JP2009055649A - ブラシレスdcモータの駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲温度が上昇してもホール素子からのホール電圧を低下させないようにして、ブラシレスDCモータの回転速度を正確に検出できるブラシレスDCモータの駆動装置を提供する。
【解決手段】ブラシレスDCモータ10の回転子の回転位置を検出するホール素子100と、ホール素子100の周囲温度を検出するサーミスタ28と、このサーミスタ28の抵抗値が温度と共に低下すると、それに伴ってホール素子100のホール電圧の増幅率を増加させる演算増幅器26とを有する。
【選択図】 図1

Description

従来より、ブラシレスDCモータは、インバータ回路を用いてPWM制御を行なっている。このPWM制御を行う際に、ブラシレスDCモータの回転子の位置を検出するためにホール素子が用いられている。
図4に示すように、ホール素子100は、電圧V0を印加して一定電流I0を通電させる。この状態でホール素子100の表面を貫く磁束が通ると、その磁束密度Bの大きさに応じて出力端子A,Bの間にホール電圧V2を得る。この場合、ホール電圧V2の大きさは、ホール素子100を構成する材質に応じたホール係数に応じて決定される。
上記のようなホール素子100を、ブラシレスDCモータの永久磁石を有する回転子の近傍に配し、永久磁石の磁界が鎖交すると、その磁束密度Bが変化することによりホール素子100の検出出力が変化し、回転子の回転位置を検出することができる。
しかしながら、ホール素子100、特にインジュウム・アンチモン系のホール素子100は、周囲温度の変動に伴う検出出力の変動が大きい。例えば、周囲温度が上昇すると、ホール素子100の温度が上昇するため検出特性が変動してしまい、正確なホール電圧V2が得られなくなる。
この場合、ホール素子100を一定電流で駆動すると、周囲温度の変動に対してホール素子100のホール電圧V2は低下していく傾向にある。つまり、温度が上昇するほどに検出感度が低下してしまうという問題点がある。
そのため、従来よりこの検出感度の低下を補うために、ホール素子100に並列にダイオードの直列回路を接続し、ホール素子100への電流を分流させる。そして、ホール素子100は周囲温度の上昇に伴ってホール係数が低下するが、入力抵抗の低下に伴ってダイオードへの分流成分が流れるようになり、結果としてホール電圧の低下を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−205577号公報
しかしながら、上記のような従来技術であると、分流された電流を増大しても、このホール素子のホール電圧が温度と共に低下しているため、分流成分の電流を付加してもその精度が落ちるという問題点がある。すなわち、ホール素子のホール電圧自身は低下した状態であるため、その精度が落ちていることには変わりはない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、周囲温度が上昇してもホール素子からのホール電圧を低下させないようにして、ブラシレスDCモータの回転速度を正確に検出することができるブラシレスDCモータの駆動装置を提供する。
本発明は、ブラシレスDCモータの回転子の回転位置を検出するホール素子と、前記ホール素子の周囲温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出温度が上昇する程に、前記ホール素子のホール電圧の増幅率を増加させる増幅部と、を有するブラシレスDCモータの駆動装置である。
また、本発明は、ブラシレスDCモータの回転子の回転位置を検出するホール素子と、前記ホール素子の周囲温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出温度が上昇する程に、前記ホール素子への印加電圧を上昇させる印加電圧部と、を有するブラシレスDCモータの駆動装置である。
本発明によれば、ホール素子からの出力自身を周囲温度の上昇と共に増幅しているため、正確に回転子の位置を検出することができる。
以下、本発明の一実施形態のブラシレスDCモータ(以下、モータという)10の駆動装置12について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
モータ10の第1の実施形態の駆動装置12について図1及び図2基づいて説明する。
(1)モータ10の駆動装置12の構成
駆動装置12の構成について、図1に基づいて説明する。
この駆動装置12は、インバータ回路14、直流電源16、制御回路18、速度検出回路20、3個のホール素子100を有している。
モータ10は、三相であり、インバータ回路14から、モータ10の三相の固定子巻線にそれぞれ駆動電流が出力される。
インバータ回路14は、直流電源16からモータ電圧が供給されると共に、2個のスイッチング素子を直列に接続し、この直列に接続されたスイッチング素子を並列に接続した構成となっている。これら6個のスイッチング素子に対しPWM信号が制御回路18から出力される。
制御回路18は、外部から入力する速度指令信号Sに基づいて、パルス幅を調整したPWM信号をそれぞれ出力する。また、3個のホール素子100によって検出された回転位置に基づいて、現在の回転信号を検出し、この回転速度と、速度指令信号Sに基づいて上記したPWM制御を行なっている。
速度検出回路20は、3個のホール素子100からのホール電圧について、温度調整を行ないそれに基づいて回転速度を検出している。この速度検出回路20については後から説明する。
(2)速度検出回路20
速度検出回路20について、図2に基づいて説明する。
速度検出回路20は、図2に示すように温度調整部22と速度検出部24とより構成される。
温度調整部22は、ホール素子100にそれぞれ設けられた回路であり、図2はその中の1つの回路について図示している。ホール素子100は、従来技術で説明したように、周囲温度が上昇するほどホール電圧が減少する。まず、このホール素子100について印加電圧V0を、抵抗R1を介して印加する。また、ホール素子100は、抵抗R4を介して接地されている。
そして、ホール素子100のマイナス側の出力とプラス側の出力をそれぞれ抵抗R2、R3を介して演算増幅器26に入力させる。この演算増幅器26のマイナス入力端子と出力端子との間にはサーミスタ28が接続されている。このサーミスタ28は、負温度特性を有し温度が上昇するほど抵抗値が低下する。そして、このサーミスタ28と演算増幅器26とにより負帰還回路を構成している。なお、このサーミスタ28は、ホール素子100の温度が検出できる位置に配しておく。
演算増幅器26の出力は、基準電圧V3とを比較した比較器30を介して速度検出部24に出力される。
速度検出部24は、3個のホール素子100からのホール電圧を比較して、回転子の現在の位置を検出して、回転速度を推定する。
この温度調整部22の動作について説明する。
上記のようにV0の印加電圧がホール素子100に印加されており、回転子の位置に基づいてホール電圧が出力される。この時、ホール電圧は抵抗R2,R3を通してそれぞれ演算増幅器26に入力される。演算増幅器26は、負帰還回路を有し、サーミスタ28の抵抗値に応じて増幅されコンパレータ30に入力される。
周囲温度が低い場合にはサーミスタ28の抵抗値が高いため増幅率が小さく、ほぼホール電圧V2のまま出力される。しかしながら、周囲温度が上昇すると、従来技術で説明したように、ホール素子100のホール電圧V2は低下する。ところが、周囲温度が上昇するとサーミスタ28の抵抗値が低下するので増幅率が増大し、ホール電圧V2が増幅される。したがって、周囲温度の変化に係わらずコンパレータ30に入力するホール電圧V2はほぼ一定となる。
速度検出部24では、3個のホール素子100からのホール電圧に基づいて現在の回転子の位置を検出し、それに基づいて回転速度として制御回路18に出力する。
このように、周囲温度の上昇に伴ってホール素子100のホール電圧が低下しても、それに伴って演算増幅器26の増幅率が増幅するため、従来のようにホール電圧V
が低下することなく、正確に回転子の位置を検出できる。
(第2の実施形態)
以下、図3に基づいて第2の実施形態の駆動装置12について説明する。
本実施形態と第1の実施形態の異なる点は、温度調整部22にある。
本実施形態では図2に示すように、ホール素子100に印加する印加電圧V0とホール素子100とを接続する部分に第1のサーミスタ32を接続し、ホール素子100と接地部分との間に第2のサーミスタ34を接続する。これらサーミスタ32,34は負温度特性を有し、周囲温度が上昇するほど抵抗値が下がるようにする。
これによって、周囲温度が上昇すると、2つのサーミスタ32,34の抵抗値が減少し、ホール素子100に印加される電圧が上昇する。したがって、ホール素子100自身の検出精度が温度の上昇と共に低下しても、印加される電圧が上昇するため、ホール素子100のホール電圧が低下することがない。
(変更例)
本発明は上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り種々に変更することができる。
上記第1の実施形態では演算増幅器26の増幅率を周囲温度の上昇と共に増大させたが、これに代えて次のような温度調整部22の構成にしてもよい。
すなわち、変更例の温度調整部22は、周囲温度を検出するサーミスタ28に基づいて動作するスイッチング素子と、このスイッチング素子によって切り換えられる複数の抵抗器とを有する。このスイッチング素子は、周囲温度が上昇するほどに抵抗値の低い抵抗器をホール素子100の出力側に接続する。
これによって、周囲温度が上昇するほどホール素子100の出力側に抵抗値の低い抵抗器が接続され、ホール電圧V2が低下しても、温度調整部22から出力される電圧が低下することがない。
本発明の第1の実施形態のモータの駆動装置のブロック図である。 速度検出回路のブロック図である。 第2の実施形態の速度検出回路のブロック図である。 ホール素子の説明図である。
符号の説明
10 ブラシレスDCモータ
12 駆動装置
14 インバータ回路
18 制御回路
20 速度検出回路
22 温度調整部
24 速度検出部
26 演算増幅器
28 サーミスタ
30 演算増幅器
100 ホール素子

Claims (4)

  1. ブラシレスDCモータの回転子の回転位置を検出するホール素子と、
    前記ホール素子の周囲温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出温度が上昇する程に、前記ホール素子のホール電圧の増幅率を増加させる増幅部と、
    を有するブラシレスDCモータの駆動装置。
  2. 前記温度検出部が、負温度特性を有するサーミスターであり、
    前記増幅部が、前記サーミスターの抵抗値が下がる程に前記増幅率を増加させる演算増幅器である、
    請求項1記載のブラシレスDCモータの駆動装置。
  3. ブラシレスDCモータの回転子の回転位置を検出するホール素子と、
    前記ホール素子の周囲温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出温度が上昇する程に、前記ホール素子への印加電圧を上昇させる印加電圧部と、
    を有するブラシレスDCモータの駆動装置。
  4. 前記温度検出部が、負温度特性を有するサーミスターであり、
    前記印加電圧部が、前記ホール素子と、前記印加電圧を印加する電源部との間に前記サーミスターに接続している、
    請求項3記載のブラシレスDCモータの駆動装置。
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