前記加工済ワークを受け取るワーク受け渡し高さまで下降する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク受け渡し高さまで上昇させるのが好ましい。
さらに、前記加工済ワークを把持した前記出側搬送装置が前記ワーク受け渡し高さから上昇する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク受け渡し高さから下降させるのが好ましい。
また、上記ダイクッション装置の制御方法においては、プレス加工を施す未加工ワークを把持するとともに前記プレス機械内に搬入する入側ワーク搬送装置が前記ワーク載置部に前記未加工ワークを載置するワーク載置高さまで下降する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク載置高さまで上昇させるのが好ましい。
さらに、前記ワーク載置部上に前記未加工ワークを載置した前記入側ワーク搬送装置が前記ワーク載置高さから上昇する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク載置高さから下降させるのが好ましい。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
例えば、ワーク搬送装置がワーク載置高さまで下降するタイミングに合わせて(対応させて)ワーク載置部を上昇させるので、ワーク搬送装置における上下動の量を低減させることができる。よって、ワーク載置部及びワーク搬送装置の上下動作を対応させていない従来構成に比較して、プレス機械内からワーク搬送装置が進退する際に要する時間を短縮することができる。したがって、プレス加工におけるサイクルタイムを短縮化することができ、プレス機械の処理能力、すなわち生産性を向上できる。
以下、本発明のダイクッション制御方法に係る一実施形態について図面を参照にして詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
はじめに、本発明の制御方法により駆動制御されるダイクッション装置10を備えたプレス機械1の概略構成について図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、プレス機械1は、クランク軸2の偏心部にコネクティングロッド3が連結されている。また、クランク軸2はメーンモータ(図示せず)によって回転駆動され、クランク軸2の回転がコネクティングロッド3を介して往復直線動に変換され、コネクティングロッド3の下端に連結されたスライド4を上下動させるようになっている。そして、スライド4の下部には上金型5が取り付けられている。前記スライド4の下方にはベッド6が配置され、ベッド6上にはボルスタ7が設置され、ボルスタ7上に下金型8が支持されている。このような構成に基づき、スライド4が上下動されることにより、上金型5と下金型8の間に挿入されたワークWがプレス加工される。
上記ダイクッション装置10は、前記上金型5との間でワークWのしわ押さえ圧力を発生するためのものである。具体的に、このダイクッション装置10は、昇降可能に構成されワークWを上面で支持するとともにワークWの加工時に上金型との間でワークWを挟んで降下するダイクッション11と、ダイクッション11を昇降駆動する昇降駆動機構15と、昇降駆動機構15の駆動を制御する制御装置18とを備える。
ダイクッション11は、ワークWが載置されるブランクホルダ(ワーク載置部)12と、ブランクホルダ12を上端で支持しボルスタ7を貫通してベッド6の内部まで延びるクッションピン13と、クッションピン13を支持するクッションパッド14とからなる。したがって、ブランクホルダ12、クッションピン13及びクッションパッド14は一体となって上下動する。なお、通常、ブランクホルダ12は、金型の種類に応じて交換される。
本実施形態において、昇降駆動機構15は、ダイクッション11を上下動させるシリンダ16と、シリンダ16を駆動するシリンダ駆動源17とからなる。シリンダ駆動源17から供給される油圧や空気圧などの流体でシリンダ16が駆動され、ダイクッション11がシリンダ16で上下に駆動され、ワークWがプレス加工されるときに、ダイクッション11の最上部(ブランクホルダ12)と上金型5の間にワークWが挟まれることにより、ワークWのしわ押さえが行われる。
制御装置18は、スライド4の動きに合わせてダイクッション11が適切な位置となるようシリンダ駆動源17を制御する。ダイクッション11の上下位置が位置検出器23により検出され、クランク軸2の回転角が回転角検出器24で検出され、これらの検出データが制御装置18に送信される。位置検出器23としては、磁歪式リニアエンコーダ、磁気式や光学式のリニアスケールを適用することができる。回転角検出器24としては、光学式ロータリエンコーダやレゾルバが使用可能である。
制御装置18は、位置検出器23と回転角検出器24からの検出データに基づいて、クランク軸2と連動しているスライド4の位置と、ダイクッション11の位置が適切な関係となるように、シリンダ駆動源17へ制御指令を与える。
シリンダ駆動源17の構成としては、特許第2568069号に示されるような構成がある。制御方法としては、位置偏差を小さくするようにフィードバック制御することが一般的であり、制御特性を改善するためにフィードフォワード制御を併用することもある。
プレス機械1の前後には、プレス間のワーク搬送のために、入側ワーク搬送装置(ワーク搬送装置)19と出側ワーク搬送装置(ワーク搬送装置)21が設置されている。
前記入側ワーク搬送装置19は、未加工のワークW(未加工ワーク)を入側把持部20で把持して移動させブランクホルダ12上に置く動作により、ワークWをプレス機械1に搬入するものである。また、前記出側ワーク搬送装置21は、加工後のワークW(加工済ワーク)を出側把持部22で把持して移動させブランクホルダ12上から取り除く動作を行なうことにより、ワークWをプレス機械1から搬出するものである。入側ワーク搬送装置19および出側ワーク搬送装置21としては、産業用ロボットや専用のトランスファー装置を例示することができる。
前記入側ワーク搬送装置19には入側把持部20の高さ(上下位置)を検出する高さ検出器26が設けられている。そして、この高さ検出器26により検出された前記把持部20の高さ信号が制御装置18に送信されるようになっている。
同様に、出側ワーク搬送装置21には出側把持部22の高さ(上下位置)を検出する高さ検出器25が設けられている。そして、この高さ検出器25により検出された前記把持部22の高さ信号が制御装置18に送信されるようになっている。
上記高さ検出器25、26による検出方法としては、ワーク搬送装置19、21を駆動する各軸モータの回転角をロータリエンコーダやレゾルバで検出し駆動装置の寸法形状に基づく変換式を用いて計算で求める方法がある。また、これ以外の方法として、把持部20、22に光反射装置を設置し光学式の距離計測器で検出する手段、把持部20、22に磁石を設置し磁気式の位置計測器で検出する手段、或いは把持部20、22から水平方向に可動式に延長したアームの高さを鉛直方向に設けた磁気式や光学式のリニアエンコーダ・リニアセンサで検出する手段等を用いることができる。
すなわち、制御装置18は高さ検出器25,26によって検出された把持部20,22の高さ信号(検出データ)に基づいて、前記把持部20,22の上下動作に対応させるように前記ダイクッション11(ブランクフォルダ12)の上下動作を行うように制御している。
ここで、本実施形態に係るダイクッション装置10におけるダイクッション11の動きについて説明する。なお、以下の説明においてダイクッション11の動きはブランクフォルダ12の上下動作に対応するものである。図2は、制御装置18によって1サイクルの間に制御されるダイクッション11(ブランクフォルダ12)の動きを示す図である。なお、図2に示される1サイクルは、入側ワーク搬送装置19により未加工ワークWをプレス機械1内に搬入した後、プレス加工が施された加工済ワークW´を出側ワーク搬送装置21によりプレス機械1から搬出するプロセスまでを含んでいる。
図2に示すように、1サイクルの始めでは、入側ワーク搬送装置19により未加工ワークWをプレス機械1内に搬送する(a:搬送プロセス)。プレス加工が施される未加工ワークWを把持した入側ワーク搬送装置19の入側把持部20がプレス機械1内を下降することで、前記入側把持部20に把持された未加工ワークWをダイクッション11最上部のブランクホルダ12上に載置する。
このとき、制御装置18は、前記入側把持部20がダイクッション11に未加工ワークWを載置する動作に伴って、前記ダイクッション11を上昇させるような制御を行う。具体的に制御装置18は、位置検出器23と高さ検出器26からの検出データに基づいて、前記入側把持部20が未加工ワークWを把持して、ダイクッション11上に未加工ワークWを載置するワーク載置高さH1まで下降する間、ダイクッション11の高さを上昇させるよう昇降駆動機構15の駆動を制御する。より具体的には、制御装置18は、入側ワーク搬送装置19の高さ信号(高さ検出器26)を参照し、ブランクホルダ12がワーク載置高さH1まで上昇するように、制御信号をシリンダ駆動源17に与える。
一方、入側ワーク搬送装置19はワーク載置高さH1の高さで未加工ワークWを離すことで、ブランクホルダ12上に未加工ワークWを確実に載置することができる。
このように入側把持部20の下降動作に伴ってダイクッションが上昇するので、入側把持部20がダイクッション11に対して下降する距離(量)が短くなり、プレス機械1内に進入時における入側把持部20の所要時間を短縮することができる。
ダイクッション11(ブランクホルダ12)上に前記未加工ワークWを載置した後、前記入側把持部20は上昇することでプレス機械1内から退避してゆく。このとき、前記制御装置18は、入側把持部20の上昇動作に伴って、前記ダイクッション11を下降させるような制御を行う。
具体的に制御装置18は、位置検出器23と高さ検出器26からの検出データに基づいて、前記入側把持部20が前記ワーク載置高さH1から上昇する間、ダイクッション11の高さを下降させるよう昇降駆動機構15の駆動を制御する。より具体的には、制御装置18は、入側ワーク搬送装置19の高さ信号(高さ検出器26)を参照し、ブランクホルダ12がワーク載置高さH1から下降するように、制御信号をシリンダ駆動源17に与える。
このように入側把持部20がプレス機械1内から退避する際の上昇動作に伴ってダイクッション11が下降するので、短時間でダイクッション11と入側把持部20とを所定距離(ダイクッション11と未加工ワークWとの接触が生じない距離)だけ離間させることができる。よって、入側把持部20を上昇させる距離を短縮することができ、入側把持部20がプレス機械1内から退避する際の所要時間を短縮することができる。
これにより、未加工ワークWの搬送プロセスが終了する。
なお、本実施形態では、ダイクッション11は、未加工ワークWの載置後、入側把持部20が上昇し始めるタイミングから僅かに遅れて下降し始めているが、未加工ワークWを載置した直後から下降し始めるようにしてもよい。これによれば、より短時間でダイクッション11と入側把持部20とを所定距離だけ離間させることができる。
そして、スライド4が下降し、上金型5が未加工ワークWに接触した以降は、スライド4が下降する動きに押されつつダイクッション11も下降する。このとき、上金型5とブランクホルダ12の間で適切なしわ押さえ力を発生するような制御が行われ、プレス加工が施されることで加工済ワークW´が生成される。スライド4が下死点を通過して上昇に転じた後、遅れてダイクッション11は下死点から上昇し、上記下降済ワークW´がブランクホルダ12上に載置される。そして、出側ワーク搬送装置21により加工済ワークW´をプレス機械1内から搬出する(b:搬出プロセス)。
このとき、制御装置18は、前記出側把持部22の下降動作に伴って、前記ダイクッション11を上昇させるような制御を行う。具体的に制御装置18は、位置検出器23と高さ検出装置25からの検出データに基づいて、前記出側把持部21がワーク受け渡し高さH2まで下降する間、ダイクッション11の高さを上昇させるよう昇降駆動機構15の駆動を制御する。より具体的には、制御装置18は、出側ワーク搬送装置21の高さ信号(高さ検出装置25)を参照し、ブランクホルダ12の上面がワーク受け渡し高さH2まで上昇するように、制御信号をシリンダ駆動源17に与える。
一方、出側把持部22は、前記ワーク受け渡し高さH2で待機するブランクホルダ12上に載置された加工済ワークW´まで下降することで、この下降済ワークW´を把持することができる。
ここで、加工済ワークW´はプレス成型によって凹凸形状を有したものとなっているため、プレス機械1内から加工済ワークW´を搬出する場合には、加工済ワークW´がダイクッション11に接触するおそれが高くなる。
そのため、出側ワーク搬送装置21の出側把持部22が把持した加工済ワークW´をプレス機械1内から搬出する場合は、入側ワーク搬送装置19の入側把持部20に把持された未加工ワークWをプレス機械1内に搬入する場合に比べて、ダイクッション11に接触しないように加工済ワークW´をより高い位置まで上昇させる必要がある。
そこで、本実施形態に係る制御装置18は、出側把持部22がプレス機械1内から退避する際の上昇動作に伴ってダイクッション11を下降させるような制御を行う。
具体的に制御装置18は、位置検出器23と高さ検出装置25からの検出データに基づいて、前記出側把持部22が加工済ワークW´を把持してワーク受け渡し高さH2から上昇する間、ダイクッション11の高さを下降させるよう昇降駆動機構15の駆動を制御する。より具体的には、制御装置18は、出側ワーク搬送装置22の高さ信号(高さ検出装置25)を参照し、ブランクホルダ12がワーク受け渡し高さH2よりも下方に降下させるように、制御信号をシリンダ駆動源17に与える。
よって、短時間でダイクッション11と出側把持部22とを所定距離(ダイクッション11と加工済ワークW´との接触が生じない距離)だけ離間させることができる。また、ダイクッション11と前記出側把持部22に把持された加工済ワークW´との機械的干渉を防止するとともに、しかも出側把持部22を上昇させる距離を短縮することにより、出側把持部22がプレス機械1内から退避する際の所要時間を短縮できる。
なお、本実施形態では、ダイクッション11は、加工済ワークW´の受け渡し後、出側把持部22が上昇し始めるタイミングから僅かに遅れて下降し始めているが、加工済ワークW´を受け渡した直後から下降し始めるようにしてもよい。これによれば、より短時間でダイクッション11と出側把持部22とを所定距離だけ離間させることができる。
ダイクッション11は、前記出側把持部22に把持された加工済ワークW´に接触しない位置まで降下した後、ブランクホルダ12の上面を初期待機位置まで上昇させることで搬出プロセスが終了となる。
したがって、本発明に係るダイクッション制御方法によれば、上述したように入側、出側ワーク搬送装置19,21の上下動作(ワーク載置高さH1及びワーク受け渡し高さH2に移動する動作)に対応させるようにダイクッション11(ブランクフォルダ12)の上下動作を行っているので、入側、出側ワーク搬送装置19,21における上下動の量を低減させることができる。よって、プレス機械1内から入側、出側ワーク搬送装置19,21が進退する際に要する時間を短縮することができる。したがって、図3に示すように搬出プロセスを例に挙げた場合、図3のラインL1で示すように、ダイクッション11をラインL2で示される従来技術よりも早いタイミング(Δt分だけ)で搬送プロセスを終了させることができる。なお、搬入プロセスにおいても同様である。したがって、プレス加工におけるサイクルタイムが短縮化されることでプレス機械の処理能力、すなわち生産性を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更が可能である。例えば、ブランクホルダ12の動きを制御する手段としては、バルブの開度を変えることにより空気や油の流量を変える手段の他に、可変容量ポンプの容量を変化させることにより空気や油の流量を変える手段、ポンプを駆動するモータの回転をインバータにより変化させることで空気や油の流量を変える手段等を採用してもよい。空気や油の流量を変える手段は、上記の各手段に限定されない。
また、上記実施形態では、ダイクッション11を油圧や空圧で作動するシリンダ16で上下させる方式を示したが、本発明はサーボモータでクッションを上下動させるダイクッション(たとえば、特許第3211904号に示されている装置)にも適用可能である。この場合、サーボモータが小さくできる、サーボモータに電力を供給するインバータ・コンバータ・トランスが小さくできる、電力消費を低減できる、という効果が得られる。
また、上記実施形態では、1本のシリンダ16でダイクッション11を上下動させる構成を示したが、本発明は油圧と空気圧の2種類のシリンダを有する構成、上昇と下降で独立のシリンダ16を有する構成、複数のシリンダで荷重を分散する構成等、シリンダ構成が異なる場合でも同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、スライド駆動機構がクランク式であるクランクプレスの例を示したが、本発明はクランクレスプレス、リンクプレス、ナックルプレス、サーボプレス等、他の駆動形式のプレス機械におけるクッション装置に対しても同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、スライド4の位置検出方法として、クランク軸2の回転角を検出する方法を示したが、光学式や磁気式のリニアエンコーダやリニアスケールを用いて、スライド4の高さを直接検出する方法も適用可能である。
本発明の駆動方法が用いられるプレス機械の概略構成を示す図である。 本実施形態に係るダイクッションの動きを示す図である。 本実施形態に係るダイクッションの動きの一部分を示す図である。 従来技術におけるダイクッションの動きを示す図である。
符号の説明
W…ワーク、1…プレス機械、2…クランク軸、3…コネクティングロッド、4…スライド、5…上金型、6…ベッド、7…ボルスタ、8…下金型、10…ダイクッション装置、11…ダイクッション、12…ブランクホルダ(ワーク載置部)、13…クッションピン、14…クッションパッド、15…昇降駆動機構、16…シリンダ、17…シリンダ駆動源、18…制御装置、19…入側ワーク搬送装置、20…入側把持部、22…出側把持部、21…出側ワーク搬送装置、23…位置検出器、24…回転角検出器、25…高さ検出器、26…高さ検出器

Claims (5)

  1. プレス機械に搭載され、ワークを載置するとともに昇降可能に構成されるワーク載置部を有するダイクッション装置の制御方法であって、
    前記ワークを搬送するワーク搬送装置が前記ワーク載置部に前記ワークを載置する動作及び前記ワーク載置部から前記ワークを受け取る動作に対応させて、前記ワーク載置部の上下動作を行うことを特徴とするダイクッション装置の制御方法。
  2. プレス加工が施された加工済ワークを前記プレス機械内から搬出する出側ワーク搬送装置が前記ワーク載置部から前記加工済ワークを受け取るワーク受け渡し高さまで下降する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク受け渡し高さまで上昇させることを特徴とする請求項1に記載のダイクッション装置の制御方法。
  3. 前記加工済ワークを把持した前記出側搬送装置が前記ワーク受け渡し高さから上昇する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク受け渡し高さから下降させることを特徴とする請求項2に記載のダイクッション装置の制御方法。
  4. プレス加工を施す未加工ワークを把持するとともに前記プレス機械内に搬入する入側ワーク搬送装置が前記ワーク載置部に前記未加工ワークを載置するワーク載置高さまで下降する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク載置高さまで上昇させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のダイクッション装置の制御方法。
  5. 前記ワーク載置部上に前記未加工ワークを載置した前記入側ワーク搬送装置が前記ワーク載置高さから上昇する動作に伴って、前記ワーク載置部を前記ワーク載置高さから下降させることを特徴とする請求項4に記載のダイクッション装置の制御方法。
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