JP2009054426A - 発光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成の点灯装置で点灯可能としながらも、光出力のばらつきを抑えることができる発光モジュールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】出力検知端子11は各給電端子7,8に対してそれぞれ抵抗素子R1,R2を介して接続される。各抵抗素子R1,R2は、給電端子7,8への給電時に発光素子1の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子11に生じるように抵抗値が設定される。抵抗素子R1は、給電端子7,8や出力検知端子11と同じ基板2上に形成された薄膜状の抵抗体からなり、抵抗値が固定的に決まっている固定領域R1aと抵抗値を調整可能なトリミング領域R1bとを有する。抵抗素子R1の抵抗値は、トリミング領域R1bにレーザトリミングを施すことで調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給されることで発光する発光層を基板上に有した発光素子を備える発光モジュールおよびその製造方法に関する。
従来から、基板上に薄膜状の発光層を有して成る面発光型の発光素子(たとえば有機EL素子)を備え、直流電力が供給されることで面状に発光する種々の発光モジュールが提供されている。
ところで、この種の発光モジュールにおいては、製造時などに発光素子の特性にばらつきが生じると、同一の直流電力が供給されていても発光モジュール間で光出力にばらつきを生じることとなる。そのため、たとえば大面積の発光源を構成する場合などに、上記発光モジュールを複数並設して発光させることがあるが、このような場合には、隣接する発光モジュール間で光出力に差が生じ、見映えが悪くなるという問題がある。
そこで、発光モジュール間での光出力のばらつきを抑えるために、各発光モジュールに、それぞれの発光素子の特性を記憶した半導体メモリを設け、この半導体メモリから読み出した発光素子の特性に応じて、発光素子への供給電力を制御することが考えられている(たとえば特許文献1参照)。
特開2007−173088号公報(第4頁)
しかし、上述した発光モジュールのように、発光素子の特性を記憶した半導体メモリを用いる場合、発光モジュールを点灯させるためには、半導体メモリから前記特性を読み出すことができ、且つ読み出した特性に応じて供給電力を制御することができる専用の点灯装置が必要になって、点灯装置の構成が複雑になるという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、比較的簡単な構成の点灯装置で点灯可能としながらも、光出力のばらつきを抑えることができる発光モジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電力供給されることで発光する発光層を基板上に有した発光素子と、前記基板上に形成され発光素子に電力を供給する一対の給電端子と、前記基板上に形成され給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を生じる出力検知端子とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、出力検知端子は、給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を生じるので、点灯装置においては、出力検知端子の出力に基づいて発光素子への供給電力を制御するフィードバック制御を行うだけで、発光素子を所望の光出力で点灯させることができる。たとえば、複数の発光モジュールを点灯させる場合に、出力検知端子の出力が同一となるように発光モジュールへの供給電力を制御すれば、発光モジュール間の光出力のばらつきを抑制することができる。すなわち、比較的簡単な構成の点灯装置で点灯可能でありながらも、光出力のばらつきを抑制することができるという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記出力検知端子が、各給電端子に対してそれぞれ抵抗素子を介して接続されており、各抵抗素子が、給電端子への給電時に前記発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子に生じるように抵抗値が設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、出力検知端子の出力は抵抗素子の抵抗値によって設定されるので、請求項1の構成を簡単な設定で実現することができる。
請求項3の発明は、請求項2記載の発光モジュールの製造方法であって、前記基板上に前記抵抗素子の少なくとも一部を構成する薄膜状の抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、前記発光素子の光出力および前記出力検知端子の出力を監視しながら給電端子への供給電力を変化させ、発光素子の光出力が規定値となった時点での出力検知端子の出力が所定値となるように前記抵抗体の抵抗値をトリミングにより調整する抵抗値調整工程とを有することを特徴とする。
この発明によれば、抵抗値調整工程では、基板上に形成された薄膜状の抵抗体の抵抗値をトリミングにより調整するので、給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子に生じるように、抵抗素子の抵抗値を簡単に且つ精度よく設定することができる。
本発明は、出力検知端子が、給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を生じるので、点灯装置においては、出力検知端子の出力に基づいて発光素子への供給電力を制御するフィードバック制御を行うだけで、発光素子を所望の光出力で点灯させることができ、したがって、比較的簡単な構成の点灯装置で点灯可能でありながらも、光出力のばらつきを抑制することができるという利点がある。
本実施形態の発光モジュールは、直流電力が供給されることで発光する発光素子と、発光素子に直流電力を供給する一対の給電端子と、給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を生じる出力検知端子とを備えている。
発光素子1は、図2に示すように、たとえばガラスのような透光性を有する絶縁材料からなる基板2と、基板2上に設けられた薄膜状の陽極電極3と、陽極電極3上に設けられた発光層4と、陽極電極3との間に発光層4を挟む薄膜状の陰極電極5と、たとえばシリコン樹脂からなる封止層6とを有している。ここでは、発光層4は厚さ方向に通電されることにより発光する有機薄膜であって、発光素子1は有機EL素子を構成する。陽極電極3は、透明電極材料であるITO(Indium Tin Oxide)のように透光性を有する導電材料から形成され、発光層4で発生した光を基板2側に透過させる。一方、陰極電極5は、金属(たとえばアルミニウム)薄膜からなり、発光層4で発生した光を陽極電極3側に反射する。
この構成により、陽極電極3が陽極、陰極電極5が陰極となるように陽極電極3−陰極電極5間に直流電力を供給すれば、発光層4からの光は陽極電極3および基板2を通して図2の下方に出射され、基板2において発光層4に対応する部分が面状に発光することとなる。本実施形態では、陽極電極3や陰極電極5や発光層4を基板2よりも小さく形成しており、基板2と発光層4とはそれぞれ互いに辺を平行とする矩形状に形成されている。封止層6は、陰極電極5の表面および側面と発光層4の側面とを覆う形に形成されている。なお、図2の例では、陰極電極5は、陽極電極3と略同じ大きさに形成されているが、陽極電極3に対して厚み方向に全域が重なるのではなく一部(図2の右端部)が陽極電極3から食み出すように、陽極電極3に対して図中右方にずれて配設されている。ここで発光層4は、陽極電極3と陰極電極5との対向面間の全域に存在するように、陽極電極3の端面(図2の右端面)に沿って延設されている。
給電端子には、図1に示すように、陽極電極3に電気的に接続された陽極の給電端子7と、陰極電極5に電気的に接続された陰極の給電端子8とがあり、両給電端子7,8は、図1に示すように上述した発光素子1の基板2上に設けられている。具体的には、各給電端子7,8は、基板2における発光層4を設けた一表面上であって、陽極電極3および陰極電極5の周辺となる部位にそれぞれ形成されている。各給電端子7,8は、それぞれ基板2の前記一表面の一辺に接する形の長方形状に形成されており、前記一辺の長手方向の各端部にそれぞれ配置される。基板2の前記一表面上には、給電端子7より細幅であって陽極電極3に連続した導体パターンからなる第1の電路9と、給電端子8より細幅であって陰極電極5に連続した導体パターンからなる第2の電路10とが形成されており、第1の電路9は陽極の給電端子7を陽極電極3に接続し、第2の電路10は陰極の給電端子8を陰極電極5に接続する。
出力検知端子11は、各極の給電端子7,8と同様、基板2の前記一表面の前記一辺に接する形の長方形状に形成されており、前記一辺の長手方向の中央部よりもやや陰極の給電端子8寄りの位置に配置されている。各給電端子7,8および出力検知端子11は、それぞれ外部回路(後述の点灯装置等)を接続する端子として機能する。
ところで、本実施形態の発光モジュールMでは、出力検知端子11は各給電端子7,8に対してそれぞれ抵抗素子R1,R2を介して接続されている。すなわち、各給電端子7,8に接続された一対の電路9,10間には一対の抵抗素子R1,R2の直列回路が接続されており、出力検知端子11は、これら抵抗素子R1,R2の接続点に出力検知端子11より細幅の第3の電路12を介して接続される。ここで、抵抗素子R1,R2の直列回路の両端間の抵抗値は高抵抗とすることが望ましい。なお、各電路9,10,12と各給電端子7,8と出力検知端子11とは、いずれもめっき(たとえばクロムめっき)によって形成されており、封止層6で覆われることなく外部に露出されている。
ここにおいて、各抵抗素子R1,R2は、給電端子7,8への給電時に発光素子1の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子11に生じるように抵抗値が設定される。具体的に説明すると、出力検知端子11からは、給電端子7,8に印加される直流電圧を抵抗素子R1,R2で分圧した電圧が出力として得られるので、給電端子7,8に印加される直流電圧の大きさに対する出力検知端子11の出力(出力検知端子11と陰極の給電端子8との間に生じる電圧)の比は、陽極の給電端子7−出力検知端子11間の抵抗素子R1の抵抗値と、陰極の給電端子8−出力検知端子11間の抵抗素子R2の抵抗値との比で決定される。したがって、発光素子1の光出力が所定の基準値P0のときに、出力検知端子11の出力が予め定められた規定値V0になるように各抵抗素子R1,R2の抵抗値を設定しておけば、給電端子7,8への給電時において、出力検知端子11には発光素子1の光出力に対して予め定められた関係となる出力が生じる。本実施形態では、発光モジュールMを点灯させる際の発光素子1の定格の光出力を前記基準値P0とする。
要するに、出力検知端子11の出力は、給電端子7,8への供給電圧には依らずに、発光素子1の光出力の大きさに基づいて決定されることとなる。これにより、発光素子1の特性のばらつきなどに起因して、発光モジュールMごとに供給電圧に対する光出力がばらついており、発光素子1の光出力が前記基準値P0となるときの給電端子7,8への供給電圧にばらつきがあったとしても、発光素子1の光出力が前記基準P0となるときの出力検知端子11の出力は一律で前記規定値V0になる。なお、規定値V0は、発光素子1の光出力が前記基準値P0となるときの給電端子7,8への供給電圧Vを抵抗素子R1,R2で分圧することにより得られる電圧であるから、V0<Vの関係が成り立つ。
ところで、抵抗素子R1,R2の抵抗値の設定は発光モジュールMの製造時に為される。すなわち、本実施形態の発光モジュールMの製造方法は、抵抗素子R1,R2を構成する薄膜状の抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、抵抗体の抵抗値を調整する抵抗値調整工程とを含んでいる。
抵抗体形成工程では、図1のように陽極の給電端子7−出力検知端子11間に、抵抗値が固定的に決まっている固定領域R1aと抵抗値を調整可能なトリミング領域R1bとを有する第1の抵抗素子R1を形成し、一方、陰極の給電端子8−出力検知端子11間に、抵抗値が固定的に決まっている固定領域R2aのみからなる第2の抵抗素子R2を形成する。ここで、第1の抵抗素子R1の固定領域R1aとトリミング領域R1bとは、給電端子7−出力検知端子11間において直列接続されている。トリミング領域R1bは、レーザトリミングより抵抗値を調整可能な領域であって、これにより、抵抗体形成工程の後であっても、第1の抵抗素子R1の抵抗値を調整することができる。
抵抗値調整工程では、図3に示すように発光素子1の光出力を光センサ13で監視するとともに、出力検知端子11の出力を電圧計14で監視した状態で、検査用電源装置15から発光モジュールMの給電端子7,8に直流電力を供給する。検査用電源装置15から給電端子7,8への供給電力は、制御装置16によって制御される。光センサ13は、発光モジュールMの発光面(図3の下面)に対向配置され、電圧計14は、出力検知端子11と陰極の給電端子8との間に接続される。ここで、制御装置16は、光センサ13の出力を受け、発光素子1の光出力が前記基準値P0に達するまで給電端子7,8への供給電力(電圧)を徐々に増加させる。そして、発光素子1の光出力が基準値P0に達し給電端子7,8への供給電力の大きさが固定された状態で、電圧計14の出力(つまり、出力検知端子11の出力)が前記規定値V0になるように、第1の抵抗素子R1の抵抗値を調整する。第1の抵抗素子R1の抵抗値は、第1の抵抗素子R1のトリミング領域R1bにレーザトリミングを施すことで調整される。なお、トリミング領域R1bに代えて可変抵抗を用い、第1の抵抗素子R1の抵抗値を手動で調整可能とすることも考えられる。
上記製造方法で製造される発光モジュールMは、上述したように、給電端子7,8への給電時に、発光素子1の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子11に生じる。したがって、発光モジュールMごとに発光素子1の特性のばらつきがある場合、発光素子1の光出力が前記基準値P0となるときの給電端子7,8への供給電圧Vは発光モジュールMごとに異なるものの、発光素子1の光出力が前記基準値P0となるときの出力検知端子11の出力は全ての発光モジュールMにおいて前記規定値V0となる。言い換えれば、出力検知端子11の出力が前記規定値V0となるときには、発光素子1の光出力は前記基準値P0となる。
次に、本実施形態の発光モジュールMを点灯させる点灯装置17について説明する。
点灯装置17は、図4に示すように直流電源E1と、直流電源E1の出力端間に接続されたスイッチング素子Q1とインダクタL1とコンデンサC1との直列回路と、スイッチング素子Q1とインダクタL1との接続点側にカソードを接続するようにインダクタL1およびコンデンサC1の直列回路の両端間に接続されたダイオードD1と、スイッチング素子Q1をオンオフ制御する駆動回路18とを備えたいわゆるバック・コンバータからなる。つまり、コンデンサC1の両端に生じる点灯装置17の出力電圧は、駆動回路18によるスイッチング素子Q1のオンオフに応じて制御される。なお、ここではスイッチング素子Q1として電界効果型トランジスタ(FET)を用いている。直流電源E1は商用電源の交流出力をダイオードブリッジで全波整流したものであってもよい。
ここで、点灯装置17の出力電圧(コンデンサC1の両端電圧)が発光素子1に供給されるように、コンデンサC1の両端間に発光モジュールMが接続される。すなわち、点灯装置17の陽極側の出力端(コンデンサC1の一端)には陽極の給電端子7が接続され、点灯装置17の陰極側の出力端(コンデンサC1の他端)には陰極の給電端子8が接続される。
ところで、この点灯装置17は、発光モジュールMの出力検知端子11の出力に基づいて発光素子1への供給電力を制御するフィードバック制御を行うように、駆動回路18によるスイッチング素子Q1のオンオフを制御することにより出力電圧を制御する制御回路19と、出力検知端子11の出力を受けて制御回路19の動作を決定するフィードバック回路20とを具備している。
フィードバック回路20は、オペアンプOP1と、抵抗R10,R11,R12,R13とを有し、前記規定値V0を発生する基準電源E2の出力と、発光モジュールMの出力検知端子11の出力V1との差分を増幅して制御回路19に出力する差動増幅回路からなる。ここで、出力検知端子11の出力をV1、出力検知端子11とオペアンプOP1の反転入力端子との間に接続された抵抗R10の抵抗値をr10、オペアンプOP1の反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗R11の抵抗値をr11とすれば、フィードバック回路20の出力Vfはr11/r10(V1−V0)で表される。
制御回路19は、フィードバック回路20の出力Vfの大きさに応じてスイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御信号を生成するものであって、この制御信号を駆動回路18に出力することにより点灯装置17の出力電圧の大きさを制御する。具体的には、フィードバック回路20の出力Vfが負であれば(つまり、出力検知端子11の出力V1が前記規定値V0より小さければ)、点灯装置17の出力電圧を大きくし、フィードバック回路20の出力Vfが正であれば(つまり、出力検知端子11の出力V1が前記規定値V0より大きければ)、点灯装置17の出力電圧を小さくすることで、出力検知端子11の出力V1が規定値V0に一致するようにする。
上述した構成の点灯装置17を用いて本実施形態の発光モジュールMを点灯させれば、発光モジュールMの発光素子1は出力検知端子11の出力V1が規定値V0となるような光出力(つまり、基準値P0)で発光することとなる。したがって、複数の発光モジュールM1を並設して点灯させる場合に、発光モジュールM間に発光素子1の特性のばらつきがあっても、これら複数の発光モジュールMの全てについて発光素子1を基準値P0の光出力で発光させることができ、結果的に発光モジュールM間の光出力のばらつきを抑制することができる。要するに、本実施形態の発光モジュールMは、上述したように出力検知端子11の出力V1に基づいて発光素子1への供給電力をフィードバック制御するという比較的簡単な構成の点灯装置17で点灯可能でありながらも、光出力のばらつきを抑制することができるという利点がある。
また、本実施形態の発光モジュールMを点灯させる点灯装置17の構成は、上述したものに限るものではなく、たとえば図5に例示する構成の点灯装置17を用いれば、設定された調光レベルに応じて発光モジュールMに供給される直流電流を制御することにより、発光モジュールMの光出力を調節する調光点灯が可能となる。
図5に示す点灯装置17は、図4に示した点灯装置17のフィードバック回路20に代えて、発光モジュールMに供給される直流電流を検出する電流検出部21と、出力検知端子11の出力V1が前記規定値V0になるとき(つまり、発光素子1の光出力が基準値P0になるとき)の電流検出部21の検出電流を基準電流I0として記憶する記憶部22と、調光レベルを表す調光信号および電流検出部21の出力を受けて制御回路19の動作を決定する調光目標値生成部23とを具備している。調光レベルを0%〜100%の間で任意に設定可能なように操作される操作部を設けてもよい。
電流検出部21は、発光モジュールMの負極の給電端子8とコンデンサC1との間に挿入された抵抗R20の両端電圧を監視することにより発光モジュールMへ供給される直流電流を検出し、検出した電流を記憶部22および調光目標値生成部23に通知する。記憶部22は、発光モジュールMの出力検知端子11に接続されており、出力検知端子11の出力V1を監視するとともに当該出力V1が前記規定値V0と一致したときに、電流検出部21の検出電流を基準電流I0として記憶する。調光目標値生成部23は、設定された調光レベルがa%(0<a<100)のとき、記憶部22内の基準電流I0を用いて、I0×(a/100)で求まる電流を目標値I0’に設定する。そして、調光目標値生成部23は、目標値I0’と現在の電流検出部21の検出電流I1との差分を制御回路19に出力する。
制御回路19は、調光目標値生成部23の出力に応じてスイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御信号を生成し、この制御信号を駆動回路18に出力することにより点灯装置17の出力電圧の大きさを制御する。具体的には、電流検出部21の検出電流I1が目標値I0’より小さければ、点灯装置17の出力電圧を大きくし、電流検出部21の検出電流I1が目標値I0’より大きければ、点灯装置17の出力電圧を小さくすることで、電流検出部21の検出電流I1が目標値I0’に一致するようにする。
すなわち、図5に示す構成の点灯装置17を用いて本実施形態の発光モジュールMを点灯させれば、設定された調光レベルに応じて発光素子1の光出力を調節することができる。しかも、発光モジュールMに対して、発光素子1の光出力が前記基準値P0となるときの基準電流I0を基準とし、この基準電流I0に調光レベルに応じた値(a/100)を乗じた電流を供給するので、発光モジュールM間に発光素子1の特性のばらつきがあっても、全ての発光モジュールMについて基準値P0を基準とする同一の光出力で発光させることができ、結果的に発光モジュールM間の光出力のばらつきを抑制することができる。要するに、調光レベルa=100%のときの光出力を全ての発光モジュールMにおいて基準値P0で揃えるだけでなく、任意の調光レベルaのときの光出力も全ての発光モジュールMにおいて揃えることができる。
ところで、発光モジュールMは、上述したような点灯装置17とともに照明器具を構成する。照明器具には、点灯装置17を収納するとともに発光モジュールMを固定するケース(図示せず)の他、必要に応じてレンズ等の光学部材が設けられる。
なお、発光素子1の発光層4は、交流電力が供給されることで発光するものであってもよい。
本発明の実施形態の発光モジュールの要部を示す概略図である。 同上の発光モジュールを示す概略断面図である。 同上の発光モジュールの製造時のシステム構成を示す概略図である。 同上に用いる点灯装置の構成を示す概略回路図である。 同上の他の点灯装置の構成を示す概略回路図である。
符号の説明
1 発光素子
2 基板
4 発光層
7,8 給電端子
11 出力検知端子
M 発光モジュール
R1,R2 抵抗素子

Claims (3)

  1. 電力供給されることで発光する発光層を基板上に有した発光素子と、前記基板上に形成され発光素子に電力を供給する一対の給電端子と、前記基板上に形成され給電端子への給電時に発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を生じる出力検知端子とを備えることを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記出力検知端子は、各給電端子に対してそれぞれ抵抗素子を介して接続されており、各抵抗素子は、給電端子への給電時に前記発光素子の光出力に対して予め定められた関係となる出力を出力検知端子に生じるように抵抗値が設定されていることを特徴とする請求項1記載の発光モジュール。
  3. 請求項2記載の発光モジュールの製造方法であって、前記基板上に前記抵抗素子の少なくとも一部を構成する薄膜状の抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、前記発光素子の光出力および前記出力検知端子の出力を監視しながら給電端子への供給電力を変化させ、発光素子の光出力が規定値となった時点での出力検知端子の出力が所定値となるように前記抵抗体の抵抗値をトリミングにより調整する抵抗値調整工程とを有することを特徴とする発光モジュールの製造方法。
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